JP2701122B2 - ボス部形成方法 - Google Patents

ボス部形成方法

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JP2701122B2 JP17885493A JP17885493A JP2701122B2 JP 2701122 B2 JP2701122 B2 JP 2701122B2 JP 17885493 A JP17885493 A JP 17885493A JP 17885493 A JP17885493 A JP 17885493A JP 2701122 B2 JP2701122 B2 JP 2701122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス加工により、板
材の一部に短い筒状部すなわちボス部を形成する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】板材の一部にボス部を形成する手段とし
ては、板材にバーリング加工を施す手段が一般的である
(特開昭62−214834)。しかし、この手段では
ボス部が薄肉になり大荷重を支持させるものとしては不
適当の場合がある。
【0003】また、バーリング加工後にボス部に軸方向
の圧縮を加えて増肉する手段も知られている(特開昭6
3−260631)。この手段においては、バーリング
加工で得られた薄肉の筒部を軸方向に圧縮するから、筒
部の長さが短いものしか得られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、充分な肉厚
と長さをもつ筒部を、板材から突出させる加工手段を得
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決手段は、
板材に筒部をもつ突部を成形したのち、その頂部を除去
するボス部形成方法において、大径の筒部をもつ突部を
成形する第1工程と、前記筒部の内面と外面を下パンチ
とダイで加圧して小径の筒部を成形しながら、筒部とそ
の頂部の外周側を前記下パンチと前記ダイの中心に設け
た上パンチとで加圧して増肉すると共に、該上パンチと
前記下パンチの間で筒部の内径面に続く環状の薄肉部
該薄肉部で囲んだ頂部とを成形する第2工程と、前記
部と共に薄肉部を打抜く第3工程と、からなることを特
徴とする。
【0006】
【作用】前記の第1工程で仕上げ径より大径の筒部をも
つ凹部が形成され、第2工程で、前記大径の筒部が縮径
されることにより筒部は増肉され、引続いて筒部先端の
肉は、上パンチで加圧されてダイと下パンチの間の空間
に隙間なく圧入され、かつ上パンチと下パンチの間に環
状の薄肉部が形成される。次の第3工程で前記薄肉部を
打抜くと簡単に打抜きができ、所望の肉厚と長さをもつ
ボス部が形成される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1(a)〜(f)は、パイプに溶接して使用す
るフランジ金具を成形するための工程図で、図1(a)
のWは円板の素材であり、中心に突部成形時の肉の寄り
を容易にするための中心穴1が穿設されている。次に大
径の筒部を形成する前工程として図1(b)に示すよう
に筒部突出方向とは反対方向に突出する球面状の凹部を
プレス成形して伸び部2を作り、更に図1(c)に示す
ように、反対側に押出して大径の突部(3)を成形し、
該突部3を図1(d)に示すように絞って外径D1に縮
径すると共に増肉し、平面部4の中心に筒部5aと頂部
5bをもつ突部5を形成する。
【0008】前記(a)〜(d)は、本発明における第
1工程であるが、(b)(c)の工程の一方又は双方を
省略することもできる。
【0009】次の第2工程は、図1(d)のワークWに
おける前記筒部5aを更に縮径、増肉して筒部6を所望
の外径D2に絞ると共に頂部5bを除去し易くする工程
であり、図2(a)(b)に示す金型10で加工され
る。該金型10は、下パンチ11及びダイ12と、該ダ
イ12に内設された上パンチ13を備えている。下パン
チ11は、中心に筒部6の内径を規定する突部11aが
突設され、その頂部にリング状平面11bと凹部11c
が設けられ、突部11aと同心に、ワークWの平面部4
の位置決めと逃げを防止する段部11dが設けられてい
る。ダイ12は、ガイド面12aと、筒部6の外径を規
定する内径dの成形面12bを備えると共に、段部12
cに支持される上パンチ13を収容している。上パンチ
13は、加圧板15との間に設けたスプリング14で加
圧され、下面にパイロット部13a、リング形凹部13
b、リング形加圧面13cを同心に備え、リング形加圧
面13cの半径方向の幅Tは、筒部6を成形するキャビ
ティの幅tより少し大きくされている。
【0010】図1(d)に示すワークWを図2(a)に
示すように下パンチ11上にセットし、ダイ12を下降
させると、上パンチ13のパイロット部13aが中心穴
1に嵌合して頂部5bの肉寄りが防止され、突部5の筒
部5aは、ダイ12のガイド面12aと成形面12bで
絞られて縮径及び増肉した筒部6が形成され、図2
(b)に示すように最後に上パンチ13が加圧板15で
押され、頂部5bを加圧して平らな頂部7を成形する。
【0011】このとき、リング状加圧面13cでワーク
Wの筒部6とその内側部分を上方から加圧し、かつ該リ
ング状加圧面13cとリング状平面11bとの間で薄肉
部16が形成されるが、この部分で加圧された肉の一部
は筒部6側へ押込まれて該筒部6側に隙間があればこの
部分を充填し、残りはリング形凹部13e内に流れる。
薄肉部16の厚さは、0.3〜0.5mmとされる。
【0012】次の第3工程は、第2工程で形成された図
1(e)に示されるワークWの頂部7を除去するピアス
工程であり、図3(a)(b)に示す金型17で加工さ
れる。ワークWはダイ18、19で保持され、パンチ2
0で加圧されて薄肉部16が剪断され、頂部7が除去さ
れて開口が形成される。薄肉部は、極めて薄いためパン
チ20に切刃が設けられていなくても簡単に剪断するこ
とができる。
【0013】頂部が図示の頂部5b程度の肉厚を有する
ものにおいては、切刃を有するパンチを用い、かつワー
クWを図3と上下方向を逆に保持しなければならない
が、薄肉部16を形成してこれを剪断するようにしたか
ら、このような手段は不要となった。
【0014】以上により、図1(f)に示すフランジ金
具Fが完成するが、必要に応じて前記剪断部分を平滑に
する適宜の仕上げプレスを行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、第1工程で大径の筒部を
作り、これを第2工程で絞ることにより縮径、増肉し、
その上、上パンチで増肉するように軸方向に加圧するか
ら、所定の肉厚をもち充実した筒部が形成される利点を
有する。そして筒部の成形と同時に頂部の周囲に切除部
となる薄肉部が成形されるから、頂部の除去もパンチの
みで容易に行うことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の工程説明図
【図2】 同上第2工程説明図
【図3】 同上第3工程説明図
【符号の説明】 5 突部 5a、6 筒部 7 頂部 11 下パンチ 12、18、19 ダイ 13 上パンチ 16 薄肉部 20 パンチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材に筒部をもつ突部を成形したのち、
    その頂部を除去するボス部形成方法において、 大径の筒部(5a)をもつ突部(5)を成形する第1工
    程と、 前記筒部(5a)の内面と外面を下パンチ(11)とダ
    イ(12)で加圧して小径の筒部(6)を成形しなが
    ら、筒部(5a)とその頂部(5b)の外周側を前記下
    パンチ(11)と前記ダイ(12)の中心に設けた上パ
    ンチ(13)とで加圧して増肉すると共に、該上パンチ
    (13)と前記下パンチ(11)の間で筒部(6)の内
    径面に続く環状の薄肉部(16)と該薄肉部(16)で
    囲んだ頂部(7)とを成形する第2工程と、 前記頂部(7)と共に薄肉部(16)を打抜く第3工程
    と、からなることを特徴とするボス部形成方法。
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