JP2702636B2 - ゴミ焼却装置 - Google Patents

ゴミ焼却装置

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JP2702636B2
JP2702636B2 JP6670792A JP6670792A JP2702636B2 JP 2702636 B2 JP2702636 B2 JP 2702636B2 JP 6670792 A JP6670792 A JP 6670792A JP 6670792 A JP6670792 A JP 6670792A JP 2702636 B2 JP2702636 B2 JP 2702636B2
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combustion chamber
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正彦 渡辺
信幸 西口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次燃焼室を備えた焼
却炉からの排ガスに対する廃熱回収ボイラを設け、廃熱
回収ボイラから発生蒸気を発電用蒸気タービンに供給す
る蒸気供給路を設け、蒸気供給路に燃焼式過熱器の熱交
換部を備えたゴミ焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この様なスーパーヒート工程を備えた蒸
気サイクルは、廃熱回収ボイラにより回収される廃熱に
加えて、燃焼式過熱器により蒸気に熱を与えて、より高
温の過熱蒸気を発電用蒸気タービンに供給することによ
って、高い発電効率を達成するために提案されているも
のである。即ち、燃焼式過熱器の熱交換部を、廃熱回収
ボイラーの蒸気供給路に設け、この部位において蒸気の
再過熱がおこなわれる。そして、従来、熱交換を終えた
燃焼排ガスは、そのまま大気中に放出して廃棄されてい
た。一方、この種のゴミ焼却装置においては、一次燃焼
室の下手側に二次燃焼室を設けて、この部位において未
燃ガスの完全燃焼を図っている。この二次燃焼室には、
従来、二次空気として常温の大気がそのまま供給されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こういった
ゴミ焼却装置の一例としての焼却炉においては、投入さ
れる都市ゴミは内容物が様々であり、燃焼しやすいも
の、燃焼しにくいものが無差別に混在している。さら
に、単位時間当たりに処理すべき都市ゴミの処理量にも
変動がある。従って、炉内の燃焼温度はかなりのばらつ
きを生じることとなり、この燃焼温度の変化に応じて、
二次燃焼室の温度も変化し、この部位に於ける完全燃焼
状態が確保されず、燃焼温度が低下した場合には、ダイ
オキシン、CO等がそのまま排気路側に放出される虞が
ある。このような状態の二次燃焼室に、二次空気として
大気を供給する場合は、二次燃焼空気の温度が比較的低
いので、燃焼温度が低下側に導かれ、所定の完全燃焼状
態を安定して維持することに問題があった。そこで、本
発明の目的は、二次燃焼室に於ける燃焼を、安定した完
全燃焼状態に維持することが可能で、排出される排ガス
内に含有される公害物質の量を最小限に抑えることが可
能なゴミ焼却装置を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明によるゴミ焼却装置の特徴構成は、燃焼式過熱
器の過熱バーナー部において発生する燃焼排ガスを、酸
素濃度を高くした状態で、熱交換部を介して二次燃焼室
に導く第1二次空気供給路と、熱交換部を介することな
く直接二次燃焼室に導く第2二次空気供給路とを備える
とともに、第1、第2二次空気供給路各々からの供給二
次空気量の割合を、変更可能に構成したことにある。
【0005】
【作用】即ち、このゴミ焼却装置は、燃焼式過熱器の燃
焼排ガスを、第1二次空気供給路、第2二次空気供給路
によって二次燃焼室に導く構成とされている。ここで、
第1二次空気供給路から供給される空気は、熱交換部を
介するため比較的低温度であり(しかしながら、当然常
温よりかなり高い)、第2二次空気供給路からのそれは
比較的高温のものとなっている。そして、これらの二次
空気の供給割合が可変とされている。結果、二次燃焼室
における燃焼状態に応じて、これら二系統から供給され
る異なった温度の二次空気の割合を変えて、適宜、二次
燃焼室に二次空気を供給することが可能で、二次燃焼室
の燃焼状態を良好に維持できる。従って、安定した完全
燃焼状態を維持して、公害物質等の発生を抑制すること
が可能となる。
【0006】
【発明の効果】従来大気中にそのまま放出していた燃焼
式過熱器からの燃焼排ガスを有効に利用して、二次燃焼
室の燃焼状態を、完全燃焼状態に維持することができる
ゴミ焼却装置を提供することができた。よって、ゴミ焼
却装置において、未燃ガスの発生が防止できるので、一
酸化炭素、ダイオキシンの発生を抑制することができ、
さらに煤塵の発生量も抑制することが可能となった。
【0007】
【実施例】本発明によるゴミ焼却装置の実施例を、図面
に基づいて説明する。図1に示すように、450t/d
の都市ゴミを焼却処理するストーカ式の焼却炉1、及
び、焼却炉1から発生する11.4×104Nm3/hの
排ガスを処理する排ガス処理装置2、並びに、排ガスの
熱を利用して発電する発電装置3によってゴミ焼却装置
が構成してある。
【0008】焼却炉1は、都市ゴミの被処理物を受け入
れる受入れホッパ4と、この受入れホッパ4から受け入
れた被処理物を搬送するストーカ5を、炉本体に配置
し、受入れホッパ4を設けた側とは反対側の壁面に、助
燃兼点火用バーナー6を設け、受入れホッパ4から受け
入れた被処理物を順次移送させて、乾燥させながら燃焼
させるように形成してある。未燃焼ガスの燃焼を完結さ
せるために、上部空間には、二次燃焼室7が形成され、
400℃程度及び1000℃程度の二次空気を、合計量
2.0×104Nm3/h程度供給する二次燃焼空気供給
部8を二次燃焼室7に臨ませて設け、さらに、二次燃焼
室7の下流側には、燃焼排ガスの持つ熱量の一部を回収
する廃熱回収ボイラ9を設けてある。
【0009】排ガス処理装置2は、その排ガス入口を前
記廃熱回収ボイラ9の下流側に接続された燃焼排ガス路
10を設けると共に、この燃焼排ガス路10の煙突11
に至るまでに、バグフィルター12、洗煙装置13、白
煙防止装置14等を配設して構成してある。
【0010】発電装置3は、発電用蒸気タービン15
と、これによって駆動される発電機16と、廃熱回収ボ
イラ9から発生する310℃の蒸気を発電用蒸気タービ
ン15に供給する蒸気供給路17とを設けて構成してあ
る。この蒸気供給路17の途中には、廃熱回収ボイラ9
から発生する310℃の蒸気を500℃に昇温するため
の燃焼式過熱器18の熱交換部19が備えられている。
この燃焼式過熱器18は、燃料を燃焼させる過熱バーナ
ー部20を備えて構成されており、この過熱バーナー部
20の下流側に前述の熱交換部19が備えられ、さらに
この流路が前述の二次燃焼空気供給部8に接続されてい
る。この流路を第1二次空気供給路21と呼ぶ。一方、
過熱バーナー部20から前述の熱交換部19を経ること
なしに、直接二次燃焼空気供給部8に連結される第2二
次空気供給路22が設けられている。これら第1二次空
気供給路21と第2二次空気供給路22とから供給され
る夫々の二次空気の割合を、二次燃焼室7の温度に依存
して変更する制御装置23が備えられ、温度が低い場合
は第2二次空気供給路22からの二次空気の供給を、逆
の場合は第1二次空気供給路21からの供給割合を多く
するように供給二次空気量の割合が調節される。ここ
で、燃焼式過熱器18は空気比を2に保つことにより、
酸素濃度を高くして燃焼される。この過熱バーナー部2
0においては、1000℃以上の排ガスが得られ、熱交
換部19を経た二次空気は400℃程度まで降温され
る。また、トータルの二次空気量としては、2.0×1
4Nm3/hが、二次燃焼室7に導かれる。そして、二
次燃焼室7は、二次空気の供給操作により1000℃程
度に維持され、ダイオキシン、CO等の発生が防止され
る。
【0011】次に蒸気タービン15より下流側の状態に
ついて説明すると、この蒸気タービン15からの52℃
の蒸気乃至水は、焼却炉1の排ガスとの熱交換によって
300℃まで加温された状態で廃熱回収ボイラ9に供給
される。即ち、焼却炉1の燃焼排ガス路10内を通る熱
交換用配管24を設けるとともに、タービン15の中間
段から蒸気の一部も吸気されて、この熱交換用配管24
内で混合されて、蒸気圧水の加熱が行われる。
【0012】一方、炉から発生する排ガスに関しては、
廃熱回収ボイラ9に熱を与えて300℃となり、バグフ
ィルター12、洗煙装置13、白煙防止装置14を経て
煙突11から大気中に排出される。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴミ焼却装置の実施例を示す説明
【符号の説明】
1 焼却炉 7 二次燃焼室 9 廃熱回収ボイラ 15 蒸気タービン 17 蒸気供給路 18 燃焼式過熱部 19 熱交換器 20 過熱バーナー部 21 第1二次空気供給路 22 第2二次空気供給路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次燃焼室(7)を備えた焼却炉(1)
    からの排ガスに対する廃熱回収ボイラ(9)を設け、前
    記廃熱回収ボイラ(9)から発生蒸気を発電用蒸気ター
    ビン(15)に供給する蒸気供給路(17)を設け、前
    記蒸気供給路(17)に燃焼式過熱器(18)の熱交換
    部(19)を備えたゴミ焼却装置であって前記燃焼式過
    熱器(18)の過熱バーナー部(20)において発生す
    る燃焼排ガスを、酸素濃度を高くした状態で、前記熱交
    換部(19)を介して前記二次燃焼室(7)に導く第1
    二次空気供給路(21)と、前記熱交換部(19)を介
    することなく直接前記二次燃焼室(7)に導く第2二次
    空気供給路(22)とを備えるとともに、 前記第1、第2二次空気供給路(21),(22)各々か
    らの供給二次空気量の割合を、変更可能に構成したゴミ
    焼却装置。
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