JP2706465B2 - 携帯用マッサージ機 - Google Patents

携帯用マッサージ機

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明彦 寺西
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【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明はマッサージ機に関し、詳しくは高電位発生回
路を備えた携帯用マッサージ機に関する。
[従来の技術] この種の携帯用マッサージ機として、本出願人は、以
前より実開昭61−184431号公報記載のように、高電位発
生回路を内蔵し、施療部としてのブラシ部に陰電極、把
手部に陽電極を設けたものを提案している。
これは、把手部を握って、体表面にブラッシングやパ
ッティングを行なうと、ブラシ部を介して高い陰電位を
皮膚表面にくりかえし付与することができる。この結
果、皮膚の電位分布を正常に復し、疲労した皮膚の活性
化を図ることができる。
[発明が解決しようとする課題] このような携帯用マッサージ機は高い陰電位の付与に
より疲労した皮膚を活性化することができるのである
が、さらに、皮膚の疲労度を解消するために、あるいは
皮膚の内部(例えば、皮膚表面から5[mm]程度の深
部)まで十分に活性化を図るために、より効果的なマッ
サージが望まれていた。
ところで、最近、遠赤外線による温熱効果が注目され
ている。例えば、遠赤外線が放射されるサウナや風呂に
入ったときに体の芯まで温まるといったことがある。こ
れは、遠赤外線が体の表面だけでなく内側まで浸透して
温度を高めるという性質によるものである。
本発明は上記遠赤外線を利用してマッサージ効果を高
めることを目的としてなされた。
発明の構成 かかる目的を達成する本発明の構成について以下説明
する。
[課題を解決するための手段] 本発明の携帯用マッサージ機は、 高電位発生回路を備え、施療部を該高電位発生回路の
陰電極として形成し、把手部に前記高電位発生回路の陽
電極を形成してなる携帯用マッサージ機であって、 前記施療部は、合成樹脂,導電性物質および遠赤外線
放射物質が少なくとも混合して成形された混合部材を備
えたことを特徴とする携帯用マッサージ機。
ここで、施療部としては、混合部材だけから構成され
るものの他に、混合部材の内側や裏側に熱源を設けて遠
赤外線放射物質を加熱し遠赤外線の放射強度を高める構
成、あるいは混合部材の表面に導電性のブラシが植毛さ
れた構成などを挙げることができる。
熱源を設ける構成の場合に、熱源としては、混合部材
に収納もしくは取付可能にされたリン酸塩,水などの蓄
熱材あるいは外部電源によって電力供給されるチタン酸
バリウム,マイカなどのヒータによって実現できる。
混合部材の表面に導電性のブラシを設ける構成の場合
に、導電性のブラシとしては、カーボンやスルホン酸塩
またはポリエチレングリコール等を練りこんだ複合繊
維、一価銅イオンを吸着せしめたアクリル系樹脂、ある
いは帯電防止加工を施したナイロン繊維等から構成する
ことができる。
混合部材は、少なくとも合成樹脂,導電性物質および
遠赤外線放射物質を混合して成形されるものである。導
電性物質および遠赤外線放射物質は、できるだけ細かく
粉末化して混合されるのが望ましく、8〜10[ミクロ
ン]程度の微粒子を用いることが一層望ましい。また、
遠赤外線放射物質は含有率5%以上あれば十分に効果的
である。
混合部材の主成分である合成樹脂としては、塩化ビニ
ール樹脂の他、フッソ樹脂,ABS樹脂など種々のものを挙
げることができる。
導電性物質としては、カーボン,ニッケル,銀および
銅等の粉末を挙げることができる。
遠赤外線放射物質としては、コージライト,βスポジ
ューメン,チタン酸アルミニウム等の熱膨張率の小さく
て耐熱性のあるセラミックや、熱膨張率は大きいが放射
率の高い遷移元素酸化物系セラミックス(1例としてMn
O2 60%,Fe2O3 20%,CuO 10%,CoO 10%)を挙げること
ができる。これらは熱源を別に設けて温度を上げること
により放射強度を高めることができる。この他に、電流
を通じて直接加熱できるものとして、炭化ケイ素,Sb2O5
−SnO2,チタン酸バリウム等の電導性セラミックスを挙
げることができる。また、電導性セラミックスを用いる
ことで、導電性物質および遠赤外線放射物質は同一の物
質とすることができる。
[作用] 上記構成を有する本発明の携帯用マッサージ機は、陽
電極が形成された把手部を握って施療部を人体にパッテ
ィングやブラッシングを行なうと、人体の皮膚に高い陰
電位を付与すると共に人体に対して遠赤外線を放射して
皮膚の内側まで加温する。
[実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにする
ために、以下本発明の携帯用マッサージ機の好適な実施
例について説明する。第1図は本考案の第1実施例とし
ての携帯用マッサージ機の断面図、第2図はその電気回
路図である。
図において、Aは把手部、Bはヘッド部を示してい
る。ヘッド部Bは軟質性の塩化ビニールカバーで被覆さ
れた金属製の板バネ1を介して把手部Aに弾性支持され
ている。
把手部Aは、合成樹脂にて形成されたケース2内に、
第1図に示すように、高電位発生回路3等を組み込んで
構成され、ケース2の一部には、乾電池4を出し入れす
る際の蓋5が設けられている。この蓋5は、導電性のAB
S樹脂から成形されており、金属性の押え板6を介して
高電位発生回路3に接続されその陽電極として働く。し
たがって、この蓋5は、使用者によって把持される位置
に当たる。また、把手部Aの底部には、この携帯用マッ
サージ機をフックに吊すための吊りバンド7が取り付け
られている。高電位発生回路3の動作については後で詳
述するが、ケース2に内蔵された乾電池4からスイッチ
9を介して電源の供給を受けて作動し、作動時にネオン
ランプNe1を点灯する。ネオンランプNe1の状態は表示窓
11を介して外部より視認でき、パイロットランプとして
働く。
一方、ヘッド部Bは、合成樹脂のヘッドケース15と、
ヘッドケース15に板バネ1を間に挟んでネジ止めされる
施療部17とから構成される。施療部17はその前面に突起
が複数形成された形状のものであり、この突起は先端が
丸く形成された円錐状をなしている。また、施療部17
は、主成分である塩化ビニール70%にカーボン20%,ジ
ルコニア系セラミックス10%の粉末を混練して成形され
る。このジルコニア系セラミックスは、第3図に示す遠
赤外線の放射率の特性を有する(温度79[℃]での測定
値)。本実施例に用いられるジルコニア系セラミックス
の粉末は8〜10[μm]程度の微粒子である。この施療
部17は導電性を有することから板バネ1を介して高電位
発生回路3の陽極と電気的に導通される。
板バネ1は、高電位発生回路3から施療部17までの導
電路として機能すると共に、板バネ本来の働きとして、
把手部Aを掴んで小刻みにヘッド部Bを頭部に打ち当て
ることにより、良好なパッティングを実現する。
つぎに、高電位発生回路3の構成と動作について説明
する。第2図に示すように、高電位発生回路3は発振・
昇圧両用のトランスT1、発振用トランジスタTr1を要部
として所謂自走型のブロッキング発振回路として構成さ
れている。図において、R1はトランジスタTr1のベース
電流を限流する抵抗器、D1はトランジスタTr1の出力回
路にあって整流用として働くダイオード、Ne1は高電圧
発生回路3が動作中に点灯し外部よりこれを視認できる
ネオンランプである。トランスT1は200程度の巻数比を
もつ2次トランスであって、1次側のコイルの中間タッ
プに乾電池4のプラス側が接続されており、コイルの一
端が抵抗器R1を介してトランジスタTr1のベースに、他
端がトランジスタTr1のコレクタに、各々接続されてい
る。トランジスタTr1のエミッタが乾電池4のマイナス
側にスイッチ9の接点を介して接続されると、トランス
T1とトランジスタTr1とで構成された1次側回路はおよ
そ2〜3K[Hz]で発振し、トランスT1の2次側には最大
400V程度の電圧が発生する。
したがって、使用者が携帯用マッサージ機の把手部A
を握って人体にブラッシングやパッティングを施すと、
当然その掌は把手部Aの導電性の蓋5を握ることにな
り、トランスT1の2次側に発生した高電圧を施療部17を
介して印加することになる。また、同時に施療部17に含
まれるジルコニア系セラミックスから遠赤外線が放射さ
れて皮膚の表面に限らず深部まで加温することになる。
したがって、高電圧と遠赤外線との相乗効果によって皮
膚の電位は正常に復すると共に内部まで一層活性化され
る。
もとより、2次側閉回路にはネオン管Ne1、保護用限
流抵抗器R2、整流用ダイオードD1が直列につながってい
ることから、人体抵抗が汗等によってかなり低下したと
しても、数10〜200[μA]程度の直流電流しか流れな
い。したがって、安全上の問題は全く生じない。
以上示したように、本実施例の携帯用マッサージ機に
よれば、高電圧と遠赤外線との相乗効果によって、皮膚
表面の電位を正常に復することができると共に表面に限
らず内部(表面から5[mm]程度)まで加温することが
でき、疲労した皮膚を一層活性化することができる。
また、使用者は、高電圧による刺激感と遠赤外線によ
る温熱感との両方を得ることができ、体感を高めること
ができる。
さらに、本実施例の携帯用マッサージ機では、施療部
17が一様の材料で成形されているので、長年の使用によ
りその表面が削れてきてもその効果を低減することなく
維持できる。
つぎに、第2実施例の携帯用マッサージ機について説
明する。第4図は携帯用マッサージ機の構造を示す一部
破断正面図である。
図示するように、この携帯用マッサージ機20は、略T
字形をなしており、施療部22を備えるヘッド25がモータ
30により駆動されて往復運動する点を除いて、前記実施
例と同様の機能を有する。つまり、把手部33の内側に
は、前記実施例と同一構成の高電位発生回路35が設けら
れており、把手部33の把持する部位33aは高電位発生回
路35の陽電極に、施療部22は陰電極に形成されている。
また、施療部22は前記実施例の施療部17と同様の材
料,成分比で成形されており、その前面に複数の突起22
aを備えている。したがって、施療部22は陰電位の付与
とともに遠赤外線を外部に放射する。
つぎに、ヘッド25,38を往復運動させる駆動機構につ
いて説明するが、この駆動機構については実開昭61−17
4932号公報に記載されているので、詳しくはそちらを参
照下さい。
この駆動機構はモータ30,クランク機構40,振動軸42,4
4から構成されている。モータ30に軸支されたウォーム
ギヤ46はホイールギヤ49と歯合している。また、ホイー
ルギヤ49の側面に立設されたピン51にはブッシュ53が回
動自在に取り付けられており、このブッシュ53はレバー
56の側面に形成された長方形の空間部に遊嵌されてい
る。したがって、ホイールギヤ49が回転すると、ブッシ
ュ53が押圧されてレバー56は往復運動を行なう。ウォー
ムギヤ46,ピン51,ブッシュ53及びレバー56からクランク
機構40は構成されている。
また、レバー56の両端面にはそれぞれ振動軸42,44が
設けられており、その先端にはヘッド25,38がバネに押
圧付勢されて取り付けられている。ヘッド25は振動子を
構成し、その先端の施療部22が前述した高電位発生回路
35に接続され、その陰電極として作用する。ヘッド25と
反対側のヘッド38は、ヘッド25より一回り小さい振動子
を構成している。
以上示した構成の携帯用マッサージ機20を使用するた
めにスイッチ58をオンして起動させると、ヘッド25が軸
方向に振動して皮膚を機械的にマッサージすると共に施
療部22が高電圧を皮膚に付与して電気的刺激を加え、さ
らに遠赤外線が皮膚を加温する。
したがって、前記実施例に機械的振動も加わって相乗
効果により十分にマッサージ効果を高めることができ
る。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の携帯用マッサージ機に
よれば、 高電圧と遠赤外線との相乗効果によって、皮膚表面の
電位を正常に復することができると共に表面に限らず内
部(表面から5[mm]程度)まで加温することができ、
疲労した皮膚を一層活性化できる。
また、使用者は、高電圧による刺激感と遠赤外線によ
る温熱感との両方を得ることができ、体感を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の携帯用マッサージ機の構成を表す
構成図、第2図は高電圧発生回路の構成を表す回路図、
第3図はジルコニア系セラミックスの放射率を示す特性
図、第4図は第2実施例の携帯用マッサージ機の構成を
表す一部破断正面図である。 1……板バネ 3……高電位発生回路 4……乾電池

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電位発生回路を備え、施療部を該高電位
    発生回路の陰電極として形成し、把手部に前記高電位発
    生回路の陽電極を形成してなる携帯用マッサージ機であ
    って、 前記施療部は、合成樹脂,導電性物質および遠赤外線放
    射物質が少なくとも混合して成形された混合部材を備え
    たことを特徴とする携帯用マッサージ機。
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