JP2697758B2 - 推進工法用推進体の連結部構造 - Google Patents

推進工法用推進体の連結部構造

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JP2697758B2 JP1316886A JP31688689A JP2697758B2 JP 2697758 B2 JP2697758 B2 JP 2697758B2 JP 1316886 A JP1316886 A JP 1316886A JP 31688689 A JP31688689 A JP 31688689A JP 2697758 B2 JP2697758 B2 JP 2697758B2
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正也 服部
幸雄 今田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、推進工法用推進体の連結部構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の隣接する推進体どうしの連結部は、両推進体が
屈曲するように、一方の推進体の円筒状端部に、他方の
推進体の小径円筒端部を内嵌させ、前記円筒状端部と小
径円筒端部とが抜けないように抜け止めストッパーを設
けてあるだけであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、円筒状端部と小径円筒端部との嵌合構造で
は、両推進体の屈曲可能な相対角を、大きくとれるよう
にするためには、円筒状端部と小径円筒端部との径の差
を大きくしなければならず、そうすると、両者が抜けや
すくなったり、また、径方向にガタ付きやすくなったり
する欠点があった。
本発明の目的は、連結部での隣接する両推進体を、ガ
タ付かずに大きな角度で相対的に屈曲させられるように
する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の推進工法用推進体の連結部構造の特徴構成
は、隣接する推進体間でそれらどうしを屈曲自在に連結
する連結部を、前記両推進体の一方に設けた球状継手部
と、他方の前記推進体に設け、且つ、前記球状継手部を
摺動自在に内嵌する嵌合受部とから構成し、前記両推進
体の各軸芯周りで相対回動を規制する回動規制手段を、
互いに係合する突起と凹部とから形成して、前記嵌合受
部と前記球状継手部との間に設け、前記突起が前記軸芯
方向に沿って相対移動するのを許容させられるように、
前記凹部を前記軸芯方向に沿って長く形成し、前記球状
継手部の中心を通る仮想線上に前記突起を配置してある
ことにあり、その作用効果は、次の通りである。
〔作 用〕
つまり、両推進体の一方に設けた球状継手部と、他方
に設けた嵌合受部との嵌合により、それらの間に隙間が
あまりなくとも両推進体どうしは、互いに摺動しながら
大きな角度で屈曲することができ、そのために両推進体
どうしの隙間に土砂が侵入して屈曲作動が阻害された
り、推進体内部の器物を侵入土砂によって破損したりす
ることがない。
しかも、両推進体の屈曲操作の際には、互いに係合す
る突起が凹部内を軸芯方向に相対移動することにより、
一方の推進体に対して他方の推進体を、一つの平面内で
相対揺動させられ、また、球状継手部の中心を通る仮想
線上に突起を配置してあるために、その仮想線周りに
(つまり、前記揺動面とは直交する平面上で)両推進体
が相対揺動するのを許して、その結果、三次元方向への
両推進体の相対屈曲揺動を可能とする。
また、互いに係合する突起と凹部とから成る回動規制
手段により、両推進体の各軸芯周りでの相対回動(ロー
リング)は規制される。
〔発明の効果〕
従って、両推進体どうしを、ガタ付きなく大きな相対
角で屈曲させられながら、両推進体の各軸芯周りでの相
対回動が規制できるために、推進体を任意の方向に滑ら
かに推進させる推進作業を、土砂によるトラブルなく維
持でき、しかも、両推進体間のローリングにより、前方
側の推進体の推進予定方向が確認できなくなったり、先
端側に回転掘削装置を取付けてある場合には、その回転
掘削装置の回転反力を後続の推進体で受け切れず、その
ために、掘削能力が低下したりする等の不都合が防止で
き、結局、推進工法全体を能率良く行い続けることが可
能となった。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、外面が円筒面状の推進体(A)
としての、推進用ヘッド(1)や複数の推進管(2)
が、連結部(J)を介して屈曲自在に予め連結され、推
進管(2)を押圧させるのに、推進管(2)を屈曲しな
いように保持しながら押圧して、推進管(2)の先端に
連結した推進用ヘッド(1)を地中推進させるために、
施工ピット(5)内に推進管(2)を地中に押し込む推
進用ヘッド(1)推進用押圧装置(3)を設けると共
に、複数の推進管(2)を地中に侵入させる箇所近くで
その各軸芯がほぼ直線上に並ぶ状態に保持しながら地中
に案内するガイド部材(4)を設けて押込装置を形成
し、施工ピット(5)の上部外方には、推進管(2)を
巻取ってある巻装用ドラム(6)を取外し自在に設置し
て、推進工法用推進装置を構成してある。
尚、図中(14)は、施工ピット(5)の側壁を内側か
ら支持する支持ジャッキであり、また(15)は、ドラム
(6)から繰り出された推進管(2)を支持して押圧部
材(17)に案内するガイドローラーである。
前記推進用ヘッド(1)は、例えば50〜70mmの小径の
ヘッド本体(1A)と、ヘッド本体(1A)と同径でヘッド
本体(1A)に対して前後軸芯(P)周りに回転自在に先
端側に取付けてある掘削部(1B)とから成る。
そして、前記掘削部(1B)には、推進用ヘッド(1)
を地中推進させるに伴って土圧を受けて、その土圧を受
けた方向に推進用ヘッド(1)の推進方向を片寄らせる
ための受圧面(F)を、先端側ほど軸芯(P)に近接す
る傾斜面に形成して設けてある。
つまり、前記推進用ヘッド(1)を直進させる時は、
ヘッド本体(1A)に対して掘削部(1B)を回転させなが
ら推進させ、旋回させる時は、旋回させるべき側とは径
方向の反対側に受圧面(F)を向けて推進させれば、受
圧面(F)が土圧を受けて推進用ヘッド(1)の推進方
向が受圧面(F)と反対側に向けられる。
前記推進体(A),(A)間の連結部(J)、更に具
体的には、前記推進用ヘッド(1)と推進管(2)との
連結部(J)、及び、推進管(2),(2)どうしの連
結部(J)は、第1図ないし第4図に示すように、次の
ように構成してある。
つまり、前記推進体(A)の一端側に、継手部材(1
2)を取付けると共に、その一端側に隣接する前記推進
体(A)の他端側に、前記継手部材(12)を推進体
(A)の軸芯(P)と直交する方向に揺動自在に受け入
れる嵌合受部(13)を形成してある。
前記継手部材(12)は、推進体(A)の長手方向に沿
う姿勢で設けてあり、後部に形成された軸部(12a)
と、その軸部(12a)の前部に形成された球状継手部(1
2b)とからなる。継手部材(12)の軸部(12a)は推進
管(2)の前部に螺合固定してあり、継手部材(12)の
球状継手部(12b)は推進用ヘッド(1)又は推進管
(2)の後部、即ち先端側に位置する推進体(A)の後
部に設けた嵌合受部(13)に揺動自在に内嵌してある。
前記嵌合受部(13)は、後方からの押し込み力に相当
する推進用のスラスト力を受け止める推進用の受面(13
a)と、推進装置を土中から抜く際の後方からの引っ張
り力に相当する引き抜き用のスラスト力を受け止める抜
止用の受面(13b)を形成してある。
前記推進用の受面(13a)は、推進用の強いスラスト
力を受けるために広い面にして強度を高めてあり、抜止
用の受面(13b)は、引き抜き用のスラスト力が弱いこ
とと、嵌合受部(13)の後端の内周部と軸部(12a)の
隙間を十分保つことで最大屈曲角が損なわれないように
することとを考慮して、推進用の受面(13a)に比較し
て狭い面にしてある。即ち、前記球状継手部(12b)の
中心を通る断面視において、前記推進用の受面(13a)
の内側の端部を、前記抜止用の受面(13b)の内側の端
部よりも軸芯(P)側に位置させて、前記推進用の受面
(13a)が前記抜止用の受面(13b)よりも広い面を有す
るようにしている。
前記球状継手部(12b)と嵌合受部(13)との間に
は、隣接する両推進体(A),(A)の軸芯(P)周り
の相対回動(即ちローリング)を規制する回動規制手段
(7)を設けてある。
そして、前記回動規制手段(7)を、互いに係合する
突起(7A)と凹部(7B)とから形成して、球状継手部
(12b)に凹部(7B)を形成すると共に、嵌合受部(1
3)に突起(7A)を取付け、突起(7A)が軸芯(P)方
向に沿って相対移動するのを許容させられるように、第
3図に示すように、凹部(7B)を軸芯(P)方向に長く
形成し、球状継手部(12b)の中心(O)を通る仮想線
上に突起(7A)を配置してある。
尚、前記突起(7A)は、推進体(A)周壁に形成した
貫通孔(27)に螺合させて、外部から着脱可能にしてあ
る。
図中(28)は、球状継手部(12b)と嵌合受部(13)
との間に注入するグリスの注入孔で、その注入孔(28)
には着脱自在な栓(29)を取付けてある。
前記連結部(J)には、推進体(A),(A)同士の
屈曲姿勢を許容する第1状態と、推進体(A),(A)
同士の屈曲姿勢を禁止し推進体(A),(A)をその軸
芯方向にほぼ沿った姿勢に規制する第2状態とに切替自
在な状態に切替手段(B)を設けてある。前記状態切替
手段(B)を構成するに、連結部(J)において互いに
隣接する両推進体(A),(A)の端部夫々に接当して
第2状態を維持する突っ張り部(8)を、連結部(J)
に対してその軸芯(P)方向に摺動自在で、且つ、その
軸芯(P)周りに回動自在に外嵌させたストッパーリン
グ(9)に設け、突っ張り部(8)を嵌入させて第1状
態に維持可能な凹入部(10)を、両推進体(A),
(A)の一方の前端部に形成してある。
つまり、前記第2状態にした突っ張り部(8)は、隣
接する両推進体(A),(A)の端部夫々に接当して両
推進体(A),(A)が屈曲姿勢にならないように突っ
張り、凹入部(10)に嵌入させて第1状態にした突っ張
り部(8)は、両推進体(A),(A)の各端部に接当
しないために、それらの屈曲を許容する。
前記ストッパーリング(9)には、その内方にスプリ
ング(11)によって突出付勢されたボールデテント(1
8)を取付けてあり、前記ボールデテント(18)が第1
状態にある時に係入する第1係合凹部(19)と、第2状
態にある時に係入する第2係合凹部(20)とが、推進体
(A)における連結部(J)に形成してあり、第1、第
2状態夫々で,ストッパーリング(9)の位置が安定化
するように構成してある。
前記ストッパーリング(9)の外周面には、手で把持
して操作しやすいように、指をひっかけるための指係止
溝(21)を、全周に形成してある。
尚、前記突っ張り部(8)は、前記ストッパーリング
(9)の周方向の3箇所の60゜ごとに設けてあり、両推
進体(A),(A)の端部間の距離(l)と同じ長さに
形成してある。
〔別実施例〕
尚、前記突起(7A)を、球状継手部(12b)に取付け
ると共に、前記凹部(7B)を、嵌合受部(13)に設けて
あってもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る推進工法用推進体の連結部構造の実
施例を示し、第1図及び第2図は要部縦断面を示す作用
説明図、第3図は一部断面を示す平面図、第4図は要部
分解斜視図、第5図は全体側面図である。 (A)……推進体、(7)……回動規制手段、(7A)…
…突起、(7B)……凹部、(12b)……球状継手部、(1
3)……嵌合受部、(J)……連結部、(P)……軸
芯、(O)……中心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向野 勝彦 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 久保田 鉄工株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 鎌田 充彦 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 久保田 鉄工株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 服部 正也 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 久保田 鉄工株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 今田 幸雄 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 久保田 鉄工株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 山田 幸重 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 久保田 鉄工株式会社技術開発研究所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する推進体(A),(A)間でそれら
    どうしを屈曲自在に連結する連結部(J)を、前記両推
    進体(A),(A)の一方に設けた球状継手部(12b)
    と、他方の前記推進体(A)に設け、且つ、前記球状継
    手部(12b)を摺動自在に内嵌する嵌合受部(13)とか
    ら構成し、前記両推進体(A),(A)の各軸芯(P)
    周りでの相対回動を規制する回動規制手段(7)を、互
    いに係合する突起(7A)と凹部(7B)とから形成して、
    前記嵌合受部(13)と前記球状継手部(12b)との間に
    設け、前記突起(7A)が前記軸芯(P)方向に沿って相
    対移動するのを許容させられるように、前記凹部(7B)
    を前記軸芯(P)方向に沿って長く形成し、前記球状継
    手部(12b)の中心(O)を通る仮想線上に前記突起を
    配置してある推進工法用推進体の連結部構造。
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