JP2689875B2 - 光信号受信装置 - Google Patents

光信号受信装置

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JP2689875B2
JP2689875B2 JP5328619A JP32861993A JP2689875B2 JP 2689875 B2 JP2689875 B2 JP 2689875B2 JP 5328619 A JP5328619 A JP 5328619A JP 32861993 A JP32861993 A JP 32861993A JP 2689875 B2 JP2689875 B2 JP 2689875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信に用いられる。本
発明は偏波ダイバーシチ型光ヘテロダイン受信機の自動
周波数制御に利用する。本発明は、受信光の偏波変動に
よる符号誤り率特性の劣化を防止することができる自動
周波数制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に一般的な自動周波数制御回路を有
する偏波ダイバーシチ型光ヘテロダイン受信機の基本的
構成例を示す。この例では、入射された受信光は偏波分
離カップラ401にて入射偏波面に応じて分離され、第
一の光検波回路402および第二の光検波回路403に
て局部発振光と合波した後に、ヘテロダイン検波され中
間周波数信号に変換される。この中間周波数信号は第一
の可変利得増幅器404および第二の可変利得増幅器4
05にて増幅され、それぞれ第一の復調器406および
第二の増幅器407に導かれてベースバンド信号に復調
される。ベースバンド合成器408はこの二つのベース
バンド信号を合成して出力する。
【0003】中間周波数信号は第一の復調器406およ
び第二の復調器407の手前で2分岐され、AGC制御
を行う利得制御回路409に与えられる。これにより第
一の復調器406および第二の復調器407と切換器4
10とに入力される中間周波数信号の振幅は、受信光の
レベルや偏波状態に依存することなく常に一定となる。
切換器410は2系列の受信形の中間周波数信号レベル
の大小、つまり受信光の偏波状態の変動に応じて、レベ
ルの大きい方の信号が周波数弁別器411に導かれるよ
うに切り換わる。周波数弁別器411の出力は光周波数
制御回路412に与えられ、この出力信号を基に局部発
振光源413の光周波数の制御、すなわち自動周波数制
御を行う。これにより中間周波数は常にある一定の周波
数となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2は自動周波数制御
回路の動作を説明する図である。中間周波数信号レベル
の大小により切換器410が動作するとき、この切り換
え点が偏波比α=0.5の点で行われるならば、2系列
の受信系の中間周波数信号レベルが同じであることか
ら、周波数弁別器411への入力信号レベルは切り換え
時でも連続的に変化する。
【0005】しかし、一般にこの切換器410には切り
換え点で安定動作するようヒステリシスが設けられてい
る。そのため、切り換え点は1点ではなく図2中に示す
ようにK1 、K2 の2箇所あり、それぞれの点における
各受信系の中間周波数信号レベルは一致しない。したが
って、周波数弁別器411への入力信号レベルは切換器
410の動作とともに不連続に変化することから、周波
数弁別器411の出力電圧も不連続となり、中間周波数
に変動が生じてしまう。結果的には切り換えと同時に符
号誤り率特性に劣化を起こすことがある。
【0006】また、特開平1−154036号公報ある
いは特開平2−39741号公報には中間周波信号を合
成して周波数弁別器に供給する構成が開示されている
が、このように単に合成器を設ける構成では偏波の異な
る二つのヘテロダイン検波手段の出力レベルが接近して
くると、ひんぱんに切換えが行われた場合と同等にな
り、周波数弁別器に入力する周波数が急激に変動する欠
点がある。
【0007】本発明はこのような背景のもとに行われた
ものであって、自動周波数制御を行っている受信系が切
り換わった場合においても中間周波数が変動せず、安定
した自動周波数制御を行うことができる回路を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つの光信号
入力の二つの異なる偏波信号について局部発振光源(1
5)を共通にしてそれぞれ設けられた2系統のヘテロダ
イン検波手段(2、4、6、および3、5、7)と、こ
の2系統のヘテロダイン検波手段の出力ベースバンド信
号を合成するベースバンド合成器(8)とを備え、この
2系統のヘテロダイン検波手段の中間周波信号の周波数
変動が最小になるように前記局部発振光源(15)の光
周波数制御を行う自動周波数制御手段(13、14)を
備えた、光信号受信装置において、この自動周波数制御
手段(13、14)に与えられる中間周波信号の入力回
路に、前記2系統のヘテロダイン検波手段の各中間周波
信号を合成する合成器(12)を備え、この中間周波信
号を合成する合成器(12)の各入力に与えられる中間
周波信号の通路にそれぞれ可変利得手段(10、11)
が挿入され、この可変利得手段を中間周波信号のレベル
が高い側の利得が大きく低い側の利得が小さくなるよう
に制御する制御手段(9)を備えたことを特徴とする。
【0009】前記可変利得手段(10、11)および制
御手段(9)は光信号の偏波変動に対して十分に大きい
時定数を有し、中間周波信号を合成する合成器(12)
の二つの入力の相対位相を違える遅延回路(16)が挿
入されることが望ましい。
【0010】
【作用】受信光を偏波分離カップラで直交する二つの偏
波に分離し、そのそれぞれを光検波回路がヘテロダイン
検波して中間周波数信号とする。利得制御回路が二つの
可変利得増幅器によってそれぞれの復調器に入力される
信号レベルを一定にする制御を行う。復調器が入力信号
をベースバンド信号に復調し合成器を介して出力する。
合成器からの出力は周波数弁別器で中間周波数が検出さ
れ、光周波数制御回路がこの検出情報をもとに中間周波
数が常に一定値となるように局部発振光源を制御する。
【0011】本発明の装置では、分岐した中間周波信号
の通路にそれぞれ可変利得手段(10、11)を挿入
し、中間周波信号のレベルが高い側を強調するように制
御する。すなわち、二つの異なる偏波についてのヘテロ
ダイン検波回路では、二つの偏波信号のレベルが近い場
合には、合成器の出力に実質的に二つの偏波信号の出力
がひんぱんに切換えられて出力され、その切換えの過渡
時にビット誤りが発生する。本発明のように中間周波信
号のレベルが高い側を強調しておくことにより、切換え
の飛躍的な頻度は少なくなる。またこの可変利得手段
(10、11)およびその制御手段(9)の時定数を大
きくとっておくことにより、切換えが行われるときには
滑らかに実行される。
【0012】これにより、受信光の偏波変動により光周
波数制御系のバランスが崩れ、局部発振光源の光周波数
が変化することによる受信感度の劣化を防止することが
できる。
【0013】
【実施例】次に本発明を図面に基づいて説明する。
【0014】(第一実施例)図1は本発明第一実施例の
構成を示すブロック図である。
【0015】本発明第一実施例は、一つの光信号入力の
偏波分離カプッラ1からの二つの異なる偏波信号につい
て局部発振光源15を共通にしてそれぞれ設けられた2
系統のヘテロダイン検波手段と、この2系統のヘテロダ
イン検波手段の出力ベースバンド信号を合成するベース
バンド合成器8とを備え、この2系統のヘテロダイン検
波手段の中間周波信号の周波数変動が最小になるように
局部発振光源15の光周波数制御を行う自動周波数制御
手段を備え、さらに、本発明の特徴として、この自動周
波数制御手段に与えられる中間周波信号の入力回路に、
前記2系統のヘテロダイン検波手段の各中間周波信号を
合成する合成器12を備え、この中間周波信号を合成す
る合成器12の各入力に与えられる中間周波信号の通路
にそれぞれ第三の可変利得増幅器10および第四の可変
利得手段11が挿入され、この可変利得手段を中間周波
信号のレベルが高い側の利得が大きく低い側の利得が小
さくなるように制御する利得制御回路9を備える。第三
の可変利得増幅器10、第四の可変利得増幅器11およ
び利得制御回路9は光信号の偏波変動に対して十分に大
きい時定数を有する。前記ヘテロダイン検波手段は、第
一の光検波回路2、第一の可変利得増幅器4、第一の復
調器6、および第二の光検波回路3、第二の可変利得増
幅器5、第二の復調器7により構成される。
【0016】次に、このように構成された本発明第一実
施例の動作について説明する。
【0017】周波数変調された受信光は偏波分離カップ
ラ1にて受信光の偏波面に応じて分離された後に、第一
の光検波回路2および第二の光検波回路3においてそれ
ぞれ局部発振光源15からの局部発振光と合波されヘテ
ロダイン検波される。ここで得られた中間周波数信号は
第一の可変利得増幅器4および第二の可変利得増幅器5
にて増幅され、AGC制御により振幅を一定にされた後
に2分岐される。
【0018】2分岐された一方は信号の復調に用いられ
る。つまり後段に設けられた第一の復調器6および第二
の復調器7によりベースバンド信号に変換され、ベース
バンド合波器8にて二つのベースバンド信号は合成され
る。分岐された他方の中間周波数信号は、AGC制御と
自動周波数制御のために用いられる。
【0019】AGC制御は、利得制御回路9で中間周波
数信号レベルの検出を行い、このレベルが常に一定値と
なるように第一の可変利得増幅器4、および第二の可変
利得増幅器5の利得を制御する。
【0020】自動周波数制御はそれぞれの受信系からの
中間周波数信号が第三の可変利得増幅器10および第四
の可変利得増幅器11に入力される。この二つの可変利
得増幅器の出力は合成器12にて合成され、その出力は
後段に設けられた周波数弁別器13に入力される。周波
数弁別器13は中間周波数信号を検出し、光周波数制御
回路14により局部発振光源15の制御を行い中間周波
数が常に一定値となるように制御する。
【0021】受信光の偏波が変動すると、それぞれの受
信系に生じる中間周波数信号のレベルも変動を起こす。
利得制御回路9はこのそれぞれの中間周波数信号レベル
を検出し、これに応じて第三の可変利得増幅器10およ
び第四の可変利得増幅器11の利得が適切となるように
制御を行う。つまり中間周波数信号レベルが強い方の側
の受信系に接続された可変利得増幅器の利得を大きく
し、逆に信号レベルが小さい方の側の可変利得制御器の
利得を小さくする。これにより二つの中間周波数信号を
合成する合成器12の出力は、偏波変動による各受信系
に現れる中間周波数信号レベルに関係なく常に一定とな
る。
【0022】また、この利得可変制御も図2に示すよう
に、中間周波数信号レベルに応じて切換器のように階段
状に動作(従来例)するのではなく、連続的に行われる
ことから、周波数弁別器13の出力電圧が突然変動して
局部発振光源15の光周波数が変わり、符号誤り率特性
を劣化させることを防止する。
【0023】(第二実施例)図3は本発明第二実施例の
構成を示すブロック図である。
【0024】本発明第二実施例は、第三の可変利得増幅
器10の前段に、中間周波信号を合成する合成器12の
二つの入力の相対位相を違えるために中間周波数信号を
遅延させる遅延回路16が設けられ、その他は第一実施
例同様に構成される。これは2系統の中間周波数信号の
相対位相が強い相関を持つことから、信号光の偏波状態
に応じて同相から逆相の間で変動するため、中間周波数
信号の合成の条件によっては、合成後の信号が消滅して
しまう場合が出てくる。遅延回路16を設けて二つの中
間周波数信号の相対位相をずらすことにより、互いの位
相の相関を低減させることができる。これによって中間
周波数信号の合成後の信号を信号光偏波状態によらず、
定常的に取り出すことが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信光の偏波変動によりそれぞれの受信系に生じる中間周
波数信号のレベルが変わり、中間周波数が変化を生じ
て、符号誤り率特性を劣化させることを防ぐことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明第一実施例および従来例における自動周
波数制御動作を説明する図。
【図3】本発明第二実施例の構成を示すブロック図。
【図4】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1、401 偏波分離カップラ 2、402 第一の光検波回路 3、403 第二の光検波回路 4、404 第一の可変利得増幅器 5、405 第二の可変利得増幅器 6、406 第一の復調器 7、407 第二の復調器 8、408 ベースバンド合成器 9、409 利得制御回路 10 第三の可変利得増幅器 11 第四の可変利得増幅器 12 合成器 13、411 周波数弁別器 14、412 光周波数制御回路 15、413 局部発振光源 16 遅延回路 410 切換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/142 10/152 10/26 10/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの光信号入力の二つの異なる偏波信
    号について局部発振光源を共通にしてそれぞれ設けられ
    た2系統のヘテロダイン検波手段と、この2系統のヘテ
    ロダイン検波手段の出力ベースバンド信号を合成するベ
    ースバンド合成器とを備え、 この2系統のヘテロダイン検波手段の中間周波信号の周
    波数変動が最小になるように前記局部発振光源の光周波
    数制御を行う自動周波数制御手段を備えた光信号受信装
    置において、 この自動周波数制御手段に与えられる中間周波信号の入
    力回路に、前記2系統のヘテロダイン検波手段の各中間
    周波信号を合成する合成器を備え、 この中間周波信号を合成する合成器の各入力に与えられ
    る中間周波信号の通路にそれぞれ可変利得手段が挿入さ
    れ、この可変利得手段を中間周波信号のレベルが高い側
    の利得が大きく低い側の利得が小さくなるように制御す
    る制御手段を備え 前記可変利得手段および前記制御手段は光信号の偏波変
    動に対して十分に大きい時定数を有する ことを特徴とす
    る光信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記中間周波信号を合成する合成器の二
    つの入力の相対位相を違える遅延回路が挿入された請求
    1記載の光信号受信装置。
JP5328619A 1993-12-24 1993-12-24 光信号受信装置 Expired - Lifetime JP2689875B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2562623B2 (ja) * 1987-10-28 1996-12-11 国際電信電話株式会社 ベースバンド合成法による偏波ダイバーシティ光受信方式
JPH0795178B2 (ja) * 1988-07-29 1995-10-11 日本電気株式会社 中間周波数安定化方法

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