JP2698034B2 - コード変換方法、コード変換システム及びディジタル・データ信号処理方法 - Google Patents

コード変換方法、コード変換システム及びディジタル・データ信号処理方法

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JP2698034B2
JP2698034B2 JP29528393A JP29528393A JP2698034B2 JP 2698034 B2 JP2698034 B2 JP 2698034B2 JP 29528393 A JP29528393 A JP 29528393A JP 29528393 A JP29528393 A JP 29528393A JP 2698034 B2 JP2698034 B2 JP 2698034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理に関し、特に
ISO/CCITTジョイント・フォトグラフィック・
エキスパート・グループ・ドラフト・インターナショナ
ル・スタンダード(Joint Photographic Experts Group
Draft International Standard (JPEG DI
S))の如き既知の圧縮法で或る圧縮フォーマットに変
換されたデータを共通の中間フォーマットにトランスコ
ード(transcode、以下コード変換という)す
ることにより、圧縮対象のイメージ・データの如きデー
タをコンパクトに表現するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージ・データ圧縮システムにおい
て、圧縮対象のデータを離散的余弦変換(Discrete Cosi
ne Transform; DCT)係数のブロック・フォーマット
で表すことが知られている。例えば、最近採択されたJ
PEG DIS技術(ISO DIS 10918ー
1、JPEGパート1明細書及び合同CCITT推薦書
T.81)によれば、JPEGイメージ圧縮システムで
は、圧縮対象のイメージデータをDCT係数の8x8ブ
ロックのフォームで表すのが便利である。これを行う簡
単な方法は各ブロックを示す電子的信号又は光学的信号
を1連の64個の2バイト整数表現として貯蔵すること
である。しかし、係数ブロックは一般に多数のオ ール
・ゼロの係数で終わる事実を利用して、或る長さのみの
表現、しかも最後の非ゼロ係数までの係数のみの表現を
貯蔵することによりデータを表すことが出来る。この表
現のフォームは貯蔵すべきデータの量を減じるが、直接
法でこれを行った場合なお多大の貯蔵領域を必要とする
(64バイト・イメージ・データ当たり最大130バイ
ト)。
【0003】DCTデータを表すべく提案されている他
のフォーマットとしては、例えば、カナダのLSIロジ
ック社製のDCTチップに使用されているものがある。
ここでは、各非ゼロ係数が2バイト値として表され、係
数値は高位12ビットで示され、先行するゼロ係数の数
を示すカウントが低位4ビットで示され、ゼロ・エント
リがブロックの終点を示している。しかしこの表現は、
拡張DCTベース・モードにより許容される12ビット
・データがこの整数サイズをオーバフローする可能性が
あるので、8ビット・サンプル・データの処理に限定さ
れる。
【0004】米国カリフォルニア州のOPTIBASE
社により開発されたシステムは、DCT係数データとは
反対にJPEGベースライン圧縮データよりなる中間フ
ォーマットを使用している。このシステムはフルモーシ
ョン・ビデオを捕捉し、これをJPEGベースライン・
システムを用いて実時間で圧縮することが出来る。次い
でイメージは解読され、ISOモーション・ピクチュア
・エクスパート・グループが提案している標準(MPE
G−1)に合ったフォームにソフトウエアにより再符号
化される。その出力データ・ストリームは実時間MPE
Gデコーダで解読される。実時間MPEGエンコーダが
存在しないので解読ステップと再符号化ステップとが必
要とされる。OPTIBASE社のシステムはDCT係
数レベルで停止するのではなく常にJPEG圧縮データ
にまで行く点で本発明と異なっている。
【0005】イメージ処理において、イメージ変換、例
えば回転、フィルタリング、コントラスト強調を行うの
にグレイ・レベル・ピクセル又はサンプルを処理するこ
とは一般的な方法である。標準的な参考書にそのような
変換方法が記載されている。例えば、DFTドメインに
おける回転の式はA.K.Jain「ディジタル・イメ
ージ処理の基本(Fundamentals of Digital Image Proc
essing)」Prentice Hall, Englewood Cliffs, NJ, 1989
に示されているがDCTドメイン内で利用可能な簡略化
については何の記述もない。W.H.Chen及びS.
C.Flarick「余弦変換フィルタリングを用いた
イメージ・エンハンスメント(Image Enhancement Using
Cosine Transform Filtering)」Image Sci. Math. Sym
p., Monterey, CA., Nov. 10-12, 1976, pp.186-192,
並びにB.Chitprasert及びK.R.Rao
「離散的余弦変換フィルタリング(discrete cosine Tra
nsform Filtering)」signal Processing 19 (1990), p
p.223-245はDCTドメインにおけるフィルタリングに
ついて述べているが量子化の効果については触れていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の種々の方法はイ
メージの処理にあたって貯蔵すべきイメージ・データの
量を減らそうとするものであるが、大きなイメージを処
理するのに必要なメモリの量を減らすには更にコンパク
トなイメージ情報の表現が望まれる。更に、このような
コンパクト・データ表現に対して作動し、メモリ及び処
理時間の点で一層精確で一層効率的なイメージ変換が望
まれる。
【0007】従って、本発明の目的は圧縮対象のイメー
ジ又は同様なデータを更にコンパクトな態様で圧縮し所
与のメモリ内で一層大きなイメージが処理できるように
することである。
【0008】本発明の他の目的はイメージ又は同様なデ
ータをメモリ及び処理時間の点で一層効率的に処理する
ことである。
【0009】本発明の他の目的は種々の既知の圧縮法、
例えばJPEG DISに従ってある圧縮フォーマット
に変換されているデータを圧縮するのに共通の中間フォ
ーマットを用いることである。
【0010】本発明の他の目的は回転、フィルタリング
及びコントラスト強調のごとき基本的イメージ処理動作
を改良された方法で達成するためにデータを共通の中間
フォーマットで処理することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、データの原体
を表す電子的、光学的その他のフォームのディジタル・
データ信号を、数種の多様な圧縮データ・フォーマット
の任意の1つから、データの処理に必要なメモリの量を
減らしかつ回転、フィルタリング及びコントラスト強調
のごときいくつかの基本イメージ処理動作の簡略化を可
能にする中間フォーマットにコード変換するシステム及
び方法を提供する。更に具体的には、コード変換される
べきディジタル・データ信号はイメージ・データの原体
を示すものでもよく、多数の多様な圧縮データ・フォー
マットから選ばれた初期フォーマットを有する。これら
データ・フォーマットはすべて1つ又は複数のデータ・
ユニットをそれぞれ有する1つ又は複数のデータ・グル
ープからのデータを含んでいる。初期(第1)フォーマ
ット信号は多様なフォーマットのいずれが第1フォーマ
ットとして選択されたかに拘わらず、共通の中間フォー
マットに変換される。データ・グループの例として、カ
ラー・イメージの単1の成分、例えば赤、緑、青(RG
B)イメージの赤(R)成分、又はYCrCbイメージ
の輝度成分がある。データ・ユニットはある成分内の8
x8ブロック・サンプルに対する量子化されたDCT係
数でよい。データ・グループの他の例はJPEG最小符
号化ユニット(MCU)である。インターリーブされた
データに対しては、MCUはスキャン内の成分のサンプ
リング・ファクタにより決められるデータ・ユニットの
シーケンスである。JPEGデータ・ユニットはDCT
ベース・プロセス内の連続したサンプルの8x8ブロッ
クである。(JPEG基準の詳細については、"JPEG St
ill Image data Compression Standard",W. B. Penncba
ker and J.L. Mitchell, Van Nostrand, NY, 1993を参
照。同書の第371ー375頁は成分の概念、サンプリ
ング・ファクタ及び8x8サンプル・ブロックについて
述べている。)中間フォーマットはデータの原体より一
層コンパクトなフォームを有し、このフォーマットがD
CT係数情報に先行する長さフィールドを有するために
各データ・ユニットを識別できる。このDCT係数情報
は汎用コンピュータ内にディジタル信号として貯蔵され
る1連のバイトよりなるフォームで表される。中間フォ
ーマットのディジタル・データ信号は次いで第1のフォ
ーマットとは異なった、所望の符号化方式に合った第2
のフォーマットに変換される。例えば、JPEG順次モ
ードを用いて第1フォーマットとして符号化されたイメ
ージが中間フォーマットから、JPEG漸進符号化を用
いて符号化された同一イメージよりなる第2フォーマッ
トに変換される。他の例で、第1の圧縮されたデータ・
フォーマットはJPEGベースライン・モードよりな
り、第2のフォーマットはJPEG漸進モードよりな
る。
【0012】更に、中間フォーマットは量子化DCT係
数を含むので、90度単位の回転、イメージ・フィルタ
リング、イメージ・コントラスト強調のごときいくつか
の特定のイメージ変換が量子化DCTドメイン内で実現
される。第1フォーマット信号はデータの原体の圧縮表
現でもよく、第2フォーマット信号は90度の整数倍回
転されたデータの原体の圧縮表現でもよい。同じ第1フ
ォーマット信号がデータの原体のフィルタリングの圧縮
表現、又はコントラストが変更されたデータの圧縮表現
である第2フォーマット信号に変換されてもよい。変換
ステップは第2フォーマット・データを生成すべく中間
フォーマット・データを介する多重パスを有する。
【0013】
【実施例】本発明のシステム及び方法は、数種の多様な
圧縮データ・フォーマットの任意に1つであるオリジナ
ル・イメージ・サンプル・データ(原始イメージ)のご
ときデータの原体を表す、電子的、光学的その他のフォ
ームのディジタル・データ信号を処理することに関す
る。いずれのデータ・フォーマットが選択されようと、
そのフォーマットはデータの処理に必要とされるメモリ
の量を通常減少させる共通中間フォーマットにコード変
換され、次いでデータは最初に選択されたフォーマット
とは異なる他の圧縮フォーマットに変換される。多様な
圧縮データ・フォーマットは1つ又は複数のデータ・グ
ループからのデータを含み、各データ・グループは1つ
又は複数のデータ・ユニットを有する。データ・グルー
プの例として、カラー・イメージの単1の成分、例えば
赤、緑、青(RGB)イメージの赤(R)成分、又はY
CrCbイメージの輝度成分がある。データ・ユニット
はある成分内の8x8ブロック・サンプルに対する量子
化DCT係数でよい。データ・グループの他の例はJP
EG最小符号化ユニット(MCU)である。インターリ
ーブされたデータに対しては、MCUはスキャン内の成
分のサンプリング・ファクタにより決められるデータ・
ユニットのシーケンスである。JPEGデータ・ユニッ
トはDCTベース・プロセス内の連続したサンプルの8
x8ブロックである。
【0014】コンパクト中間フォーマットはDCT係数
情報とこれに先行する長さフィールドよりなり、これに
より各データ・ユニットは識別できる。そして全ての情
報は汎用コンピュータで1及び0のディジタル信号とし
て貯蔵される1連のバイトよりなるフォームで表すこと
が出来る。中間フォーマットのディジタル・データ信号
は次いで第1のフォーマットとは異なった、所望の符号
化方式に合った第2のフォーマットの変換される。例え
ば、JPEG順次モードを用いて第1フォーマットとし
て符号化されたイメージが中間フォーマットから、JP
EG漸進符号化を用いて符号化された同一イメージより
なる第2フォーマットに変換される。他の例で、第1の
圧縮されたデータ・フォーマットはJPEGベースライ
ン・モードよりなり、第2のフォーマットはJPEG漸
進モードよりなる。
【0015】多様なフォーム及びフォーマットに関して
は、本発明の広範な技術がデータ・フォーム及びデータ
・フォーマットに関する多くの代替的な応用を可能にす
る。例として、第1フォーマットはデータの漸進符号化
でよく、第2フォーマットは順次符号化でよい。第1及
び第2フォーマットはデータの原体の異なった圧縮表現
でも、データの原体の異なったエントロピイ符号化で
も、データ・グループの異なった順序付けでも、データ
・ユニットの異なった順序付けでもよい。異なったグル
ープからの第1フォーマット・データ・ユニットがイン
ターリーブされ、異なったグループからの第2データ・
ユニットが非インターリーブされてもよい。データ・ユ
ニットはデータの原体の変換されたブロックに対するD
CT係数でもよく、変換ステップは第1フォーマット・
データを各データ・ユニットの算術符号化のために決定
ツリーのビットを変更するステップを含んでもよい。第
1フォーマットは逐次近似と第2スペクトル選択を含ん
でもよく、また第1及び第2フォーマットは逐次近似と
スペクトル選択の異なる組み合わせであってもよい。こ
れらは全て所与の精度でロスなしにコード変換できる。
【0016】本発明の具体的な実施例を係数値の算術符
号化に要求される係数値の分解に基づく表現を用いて説
明する。これはJPEG DIS即ちISO DIS10
918-1, "digital Compression and Coding of Continuo
us-tone Still Images, Part1: Requirements and Guid
elines" (上述のJPEGテキストの付録A参照)及
び"Evolving JPEG Color Data Compression Standard",
J. L. MItchell及びW. B. Pennebaker, Standards for
Electronic Imaging Systems, M. Nier and M.E. Cour
tot, Editors, SPIE CR37(1991), pp. 68-97に示されて
いる。符号化プロセスでは、入力成分のサンプルが8x
8ブロックにグループ化され各ブロックがDCT係数と
呼ばれる1組の64値に変換される。これら値の1つが
DC係数と呼ばれ、他の63個はAC係数と呼ばれる。
DC係数は1組のサンプルの平均値を与える。
【0017】上述のJPEGテキストに見られるごと
く、各AC係数はビット・シーケンスで表される。
【0018】
【表1】 ゼロ/非ゼロ 1ビット ゼロでなければ、 符号(S) 1ビット nのlog=|大きさ|−1 0(log2n)ビット n(X)の低位ビット 0(log2n)ビット ブロック終点決定(E) 1ビット。
【0019】ブロック終点決定(E)はブロック内に付
加的な非ゼロ係数があるか否かを示す。この決定が"1"
の時、それ以上係数は符号化されない。この方式は次の
ように表現される。
【0020】
【表2】 大きさの 決定 範囲 シーケンス 0 0 1 1S0E 2 1S10E 3,4 1S110XE 5−8 1S1110XXE 9−16 1S11110XXX
E 17−32 1S111110XX
XXE 33−64 1S1111110X
XXXXE 65−128 1S11111110
XXXXXXE 129−256 1S11111111
0XXXXXXXE 257−512 1S11111111
10XXXXXXXXE 513−1024 1S11111111
110XXXXXXXXXE 1025−2048 1S11111111
1110XXXXXXXXXXE 2049−4096 1S11111111
11110XXXXXXXXXXXE 4097−8192 1S11111111
111110XXXXXXXXXXXXE 8193−16384 1S11111111
1111110XXXXXXXXXXXXXE 16385−32768 1S11111111
11111110XXXXXXXXXXXXXXE 大きさ<0であればS=1,その他はS=0 X=(大きさの最下位ビットビット)−1 ブロック終点であればE=1、その他はE=0。
【0021】係数を表すためのこの決定シーケンスはJ
PEG算術エンコーダ及びデコーダでなされる演算シー
ケンスを説明するために広く使われてきた。しかしコン
ピュータでの処理用にこのフォームで表されたデータの
使用については知られていない。
【0022】前述のごとく、本発明では長さフィールド
を各DCTブロックに関連付けるのが好ましい。先行す
る表現は1ブロックを表すのに理論的には256バイト
より僅かに多く必要とするかもしれず、従って長さフィ
ールドは1バイトより多く必要とする可能性があり、本
発明の中間フォーマットは長さを指定するのに2バイト
を使用している。
【0023】中間フォーマットでは、後に詳述するごと
くJPEG標準に関連する理由でDC項または係数は2
バイトの整数として表されるのが好ましい。
【0024】1ブロックを符号化するのに必要な算術符
号化2進決定のシークケンス(これはDC差を符号化す
るのに必要ないくつかの決定を含む)は順次モードのJ
PEG算術コーダでは約20%しか圧縮されず、JPE
G ハフマン・コードに対しては、更に少ない(約10
%)ことが実験で確認されている。イメージは典型的に
は10対1乃至30対1またはそれ以上(イメージの複
雑さ及び許容される歪みの程度による)の比率で圧縮さ
れるので、2進決定のシーケンスのサイズとイメージの
JPEG圧縮表現のサイズとの間の変化は、2進決定の
シーケエンスのサイズと原イメージのサイズとの間の変
化に比べて小さい。従って、この1連の2進決定は、D
C項の特定により若干の効率ロスがあり、長さフィール
ド及びバイト整列にオーバヘッドが付加されるとして
も、イメージの極めて効率的な表現である。これはまた
エントロピイ・エンコーダ及びデコーダで使用するに十
分に簡単である。
【0025】従って、本発明の中間フォーマットは2バ
イトの長さフィールド、2バイトのDC係数表現及びA
C係数値を表す1連の2進決定を含み、これは汎用コン
ピュータに貯蔵される1連のバイトよりなるフォームで
表される。
【0026】本発明の方式を用いた場合の効果を先行技
術の方式を用いた場合と比較するためにあるシミュレー
ションを行った。下記の表は、(1)DCT係数を表す
のに上述の先行技術の方式を用い、2バイトの長さフィ
ールドに続いてブロック内の最後の非ゼロ係数に至る全
ての係数を2バイト/係数で納めたものと、(2)本発
明の方式を用い、各ブロックをバイト境界にかつ偶数バ
イト境界に整列したものについて既知のテスト・イメー
ジに必要なバッファ・サイズを示す。JBARB2及び
IBOATSイメージがYYCrCbフォーマットで貯
蔵される。KIDS,CIIINA及びPEETERが
YCrCbフォーマットで貯蔵される。HANDS7が
グレイスケール(Y,即ち輝度のみ)イメージで貯蔵さ
れる。全てのテストはJPEG DISの付録Kに指定
された例示量子化テーブルを用いた。本発明の方式によ
るバッファ・サイズと先行技術によるバッファ・サイズ
の比が括弧で示される。カラー・イメージに対しては、
輝度と合成クロミナンス成分に対する値が別々に示され
ている。このテスト・イメージの組では、バッファ・サ
イズは本発明によれば全体で約半分になる。DCT係数
表現の平均サイズが大きい程、減少率は大きい。
【0027】
【表3】 イメージ 8x8 先行 本発明の 本発明の ブロック DCT バイト 2バイト 数 表現 整列 整列 (バイト)(バイト)(比)(バイト)(比) JBARB2,Y 6480 247342 75093 (0.304) 78134 (0.316) JBARB2,CrCb 6480 115606 43244 (0.374) 45762 (0.396) IBOATS,Y 6480 175172 60088 (0.343) 62980 (0.360) IBOATS,CrCb 6480 72072 35285 (0.490) 37556 (0.521) KIDS,Y 1189 27568 10440 (0.379) 11056 (0.401) KIDS,CrCb 2378 13502 10523 (0.779) 10938 (0.810) CHUNA,Y 4800 141850 49239 (0.347) 51448 (0.363) CHINA,CrCb 9600 77566 47593 (0.614) 50478 (0.651) PEETER,Y 4800 78632 35677 (0.454) 38082 (0.484) PEETER,CrCb 9600 51114 41358 (0.809) 42452 (0.831) HANDS7,Y 16384 145740 84218 (0.578) 87118 (0.598) 本発明の方法の数多くの変形が可能である。例えば、本
発明による表現は潜在的に33ビット/AC係数を必要
とする。これは、符号ビットの後に7個の1ビットが続
いていればその次の16ビットは係数を示すことにすれ
ば26ビットに減少できる。中間フォームから係数値を
回復するには、ゼロ/非ゼロ決定が係数はゼロでないこ
とを示している場合、次の8ビットをルックアップ・テ
ーブルをインデックスするのに用いる。このテーブルは
次の3つのうちの1つを示している。(1)大きさの対
数および拡張ビットが8ビット・インデックスに適合す
る。この場合係数は戻される。(2)大きさの対数が8
ビット・インデックスに適合する。このばあいその値が
戻され、必要な付加的ビットが決定シーケンスから除去
され係数を再構築するのに用いられる。(3)大きさの
対数が8ビット・インデックスに適合しない。この場合
次の16ビットが係数値を指定する。中間表現における
最大26ビットまでの減少は、このような大きなDCT
係数は希であるので大概のバッファ・サイズには殆ど影
響を与えない。しかしこれは最大可能ブロック長を25
6バイト以下に下げるので、ブロック長を貯蔵するのに
1バイトで十分である。更に他の改善も可能である。例
えば、DCTベクトル内の所与の位置に係数を表すのに
必要なビット数に対する制限は対応する量子化値及びサ
ンプル精度から計算でき、従って16ビットより少ない
ビットでルックアップ・テーブルをインデックスするの
に用いられる、8ビットでは符号化できない係数を十分
に表すことが出来る。
【0028】前述のごとく、中間フォーマットにおける
DC項または係数を2バイトの整数として表すことが好
ましい。JPEGによれば、DC項は所与のDC係数と
インタリーブ・パターンにおけるその前値との差を取る
ことにより符号化される。しかしDCTブロック・デー
タが作られる時点ではどのようなインターリーブ・パタ
ーンであるか判らない場合がある。そこでインターリー
ブ・パターンに無関係な表現を貯蔵するのが望ましい。
2バイト整数としてのDC項の表現はこれをインターリ
ーブ・パターンから独立させる。これは中間フォーマッ
トの他の特徴である。
【0029】AC係数を表すための方法と類似した方法
で、即ち決定シーケンスを用いてまたはこれに若干の些
細な変更を加えてDC項を圧縮すると、DC項を符号化
のために回復するのに或る場合には余分の処理コストが
必要となるが、必要なバッファ・スペースは減少する。
DC項は原フォームで圧縮されても、または同一ブロッ
ク行内の前のブロックからのDC項を予測子として用い
て(必要ならインターリブ用のDC項の再生成を容易に
するために各ブロック行内の第1ブロックに対する原D
C項を貯蔵して)差動的に圧縮されてもよい。後者の方
法、即ちDC項を予測子として用いて差動的に圧縮する
方法はよりよい圧縮を与え、イメージ全体が圧縮され
(即ち左縁が切り落とされない)垂直インターリーブが
必要とされない最も一般的なケースにとっては合理的な
選択である。しかし垂直インターリーブが必要とされる
場合、エントロピイ・エンコーダがDC項を回復し、サ
ンプル順序で規定される正しい予測子との差を取らねば
ならない。
【0030】エントロピイ・エンコーダは必ずしも符号
化前の原係数を回復する必要はない。これは符号化に直
接に使用できる付加的な情報(即ち算術符号化に対して
は大きさの対数と拡張ビット、ハフマン符号化に対して
は振幅の対数と拡張ビット)を戻すルックアップ・テー
ブルを使用するように設計されてもよい。
【0031】データ・ユニットに対する長さフィールド
に続く個々の係数に対する決定シーケンスを符号化する
代わりに、係数を整数として表し、初期係数のいくつか
を2バイト値として表し残りを1バイト値として表すよ
うにして中間フォーマットを用いることが出来る。分割
はサンプル精度と量子化値で決められ、1バイトで表さ
れた係数が有効範囲を超えることのないよう保証され
る。しかしこの方法は係数が通常実際に持っている極め
て小さな値ではなく係数が到達するであろう値に基づい
て係数の貯蔵を割り当てる。また、全ての係数が同じ方
法で表されるわけではないので、係数バッファの処理を
介してフォーマットを途中で切り替える機能が必要とさ
れる。
【0032】このフォーマットの変形はいずれかの係数
がその表現に1バイトより多く必要とするかを各データ
・ユニット毎に独立に判定することである。イエスであ
れば、そのデータユニットの全ての係数が2バイトの整
数として表現される。ノーであれば、係数は1バイトの
整数で表現される。所与のデータ・ユニットに対してど
のフォームが使われているかを示すためにビット・フラ
グ(これは長さフィールドの1部であってもよい)が用
いられる。典型的なイメージに対しては、殆ど全てのデ
ータ・ユニットが1バイト/係数を用いて表現できる。
従って、この表現は処理が簡単であり(1バイト・フォ
ームに切り替えるか否かを判定するのに2バイト係数当
たり1回のチェックを必要とする代わりに、フォーマッ
トを判定するのにデータ・ユニット当たり1回のチェッ
クのみでよい)、典型的なイメージに対して前述のフォ
ーマットに劣らないスペース節減(決定シーケンス・フ
ォーマットで得られる節減よりは小さい)を与える。
【0033】従って本発明の中間フォーマットはイメー
ジのJPEG符号化及び復号化、及び類似の処理に必要
なバッファ・サイズを減らすのに有用である。この中間
フォーマットはまた他の形式のイメージ処理、例えばイ
メージコード変換にとっても価値がある。イメージが或
るJPEGフォーマットから他のフォーマットへ(順次
対漸進、ハフマン符号化対算術符号化、インターリーブ
対非インターリーブ、等)コード変換されるべき場合、
それは中間フォームに解読され、次いでそのフォームか
ら再符号化される。コード変換が順次から漸進へのモー
ドまたはインターリーブから非インターリーブへのモー
ドであれば、コード変換を行うのにイメージ全体を通し
て多重パスを行わなければならないのでイメージ全体を
貯蔵できる(イメージの1部をディスクにスワップする
のではなく)ことは有用である。典型的にはイメージは
極めて大きく、現実に利用できるメモリは限られている
ので、効率的な表現は極めて重要である。
【0034】DCT係数データのコンパクトな表現を持
つことが重要になる他のケースは、そのデータが多数の
バッファに分割されねばならない場合である。何故なら
各付加的なバッファは通常或る付加的なオーバヘッドを
導入するからである。ソフトウエアを扱う場合のJPE
DGの問題点の1つは仮想インターリーブである。2以
上のブロック行からのDCTブロックが圧縮データ・ス
トリームにインターリーブされる。ブロック行は8x8
ブロックに区分けされた8本の連続成分ラインのシーケ
ンスを構成する。かかるデータを効率的に処理する1つ
の方法はイメージ成分を表すDCT係数データをNグル
ープのバッファに分割することである。ここでNは垂直
インターリーブにおけるイメージ成分、即ち垂直サンプ
リング・ファクタのブロックの行数である。JPEGは
目下Nの値を1、2、3または4に制限しており、必要
とされるバッファ・グループの数は管理不能である。ブ
ロック行を表すDCTデータは下記のようにNバッファ
・グループに配列されている。
【0035】 バッファ・グループ1はブロック行 0, N, 2N, 3
N,...を含む バッファ・グループ2はブロック行 1, N+1,2N+1,3N+
1,...を含む ・・・ バッファ・グループNはブロック行N-1,2N-1,3N-1,4N-
1,...を含む。
【0036】ブロックがインタリーブされるべき場合、
エントロピイ・エンコーダがバッファ・グループ1から
の最初のMブロックを取りだし符号化し(Mは水平サン
プリング・ファクタ)、ついでバッファ・グループ2か
らの最初のMブロックを、次いでバッファ・グループ3
の最初のMブロックをというように各バッファ・グルー
プからの最初のMブロックが符号化されるまで符号化す
る。次いでエンコーダはバッファ・グループ1に戻り、
データ・ユニットの次のグループ、即ち最小符号化ユニ
ット(MCU)(これはインターリーブ・データの場合
インターリーブ・データ・ユニットの反復パターンを規
定する)の符号化を開始する。ブロックがインターリー
ブされない場合(即ちJPEGのロスの多い漸進モード
でAC係数が送られる場合の如くスキャン内に1つの成
分しかない場合)、エントロピイ・エンコーダは全ブロ
ックをバッファ・グループ1からブロック行にの符号化
し、バッファ・グループ2を移動して次のブロック行の
ブロックを符号化し、各バッファ・グループから1ブロ
ック行が符号化されるまでこれを続ける。次いでバッフ
ァ・グループ1に戻り、次のブロック行に対するデータ
を得る。同様にして、エントロピイ・デコーダはデータ
・ストリームを圧縮し、垂直インターリーブの有無によ
ってブロックを分配することによりDCTバッファをこ
のフォームで形成することが出来る。成分はデータを通
るいくつかのパスではインターリーブを必要とするが他
のパスでは必要としない。例えば、漸進符号化では、D
C項はインターリーブされるがAC項は常にインターリ
ーブなしで符号化される。
【0037】内部バッファのサイズを最小にすることが
重要になる他の領域がある。漸進JPEG符号化または
復号化に必要な内部バッファは、これより容易な標準の
G4/G3ファクシミリ装置の要求を遥かに越えるもの
である。例えば、200ピクセル/インチのA4サイズ
のカラー・イメージはほぼ12メガバイトの貯蔵スペー
スを必要とし、これに対し順次送信される白黒イメージ
は数百バイトの貯蔵スペースしか必要としない。JPE
G DISテキストは漸進圧縮の際DCT係数をまたは
漸進逆圧縮の際部分的に圧縮されたDCT係数を保持す
るのにフル・イメージ・バッファが必要であると述べて
いる。しかし本発明によればコード変換がより少ないメ
モリを用いて達成される。
【0038】本発明の更に他の特徴として、量子化DC
Tドメイン内で実施できるいくつかの有用なイメージ変
換が規定される。このドメイン内で実現される具体的な
変換は90度単位の回転、イメージ・フィルタリング及
びイメージ・コントラスト強調である。中間フォーマッ
トの使用は必ずしも必要でないが、量子化DCTドメイ
ン内でこれらのイメージ変換を中間フォーマットで行う
と次の利点がある。
【0039】1.中間フォーマット・イメージ表現は原
表現より遥かに少ないメモリしか必要としない。従って
これらの変換を最小のスペースで達成することが出来
る。
【0040】2.空間ドメイン内のイメージ・データの
変換は逆DCT(IDCT)変換を必要としまた変換さ
れたデータの圧縮バージョンを貯蔵するのにDCTを必
要とする。本発明の方法はIDCTおよびDCTの必要
性を除去し、これらの計算の制限された数値的精度によ
り導入される付随的なエラーをなくす。
【0041】3.フィルタリング及びある種のコントラ
スト強調の如き変換は各データが処理されることを要求
する。本発明の方法はこれらの変換を量子化マトリック
スの処理のみで達成する。計算処理の減少はは大きい。
即ち、各原サンプルの変更の代わりに64個の量子化マ
トリックス・エレメントの変更のみでよい。
【0042】4.従来はコントラスト強調は各グレイレ
ベル・ピクセルまたはサンプルが次式のリニア変換で処
理されることを必要とした。
【0043】
【数1】 gl out=alpha*gl in+beta (1) ここでgl in 入力グレイレベル gl out 出力グレイレベル alpha, beta 変換パラメータ。
【0044】典型的にはこれはルックアップ・テーブル
を各原サンプル毎に参照してなされる。これに対し本発
明は64個のみの量子化マトリックス素子の変更を用い
る。DCTの直線性のためにDCT係数のリニア変換を
行うことにより同等の結果が得られる。
【0045】DCTブロックを再配列し、各ブロック内
でDCT係数の順序を再配列し(JPEG DISで指
定された8x8DCTブロックを互換し)、適当な係数
の符号ビットを変更することにより量子化DCTドメイ
ン内で90度回転を行うことが出来る。更に、90度及
び270度回転の場合は量子化マトリックスは対応的に
互換(transpose)されなければならない。
【0046】図1及び図2は90度時計回りの回転する
場合のこのプロセスの最初の2ステップを示す。図1は
ブロック再配列の前後のDCTブロックの相対位置を示
す。いくつかのブロックの上右隅に小さな四角は係数ア
レイ内のDC係数の位置を示す。図2は各ブロック内の
DCT係数の再配列を示す。JPEG DISで指定さ
れるDCT係数のジグザグ順序で処理することにより、
90度の整数倍の回転(時計回り)が得られる。(次表
の列rot90, rot180, rot270参照)。(各エントリは8
x8ブロック内のDCT係数のジグザグ位置に対応す
る。−はその位置での係数の負性を表す。)
【0047】
【表4】 量子化DCTドメイン内の回転及び逆ビデオの方法 rot0 rot90 rot180 rot270 rev0 rev90 rev180 rev270 0 0 0 0 -0+D -0+D -0+D -0+D 1 -2 -1 2 -1 2 1 -2 2 1 -2 -1 -2 -1 2 1 3 5 3 5 -3 -5 -3 -5 4 -4 4 -4 -4 4 -4 4 5 3 5 3 -5 -3 -5 -3 6 -9 -6 9 -6 9 6 -9 7 8 -7 -8 -7 -8 7 8 8 -7 -8 7 -8 7 8 -7 9 6 -9 -6 -9 -6 9 6 10 14 10 14 -10 -14 -10 -14 11 -13 11 -13 -11 13 -11 13 12 12 12 12 -12 -12 -12 -12 13 -11 13 -11 -13 11 -13 11 14 10 14 10 -14 -10 -14 -10 15 -20 -15 20 -15 20 15 -20 16 19 -16 -19 -16 -19 16 19 17 -18 -17 18 -17 18 17 -18 18 17 -18 -17 -18 -17 18 17 19 -16 -19 16 -19 16 19 -16 20 15 -20 -15 -20 -15 20 15 21 27 21 27 -21 -27 -21 -27 22 -26 22 -26 -22 26 -22 26 23 25 23 25 -23 -25 -23 -25 24 -24 24 -24 -24 24 -24 24 25 23 25 23 -25 -23 -25 -23 26 -22 26 -22 -26 22 -26 22 27 21 27 21 -27 -21 -27 -21 28 -35 -28 35 -28 35 28 -35 29 34 -29 -34 -29 -34 29 34 30 -33 -30 33 -30 33 30 -33 31 32 -31 -32 -31 -32 31 32 32 -31 -32 31 -32 31 32 -31 33 30 -33 -30 -33 -30 33 30 34 -29 -34 29 -34 29 34 -29 35 28 -35 -28 -35 -28 35 28 36 -42 36 -42 -36 42 -36 42 37 41 37 41 -37 -41 -37 -41 38 -40 38 -40 -38 40 -38 40 39 39 39 39 -39 -39 -39 -39 40 -38 40 -38 -40 38 -40 38 41 37 41 37 -41 -37 -41 -37 42 -36 42 -36 -42 36 -42 36 43 -48 -43 48 -43 48 43 -48 44 47 -44 -47 -44 -47 44 47 45 -46 -45 46 -45 46 45 -46 46 45 -46 -45 -46 -45 46 45 47 -44 -47 44 -47 44 47 -44 48 43 -48 -43 -48 -43 48 43 49 -53 49 -53 -49 53 -49 53 50 52 50 52 -50 -52 -50 -52 51 -51 51 -51 -51 51 -51 51 52 50 52 50 -52 -50 -52 -50 53 -49 53 -49 -53 49 -53 49 54 -57 -54 57 -54 57 54 -57 55 56 -55 -56 -55 -56 55 56 56 -55 -56 55 -56 55 56 -55 57 54 -57 -54 -57 -54 57 54 58 -60 58 -60 -58 60 -58 60 59 59 59 59 -59 -59 -59 -59 60 -58 60 -58 -60 58 -60 58 61 -62 -61 62 -61 62 61 -62 62 61 -62 -61 -62 -61 62 61 63 -63 63 -63 -63 63 -63 63 DはDC係数を適切な範囲に保つための一定の調整であ
る。
【0048】中間イメージ・フォーマットの或るフォー
ム、例えば算術符号化2進決定シーケンスは非ゼロの符
号ビットが常にコード内の第2ビットであるのでこの処
理に特に適している。各DCTブロックの長さフィール
ドはデータをゼロ値で並べ替える必要性をなくす。(即
ち互換はイメージが空間ドメインで回転される場合より
少ない並べ替えしか必要としない。)空間ドメイン内で
回転し圧縮フォーマットに戻るためには、前述のごとく
逆DCTと順DCTが必要であり、イメージの質が損な
われる。量子化DCT係数ドメイン内で回転する重要な
利点はこれがロスなしのプロセスであるためにイメージ
の質が影響されないことである。
【0049】フィルタリング変換はDCT係数を量子化
するのに用いられるマトリックス上のみで動作してロー
パス及びハイブースト・フィルタリングの如き処理を達
成する。上述のW.H.Chein及びS.C.Fra
lick並びにB.Chitprasert及びK.
R.Raoの文献に示される如き先行技術は、フーリエ
・ドメイン内でフィルタを設計し、このフィルタをDC
Tドメインに適用することが出来ることを示している。
典型的には、逆量子化(dequantizatio
n)の前または後で各DCT係数がフィルタ係数と掛け
合わされ、その結果の係数がIDCTにより変換され
る。本発明によれば、量子化マトリックス(Qinで示
す)を項毎にフィルタ・マトリックスと掛け合わ逆量子
化マトリックス(Q outで示す)を得ることにより同
様のフィルタリングが達成される。この逆量子化マトリ
ックスはフィルタリングと逆量子化を同時に行う。
【0050】本発明の方法のより多様なフィルタが実現
できる。次の表はローパス・フィルタリング、ハイブー
スト・フィルタリング及びダイナミック・レンジ・スケ
ーリング(逓倍)を達成するのに使用されるフィルタ係
数を示す。フィルタは非線形性及びディスプレイ及びプ
リンタにより導入される他の不所望なものを補正するよ
うに設計することが出来る。回転を達成するのに必要な
符号の変更は所望なら逆量子化マトリックスに組み込ま
れてもよい(係数の適切な再配列と量子化が既になされ
ているとの前提で)。
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】
【表7】 ハイブースト・フィルタリング用量子化マトリックスの例 Q out High Boost 16.0 11.9 11.6 19.8 32.4 65.2 92.8 112.0 13.0 14.0 17.5 25.4 37.9 102.1 117.9 118.8 16.2 16.3 21.5 34.5 62.6 107.8 145.7 129.9 17.4 22.8 31.6 44.6 85.4 175.8 180.5 153.8 24.3 32.1 57.9 93.7 123.9 239.9 253.1 207.9 39.1 61.6 104.0 129.4 178.2 276.3 335.2 299.9 89.2 125.8 164.7 196.3 253.1 359.0 397.5 367.6 144.0 198.7 220.4 243.0 302.4 326.0 374.9 396.0
【0054】
【表8】 ダイナミックレンジスケーリング用量子化マトリックスの例 Q out Range Scaling 32 22 20 32 48 80 102 122 24 24 28 38 52 116 120 110 28 26 32 48 80 114 138 112 28 34 44 58 102 174 160 124 36 44 74 112 136 218 206 154 48 70 110 128 162 208 226 184 98 128 156 174 206 242 240 202 144 184 190 196 224 200 206 198 JPEG8x8ブロック・サイズを用いた場合、ブロッ
ク・サイズが小さいため小さなフィルタ・カーネルしか
利用できないのでフィルタリングは若干制限される。さ
らに、量子化がイメージ内の高周波成分を多量に除去す
るので高周波の潜在的ブーストが制限される。
【0055】上述のハイブースト・フィルタのよればイ
メージの鮮明度で際だった改良がなされる。例えばハイ
ブースト・フィルタはスケールド・イメージの鮮明度を
改良するのに用いられてきた。イメージのサイズを減じ
る方法はいくつか存在するが、これらの方法の殆どは計
算時間を早めるためにスケールド・イメージの鮮明度を
犠牲にしている。量子化DCTドメイン内でハイブース
ト・フィルタを用いることにより、スケールド・イメー
ジは僅かな付加的計算コストでより鮮明になる。
【0056】コントラスト強調の目的は可視イメージを
生成する出力装置(例えばCRTディスプレイまたはプ
リンタ上のプリントアウト)のダイナミックレンジを十
分に活用することである。コントラスト強調の2つの簡
単なフォームが前述の本発明の方法を用いて実現され
る。逆ビデオ強調は原イメージの”ディジタル・ネガテ
ィブ”を取り出す。これは中間フォーマット内で各量子
化DCT係数の符号ビットを変更し、必要なら各DC係
数に定数Dを加えることにより達成される。これは表4
のrev0の欄に示されている。定数Dは出力イメージ
の所望の上限及び下限グレイスケール値に基づいて選択
される。係数を並べ替え符号を変更するという単一のプ
ロセスで回転と逆ビデオを達成することは簡単である。
その例が表4のrev90、rev180およびrev
270の欄に示される。
【0057】コントラスト強調の第2の簡単な例はイメ
ージ・ダイナミック・レンジを係数アルファで変更また
はスケーリングすることである。例えば、原イメージ・
ピクセルのグレイレベルが12ビットで表されディスプ
レイ装置が8ビット・グレイレベルを受容する場合、原
データ・ダイナミック・レンジを1/16に減らす必要
がある。アルファを1/16にセットし、逆量子化用の
マトリックス
【0058】
【数2】 Q out=alpha*Q in (2) を用いて、単一ステップでダイナミック・レンジ・スケ
ーリングと逆量子化が達成される。(Q outはJPE
G互換フォーマット用に使用されるQ inの整数表現に
限定されないのでこれは浮動小数点値でもよい。)同様
のコントラスト操作がカラーイメージに対しても達成さ
れる。中間データが圧縮YCrCbフォーマットの場
合、ダイナミック・レンジ・スケーリングはY成分を処
理するだけで達成される。スケーリングは拡張または縮
小でもよい。更に、カラー矯正とカラー補強がクロミナ
ンスに対するDCT量子化値のスケーリングにより達成
される。
【0059】コントラスト強調のより複雑な例はイメー
ジ・グレイレベル(またはYCrCb成分)のヒストグ
ラムに基づいてなされる。コンパクト・ヒストグラム
(即ち低標準偏差)は低コントラスト像を示す。データ
が中間フォーマットで与えられた場合、DC係数のヒス
トグラムを形成することにより近似グレイレベル・ヒス
トグラムが生成される。DC係数ヒストグラムはグレイ
レベル・ヒストグラムよりコンパクトであるが、コント
ラスト強調の目的にはこれは十分な近似である。強調パ
ラメータ・アルファ及びDはDC係数ヒストグラムから
次のように計算される。
【0060】
【数3】C1=ヒストグラム・エントリのn%が低位番
号のビンにあるような最小のヒストグラム・ビン番号
【0061】
【数4】C2=ヒストグラム・エントリのn%が高位番
号のビンにあるような最大のヒストグラム・ビン番号
【0062】
【数5】アルファ=K1/(C2−C1)
【0063】
【数6】D=−(K2+alpha*C1)
【0064】
【数7】K1=変換されたイメージの所望のダイナミッ
クレンジ
【0065】
【数8】K2=変換されたイメージの所望の最小値。
【0066】値nは、DC係数のヒストグラムがグレイ
レベルのヒストグラムより狭いという事実を補償するた
めに例えば5より小さくされる。ヒストグラムは量子化
されたまたは逆量子化されたDC係数のいずれから生成
されてもよい。更に、係数はゼロに関して対称的にスケ
ールされても、全て正であってもよい。DC係数のフォ
ームは必要なヒストグラム・ビンの数及びK1及びK2
の具体的な値を決める。
【0067】ヒストグラムによるコントラスト強調を用
いる場合、出力イメージは時には露出過度になる。これ
はC1及びC2を決定する計算を修正することで是正さ
れる。
【0068】C2を10%増しC1を10%減らすこと
で出力イメージの外見が改良された。
【0069】コントラスト強調は次のリニア変換を行う
ことで達成される: 1.アルファを使用して式(2)に示すごとく逆量子化
マトリックスを形成する 2.適切にスケールしたDを各DC項に加える。
【0070】これはイメージ全体に強調を与える。アル
ファを−1にセットしDを出力グレイレベルが0から2
5.5の範囲に来るようにセットしてこの方法を用いる
ことにより逆ビデオ強調が得られる。更にこの方法は、
2以上の量子化マトリックスがデコーダにより使用さ
れ、DC係数により選択する(即ち、各逆量子化マトリ
ックスがアルファに対する独自の値及びDにたいする対
応する独自の値で計算される)場合、断片的リニア・コ
ントラスト強調に対して用いられる。
【0071】DC係数及びジグザグ・スキャンの最初の
5個のAC係数のみにアルファ・スケーリングを施して
も満足な結果が得られた。この方法ではいくらかのブロ
ック化が観察されたがコントラスト強調イメージは予備
的レビューに対しては適切であり、オリジナルに対して
顕著な改良である。最初の5個のAC係数の処理で十分
であるので、極めて高速のコントラスト強調が例示JP
EG AC予測モード(JPEFG DIS付録Kに記
載)で逆圧縮されたイメージに与えられる。このモード
では、DC係数に強調変換を施すだけでよく、AC予測
はこの変換を伝搬して最初の5個のAC係数に至る。
【0072】本発明はハードウエアまたはソフトウエ
ア、またはその組み合わせよりなるシステムで実施でき
る。例えば、DCTチップをエントロピイ符号化を行う
コンピュータ及びソフトウエアと組み合わせて用いても
よい。また、ディジタル信号プロセッサがJPEG符号
化機能の1部として本発明を含む用のプログラムされて
もよい。この目的に適するプログラム可能なビデオ圧縮
プロセッサ・チップは例えば米国カリフォルニア州サン
タクララのIntegrated Informati
on Technology社から入手できる。
【0073】
【発明の効果】本発明のシステム及び方法はディジタル
・データ処理の重要な改良をもたらし、特にイメージ・
データ処理のおいて従来達成できなかったコンパクトな
貯蔵及びイメージ操作を与える。
【0074】特に本発明によれば圧縮対象のイメージ又
は同様なデータを更にコンパクトな態様で圧縮するの
に、所与のメモリ内で一層大きなイメージを処理でき、
処理時間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従いイメージを90度時計回りに回転
するための第1ステップにおけるDCT係数のブロック
のアレイの再配列を示す。
【図2】本発明に従いイメージを回転する第2ステップ
を示し、各ブロック内での係数の互換を示す。
【符号の説明】
なし
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イアン・リチャード・フィンレイ カナダ国オンタリオ−エム・アイ・ケイ 4ゼット4、スカボロウ、ペンザンス・ ドライブ 5番地 (72)発明者 ジョーン・エル・ミッチェル アメリカ合衆国ニューヨーク州、オスミ ング・チェリー・ヒル・サークル 7番 地 (72)発明者 カレン・ルイーズ・アンダーソン アメリカ合衆国ニューヨーク州、モーガ ン・レイク、クロムウェル・プレイス 13 ディー (72)発明者 フィリップ・ジョセフ・セメンティリ、 ジュニア アメリカ合衆国アリゾナ州、ツーソン、 ノース・ジェネマタス・ドライブ 5557 番地

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル・データ信号を、1つ以上のデ
    ータ・ユニットを各々が有する1つ以上のデータ・グル
    ープからのデータを含む多様な圧縮データ・フォーマッ
    トのいずれかから、少なくとも1つの異なったフォーマ
    ットにコード変換する方法であって、 データの原体を表すディジタルデータ信号を上記多様な
    圧縮データ・フォーマットから選択された、1つ以上の
    データ・ユニットを各々が有する1つ以上のデータ・グ
    ループを含む第1のフォーマットで受信し、 上記圧縮データ・フォーマットのいずれが上記第1フォ
    ーマットとして選択されたかに拘わらず、上記第1フォ
    ーマットの上記ディジタル・データ信号を、量子化DC
    T係数及び上記量子化DCT係数のグループに対する長
    さ表示よりなるフォームを有する共通中間フォーマット
    に変換し、 上記中間フォーマットで上記データ信号を動作させて上
    記信号を上記第1の圧縮データ・フォーマットとは異な
    る第2のフォーマットに変換する、 ステップよりなるコード変換方法。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2のフォーマットはデータ
    の原体の異なった圧縮表現である請求項1のコード変換
    方法。
  3. 【請求項3】上記第1及び第2のフォーマットはデータ
    ・グループの異なった順序よりなる請求項1のコード変
    換方法。
  4. 【請求項4】上記第1及び第2のフォーマットはデータ
    ・ユニットの異なった順序よりなる請求項1のコード変
    換方法。
  5. 【請求項5】上記第1及び第2のフォーマットの1方は
    漸進符号化であり、他方は順次符号化である請求項1の
    コード変換方法。
  6. 【請求項6】上記第1及び第2フォーマットの1方のデ
    ータ・ユニットはインターリーブ型であり、他方のフォ
    ーマットのデータ・ユニットは非インターリーブ型であ
    る請求項1のコード変換方法。
  7. 【請求項7】上記第1及び第2のフォーマットの1方は
    順次近似であり、他方はスペクトル選択である請求項1
    のコード変換方法。
  8. 【請求項8】上記データの原体はイメージ成分を含み、
    上記中間フォーマットは上記イメージ成分のDCT係数
    データを含み、上記方法は更に上記DCT係数データを
    上記データの原体の上記イメージ成分の垂直サンプリン
    グ・ファクタに従って配列された複数のバッファに分離
    するステップを含む請求項1のコード変換方法。
  9. 【請求項9】上記変換ステップは第1フォーマット・デ
    ータを各データ・ユニットの算術符号化のための決定。
    ツリーのビットに修正するステップを含む請求項1のコ
    ード変換方法。
  10. 【請求項10】電子データ信号を、1つ以上のデータ・
    ユニットを各々が有する1つ以上のデータ・グループか
    らのデータを含む多様な圧縮データ・フォーマットのい
    ずれかから少なくとも1つの異なったフォーマットにコ
    ード変換するシステムであって、 データの原体を表すディジタル・データ信号を上記多様
    な圧縮データ・フォーマットから選択された、1つ以上
    のデータ・ユニットを各々が有する1つ以上のデータ・
    グループを含む第1のフォーマットで受信する手段と、 上記多様なデータ・フォーマットから第1フォーマット
    の信号を選択する手段と、 上記圧縮データ・フォーマットのいずれが上記第1フォ
    ーマットとして選択されたかに拘わらず、上記第1フォ
    ーマットの上記ディジタル・データ信号を、量子化DC
    T係数及び上記量子化DCT係数のグループに対する長
    さ表示よりなるフォームを有する共通中間フォーマット
    に変換する手段と、 上記中間フォーマットで上記データ信号を動作させて上
    記信号を上記第1の圧縮データ・フォーマットとは異な
    る第2のフォーマットに変換する手段と、 よりなるコード変換システム。
  11. 【請求項11】ディジタル・データ信号をデータの原体
    を表す多様なデータフォーマットの1つで処理して上記
    データの原体の変換バージョンである他の1つのフォー
    マットでディジタル・データ信号を生成する方法であっ
    て、 上記データ・フォーマットから選択された第1のフォー
    マットで上記データの原体を表す1組のディジタル・デ
    ータ信号を受信し、 上記データ・フォーマットのいずれが上記第1フォーマ
    ットとして選択されたかに拘わらず、上記第1のフォー
    マットの上記1組のディジタル・データ信号を上記デー
    タの原体よりコンパクトなフォーマットを持つ共通の中
    間フォーマットに変換し、 上記1組のデータ信号を上記共通の中間フォーマットで
    動作させて上記信号を上記データの原体の変換バージョ
    ンである上記共通の中間フォーマットの第2組のデータ
    信号に変換し、 上記第2組のデータ信号を上記共通の中間フォーマット
    で動作させて上記信号を上記多様なデータ・フォーマッ
    トから選択された第2のデータ・フォーマットに変換す
    る、 ステップよりなるディジタル・データ信号処理方法。
  12. 【請求項12】上記データの原体の変換バージョンは上
    記データの原体を90度の整数倍回転したものである請
    求項11のディジタル・データ信号処理法方。
  13. 【請求項13】上記データの原体の変換バージョンは上
    記データの原体をフィルタにかけたものである請求項1
    1のディジタル・データ信号処理方法。
  14. 【請求項14】データの原体を表すディジタル・データ
    信号を処理して上記データの原体の変換バージョンであ
    るディジタル・データ信号を生成する方法であって、 上記データの原体を表す1組のディジタル・データ信号
    を受信し、 上記データ信号に量子化マトリックスを施し、 所定のフィルタ・マトリックスを用意し、 上記量子化マトリックスに上記フィルタ・マトリックス
    を項毎に掛け合わせて逆量子化マトリックスのフォーム
    で上記データの原体の変換バージョンを生成する、 ステップよりなるディジタル・データ信号処理方法。
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