JP2000013797A - 画像圧縮装置および画像伸張装置 - Google Patents

画像圧縮装置および画像伸張装置

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JP2000013797A
JP2000013797A JP17889198A JP17889198A JP2000013797A JP 2000013797 A JP2000013797 A JP 2000013797A JP 17889198 A JP17889198 A JP 17889198A JP 17889198 A JP17889198 A JP 17889198A JP 2000013797 A JP2000013797 A JP 2000013797A
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JP
Japan
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bit
quantized dct
orthogonal transform
coefficient
image
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JP17889198A
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English (en)
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Nobusato Abe
紳聡 阿部
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度の画像を効率的に圧縮し、かつ画像
劣化を生じさせないように画像を圧縮、伸張処理する。 【解決手段】 画像圧縮装置10内に離散コサイン変換
(DCT演算)部15、量子化部16、ビット分離部1
7、ハフマン符号化部18を設ける。画像圧縮装置10
内に入力された画像データを、DCT演算部15におい
てDCT演算し、量子化部16において量子化すること
により、量子化DCT係数に変換する。量子化DCT係
数を、ビット分離部17において上位量子化DCT係数
と下位量子化DCT係数に分離し、上位量子化DCT係
数をハフマン符号化部18においてハフマン符号化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー静止画像を
圧縮し、伸張する画像圧縮装置および画像伸張装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】カラー静止画像を圧縮することによって
通信回路を介した画像の転送を効率的に行うため、JP
EG(Joint Photographic Expert Group)方式と呼ばれ
る画像圧縮方式が標準化されている。JPEG方式のベ
ースラインプロセスでは、まず画像データを離散コサイ
ン変換することによって空間周波数成分ごとに分解し、
空間周波数成分毎に表されたデータを量子化し、量子化
されたデータを符号化(圧縮)する。符号化された画像
データは、復号化し、逆量子化し、逆離散コサイン変換
することによって伸張され、これにより元の画像が復元
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなJPEG方
式によれば、高解像度の画像を効率的に圧縮することが
できるが、圧縮、伸張の過程で何らかの歪みが付加され
るため圧縮された画像には劣化が生じる。そのためJP
EG方式には画像に歪みが付加されない可逆符号化方式
も提案されているが、この方式では高解像度の画像を効
率的に圧縮できない。
【0004】本発明は、高解像度の画像を効率的に圧縮
するJPEG方式を取り入れながら、歪みを付加させ
ず、画像劣化を生じさせないように画像を圧縮、伸張す
るための画像圧縮装置および画像伸張装置を得ることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像圧縮装置
は、入力される静止画像に対応した画像データを直交変
換することによりビット列で表される直交変換係数を求
める直交変換手段と、直交変換係数のビット列を上位ビ
ット列と下位ビット列の2つに分離し、上位ビット列で
表される上位直交変換係数と下位ビット列で表される下
位直交変換係数とを求めるビット分離手段と、上位直交
変換係数を符号化することにより圧縮画像データを求め
る符号化手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】ビット分離手段は、量子化された直交変換
係数をビット分離することが望ましい。
【0007】ビット分離手段は、ビット列で表される直
交変換係数を右シフト演算し、右シフト演算により分離
されるビット列を下位ビット列、右シフト演算により変
換される直交変換係数のビット列を上位ビット列とする
ことで上位直交変換係数と下位直交変換係数とを求める
ことが望ましい。
【0008】本発明の画像伸張装置は、入力される圧縮
画像データを復号化することによって上位直交変換係数
を求める復号化手段と、入力される下位直交変換係数と
復号化手段によって得られる上位直交変換係数をビット
合成することにより直交変換係数を求めるビット合成手
段と、直交変換係数を逆直交変換することにより画像デ
ータを求める逆直交変換手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】逆直交変換手段は、逆量子化された直交変
換係数を逆直交変換することが望ましい。
【0010】ビット合成手段は、ビット列で表される上
位直交変換係数を左シフト演算し、左シフト演算によっ
て空白になるビット部分に下位ビット列を当てはめるこ
とにより、直交変換係数を求めることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態である画
像圧縮装置および画像圧縮装置について図面を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施形態例である画像圧
縮装置のブロック図である。
【0012】被写体像11( 静止画像)は、レンズ12
を介して固体撮像素子13の受光面上に結像される。固
体撮像素子13の受光面には光電変換素子が配設され、
光電変換素子の上面にはレッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)の各色フィルタ要素からなるカラ
ーフィルタが設けられている。各光電変換素子は一つの
画素データに対応しており、被写体像は各光電変換素子
によって所定の色に対応した電気的な画像信号に変換さ
れる。そして画像信号は、A/D変換器( 図示せず)に
おいてアナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0013】デジタル化された画像信号は、信号処理回
路(図示せず)において輝度データY、色差データC
b、Crに変換されて画像メモリ14に入力される。画
像メモリ14には、輝度データY、色差データCb、C
rがそれぞれ独立した領域に格納されており、各メモリ
領域は1画像分の記憶容量を有している。輝度データ
Y、色差データCb、Crは、画像圧縮装置10に対す
る入力データである。
【0014】輝度データYおよび色差データCb、Cr
の画像データは、1画面において複数のブロックに分割
され、ブロック単位で処理される。各ブロックは、8×
8個の画素データからなる。
【0015】画像メモリ14から読み出された輝度デー
タYおよび色差データCb、Crは、画像圧縮装置10
に入力される。画像圧縮装置10は、離散コサイン変換
(DCT演算)部15、量子化部16、ビット分離部1
7、ハフマン符号化部18から構成されている。輝度デ
ータYおよび色差データCb、Crは、画像圧縮装置1
0においてそれぞれ別々に圧縮処理される。
【0016】入力された輝度データYおよび色差データ
Cb、Crは、DCT演算部15において、DCT演算
が施される。DCT演算は直交変換の一つであり、画像
データは空間周波数成分毎に分解されてDCT係数に変
換される。
【0017】輝度データYおよび色差データCb、Cr
のDCT係数は、量子化部16において量子化され、量
子化DCT係数に変換される。この量子化は線形量子化
であり、8×8=64個の量子化係数から構成される量
子化テーブルQを用いて量子化される。すなわち、DC
T係数がそれぞれに対応する量子化係数で割り算され、
余りが丸められる。量子化テーブルとして、輝度データ
Y用の量子化テーブルQy 、色差データCb,Cr用の
量子化テーブルQc がそれぞれ設けられている。
【0018】輝度データYおよび色差データCb、Cr
は、画像圧縮装置10において2進数のビット列で表さ
れており、輝度データYおよび色差データCb、Crの
量子化DCT係数も2進数のビット列で表される。輝度
データYおよび色差データCb、Crの量子化DCT係
数のビット列は、ビット分離部17において上位ビット
列と下位ビット列に分離され、上位ビット列で表される
上位量子化DCT係数と下位ビット列で表される下位量
子化DCT係数とが求められる。ただし、ここでは1ビ
ットに対してもビット列として表す。
【0019】輝度データYおよび色差データCb、Cr
の上位量子化DCT係数は、符号化部18において符号
化(圧縮)され、圧縮画像データとして記録媒体Mの圧
縮画像データ記録領域M2に記録される。符号化に関し
てはJPEGアルゴリズムに準拠したハフマン符号化方
式を適用する。下位量子化DCT係数は、符号化されず
にそのまま記録媒体Mの下位記録領域M3に記録され
る。上位量子化DCT係数、下位量子化DCT係数の記
録とともに量子化部16で用いられた量子化テーブルQ
y 、Qc が、記録媒体Mの量子化テーブル記録領域M1
に記録される。
【0020】図2、図3を用いて、8×8のマトリクス
で表された1つの画素ブロックに対する圧縮処理を説明
する。
【0021】図2には、輝度データYの画素ブロックP
と、DCT係数行列Cと、量子化テーブルQと、量子化
DCT係数行列Dとがそれぞれ8×8のマトリクスで例
示されている。各マトリクスの要素は、それぞれ画素値
yx、DCT係数Cji、量子化係数Qji、量子化DCT
係数Djiと表される。
【0022】画素値Pyxは輝度データYの値である。画
素値Pyxにおいて、添字yは縦方向の位置を示し、上か
ら0,1,2,・・・7である。また添字xは横方向の
位置を示し、左から0,1,2,・・・7である。例え
ば、y=1、x=1の場合、画素値P11=162であ
る。
【0023】DCT係数Cji、量子化テーブルQji、量
子化DCT係数Djiにおける添字jは、添字yと同じよ
うに縦方向の位置を示し、上から0,1,2,・・・7
である。また添字iは、添字xと同じように横方向の位
置を示し、左から0,1,2,・・・7である。例え
ば、j=1、i=1の場合、DCT係数C11の値は36
である。
【0024】まず画素ブロックPの各画素値Pyxは、D
CT演算によってDCT係数Cjiに変換される。DCT
係数行列Cのなかで位置(0,0)にあるDCT係数C
00はDC成分であり、残りの位置にあるDCT係数Cji
はAC成分である。DC成分は画素ブロックPの画素値
yxの平均値を表し、空間周波数は0である。一方AC
成分は、DCT係数C01ないしC10からDCT係数C77
の方向に向かって、より高い空間周波数成分の値が画素
ブロックPの中にどれほどあるかを表す。このように画
素ブロックPは、DCT演算によって空間周波数成分毎
に分解される。
【0025】次に各DCT係数Cjiは、量子化係数Qji
によって量子化DCT係数Djiに量子化される。すなわ
ち、各DCT係数Cjiがそれぞれ対応する量子化係数Q
jiで割り算され、余りが丸められる。ほぼ無歪みの画像
圧縮処理をするため、量子化テーブルQは高圧縮な画像
処理に対応した量子化テーブルではなく、なるべく小さ
い値の量子化係数Qjiによって構成されている。
【0026】例えばDCT係数C03(=5)は、量子化
係数Q03(=2)で割り算されて余りが丸められる(四
捨五入される)ことにより、量子化DCT係数D03(=
3)が求められる。
【0027】図3には、量子化DCT係数行列Dと、上
位量子化DCT係数行列DHと、下位量子化DCT係数
行列DLが示されている。それぞれの要素は、量子化D
CT係数Dji、上位量子化DCT係数DHji、下位量子
化DCT係数DLjiと表される。
【0028】ビット列で表されるそれぞれの量子化DC
T係数Djiは、ビット分離によって上位ビット列と下位
ビット列に分離され、上位ビット列で表される上位量子
化DCT係数DHjiと下位ビット列で表される下位量子
化DCT係数DLjiとが求められる。ビット分離される
ビット数は、ここでは1ビットである。
【0029】例えば量子化DCT係数D11(=36)の
ビット列は、ビット分離によって上位量子化DCT係数
DH11(=18)のビット列と下位量子化DCT係数D
11(=0)のビット列に分離される。また量子化DC
T係数D21(=−7)のビット列は、ビット分離によっ
て上位量子化DCT係数DH21(=−4)のビット列と
下位量子化DCT係数DL21(=1)のビット列に分離
される。ただし、1ビットに対してもビット列として表
す。ビット分離に関しては、後述する。
【0030】上位量子化DCT係数DHjiは、ハフマン
テーブルを用いてハフマン符号化される。そのとき、A
C成分、DC成分によって上位量子化DCT係数DHji
は別々に符号化され、AC成分の上位量子化DCT係数
DHjiは従来公知のようにジグザグスキャンされて2次
元のマトリクスから1列のデータに変換された後に符号
化される。一方、下位量子化DCT係数DLjiはハフマ
ン符号化されない。
【0031】上位量子化DCT係数行列DHをジグザグ
スキャンして1列に並べ替えたとき、ゼロの出現頻度が
量子化DCT係数行列Dをジグザグスキャンするときに
比べて増える。そのため、ゼロラン長(連続する0の長
さ)が長くなる。また、0以外の上位量子化DCT係数
DHjiの値は量子化DCT係数Djiの値より小さいた
め、上位量子化DCT係数行列DHjiがハフマン符号化
されるときに必要な情報量は量子化DCT係数Djiの場
合に比べて少ない。よって、ビット分離を実行すること
により画像データを効率的に圧縮することができる。
【0032】図3、図4を用いて、1ビットのビット分
離を詳述する。そのため、量子化DCT係数Djiをビッ
ト列で表す。1つのDCT係数Cjiには通常16ビット
が割り当てられ、量子化DCT係数Djiでは16ビット
のうち12ビットが使用される。正負の値をとるAC成
分の量子化DCT係数Djiの場合、16ビットのうち最
上位の1ビットが符号ビットとして使われ、下位の11
ビットを使用して量子化DCT係数Djiが2進数で表さ
れる。
【0033】図4では、図3の量子化DCT係数Dji
うちAC成分である量子化DCT係数D11(=36)と
量子化DCT係数D21(=−7)のビット分離を示して
いる。
【0034】まず、正の値をとる量子化DCT係数D11
(=36)に対して1ビットのビット分離をする場合を
説明する。
【0035】量子化DCT係数D11(=36)は、2進
法で表すと「00000100100」であり、符号ビ
ットFは正を表す「0」である。16ビットのビット列
B0において、2進数「00000100100」は右
端からの11ビットを使って表される。「0」である符
号ビットFは、ビット列B0の左端にある最上位ビット
に位置する。なお量子化DCT係数Djiが正の値の場
合、使用されていない4ビットJ0は「0000」とな
っている。
【0036】ビット分離の実行により、量子DCT係数
11(=36)は右シフト演算される。 シフト演算と
は、各ビットを指定されたビット数だけ右または左に桁
移動させる演算である。1ビットの右シフト演算が実行
されると、各ビットが右に1つずつ移動させられ、
「0」である右端の最下位ビットKは分離される。そし
て右シフト演算によって空白になった左端の最上位ビッ
トには、「0」である符号ビットFが埋められる。
【0037】このようにして、ビット列B0は右シフト
演算により10ビットで表される2進数「000001
0010」のビット列B1に変換される。このビット列
B1が上位ビット列であり、2進数「00000100
10」を10進法で表した値が上位量子化DCT係数D
11の値となる。すなわち、上位量子化DCT係数DH
11の値は18である。
【0038】一方、右シフト演算によって分離された最
下位ビットKが下位ビット列であり、最下位ビットKの
値が下位量子化DCT係数DL11の値となる。2進数
「0」は10進法で0と表されるから、下位量子化DC
T係数DL11の値は0である。
【0039】このように量子化DCT係数D11(=3
6)のビット列B0は、ビット分離によって上位ビット
列であるビット列B1と下位ビット列である最下位ビッ
トKに分離され、上位量子化DCT係数DH11(=1
8)と下位量子化DCT係数DL 11(=0)が求められ
る。
【0040】次に、負の値である量子化DCT係数D21
(=−7)に対して1ビットのビット分離をする場合を
説明する。
【0041】量子化DCT係数D21(=−7)は、2進
法では「11111111001」と表され、符号ビッ
トFは負を表す「1」である。16ビットのビット列M
0において、2進数「11111111001」は右端
からの11ビットを使って表される。「1」である符号
ビットFは、ビット列M0の左端にある最上位ビットに
位置する。なお、量子化DCT係数Djiが負の値の場
合、使用されていない4ビットJ1は、「1111」と
なっている。
【0042】ビット分離の実行により、量子化DCT係
数D21(=−7)は右シフト演算される。右シフト演算
されると、「1」である最下位ビットKは分離される。
そして、右シフト演算によって空白となった最上位ビッ
トには、「1」である符号ビットFが埋められる。
【0043】このようにして、ビット列M0は右シフト
演算により10ビットで表される2進数「111111
1100」のビット列M1に変換される。このビット列
M1が上位ビット列であり、2進数「11111111
00」を10進法で表した値が上位量子化DCT係数D
21の値となる。すなわち、量子化DCT係数DH21
値は符号ビットFが「1」であることから−4である。
【0044】一方、右シフト演算によって分離された最
下位ビットKが下位ビット列であり、最下位ビットKを
10進法で表した値が、下位量子化DCT係数DL21
値となる。2進数「1」は10進法で1と表されるか
ら、下位量子化DCT係数DL 21の値は1である。
【0045】このように量子化DCT係数D21(=−
7)のビット列M0は、ビット分離によって上位ビット
列であるビット列B1と下位ビット列である最下位ビッ
トKに分離され、上位量子化DCT係数DH21(=−
4)と下位量子化DCT係数DL 21(=1)が求められ
る。
【0046】以上のようにAC成分の量子化DCT係数
jiは、ビット分離によって上位量子化DCT係数DH
jiと下位量子化DCT係数jiに分離される。
【0047】DC成分の量子化DCT係数D00も、AC
成分の量子化DCT係数Djiと同じようにビット分離さ
れる。ただし、DC成分の量子化DCT係数D00は必ず
正の値になるため、16ビットのビット列において12
ビットが割り当てられる。そのため、右シフト演算され
たとき空白になる最上位ビットには、正を示す「0」の
符号ビットFが埋められる。
【0048】なお、2ビット、3ビットのビット分離の
場合、量子化DCT係数Djiに対して2ビット、3ビッ
トの右シフト演算が実行される。
【0049】図5は、8×8の量子化DCT係数行列に
対してnビットのビット分離を行うときの手順を示すフ
ローチャートである。図3、図5を用いてビット分離の
フローチャートを説明する。
【0050】ステップ201では、縦方向の位置を表す
添字jが0に設定される。ステップ202では、横方向
の位置を表す添字iが0と設定され、行列の横方向を表
す行のなかで最も左側の量子化DCT係数Dj0がビット
分離の対象とされる。量子化DCT係数D00が最初のビ
ット分離の対象である。
【0051】ステップ203では、量子化DCT係数D
jiに対してnビットのビット分離をするためにnビット
の右シフト演算が実行され、上位量子化DCT係数DH
jiが求められる。
【0052】例えば1ビットのビット分離の場合、量子
化DCT係数D21(=−7)から上位量子化DCT係数
DH21(=−4)が求められる。例えば3ビットのビッ
ト分離の場合、量子化DCT係数D21(=−7)から上
位量子化DCT係数DH21(=−1)が求められる。
【0053】ステップ204では、下位量子化DCT係
数DLjiが求められる。下位量子化DCT係数DLji
求める算術式は、(1)式のようになる。
【0054】 DLji=Dji−(DHji×2n ) ・・・・・・・・(1)
【0055】例えば1ビットのビット分離の場合、量子
化DCT係数D21(=−7)に対して下位量子化DCT
係数DL21の値は、上位量子化DCT係数DH21の値が
−4であることから DLji= −7−(−4×21)=1 となる。
【0056】例えば3ビットのビット分離の場合、量子
化DCT係数D21(=−7)に対して下位量子化DCT
係数DL21の値は、上位量子化DCT係数DH21の値が
−1であることから DLji=−7−(−1×23 )=1 となる。
【0057】ステップ205では、添字iに1が加算さ
れる。これによりビット分離される対象の量子化DCT
係数Djiが1つ右隣の量子化DCT係数Djiに移され
る。
【0058】ステップ206では、添字iが8であるか
否かが判定される。すなわち、横方向の1つの行に関し
てすべての量子化DCT係数Djiがビット分離されたか
否かが判定される。添字iが8であると判定されるとス
テップ207に移る。添字iが8でないと判定されると
ステップ203に戻る。
【0059】ステップ207では、添字jに1が加算さ
れる。すなわち、ビット分離される量子化DCT係数D
jiが、1つ下の行の量子化DCT係数Djiに移される。
【0060】ステップ208では、添字jが8であるか
否かが判定される。すなわち、全ての量子化DCT係数
jiがビット分離されたか否かが判定される。添字jが
8であると判定されると、量子化DCT係数行列のビッ
ト分離は終了する。添字jが8でないと判定されると、
ステップ202に戻る。
【0061】以上のように本実施形態を適用して画像を
圧縮処理すれば、ゼロラン長がより長くなり、また符号
化に必要な情報量がより少なくなるため、画像を効率的
に圧縮することができる。
【0062】図6は、本発明の一実施形態である画像伸
張装置のブロック図である。
【0063】輝度データYおよび色差データCb,Cr
の圧縮画像データが記録媒体Mの記録領域M2から読み
出され、画像伸張装置30に送られる。画像伸張装置3
0は、ハフマン復号化部31、ビット合成部32、逆量
子化部33、逆離散コサイン変換(IDCT演算)部3
4から構成されている。輝度データYおよび色差データ
Cb,Crの圧縮画像データは、画像伸張装置30にお
いてそれぞれ別々に伸張処理される。
【0064】輝度データYおよび色差データCb,Cr
の圧縮画像データは、ハフマン復号化部31において復
号化され、上位量子化DCT係数に変換される。この復
号化はハフマン符号化とは逆の作用であり、上位量子化
DCT係数は2進数のビット列で表される。
【0065】輝度データYおよび色差データCb,Cr
の上位量子化DCT係数と、記録媒体Mの下位記録領域
M3から読み出された輝度データYおよび色差データC
b,Crの下位量子化DCT係数が、ビット合成部32
においてビット合成され、量子化DCT係数が復元され
る。
【0066】輝度データYおよび色差データCb,Cr
の量子化DCT係数は、逆量子化部33において量子化
テーブルQを用いて逆量子化され、DCT係数に変換さ
れる。すなわち、輝度データY用の量子化テーブル
y 、および色差データCb,Cr用の量子化テーブル
c が記録媒体Mの量子化テーブル記録領域M1から読
み出され、各量子化DCT係数にそれぞれ対応する量子
化係数が掛け算される。
【0067】輝度データYおよび色差データCb,Cr
のDCT係数は、IDCT演算部34においてIDCT
演算され、輝度データYおよび色差データCb,Crに
変換される。IDCT演算は、DCT演算とは逆の演算
である。IDCT演算によって得られた輝度データYお
よび色差データCb,Crは、画像メモリ14に入力さ
れる。
【0068】図7、8を用いて、圧縮画像データに対す
る伸張処理を説明する。圧縮画像データは、 以下では輝
度データYを対象とする。
【0069】図7には、図3と同じように上位量子化D
CT係数行列DHと、下位量子化DCT係数行列DL
と、量子化DCT係数行列Dとが8×8のマトリクスで
例示されている。各マトリクスの要素は、上位量子化D
CT係数DHji、下位量子化DCT係数DLji、量子化
DCT係数Djiと表される。
【0070】圧縮画像データはAC成分、DC成分それ
ぞれ別々にハフマン復号化され、AC成分がジグザグス
キャンの逆であるマトリクス化されることにより、上位
量子化DCT係数行列DHが求められる。
【0071】上位量子化DCT係数DHjiとそれに対応
する下位量子化DCT係数DLjiがビット合成されるこ
とにより、量子化DCT係数Djiが復元される。ビット
合成されるビット数は、ここでは1ビットである。
【0072】例えば上位量子化DCT係数DH11(=1
8)と下位量子化DCT係数DL11(=0)がビット合
成されると、量子化DCT係数D11(=36)が復元さ
れる。また、上位量子化DCT係数DH21(=−4)と
下位量子化DCT係数DL21(=1)がビット合成され
ると、量子化CT係数D21(=−7)が復元される。な
お、ビット合成に関しては後述する。
【0073】図8には、量子化DCT係数行列Dと量子
化テーブルQとDCT係数行列C’と画素ブロックP’
とが8×8のマトリクスで例示されている。各マトリク
スの要素は、それぞれ量子化DCT係数Dji、量子化係
数Qji、DCT係数C’ji、画素値P’yxと表される。
【0074】量子化DCT係数Djiは、量子化係数Qji
によってDCT係数C’jiに逆量子化される。すなわ
ち、各量子化DCT係数Djiにそれぞれ対応する量子化
係数Q jiが掛け算される。
【0075】例えば量子化DCT係数D23(=−1)に
は、量子化係数Q23(=2)が掛け算されて、DCT係
数C’23(=−2)が求められる。
【0076】DCT係数C’jiはIDCT演算によって
画素値P’yxに変換される。IDCT演算が実行される
ことにより、8×8の画像値P’yxからなる画素ブロッ
クP’が復元される。
【0077】図7、図9を用いて、1ビットのビット合
成を詳述する。そのため、上位量子化DCT係数DHji
および下位量子化DCT係数DLjiをビット列で表す。
【0078】図9では、図7の上位量子化DCT係数D
11(=18)と下位量子化DCT係数DL11(=
0)、および上位量子化DCT係数DH21(=−4)と
下位量子化DCT係数DL21(=1)に対するビット合
成を示している。
【0079】まず、AC成分の上位量子化DCT係数D
11(=18)と下位量子化DCT係数DL11(=0)
に対して1ビットのビット合成を行う場合を説明する。
【0080】上位量子化DCT係数DH11(=18)
は、図4で示したように16ビットのビット列B1で表
される。下位量子化DCT係数DL11(=0)は2進数
で「0」であり、下位ビット列K1で表される。
【0081】ビット合成の実行により、上位量子化DC
T係数DH11(=18)は左シフト演算される。1ビッ
トの左シフト演算が実行されると、各ビットが左に1つ
ずつ移動させられ、 左端の「0」である符号ビットFが
分離される。そして左シフト演算によって空白になった
右端の最下位ビットには、「0」である下位ビット列K
1が埋められる。また、左端から2番目の「0」である
ビットF0が、1ビットの左シフト演算によって左端の
最上位ビットに移動され、符号ビットFとなる。
【0082】左シフト演算により、ビット列B1は11
ビットを使用して表される2進数「000001001
00」のビット列B0に変換される。そして、2進数
「00000100100」を10進法で表した値が量
子化DCT係数D11となる。すなわち、量子化DCT係
数D11の値は36である。
【0083】このように、上位量子化DCT係数DH11
(=18)と下位量子化DCT係数DL11(=0)がビ
ット合成されることにより、量子化DCT係数D11(=
36)が復元される。
【0084】次に、AC成分の上位量子化DCT係数D
21(=−4)と下位量子化DCT係数DL21(=1)
に対して1ビットのビット合成をする場合を説明する。
【0085】上位量子化DCT係数DH21(=−4)
は、図4で示したように16ビットのビット列M1で表
される。下位量子化DCT係数DL21(=1)は、2進
数で「1」であり、下位ビット列K1で表される。
【0086】ビット合成の実行により、上位量子化DC
T係数DH21(=−4)は左シフト演算される。1ビッ
トの左シフト演算が実行されると、各ビットが左に1つ
ずつ移動させられ、 左端の「1」である符号ビットFが
分離される。そして左シフト演算によって空白になった
右端の最下位ビットには、「1」である下位ビット列K
1が埋められる。また、左端から2番目の「1」である
ビットF0が、1ビットの左シフト演算によって左端の
最上位ビットに移動され、符号ビットFとなる。
【0087】左シフト演算により、ビット列M1は11
ビットを使用して表される2進数「111111110
01」のビット列M0に変換される。そして、2進数
「11111111001」を10進法で表した値が量
子化DCT係数D21の値となる。すなわち、「1」であ
る符号ビットFを考慮して量子化DCT係数D21の値は
−7である。
【0088】このように、上位量子化DCT係数DH21
(=−4)と下位量子化DCT係数DL21(=1)がビ
ット合成されることにより、量子化DCT係数D21(=
−7)が復元される。
【0089】以上のようにAC成分の上位量子化DCT
係数DHjiと下位量子化DCT係数DLjiがビット合成
されることにより、量子化DCT係数Djiが復元され
る。
【0090】DC成分の上位量子化DCT係数DH00
下位量子化DCT係数DL00も、同じようにビット合成
される。ただし、DC成分の上位量子化DCT係数DH
00は必ず正の値になるため、16ビットのビット列にお
いて12ビットが割り当てられる。
【0091】なお、2ビット、3ビットのビット合成の
場合、上位量子化DCT係数DHjiに対して2ビット、
3ビットの左シフト演算が実行される。
【0092】図10は、8×8の上位量子化DCT係数
行列と下位量子化DCT係数行列に対してnビットのビ
ット合成するときの手順を示すフローチャートである。
図7、図10を用いてビット合成のフローチャートを説
明する。
【0093】ステップ301では、縦方向の位置を表す
jが0に設定される。ステップ302では、横方向の位
置を表す添字iが0に設定され、行列の横方向を表す行
の中でもっとも左側の上位量子化DCT係数DHj0と下
位量子化DCT係数DLj0がビット合成の対象とされ
る。上位量子化DCT係数DH00と下位量子化DCT係
数DL00が最初のビット合成の対象である。
【0094】ステップ303では、上位量子化DCT係
数DHjiに対してnビットの左シフト演算が実行され、
量子化DCT係数Djiが求められる。量子化DCT係数
jiを求める算術式は、(2)式のようになる。
【0095】 Dji=DHji×2n +DLji・・・・・・(2)
【0096】例えば、1ビットのビット合成の場合、上
位量子化DCT係数DH21(=−4)と下位量子化DC
T係数DL21(=1)に対して量子化DCT係数D21
値は 、 Dji=−4×21 +1=−7 となる。
【0097】例えば、3ビットのビット合成の場合、上
位量子化DCT係数DH21(=−1)と下位量子化DC
T係数DL21(=1)に対して量子化DCT係数D21
値は D21=−1×23 +1=−7 となる。
【0098】ステップ304では、添字iに1が加算さ
れる。これによりビット合成される対象の上位量子化D
CT係数DHjiと下位量子化DCT係数DLjiが1つ右
隣の上位量子化DCT係数DHjiと下位量子化DCT係
数DLjiに移される。
【0099】ステップ305では、添字iが8であるか
否かが判定される。すなわち、横方向の1つの行に関し
て全ての上位量子化DCT係数DHjiと下位量子化DC
T係数DLjiがビット合成されたか否かが判定される。
添字iが8であると判定されるとステップ306に移
る。添字iが8でないと判定されるとステップ303に
戻る。
【0100】ステップ306では、添字jに1が加算さ
れる。すなわち、ビット合成される対象の上位量子化D
CT係数DHjiと下位量子化DCT係数DLjiが、1つ
下の行の上位量子化DCT係数DHjiと下位量子化DC
T係数DLjiに移される。
【0101】ステップ307では、添字jが8であるか
否かが判定される。すなわち、全ての上位量子化DCT
係数DHjiと下位量子化DCT係数DLjiがビット合成
された否かが判定される。添字jが8であると判定され
ると、8×8の上位量子化DCT係数行列DHと下位量
子化DCT係数行列DLに対するビット合成は終了す
る。添字jが8でないと判定されると、ステップ302
に戻る。
【0102】以上のように本実施形態によれば、量子化
DCT係数Djiのビット列を上ビット列と下位ビット列
にビット分離し、上位ビット列で表される上位量子化D
CT係数DHjiと下位ビット列で表される下位量子化D
CT係数DLjiを求めることにより、画像を効率的に圧
縮することができる。また、上位量子化DCT係数DH
jiと下位量子化DCT係数DLjiをビット合成すること
により、量子化DCT係数Djiを復元し、ほぼ無歪みの
画像を復元することができる。
【0103】従来の可逆符号化方式と本発明による画像
圧縮方式を比較するため、それぞれの画像圧縮方式を用
いてカラー静止画像を圧縮し、圧縮率(元画像データ量
に対する圧縮画像データ量の割合)を計った。ただし、
本発明の画像圧縮方式では画像劣化を生じさせないため
に量子化を実行しない。従来の可逆符号化方式の場合、
圧縮率は75.6パーセントであったのに対し、本発明
による画像圧縮方式の場合、圧縮率は70.9パーセン
トであった。この計測結果から、本発明による画像圧縮
方式は従来の可逆符号化方式よりも画像を効率的に圧縮
できることがわかる。
【0104】なお、画像圧縮処理に関してはDCT演算
の代わりにアダマール変換を適用してもよい。この場
合、画像伸張処理に関してはIDCT演算の代わりに逆
アダマール変換が用いられる。
【0105】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高解像度
の画像をほぼ無歪みで圧縮、伸張処理することができ、
かつ効率的に圧縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した画像圧縮装置の
ブロック図である。
【図2】画素ブロックとDCT係数行列と量子化DCT
行列を示した図である。
【図3】量子化DCT係数行列と上位量子化DCT係数
行列と下位量子化DCT係数行列を示した図である。
【図4】2つの量子化DCT係数のビット分離を示した
図である。
【図5】ビット分離の手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の一実施形態を適用した画像伸張装置の
ブロック図である。
【図7】上位量子化DCT係数行列と下位量子化DCT
係数行列と量子化DCT行列を示した図である。
【図8】量子化DCT係数行列とDCT係数行列と画素
ブロックを示した図である。
【図9】2つの上位量子化DCT係数と下位量子化DC
T係数のビット合成を示した図である。
【図10】ビット合成の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 画像圧縮装置 30 画像伸張装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月29日(1999.1.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】ビット分離の実行により、量子化DCT係
数D11(=36)は右シフト演算される。シフト演算
とは、各ビットを指定されたビット数だけ右または左に
桁移動させる演算である。1ビットの右シフト演算が実
行されると、各ビットが右に1つずつ移動させられ、
「0」である右端の最下位ビットKは分離される。そし
て右シフト演算によって空白になった左端の最上位ビッ
トには、「0」である符号ビットFが埋められる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】例えば1ビットのビット分離の場合、量子
化DCT係数D21(=−7)に対して下位量子化DC
T係数DL21の値は、上位量子化DCT係数DH21
の値が−4であることから DL21= −7−(−4×2)=1 となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】例えば3ビットのビット分離の場合、量子
化DCT係数D21(=−7)に対して下位量子化DC
T係数DL21の値は、上位量子化DCT係数DH21
の値が−1であることから DL21= −7−(−1×2)=1 となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】例えば、1ビットのビット合成の場合、上
位量子化DCT係数DH21(=−4) と下位量子化
DCT係数DL21(=1)に対して量子化DCT係数
の値は、 D21=−4×2+1=−7 となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】ステップ307では、添字jが8であるか
否かが判定される。すなわち、全ての上位量子化DCT
係数DHjiと下位量子化DCT係数DLjiがビット
合成されたか否かが判定される。添字jが8であると判
定されると、8×8の上位量子化DCT係数行列DHと
下位量子化DCT係数行列DLに対するビット合成は終
了する。添字jが8でないと判定されると、ステップ3
02に戻る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】以上のように本実施形態によれば、量子化
DCT係数Djiのビット列を上位ビット列と下位ビッ
ト列にビット分離し、上位ビット列で表される上位量子
化DCT係数DHjiと下位ビット列で表される下位量
子化DCT係数DLjiを求めることにより、画像を効
率的に圧縮することができる。また、上位量子化DCT
係数DHjiと下位量子化DCT係数DLjiをビット
合成することにより、量子化DCT係数Djiを復元
し、ほぼ無歪みの画像を復元することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA03 BA14 EA01 EC01 EK04 EL01 EM09 EM11 EM16 GF01 GF02 GM01 5C059 KK03 LA01 MA00 MA23 MA34 MC02 MC14 MC33 MC35 MC36 MC38 ME02 PP01 PP14 SS15 UA02 UA05 5C078 AA09 BA01 BA12 BA21 BA44 BA57 CA22 DA01 DA02 DB18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される静止画像に対応した画像デー
    タを直交変換することによりビット列で表される直交変
    換係数を求める直交変換手段と、 前記直交変換係数のビット列を上位ビット列と下位ビッ
    ト列の2つに分離し、前記上位ビット列で表される上位
    直交変換係数と前記下位ビット列で表される下位直交変
    換係数とを求めるビット分離手段と、 前記上位直交変換係数を符号化することにより、圧縮画
    像データを求める符号化手段と、 を備えたことを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記ビット分離手段が、量子化された前
    記直交変換係数をビット分離することを特徴とする請求
    項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット分離手段が、ビット列で表さ
    れる前記直交変換係数を右シフト演算し、前記右シフト
    演算により変換される前記直交変換係数のビット列を前
    記上位ビット列、前記右シフト演算により分離されるビ
    ット列を前記下位ビット列とすることで前記上位直交変
    換係数と前記下位直交変換係数とを求めることを特徴と
    する請求項1に記載の画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 入力される前記圧縮画像データを復号化
    することにより、前記上位直交変換係数を求める復号化
    手段と、 入力される前記下位直交変換係数と前記復号化手段によ
    って得られた前記上位直交変換係数をビット合成するこ
    とにより、前記直交変換係数を求めるビット合成手段
    と、 前記直交変換係数を逆直交変換することにより、前記画
    像データを求める逆直交変換手段と、 を備えたことを特徴とする画像伸張装置。
  5. 【請求項5】 前記逆直交変換手段が、逆量子化された
    前記直交変換係数を逆直交変換することを特徴とする請
    求項4に記載の画像伸張装置。
  6. 【請求項6】 前記ビット合成手段が、ビット列で表さ
    れる前記上位直交変換係数を左シフト演算し、前記左シ
    フト演算によって空白になるビット部分に前記下位ビッ
    ト列を当てはめることにより、前記直交変換係数を求め
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像伸張装置。
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