JP2689835B2 - 波長多重基準光源 - Google Patents

波長多重基準光源

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光波長多重光通信シス
テムにおける送信光源に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信システムは光の広帯域性
をいかした大容量の通信システムとして期待されてい
る。だが現在実用化されているシステムにおいては単一
の信号光波長による伝送であり、光の広帯域性を十分に
利用しているとは言えない。光の広帯域性を十分に生か
すためには、いくつもの信号光波長を多重化し伝送する
光波長伝送技術が有効である。光波長多重伝送において
は1波長あたりの伝送速度を上げることなく大容量化が
図れる。例えば1波長あたりの伝送速度10Gb/sの
光を100波多重化すると、全体で伝送速度1Tb/s
もの大容量伝送システムを構築することが可能となる。
【0003】従来波長多重伝送を行なうためには多重化
する波長の数だけ光源が必要であった。例えば、199
2年4月に、アイ、イー、アイ、シー、イー・トランザ
クションズ・オン・コミュニケーションズ、第E75−
B巻、第4号(IEICETRANSACTIONS
on Communications,Vol.E75
−B,No.4,April,1992)にはそれぞれ
安定化された波長の違う100個の半導体レーザによっ
て100波長の多重伝送を行った報告がされている。
【0004】また光波長多重伝送の光源数を削減するた
めの技術として、特開昭63−203026号公報に
は、波長多重光源として波長を安定化した多モード発振
レーザの出射光を1縦モード毎に分離し、波長多重伝送
光源として用いる技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光波長多重伝送
光通信システムにおける光源として、いくつもの光源を
用意しそれぞれを安定化するものでは、多重化する波長
の数だけ光源が必要でありかつその光源をそれぞれ安定
化しなければならなかった。
【0006】また光源として多モード発振するレーザを
用いているものでは、得られる波長間隔は使用するレー
ザによって決定され固定であるほか、それぞれのモード
におけるパワが不安定であるという課題があった。
【0007】本発明の目的は、任意の波長間隔でかつそ
れぞれのモードの光が安定に発振する波長多重基準光源
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の波長多重基準光
源は、複数の異なる波長の光を出力する光源群と、前記
光源群からの光を合波する合波器と、光ファイバと光増
幅器を有する光リング共振器によって構成されており、
前記合波器により合波された出力光を前記光リング共振
器に入力することで前記光源群の複数の光源出力周波数
の和差周波数を出力することを特徴とする。
【0009】
【作用】ここでは光源が2個の場合を例にとって説明す
る。この光源の数は3個あるいはそれ以上であっても動
作は変わらない。光リング共振器に波長λ1の光と波長
λ2の光を混合入力する。このことにより光リング共振
器内の光ファイバ内でf1=c/λ1、f2=c/λ2
(cは光速)の差周波Δf=|f1−f2|で規定され
たビート信号が生じる。このビート信号で周波数f1、
f2の光が位相変調を受け、周波数f1±Δf、f2±
Δfの信号成分を生じる(四光波混合)。これらの四光
波混合で生じた周波数f1±Δf、f2±Δfの信号光
がさらにΔfのビートで位相変調され周波数f1±2Δ
f、f2±2Δfを生じる。この効果が繰り返されつい
には、周波数fm=f1±nΔf(m、nは整数で複号
が+のときm=2n+1、−のときm=2n)の光が発
生する。この波長多重光は光リング共振器内の光増幅器
の帯域内で、等しい周波数間隔でかつそれぞれのモード
で安定な光である。
【0010】また、光ファイバは完全な真円断面ではな
いことや光ファイバに加わる外力やねじれによって光フ
ァイバ内での偏波状態は複雑に変化する。このことによ
り光リング共振器内で偏波面は複雑に変化し、出射光の
強度揺らぎを生じる。従って光リング共振器中に偏光制
御素子またはリング共振器中の光ファイバとして偏波面
保存ファイバを挿入することにより光リング共振器内の
偏波方向を一定とすると偏波の複雑な変化による強度揺
らぎを抑制することができ、得られる波長多重光をさら
に安定化することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。
本光源は波長1.5589μmのDFBレーザである光
源1、波長1.5592μmのDFBレーザである光源
2、1対1の光合波器3、光リング共振器4からなる。
光リング共振器4は1対1の光分波器5、1対1の光分
波器6、零分散波長1.5591μm長さ25kmの分
散シフトファイバ7、エルビウムドープファイバ光増幅
器8より構成される。
【0012】この結果、光源1、光源2の入射光レベル
が各々0dBm、増幅器出力が0dBm以上の場合、得
られた出射光のスペクトル波形を図2に示す。入射光の
レベル30dB以内のレベルに隣あうモードのレベル差
が3〜8.5dBの波長多重光を入射光を含めて15波
(f1〜f15)合成できた。またそれぞれの周波数間
隔は37GHzである。またさらにリング共振器4の中
に偏光制御器を挿入することにより光リング共振器内の
偏波方向を一定とすると偏波の複雑な変化による強度揺
らぎを抑制することができ、得られる波長多重光をさら
に安定化することができた。
【0013】以上の結果から、従来の波長多重波を得る
ための手段では光源数を多重度に比べて大幅に削減しか
つ得られた光の波長間隔を任意に設定することは困難で
あるが本発明を用いることで実現できることが示され
た。
【0014】本発明にはこの他にも多数の変形例があ
る。光源1、光源2の波長間隔を1nm以上に広くする
こともできるし、逆に0.2nm以下まで狭めることも
できる。また光増幅器の帯域内であれば零分散波長の違
う分散シフトファイバと、零分散波長近辺の波長の光源
1、光源2を用いることによって、任意の波長の波長多
重光が得られる。また光増幅器をエルビウムドープファ
イバ光増幅器に限らず半導体光増幅器、ラマン光増幅器
とすることもできる。
【0015】また光リング共振器中の光ファイバをノー
マルファイバとし光増幅器を1.3μm帯半導体光増幅
器、またはプラセオジウムドープファイバ光増幅器とし
て光源1、光源2の波長帯を1.3μm帯とすれば1.
55μm帯に限らず1.3μm帯の波長多重基準光源と
することもできる。
【0016】また光リング共振器中に偏光制御素子また
は光リング共振器内の光ファイバとして偏波面保存ファ
イバを用いることによって光リング共振器内の偏波状態
を安定にすることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光波
長多重伝送光通信システムにおける光波長多重基準光源
は波長多重光を光ファイバ内の非線形四光波混合による
二つの入力光の和差周波より得ているため、波長間隔を
任意に設定できかつそれぞれのモードで安定な光を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための図。
【図2】本発明により得られる波長多重光のスペクトル
図。
【符号の説明】
1、2 DFBレーザ光源 3 光合波器 4 光リング共振器 5、6 光分波器 7 分散シフトファイバ 8 エルビウムドープファイバ光増幅器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる波長の光を出力する光源群
    と、前記光源群からの光を合波する合波器と、光ファイ
    バと光増幅器を有する光リング共振器によって構成され
    ており、前記合波器により合波された出力光を前記光リ
    ング共振器に入力することで前記光源群の複数の光源出
    力周波数の和差周波数を出力することを特徴とする波長
    多重基準光源。
  2. 【請求項2】 光ファイバと光増幅器を有する光リング
    共振器に偏光制御器が挿入されているまたは前記光リン
    グ共振器内の光ファイバとして偏波面保存ファイバを用
    いていることを特徴とする請求項1記載の波長多重基準
    光源。
  3. 【請求項3】 前記光源が半導体レーザであることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の波長多重基準光
    源。
  4. 【請求項4】 前記光増幅器がエルビウムドープファイ
    バ光増幅器またはプラセオジウムドープファイバ光増幅
    器または半導体光増幅器またはラマン光増幅器であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の波長多重
    基準光源。
  5. 【請求項5】 複数の異なる波長の光を出力する光源群
    からの光を合波器により合波し、その合波された光を光
    ファイバと光増幅器を有する光リング共振器に入力する
    ことにより、前記光源群の複数の光源の出力周波数の和
    差周波数の光を出力することを特徴とする波長多重基準
    光の生成方法。
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