JP2691672B2 - 直進電機 - Google Patents

直進電機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に移動するよう
に設けられた電機子と界磁磁石とを有する直進電機に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の直進電機が開発されている
が、従来の直進電機の一例として図9に示された構成の
3相のリニアモータがある。このリニアモータにおいて
は、長尺板状のケーシング1の側壁に、細長状の界磁磁
石2が固定されているとともに、この界磁磁石2に対面
するようにして電機子3が往復移動自在に配置されてい
る。上記界磁磁石2には、長手方向に異なる磁極N,S
を交互に配置するように着磁が行われているとともに、
前記電機子3には、界磁磁石2の側壁に近接して磁束を
集める3体の突極3a,3a,3aが設けられている。
電機子3における3体の突極3a,3a,3aは、常時
2つの磁極にまたがって移動するように構成されてお
り、各突極3aのそれぞれに励磁用のコイル3bがそれ
ぞれ巻回されている。
【0003】また磁極間ピッチを小さくした多極型の直
進電機として、例えば図10に示された構成のリニアモ
ータがある。このものでは、ケーシング11の側壁に固
定された細長状の界磁磁石12に、長手方向に沿って異
なる磁極N,Sが所定のピッチで交互に多数着磁されて
いるとともに、この界磁磁石12に対面するようにして
往復移動自在に配置された電機子13に、多数の突極1
3a,13a,…が設けられている。これらの各突極1
3aの各々には、励磁用のコイル13bがそれぞれ巻回
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の各種直進電機では、所謂F/S特性値が未だ十分で
ないという問題がある。すなわちF/S特性値は、直進
電機のF−S特性における直進推力Fと直進速度Sとの
商であり、具体的には、 F/S特性値=FS /SO =ΔF/ΔS =KE ・KF /R・・・・・・・・・・ で表される。ここで、 FS ;始動推力 SO ;無負荷速度 KE ;逆起電圧定数 KF ;推力定数 R ;内部抵抗 である。
【0005】このF/S特性値は、直進電機の基本であ
るF−S特性の大きさを表しており、直進電機の大きさ
を比較することができる。例えばF/S=3の直進電機
は、F/S=1の直進電機を3個同時に回したのと同じ
F−S特性が出せる。より具体的には、F/S特性値
は、直進電機の体積の約2乗(正確には5/3乗)に比
例しており、また界磁磁石のBHMAX にほぼ比例する関
係を有している。したがって従来から、より大きい直進
電機や強い磁石を使用しようとする場合には、結果的に
F/S特性値を大きくしようとしているものである。
【0006】F/S特性値を大きくした場合には、次の
ようなことが可能となる。 1)発生推力の増大。 2)立上り時間の低減。 3)推力定数及び逆起電圧定数の増大。 4)定格電流の低減。 5)損失(銅損)の低減。 6)高効率化。 7)発熱の低減。 8)出力の増大。 9)負荷変動による速度変動への影響低減。
【0007】またF/S特性値に余裕がある場合には、
活用の仕方によって次のようなことが可能になる。 1)小型、薄型、軽量化。 2)材料見直し等による低コスト化。 3)設計の自由度の拡大。
【0008】このように従来から提案されている直進電
機に関する各種の提案には、結果的により高いF/S特
性値を得るためのものが多い。すなわち直進電機の軽薄
短小化、省電力化、省資源化、低価格化等の要請の根底
になっているのは、(F/S特性値)/(体格)及び
(F/S特性値)/(コスト)であり、F/S特性値を
いかに効率よく出すかが従来からの課題となっている。
例えば、 1)小型化、薄型化、軽量化。 2)始動推力の伸長。 3)立上がり時間の短縮化。 4)電流値の低減。 5)損失(銅損)の低減。 6)合理化。 等であり、従来からの直進電機技術に関する提案は、結
果的にF/S特性値を向上させるための検討ともいえる
ものが多い。実際的には、F/S特性値で5%乃至10
%の違いが競合されている。
【0009】このようなF/S特性値を決める要素とし
ては、p(磁極ピッチ)、Φ(有効磁束)、H(並列コ
イル数)、A(コイル断面積)、L(1T当りのコイル
長)があり、それを式で表すと、 F/S特性値=(1/p)2 ・Φ2 ・H・A/L・・・・・・ となる。したがってこれらの各要素を全体として最大と
なるように組み合わせればF/S特性値が最大になる。
特に、(1/p)2 ×Φ2 をいかに大きくするかがポイン
トになる。
【0010】このような観点から考察すれば、上述した
図9に示された構造の直進電機の場合には、3相のリニ
アモータにおいて基準長さ当りの磁極数と突極数とが最
小限の組み合せとなっており、例えば図示の位置関係に
おいては、矢印で示したようにN極の総磁束が1カ所の
突極3aに集中している。したがって有効磁束Φは大き
くなっている。しかしながら磁極ピッチpが大きいた
め、F/S特性値の向上には限界がある。
【0011】一方、図10に示された多極型のもので
は、磁極ピッチpが小さく設定され、並列コイル数Hが
増大されていると同時に、コイル長Lが減じられている
ことによってF/S特性値の向上が図られている。しか
しながら電機子13の突極13aと界磁磁石12との1
突極当りの対向面積が小さくなっており、磁束が分散使
用されている。すなわち同じ総磁束を多極に分けて使っ
ているため、磁極ピッチpは小さく抑えられているが有
効磁束Φは減少しており、結局、上式中における(1/
p)2 ×Φ2 の値は変わっていない。また並列コイル数
Hの増大は可能であるが、コイル断面積Aの減少に打ち
消されてしまい、構造が複雑化する割にはF/S特性値
を大幅に向上させることはできない。したがってこの多
極型の場合には、BHMAX の大きい磁石を採用して有効
磁束Φを稼ぎ、F/S特性値の向上を図っているのが現
状である。
【0012】このように従来型の直進電機では、強い磁
石を使うという大幅コストアップにつながる方法でしか
F/S特性値の向上を図ることができないという問題が
ある。
【0013】そこで本発明は、簡易な構造でF/S特性
値を大幅に向上させることができるようにした直進電機
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、鉄心に複数相のコイルが巻回された電機子
と、この電機子に対して相対的に平行移動可能に配置さ
れた界磁磁石と、を有する直進電機において、上記界磁
磁石は、電機子との相対移動方向に直交する方向に着磁
されているとともに、この界磁磁石の各着磁端面のそれ
ぞれに、当該界磁磁石の延在方向に沿ってヨーク板が各
々取り付けられ、これら両ヨーク板には、ヨーク板の延
在方向に所定のピッチで配置される複数の磁路形成用凸
部が設けられてなり、前記鉄心と磁路形成用凸部とは、
界磁磁石の磁束を鉄心に集束させるように相互に近接・
離間し、かつその鉄心内を通過する磁束の方向が、電機
子と界磁磁石との相対移動に伴い上記磁路形成用凸部の
配置ピッチ毎に反転する位置関係に設けられた構成を有
している。
【0015】
【作用】このような構成を有する手段においては、界磁
磁石に取り付けられたヨーク板の形状により、磁石の総
磁束を分散させることなく集中させる構造によって多極
化が行われているため、磁石に多極着磁を行うことな
く、しかも電機子側の構造を簡易に維持しつつ、磁極ピ
ッチの狭小化と有効磁束の増大とを同時に図るようにし
ている。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図1及び図2に示されている第1の実
施例は、3相のリニアモータに本発明を適用したもので
あって、非磁性材料を横断面中空矩形状に形成してなる
長尺状のケーシング21内には、電機子の鉄心23が、
ケーシング21の長手方向に向かって往復平行移動可能
に配置されている。すなわち上記鉄心23は、板状フレ
ーム22に支持されており、このフレーム22に、所定
間隔離して設けられた一対の車輪24,24が前記ケー
シング21内の図示下側内壁面上に転動自在に載置され
ている。
【0017】上記鉄心23は、珪素鋼鈑等を所定の厚さ
に積層してなるものであって、3体の突極23a,23
b,23cが、移動方向と直交する図示上側の方向に向
かって突出するように設けられている。これら3体の突
極23a,23b,23cは、鉄心23の移動方向に所
定のピッチ間隔をなすように設けられており、各突極2
3a,23b,23cの間部分の本体胴に、励磁用のコ
イル25,25がそれぞれ巻回されている。
【0018】一方、上記ケーシング21内の図示上側の
内壁面には、細長状の界磁磁石26が、上記電機子の移
動方向に延在するように固着されている。この界磁磁石
26は、鉄心23の各突極23a,23b,23cの先
端面と、所定の空隙を介して対面するように配置されて
おり、フェライト或いは稀土類のマグネットが採用され
ている。そしてその延在方向に直交する方向(図2左右
方向)に着磁が行われており、本実施例では、界磁磁石
26の図2左側端面がN極に着磁されているとともに、
図2右側端面がS極に着磁されている。
【0019】さらに上記界磁磁石26における図2左側
及び図2右側の各着磁端面には、ヨーク板27及びヨー
ク板28がそれぞれ取り付けられている。これらの各ヨ
ーク板27,28は、界磁磁石26の各着磁端面に沿っ
て延在する板状の強磁性材からなり、界磁磁石26の図
2左側のN極側に取り付けられたヨーク板27がN極に
磁化されているとともに、界磁磁石26の図2右側のS
極側に取り付けられたヨーク板28はS極に磁化されて
いる。
【0020】また上記ヨーク板27及びヨーク板28に
おける各電機子側縁部には、上記鉄心23の両側に突出
する多数の磁路形成用凸部27a,27b,27c,2
7d,…及び28a,28b,28c,28d,…が各
々設けられている。これら両ヨーク板27及びヨーク板
28における磁路形成用凸部27a,…及び28a,…
どうしは、前記電機子の鉄心23を両側から挟み込むよ
うにして、所定のピッチ間隔で配置されている。すなわ
ち電機子の鉄心23と、ヨーク板27及び28の磁路形
成用凸部27a,…及び28a,…とは、両者の相対移
動に伴い近接・離間するように構成されており、両者が
対面して近接したときには、上記ヨーク板27及びヨー
ク板28の磁路形成用凸部27a,…及び28a,…を
通して、界磁磁石26からの磁束が鉄心23側に集束す
る構成になされている。このとき磁路形成用凸部27
a,…及び28a,…の板厚及び鉄心23との対面長さ
は、鉄心23の厚さとほぼ同じ寸法に設定されている。
【0021】これら両ヨーク板27及びヨーク板28に
おける各磁路形成用凸部27a,…及び28a,…は、
相互に半ピッチずらした間隔で並設されており、一方側
のN極に磁化された磁路形成用凸部27a,…と、他方
側のS極に磁化された磁路形成用凸部28a,…とは、
平面視において交互に列状配置されている。すなわち一
方側の磁路形成用凸部27a、他方側の磁路形成用凸部
28a、一方側の磁路形成用凸部27b、他方側の磁路
形成用凸部28b、…の順に交互に配置されている。し
たがって前記鉄心23のコイル25を装着した部分を通
過する磁束の方向は、上記両側の磁路形成用凸部27
a,28aの配置ピッチ毎に反転する配置関係になされ
ている。
【0022】このような実施例におけるリニアモータで
は、電機子側と界磁磁石側とが図示の位置関係にあると
き、すなわち鉄心23の隣接する一対の突極23c,2
3bが、一方のヨーク板27における一対の磁路形成用
凸部27d,27c(N極)に近接し、かつ鉄心23の
残りの突極23aが、他方のヨーク板28における一つ
の磁路形成用凸部28a(S極)に近接しているときに
は、図示矢印のようにして界磁磁石26からの総磁束
が、各磁路形成用凸部27d,27c,28aを通して
鉄心23に集束される。
【0023】次にこの状態から界磁磁石側が、磁路形成
用凸部の配置ピッチ分だけ移動したときには、例えば鉄
心23における一つの突極23aが、ヨーク板27にお
ける一つの磁路形成用凸部27a(N極)に近接すると
ともに、鉄心23の突極23c,23bは、ヨーク板2
8における一対の磁路形成用凸部28b,28c(S
極)に近接する。したがって界磁磁石26からの総磁束
は、上述した矢印方向とは反対側に反転して鉄心23に
集束される。
【0024】このように本実施例では、界磁磁石26に
取り付けられた一対のヨーク板27,28の形状によ
り、界磁磁石26の総磁束を分散させることなく集中さ
せる構造で多極化が図られており、これによって界磁磁
石26からの磁束が常時最大限に利用され、磁極ピッチ
pを小さくしつつ有効磁束Φが増大されようになって
いる。そしてその磁極ピッチpの狭小化にあたっては、
従来のように界磁磁石に多極着磁は行われておらず、し
かも電機子側の構造が簡易に維持されている。
【0025】この状態は、前述した図9に示された構造
の直進電機と同様な総磁束集中状態のままで、磁極ピッ
チpを狭小化した状態となっている。そして前述した式
に示した通り、F/S特性値に対して、磁極ピッチp
の逆数(1/p)は2乗で寄与することから、磁極ピッチ
pを1/3とすればF/S特性値は9倍となり、本実施
例のように磁極ピッチpを1/4とすればF/S特性値
は16倍、磁極ピッチpが1/5ならF/S特性値は2
5倍のようにしてF/S特性値は大幅に向上される。
【0026】ここで直進電機の発生推力は、コイルの中
を通る磁束Φの単位距離x当たりの変化(dΦ/dx;
磁束密度の傾斜の大きさ)に比例し、F/S特性値はそ
の2乗に比例している。そのため直進電機の駆動におけ
る磁束Φの変化を、 従来のリニアモータ(図9に示した磁極ピッチも
の)、 従来の狭小磁極ピッチ型リニアモータ(磁極ピッチp
=1/5)及び 本発明にかかるリニアモータ(磁極ピッチp=1/
5) のそれぞれについて比較してみる。
【0027】図3から明らかなように、まず破線で示し
た従来のリニアモータ()では、大きな磁束がゆっく
り変化しており、太線で示した従来の狭小磁極ピッチ型
リニアモータ()では磁束Φの切り替わりが5倍とな
っている。しかし磁束Φ自体は1/5になっているた
め、結局、磁束Φの変化dΦ/dx(傾斜の大きさ)は
両者とも同じである。これに対して細線で示した本発明
構造()の場合には、従来のリニアモータ()と同
じ総磁束を集中的に集めているとともに、従来の狭小磁
極ピッチ型モータ()と同じ間隔で切り替えが行われ
ている。そのため磁束Φの変化dΦ/dx(傾斜の大き
さ)が非常に大きくなっている。この場合、各モータの
電機子側条件が仮に同じであるとすると、の従来型
モータに比べての本発明のリニアモータは、発生推力
(推力定数)が5倍、F/S特性値が25倍となる。
【0028】また図4及び図5に示されている実施例で
は、上述した図1及び図2の第1実施例に対応する構成
物について、十の位の符号「2」を「4」に代えて表し
ている。この実施例では、鉄心43の各突極43a,4
3b,43cに対して、コイル45,45,45をそれ
ぞれ図示水平方向に巻回している点が前記第1実施例と
異なっている。その他の構造については、同様であるの
で詳細な説明は省略する。
【0029】さらに図6に示されている実施例では、上
述した第1の実施例と対応する構成物について、符号中
の十の位「2」を符号「6」に代えて表している。本実
施例では、両ヨーク板67,68に設けられている各磁
路形成用凸部67a,68aが、電機子側の鉄心63の
先端面に直接対面するように略L字状に折曲されている
点が前記第1実施例と異なっている。その他の構造につ
いては、同様であるので詳細な説明は省略する。
【0030】次に図7及び図8に示されている実施例で
は、前記第1の実施例と対応する構成物について、符号
中の十の位「2」を符号「7」に代えて表している。本
実施例においては、長尺板状の界磁磁石76に近接し
て、電機子を構成する2体の鉄心73,73が、移動方
向(図示左右方向)に並設されている。上記各鉄心73
の本体胴には、励磁用のコイル75がそれぞれ巻回され
ているとともに、本体胴から略水平方向に延出する各突
極73aの先端部分は、図7上下方向に突出して、ヨー
ク板77及び78の各磁路形成用凸部77a,…及び7
8a,…に近接されている。その他の構造については同
様であり、詳細な説明は省略する。
【0031】このように本発明には、種々の形状の電機
子及び界磁磁石を採用することができ、上述した第1の
実施例と同様な作用・効果を得ることができる。また電
機子側と界磁磁石側とを相対移動可能に配置するにあた
って、いずれか一方を固定側とし、いずれか他方を移動
側とすればよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる直進電
機は、界磁磁石に取り付けたヨーク板の形状により、界
磁磁石の総磁束を電機子の鉄心側に反転を繰り返すよう
に集中させ、界磁磁石の総磁束を分散させることなく集
中させる構造で多極化を行うものであるから、従来のよ
うに界磁磁石に多極着磁を行うことなく、しかも電機子
側の構造を簡易に維持しつつ、界磁磁石からの磁束を常
時最大限に利用して磁極ピッチの狭小化及び有効磁束の
増大を同時に図ることができ、簡易な構造でF/S特性
値を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるリニアモータを表
した平面説明図である。
【図2】図1に表したリニアモータの構造を表した横断
面説明図である。
【図3】リニアモータの移動中における磁束Φの変化を
比較した線図である。
【図4】本発明の第2実施例におけるリニアモータを表
した平面説明図である。
【図5】図4に表したリニアモータの構造を表した横断
面説明図である。
【図6】本発明の第3実施例におけるリニアモータを表
した横断面説明図である。
【図7】本発明の第4実施例におけるリニアモータを表
した平面説明図である。
【図8】図7に表したリニアモータの構造を表した正面
説明図である。
【図9】従来における直進電機の一例を表した平面説明
図である。
【図10】従来における直進電機の他の例を表した平面
説明図である。
【符号の説明】
23,43,63,73 鉄心 25,45,65,75 コイル 26,46,66,76 界磁磁石 27,47,67,77 ヨーク板 28,48,68,78 ヨーク板 27a,27b,…,28a,28b,… 磁路形成用
凸部 47a,47b,…,48a,48b,… 磁路形成用
凸部 67a,67b,…,68a,68b,… 磁路形成用
凸部 77a,77b,…,78a,78b,… 磁路形成用
凸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心に複数相のコイルが巻回された電機
    子と、この電機子に対して相対的に平行移動可能に配置
    された界磁磁石と、を有する直進電機において、 上記界磁磁石は、電機子との相対移動方向に直交する方
    向に着磁されているとともに、 この界磁磁石の各着磁端面のそれぞれに、当該界磁磁石
    の延在方向に沿ってヨーク板が各々取り付けられ、 これら両ヨーク板には、ヨーク板の延在方向に所定のピ
    ッチで配置される複数の磁路形成用凸部が設けられてな
    り、 前記鉄心と磁路形成用凸部とは、界磁磁石の磁束を鉄心
    に集束させるように相互に近接・離間し、かつその鉄心
    内を通過する磁束の方向が、電機子と界磁磁石との相対
    移動に伴い上記磁路形成用凸部の配置ピッチ毎に反転す
    る位置関係に設けられていることを特徴とする直進電
    機。
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