JP2695864B2 - データ処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、特にラップトップ型のパーソナルコンピュ
ータに用いて好適なディスプレィデバィスの実装法に関
する。

（従来の技術） データ処理装置において、表示面で直接座標を指定す
るものに、ライトペン、タッチパネル、タブレット等が
ある。これらの方法はキーボードゃマウス、ジョイステ
ィク等に比べて、より直接的で操作が容易なことから、
コンピュータ不慣れな人向のデータ入力手段として普及
しつつある。一方、パーソナルコンピュータの世界では
従来のディスクトップタイプのものに代わり、所謂ラッ
プトップ化が進行しており、安易かつ手軽なデータ入力
装置としてラップトップ型のパーソナルコンピュータが
台頭してきた。

ラップトップパーソナルコンピュータに上記を組み合
せた例を第４図に示す。図では同図（ａ）に示す表示部
401の液晶パネル401aの上に透明電極を用いた静電結合
式タブレット401bが貼りつけられており、指またはペン
で触れた座標が検知される（タブレットの原理他は公知
の為説明は省略する）ものとする。尚、402は本体内蔵
のキーボードである。

（発明が解決しようとする課題） 上記実装例に従えば、着席して行う作業は可能だが、
立ったままの姿勢での使用や、持ち歩きながらの使用が
困難である。また、着席して使用する場合でもラップト
ップ型パーソナルコンピユュータの表示部は、可動式と
なっている為、直接画面を指すと、表示部が前後にグラ
つき、操作性の面で難点があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、タッ
チパネル、タブレット等、直接表示面で位置指定する機
能をラップトップ型のパーソナルコンピュータと組み合
せる際の最適な実装方式を持つデータ処理装置を提供す
ることを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段及び作用） 本発明は、本体内蔵のキーボードとはヒンジ機構を介
して回動自在に設けられるタッチパネル内蔵のディスプ
レィデバィスを備え、上記ディスプレィデバィスを上記
のヒンジ機構を介して着脱自在とし、使用状況に応じて
表裏自在に嵌合させる手段を備えたものであり、これに
より、操作性の向上をはかったものである。

本発明は上述したように、プラズマ、液晶等のフラッ
トパネルディスプレイを用いた表示部を持ち、その表示
部を用途に応じて脱着回転等の手段により裏／表、どち
らにでもセットして使用出来るものであり、タッチパネ
ル等直接、表示面を指して座標指定を行なえる。このよ
うに、タッチパネル等をそなえたラップトップ型パーソ
ナルコンピュータにおいて、その表示部を脱着可能にし
て、使用状況に応じて表示面を逆に装着化とする。これ
により、立位、持ち運び時等での使用が容易となり、デ
ータエントリー装置として使用範囲が広がる。

（実施例） 以下、図面を使用して本発明の実施例について詳細に
説明する。第１図は本発明の実施例外観を示す図であ
る。（ａ）は表示部を開いた状態、（ｂ）は閉じた状態
を表す。図において、101は表示部であり、液晶パネル
上に透明電極のタブレットを貼りつけたものである。10
2はキーボードである。103はヒンジ機構であり、表示部
101との嵌合コネクタ及び回転ヒンジ部から成る。

第２図は、第１図におけるヒンジ機構のうち、嵌合コ
ネクタ部の詳細を示す図である。図において、201は表
示部であり、第１図の101に相当する。202はコネクタで
あり、表示部側のコネクタ204と嵌合する。203はヒンジ
部である。204は表示部コネクタである。

第３図はコネクタの信号配置表を示す。表示部を逆に
さしても動作可能な様に信号は１ピン−10ピンと11ピン
−20ピンが対称になるよう配置されている。

上記構成において、タッチパネル等、直接画面上の位
置指定が主体となる、例えばデータエントリ端末的用途
では第１図（ｂ）に示す様に表示画面101が上になる様
に取付ける。これにより操作性が向上する。また、誤っ
てキーボード102に触れる等の誤操作のおそれもなくな
る。

次に、キーボード主体の用途、例えばプログラム開
発、メンテナンス等では従来例と同様の向きに、表示部
101を取付ける。

尚、本発明実施例では、表示部の脱着／裏返えしを主
体として書いたが、通常の表示部とタッチパネル付きの
裏返えし表示部の２種類を用意して使い分けることも考
えられる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、タッチパネル等
直接表示面で位置指定する機能を最適にラップトップコ
ンピュータに組込むことができ、より一層操作性の向上
がはかれ、付加価値の高いラップトップパーソナルコン
ピュータを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例外観を示す図、第２図は第１図
におけるヒンジ機構の内部構造を示す図、第３図はコネ
クタの信号配置を表で示す図、第４図はラップトップパ
ーソナルコンピュータにタブレットを取付けた例を示す
図である。 101……表示部、102……キーボード、103,203……ヒン
ジ機構、202……コネクタ。

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】キーボードを有すると本体と、 上記本体にヒンジ部を介して接続される第１のコネクタ
   と、 上記第１のコネクタに着脱自在に接続される第２コネク
   タを有し、 上記ヒンジ部を介して上記キーボードを露出させる開成
   位置と上記キーボードを覆う閉成位置との間で回動自在
   に上記本体に接続される表示部とを具備し、 上記表示部は上記第１及び第２のコネクタを介して表裏
   自在に接続されることを特徴とするデータ処理装置。
2. 【請求項２】キーボードを有する本体と、 上記本体にヒンジ部を介して接続される第１のコネクタ
   と、 上記第１のコネクタに着脱自在に接続される第２コネク
   タとを有し、上記ヒンジ部を介して上記キーボードを露
   出する開成位置と上記キーボードを覆う閉成位置との間
   で回動自在に上記本体に接続される表示面にタブレット
   をもつ表示部とを具備し、 上記表示部は上記第１及び第２のコネクタを介して表裏
   自在に接続され、上記キーボードを露出する開成位置
   と、上記キーボードを覆うとともに上記表示面及びタブ
   レットを上方に向ける閉成位置との間で回動可能である
   ことを特徴とするデータ処理装置。
3. 【請求項３】キーボードを有する本体と、 ヒンジ部を介して上記キーボードを露出する開成位置と
   上記キーボードを覆う閉成位置との間で回動自在に上記
   本体に接続される表示面にタブレットをもつ表示部と、 上記表示部を上記ヒンジ部を介して表裏自在に接続する
   接続手段とを具備し、 上記表示部は上記ヒンジ部及び上記接続手段を介して、
   上記タブレットを上方に開放した状態で上記キーボード
   を覆う閉成位置に位置可能であることを特徴とするデー
   タ処理装置。