JP2688244B2 - 印刷物をまとめる方法並びに装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、種々異なった印刷物、特に別個にストック
された添付物をまとめる方法並びに装置に関する。

従来の技術 一般に用いられているこのような装置を用いて、添付
物及び場合によっては新聞のような緊急性のある印刷物
から成る印刷物を機械によってかつ／又は部分的に手に
よってまとめることは既に可能である。そしてこのよう
な印刷物は適当な配布システムを介して受取り人例えば
新聞の予約購読者に配達される。この場合まとめられる
印刷物の個別化は、特に、多数の印刷物ないし添付物が
まとめられねばならない場合には、不可能であるか又は
可能であったとしても合理的に行うことはできない。既
に２つの印刷物において４つのそして４つの印刷物にお
いては16の、個別的にまとめる可能性が生じる。組合わ
せの可能性は、まとめられる印刷物ないし添付物の数が
さらに多くなるにつれて極めて多くなり、このことが、
例えば新聞予約購読者にその希望に応じて選択された個
別的な添付物の毎日の新聞に加えて配達することを目的
として、印刷物を個別に制御してまとめることが従来不
可能であったことの原因である。

発明の課題 ゆえに本発明の課題は、所定の印刷物予約購読者圏な
いし新聞予約購読者圏又は各予約購読者に、例えば「個
人的な新聞」の形の個人的な印刷物組を用意することが
できる方法並びに装置を提供することがある。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために、本発明による、種々異な
った印刷物ないし印刷物組をまとめる方法では、印刷物
を個別的に制御可能な取出し装置を用いて捕集路の個々
の区分に供給し、この場合取出し装置を計算機によっ
て、該計算機に記憶された印刷物配布住所順序と、個々
の受取り人住所のための記憶された個人的な添付物キー
ワードとに関連して制御し、補修路の後ろで、個人的に
まとめられた印刷物にそれぞれ印刷物配布住所順序を維
持しながら住所付けするようにした。

またこの方法を実施する本発明による装置では、計算
機が、印刷物配布住所順序及び個人的な添付物キーワー
ドを記憶するための記憶範囲と、少なくとも、捕集路の
上側に位置する区分の数に相当する数の、取出し装置の
ための時限素子とを有しており、さらに同計算機が、捕
集路の始端部に配置されていて印刷物が供給される区分
を確認する読取り器と、捕集路の後端部に配置されてい
て最後の印刷物の到着を信号化する別の読取り器と、こ
の別の読取り器の後ろに配置された住所付け装置とに接
続されているようにした。

実施例 次に図面につき本発明を説明する。

図示の実施例では、まとめられる印刷物6,7,8,9を受
容するための貯え台1,2,3,4が捕集路５の上に配置され
ている。捕集路５は図示されていない循環する無端のベ
ルト又はチェーンを有することができる。貯え台１〜４
に互いに別個にストックされた折込み広告のような添付
物である印刷物は、計算機10又は他の所に記憶された印
刷物配布住所順序に応じて、添付物キーワードの考慮下
で個人的な印刷物組にまとめられるようになっている。
印刷物配布住所順序は、まとめられる印刷物ないし印刷
物組に対して興味をもった予約購読者アドレスによって
生ぜしめられる。これは有利には姓名及び住所がわかっ
ている新聞予約購読者であり、従って例えば通りのよう
な個々の地域のために印刷物配布住所順序が生ぜしめら
れる。同時に予約購読者の添付物に対する希望がわかっ
ているので、これによって同様に計算機10又は他の所に
記憶可能な添付物キーワードが生ぜしめられ、この添付
物キーワードによって各新聞予約購読者のために、誰が
どの添付物を配達してほしいかがわかる。従って印刷物
６〜９のうちの１つ有利には最初又は最後の印刷物（６
又は９）が新聞の形の個人的な印刷物であってもよい。
しかしながら、すべての印刷物６〜９がストックされた
添付物であり、捕集路５の左に新聞の形の緊急性のある
印刷物が直接図示されていない印刷機から又は該印刷機
に後置された折り装置から供給されるようになっていて
もよい。

印刷物のための貯え台１〜４のはそれぞれ弁11〜14と
ベルトガイド15〜18とが設けられている。図示されてい
ない旋回可能な引渡し装置によって、弁１〜14を適当に
制御して真空を用いて貯え台１〜４からその都度後ろの
印刷物６〜９が取り出され、つまり吸い出され、それぞ
れ所属のベルトガイド15〜18に引き渡される。装置の作
業を確実に行うために、ベルトガイド10〜18にそれぞれ
コントロールキャビネット19〜22が配属されていると有
利である。このようになっていると、その都度各貯え台
１〜４から個人的に要求された印刷物６〜９が捕集路５
に供給されたか否かを確認することができる。

捕集路５の循環時に個々の印刷物を受容する個々の室
区分48〜56を形成するために、捕集路５には突起又はレ
ール24〜31が設けられており、これによって個人的な印
刷物組が生ぜしめられる。突起ないしレール24〜31は住
所ないしコード24a〜31aを有しており、両者の間には個
人的に生ぜしめられた個々の印刷物組48〜51が位置して
いる。

従って貯え台１〜４ないし弁11〜14の制御に応じて各
室区分48〜56には、恣意に組み合わされた印刷物６〜９
の組がまとめられることになる。捕集路５の終端部には
該捕集路に対してほぼ直角に位置するベルトガイド37が
設けられており、このベルトガイドによって印刷物組33
〜36は矢印38の方向で袋詰め装置ないしビニル袋39に供
給される。ビニル袋39は貯えローラ40から繰り出され、
印刷物組33〜36のうちの１つを受容した後で、切断ドラ
ム対42及び融着部に即座に供給される。図面に例示され
た計算機10には、印刷物配布住所順序及び個々の受取り
人のための個人的な添付物キーワードを収容するための
記憶範囲43,44が設けられており、計算機10はさらに、
符号46で示された複数の時限素子を有している。この時
限素子46の数は有利には少なくとも、捕集路５の上側区
分つまり作業側区分に位置する室区分48〜51の数に相当
している。

従って上に述べた装置を用いて次のことが可能であ
る。すなわち計算機10は捕集路５の始端部に配置された
読取り器45を用いて個々の室区分48〜56を確認し、記憶
された印刷物配布住所及び各住所のための添付物キーワ
ードを用いて、弁11〜14の相応な制御によって規定の室
区分48〜56において所望の個人的な印刷物組33〜36を生
ぜしめることができる。

別の読取り器47を用いて、コード化された室区分48〜
56の通過時に、最後の印刷物ここでは印刷物９のところ
をいつ捕集路５が去ったかを確認することができる。ま
た時限素子を用いて、所望の室区分48〜56にその都度所
望の印刷物だけを供給するために、どの時点で個々の弁
11〜14が制御されねばならないかを決定することもでき
る。時限素子を用いてまた、規定のつまり既に個人的に
生ぜしめられた印刷物組33〜36がいつビニル袋39に装入
されるかを決定することもできる。ビニル袋39への装入
後に住所付け装置41を用いて、個人的にまとめられた印
刷物組をそれぞれに固有の住所の印刷ないし装着が行わ
れる。場合によっては、ビニル袋が望まれていない場合
には印刷物組自体に住所付けが行われるようになってい
てもよい。例えば同一出願人の先行出願PB3441及びPB34
42に記載されたアコーデオン状の貯え構造物を使用する
ことによって、多数の印刷物を上述の判断基準を考慮し
ながら開放された印刷物有利にはＶ字形に開放された新
聞内に個別的に案内することも可能であり、この場合に
は最後の新聞自体に住所付けを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置を概略的に示す図である。 １〜４……貯え台、５……捕集路、６〜９……印刷物、
10……計算機、11〜14……弁、15〜18……ベルトガイ
ド、19〜22……コントロールキャビネット、24〜31……
レール、24a〜31a……コード、33〜36……印刷物組、37
……ベルトガイド、38……矢印、39……ビニル袋、40…
…貯えローラ、41……住所付け装置、42……切断ドラム
対、43,44……記憶範囲、45……読取り器、46……時限
素子、47……読取り器、48〜56……室区分

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−34298（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−95070（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−16983（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−252874（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−98559（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−13961（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−171561（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−42664（ＪＰ，Ｕ)

Claims (8)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】種々異なった印刷物ないし印刷物組をまと
   める方法であって、印刷物（６〜９）を個別的に制御可
   能な取出し装置（11〜18）を用いて捕集路（５）の個々
   の区分（48〜56）に供給し、この場合取出し装置（11〜
   18）を計算機（10）によって、該計算機に記憶された印
   刷物配布住所順序と、個々の受取り人住所のための記憶
   された個人的な添付物キーワードとに関連して制御し、
   補修路（５）の後ろで、個人的にまとめられた印刷物
   （33〜36）にそれぞれ印刷物配布住所順序を維持しなが
   ら住所付けすることを特徴とする、印刷物をまとめる方
   法。
2. 【請求項２】請求項１記載の方法を実施する装置であっ
   て、計算機（10）が、印刷物配布住所順序及び個人的な
   添付物キーワードを記憶するための記憶範囲（43,44）
   と、少なくとも、捕集路（５）の上側に位置する区分
   （48〜51）の数に相当する数の、取出し装置（11〜14）
   のための時限素子（46）とを有しており、さらに同計算
   機（10）が、捕集路（５）の始端部に配置されていて印
   刷物が供給される区分（48〜51）を確認する読取り器
   （45）と、捕集路（５）の後端部に配置されていて最後
   の印刷物の到着を信号化する別の読取り器（47）と、こ
   の別の読取り器（47）の後ろに配置された住所付け装置
   （41）とに接続されていることを特徴とする、印刷物を
   まとめる装置。
3. 【請求項３】個別にまとめられた印刷物（33〜36）が住
   所付けの前にビニル詰め装置に供給され、そこで個々の
   ビニル袋（39）に装入されるようになっている、請求項
   ２記載の装置。
4. 【請求項４】印刷物（６〜９）のうちの１つが折り畳ま
   れた新聞である、請求項２又は３記載の装置。
5. 【請求項５】最初又は最後の印刷物（６又は９）が折り
   畳まれた新聞である、請求項４記載の装置。
6. 【請求項６】捕集路（５）が循環するベルトガイドであ
   り、個別にまとめられた印刷物（33〜36）を袋詰め装置
   に供給する別のベルトガイド（37）が、捕集路（５）の
   終端部に該捕集路に対して直角に配置されている、請求
   項２から５までのいずれか１項記載の装置。
7. 【請求項７】区分（48〜56）が、読取り器（45,47）に
   よって読み取られるコード化突起又はレールを有してい
   る、請求項２から６までのいずれか１項記載の装置。
8. 【請求項８】ビニル袋（39）が貯えローラ（40）から引
   き出され、充てん後に切断ローラ対（42）の間を通過さ
   せられるようになっている、請求項３から７までのいず
   れか１項記載の装置。