JP2689075B2 - 壁面パネルおよびその製造方法 - Google Patents

壁面パネルおよびその製造方法

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JP2689075B2 JP6082673A JP8267394A JP2689075B2 JP 2689075 B2 JP2689075 B2 JP 2689075B2 JP 6082673 A JP6082673 A JP 6082673A JP 8267394 A JP8267394 A JP 8267394A JP 2689075 B2 JP2689075 B2 JP 2689075B2
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴室や洗面所或は厨
房室などの壁面に用いられる壁面パネルおよびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、ユニットバス等
の浴室の壁面は、一般的にはFRPによって平滑面で形
成される場合が多いが、タイルを使用してよりグレード
アップ化した壁面が用いられる場合もある。
【0003】このようなタイル壁面は、従来、成形した
ユニットバスの壁面に熟練工が一枚づつタイルを手作業
で固着しているのが現状である。
【0004】しかしながら、上記従来のタイル壁面の施
工法では、熟練性を要するため製造コストが嵩み、ま
た、不揃いが発生し易い、という問題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、タイルが上下
左右方向に整然と並べられたタイル壁面パネルでタイル
壁面を容易に構築することができると共に、上記タイル
を使用した壁面パネルを製造するに当たり、熟練性を要
することなく整然とタイルを並べた状態の壁面をローコ
ストで製造することができ、しかも、不揃品が発生する
虞れがない壁面パネルおよびその製造方法を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る壁面パネルにあっては、上下左右方
向に整然と並べられた複数個のタイルと、このタイルの
裏面側に接着された合成樹脂が含浸可能なシート体と、
このシート体の裏面側に配設された裏蓋と、この裏蓋と
シート体との間の間隙部内に充填され加熱発泡された硬
質プラスチック基板と、から構成したことを特徴とする
ものである。
【0007】また、この発明にあっては、上記壁面パネ
ルを製造するために、タイルの厚さ寸法よりも小さな格
子状突条部が形成された定盤の上記突条部間に裏面側を
上にしてタイルを並べる工程と、この並べられたタイル
の裏面側に合成樹脂が含浸可能なシート体を接着する工
程と、このシート体に接着されたタイルの表面側を下に
して下型にセットする工程と、この下型にセットされた
タイルのシート体上面に断面略逆凹状に形成された裏蓋
をセットする工程と、この裏蓋とシート体との間隙部に
プラスチック発泡材を流し込む工程と、この流し込まれ
たプラスチック発泡材を加熱発泡させる工程と、を経る
ことで、タイルを使用した壁面パネルを得ることを特徴
とするものである。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づき、こ
の発明を詳細に説明する。
【0009】図1と図2は、この発明の一実施例に係る
壁面パネルの製造工程によって製造された壁面パネル1
を示しており、該壁面パネル1は、断面略凹状に形成さ
れた裏蓋6と、この裏蓋6の開口側に配設されたシート
体4と、該シート体4の表面側に整然と張設されたタイ
ルTと、上記シート体4と裏蓋6との間の間隙部に注入
され加熱発泡され固化された硬質プラスチック基板8A
と、から構成されている。
【0010】タイルTは、セラミック製のものや天然石
板あるいは人造石板等で所定形状(本実施例では矩形
状)に成形されており、その裏面側T1 は、接着剤を介
してシート体4に接着固定されている。
【0011】また、シート体4は、紙や布或は不織布等
のプラスチック発泡材8が含浸し易い材質で形成されて
いると共に、所望枚数のタイルTが整然と並べられた外
形寸法よりも大きく裁断されて形成されており、壁面パ
ネル1の成形時に、プラスチック発泡材8が仮に漏れた
としても、タイルTの表面や下型5等がプラスチック発
泡材8によって汚損されるのを有効に防止することがで
きるように形成されている。
【0012】このようにシート体4を、紙や布或は不織
布等のプラスチック発泡材8が含浸し易い材質で形成す
ることで、タイルTの裏面側T1 にプラスチック発泡材
8が接着して、上記接着剤との相乗効果によって各タイ
ルTを、プラスチック発泡材8が冷却固化した状態の硬
質プラスチック基板8Aに強固に保持させることができ
る。
【0013】尚、上記シート体4は、タイルTが該シー
ト体4に接着された状態のまま該シート体4を、例え
ば、図3に示すように、巻き込んだ場合であっても、タ
イルTがシート体4から離脱したり破損する虞れがない
強度の紙や布或は不織布等で形成されている。勿論、上
記シート体4の保管態様としては、図3に示す場合に限
定されるものではなく、図4に示すように折返して積層
し、或は、図5に示すようにシート体4を展張した状態
で積層して保管できるので、保管スペースを有効利用す
ることができる。
【0014】プラスチック発泡材8は、発泡ウレタン樹
脂等の公知の建築材料に適したプラスチック発泡材料を
用いることができ、材質に応じて加熱温度や加熱時間が
適宜決定される。
【0015】そして、このプラスチック発泡材8は、シ
ート体4と、このシート体4の上面側に載置される断面
略逆凹状に形成された裏蓋6との間に充填される。
【0016】裏蓋6は、図6と図7に示すように、プレ
コート鋼板や合板等で形成された平板状の裏蓋板10
と、この裏蓋板10の下面に矩形枠状に固着された断面
略L字状の枠部材11,12,13,14と、から構成
されている。これら各枠部材11,12,13,14
は、鋼材で形成されているが、裏蓋板10を合板で形成
する場合には、木材を枠状に組んで合板に固着する。ま
た、上記断面略L字状に形成された各枠部材11,1
2,13,14の各下端部19を、図8に示すように、
上方に折曲して形成することで、裏蓋6と上記プラスチ
ック発泡材8との連結力を高めることができ、より強固
な壁面パネル1を得ることができる。
【0017】そして、上記枠部材11,12,13,1
4の内の枠部材11には、水平方向に貫通する注入穴1
5が開設されており、上記プラスチック発泡材8は、こ
の注入穴15から注入される。
【0018】次に、以上のように構成されてなるタイル
Tを使用した壁面パネル1の製造工程を図9に基づき説
明すると、先ず、定盤3の突条部2間にタイルTの裏面
側T1 を上にして並べる工程(S1)と、次に、この並
べられたタイルTの裏面側T1 にシート体4を接着する
工程(S2)と、次に、このシート体4に接着されたタ
イルTを定盤3から取り出す工程(S3)と、次に、こ
のシート体4に接着されたタイルTの表面側T2 を下に
して下型5にセットする工程(S4)と、次に、この下
型5にセットされたシート体4の上面に断面略逆凹状に
形成された裏蓋6をセットする工程(S5)と、次に、
この裏蓋6とシート体4との間隙部7にプラスチック発
泡材8を流し込む工程(S6)と、次に、この流し込ま
れたプラスチック発泡材8を加熱盤9で加熱発泡させる
工程(S7)と、次に、タイルTを保持するシート4お
よび裏蓋6が発泡固化した硬質プラスチック基板8Aに
強固に一体化された状態で上記下型5から取り出す工程
(S8)と、を経て壁面パネル1が製造される。
【0019】上記ステップS1で用いられる定盤3の突
条部2は、図10に示すように、タイルTの厚さ寸法よ
りも小さな格子状の突条から構成されており、この各突
条部2間に形成されるキャビティ内に複数枚のタイルT
が裏面側T1 を上にして整然と並べられ、各タイルT間
には微小な目地用間隔が形成される。
【0020】また、上記ステップS2では、図11に示
すように、定盤3の突条部2間に形成されたキャビティ
内に並べられたタイルTの裏面側T1 に接着剤を塗布し
た後シート体4が接着される。
【0021】そして、上記ステップS3で定盤3から取
り外されたシート体4は、次に、ステップ4で、上記タ
イルTの表面側T2 が下を向いた状態で下型5にセット
された後、ステップS5でシート体4の上面に裏蓋6が
セットされる。
【0022】そして、上記裏蓋6がシート体4の上面に
セットされると、上型16が下降して、図12に示すよ
うに、裏蓋6・シート体4・タイルTを下型5との間に
挟持する。このとき、上記シート体4の外周縁部4a
は、下型5の外周部から外方にはみ出した状態でセット
され、プラスチック発泡材8の漏れに対処することがで
きるようにセットされる。
【0023】次に、ステップ6において、上記枠部材1
1の注入穴15からプラスチック発泡材8が注入され、
下型5および上型16に配設されたヒータ17,18を
介して上記プラスチック発泡材8が発泡し、上記裏蓋6
内の空隙部が発泡したプラスチック発泡材8で充填され
ると共に、該プラスチック発泡材8の一部は、シート体
4を含浸して発泡し、プラスチック発泡材8の固化付着
力によってタイルTはシール体4により強固に接着す
る。
【0024】そして、上記プラスチック発泡材8が冷却
固化した後は、ステップ8で、上型16を上昇させ、下
型4内からパネル成形物を取り出し、シート体4の不要
な外周縁部をカッター(図示せず)等で切断すること
で、上記壁面パネル1が得られる。
【0025】尚、上記タイルTが保持されたシート体4
を用いて、入隅パネルを整形する場合には、図13に示
すように、下型5の周縁部に断面L字状の段部20を形
成すると共に、上型16の各外周縁部21を下方に折曲
形成することで、従来成形が難しいといわれた入隅パネ
ルを容易に得ることができる。
【0026】そして、得られた壁面パネル1は、上記各
タイルT間に形成された間隙に目地材が埋め込まれる。
【0027】また、上記実施例では、この発明を、例え
ば、浴室や洗面所或は厨房室等の壁面パネルに適用した
場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに
限定されるものではなく、タイルを用いた壁面であれば
あらゆる壁面に適用することができ、例えば、浴槽のエ
プロン部や袖部にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る壁
面パネルによれば、タイルが上下左右方向に予め整然と
並べられて構成されているため、タイルを1個づつ壁面
に固着する必要がなく、短時間でタイル壁面を構築する
ことができ、また、不揃いとなることもないので、この
種の施工品質を大幅に向上させることができる。
【0029】また、この発明に係る壁面パネルの製造方
法によれば、タイルを使用した壁面を製造するに当た
り、シート体にタイルを予め接着して保管しておくこと
ができるので、保管スペースを有効に利用することがで
き、取り扱いも至便であると共に、該タイルのシート体
への貼付作業を他の場所で予め行なうことができ、大量
生産性が大幅に向上すると共に、タイルを下型に並べる
作業が必要ではなくなるので、型を使用する時間が短縮
化され、型を有効に稼動させることができ、しかも、一
定の大きさのタイルが貼付されたシート体を下型内に複
数枚並べることができるので、所望の大きさの壁面パネ
ルを容易に製造することができる他、はさみやカッター
でシート体を容易に切断することができるので、自由な
寸法のタイル貼付シートを得ることができる等、幾多の
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る壁面パネルの製造工
程によって製造された壁面パネルの構成を示す部分断面
斜視図である。
【図2】同壁面パネルの縦断面図である。
【図3】タイルが貼付されたシート体の保管態様の一例
を示す説明図である。
【図4】タイルが貼付されたシート体の保管態様の他例
を示す説明図である。
【図5】タイルが貼付されたシート体の保管態様のさら
に他例を示す説明図である。
【図6】裏蓋の構成例を示す斜視図である。
【図7】同裏蓋の部分断面図である。
【図8】裏蓋の他の構成例を示す部分断面図である。
【図9】同壁面パネルの製造工程を示すフローチャート
である。
【図10】タイルを定盤の突条部間に並べた状態を示す
部分説明図である。
【図11】同タイルの裏面側にシート体を接着した状態
を示す部分説明図である。
【図12】タイルを貼付したシート体に裏蓋を載せた状
態で下型にセットし、上型で押圧した状態を示す部分断
面図である。
【図13】入隅パネルの製造装置の構成を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
T タイル T1 タイルの裏面側 1 壁面パネル 2 突条部 3 定盤 4 シート体 5 下型 6 裏蓋 8 プラスチック発泡材 8A 硬質プラスチック基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/08 0231−2E E04F 13/08 A 102 0231−2E 102Z // B29K 105:04 B29L 31:10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右方向に整然と並べられた複数個
    のタイルと、このタイルの裏面側に接着された合成樹脂
    が含浸可能なシート体と、このシート体の裏面側に配設
    された裏蓋と、この裏蓋とシート体との間の間隙部内に
    充填され加熱発泡された硬質プラスチック基板と、から
    構成されてなる壁面パネル。
  2. 【請求項2】 タイルの厚さ寸法よりも小さな格子状突
    条部が形成された定盤の上記突条部間に裏面側を上にし
    てタイルを並べる工程と、この並べられたタイルの裏面
    側に合成樹脂が含浸可能なシート体を接着する工程と、
    このシート体に接着されたタイルの表面側を下にして下
    型にセットする工程と、この下型にセットされたタイル
    のシート体上面に断面略逆凹状に形成された裏蓋をセッ
    トする工程と、この裏蓋とシート体との間隙部にプラス
    チック発泡材を流し込む工程と、この流し込まれたプラ
    スチック発泡材を加熱発泡させる工程と、を有して構成
    されてなることを特徴とする壁面パネルの製造方法。
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