JP2706342B2 - 圧延材の蛇行制御方法 - Google Patents

圧延材の蛇行制御方法

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JP2706342B2 JP2008400A JP840090A JP2706342B2 JP 2706342 B2 JP2706342 B2 JP 2706342B2 JP 2008400 A JP2008400 A JP 2008400A JP 840090 A JP840090 A JP 840090A JP 2706342 B2 JP2706342 B2 JP 2706342B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/68Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延機により圧延される圧延材の蛇行を制
御するための方法に関する。
[従来の技術] 一般に、圧延ラインに複数の圧延機を設置し、連続し
て圧延を行なうタンデム圧延機において、定常部分の圧
延材は、前後の圧延機により張力を付与された状態で圧
延されているが、圧延材の後端分については、前記圧延
スタンドを圧延材が離れてから当該圧延スタンドを通過
するまで、後方張力のない状態で圧延されることにな
る。
そのため、微妙な力の不均衡による圧延材の左右の蛇
行(ブレ)が生じ易く、圧延材の側面が、圧延機の入口
サイドガイドに強く接触し座屈して重なり、圧延ロール
に噛み込まれるいわゆる絞り込み現象が発生し易くな
る。
従って、このような圧延材の蛇行を制御して抑制する
ことが望まれている。
従来の圧延材の蛇行制御手段の代表的なものとして
は、圧延機の駆動側と作業側とにそれぞれ設置された
ロードセルからの出力信号の差に基づいて、圧延ロール
両端の圧下位置を調整して蛇行を制御する荷重差方式の
蛇行制御と、圧延機の入側もしくは出側の少なくとも
一方に設置した蛇行検出器からの検出信号に基づいて、
圧延ロール両端の圧下位置を調整して蛇行を制御するセ
ンサ方式の蛇行制御とがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらの従来の圧延材の蛇行制御手段
では、各々問題があり実用化については十分な効果が得
られていないのが現状である。
即ち、前者の荷重差方式の蛇行制御では、圧延材の蛇
行量を圧延荷重差から間接的に検出するため、圧延材に
駆動側と作業側とで板厚差(ウエッジ)がある場合や温
度差がある場合には、圧延荷重差が必ずしも蛇行を正確
に表しているとは限らないといった問題がある。
また、センサ方式の蛇行制御については、熱間圧延機
等では、蛇行検出器の設置環境が悪いために、圧延時に
生じる水蒸気やヒュームによって検出値に乱れが生じ易
く、圧延材後端の尻抜け時のように検出値に対して即刻
制御出力が要求されるような高応答性を必要とする制御
には、検出値の安定性および信頼性が不足しているとい
う問題がある。
本発明は、このような問題を解決しようとするもの
で、圧延材の後端尻抜け時の蛇行制御を効果的に行なえ
るようにして、圧延材後端で発生する絞り込みを確実に
防止した、圧延材の蛇行制御方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の圧延材の蛇行制
御方法は、圧延機の入側もしくは出側の少なくとも一方
に設けた蛇行検出器により圧延材の蛇行量を検出し、前
記蛇行検出器からの検出信号に基づいて、前記圧延機に
おける圧延荷重差の基準ロックオン値を補正することを
特徴としている。
[作用] 上述した本発明の圧延材の蛇行制御方法では、蛇行検
出器からの検出信号に基づいて、圧延機における圧延荷
重差のロックオン値が補正され、補正されたロックオン
値を基準して、圧延ロール両端の圧下位置が調整され、
圧延材の蛇行が抑制制御される。
[発明の実施例] まず、本発明の方法の基本的な原理となる圧延材後端
の蛇行特性について説明する。第4図(a),(b)〜
第7図(a),(b)は圧延材後端が圧延機入側で張力
のかかっていない状態における圧延材の挙動を模式的に
示したものであり、各図(a)は断面図、各図(b)は
各図(a)に対応する平面図である。なお、各図におい
て、符号1は圧延材、2は圧延ロール、3は圧延機中心
線を示している。
第4図(a),(b)は、圧延材1の後端が張力のか
からなくなった状態で圧延材1の中心を圧延機中心線3
と一致させて通っている場合を示し、第6図(a),
(b)は、圧延材1の後端が張力のかからなくなった状
態で圧延材1の中心が圧延機中心線3からずれて通って
いる場合を示している。そして、第5図(a),(b)
は、第4図(a),(b)の状態から微小時間経過後の
蛇行進展状態を示し、第7図(a),(b)は、第6図
(a),(b)の状態から微小時間経過後の蛇行進展状
態を示している。
第5図(a),(b)は圧延材1の後端が張力のかか
らなくなった状態になって始めて蛇行が生じた場合であ
るが、その蛇行発生原因として考えられるものは、圧延
材1の幅方向板厚差(ウエッジ),温度差がある。
第4図(a),(b)および第6図(a),(b)の
場合、微小時間経過後の蛇行進展量が、それぞれ第5図
(a),(b)および第7図(a),(b)に示すよう
に、圧延材1の定常部の蛇行量よりも大きく異なったも
のとなる。
第8図には、第4,5図についての圧延材1の蛇行量の
変化を曲線Aで、第6,7図についての圧延材1の蛇行量
の変化を曲線Bで示すが、張力がなくなった状態での蛇
行量が大きい場合には、曲線Bを見ても明らかなよう
に、その後の蛇行進展量がより大きくなることが分か
る。
従って、圧延材1の後端については、駆動側と作業側
との圧延ロール2の圧下位置を調整する手段における調
整量を、圧延材1の通板位置に応じて変化させることに
より、蛇行の抑制を効果的に行なうことができる。
以下、図面により本発明の一実施例としての圧延材の
蛇行制御方法について説明すると、第1図は本実施例の
方法を実施する圧延設備および制御装置の一例を示す構
成図であり、本実施例では、7台の圧延スタンドF1〜F7
をタンデムに配列した熱間連続仕上げ圧延機の場合につ
いて説明する。
第1図において、1は圧延材、2は圧延ロール、4は
各圧延スタンドにて作業側と駆動側との圧延荷重差を検
出するために設けられたロードセル、5は各圧延スタン
ド相互間に設けられて圧延材1の蛇行量を検出する蛇行
検出器、6は各圧延スタンド相互間に設けられて圧延材
1に張力を付与するルーパ、7は各圧延スタンドの圧延
ロール2の圧下位置を調整するための圧下装置、8は各
ロードセル4および各蛇行検出器5からの検出信号に基
づき各圧延スタンドの圧延ロール2の作業側と駆動側と
の圧下位置を演算して圧下制御装置9(後述)へ制御信
号を出力する演算制御装置で、その基本的動作は、本発
明の特徴とするところであり後述する。また、9は演算
制御装置8からの制御信号に基づいて各圧延スタンドの
圧下装置7を動作させて各圧延ロール2両端の圧下位置
を実際に制御する圧下制御装置である。
なお、本発明における制御対象スタンドとしては任意
の圧延スタンドを選択することができるが、本実施例で
は、第7段目の圧延スタンドF7を制御対象とした場合を
例とし、以下に、演算制御装置8による制御手順を説明
する。
圧延材1の後端が、張力無付与状態になる直前(具体
的には、後端が圧延スタンドF6を抜けた時、もしくは、
圧延スタンドF5を抜けた時刻から一定時間経過した後)
に、その時点で圧延スタンドF7におけるロードセル4に
より、圧延スタンドF7の圧延ロール2両端の圧延荷重差
dPを検出し、その値dPをロックオンする。これと同じ
に、蛇行検出器5により圧延材1の蛇行量(圧延材中心
と圧延機中心との距離)Yを検出する。
なお、ロックオンのタイミングとして、ここでは、圧
延スタンドF5のロードセル信号を用いるが、他のメタル
検出装置からの信号を用いてもよい。
次に、第2図は当該圧延スタンドF7における力の釣合
を示しており、この図中のモーメントの釣合から、圧延
荷重差dPおよび蛇行量Yに基づき下記(1)式が得ら
れ、この(1)式から制御目標荷重差dP0を求めること
ができる。
ただし、PA,PBはそれぞれ作業側および駆動側の圧延荷
重、LPは作業側と駆動側との圧下装置7の中心間距離で
ある。
つまり、蛇行検出器5からの検出信号に基づいて、圧
延スタンドF7における圧延荷重差の基準ロックオン値dP
を(1)式により補正する。
なお、ヒューム,水蒸気等により雰囲気,環境が劣悪
な状況では、蛇行検出器5の信頼性が不十分なため、複
数点の検出結果の平均化処理を施して、蛇行量Y〔=Y1
+…YN)/N〕を求めてから、この蛇行量Yを上記(1)
式に代入することが望ましい。
上記(1)式により求めた制御目標荷重差dP0と、ロ
ードセル4により逐次測定した圧延荷重差dPとから、作
業側と駆動側との圧下位置修正量ΔSを下記(2)式に
より計算する。
ただし、Gはゲイン、Kは圧延材1の性質により決まる
定数である。なお、この修正量ΔS作業側,ΔS駆動側
が過大であった場合、圧延機制御系のバランスを乱すこ
とになるので、1回当たりの制御量の範囲を予め決めて
おき、上下限を超える場合には一定の圧下位置修正量Δ
Smaxを用いるようにする。
以上の(1),(2)式に基づく演算は演算制御装置
8においてなされ、得られた圧下位置修正量ΔSが圧下
制御装置9に制御信号として出力され、圧延荷重差dPが
制御目標荷重差dP0になるように、圧延材1の後端が圧
延スタンドF7を抜けるまでフィードバック制御が行なわ
れる。
同様にして、他の圧延スタンドF1〜F6においても蛇行
制御が可能であり、複数スタンドにて制御することは、
当然、本発明の範囲に含まれるものである。
このように、蛇行量Yに基づいてロックオン値dPの補
正をして蛇行制御を行なった場合と、従来の手段とによ
る蛇行量進展状況を、第3図(a),(b)に比較して
示す。なお、いずれも圧延スタンドF7を制御対象スタン
ドとした場合であり、第3図(a),(b)中で符号C
によりロックオンのタイミングを示している。従来の手
段では、第3図(b)に示すように、制御しているにも
かかわらず蛇行量が発散しているが、本実施例の方法に
よれば、第3図(a)に示すように、効果的に蛇行を抑
制していることが分かる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の圧延材の蛇行制御方法
によれば、蛇行検出器からの蛇行量に基づいて圧延荷重
差の基準ロックオン値を補正することにより、圧延材の
後端尻抜け時の蛇行を効果的に抑制でき、圧延材後端で
発生する絞り込みを確実に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の一実施例としての圧延材の蛇行制
御方法を示すもので、本実施例の方法を実施する圧延設
備および制御装置の一例を示す構成図、第2図は圧延ス
タンドにおけるモーメント釣合を示す図、第3図
(a),(b)は本実施例の方法と従来の手段との効果
を比較して示すグラフであり、第4図(a),(b),
第5図(a),(b),第6図(a),(b)および第
7図(a),(b)はいずれも圧延材後端の蛇行特性を
説明するための図、第8図は蛇行進展状態を示すグラフ
である。 図において、1……圧延材、2……圧延ロール、3……
圧延機中心線、4……ロードセル、5……蛇行検出器、
6……ルーパ、7……圧下装置、8……演算制御装置、
9……圧下制御装置、F1〜F7……圧延スタンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−48615(JP,A) 特開 昭60−170519(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機の駆動側と作業側との圧延荷重差に
    基づいて圧延ロール両端の圧下位置を調整し、圧延材の
    蛇行を制御する方法において、前記圧延機の入側もしく
    は出側の少なくとも一方に設けた蛇行検出器により前記
    圧延材の蛇行量を検出し、前記蛇行検出器からの検出信
    号に基づいて、前記圧延機における圧延荷重差の基準ロ
    ックオン値を補正することを特徴とする圧延材の蛇行制
    御方法。
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DE102005055106A1 (de) * 2005-11-18 2007-05-24 Sms Demag Ag Verfahren und Walzstraße zum Verbessern des Ausfädelns eines Metallwalzbandes, dessen Walzband-Ende mit Walzgeschwindigkeit ausläuft
JP5239728B2 (ja) * 2008-02-06 2013-07-17 新日鐵住金株式会社 金属板材の圧延方法及び圧延装置
JP5610990B2 (ja) * 2010-11-05 2014-10-22 株式会社神戸製鋼所 多段圧延機の圧延方法及び多段圧延機の制御装置

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