JP2693777B2 - 対話画面定義方法およびその装置 - Google Patents

対話画面定義方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は作画プログラムで作成したデータを利用して
プログラムの対話画面を開発するシステムにおいて、対
話画面の下絵の任意の表示物に動作を定義する対話画面
定義方法およびその装置に関する。
〔従来の技術〕 計算機ハードウェアの進歩に伴い、グラフィック表示
を多用した対話的なプログラムが多く開発されるように
なってきた。これらのプログラムでは、数値計算した
り、問題解決したりするプログラム部分だけでなく、画
面に計算結果を分かり易く表示したり、使用者に入力を
促したりといった、使用者とプログラムとがグラフィッ
クス表示を介して対話するためのプログラム部分が必要
となる。最近では、使用者とプログラムとが対話するた
めのプログラム部分が、プログラム全体の開発量の50%
以上を占めることも珍しくない。そのため、プログラム
の開発効率を向上するには、こうした対話プログラム部
分の開発を支援する必要がある。
従来、グラフィック表示を用いた対話型プログラムの
開発では、画面にどのように表示するかを示す下絵を作
成したのち、その絵と同じものを画面に表示するための
プログラム部分を作成していた。商用のプログラムでは
このような画面のデザインを専門の美術デザイナーに依
頼することも多い。
一方、最近では計算機を使って作画やデザインを行う
プログラムが開発されている。プログラムの画面デザイ
ンの下絵などもこうした作画プログラムを使って作成さ
れることも多くなってきた。これは、デザイン結果を計
算機内のデータとして格納しておくことにより、デザイ
ンを簡単に修正・編集できることや、保存,検索が容易
なためである。しかし、こうした作画プログラムは、あ
くまでも紙に印刷することを主たる目的としており、計
算機内に蓄積されたデザイン結果を他のプログラムから
利用することをあまり考慮していなかった。このため、
計算機を使ってあるプログラムの対話画面の下絵を作成
しても、紙の上に下絵を描いていたときと同様に、対話
画面表示用のプログラムを新たに作成する必要があっ
た。
対話画面表示用のプログラムを開発する際に、作画プ
ログラムによって計算機内に構築された画面の下絵デー
タをそのまま利用することができれば、プログラムの開
発効率を向上することができる。従来、作画プログラム
で作成したデータを利用してプログラムの対話画面を作
成するシステムについて、コンピュータグラフィック
ス,ボリューム17,ナンバー3,7月(1983)第35頁から第
42頁(Computer Graphics,Volume17,number3,July(198
3)pp35−42)において論じられている。そのシステム
では、あらかじめ作画プログラムで作成し、ファイルと
して登録しておいた一つまたは複数枚の絵を画面上に自
由にレイアウトし、各絵ごとに動作を定義できるように
なっている。
しかし、そのシステムでは、動作を定義できるのが、
あらかじめファイルとして登録しておいた絵ごとであ
り、その絵のなかの一部の図形だけに動作を定義するこ
とができない。そのため、下絵を描く際には、あらかじ
め動作を定義しなければならない部分をそれぞれ別なフ
ァイルに登録しておくことが必要になる。さらに、動作
を定義したい絵の部分を変更する場合には、もう一度フ
ァイル構成を変更したり、絵を描き直す必要が生じ、作
業効率が悪い。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は下記の問題があった。
(1)作画プログラムで作成した下絵のデータを、画面
表示プログラムを開発する際に利用できなかった。
(2)下絵のデータを利用できる場合でも、絵の任意の
構成要素ごとに動作を定義できないため、下絵を作成す
る際にあらかじめ動作を定義する部分ごとにファイルを
設けて格納しておく必要があった。
本発明の目的は、作図プログラムを用い円,直線,矩
形の組み合わせで構成した図形に対して該図形の部分部
分に夫々動作を定義することができる対話画面定義方法
およびその装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、画面に表示されている1つの図形の部分
部分に夫々実行動作を定義付ける対話画面定義方法にお
いて、前記図形の一部分を構成する円,直線,矩形のい
ずれかが指定されて動作定義入力指示がされたとき該指
定に係る円または直線は矩形に対して当該実行動作を定
義付けることで、達成される。
上記目的は、画面に表示されている1つの図形の部分
部分に夫々実行動作を定義付ける対話画面定義装置にお
いて、前記図形の一部分を構成する円,直線,矩形のい
ずれかを指定して動作定義入力指示を行う指定手段と、
該指定手段により指定された円または直線または矩形に
対して当該実行動作を定義付ける動作定義手段とを設け
ることで、達成される。
〔作用〕
1つの図形に対しこの図形を構成する円,直線,矩形
毎に夫々動作を定義できるため、動作定義用の部分図形
をバラバラに作図する必要がなく、プログラム開発の効
率が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第16図を用いて説
明する。第6図は本発明を適用した対話画面定義支援シ
ステムの全体構成を示す。第6図において、100は情報
処理装置、200はディスプレイ装置、110はマウス、120,
121はマウス110に取り付けられているボタンである。第
7図は情報処理装置100の内部構成を示したものであ
り、図中130は中央処理装置(CPU),140は主メモリ、15
0は入出力ドライバ、170は表示データメモリ、180は描
画プロセッサである。
さらに、第1図〜第5図はディスプレイ装置200の一
連の表示形態を示したものであり、1000はディスプレイ
画面、1300は作図領域、1100は作図メニュー、1200は定
義メニュー、250はカーソル、1301〜1306は作図された
図形を示す。
マウス110は2次元座標を指定するための入力装置で
あり、ユーザによってマウス110が動かされるとマウス1
10の動いた量が2次元のベクトル値(具体的には、2次
元直角座標系XYにおけるX方向移動量とY方向移動量と
して表現される)として情報処理装置100に報告され
る。ボタン120,121は押し下げ状態と解放状態の2状態
をもつスイッチ機構であり、2状態間で遷移が起こる度
に遷移の種類(ボタン120が押し下げられたのか、解放
されたのか)とどのボタンが遷移を起こしたのかを情報
処理装置100に報告する。また、情報処理装置から問い
合せがあるとマウス110は現在のボタン状態(押し下げ
られた状態か、解放された状態か)を報告する。なお、
実施例の説明に用いる図において、ボタン120または121
に斜線が施されている場合には、そのボタンが押し下げ
状態にあることを示し、そうでない場合にはそのボタン
が解放状態にあることを示すものとする。
キーボード300は文字コードを入力するための装置で
ある。キーボード300は文字コードに対応した複数のキ
ーをもつ。キーはマウス110のボタンと同様、押し下げ
状態と解放状態の2状態をもつスイッチ機構である。キ
ーボード300は、キーが状態遷移を起こす度に遷移の種
類(ボタン120が押し下げられたのか、解放されたの
か)とどのキーが遷移を起こしたのかを情報処理装置10
0に報告する。
入出力ドライバ150は一つの座標値(現在座標値)を
管理する。すなわち、システム立ち上げ時にはあらかじ
め設定された初期座標値を現在座標値とし、マウス110
から移動量の報告を受けると、現在座標値のX座標値,Y
座標値にそれぞれマウス110のX方向移動量,Y方向移動
量を加算し現在座標値を更新する。さらに、入出力ドラ
イバ150は現在座標値が更新されるごとにディスプレイ
装置200の画面1000上に表示されているカーソル250の表
示位置を現在座標値に対応する画面上の位置に移動す
る。これにより、マウス110の動きに合わせて、カーソ
ル250を画面1000上で動かすことができる。もちろん、
現在座標値は画面の大きさに対応した上限値と下限値を
持っており、カーソル250が画面1000の端に来たらいく
らマウス110を動かしても画面の外に向かっては動かす
ことが出来ないようになっている。
また、入出力ドライバ150はマウス110やキーボード30
0からの状態遷移の報告やマウス110からの移動の報告が
あると、それらの報告内容を報告があった順に記憶して
おく。情報処理装置100内で実行されるプログラムは入
出力ドライバ150に問いあわせることによりマウス110や
ボタン120からの報告内容を古い順に取りだしたり、現
在座標値を参照することができる。これにより、情報処
理装置100内で実行されるプログラムはマウス110の動き
や、ボタン120の状態遷移、またカーソル250の現在位置
などを知ることができる。
情報処理装置100で実行されるプログラムは主メモリ1
40におかれCPU130により実行される。ディスプレイ装置
200の画面1000への表示は表示データを表示データメモ
リ170に書き込んだ後、CPU130から表示データの先頭番
地を指定して描画プロセッサ180に起動命令を発行する
ことにより行う。
表示データメモリ170内の表示データは、描画プロセ
ッサ180が解釈実行できるコマンド列からなる。表示デ
ータは任意の表示図形単位ごとにグループ化することが
できる。この表示データのグループをセグメントと呼
ぶ。描画プロセッサ180はセグメント単位に画面1000上
に図形を表示したり、画面上の図形を消去したりでき
る。情報処理装置100内のプログラムは描画プロセッサ1
80を介して以下の表示処理を行える。セグメントは識別
番号(segidと呼ぶことにする)を持っており、描画プ
ロセッサ180への表示処理の依頼はセグメントの識別番
号を指定して行う。
(1)セグメント単位の表示:指定したセグメントを画
面1000に表示する。後から表示されるセグメントは、す
でに表示されている他のセグメントの上に重ねて表示さ
れる。
(2)セグメント単位の消去:プログラムが指定したセ
グメントの表示を画面1000から消去する。表示が消去さ
れたセグメントの表示領域内にある他のセグメントの表
示物は再表示される。表示データメモリ170内のセグメ
ントは消去されない。
(3)表示データ生成中の表示:表示データを表示デー
タメモリ170上に書き込むと同時にその内容を自動的に
画面1000に表示することもできる。
(4)セグメントの消去による表示の消去:表示データ
メモリ170内の表示データをセグメント単位に消去する
と同時に、そのセグメントの表示を消去することもでき
る。消去されたセグメントの表示領域内にある他のセグ
メントの表示物は再表示される。
一つのセグメントは一つまたは複数の図形要素からな
る。図形要素は描画プロセッサ180が描画することので
きる最小の表示図形単位である。図形要素の代表的なも
のとして、直線,矩形,折れ線,多角形,円,楕円,文
字列,複数の点によって指定される自由曲線,マーカー
などがある。各図形要素には識別番号(pidと呼ぶこと
にする)を付けることができる。情報処理装置100内で
実行されるプログラムは描画プロセッサ180に問い合わ
せることにより、指定した位置の近傍に表示されている
図形要素の識別番号を及びその図形要素が含まれている
セグメントの識別番号を知ることができる。
本実施例の対話画面定義支援システムは、下記手順に
より所望のプログラムの対話画面を開発する。
第1ステップ:基本的な図形(基本図形:直線,円,矩
形など)を組み合わせて画面上に絵を作画する。
第2ステップ:画面上に描かれた一つまたは複数個の基
本図形を指定する。
第3ステップ:第2ステップで指定された一つまたは複
数個の基本図形に対して動作を定義する。
第1図〜第4図を用いて上記ステップを具体的に説明
する。第1図は矩形1301,折れ線1302,円1303〜1306の6
つの基本図形を組み合わせて車の絵を作図したところを
示している。基本図形は、作図メニュー1100により作図
したい基本図形を選択したのち、作図領域で基本図形の
位置や大きさを指定することにより描くことができる。
メニューの選択や、図形の位置、サイズの指定はマウス
110と連動するカーソルで所望の位置を指し示すことに
よりできる。
第2図は車の前輪に動作を定義するために、前輪に当
たる2つの基本図形1203,1204を指定したところを示
す。図形の指定は、定義メニュー1200の“定義”という
項目を選択の後、カーソル250を所望の図形の上に移動
し、マウス110のボタン120を押し下げ,解放することに
より行う。このようなマウスボタンの押し下げ・解放の
一連の動作を“クリック”と呼ぶ。図形をクリックする
とその図形の外接矩形が破線で表示される。第2図にお
いて破線で示した矩形1307,1308はそれぞれ円1303,1304
が動作定義の対象として指定されたことを示している。
本システムでは動作定義の対象となる基本図形あるい
は複数の基本図形の集まりをオブジェクトと呼ぶ。画面
に作画された一つ一つの基本図形は、それぞれ一つのオ
ブジェクトである。例えば、第1図において基本図形13
01〜1306はそれぞれ一つのオブジェクトである。複数の
オブジェクトを集めて一つのオブジェクトを作ることが
できる。前述のように定義メニュー1200の項目“定義”
を選択後、マウス110でクリックされたオブジェクト
は、一つのオブジェクトとなる。例えば、第2図におい
て指定された円1303,1304は以後、一つのオブジェクト
となる。動作はオブジェクトごとに定義される。
オブジェクトを指定後、マウス110のボタン121を押し
下げると、第3図に示すような、メニュー1400が表示さ
れる。メニュー1400は指定された図形を操作するための
メニューである。メニュー1400の項目“定義シート”を
選択すると、第4図に示すような、動作を定義するため
の領域(ウインドウ)1500が表示される。これを定義シ
ートと呼ぶことにする。第4図において、1510はオブジ
ェクトの名前を入力するための文字列入力領域、1520は
オブジェクトの識別番号の表示、1530はオブジェクトの
動作を定義するための文字列入力領域、1540は定義シー
トを操作するためのメニューである。定義シート1500内
の文字列入力領域1510,1530へは、マウス110で入力した
い領域をクリックしたのち、キーボード300からキーを
打つことにより、文字列を入力できる。
オブジェクトの動作は、文字列入力領域1530に所定の
文法に従って、プログラムを入力することにより定義で
きる。定義すべき内容を下記に示す。
(1)イベントと処理手順の対 オブジェクトがイベントを受け取ったときにどういう
処理を行うべきかを指定する。イベントには、キーボー
ド300のキーの押し下げ,解放、マウス110の移動、ボタ
ン120,121の押し下げ,解放などがある。オブジェクト
は自分の外接矩形領域内にカーソル250があるときに発
生したイベントを受け取る。イベントの指定では、イベ
ントの種類(押し下げ,解放,移動)とそのイベントを
発生したデバイス(マウス110のどのボタンか、キーボ
ード300のどのキーか)を指定する。処理手順は、オブ
ジェクトへのメッセージ送信、あるいは特定のプログラ
ム内の手続きの呼び出しを組み合わせて定義する。メッ
セージは、メッセージの受け取り手となるオブジェクト
名またはオブジェクトの識別番号を指定して送る。メッ
セージを受け取ったオブジェクトは、指定されたメッセ
ージ名と対として定義されている処理手順(下記)を実
行する。第4図の例では、イベントと処理手順の対とし
て、“ボタンの1が押されたら、procedurel()を呼び
出す”という内容が定義されている。
(2)メッセージと処理手順の対 プログラムや他のオブジェクトからメッセージが送ら
れてきたときにどういう処理を行うべきかを指定する。
処理手順の指定方法は上記(1)と同じである。
定義シート1500上で動作定義を完了した後、メニュー
1540の項目“保存”を選択すると動作定義内容がデータ
として保存される。引き続いてメニュー1540の項目“終
了”を選択し、さらに定義メニュー1200の項目“実行”
を選択すると動作定義内容を実行することができる。第
5図は本システムの実行時の形態を示す図である。第5
図において、車の絵の前輪をマウス110でクリックする
と、前述の定義内容に従って、本システムの呼び出し時
に指定したプログラム内の手続きであるprocedurel()
を呼び出して実行する。
以上、本実施例の画面定義支援システムを用いてプロ
グラムの画面を定義する際の手順の概略を説明した。以
下では、本システムのデータ構造及び処理手順について
説明する。
第8図を用いて画面上の一つのオブジェクトに対応す
るデータ構造を説明する。第8図において、2000はオブ
ジェクトデータ、2001はオブジェクトの外接矩形領域の
左下頂点と右上頂点の座標値データ、2002はオブジェク
トに対応する図形要素の識別番号データ、2003はオブジ
ェクトを構成している下位のオブジェクトの識別番号を
格納したテーブルへのポインタ(イベント辞書)、2004
はイベントと処理手順の対応テーブルへのポインタ、20
05はメッセージと処理手順との対応テーブルへのポイン
タ(メッセージ辞書)である。オブジェクトが一つの基
本図形だけから構成されているときには、その基本図形
に対応する表示データ内の図形要素の識別番号が格納さ
れるが、オブジェクトが複数のオブジェクトから構成さ
れているときには−1が格納される。あるオブジェクト
が複数のオブジェクトから構成されているとき、前者の
オブジェクトを上位オブジェクト、後者を下位オブジェ
クトと呼ぶことにする。オブジェクトが下位オブジェク
トを持たない時、2003にはnilポインタが格納される。n
ilポインタはシステムが決めた特別な領域を指すポイン
タで、nilポインタの格納された領域が空であることを
示すために用いる。同様に、イベントと処理手順の対が
定義されていないときには2004にnilポインタが格納さ
れ、メッセージと処理手順の対が定義されていないとき
には2005にnilポインタが格納される。
第8図において、2010は下位のオブジェクトの識別番
号を格納するためのテーブルで、下位オブジェクトの個
数と各下位オブジェクトの識別番号を格納する。2020
は、イベントの種別と、それに対応する処理手順を格納
した領域2040へのポインタを対にしたテーブルである。
2030は、メッセージ名と、それに対応する処理手順を格
納した領域へのポインタを対にしたテーブルである。本
システムではユーザは下記コマンドを実行することによ
り図形データを生成/編集できる。
本システムで生成されたオブジェクトは、第9図に示
すようなオブジェクト管理テーブルにより管理されてい
る。第9図において、2100はオブジェクト管理テーブル
であり、システム内の全オブジェクトの個数と、各オブ
ジェクトへのポインタを格納している。オブジェクトの
識別番号をインデックスとして、オブジェクト管理テー
ブルの内容を取り出すと、該当のオブジェクトデータ22
00へのポインタを取り出すことができる。
具体的な例として第10図に、第11図に示す図形を画面
上に作画したときに生成されるオブジェクトデータを示
す。この場合には、全てのオブジェクトが一つの基本図
形からできており、かつ動作がまだ定義されていない状
態であるため、下位オブジェクトテーブル,イベント辞
書,メッセージ辞書には全てnilポインタが格納されて
いる。ここで、第4図に示した動作定義を行うと第12図
に示すように、オブジェクト識別番号3,4の2つのオブ
ジェクトからなる新たなオブジェクトデータ2207が生成
される。オブジェクトデータ2207は、下位オブジェクト
と一つのイベント−処理手順対をもつため、下位オブジ
ェクトテーブル2208と処理手順2210へのイベント辞書22
09を有する。
定義した動作を実際に実行する場合の処理手順を第13
図〜第16図を用いて説明する。実行時に、使用者がマウ
ス110やキーボード300を操作するとイベントが発生す
る。このイベントを受け取るべきオブジェクトを探し
て、該当のオブジェクトの中にそのイベントと対になっ
た処理手順があるか否かを探して、該当の処理手順があ
ればそれを実行する。オブジェクトは階層的に構成され
ているためイベントの受け渡し処理は再帰的に繰り返さ
れる。すなわち、一つのオブジェクトにイベントが渡さ
れると、そのオブジェクトの下位のオブジェクトに順に
イベントが渡され、同様にイベントを受け取った下位オ
ブジェクトはさらに下位のオブジェクトにイベントを渡
していく。
第13図のフローチャートを用いて一つのオブジェクト
がイベントを受け取ったときの処理手順を説明する。オ
ブジェクトはイベントを受け取るとまずそのイベントが
自分の外接矩形領域内で発生したイベントか否かをチェ
ックする(ステップ3000)。イベントが自分の領域内で
発生したものでなければ、stateを−1に設定して、イ
ベントを渡してきた所に制御を帰す(本処理ルーチンの
呼び出しもとにリターンする)(ステップ3080)。イベ
ントが自分の領域内で発生したものであって、かつ下位
のオブジェクトを持っているならば、下位のオブジェク
トに順番にイベントを渡していく(ステップ3010,302
0)。下位の全てのオブジェクトがそのイベントに対応
するイベント−処理手順対を持っていなければ(下位の
オブジェクトから制御が戻ってきたときにstateが1で
なければ)、自分のイベント辞書を探索し該当のイベン
ト−処理手順対を探索する(ステップ3040)。その結
果、該当のイベント−処理手順対が見つかればその処理
を実行し(ステップ3050)、stateを1に設定した後、
呼び出しもとに制御を戻す(ステップ3060)。該当のイ
ベント−処理手順対がなければ、stateを0に設定した
後、呼び出しもとに制御を戻す(ステップ3070)。
第14図は、第13図におけるステップ3020の処理を詳細
に説明するためのフローチャートである。下位オブジェ
クトテーブル2010を順番に参照して(ステップ3210)、
下位のオブジェクトにイベントを渡して行く(ステップ
3220)。ステップ3220では第13図で説明した処理を再帰
的に呼び出す。ステップ3210〜3220を、全ての下位オブ
ジェクトを調べ終わるか、ステップ3220の処理の結果、
stateが0または1となるまで繰り返す(ステップ3230,
3240)。
イベントはまず最上位のオブジェクトに渡されてい
る。最上位のオブジェクトは他のオブジェクトの下位オ
ブジェクトとなっていないオブジェクトのことである。
最上位のオブジェクトはルートオブジェクト管理テーブ
ルに格納されている。第15図にルートオブジェクト管理
テーブルの構造を示す。ルートオブジェクト管理テーブ
ル2500には最上位オブジェクトの個数と最上位オブジェ
クトの識別番号がイベントを受け渡す順に格納されてい
る。例えば、第15図に示すように、オブジェクト“前
輪”の外接矩形領域2601とオブジェクト“ボディ”の外
接矩形領域2603が重なっているところにカーソル250が
あるときにイベントが発生すると、まずルートオブジェ
クト管理テーブル2500の上位に登録されているオブジェ
クト“前輪”にイベントが渡される。オブジェクト“前
輪”がそのイベントに対応する処理手順を実行しなかっ
た時だけ、オブジェクト“ボディ”にイベントが渡され
る。
以上の実施例では、オブジェクトの領域を外接矩形領
域としたが、もちろん他の方法でも良い。例えば、外接
多角形を領域としてもよい。これにより、オブジェクト
の領域の重なりを、矩形の場合より減らせる可能性があ
るが、実行時の負荷が大きくなると予想される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、デザイナーが画面上に作図した画面
デザインの下絵の任意の構成要素に直接動作を定義する
ことができる。これにより従来のように、下絵を表示す
るための表示プログラムを作成する必要が悪くなり、プ
ログラムの開発効率を向上することができる。また、下
絵の中の任意の構成要素ごとに動作を定義できるため、
幅広い対話方式を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本発明の一実施例の一連の画面表示
形態を示す図、第6図は前記実施例の全体構成図、第7
図は情報処理装置の構成図、第8図はオブジェクトのデ
ータ構造を表わす図、第9図はオブジェクト管理テーブ
ルの構造を表す図、第10図は基本図形からだけ構成され
るオブジェクトデータの一例、第11図は一作図例、第12
図は下位オブジェクトをもつオブジェクトデータの一
例、第13図は実行時の処理を示すフローチャート、第14
図は第13図の処理手順を詳しく説明するためのフローチ
ャート、第15図はルートオブジェクト管理テーブルのデ
ータ構造を表す図、第16図はオブジェクトの領域優先度
を説明する図である。 100……情報処理装置、200……ディスプレイ装置、110
……マウス、120,121……マウスのボタン、250……カー
ソル、1000……ディスプレイ画面、1100……作図メニュ
ー、1200……定義メニュー、1300……作図領域、1500…
…定義シート、2000……オブジェクトデータ、2010……
下位オブジェクトテーブル、2020……イベント辞書、20
30……メッセージ辞書、2100……オブジェクト管理テー
ブル、2500……ルートオブジェクト管理テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷越 浩一郎 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 谷藤 真也 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−200421(JP,A) 特開 昭60−173678(JP,A) 情報処理学会第35回(S62 後期)全 国大会講演論文集(▲II▼)4W−2 (P929)「ユーザインタフェース構築 支援システム(1)」谷正之 外2名 情報処理学会第35回(S62 後期)全 国大会講演論文集(▲II▼)4W−3 (P931)「ユーザインタフェース構築 支援システム(2)」横山 外2名

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面に表示されている1つの図形の部分部
    分に夫々実行動作を定義付ける対話画面定義方法におい
    て、前記図形の一部分を構成する円,直線,矩形のいず
    れかが指定されて動作定義入力指示がされたとき該指定
    に係る円または直線または矩形に対して当該実行動作を
    定義付けることを特徴とする対話画面定義方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、動作定義入力指示がさ
    れたとき該動作定義を入力する編集用画面を開き該編集
    用画面に動作定義を入力させることを特徴とする対話画
    面定義方法。
  3. 【請求項3】画面に表示されている1つの図形の部分部
    分に夫々実行動作を定義付ける対話画面定義装置におい
    て、前記図形の一部分を構成する円,直線,矩形のいず
    れかを指定して動作定義入力指示を行う指定手段と、該
    指定手段により指定された円または直線または矩形に対
    して当該実行動作を定義付ける動作定義手段とを備える
    ことを特徴とする対話画面定義装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、動作定義手段は、前記
    指定手段により円または直線または矩形が指定されたと
    き動作定義を入力する編集用画面を開き該編集用画面に
    動作定義を入力させる手段を備えることを特徴とする対
    話画面定義装置。
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