JP2705968B2 - 開閉式屋根構造 - Google Patents

開閉式屋根構造

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は天候等に応じて簡単に屋根部を開閉できる競
技場、催場等の大規模の開閉式屋根構造に係るものであ
る。
(従来の技術) 従来この種の開閉式屋根構造として第16図乃至第18図
に示すように夫々幅及び高さの漸変する複数の曲面屋根
エレメント(p)を前後方向に亘って順続して配設し、
同各エレメント(p)の両側下端縁に装架した駆動装置
を介して駆動される走行部材を、下部架構(q)上に敷
設された複数条の走行レール(r)に載架し、屋根面を
開放する場合は第16図に示すように、前記各エレメント
(p)を互いに重合するように一側に片寄せて移動せし
め、屋根面を閉塞する場合は、第17図に示すように前記
各エレメント(p)を移動せしめ、同各エレメント
(p)によって屋根面を閉塞するものである。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の開閉式屋根構造においては、各屋根エレメ
ント(p)毎に両端支点部のみが独立して移動するよう
に構成されており、各エレメントが重量構造物となる。
また下部架構には複数の走行レールが横方向に亘って敷
設されるので大きなレールスペースが必要となる。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、屋根面開放時における屋根エレメントの収
納が簡単で屋根面の開口率を大きくとれ、レールを含む
前記エレメントの駆動装置のスペースが最小限に抑制し
うる開閉式屋根構造を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る開閉式屋根
構造は、上面パネルと、同上面パネルの前端縁に連設さ
れた縦構面パネルと、同両パネルの各左右側端部で両パ
ネルに亘って配設された補剛面パネルとより屋根エレメ
ントを形成し、この屋根エレメントの複数を前後方向に
亘って順続して配設し、同各エレメントにおける前記上
面パネルには前後方向に延びる頂部ガイドレールと、隣
接エレメントにおける上面パネル上のガイドレール上を
走行するガイドローラーが装架され、前記縦構面パネル
には下部架構に配設された単一の走行レール上を走行す
る車輪及び同車輪の駆動装置を装架して構成されてい
る。
(作用) 本発明は前記したように構成されているので、前記各
屋根エレメントの縦構面パネルに装架された車輪を駆動
装置によって駆動し、下部架構に敷設された走行レール
上に沿って移動せしめるとともに、前記上面パネルに装
架されたガイドローラーを、隣接する屋根エレメントの
上面パネルに装架された頂部ガイドレール上に沿って移
動せしめることによって、順次前記屋根エレメントを隣
接する屋根エレメントに重合せしめ、支持架構側に収納
して構造物の屋根面を開放する。
また収納状態にある前記各屋根エレメントを順次前と
は反対方向に向って前記走行レール上を移動せしめるこ
とによって、屋根面を閉塞する。
而して前記屋根エレメントにおける上面パネルと縦構
面パネルとの各左右側端部に亘って配設された補剛面パ
ネルによって、前記エレメントの側部が補剛され、前記
駆動車輪の走行力が3面からなるパネルの上面に伝達さ
れ、同パネルの走行時におけるねじれが防止される。
また前記屋根エレメントにおける縦構面パネルに対す
る面外方向力には上面パネルによって抵抗する。
更に前記屋根エレメントの開閉時、上面パネルに装架
されたガイドローラーが隣接する屋根エレメントの上面
パネルの頂面ガイドレールに沿って滑動することによ
り、各屋根エレメントの上面パネルの荷重が当該エレメ
ントの縦構面パネルと、隣接する屋根エレメントの上面
パネルとを介して隣接エレメントの縦構面パネルに流す
ことができ、これによって前記上面パネルは両端におい
て支持されることとなり、応力と撓みとが低減される。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)は曲面屋根に構成された主屋根で、その周辺に
支持架構(B)(C)が配設され、複数の屋根エレメン
トから構成された前記曲面屋根が屋根頂部を中心として
前後両方向に開閉するように構成されている。(第12図
乃至第14図参照) (a)は屋根エレメントで、上面パネル(1)の前端
縁より縦構面パネル(2)が連設され、同各パネル
(1)(2)の左右側端部に亘って補剛面パネル(3)
が一体に設けられている。
前記縦構面パネル(2)の下端部には、前記アリーナ
に敷設された前後方向に延びる単一のアーチ状走行レー
ル(4)上を走行する走行車輪(5)、及び同走行車輪
(5)の駆動装置(6)が装架されている。
前記上面パネル(1)には前後方向に延びる頂部ガイ
ドレール(7)が装架され、更に後端部には、隣接する
屋根エレメント(a)の上面パネル(1)における頂部
ガイドレール(7)上を転動するガイドローラー(8)
が装架されている。
而して前記各屋根エレメント(a)は、左右各単一の
共通の走行レール(4)上に移動自在なように、前後方
向に順続して配設されている。
而して屋根面開放時は、第8図に示すように、各屋根
エレメント(a1)(a2)(a3)が互いに重合した状態で
支持架構(c)側に格納された状態にある。この状態よ
り屋根面を閉塞する場合、先ず先頭の屋根エレメント
(a1)の走行車輪(5)を駆動装置(6)を介して駆動
し、同エレメント(a1)を走行レール(4)上に沿って
主屋根の中央部側に移動せしめる。この際前記屋根エレ
メント(a1)の上面パネル(1)に装架されたガイドロ
ーラー(8)が次位の屋根エレメント(a2)の上面パネ
ル(1)上の頂部ガイドレール(7)上に沿って転動
し、前記屋根エレメント(a1)は円滑に移動する。(第
9図参照) 次いで前記と同様にして屋根エレメント(a1)(a2
を走行レール(4)に沿って移動させ、(第10図参照)
最後に末尾の屋根エレメント(a3)を前記各エレメント
(a1)(a2)とともに移動せしめ、対向側の図示せぬ各
屋根エレメントと共に屋根面を閉塞する。(第11図参
照) 次に屋根面を開放するときは、前とは逆の操作によっ
て、各屋根エレメント(a1)(a2)(a3)を第11図より
第10図,第9図に示す状態を経て第8図に示すように支
持架構(C)側に格納する。
前記実施例によれば、型断面形の屋根エレメント
(a)の主体をなす上面パネル(1)及び縦構面パネル
(2)の各左右側端部に亘って配設された補剛面パネル
(3)によって、屋根の開閉時に、前記縦構面パネル
(2)に装架された駆動車輪(5)からの走行力を型
断面の屋根エレメント(a)の上面に伝達するととも
に、型断面形のパネルの走行時のねじれを防止するも
のである。
このため前記屋根エレメント(a)が円弧状の走行レ
ール(4)上を走行する場合も、屋根エレメント自重W
の走行レール接線方向の分力WHによる剪断に対して、前
記補剛面パネル(3)で抵抗するものである。(第1図
参照) また前記縦構面パネル(2)に対する開閉時に生起す
る水平力、風、及び円弧状走行レール(4)上を走行す
る場合における自重による走行レール接線方向の分力等
の面外方向力に対しては、前記エレメント(a)の上面
パネル(1)によって抵抗する。
また同上面パネル(1)にガイドローラー(8)を装
架し、次位の屋根エレメントの上面パネル(1)の上の
頂部ガイドレール(7)上を滑動するようにしたことに
よって、第1図の矢印X,Yに示す如く、屋根エレメント
(a1)の上面パネル(1)の荷重を、同エレメント
(a)の縦構面パネル(2)と次位の屋根エレメント
(a2)の上面パネル(1)を介して同エレメント(a2
の縦構面パネル(2)に流すことができる。これによっ
て前記エレメント(a1)の上面パネル(1)は両端によ
って支持されることとなり、応力と撓みが低減される。
更に前記屋根エレメント(a1)(a2)(a3)は単一の
走行レール(4)上を移動するように構成されているの
で、各エレメント毎に走行レールを設け、同各レールを
並設した前記従来例に比して、同レールを含む駆動スペ
ースが横方向に重ならず最小のスペースで済むこととな
る。
また型断面型パネルの屋根エレメント(a)を採用
したことによって、同エレメント(a)が重合した時の
収納スペース厚(S)は従来例に比してかなり縮減され
る。(第15図及び第18図参照) (発明の効果) 本発明によれば前記したように、走行レール上に沿っ
て屋根面開放方向に移動自在なように順続して配設され
た屋根エレメントを、上面パネルと、縦構面パネルと、
同両パネルの左右側端部において、同両パネル間に夫々
配設された補剛面パネルとよりなる3面のパネルとした
ことによって、収納スペースを水平、高さ両方向に亘っ
て縮減し、屋根面の開率を大きくとることができる。
また、屋根エレメントを3面からなるフレームとする
ことにより不必要な空間が作られないようにし、空間の
占有容積を最小限に抑えることができ、また屋根面開放
状態でフレーム等が空間に残ることがない。
更に前記縦構面パネルには走行車輪を装架し、上面パ
ネルには頂部ガイドレール及びガイドローラーを設け、
屋根エレメントの開閉動作時、上面パネルのガイドロー
ラーが隣接する屋根エレメントにおける上面パネルの上
の頂部ガイドレール上を滑動するように構成したことに
よって、前記上面パネルの応力が低減され、屋根エレメ
ントの軽量化が図られる。
更に前記屋根エレメントにおける上面パネル及び縦構
面パネルの各左右端部に亘って、補剛面パネルを配設し
て屋根エレメントを補剛したことによって、同エレメン
トが円弧状の走行レールを走行する場合も、同エレメン
ト上部に走行力を有効に伝達できる。
更にまた本発明によれば、前記各屋根エレメントが単
一の共通の走行レール上を走行するので、同レールを含
む駆動装置の必要スペースが横方向に重ならず、最小限
のスペースで済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る開閉式屋根構造の一実施例におけ
る屋根面閉塞時の状態を示す縦断側面図で第2図の矢視
I−I図、第2図はその平面図、第3図は第2図の矢視
III−III図、第4図はその屋根面開放途中の状態を示す
縦断側面図、第5図はその平面図、第6図はその斜視
図、第7図は第6図の矢視VII−VII図、第8図乃至第11
図は屋根エレメントの開閉過程を示す縦断面図、第12図
及び第13図並に第14図は夫々開閉式屋根構造物の屋根閉
塞状態及び屋根開閉途中並に屋根開放状態を示す斜視
図、第15図は第14図の矢視XV−XV図、第16図及び第17図
は夫々従来の開閉式屋根構造物の屋根開放状態並に屋根
閉塞状態を示す斜視図、第18図は第16図の矢視X VIII−
X VIII図である。 (A)……主屋根、(C)……支持架構、 (a)……屋根エレメント、(1)……上面パネル、 (2)……縦構面パネル、(3)……補剛面パネル、 (4)……走行レール、(5)……走行車輪、 (6)……駆動装置、(7)……頂部ガイドレール、 (8)……ガイドローラー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面パネルと、同上面パネルの前端縁に連
    設された縦構面パネルと、同両パネルの各左右側端部で
    両パネルに亘って配設された補剛面パネルとより屋根エ
    レメントを形成し、この屋根エレメントの複数を前後方
    向に亘って順続して配設し、同各エレメントにおける前
    記上面パネルには前後方向に延びる頂部ガイドレール
    と、隣接エレメントにおける上面パネル上のガイドレー
    ル上を走行するガイドローラーが装架され、前記縦構面
    パネルには下部架構に配設された単一の走行レール上を
    走行する車輪及び同車輪の駆動装置を装架してなること
    を特徴とする開閉式屋根構造。
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