JP2690065B2 - 前面テープベースのおむつクロージャーシステム - Google Patents

前面テープベースのおむつクロージャーシステム

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景および分野 本発明は、粘着性おむつクロージャーテープに用いる
改良された感圧接着剤、さらに詳しくは、剥離剤で処理
された接着面を有するおむつクロージャーシステムに用
いると改良された性能特性を提供する感圧接着剤組成物
に関する。
欧州特許出願第306232号は、感圧接着剤が液状樹脂、
固体樹脂および末端ブロック補強樹脂で粘着付与された
ABAブロックコポリマーであることを特徴とする、おむ
つ裏シート(例えば、薄いポリエチレンフィルム)に再
固定可能に接着できるように設計された感圧接着剤固定
テープを有してなるおむつテープクロージャーシステム
を開示している。該テープは10〜400cm/分の剥離速度で
最大剥離力を示す。
欧州特許出願第249461号は、1パス被覆作業によって
低接着性バックサイズおよびエラストマーを反対面に被
覆することを特徴とする、粘着付与されたABAブロック
コポリマー等の感圧接着剤を片面に被覆した小出し可能
な医療用テープを開示している。
ABAブロックコポリマー等のブロックコポリマーおよ
び粘着付与樹脂を含有する接着剤組成物におけるブロッ
クコポリマーの使用に関して多くの特許および文献があ
る。米国特許第3,427,269号[デービス(Davis)]は、
少なくとも100部以上のABAブロックコポリマー、エステ
ルガム(10〜50部)およびクマロン−インデン樹脂(25
〜50部)を含有するエラストマーベースの接着剤の使用
について記載している。しかし、これらのエラストマー
ベースの組成物の開発が進むにつれて、これらのブロッ
クコポリマーベースの接着剤組成物の接着性が、用いら
れる特定のブロックコポリマー、並びに固体または液状
粘着付与剤、芳香族または脂肪族粘着付与剤、可塑剤、
エキステンダー油、硬化剤等の変性剤の割合や種類によ
って非常に影響を受けることが判明した。
コープマン(Korpman)に対する米国特許第4,080,348
号および同第4,136,071号はポリスチレン−ポリイソプ
レン−ポリスチレンABAブロックコポリマーベースの感
圧接着剤について記載している。この特許は種々の比率
(%)のジブロックおよびトリブロック(ABおよびAB
A)コポリマーを含有する接着剤を特許請求している。
第4,136,071号特許は、50〜90%のトリブロック、ジブ
ロックおよび適当な粘着付与樹脂を含有する接着剤を特
許請求している。これらの接着剤がテープ裏材料に対し
て良好な定着性を有しかつ厚紙上での優れた繊維ぬれを
有すると主張している。第4,080,348号特許は、15〜45
%のトリブロック、ジブロックコポリマーおよび適当な
粘性付与樹脂を含有する接着剤を特許請求している。ま
た、この特許請求の範囲はブロックコポリマー中のポリ
スチレンを一定比率に限定している。この特許の接着剤
は皮膚に対する接着性に優れると主張している。
米国特許第3,932,328号(コープマン)は、固定粘着
付与樹脂およびエキステンダー油を含有するABAブロッ
クコポリマーベースの先行技術の接着剤の使用について
記載している。彼はこの組成物を感圧接着剤(PSA)と
して満足いくものでないと記載しており、また、スチレ
ン−イソプレン−スチレン(SIS)コポリマー並びに特
定比率の脂肪族固体粘着付与剤および液状粘着付与剤
(25℃)を含有する特定の組成物を提案している。コー
プマンは、彼の接着剤が大部分の用途に対して「満足い
く」接着性および迅速固着(quick stick)を有するこ
とを報告している。コープマンが引用した先行技術は、
PSAおよび非PSAのABAブロックコポリマーベースの接着
剤を開示する米国特許第3,239,478号[ハーラン(Harla
n)]であった。ハーランは、100部のSISブロックコポ
リマー(48%S)、75部の2%芳香族エキステンダー油
および125部の重合ロジンのグリセロールエステルの粘
着付与樹脂から形成されるPASのみを例示している。
また、米国特許第3,954,692号[ダウニー(Downy)]
は、ABAベースの接着剤組成物、特にホットメルト感圧
接着剤組成物に関する問題、特に適切な接着性および強
度特性の提供に関する問題を提出した。ダウニーらは、
適切なタックだけでなく良好な剥離強度および良好な剪
断強度を有する汎用感圧接着剤の提供について特に取り
扱った。ダウニーらは、特定の粘着付与樹脂を用い、コ
ープマンによって満足いかないものとして主張された、
通常のエキステンダー油を添加したSISブロックコポリ
マーを提案した。例示された樹脂は、例えば、現在、ウ
ィングタック(Wingtack、商品名)95としてグッドイヤ
ー・ケミカル(Goodyear Chemical)社から市販されて
いるピペリレンと2−メチル−2−ブテンの重合混合物
からなる。
ダウニーらの処方において、多孔性支持体(例えば、
クラフト紙)と共に用いて設計される接着剤の主張され
た改良は米国特許第4,097,434号[コッカー(Coker)]
によって提案され、それは、エキステンド油を用いる処
方において低芳香族分を有するエキステンド油を用いる
通常の実施について記載している。コッカーは、これら
の処方が多孔性支持体に対して不適切な定着力を有する
ことを主張し、かつ、ABAコポリマー(SISのみが例示さ
れている)、粘着付与剤(ダウニーらのウィングタック
95のみが例示されている)並びに高芳香族分(約55%)
および15%未満の飽和分を含有するエキステンド油を含
む処方を提案している。比較された2種類の油はシェル
フレックス(Shellflex、商品名)371(発明でない)お
よびドュトレックス(Dutrex、商品名)739(特許請求
された発明に従う)であった。シェルフレックス371
は、名目上、不十分な接着性を有する処方を示すために
例示した。
他の変形は米国特許第4,460,364号[チェン(Chen)
ら]において提案され、ここにはある種の流動学的特性
を有する組成物について記載されており、彼らはBブロ
ックがポリオレフィン(ポリスチレン−ポリエチレンポ
リブチレン−ポリスチレンのみを例示した)である強靭
な結合およびクリーンな剥離を有するABAベースの接着
剤を提案している。例示されたSEBSコポリマーは固体粘
着付与樹脂および可塑またはエキステンド油と共に用い
られる。チェンらは、先行技術のホットメルトPSAにお
いて典型的に主張されるように、これらの組成物が強靭
性(tenacity)のためにクリーンな剥離を犠牲にしない
ことを主張している。チェンらは、主に、下着に残留接
着剤を残さずに生理用ナプキンに用いることができる接
着剤について取り扱っている。また、この流動学的アプ
ローチは米国特許第4,719,261号[ブンネレ(Bunnell
e)]によって提案され、彼らは同じ流動学的特性を用
いて、弾性物として用いることもできるホットメルトPS
Aを定義している。特許請求された特定の組成物は、特
定のABA(すなわち、SIS)コポリマー(45〜75%)並び
に芳香族(2〜9%)および脂肪族(25〜50%)固体樹
脂を含有する。
米国特許第3,935,338号[ロバートソン(Robertson)
ら]は、ホットメルトとして塗布するのに十分に低い粘
度を有しかつ高温で増大されたPSA特性を有する接着剤
組成物について記載している。この要求を満足するよう
に例示された処方は、SISブロックコポリマー(100
部)、エラストマーブロック相溶性樹脂(50〜200
部)、補強樹脂(25〜100部)およびエキステンド油(2
5〜100部)である。また、該特許は、高温で不適切な接
着性を有する比較例の処方として補強樹脂を排除した組
成物を開示している。
また、コープマンは彼の処方およびアプローチに対し
て改変を行った。米国特許第4,813,947号[特定のホッ
トメルトランド面積(landing area)において組み合わ
される粘着付与剤およびABA(SIS)]および同第4,540,
415号(SIS、固体粘着付与剤およびホスファチドの使
用)。
結果の不確実性および継続する必要性のために、PSA
組成物におけるブロックコポリマーの使用に関しては広
範囲の技術が存在するが、剪断強度、剥離強度等の接着
性のような特性のこれまで改良されたミックスを有する
接着剤処方に対して研究が続行されている。特に、おむ
つクロージャーシステムに用いるのに特に適したものに
するような接着性の正しいミックスを有する接着剤処方
の確立に対して継続する需要がある。おむつの工学は高
度に専門化されている。この環境で用いられる接着剤ク
ロージャーシステムは、理想的には、特別な一連の特性
を有するべきである。
発明の概要 剥離処理された接着面を有するおむつクロージャーシ
ステムの固定タブ上で用いる時に有利な接着性および凝
集性を有するホットメルト感圧接着剤であって、 (a)少なくとも1つ以上のポリスチレンブロックAと
少なくとも1つ以上のポリイソプレンブロックBとのエ
ラストマーA−B(A)ブロックコポリマーであって、
Aブロックがコポリマーの10〜30%を占め、該ABブロッ
クコポリマーの少なくとも25%以上がABジブロックコポ
リマーで占められ、そして残量のABAブロックコポリマ
ーを含有する、ブロックコポリマー30〜60重量%、およ
び (b)約264〜244ケルビンの混合ミッドブロック(comp
osite midblock)ガラス転移温度(CMTg)を提供するよ
うに、固体粘着付与樹脂、液状粘着付与樹脂および/ま
たは可塑油の混合物を含有してなり、 剥離被覆支持体に対して、非衝撃性剥離(nonshocky
peel)および約300g/インチ以上の135゜剥離強度(ここ
で規定されるもの)を示し、同じ支持体に対して少なく
とも100分以上の剪断強度(ここで規定されるもの)を
示す感圧接着剤組成物が提供できることが判明した。
この組成物はデカルト領域系に記載され、x軸はCMTg
値を示し、y軸はエラストマー%を示す。
本発明の好ましい態様は、外面上に低接着性バックサ
イズ(LAB)被覆を有する支持体の第1のクロージャー
表面と、裏支持体および該裏支持体上の接着剤層を有す
る固定テープの第2のクロージャー表面とを有し、該第
1のクロージャー表面と該第2のクロージャー表面とが
接合されて成るテープクロージャーシステムであって、 該第1のクロージャー表面が平滑面又はテクスチャー
面を有し、 該接着剤層が、 (a)主にスチレンから誘導されたAブロックおよび主
にイソプレンから誘導されたBブロックを有しかつその
少なくとも25%以上がABジブロックコポリマーの形態で
あるブロックコポリマーからなるエラストマー成分、30
〜60%、および (b)Bブロック相溶性液状粘着付与樹脂、またはナフ
テン系油、パラフィン系油、芳香油および鉱物油からな
る群から選択される少なくとも1種の液状可塑剤;およ
びBブロック相溶性固体粘着付与樹脂;を含有する粘着
付与樹脂、40〜70%、 を含有し、244〜265ケルビンのCMTgを有する接着剤組成
物からなり、 該接着剤層が、該平滑面もしくは該テクスチャー面の
少なくともいずれかに対して、120分以上の剪断接着力
および120g/cm以上の実質的に非衝撃性剥離(135゜)、
を示すことを特徴とするテープクロージャーシステムで
ある。
図面の簡単な説明 図1はエラストマー%およびCMTgに基いた好ましい接
着剤組成物を示す図である。
好ましい実施態様の詳説 本発明のおむつクロージャーシステムは、粘着固定タ
ブを用いる任意の通常のおむつと共に用い、低粘着性バ
ックサイズ(LAB)処理されたポリオレフィンまたは同
様のフィルムを取り付けることによってベビー用おむつ
または成人用失禁おむつを閉鎖できる。一般に該フィル
ムは、おむつの液体不浸透性の外部シェルに取り付けら
れた補強フィルムである。多くのおむつには、テープが
付着する補強領域が設けられている。一般にこれらの補
強領域はポリプロピレンフィルム等の比較的堅いポリマ
ーフィルムから形成され、それは一般に液体不浸透性の
外部シェルフィルムに直接取り付けられる。これらの補
強フィルムは、典型的には、予め塗布された接着剤を有
するロールの形態のテープとして供給される。該ロール
からテープを広げるため、テープには、化学処理または
同様の処理による低粘着性バックサイズ(LAB)と呼ば
れるものが設けられる。典型的なLAB処理はウレタン被
覆である。しかし、これらのLAB処理テープからカット
された補強フィルムは、続いて起こる固定タブとの接着
を妨害し、固定タブ上で使用する適当な接着剤の選択を
困難にすることにより、接着おむつクロージャーシステ
ムを複雑にする。
おむつ等の粘着性クロージャーシステムにおける固定
タブ性能の2つの重要な態様は、剪断抵抗並びに剥離強
度および性能である。剥離強度は粘着固定テープ性能お
よび買手の性能の認識の点で重要である。低い剥離強度
の結合は、使用中に力を受けると突然開く危険性を増大
させる。また、低い剥離強度は、しばしば、衝撃性剥離
(一般に、30cm/分、12インチ/分の剥離速度で試験さ
れる)を伴う。衝撃性剥離は当業者によく理解されてお
り、けいれん的かつ騒々しい(ジッパーのような音がす
る)態様でテープが剥離する場合を指す。本発明の粘着
固定タブは一貫してLAB処理支持体に対して高い剥離
値、例えば、通常のウレタンLAB処理ポリオレフィンフ
ィルムに対して少なくとも約120g/cm以上(300g/イン
チ)を示す。また、高いエラストマージブロック成分を
含有する本発明の粘着固定テープは、これらのLAB処理
ポリオレフィンフィルムに対して一貫して非衝撃性剥離
を示す。これらの一貫した実質的な非衝撃性剥離は、粘
着性クロージャーシステムにおいて非常に有利である。
300g/cmをゆうに越える剥離強度(750g/インチ)は、一
部の末端ユーザーにとっては高すぎると考えられる(ユ
ーザーによって幾分か異なる)。本発明の粘着テープで
得られる高剥離力は時々300g/cmを越えるが、問題と認
められる程過度ではない。全体的に、高い、実質的な非
衝撃的性剥離力は記載されているようなテープクロージ
ャーシステムには有利である。
市販の粘着固定タブの剪断抵抗は、1kgの重りに対し
て、好ましくは少なくとも200分以上、さらに好ましく
は少なくとも300分以上である。約100〜300の剪断抵抗
は依然として名目上は実用的であるが、商業的には望ま
しくない。500をはるかに越える剪断値はおむつ固定タ
ブについて実用的または商業的利益をほとんどもたらさ
ない。
固定タブ上の好ましい接着剤被覆厚さは20〜75μ、好
ましくは25〜50μである。接着剤層の厚さが薄すぎる
と、接着性が悪影響を受け、過度の被覆厚さは無駄であ
る。
本発明の固定タブ用の接着剤組成物に用いるブロック
コポリマーは、線状配置を有し、かつ、ABAブロックコ
ポリマーおよびABブロックコポリマーと呼ばれるものを
形成するAブロックおよびBブロックを有する熱可塑性
ブロックコポリマーである。ABAブロックコポリマー
は、75%以下、好ましくは35〜70%のエラストマー成分
を含有し、ABブロックコポリマーは、少なくとも約25%
以上、好ましくは30〜65%のエラストマー成分を含有
し、Aブロックは、4,000〜50,000、好ましくは7,000〜
30,000の分子量を有するモノアルケニルアレン、主にポ
リスチレンである。Aブロックの含量は、約10〜50%、
さらに好ましくは10〜30%である。他の好適なAブロッ
クは、アルファメチルスチレン、t−ブチルスチレン、
他の環アルキル化スチレンおよびその混合物から作製で
きる。Bは約5,000〜500,000、好ましくは約50,000〜20
0,000の平均分子量を有するエラストマー共役ジエン、
すなわちイソプレンである。好ましくは、ABAおよびAB
ブロックコポリマーが接着剤のエラストマーの大部分を
構成するが、他の通常のジエンエラトマー、例えば、天
然ゴム、ブタジエン、イソプレンまたはブタジエン−ス
チレンゴム、ブタジエン−アクリロニトリル、ブチルゴ
ムあるいはこれらのジエンエラストマーのブロクコポリ
マーを少量用いてもよい。ブロックコポリマーは、接着
剤組成物に対して、約30〜60重量%、好ましくは少なく
とも35重量%以上で用いられる。
粘着付与樹脂は、一般的に、固体粘着付与樹脂および
液状粘着付与樹脂のブレンド、単一の固体または液状粘
着付与樹脂、あるいは固体粘着付与樹脂および液状可塑
剤および/または液状粘着付与樹脂のブレンドを含む。
粘着付与樹脂は、本発明のエラストマー材料のBブロッ
クと少なくとも部分的に相溶する樹脂の群から選択でき
る。このような粘着付与樹脂としては、主に4〜6個の
炭素原子を有する不飽和種から構成される原料流を重合
することによって生成される脂肪族炭化水素樹脂、エス
テルガムおよびロジン酸、混合脂肪族/芳香族粘着付与
樹脂、ポリテルペン粘着付与剤および水素化粘着付与樹
脂が挙げられる。水素化樹脂としては、例えば、大部分
がジシクロペンタジエンからなる原料を重合し水素化す
ることによって生成される樹脂、スチレン、アルファメ
チルスチレン、ビニルトルエン等の純粋な芳香族原料を
重合し、水素化することによって得られる樹脂、主に7
〜10個の炭素原子を有する種を含有する不飽和芳香族原
料流を重合し、水素化することによって仕上げられた樹
脂、水素化ポリテルペン樹脂、並びに水素化脂肪族およ
び脂肪族/芳香族樹脂が挙げられる。好ましい粘着付与
樹脂は脂肪族炭化水素樹脂および水素化樹脂である。特
に好ましいものは脂肪族炭化水素樹脂である。
本発明の接着剤組成物で使用するのに適した液状可塑
剤としては、ナフテン系油、パラフィン系油、芳香油お
よび鉱物油が挙げられる。好ましい可塑液体はナフテン
系油および芳香油である。
接着剤は、好ましくは、固体粘着付与樹脂および液状
可塑剤、あるいは前述のタイプの液状樹脂で粘着付与さ
れる。
好ましくは、用いる固体粘着付与樹脂はエラストマー
共役ジエンブロックと相溶できるものであり、好ましく
は、80〜115℃の軟化点を有する粘着付与樹脂であり、
それは参考のためにここで引用する米国特許第3,939,32
8および同第3,954,692号に開示した4〜9個の炭素原子
を有するジエンおよびモノオレフィンの脂肪族石油誘導
体のストリームを重合することによって得られる。特に
好ましいものは、例えば、グッドイヤー・ケミカル社か
らウィングタック(商品名)95およびウィングタック
(商品名)プラスとしてそれぞれ市販されるピペリレン
および2−メチル−2−ブテンまたはイソプレン等のC5
炭素原子種を主に含有する原料を共重合することによっ
て得られる粘着付与樹脂である。
また、接着剤組成物は、通常の目的で、顔料、充填
剤、安定剤、酸化防止剤等のよく知られた添加剤で変性
することもできる。
固定タブは通常の支持体上に前述の接着剤を設けるこ
とによって形成される。固定タブ支持体は、好適には、
ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン)、ポリエス
テル、ポリアミド等の合成ポリマーから形成できる。ク
ラフト紙支持体等の天然支持体を用いることもできる。
溶融被覆、グラビア、同時押出、溶媒被覆等の任意の通
常方法によって、接着剤を塗布できる。
CMTgは、フォックス(Fox)の式を用い、エラストマ
ーブロックコポリマーのミッドブロック(midblock)の
測定されたTg、および粘着付与樹脂および液状可塑油そ
れぞれの測定されたTgから計算できる。各成分のTgは、
パーキン・エルマー(Perkin−Elmer)によって製造さ
れたDSC−7等の示差走査熱量計を用いて測定される。T
gは20℃/分の走査速度での二次加熱試験で測定され
る。一時加熱試験は試験材料の軟化点以上で行われる。
次に、試料は材料のTg以下までクエンチされる。接着剤
に加えられる酸化防止剤はCMTgの計算には加えない。フ
ォックスの式は: [式中、Wiは成分iの重量分率、Tgiは成分iのガラス
転移温度を意味する]で示される。ブロックコポリマー
のミッドブロック部分のみがCMTgの計算に含まれる。ス
チレン/イソプレンブロックコポリマーについては、ミ
ッドブロックは分子のポリイソプレン部分である。
粘着固定タブは、前面補強フィルムまたはテープ上に
配置する前に固定タブの固定端部を配置する剥離テープ
と共に使用される。剥離テープは通常のデザインであっ
てもよい。片側は、好ましくはおむつの内部不織ライナ
ーにそれを接着するための感圧接着剤被覆を有する。反
対側は架橋ポリ(ジメチル−シロキサン)等の離型剤で
被覆される。
本発明の固定タブは、米国特許第2,532,011号[ダー
ルギスト(Dahlguist)]らに記載のように、ウレタン
等の低接着性バックサイズ被覆を有する前面テープと共
に用いるように設計される。前述のように、これらの前
面テープは、おむつ等を用いる場合に固定タブ用の取付
面として機能する。
前面テープ上の2種の通常面のテクスチャーは、二軸
延伸ポリプロピレンで得られるような平滑面または艶消
キャストフィルムで得られるようなテクスチャー面であ
る。本発明の固定タブ接着剤組成物の異なる領域が2種
の異なる表面テクスチャーと作用することが判明した。
これらの異なる組成物領域を図1に示す。
図1に示す3種の組成領域I、IIおよびIIIが存在す
る。これらの領域は、30%のエラストマーによって下部
で境界が設けられ、60%のエラストマーによって上部で
境界が設けられる。領域IおよびIIは、244ケルビン以
上のCMTgを有する組成物によって左側で境界が設けられ
る。領域I内の接着剤組成物は、両方のタイプのLAB被
覆前面テープ(平滑および艶消仕上げの両方)について
優れた性能を提供することが判明した。すなわち、領域
Iの組成物は、スムースな剥離または実質的な非衝撃性
剥離、高剥離強度、並びに好ましい粘着付与剤と共に良
好または十分な剪断抵抗性能を提供する。平滑な前面補
強フィルムに関しては、好ましい領域Iは領域IIIに広
がる。しかし、領域IIの組成物は剥離が一般的にスムー
スであるが、平滑なLAB被覆フィルムに対して好ましい
レベルの剪断を示さない。逆に、艶消LAB被覆前面補強
フィルムについては、好ましい領域Iは領域IIに広が
る。領域IIIの組成物な艶消フィルムに対して再度スム
ースで高い剥離を示すが、標準の艶消表面テクスチャー
に対して必ずしも十分な剪断抵抗を有さない。
図1に示す前述の挙動は高いジブロック含量のエラス
トマー(例えば、45%以上)によって変わる。これらの
高いジブロックエラストマーベースの接着剤は、一定の
エラストマー%に対して、高いCMTg値で改良された非衝
撃性剥離を示す。このように、前記LAB被覆支持体に関
する剥離性能の上限(ラインcおよびdで規定される)
は、高エラストマージブロック含有接着剤組成物につい
ては右に移動する。
前述のCMTg値は、一定のジブロック接着剤組成物%に
ついての剥離挙動の優れた予測であるが、ある種の好ま
しくない粘着付与剤および粘着付与系に対しては十分に
剪4断性能を予測しない。これらの系に関しては、輪郭
を示したCMTgの範囲内で使用される接着剤組成物のエラ
ストマーおよび/または固体樹脂含量を増加させること
により、本発明の教示内で剪断を大きくすることができ
る。
使用する接着剤処方の他の態様は、一般にホットメル
ト被覆技術に適しており、環境への影響の点で有利であ
る。
以下の実施例は本発明を実施するための現在考えられ
る好ましいモデルであるが、特に断らない限り、これら
に限定されるものではない。
実施例 艶消仕上げを示すキャストポリプロピレンフィルム上
に、表Iに示す接着剤を被覆することによってサンプル
を調製した。例えば、ポリプロピレンフィルムは厚さ4
ミル(100μ)であり、接着剤は、通常の方法で、トル
エンおよびヘプタン(4対1ブレンド)中50%固形分溶
液を塗布した。すべての実施例および比較例において、
接着剤の厚さは約12グレイン/24平方インチ(50μ)で
あった。各接着剤について、チバ・ガイギー(Ciba Gei
gy)社から入手可能なヒンダードフェノール酸化防止剤
であるイルガノクス(Irganox、商品名)1010を1重量
%を添加した。
得られた接着剤は以下の組成を有していた(表Iの括
弧内の値は接着剤組成物中の特定成分%を示す)。
クラトン(Kraton、商品名)1107はシェル・ケミカル
(Shell Chemical)社から入手できるポリスチレン−イ
ソプレン線状ブロックコポリマーであり、スチレン/イ
ソプレン比が14/86、ジブロック(AB)が約15〜20%、
トリブロック(ABA)が80〜85%、ミッドブロックTgが2
15ケルビンである。
クラトン(Kraton、商品名)1111はシェル・ケミカル
社から入手できるポリスチレン−イソプレン線状ブロッ
クコポリマーであり、スチレン含量が約21%、ジブロッ
クが約15%、トリブロックが85%、ミッドブロックTgが
215ケルビンである。
クラトン(Kraton、商品名)1112はシェル・ケミカル
社から入手できるポリスチレン−イソプレン線状ブロッ
クコポリマーであり、スチレン含量が約14%、ジブロッ
クが約40%、トリブロックが60%、ミッドブロックTgが
215ケルビンである。
シェル(Shell、商品名)RP6403はシェル・ケミカル
社から入手できるポリスチレン−イソプレン線状ブロッ
クコポリマーであり、スチレン含量が約14%、ジブロッ
クが約55%、トリブロックが45%、ミッドブロックTgが
215ケルビンである。
エスコレッツ(Escorez、商品名)1310はエクソン・
ケミカル(Exxon Chemical)社から入手できる固体C5粘
着付与樹脂であり、Tgが313.5ケルビンである。
ウィングタック(Wingtack、商品名)プラス(Plus)
はグッドイヤー・ケミカル(Goodyear Chemical)社か
ら入手できる、315ケルビンのTgを有する固体C5粘着付
与樹脂である。
ウィングタック(Wingtack、商品名)10はグッドイヤ
ー・ケミカル社から入手できる、245ケルビンのTgを有
する液状C5炭化水素樹脂である。
ゾナレッツ(Zonarez、商品名)A−25はアリゾナ・
ケミカル(Arizona Chemical)社から入手できる、251
ケルビンのTgを有する液状アルファピネン粘着付与樹脂
である。
ゾナレッツ(Zonarez、商品名)A−135はアリゾナ・
ケミカル社から入手できる、367ケルビンのTgを有する
固体アルファピネン樹脂である。
シェルフレックス(Shellflex、商品名)371はシェル
・ケミカル社から入手できるナフタレン系油であり、ク
レー・ゲル分析によって測定された芳香族炭化水素が約
10%、Tgが209ケルビンである。
ECR(商品名)143Hはエクソン・ケミカル社から入手
できる、247ケルビンのTgを有する水素化脂肪族炭化水
素樹脂である。
エスコレッツ(Escorez、商品名)2520はエクソン・
ケミカル社から入手できる、253ケルビンのTgを有する
水素化脂肪族炭化水素樹脂である。
アルコン(Arkon、商品名)P100はアラカワ・ケミカ
ル(Arakawa Chamical)社から入手できる、312.5ケル
ビンのTgを有する水素化C9粘着付与樹脂である。
レガライト(Regalite、商品名)355はハーキュルズ
(Hercules)社から入手できる、318.1ケルビンのTgを
有する水素化ロジン酸である。
次に、これらの実施例について、両方ともLAB被覆を
有する二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)の平滑な前面テ
ープ面および艶消仕上げキャストポリプロピレン前面テ
ープに対する、剪断および135゜剥離を試験した。LABは
酢酸ビニルとビニルアルコールのコポリマーであり、ポ
リマー主鎖中のアルコール基の幾つかはオクタデシルイ
ソシアネートと反応している。結果を表IIに示す。
実施例1〜9及び参考例1〜4はおむつ粘着固定テー
プの性能特性に及ぼすCMTgの効果を示す。このCMTg変化
の結果を図1に示す。図1中のラインaは、平滑なBOPP
フィルムに対して許容できる〜許容できない剪断性能を
示す。ラインaの下では、剪断は許容できない。ライン
bの下では、同様に艶消キャストフィルムに対して許容
できない剪断性能となった。ラインcは許容できる〜許
容できない剥離性能を示す。ラインcの上の平滑なBOPP
フィルムに関しては、テープは衝撃性剥離を示す一方、
ラインcの下では、テープはすべてスムースまたは半衝
撃性剥離を示す。同様に、ラインdは艶消キャストフィ
ルムに対して許容できる〜許容できない性能を示す。し
たがって、この樹脂系において、全体の許容できる性能
は平滑なBOPPについてはラインaとラインcの間であ
り、艶消キャストフィルムについてはラインbとライン
dの間である。
実施例10〜19は広い好ましい領域内のエラストマー成
分のジブロック含量の変化の効果を示す。平滑なBOPPフ
ィルムの剥離性能に関して実施例16および19が比較例よ
り優れる以外は、ジブロック%が変化する場合に前述の
好ましい領域I〜IIIに関して大きな効果は認められな
かった。このことは、高ジブロック含量接着剤領域IIで
許容できる性能が得られることを示す。実施例14および
15は実施例1および2に等しい。
実施例20〜30及び参考例5は好ましい配合油およびC5
固体粘着付与剤の変化の粘着付与系に対する効果を示
す。
実施例22および23は油の代わりに液状アルファピネン
樹脂を用いる。それにより、剪断および剥離性能(特に
剪断)が僅かに減少し、低いCMTg処方(むしろ液状アル
ファピネン樹脂)でより多く認められる。
実施例24および参考例5は固体アルファピネンを用い
る。この場合、低いCMTg処方で性能劣化が著しく、これ
らの処方が領域I内でも許容できない剪断が生じる。
実施例22〜24及び参考例5では、好ましくないアルフ
ァピネンおよび高芳香族粘着付与剤を用いることができ
るが、好ましい領域内の低いCMTg値で多くの固体粘着付
与剤を含有するブレンドの場合のみ可能であることを示
す。
実施例25および26は液状脂肪族粘着付与樹脂および固
体水素化C9粘着付与樹脂を使用する。実施例20および21
に比較して、これらの特定の粘着付与剤では大きな性能
変化がなかった。
実施例27および28は、実施例20および21に比較して、
液状水素化樹脂を用いる。これらの実施例は、好ましい
領域内の高いCMTgで平滑フィルムに対して優れた剥離を
示すが、好ましい領域(領域I)内の艶消キャストフィ
ルムに対して許容できない剪断値を示す。このことは、
この特定のタイプの樹脂に対して有用なCMTg値の移動を
示す。
また、実施例29および30は水素化ロジン酸を使用する
が、大きな効果はない(実施例27および28に比較し
て)。
比較例 比較例1〜8はエラストマー成分のジブロック含量を
減少させる効果を示す。比較例1および3、比較例2お
よび4のCMTg値は実質的に同一であり(性能の変化は測
定誤差による場合は少なく、原料の変化による場合が多
い)、好ましいCMTg領域(254および245)内にあるが、
非衝撃性剥離を提供する他の組成が同一のもの、例え
ば、実施例1および2に比べて、剥離値は衝撃性または
半衝撃性である。このことは、衝撃性剥離を減少させる
には高いジブロック含量が効果的であることを示し、な
お適切な剪断性能を有するエラストマー組成物を提供で
きる。
試験方法 前面テープからの135゜剥離 剥離接着試験は、その上にLABを有する二軸延伸ポリ
プロピレン(BOPP)の平滑な前面テープ面または艶消キ
ャストポリプロピレンからの135゜剥離である。剥離速
度は12インチ/分(30cm/分)である。2回通過の4.5ポ
ンド(2kg)ローラーを用いて、テープサンプルを前面
テープ支持体上で転がす。この試験はPSTC−5の変形で
ある。データをg/インチ(g/cm)で報告し、70゜F(21
℃)および相対湿度50%で行った。
前面テープ支持体からの剪断 1kg荷重下、前面テープ支持体から1インチ×6イン
チ(2.5cm×15.2cm)のサンプルが剪断脱落するのにか
かる時間を測定することによって剪断接着力を測定す
る。前面テープは前述のようなLABを有する平滑な前面
テープ(BOPP)であるか、LABを有する艶消ポリプロピ
レン(PP)である。2インチ×6インチ(5.1cm×15.2c
m)の前面テープの小片を2インチ×6インチ(5.1cm×
15.2cm)の補強テープ(DPDY−9377)の小片に積層し
て、支持体の剛性を増大させる。補強テープの反対側の
面に、2回通過の4.5ポンド(2kg)ローラーを用いて、
試験テープの1インチ×2インチ(2.5cm×5.1cm)の部
分を前面テープ上で転がす。試験テープと支持体の重な
った部分は1インチ×1インチ(2.5cm×2.5cm)であ
る。積層された支持体および試験テープを40℃のオーブ
ン内で15分間垂直に吊した後、1kgの重りを試験テープ
にかけ、180゜角の剪断荷重を生じさせる。重りが落下
するまでの時間を剪断接着力の尺度とする。
本発明の他の実施態様は、ここに記載した本発明の明
細書またはプラックティスを考慮することにより当業者
に明らかである。明細書および実施例は説明のためのも
のであって、本発明の真の範囲および精神は以下の請求
の範囲によって示される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 153/02 JDJ A41B 13/02 J (72)発明者 ミラー、ジョン・エイ アメリカ合衆国 55133−3427、ミネソ タ州、セント・ポール、ポスト・オフィ ス・ボックス33427番 (番地の表示な し) (72)発明者 テイト、アール,ジュニア アメリカ合衆国 55133−3427、ミネソ タ州、セント・ポール、ポスト・オフィ ス・ボックス33427番 (番地の表示な し) (72)発明者 バラスケツ ウレイ、ルーベン・イー アメリカ合衆国 55133−3427、ミネソ タ州、セント・ポール、ポスト・オフィ ス・ボックス33427番 (番地の表示な し) (56)参考文献 特開 平1−162804(JP,A) 特開 平2−92982(JP,A) 特開 昭52−24236(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面上に低接着性バックサイズ(LAB)被
    覆を有する支持体の第1のクロージャー表面と、裏支持
    体および該裏支持体上の接着剤層を有する固定テープの
    第2のクロージャー表面とを有し、該第1のクロージャ
    ー表面と該第2のクロージャー表面とが接合されて成る
    テープクロージャーシステムであって、 該第1のクロージャー表面が平滑面又はテクスチャー面
    を有し、 該接着剤層が、 (a)主にスチレンから誘導されたAブロックおよび主
    にイソプレンから誘導されたBブロックを有しかつその
    少なくとも25%以上がABジブロックコポリマーの形態で
    あるブロックコポリマーからなるエラストマー成分、30
    〜60%、および (b)Bブロック相溶性液状粘着付与樹脂、またはナフ
    テン系油、パラフィン系油、芳香油および鉱物油からな
    る群から選択される少なくとも1種の液状可塑剤;およ
    びBブロック相溶性固体粘着付与樹脂;を含有する粘着
    付与樹脂、40〜70%、 を含有し、244〜265ケルビンのCMTgを有する接着剤組成
    物からなり、 該接着剤層が、該平滑面もしくは該テクスチャー面の少
    なくともいずれかに対して、120分以上の剪断接着力お
    よび120g/cm以上の実質的に非衝撃性剥離(135゜)、を
    示すことを特徴とするテープクロージャーシステム。
  2. 【請求項2】前記第1のクロージャー表面が平滑面を有
    し、前記接着剤組成物が図1の領域IまたはIIIに入る
    請求項1記載のテープクロージャーシステム。
  3. 【請求項3】前記第1のクロージャー表面がテクスチャ
    ー面を有し、前記接着剤組成物が図1の領域IまたはII
    に入る請求項1記載のテープクロージャーシステム。
  4. 【請求項4】前記LAB被覆を有する支持体がポリオレフ
    ィン製おむつ前面テープである請求項1記載のテープク
    ロージャーシステム。
  5. 【請求項5】前記LABがウレタンである請求項1記載の
    テープクロージャーシステム。
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