JP2011233064A - 情報処理装置及び表示画面操作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが手に持って各種操作を行う情報処理装置において、その操作性をより向上させる。
【解決手段】情報処理装置を、装置本体、表示部2、加速度センサ115、起動操作子12及びスクロール操作制御部121を備える構成とする。本発明では、まず、スクロール操作制御部121は、スクロール操作開始時に加速度センサ115で検出される情報に基づいて装置本体の初期傾きを算出する。次いで、スクロール操作制御部121は、スクロール操作開始後に加速度センサ115で検出される情報に基づいて装置本体の傾きの初期傾きからの変化方向及び変化量を算出する。そして、スクロール操作制御部121は、該算出された装置本体の傾きの変化方向及び変化量に基づいて表示画面のスクロール方向及びスクロール量を算出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置及び表示画面操作方法に関し、より詳細には、ユーザが手に持って各種操作を行うことが可能な情報処理装置及びその装置における表示画面操作方法に関する。
従来、多種多様な機能を有するパーソナルコンピュータが種々開発及び提案されている。また、近年では、例えばノート型のパーソナルコンピュータ(以下、ノート型PCを記す)の小型化がさらに進み、ユーザが手に持った状態で操作可能なノート型PCも提案されている。
ノート型PCに限らず、様々な情報処理機能を備える電子機器においても、ユーザが手に持った状態で使用可能な電子機器が提案されており、その操作性を向上させるための様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ユーザが手に持って操作する表示装置が記載されている。この表示装置には加速度センサ及び角速度センサが搭載されており、表示装置の表示部の平面方向の移動をこれらのセンサで検出し、その検出結果に基づいて、表示部に表示される画面をスクロールする技術が記載されている。
特開2004−102738号公報
上述のように、従来、ユーザが手に持って操作する電子機器において様々な操作技術が提案されている。しかしながら、例えばノート型PC等の情報処理装置を手で持って各種操作を行う際の操作技術については、その操作性の点において十分に満足できるものは提案されておらず、さらなる操作性の向上が求められている。
本発明は上記状況を鑑みなされたものであり、本発明の目的は、ユーザが手に持って各種操作を行うことが可能な情報処理装置において、その操作性をより向上させることである。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、装置本体と、表示部と、加速度センサと、起動操作子と、スクロール操作制御部とを備える構成とし、各部の構成及び機能を次のようにする。表示部は、表示画面を有し、装置本体に取り付けられる。加速度センサは、装置本体または表示部に搭載され、装置本体または表示部の傾きに関する情報を検出する。起動操作子は、ユーザが装置本体を保持した状態で表示画面をスクロール操作する際にスクロール操作モードを起動する。そして、スクロール操作制御部は、スクロール操作開始時に加速度センサで検出される情報に基づいて装置本体または表示部の初期傾きを算出する。また、スクロール操作制御部は、スクロール操作開始後に加速度センサで検出される情報に基づいて装置本体または表示部の傾きの該初期傾きからの変化方向及び変化量を算出する。さらに、スクロール操作制御部は、該算出された装置本体または表示部の傾きの変化方向及び変化量に基づいて表示画面のスクロール方向及びスクロール量を算出する。
また、本発明の表示画面駆動方法は、上記本発明の情報処理装置における表示画面駆動方法であり、次の手順で行われる。まず、起動操作子をオン状態にしてスクロール操作モードを起動する。次いで、スクロール操作開始時の装置本体または表示部の傾きに関する情報を加速度センサで検出し、スクロール操作制御部が、該検出結果に基づいて装置本体または表示部の初期傾きを算出する。次いで、スクロール操作開始後の装置本体または表示部の傾きに関する情報を加速度センサで検出し、スクロール操作制御部が、該検出結果に基づいて装置本体または表示部の傾きの初期傾きからの変化方向及び変化量を算出する。次いで、スクロール操作制御部が、算出された装置本体または表示部の傾きの初期傾きからの変化方向及び変化量に基づいて、表示画面のスクロール方向及びスクロール量を算出する。そして、スクロール操作制御部が、算出された表示画面のスクロール方向及びスクロール量に基づいて、表示画面をスクロールする。
本発明では、起動操作子をオン状態にしてスクロール操作モードを起動した後は、情報処理装置の装置本体または表示部の傾きに関する情報を加速度センサで検出し、その検出結果に基づいて、対応するスクロール操作を行う。すなわち、本発明の情報処理装置では、起動操作子でスクロール操作モードを起動した後は、情報処理装置を傾けるだけで、所定のスクロール操作が可能になる。
また、本発明では、スクロール操作開始時に算出された装置本体または表示部の初期傾きを基準にして、表示画面のスクロール方向及びスクロール量を算出する。それゆえ、本発明では、スクロール操作開始時におけるユーザの情報処理装置の持ち方(装置本体または表示部の初期傾き)が変化しても、それに関係なく正確にスクロール操作ができる。
上述のように、本発明では、スクロール操作モードを起動した後は、情報処理装置を傾けるだけで所定のスクロール操作が可能になり、例えばボタン、キー等の操作子を操作することなくスクロール操作を行うことができる。また、本発明では、スクロール操作開始時のユーザの情報処理装置の持ち方に関係なく正確にスクロール操作を行うことができる。それゆえ、本発明によれば、ユーザが手に持って各種操作を行うことが可能な情報処理装置において、その操作性をより向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の内部ブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の各種操作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の各種操作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置に設けられたタッチパッドを用いたスクロール操作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置に設けられて加速度センサを用いたスクロール操作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置に設けられて加速度センサを用いたスクロール操作を実行するための処理ブロックの構成図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置に設けられて加速度センサを用いたスクロール操作の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び表示画面操作方法の一例を、図面を参照しながら下記の順で説明する。ただし、本発明の構成はこれに限定されない。
1.情報処理装置の基本構成例
2.情報処理装置の各種操作例
3.情報処理装置のスクロール操作例
<1.情報処理装置の基本構成例>
[情報処理装置の外観構成]
図1に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観斜視図を示す。なお、本実施形態では、情報処理装置として、ノート型PCを例に挙げて説明する。
情報処理装置100は、本体部1(装置本体)と、表示部2と、2つのヒンジ3とを備える。なお、図1に示す例では、2つのヒンジ3は本体部1の表示部2側の長辺端部1aの両端付近に取り付けられ、表示部2は、この2つのヒンジ3を介して本体部1に取り付けられる。また、表示部2は、本体部1に対して、2つのヒンジ3の中心間を繋ぐ線を中心軸にして回転可能に取り付けられており、この表示部2の回転動作により表示部2が本体部1に対して開閉される。
本体部1は、その上面側(表示部2と対向する側)の部分を構成するパームレストユニット4(キーボードユニット)と、本体部1の底面側の部分を構成する本体ユニット5とを備える。本体部1は、パームレストユニット4と本体ユニット5とが一体的に組み合わされて構成される。パームレストユニット4及び本体ユニット5は、ともに複数の部材により構成されているがともに外装表面に目立つネジ等は形成されていない。
パームレストユニット4には、例えば、キーボード6、スティックポインタ7及び第1クリックボタン8等の操作子が設けられる。なお、スティックポインタ7は、例えば、後述の表示画面10に表示されたカーソル(ポインタ)の移動操作や表示画面10のスクロール操作を行う際に用いる操作子であり、パームレストユニット4の略中央付近に設けられる。
また、第1クリックボタン8は、左クリックボタン8aと、右クリックボタン8bとを備える。第1クリックボタン8は、パームレストユニット4のヒンジ3が取り付けられた長辺端部1aとは反対側の長辺端部1b付近の略中央に設けられる。なお、左クリックボタン8a及び右クリックボタン8bは、例えばデスクトップのパーソナルコンピュータ等で従来用いられるマウスの左クリックボタン及び右クリックボタンに対応する。
本体ユニット5には、図1には示さないが、例えば、複数の電子部品等が実装されたプリント基板、放熱ユニット、ハードディスクドライブなどのドライブ類等が搭載される。プリント基板には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の電子部品が実装される。
さらに、本体ユニット5には、図1には示さないが、例えば後述する各種操作機能で用いる加速度センサが搭載される。なお、加速度センサの配置位置は、任意の位置に配置することができ、例えば表示部2に設けてもよい。また、加速度センサを本体ユニット5に搭載する場合には、本体ユニット5に搭載される他の電子部品等との配置関係を考慮して適宜設定される。本実施形態では、例えば文字「R」のキーの下部付近に加速度センサを配置する。
表示部2は、筐体9と、筐体9の本体部1と対向する側の面に設けられた表示画面10、タッチパッド11及び第2クリックボタン12(起動操作子)と、筐体9内部に設けられた所定の表示処理を行う表示処理ユニット(不図示)とを備える。
表示画面10は、例えば文字、画像等の種々の情報を表示するための画面である。タッチパッド11は、例えば、表示画面10に表示されたカーソル(ポインタ)の移動操作や表示画面10のスクロール操作を行う際に用いる操作子であり、本実施形態では、静電容量型のセンサを用いる。また、タッチパッド11は、筐体9の本体部1側の一方(図1では右下側)の角部付近に設けられる。
第2クリックボタン12は、左クリックボタン12aと、右クリックボタン12bとを備える。また、第2クリックボタン12は、筐体9の本体部1側の他方(図1では左下側)の角部付近に設けられる。なお、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bは、例えばデスクトップのパーソナルコンピュータ等で従来用いられるマウスの左クリックボタン及び右クリックボタンに対応する。
上述のように、本実施形態では、タッチパッド11及び第2クリックボタン12を、図1上で、表示部2の筐体9の右下角部付近及び左下角部付近にそれぞれ配置するが、これは次の理由によるものである。後述するように、表示部2に設けられたタッチパッド11及び第2クリックボタン12からなるポインティングデバイス系統は、主に、ユーザが情報処理装置100の本体部1の両短辺端部1c及び1dを両手で把持した状態において使用される。それゆえ、上述のように両操作子を配置した場合には、ユーザが本体部1の両短辺端部1c及び1dを把持した状態で、その両操作子を親指で操作し易くなる。なお、タッチパッド11及び第2クリックボタン12の配置位置は、この例に限定されない。ユーザが本体部1の両短辺端部1c及び1dを両手で把持した状態で、例えば親指等で操作できる位置であれば、タッチパッド11及び第2クリックボタン12を任意の位置に設けることができる。
また、情報処理装置100は、上述のように、本体部1のスティックポインタ7及び第1クリックボタン8からなるポインティングデバイス系統と、表示部2のタッチパッド11及び第2クリックボタン12からなるポインティングデバイス系統とを備える。すなわち、本実施形態の情報処理装置100は、ポインティングデバイス系統を2系統備える。本実施形態では、この2つの系統を電気的に接続する(処理系統を共通化する)等して、両系統を同時に使用可能となるように構成してもよいし、両者の処理系統を個別に用意し、別個に動作させるように構成してもよい。
[情報処理装置の内部構成]
次に、本実施形態の情報処理装置100の内部構成(ハードウェア構成)を、図2を参照しながら説明する。なお、図2は、情報処理装置100のハードウェアのブロック構成図である。
情報処理装置100は、CPU101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ホストバス104と、ブリッジ105と、外部バス106と、インタフェース107とを備える。さらに、情報処理装置100は、入力装置108と、出力装置109と、ストレージ装置110と、ドライブ111と、接続ポート112と、通信装置113と、撮像装置114と、加速度センサ115とを備える。
CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能する。具体的には、CPU101は、ROM102、RAM103、ストレージ装置110、またはドライブ111を介して接続されたリムーバブル記録媒体201に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置100内の動作全般またはその一部を制御する。それゆえ、本実施形態の情報処理装置100における後述の各種操作もCPU101が制御する。
ROM102は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM103は、CPU101で制御処理を行う際に使用するプログラムや、その実行において必要なパラメータ等を一時的に記憶する。
また、CPU101、ROM102及びRAM103は、CPUバス等の内部バス(不図示)により構成されるホストバス104を介して相互に接続される。そして、上述したプログラム及び演算パラメータ等のデータは、ホストバス104を介してCPU101、ROM102及びRAM103間で互いに入出力される。なお、ホストバス104は、ブリッジ105を介して、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス106に接続される。
入力装置108は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段で構成される。すなわち、上述した本体部1に設けられたスティックポインタ7及び第1クリックボタン8、並びに、表示部2に設けられたタッチパッド11及び第2クリックボタン12は、入力装置108内に含まれる。また、入力装置108は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置(いわゆる、リモコン)を含んでいてもよい。さらに、入力装置108は、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等の外部接続機器202から直接操作可能な入力機能を備えていてもよい。
また、入力装置108は、例えば、上述した各種操作手段を用いてユーザにより実行された操作に対応する操作信号を生成し、その生成した操作信号をCPU101に出力する入力制御回路などを備える。CPU101は、入力装置108から出力された操作信号に基づいて、ユーザの行った操作に対応する処理を実行する。
出力装置109は、取得した情報をユーザに対して視覚的に通知することが可能な表示装置や、聴覚的に通知することが可能な音声出力装置などで構成される。表示装置としては、例えば、CRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ装置及びランプ等を用いることができる。また、音声出力装置は、例えばスピーカ及びヘッドホン等で構成される。さらに、出力装置109は、例えば、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどを含んでいてもよい。
出力装置109は、情報処理装置100が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、出力装置109内に含まれる各種表示装置は、情報処理装置100が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージとして表示する。また、出力装置109内に含まれる各種音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置110は、データ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。ストレージ装置110は、CPU101が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した音響信号データや画像信号データなどを格納する。
ドライブ111は、記録媒体用リーダライタである。図2に示す例では、ドライブ111が情報処理装置100に内蔵されている例を示すが、本発明はこれに限定されず、ドライブ111が情報処理装置100に対して外付けされる構成にしてもよい。ドライブ111は、装着されたリムーバブル記録媒体201に記録された所定情報を読み出して、RAM103に出力する。また、ドライブ111は、装着されたリムーバブル記録媒体201に対して情報を書き込むこともできる。
なお、リムーバブル記録媒体201は、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等で構成される。より具体的には、リムーバブル記録媒体201は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc:登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、メモリースティック、または、SD(Secure Digital)メモリカード等で構成される。また、リムーバブル記録媒体201は、例えば、非接触型IC(Integrated Circuit)チップを搭載したICカードまたは外部の電子機器等であってもよい。
接続ポート112は、外部機器を情報処理装置100に直接接続するためのポートであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、i.Link等のIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等で構成される。さらに、接続ポート112は、例えば、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ポート等で構成される。接続ポート112に外部接続機器202を接続することにより、情報処理装置100は、外部接続機器202から直接音響信号データや画像信号データを取得したり、外部接続機器202に音響信号データや画像信号データを提供したりすることができる。
通信装置113は、情報処理装置100を例えばネットワーク203に接続する際に必要な通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信装置113は、例えば、有線もしくは無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、または、WUSB(Wireless USB)用の通信カード等を含む。さらに、通信装置113は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等も含む。情報処理装置100は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、通信装置113を介して、所定の情報を送受信することができる。なお、ネットワーク203は、通信装置113に有線または無線で接続されるネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信ネットワーク、ラジオ波通信ネットワークまたは衛星通信ネットワーク等である。
撮像装置114は、図示しないが、結像光学系と撮像素子とを備える。結像光学系によって被写体からの入射光(像光)を取り込んで、その像光が撮像素子上に結像される。そして、撮像素子は、結像された入射光の光量を電気信号に変換(光電変換)することにより、撮像画像を取得する。撮像素子から取得される撮像画像は、時系列に取得される動画であってもよいし、一時点において取得される静止画であってもよい。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)型やMOS(Metal-Oxide Semiconductor)型のイメージセンサ等によって構成される。
加速度センサ115は、本体部1の傾きに関する情報(加速度)を検出する。そして、本実施形態の情報処理装置100では、CPU101が、加速度センサ115で得られる検出結果に基づいて、例えば表示画面10のスクロール操作、表示画像の回転操作、表示ページのページ送り操作等の各種操作を行う。
なお、本実施形態では、上述した各種操作を一つの加速度センサ115で対応するため、加速度センサ115として3軸加速度センサを用いる。そして、本実施形態では、加速度センサ115で検出される各軸方向の加速度(重力加速度)成分に基づいて、本体部1の傾きを算出する。なお、本実施形態では、上述した各種操作を一つの加速度センサ115で対応する例を説明するが、本発明はこれに限定されず、操作毎に加速度センサを設ける構成にしてもよい。この場合には、操作の種類に応じて1軸及び2軸の加速度センサを用いてもよい。
なお、上述した情報処理装置100の内部構成(ハードウェア構成)は一例であり、上記各構成要素を汎用的な部材を用いて構成してもよいし、各構成要素が対応する機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。したがって、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、利用するハードウェア構成を適宜変更することができる。
<2.情報処理装置の各種操作例>
次に、本実施形態の情報処理装置100で実行可能な各種操作例を簡単に説明する。
上述のように、本実施形態の情報処理装置100は、ポインティングデバイス系統を2系統備える。本体部1に設けられたスティックポインタ7及び第1クリックボタン8は、従来のノート型PCと同様に、情報処理装置100を例えば机等の上に載置して、例えばクリック操作、カーソル操作やスクロール操作等を実行する際に用いられる。また、本実施形態の情報処理装置100では、表示部2に設けられたタッチパッド11及び第2クリックボタン12により、ユーザが情報処理装置100を手に持った状態でも例えばクリック操作、カーソル操作やスクロール操作等が可能になる。
本体部1に設けられたスティックポインタ7及び第1クリックボタン8による操作は従来のノート型PCと同様であるので、ここではその説明は省略し、表示部2に設けられたタッチパッド11及び第2クリックボタン12により実行可能な操作について説明する。
図3に、ユーザが、情報処理装置100の本体部1の一方(図3上では右側)の短辺端部及び他方の短辺端部をそれぞれ右手及び左手で把持している状態を示す(以下、この保持状態を横位置の状態という)。本実施形態の情報処理装置100では、図3面上で、タッチパッド11が表示部2の右下角部付近に設けられ、且つ、第2クリックボタン12が表示部2の左下角部付近に設けられる。それゆえ、ユーザが、情報処理装置100を横位置の状態で保持すると、ユーザの右手の親指がタッチパッド11上に配置され、左手親指が第2クリックボタン12上に配置される。したがって、ユーザが本実施形態の情報処理装置100を横位置の状態で保持した場合には、情報処理装置100を持ったままで、タッチパッド11及び第2クリックボタン12を容易に操作することができる。
本実施形態では、ユーザが情報処理装置100を横位置に保持した状態で、例えば表示画面10のスクロール操作、表示ページのページ送り操作、表示画像の回転操作等の各種操作を実行することができる。ここでは、本実施形態の情報処理装置100における表示ページのページ送り操作、及び、表示画像の回転操作を簡単に説明する。なお、本実施形態の情報処理装置100におけるスクロール処理については、後で詳述する。
[表示ページのページ送り操作]
本実施形態の情報処理装置100では、表示ページのページ送り操作は、タッチパッド11または加速度センサ115を用いて行うことができる。
タッチパッド11を用いる場合には、ユーザが情報処理装置100を横位置に保持した状態(図3)で、右手親指をタッチパッド11上で表示画面10の長手方向に沿って移動させる(図3中の矢印A1)ことにより、表示ページのページ送り操作が実行される。
一方、加速度センサ115を用いる場合には、次のようにして、表示ページのページ送り操作が実行される。まず、ユーザが、図3に示すように、情報処理装置100を横位置の状態で保持する。次いで、ユーザは、図3中の矢印A2に示すように、情報処理装置100をユーザとの対向面内で右回転または左回転(右フリックまたは左フリック)させる。
この際、CPU101は、加速度センサ115で得られる本体部1の傾きに関する情報(加速度)に基づいて、本体部1の傾きの変化を算出する。そして、CPU101は、その算出結果に基づいて情報処理装置100の回転方向を判別し、判別した回転方向に対応する方向に表示画面10のページ送りを実行する。例えば、ユーザが情報処理装置100を右回転させた場合には、次のページの画像を表示し、左回転させた場合には、前のページの画像を表示する。
[表示画像の回転操作]
また、本実施形態の情報処理装置100における表示画像20の回転操作は、次のようにして行われる。まず、図3に示すように、ユーザが情報処理装置100を横位置の状態で保持している場合を考える。なお、この横位置の状態では、表示画面10に表示される表示画像20(図3に示す例では花の画像)の上下方向は、表示画面10の短手方向と一致する。
次いで、ユーザが、情報処理装置100をユーザとの対向面内で90度回転させた場合を考える。図4に、情報処理装置100を90度回転させた状態(以下、縦位置の状態という)の様子を示す。この場合、CPU101は、加速度センサ115で得られる検出信号に基づいて、情報処理装置100が90度回転操作されたことを判別し、表示画像20も情報処理装置100の回転方向と同じ方向に90度回転させて表示する。それゆえ、情報処理装置100を縦位置の状態にした場合には、表示画像20の上下方向は、表示画面10の長手方向と一致するように90度回転する。
なお、本実施形態では、情報処理装置100を横位置の状態から縦位置の状態に変化させた際には、本体部1のスティックポインタ7及び表示部2のタッチパッド11による操作方向も自動的に90度回転するように設定されている。
<3.情報処理装置のスクロール操作例>
次に、ユーザが情報処理装置100を手に持った状態で行うスクロール操作について説明する。なお、本実施形態では、図3に示すように、縦/横比が比較的小さな表示画面10を用いているので、表示画面10の短手方向(図3では、上下方向)のスクロール操作が主流となる。そこで、本実施形態では、表示画面10をその短手方向にスクロールする例を説明する。
本実施形態の情報処理装置100では、ユーザが情報処理装置100を手に持った状態でスクロール操作を行う際、表示部2に設けられたタッチパッド11または本体部1内に搭載された加速度センサ115のいずれかを用いてスクロール操作を行うことができる。
[タッチパッドの用いる手法]
最初に、タッチパッド11を用いてスクロール操作を行う際の手順を、図5を参照しながら説明する。なお、図5は、ユーザが情報処理装置100を横位置の状態で保持した際(図3)の情報処理装置100の正面図である。ただし、図5では、説明を簡略化するため、情報処理装置100を把持するユーザの両手の図示は省略する。
タッチパッド11を用いてスクロール操作を行う際には、まず、ユーザは、例えば左手の親指で、第2クリックボタン12の左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bを両方押下する(図5中の矢印A3)。これにより、情報処理装置100の操作モードは、スクロール操作モードになる。
次いで、ユーザは、第2クリックボタン12を押下した状態で、例えば右手の親指をタッチパッド11上で、図5中の矢印A4に示すように、表示画面10の短手方向に沿って一方の方向または他方の方向(図5上では上方向または下方向)に移動させる。
この際、タッチパッド11では、指の移動方向及び移動量の変化に対応した信号が検出される。そして、CPU101は、その検出信号に基づいて表示画面10を制御し、検出信号に対応する短手方向に表示画面10を所定量スクロールする。
タッチパッド11を用いたスクロール操作は、上述のようにして行われる。なお、本実施形態では、一旦、スクロール操作モードが起動されると、第2クリックボタン12から指が離れない限り、スクロール操作モードが継続されるように構成されている。例えば、スクロール操作モードが起動された後、第2クリックボタン12を押下する指の位置がずれて、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの一方のみが押下されている状況になっても、スクロール操作モードが解除されない構成になっている。この機能は、後述の加速度センサ115を用いたスクロール操作においても同様に作用する。
[加速度センサを用いる手法]
(1)操作概要
次に、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際の概要を、図6を参照しながら説明する。なお、図6は、ユーザが情報処理装置100を横位置の状態で保持した際(図3)の情報処理装置100の側面図である。ただし、図6では、説明を簡略化するため、情報処理装置100を把持するユーザの両手の図示は省略する。
加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際にも、まず、ユーザは、例えば左手の親指で、第2クリックボタン12の左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bを両方押下し、スクロール操作モードを起動する。
次いで、ユーザは、第2クリックボタン12を押下した状態で、情報処理装置100を、本体部1の表示部2側の長辺端部1aの延在方向を軸として一方または他方の方向に回転させ(図6中の矢印A5)、本体部1の傾きを変化させる。この際、加速度センサ115は、本体部1の傾きの変化方向及び変化量に対応した信号を検出し、その検出信号をCPU101に出力する。そして、CPU101は、その検出信号に基づいて表示画面10を制御し、検出信号に対応する表示画面10の短手方向に表示画面10を所定量スクロールする。
加速度センサ115を用いたスクロール操作は、上述のようにして行われる。なお、上述のように、加速度センサ115を用いたスクロール操作においても、第2クリックボタン12から指が離れない限り、スクロール操作モードが継続される。
なお、加速度センサ115を用いた手法では、ユーザの情報処理装置100の持ち方により、本体部1のスクロール操作開始時の傾き(初期傾き)が異なる。それゆえ、本実施形態では、後で詳述するように、スクロール操作開始時の本体部1の初期傾きを基準にして、その基準からの傾きの変化方向及び変化量をCPU101で算出し、その算出結果に基づいてスクロール操作を行う。
(2)処理ブロック
ここで、加速度センサ115を用いたスクロール操作の内容について、図7及び8を参照しながら、より詳細に説明する。なお、図7は、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際に必要な処理系統のブロック構成図である。なお、図7では、加速度センサ115を用いたスクロール操作に必要な処理系統のみを示し、その他の構成は省略する。また、図8は、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際の手順を示すフローチャートである。
CPU101は、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際の処理部として、図7に示すように、加速度読み取り部120と、画面スクロール制御部121(スクロール操作制御部)とを有する。
加速度読み取り部120は、加速度センサ115に接続され、加速度センサ115で検出された信号を取得する。そして、加速度読み取り部120は、取得した加速度センサ115の検出信号を画面スクロール制御部121に出力する。
画面スクロール制御部121は、例えばスクロール操作モードの起動及び継続の有無、スクロール操作時のスクロール方向及びスクロール量の算出等のスクロール操作全体の制御を行う。例えば、画面スクロール制御部121は、第2クリックボタン12に接続されており、第2クリックボタン12からの入力信号に基づいて、スクロール操作モードの起動及び継続の有無を判定する。また、画面スクロール制御部121は、加速度読み取り部120から入力される加速度センサ115の検出信号に基づいて、表示画面10のスクロール方向及びスクロール量を算出する。
なお、スクロール方向は、加速度センサ115で検出される各軸の重力加速度成分により算出することができる。また、スクロール量は、例えば次のようにして求めることができる。まず、加速度センサ115で検出された重力加速度を所定時間で積分して速度を求める。さらに、算出した速度を所定時間積分することにより本体部1の移動距離が算出される。そして、その算出した移動距離に基づいてスクロール量を決定する。ただし、本実施形態では、スクロール操作開始時(初期状態)を基準にして、移動距離を算出する。そして、例えば、算出される移動距離とスクロール量との対応関係をデータとして予めROM102やストレージ装置110等に記憶しておき、画面スクロール制御部121はこのデータを参照してスクロール量を決定する。
(3)操作手順
次に、図8を参照しながら、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際の手順をより詳細に説明する。なお、本実施形態では、操作状況がスクロール状態に有るか否かを判定するための変数(以下、スクロール状態変数という)を用いて、スクロール操作を制御する例を説明する。また、以下の説明では、操作状況がスクロール状態にある場合には、スクロール状態変数を「TRUE」に設定し、スクロール状態に無い場合には、スクロール状態変数を「FALSE」に設定するものとする。さらに、スクロール操作開始時(初期状態)には、スクロール状態変数は「FALSE」に設定されているものとする。
まず、ユーザにより情報処理装置100が横位置の状態で保持される。次いで、画面スクロール制御部121は、第2クリックボタン12からの出力信号に基づいて、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの両方が押下されているか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、例えば、画面スクロール制御部121は、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの両方から押下信号が出力されたか否かを判定する。
ステップS1において、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの両方から押下信号が出力されていない場合には、ステップS1はNO判定となる。この場合、画面スクロール制御部121は、スクロール状態変数を「FALSE」に設定し(ステップS10)、スクロール処理を終了する。
一方、ステップS1において、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの両方から押下信号が出力されている場合には、ステップS1はYES判定となる。この場合、画面スクロール制御部121は、スクロール操作モードを起動し、スクロール状態変数が「TRUE」であるか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、まず、スクロール操作開始時におけるステップS2以降の処理手順を説明する。スクロール操作開始時は、上述のように、スクロール状態変数は「FALSE」であるので、ステップS2はNO判定となる。この場合、画面スクロール制御部121は、加速度センサ115の検出信号に基づいて、画面スクロール制御部121は本体部1の傾き(初期傾き)を算出し、その傾きを基準位置に設定する(ステップS3)。次いで、画面スクロール制御部121は、スクロール状態変数を「TRUE」に設定する(ステップS4)。なお、ステップS4の処理は、ステップS3の処理より前に行ってもよい。
次いで、画面スクロール制御部121は、第2クリックボタン12が押下されているか否かを判定する(ステップS8)。なお、ステップS8では、スクロール状態が継続されているか否かを判定するので、画面スクロール制御部121は、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの少なくとも一方から押下信号が出力されているか否かを判定する。
ステップS8において、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの両方から押下信号が出力されていない場合、ステップS8はNO判定となる。この場合には、画面スクロール制御部121は、スクロール操作を中止し(ステップS9)、スクロール状態変数を「FALSE」に設定して(ステップS10)、スクロール処理を終了する。
一方、ステップS8において、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの少なくとも一方から押下信号が出力されている場合、ステップS8はYES判定となる。この場合には、スクロール状態が継続されているので、画面スクロール制御部121は、ステップS2の処理に戻る。
次に、スクロール操作モードが起動され、上述のようにして本体部1の基準位置が設定された後のステップS2以降の処理手順を説明する。
まず、画面スクロール制御部121は、スクロール状態変数が「TRUE」であるか否かを判定する(ステップS2)。スクロール操作モードが起動され、本体部1の基準位置の設定が終了した後は、スクロール状態変数が「TRUE」であるので、ステップS2はYES判定となる。
この場合、画面スクロール制御部121は、加速度センサ115の検出信号(重力加速度)を取得し、本体部1の傾きを算出する。そして、画面スクロール制御部121は、その算出結果に基づいて、ステップS3で設定した基準位置からの本体部1の傾きの変化方向及び変化量を算出する(ステップS5)。次いで、画面スクロール制御部121は、算出した本体部1の傾きの変化方向及び変化量に基づいて、表示画面10のスクロール方向及びスクロール量を算出する(ステップS6)。
次いで、画面スクロール制御部121は、算出した表示画面10のスクロール方向及びスクロール量に基づいて表示部2を制御し、表示画面10を所定の方向に所定量だけスクロールする(ステップS7)。その後、画面スクロール制御部121は、第2クリックボタン12が押下されているか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの少なくとも一方から押下信号が出力されている場合には、ステップS8はYES判定となる。この場合、画面スクロール制御部121は、スクロール操作モードが継続されていると判断し、上述したステップS2〜S7の操作が繰り返される。
一方、ステップS8において、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの両方から押下信号が出力されていない場合、ステップS8はNO判定となる。この場合には、画面スクロール制御部121は、スクロール操作を中止し(ステップS9)、スクロール状態変数を「FALSE」に設定して(ステップS10)、スクロール処理を終了する。本実施形態では、このようにして、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う。
上述のように、本実施形態の情報処理装置100では、スクロール操作モードを起動した後は、情報処理装置100の本体部1の傾きに関する情報を加速度センサ115で検出し、その検出結果に基づいて、対応するスクロール操作を行う。すなわち、本実施形態では、スクロール操作モードを起動した後は、情報処理装置100を傾けるだけで、所定のスクロール操作が可能になる。それゆえ、本実施形態では、スクロール操作モードを起動した後、別途、例えばボタンやキー等の操作子を用いてスクロール操作を行う必要がなくなるので、その操作性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、スクロール操作開始時に算出される本体部1の初期傾きを基準にして、表示画面10のスクロール方向及びスクロール量を算出する。それゆえ、本実施形態では、スクロール操作開始時におけるユーザの情報処理装置100の持ち方(情報処理装置100の初期傾き)が変化しても、それに関係なく正確にスクロール操作を行うことができる。
なお、上記実施形態では、加速度センサ115を用いてスクロール操作を行う際に、スクロール操作モードを起動するための操作子として、第2クリックボタン12を用いる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。スクロール操作モードを起動するための操作子として、第1クリックボタン8を用いてもよいし、キーボード6上の所定のキーを用いてもよい。ただし、ユーザが図3に示すようにして情報処理装置100を横位置の状態で保持して操作する場合には、スクロール操作モードを起動するための操作子として第2クリックボタン12を用いた方が、よりスクロール操作し易くなる。
また、上記実施形態では、スクロール操作モードを継続するための手法として、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bの少なくとも一方を押下し続ける手法を説明したが、本発明はこれに限定されず、任意の手法を用いることができる。例えば、左クリックボタン12a及び右クリックボタン12bを所定期間、押下し続けることによりスクロール操作モードが起動し、その後は、指を第2クリックボタン12から離しても、そのモードが継続されるようにしてもよい。また、スクロール操作モードの起動操作子を一つの操作ボタンで構成した場合には、その操作ボタンを例えばダブルクリックすることにより、クロール操作モードの起動及び継続が同時に実行されるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、表示画面10をその短手方向(縦方向)にスクロールする操作例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本実施形態では、3軸の加速度センサ115を用いているので、表示画面10をその長手方向(横方向)にスクロールする際にも同様にして実現することができる。この場合には、例えば、ユーザが、第2クリックボタン12を押下した状態で、本体部1の底面内において、情報処理装置100を一方または他方の方向に回転させる。そして、この際の本体部1の回転方向及び回転量を加速度センサ115で検出し、その検出信号に基づいて表示画面10をスクロール操作すればよい。
また、上記実施形態では、表示画面10のスクロール方向及びスクロール量を求める際、本体部1の傾きに関する情報を加速度センサ115で検出したが、本発明はこれに限定されない。表示部2に加速度センサ115を搭載した場合には、表示部2の傾きに関する情報を加速度センサ115で検出し、その検出結果に基づいてスクロール操作を行ってもよい。
1…本体部、2…表示部、3…ヒンジ、4…パームレストユニット、5…本体ユニット、6…キーボード、7…スティックポインタ、8…第1クリックボタン、8a,12a…左クリックボタン、8b,12b…右クリックボタン、9…筐体、10…表示画面、11…タッチパッド、12…第2クリックボタン、100…情報処理装置、101…CPU、115…加速度センサ、120…加速度読み取り部、121…画面スクロール制御部

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    表示画面を有し、前記装置本体に取り付けられた表示部と、
    前記装置本体または前記表示部に搭載され、前記装置本体または前記表示部の傾きに関する情報を検出する加速度センサと、
    ユーザが前記装置本体を保持した状態で前記表示画面をスクロール操作する際にスクロール操作モードを起動するための起動操作子と、
    スクロール操作開始時に前記加速度センサで検出される情報に基づいて前記装置本体または前記表示部の初期傾きを算出し、スクロール操作開始後に前記加速度センサで検出される情報に基づいて前記装置本体または前記表示部の傾きの該初期傾きからの変化方向及び変化量を算出し、且つ、該算出された前記装置本体または前記表示部の傾きの変化方向及び変化量に基づいて前記表示画面のスクロール方向及びスクロール量を算出するスクロール操作制御部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示部に、左クリックボタン及び右クリックボタンからなるクリック操作ボタンが設けられており、該クリック操作ボタンを前記起動操作子として用い、
    前記スクロール操作制御部は、前記左クリックボタン及び前記右クリックボタンの両方が押下された際に、前記スクロール操作モードを起動させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記スクロール操作制御部は、前記スクロール操作モードが起動された後、前記左クリックボタン及び前記右クリックボタンの少なくとも一方が押下されている間はスクロール操作を継続する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示画面が矩形状であり、前記スクロール方向が前記表示画面の短手方向に沿う方向である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記加速度センサが、3軸加速度センサである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 装置本体と、表示画面を有し、該装置本体に取り付けられた表示部と、該装置本体または該表示部に搭載され、該装置本体または該表示部の傾きに関する情報を検出する加速度センサと、ユーザが該装置本体を保持した状態で該表示画面をスクロール操作する際にスクロール操作モードを起動するための起動操作子と、該スクロール操作を制御するスクロール操作制御部とを備える情報処理装置の該起動操作子をオン状態にしてスクロール操作モードを起動するステップと、
    スクロール操作開始時の前記装置本体または前記表示部の傾きに関する情報を前記加速度センサで検出し、前記スクロール操作制御部が、該検出結果に基づいて前記装置本体または前記表示部の初期傾きを算出するステップと、
    スクロール操作開始後の前記装置本体または前記表示部の傾きに関する情報を前記加速度センサで検出し、前記スクロール操作制御部が、該検出結果に基づいて前記装置本体または前記表示部の傾きの前記初期傾きからの変化方向及び変化量を算出するステップと、
    前記スクロール操作制御部が、前記算出された前記装置本体または前記表示部の傾きの前記初期傾きからの変化方向及び変化量に基づいて、前記表示画面のスクロール方向及びスクロール量を算出するステップと、
    前記スクロール操作制御部が、前記算出された前記表示画面のスクロール方向及びスクロール量に基づいて、前記表示画面をスクロールするステップと
    を含む表示画面操作方法。
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