JP2695306B2 - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JP2695306B2
JP2695306B2 JP3173979A JP17397991A JP2695306B2 JP 2695306 B2 JP2695306 B2 JP 2695306B2 JP 3173979 A JP3173979 A JP 3173979A JP 17397991 A JP17397991 A JP 17397991A JP 2695306 B2 JP2695306 B2 JP 2695306B2
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浩志 井伊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画データのデジタ
ル信号を磁気テープを記録媒体として記録再生する磁気
テープ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録再生装置の1つとして、音声
信号をデジタル信号に変換して磁気テープに記録し、ま
た磁気テープに記録されたデジタル信号を音声信号に変
換して再生するようにしたデジタルオーディオテープレ
コーダ(Digital Audio Taperecorder;以下、DATと
略称する)が周知である。
【0003】このDATの場合、音声信号をデジタル信
号に変換して磁気テープに記録する際に、誤り訂正のた
めの情報を副情報として同時に記録することができるの
で、記録情報の一部に欠落が生じてもその修復が可能で
あり、したがって原音を忠実に再生できるばかりでな
く、きわめて雑音の少ない音声の再生が可能である。
【0004】ところで、上述した従来のDATの中に
は、その動作態様として2種類の音声信号を個別に記録
する2チャネルを磁気テープに設定するようにした2チ
ャネルモードと、4種類の音声信号を個別に記録する4
チャネルを磁気テープに設定するようにした4チャネル
モードとを選択できるようにしたものがある。
【0005】そのうち、2チャネルモードでは、聴取者
に対して前方左側および右側に配置される2つのスピー
カに対応する2種類の音声信号が磁気テープに記録さ
れ、4チャネルモードでは、聴取者に対して前方左側、
前方右側、後方左側および後方右側に配置される4つの
スピーカに対応する4種類の音声信号が記録される。
【0006】また、上記4チャネルモードの場合に、そ
のうちの2チャネルに音声信号を、残りの2チャネルに
は静止画映像信号をそれぞれ記録して、1つの磁気テー
プから音声信号と映像信号とを同時に再生するようにし
た方式のものも従来より知られている。
【0007】この方式の場合、1画面分の静止画映像信
号をそれぞれ記憶するたとえば2つの画像メモリが用意
され、記録時には、1画面分の映像信号は磁気テープに
記録される前に、アナログ−デジタル(以下、A/Dと
呼ぶ)変換回路でデジタル信号に変換され、一旦、2つ
の画像メモリのうちの1つに順次的に書き込まれ、つい
でその画像メモリから1画面分のデジタル映像信号が読
み出され、磁気テープの2チャネル分に記録される。
【0008】このとき、映像信号と並行して入力される
音声信号も別のD/A変換回路でデジタル信号に変換さ
れ、残りの画像メモリに順次的に書き込まれた後、読み
出され磁気テープに記録される。その結果、磁気テープ
には1画面分の映像信号と、この画面に対応するたとえ
ばナレーションなどの音声信号とが並行して記録され
る。
【0009】一方、再生時には、磁気テープから読み取
られる1画面分のデジタル映像信号が、一旦、上記画像
メモリの1つに順次的に書き込まれ、書き込み完了後、
その画像メモリから1画面分の映像信号が繰り返し読み
出され、読み出された映像信号はデジタル−アナログ
(D/Aと呼ぶ)変換回路で元のアナログ映像信号に変
換されて再生される。
【0010】このとき、デジタル映像信号と並行して磁
気テープから読み出されるデジタル音声信号もD/A変
換回路でアナログ音声信号に変換され再生される。その
結果、1画面分の静止画映像信号が再生されるとき、そ
の静止画に対応するナレーションなどの音声信号が並行
して再生されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のDATでは、静止画データとしてNTSC(Nation
al Television System Committee)方式の映像信号を記
録再生するには問題はないが、PAL(Phase Alternati
on by Line)方式の映像信号を記録再生する場合には、
以下に説明するように問題がある。
【0012】すなわち、PAL方式の映像信号における
走査線の位相の繰り返し特性は、第1フィールドの先頭
つまり第1走査線を正位相とすると、第1フィールドの
最終つまり第313走査線の前半部は正位相になり、第
2フィールドの先頭つまり第313走査線の後半部も正
位相、第2フィールドの最終つまり第625走査線もや
はり正位相となる。
【0013】このため、第3フィールドの第1走査線は
負位相から始まり、第3フィールドの最終つまり第31
3走査線の前半部も負位相、第4フィールドの先頭の第
313走査線の後半部も負位相、第4フィールドの最終
つまり第625走査線も負位相となる。
【0014】そこで、PAL方式の映像信号を静止画デ
ータとして正しく記録再生するためには、少なくとも4
フィールド分の連続する映像信号を単位として記録する
必要がある。
【0015】しかるに、従来のDATでは、静止画映像
信号を磁気テープに記録する前に一旦記憶しておくため
の画像メモリとして、1画面分つまり2フィールド分の
記憶容量の画像メモリが用意されているにすぎないの
で、このDATでPAL方式の映像信号を1画面分だけ
取り込んで記録し再生すると、1画面ごとに走査線の位
相が揃ってしまって再生される静止画に色が着かないな
どの悪影響がでるという問題点が生じることになる。
【0016】したがって、本発明の目的は、NTSC方
式だけでなく、PAL方式の映像信号をも静止画データ
として適正に記録再生できる磁気テープ記録再生装置を
提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)磁気テ
ープと、 (b)磁気テープに書き込みおよび読み出しをする回転
式ヘッドと、 (c)各画面が2フィールドで構成される2画面分の静
止画データのデジタル信号をストアする容量を有する第
1メモリ8aと、 (d)各画面が2フィールドで構成される2画面分の静
止画データのデジタル信号をストアする容量を有する第
2メモリ8bと、 (e)2画面分の静止画データの最初のフィールドを検
出するフィールド検出手段と、 (f)制御手段であって、記録時に、フィールド検出手
段の出力に応答し、磁気テープに書き込むべき2画面分
の静止画データのデジタル信号を第1メモリ8aに書き
込むとともに、第1メモリ8aにストアされた静止画デ
ータに対応する音声データのデジタル信号を第2メモリ
8bに書き込み、第1および第2メモリ8a,8bへの
書き込みが完了したとき、磁気テープに回転式ヘッドに
よって、第2メモリ8bに記憶されている音声データの
デジタル信号と第1メモリ8aにストアされている静止
画データのデジタル信号を記録する一方、再生時に、磁
気テープから回転式ヘッドによって、音声データのデジ
タル信号を読み出して導出するとともに、2画面分の静
止画データのデジタル信号を読み出して第1または第2
メモリ8a,8bのいずれか一方に書き込み、前記いず
れか一方の第1または第2メモリ8a,8bへの書き込
み期間中に、いずれか他方から、静止画データのデジタ
ル信号を、前記書き込み時間と同一の読み出し期間で、
読み出して導出し、第1または第2メモリ8a,8bへ
の書き込みが終了したとき、その書き込みが終了した第
1または第2メモリ8a,8bから読み出す制御手段と
を含むことを特徴とする磁気テープ記録再生装置であ
る。
【0018】
【作用】本発明に従えば、第1および第2メモリ8a,
8bは、2画面分、したがって4フィールド分の静止画
データのデジタル信号をストアする容量を有し、磁気テ
ープへの回転式ヘッドによる記録時には、フィールド検
出手段が2画面分の静止画データの最初のフィールドを
検出することによって、第1メモリ8aに2画面分の静
止画データのデジタル信号を書き込むとともに、音声デ
ータのデジタル信号を第2メモリ8bに書き込み、それ
らの第1および第2メモリ8a,8bへの書き込みが完
了したとき、第2メモリ8bから読み出した音声データ
のデジタル信号と第1メモリ8aから読み出した静止画
データのデジタル信号とを磁気テープに記録する。この
磁気テープに書き込まれた静止画と音声の各データのデ
ジタル信号を再生するにあたっては、磁気テープから回
転式ヘッドによって音声データのデジタル信号を読み出
してそのまま導出するとともに、2画面分の静止画デー
タのデジタル信号を読み出して第1または第2メモリ8
a,8bのいずれか一方に書き込み、この書き込み期間
中には、第1または第2メモリ8a,8bのいずれか他
方から、静止画データのデジタル信号を読み出し、書き
込み時間と読み出し時間とは同一であり、書き込みが終
了したとき、その書き込みが終了した第1または第2メ
モリ8a,8bから静止画データのデジタル信号を読み
出して導出する。こうして2画面分の静止画データを繰
り返して読出して再生信号とするので、NTSC方式だ
けでなく、PAL方式の静止画データを記録再生した場
合にも、適正な静止画を記録再生することができる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例である磁気テープ記
録再生装置の基本的な構成を示すブロック図である。
【0020】この実施例の磁気テープ記録再生装置は、
4チャネルモードでの記録再生が可能なDATであっ
て、ここでは4チャネルのうちの2チャネルが音声信号
に、残る2チャネルは映像信号に割り当てられる。
【0021】この場合の2種類の音声信号は入力端子R
0,L0に入力される。これらの入力信号はそれぞれA
/D変換回路3,4に入力される。A/D変換回路3,
4では、たとえば32KHzのサンプリング周波数で、
入力されるアナログ信号がサンプリングされ、たとえば
12ビットのデジタル音声信号d1,d2に変換され
る。このデジタル音声信号d1,d2はA/D変換回路
3,4からシリアル−パラレル(以下、S/Pと呼ぶ)
変換回路5に入力され、ここでたとえば8ビットずつパ
ラレルにデータバス19に入力される。
【0022】映像信号は入力端子V0から入力されるA
/D変換回路2に入力され、デジタル映像信号d3に変
換される。A/D変換回路2は、入力されるアナログ信
号をサンプリングしてたとえば8ビットのデジタル信号
d3に変換し、パラレルにデータバス19に入力され
る。また映像信号は奇数フィールド検出回路1にも入力
され、この奇数フィールド検出回路1から奇数フィール
ド検出信号G1が出力される。
【0023】デジタル映像信号d3は、データバス19
に接続されている2つの画像メモリ8a,8bのうちの
一方の画像メモリ8aに書き込まれる。これらの画像メ
モリ8a,8bは、入力されるデジタル映像信号d3の
2画面分つまり4フィールド分を記憶できる容量を持
ち、上記画像メモリ8aには2画面分のデジタル映像信
号d3が書き込まれる。
【0024】S/P変換回路5からデータバス19に与
えられるデジタル音声信号d4は、デジタル映像信号d
3の記憶のために用いられていない他方の画像メモリ8
bに書き込まれる。
【0025】画像メモリ8bに書き込まれたデジタル音
声信号d4は、この画像メモリ8bの全ての記憶領域へ
のデジタル音声信号の書き込みが完了するまで読み出さ
れることはなく、全ての記憶領域に対する記憶が完了す
ると、先に記憶されたデジタル音声信号から順次的に読
み出されてデータバス19に与えられる。
【0026】このようにしてデータバス19に読み出さ
れたデジタル音声信号は、パラレル−シリアル(以下、
P/Sと呼ぶ)変換回路7に与えられ、また画像メモリ
8aに記憶されたデジタル映像信号はP/S変換回路6
に与えられる。
【0027】P/S変換回路7からシリアルに導出され
るデジタル音声信号は、切換スイッチ9の入力端子2
2,23に共通に与えられる。またP/S変換回路6か
らシリアルに導出されるデジタル映像信号は、切換スイ
ッチ9の入力端子21に与えられている。
【0028】切換スイッチ9において、その出力端子2
4と入力端子21,22,23との間は順次的かつ循環
的に導通され、そのようにして出力端子24から導出さ
れるデジタル信号d5は、記録信号処理部10に与えら
れる。
【0029】記録信号処理部10では、入力されるデジ
タル信号d5に対して、誤り訂正のためのパリティなど
と称される情報などの付加および変調などの処理が施さ
れ、そのような信号処理後の信号が回転式ヘッド(図示
せず)などによって磁気テープ18に記録される。
【0030】再生時においては、磁気テープ18に記録
された信号は回転式ヘッドから再生信号処理部12に与
えられる。再生信号処理部12では、復調およびパリテ
ィなどを参照しての誤り訂正処理などが行われ、そのよ
うにして再生されるデジタル信号d6が、切換スイッチ
13の入力端子34に与えられる。
【0031】切換スイッチ13において、その出力端子
32,33はそれぞれD/A変換回路16,17に接続
されている。切換スイッチ13における後述する切換動
作によって、入力端子34と出力端子31〜33との間
は順次的かつ循環的に導通される。
【0032】そのようにしてD/A変換回路16,17
にはそれぞれ、たとえば聴取者に対して前方右側、前方
左側に配置されるスピーカに対応するデジタル音声信号
d7,d8が与えられ、このD/A変換変換回路16,
17においてアナログ音声信号に変換されて磁気テープ
記録再生装置の出力端子R1,L1に導出される。
【0033】このとき、切換スイッチ9,13の入力端
子34から出力端子31に導出されるデジタル映像信号
d9はS/P変換回路14に与えられて、たとえば8ビ
ットずつパラレルにデータバス19に入力されてゆく。
このようにして入力されるデジタル映像信号d10は、
画像メモリ8a,8bのいずれか一方に入力されてゆ
く。このとき画像メモリ8a,8bいずれか他方から
は、その記憶内容がデータバス19からD/A変換回路
15に与えられている。
【0034】前記いずれか一方の画像メモリに対するデ
ジタル映像信号d10の書き込みが行われている期間に
は、前記いずれか他方の画像メモリからは記憶内容が読
み出され、そのような読み出し処理が循環的に行われて
いる。
【0035】これによって、D/A変換回路15に接続
される出力端子V1には、前記いずれか他方の画像メモ
リに記憶されるデジタル映像信号に対応する静止画を表
す映像信号が連続的に導出されるようになる。
【0036】このような映像信号は、たとえばCRT
(陰極線管)などの表示装置に入力され、その表示面上
に前記静止画が表示される。
【0037】図2は、前記磁気テープ記録再生装置にお
ける切換スイッチ9,13の切換動作を説明するための
タイミングチャートである。図2(1)および図2
(2)はそれぞれ切換スイッチ9,13に与えられる切
換制御信号LR,LR1を示しており、図2(3)は切
換スイッチ9,13の切換動作を示しており、図2
(4)は切換スイッチ9,13の出力端子24(入力端
子34)に導出されるデジタル信号d5(d6)を示し
ており、図2(5)は記録信号処理部10(再生信号処
理部12)の内部で生成されるクロック信号CK1を示
している。
【0038】なお、図2(3)においては、切換スイッ
チ9,13の出力端子24(入力端子34)に接続され
る入力端子21,22,23(出力端子31,32,3
3)の変化が示されている。
【0039】切換スイッチ9,13は、切換制御信号L
R,LR1がともにローレベルである場合においては、
その出力端子24(入力端子34)が入力端子22(出
力端子32)に導通される。また切換制御信号LR1が
ローレベルであって、切換制御信号LR1がハイレベル
である場合には入力端子21(出力端子31)に導通さ
れる。
【0040】時刻t1〜t2の期間W1には、切換制御
信号LR,LR1はともにローレベルであり、したがっ
て出力端子24は入力端子22に接続される。これによ
って記録信号処理部10にはP/S変換回路7からのデ
ジタル音声信号が与えられる。この期間W1に記録信号
処理部10に与えられるデジタル音声信号はたとえば、
聴取者に対して前方右側に配置されるスピーカに対応す
るデジタル音声信号に対応している。
【0041】記録信号処理部10では出力端子24から
導出されるデジタル信号d5を、クロック信号CK1の
立ち上がりに同期して1ビットずつその内部に取り込ん
でゆく。
【0042】時刻t2〜t3の期間W2には、切換制御
信号LRはハイレベルとなり、切換制御信号LR1はロ
ーレベルとなっている。したがってこの期間には、P/
S変換回路7から入力端子22に導出されるデジタル音
声信号が、記録信号処理部10に取り込まれる。このデ
ジタル音声信号はしたがって、聴取者に対して前方左側
に配置されるスピーカに対応することになる。
【0043】時刻t3〜t5の期間W3には、切換制御
信号LR1はハイレベルとなり、これによって切換スイ
ッチ9ではその出力端子24が入力端子23に導通され
る。したがってこの期間W3において、記録信号処理部
10にはP/S変換回路6からのデジタル映像信号が1
ビットずつ入力される。
【0044】時刻t4において切換制御信号LRは立ち
上がり、したがって切換制御信号LRは時刻t4〜t5
の期間においてハイレベルとなるけれども、切換スイッ
チ9では切換制御信号LR1がハイレベルの期間におい
ては、切換制御信号LRの変化に応答して切換動作が行
われることはない。
【0045】A/D変換回路3,4におけるサンプリン
グ周波数は、前述したようにたとえば32KHzに選ば
れているけれども、これに対応して切換制御信号LR1
は32KHzの周波数を有している。また、A/D変換
回路3,4において入力されるアナログ音声信号は12
ビットのデジタル音声信号d1,d2に変換されるた
め、期間W1,W2において記録信号処理部10に取り
込まれるデジタル音声信号は、それぞれ12ビットのデ
ジタル信号である。したがって期間W3において記録信
号処理部10に取り込まれるデジタル映像信号は24ビ
ットのデジタル信号になる。
【0046】このようにして磁気テープ18にはデジタ
ル映像信号の記録の後、この記録されたデジタル映像信
号に対応するデジタル音声信号が記録される。すなわ
ち、デジタル映像信号に対応するデジタル音声信号は、
デジタル映像信号よりも約2.5secだけ遅れて磁気
テープ18に記録されることになる。
【0047】次に再生時における動作を説明する。磁気
テープ18から回転式ヘッドによって読み取られた信号
は再生信号処理部12に与えられ、クロック信号CK1
の立ち下がりに同期して1ビットずつシリアルに導出さ
れる。そのようにして期間W1に、デジタル信号d6は
D/A変換回路16にデジタル音声信号d7として与え
られ、期間W2にはD/A変換回路17にデジタル音声
信号d8として与えられ、期間W3にはS/P変換回路
14にデジタル映像信号d9として与えられる。
【0048】すなわち、期間W1,W2において導出さ
れるデジタル信号d6はそれぞれ、聴取者の前方右側、
左側に配置されるスピーカに対応するデジタル音声信号
であり、期間W3において導出されるデジタル信号d6
はデジタル映像信号に対応している。
【0049】S/P変換回路14から出力されるデジタ
ル映像信号d10は、たとえば一方の画像メモリ8aに
順次的に書き込まれてゆく。4フィールド分のデジタル
映像信号の画像メモリ8aに対する書き込みは、記録時
における同画像メモリ8aから記録信号処理部10への
デジタル映像信号の読み出しに要する時間と同様の時間
で完了する。
【0050】そのようにして2画面分のデジタル映像信
号の書き込みが終了すると、書き込みが終了した画像メ
モリ8aからは全てのデジタル映像信号が、D/A変換
回路15に入力される。このような2画面分の映像信号
の読み出し動作は繰り返し連続的に行われる。
【0051】画像メモリ8aからデジタル映像信号が読
み出されている期間には、もう1つの画像メモリ8bに
対して次の静止画映像に対応するデジタル映像信号の書
き込みが行われる。すなわち画像メモリ8a,8bのい
ずれか一方の読み出し期間は、いずれか他方の書き込み
期間と等しい。
【0052】このようにして画像メモリ8a,8bは、
いずれか一方の画像メモリからのデジタル映像信号の読
み出しが行われている期間には、いずれか他方の画像メ
モリに対するデジタル映像信号の書き込みが行われてい
る。
【0053】次に図3、図4を参照して、奇数フィール
ド検出回路1における奇数フィールドの検出について説
明する。テレビジョン受信機で処理される復号映像信号
の中の同期信号では、図4に示すように水平同期信号と
垂直同期信号の位相関係が奇数フィールドと偶数フィー
ルドとで異なるため、これを利用することによって奇数
フィールドの検出が行われる。
【0054】奇数フィールド検出回路1では、図4
(b)に示す偶数フィールドの場合の垂直同期信号と異
なる図4(a)で示すように奇数フィールドに特徴的な
垂直同期信号を検出すると、そのフィールド間でローレ
ベルとなる信号G1を出力する。奇数フィールド検出回
路1からの出力G1がローレベルとなると、記録信号処
理部10からメモリコントローラ11に対して、4フィ
ールド間ローレベルとなるメモリ書き込み信号MW1が
出力される。これを受けて、メモリコントローラ11で
は、メモリ書き込み信号MW1がローレベルとなる間だ
けメモリ8aにデータを書き込む動作が行われる。
【0055】
【発明の効果】本発明の磁気テープ記録再生装置によれ
ば、磁気テープに回転式ヘッドによって記録するにあた
っては、静止画データとして連続する2画面分、すなわ
ち4フィールド分のデジタル信号を、第1または第2メ
モリ8a,8bに一旦書き込んだ後、これを磁気テープ
に記録し、再生時には、磁気テープから回転式ヘッドに
よって読み出した2画面分の静止画データのデジタル信
号を、一旦、第1または第2メモリ8a,8bのいずれ
か一方に書き込み、いずれか他方からは読み出し、こう
して2画面分の静止画データ毎に第1または第2メモリ
8a,8bから交互に繰り返し読み出して再生信号を得
る。したがってNTSC方式だけでなくPAL方式の静
止画データのデジタル信号を記録再生した場合にも、適
正な静止画像を記録再生することができる。しかも各静
止画データに対応する音声データのデジタル信号も、磁
気テープに回転式ヘッドによって書き込み、読み出しを
することができる。また本発明によれば、磁気テープに
静止画データおよび音声データの各デジタル信号を確実
に記録し、無駄なデータの記録を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気テープ記録再生装
置の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の磁気テープ記録再生装置における切換
スイッチの切換動作を示すタイミングチャートである。
【図3】実施例の磁気テープ記録再生装置における画像
メモリへの映像信号の書き込み動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】複合映像信号における同期信号を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1 奇数フィールド検出回路 2,3,4 A/D変換回路 5 S/P変換回路 6,7 P/S変換回路 8a,8b 画像メモリ 9,13 切換スイッチ 10 記録信号処理部 11 メモリコントローラ 12 再生信号処理部 14 S/P変換回路 15,16,17 D/A変換回路 18 磁気テープ 19 データバス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)磁気テープと、 (b)磁気テープに書き込みおよび読み出しをする回転
    式ヘッドと、 (c)各画面が2フィールドで構成される2画面分の静
    止画データのデジタル信号をストアする容量を有する第
    1メモリ8aと、 (d)各画面が2フィールドで構成される2画面分の静
    止画データのデジタル信号をストアする容量を有する第
    2メモリ8bと、 (e)2画面分の静止画データの最初のフィールドを検
    出するフィールド検出手段と、 (f)制御手段であって、 記録時に、フィールド検出手段の出力に応答し、磁気テ
    ープに書き込むべき2画面分の静止画データのデジタル
    信号を第1メモリ8aに書き込むとともに、第1メモリ
    8aにストアされた静止画データに対応する音声データ
    のデジタル信号を第2メモリ8bに書き込み、第1およ
    び第2メモリ8a,8bへの書き込みが完了したとき、
    磁気テープに回転式ヘッドによって、第2メモリ8bに
    記憶されている音声データのデジタル信号と第1メモリ
    8aにストアされている静止画データのデジタル信号を
    記録する一方、 再生時に、磁気テープから回転式ヘッドによって、音声
    データのデジタル信号を読み出して導出するとともに、
    2画面分の静止画データのデジタル信号を読み出して第
    1または第2メモリ8a,8bのいずれか一方に書き込
    み、前記いずれか一方の第1または第2メモリ8a,8
    bへの書き込み期間中に、いずれか他方から、静止画デ
    ータのデジタル信号を、前記書き込み時間と同一の読み
    出し期間で、読み出して導出し、第1または第2メモリ
    8a,8bへの書き込みが終了したとき、その書き込み
    が終了した第1または第2メモリ8a,8bから読み出
    す制御手段とを含むことを特徴とする磁気テープ記録再
    生装置。
JP3173979A 1991-07-15 1991-07-15 磁気テープ記録再生装置 Expired - Fee Related JP2695306B2 (ja)

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