JP2691361B2 - 固着具打込工具の打込深度調整装置 - Google Patents

固着具打込工具の打込深度調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は釘折機等の固着具打込工具に関し、特に、そ
の打込工具の打込深度調整装置に関する。
従来の技術 自動釘打機に代表される固着具打込工具には多くの種
類のものが開発されており、代表的なものとして、所定
間隔で多数の釘を連結して、釘打機のブレードの移動進
路中に形成された釘打込室へ釘を自動的に送り、釘連結
帯を段階的に進めて、釘を壁等の対象物に連続的に打込
むことのできる自動釘打機があり、建築現場等では欠か
すことのできない工具となっている。
通常、釘打機等の固着具打込工具には、そのノーズ先
端部を打込対象物に押し付けない限り、固着具すなわち
釘の打込みができないように構成された、作業者等の安
全性のために不可欠な安全機構が設けられる。代表的な
安全機構は、ノーズ先端部からハンドル部分のトリガレ
バーに延びてノーズに沿って平行移動できるように取付
けられたアームを有し、アームの先端部がノーズ先端部
より突出していて、打込の際に対象物に押しつけるとア
ームが押されてトリガレバーの作動を有効にし、押しつ
けない時にはトリガレバーの作動を無効にして釘等の固
着具の誤射を防止している。
この安全機構とは別に、自動釘打機等の自動固着具打
込工具が普及した現在では、打込対象物の違いに対応さ
せて種々の釘を使用可能にするため、釘打機には、対象
物への釘の打込深度の調整装置も必要なものになってい
る。
発明が解決しようとする課題 上記した安全機構と打込深度調整装置を備えた打込工
具の一例が、実開昭63−186576号公報に記載されてい
る。この工具は、安全機構があり、打込深度調整が行え
るので便利であるが、直立壁の隅の部分にも打込易いよ
うに構成されていてノーズ先端部の構造がやや複雑であ
り、そのコストもやや高いという難点がある。
従って、本発明の目的は、単純な構成の、安全機構と
打込深度調整装置を備えた固着具打込工具を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本発明によれば、ノーズ
の長手方向に沿って平行移動できるように取付けられた
アームを有する安全機構を備え、ノーズ先端部を対象物
に押し付けない限り釘等の打込みができないように構成
された固着具打込工具であって、前記安全機構のアーム
は、ノーズの先端部に延びる第1アームと、この第1ア
ームに連結されてトリガレバーに延びる第2アームと、
両アームの連結位置に、第1アームの長手方向に直交す
る方向に移動可能に取付けられたスライド板とを備え、
スライド板は第1アームに対してその位置が移動させら
れると、第1アームのノーズ先端部からの突出長さが調
整される構成にされたことを特徴とする固着具打込工具
が提供される。
実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら
説明する。第1図〜第3図に、本発明に係る固着具打込
工具の構成が示されている。以下の実施例においては、
固着具打込工具として釘打機1が用いられ、固着具とし
て釘が使用されるが、固着具としては、釘に限らず、他
の固着具、例えばリベット等であってもよく、その場合
には、工具もリベット打ち機になることは当然である。
第1図において、固着具打込工具としての釘打機1
は、ハウジング2を有し、このハウジング2にはハンド
ル3が形成され、ハンドル3には、コイル状に巻回され
た釘の連結体を収容するマガジン(図示せず)が取付け
られる。なお、釘の連結体は給送装置(図示せず)によ
って各釘をノーズ4に連続的に供給するように給送され
る。
釘打機1のハウジング2のハンドル3の端部には、圧
力流体としての圧縮空気を供給するニップル5が設けら
れ、このニップルから供給された圧縮空気は、トリガレ
バー6を後述のように作動が有効にされている場合に引
くと、ハウジング2の本体部分に設けられたピストンシ
リンダ手段のピストンの背面(第1図の上端)に供給さ
れる。圧縮空気の供給によりピストンに取付けられたブ
レード7が急激に図の下方に移動させられ、給送装置か
ら送られる釘を打撃し、例えば、瓦等を屋根等の対象物
に固定させる。打込んだ後、トリガレバー6を離すと、
ブレード7は元の位置すなわち静止状態に戻され、この
復帰工程において、給送装置は次の釘をノーズの釘打込
室に配置する。
本発明による固着具打込工具である釘打機1の場合、
第1図〜第3図に明らかなように、ノーズ4の先端部か
らハンドル3のトリガレバー6に延びてノーズ4の長手
方向に沿って平行移動できるように取付けられたアーム
を有する安全機構8を備え、ノーズ先端部を対象物に押
し付けない限り釘等の打込みができないように構成され
ている。特に、本発明による固着具打込工具である釘打
機1の場合、安全機構8のアームは、ノーズ4の先端部
に延びる第1アーム11と、この第1アーム11に連結され
てトリガレバー6に延びる第2アーム12と、第1アーム
11の長手方向に直交する方向すなわち左右に移動可能な
ように両アーム11及び12の連結位置に取付けられたスラ
イド板13とを備え、スライド板13は第1アームに対して
その位置が移動させられると、第1アームを第2アーム
12に対して下方へスライドさせ、第1アーム11のノーズ
先端部からの突出長さが調整される構成にされている。
かかる点について、更に詳しく説明を続ける。先ず、
安全機構8について説明する。安全機構8の第1アーム
11は、その先端部(第1図の下端部分)にノーズ4の先
端部から突出して屋根板等の対象物に押しつけることの
できるガイド14を有する。釘打機1のハンドル3を持っ
て打込位置に、このガイド14をあてがって押しつける
と、工具全体が下がり、それに伴って第1アーム11が第
1図の上方に移動し、スライド板13によって連結された
第2アーム12の端部15がトリガレバー6を破線に示す位
置に移動させ、該トリガレバー6の動作を有効にする。
すなわち、トリガレバー6を引くと、トリガバルブのピ
ン9が押されてシリンダに圧搾空気が供給され、ブレー
ド7が下方に急激に押し下げられてノーズ4の打込室に
ある固着具としての釘を打込んで、瓦を屋根板に固定す
る。
釘打機1のハンドル3を持ち上げて対象物からガイド
14を離した場合には、第2アーム12の端部15が実線に位
置にあり、このためトリガレバー6も実線に示す位置に
保持され、トリガレバー6を引いてもトリガバルブのピ
ン9を押すことができない。すなわち、釘打機1のガイ
ド14を押しつけない限り、トリガレバー6を引いてもそ
の作動が無効にされている。従って、釘の誤射を防止す
ることができる。
本発明による釘打機には、この安全機構8を利用し
て、釘の打込深度を調整する打込深度調整機構が設けら
れている。この打込深度調整機構については第1図〜第
3図の外に、第4図も参照しながら説明する。前記のよ
うに、安全機構8は、ノーズ4の先端部に延びる第1ア
ーム11と、トリガレバー6に延びる第2アーム12の外
に、第1アーム11の長手方向に直交する方向すなわち左
右に移動可能なように両アームの連結位置に取付けられ
たスライド板13を備えている。スライド板13の移動を可
能にするため、先ず、第1アーム11の上端部とスライド
板13とは、ボルト及びナット16によって両者が相対的に
移動できる一定の隙間を作るように連結されている。こ
の連結は、第2アーム12の下端部とスライド板13とにも
適用されており、もう1つのボルト及びナット17によっ
て、両者が相対的に移動できる一定の隙間を作るように
連結されている。
そして、第1図に示すように、スライド板13には連結
部分にそれぞれ左右に延びる長穴18及び19が形成され、
左右すなわち両アームの長手方向に直交する方向に移動
できるように形成されている。また、第1アーム11の上
端部には、その連結部分において上下すなわち両アーム
の長手方向に延びる長穴21が形成され、これにより、第
1アーム11はスライド板13に対して上下に移動でき、ひ
いては第2アーム12に対してスライドでき、アーム全体
の長さを伸ばしたり縮めたりできる。
すなわち、本発明においては、スライド板13を左右に
移動させると、第1アーム11が上下に移動して、第1ア
ーム11のノーズ4の先端部からの突出長さが変化する構
成にされている。このため、スライド板13を左右に移動
させる調整ねじ23が設けられる。この調整ねじ23は、そ
の根元部分が第2アーム12の直立壁24によって回転可能
に支持され、ねじ先端部は、スライド板13の直立壁25に
固着されたナット26に螺合している。従って、調整ねじ
23を回転させると、スライド板13を左右に移動させるこ
とができる。また、スライド板には第1図において紙面
の裏側に延びるピン27が固着され、このピンは第1アー
ム11の上端部に形成された斜めに延びる長穴28に収容さ
れている。従って、調整ねじ23を回転させてスライド板
13を左右に移動させると、第1アーム11はその全体が上
下に移動して、ノーズ4の先端部からの、先端部のガイ
ド14の突出長さが定められる。この突出の長さに従っ
て、ブレード7の先端部が釘等の固着具をどこまで打込
むかの打込深度を定められる。例えば、突出長さが長い
とブレード7の打込深度が浅くなり、反対に突出長さが
短いとブレード7の打込深度が深くなる。
なお、ねじ23のつまみ部分29は大径に形成するととも
に側面には綾目加工を施して回転が容易になるようにす
るのが好ましい。また、図示のように、つまみ部分29に
は回転の方向によって、突出長さすなわち打込深度の目
盛りが表示されるのが好ましく、また、回転の方向に従
って、図示のように、「沈」及び「浮」等の表示を付け
るのが好ましい。なお、第4図では、ねじ23の回転によ
って第1アーム11を最大の突出させた状態が示されてお
り、この状態では打込深度は浅い。また、第1図では、
ねじ23の回転によって第1アーム11が最も引っ込んだ状
態が示され、打込深度が深くなっている。
発明の効果 本発明によれば、安全機構のアームが、ノーズの先端
部に延びる第1アームと、この第1アームに連結されて
トリガレバーに延びる第2アームと、両アームの連結部
に、第1アームの長手方向に直交する方向に移動可能に
取付けられたスライド板とにより構成され、スライド板
は第1アームに対してその位置が移動させられると、第
1アームのノーズ先端部からの突出長さが調整される構
成にされているので、単純な構成の、安全機構と打込深
度調整装置を備えた固着具打込工具が提供される。特
に、本発明によれば、打込深度の調整のための構成は左
右に移動可能なスライド板が設けられればよいのである
から、構成が簡単になるだけでなく、その操作も簡単に
なり、しかも、打込深度のための機構が非常に小さくな
り、現在小型化しつつある釘打機等の工具にとって好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例としての釘打機の正面図、第
2図は第1図の釘打機に設けられた打込深度調整機構の
部分を釘打機のノーズとともに示す側面図、第3図は第
1図の釘打機に設けられた打込深度調整機構の部分を示
す底面図、第4図は最大突出長さにされた状態の打込深
度機構の正面図である。 符号の説明 1……固着具打込工具としての釘打機 2……ハウジング、3……ハンドル 4……ノーズ、5……ニップル 6……トリガレバー、7……ブレード 8……安全機構、9……バルブピン 11……第1アーム、12……第2アーム 13……スライド板、14……先端部のガイド 15……第2アームの上端部 16、17……ボルト及びナット 18、19……スライド板の長穴 21……第1アーム長穴、23……調整ねじ 24……第2アームの直立壁 25……スライド板の直立壁 26……調整ねじ用ナット 27……スライド板のピン 28……第1アームの斜めの長穴 29……調整ねじのつまみ部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釘等の固着具をノーズの打込室に送り込ん
    でブレードにより対象物に打込む構成にされ、ノーズの
    先端部からハンドル部分のトリガレバーに延びてノーズ
    の長手方向に沿って平行移動できるように取付けられた
    アームを有する安全機構を備え、ノーズ先端部を対象物
    に押し付けない限り釘等の打込みができないように構成
    された固着具打込工具において、前記安全機構のアーム
    は、ノーズの先端部に延びる第1アームと、この第1ア
    ームに連結されてトリガレバーに延びる第2アームと、
    両アームの連結部に、第1アームの長手方向に直交する
    方向に移動可能に取付けられたスライド板とを備え、ス
    ライド板は第1アームに対してその位置が移動させられ
    ると、第1アームのノーズ先端部からの突出長さが調整
    される構成にされたことを特徴とする固着具打込工具。
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