JP2684527B2 - 直列ユニットの端子台 - Google Patents

直列ユニットの端子台

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JP2684527B2
JP2684527B2 JP33038194A JP33038194A JP2684527B2 JP 2684527 B2 JP2684527 B2 JP 2684527B2 JP 33038194 A JP33038194 A JP 33038194A JP 33038194 A JP33038194 A JP 33038194A JP 2684527 B2 JP2684527 B2 JP 2684527B2
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和美 田續
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外に設置したテレビ
アンテナ等からの高周波信号をテレビジョン等に供給す
るための端子を、各部屋に設置するのに用いる直列ユニ
ットに関するものであり、特に化粧プレートが多色化さ
れた直列ユニットに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】屋根等に設置されたテレビアンテナから
のテレビ信号を屋内に引き込み、各部屋にテレビ信号を
出力する端子を設けるには直列ユニットと呼ばれるユニ
ットが一般に用いられている。この直列ユニットの従来
の例を図10に示す。この図に示す直列ユニットにおい
て、テレビアンテナで受信されたテレビ信号は同軸ケー
ブル104を介して直列ユニット100のボックス10
1内に導かれ、ボックス101内において、同軸ケーブ
ル104に直列に接栓107の端子が接続されてテレビ
信号が分岐される。さらに、同軸ケーブル104には同
軸ケーブル105が接続され、ボックス101から引き
出されて次の直列ユニットにテレビ信号を導くようにさ
れる。
【0003】そして、テレビ信号が分岐されている接栓
107はシャーシ102に取付けられており、この接栓
107の周囲に接栓107の保護及び美観を向上するた
めの端子台106が装着されている。このシャーシ10
2はビス108によりボックス101に固定される。さ
らに、シャーシ101の前面には化粧プレート103が
取付けられ部屋の美観を向上するようにされている。な
お、化粧プレート103をシャーシ102に取付けたと
きに化粧プレート103に設けられている窓109から
端子台106の前面が僅か突出されるようにされてい
る。次に、シャーシ102、端子台106および接栓1
07との取付関係の展開図を図11に示す。
【0004】この図において、シャーシ102の前面部
には凹状の取付部111がプレス加工により形成されて
おり、この取付部111には取付孔112が設けられて
いる。この取付孔112には接栓107が挿入されて、
この接栓107の下部をカシメることによりシャーシ1
02に接栓107が固着されるが、接栓107を、端子
台106に設けられている挿入孔113の挿入した後に
シャーシ102に固着することにより、接栓107の鍔
部114が挿入孔113の下端部に衝合されて、端子台
106も同時にシャーシ102に固着されるようにな
る。なお、接栓107の端子115には同軸ケーブルが
接続されてテレビ信号が導かれている。
【0005】さらに図12を参照しながら説明すると、
まず、シャーシ102に設けられた凹状の取付部111
に端子台106を配置する。そして、接栓107の下端
部を端子台106に設けられている挿入孔113に挿入
するようにすると、シャーシ102に設けられた凹状の
取付部111の取付孔112に接栓107の下端部が挿
入されるようになる。この状態が(a)に示す状態であ
る。この時、接栓107の鍔部114が挿入孔113の
下端部に設けられた衝合部122に衝合され、端子台1
06は接栓107とシャーシ102とに挟持された状態
となる。そこで、接栓107の下端部周囲に設けられた
カシメ部116を破線で示すように外側にカシメるよう
にすると、シャーシ102に接栓107と端子台106
とを同時に固着することができるようになる。
【0006】また、同図(b)は(a)に示す側面と直
交する側面から見た側面図であり、この図を参照する
と、シャーシ102に端子台106を配置すると端子台
106のリブ124に設けられている突部125が凹状
の取付部111を設ける時に形成されたシャーシ102
の切断辺に圧接されて、端子台106が仮止めされるこ
とが分かる。このように、端子台106がシャーシ10
2に仮止めされた後に接栓107を端子台106の挿入
孔113に挿入し、この接栓107の下端部周囲に設け
られているカシメ部116をカシメることにより、接栓
107と端子台106とをシャーシ102に固着するよ
うにしている。
【0007】しかしながら、最近の住宅においてはイン
テリアに重点がおかれるようになり、部屋の壁等がカラ
フルになっている。このような場合に、直列ユニットの
色が一色に固定化されていると部屋の壁の色と直列ユニ
ットの色が調和しない恐れがある。そこで、直列ユニッ
トと壁等の色が調和するように直列ユニットをカラー化
することが行われているが、化粧プレートは着脱自在と
されているために、その交換が可能であるものの、前記
図11および図12に示すように端子台は予め着脱不可
能にシャーシに固着された製品とされているため、直列
ユニットをカラー化すると種々のカラーの端子台を備え
るシャーシの種類が膨大となり、その品揃えが困難とな
っていた。そこで、これを解決するシャーシに対し着脱
自在に固着できる端子台が本出願人から特願平5−26
9424号として提案されている。
【0008】この端子台の構成を図13及び図14に示
すが、図13の(a)は端子台203の上面図を示して
おり、その中央部には接栓202の鍔部221が挿通で
きる大きさの挿入孔231が設けられている。そして、
この挿入孔231の下部には対向して係合片233が形
成されている。この係合片233は両脇にスリット23
4を形成することにより形成されているため、スプリン
グとしての作用を有している。また、同図(b)は
(a)図のa方向から見た側面の半断面図であり、端子
台203の下端部に突出部235が設けられ、挿入孔2
31の外周に設けられた段部237と突出部235とに
より挟持部236が形成されている。
【0009】さらに、同図(c)は(a)図のb方向か
ら見た側面の半断面図であり、挟持部236が、突出部
235と段部237とで形成されていることが理解され
る。この挟持部236は、端子部203を回動してシャ
ーシ102に取付けたときに、凹状の取付部111を形
成した時に切断されたシャーシ102の切断辺214が
挟持される部分である。さらにまた、同図(d)は端子
台203の下面図であり、一対の突出部235が挿入孔
231の外周から両側へ延伸しており、この突出部23
5から若干離れた位置に一対の係合片233が形成され
ている。また、突出部235の長さはその先端が端子部
203の側壁232に達する程度の長さとされている。
また、238は突起であり、係合片233の外周に挿入
孔231の軸に平行に細長く設けられている。
【0010】次に、図14に図13(a)に示す切断線
A−Aで切断した断面を示す。この図に示されるよう
に、突起238は挿入孔231の外周に縦長に設けられ
ていることが分かる。また、図15は図13(d)のB
で示す部分を拡大した図であり、両側にスリット234
が形成されている係合片233の外周に、片側にテーパ
を設けた突起238が形成されていることが分かる。
【0011】このように構成された端子台203を、シ
ャーシ102に取付ける方法を図16を用いて説明す
る。但し、この図は端子台203の下面からシャーシ1
02を透過して見た図である。この図において、端子台
203は実線で示すように、一点鎖線で示すシャーシ1
02に対し角度θだけ斜めして配置すると共に、その挿
入孔231にシャーシ102に取付けられている接栓2
02を挿入した状態とする。すると、端子台203に設
けられている一対の突出部235は、シャーシ102に
設けられたほぼ矩形の凹状の取付部211内に収納され
るようになる。
【0012】次に、この端子台203がシャーシ102
に対し平行位置となるように(角度θが小さくなるよ
う)回動していくと、一対の突出部235がシャーシ1
02の切断辺214の下に潜り込むようになり、この切
断辺214は突出部235と端子台203の上記段部2
37とにより挟持されるようになる。この場合、係合片
233の外周に設けられた突起238は切断辺214に
圧接されるが、係合片233のスプリング作用により切
断辺214を乗り越えるようにして、端子台203は回
動していく。そして、端子台203が破線で図示する位
置まで回動されると、挟持部236の深さにより端子台
203の回動は停止されるが、この時突起238は切断
辺214を若干乗り越えた位置まで回動されている。こ
のため、突起238により端子台203は逆方向(端子
台203を外す方向)には回動しづらくされている。
【0013】この取付状態を図17に示すが、この図に
示されるように、接栓202は凹状の取付部211に設
けられている取付穴112内に、鍔部221が当接する
までその下端部が挿入され、カシメ部223を破線で図
示するようにカシメることにより、取付部211に固着
されている。そして、端子台203の挿入孔231に接
栓202の鍔部が嵌入されていると共に、その下端面は
凹状の取付部211の上面に接するようにされている。
さらに、突出部235はシャーシ1の切断辺214の裏
側へ潜り込んで位置しており、挿入孔231の外周に設
けられた段部237とによりシャーシ1の切断辺214
を挟持している。なお、切断辺214の端面には突起2
38が圧接されている。このように端子台203を構成
すると、端子台203をシャーシ102に対し回動する
ことにより着脱自在とすることができ、直列ユニットを
カラー化した場合に種々なカラーの端子台203に自由
に交換することができるようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子台
203に突起238を設けるようにして、端子台203
を外す方向には回動しづらくしても、突起238の形状
によりその作用が十分なものではなく、シャーシ102
と端子台203との組み合わせによる製品の場合に、輸
送途中等において端子台203がシャーシ102からは
ずれてしまう事故を完全に防止することができないとい
う問題点があった。
【0015】そこで、本発明はシャーシに着脱自在に固
着できる端子台において、輸送途中等においても端子台
がシャーシからはずれてしまう事故を極力防止すること
のできる直列ユニットの端子台を提供することを目的と
している。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の直列ユニットの端子台は、対向する2辺が
切断されていると共に、残る対向する2辺が内側に折曲
されることにより形成されたほぼ矩形の凹状の取付部が
シャーシの一面に形成されていると共に、該凹状の取付
部に接栓が取付けられており、前記シャーシの前記取付
部に配置して回動させることにより、前記取付部の切断
された2辺を突出部によりそれぞれ挟持するようにして
前記シャーシに固着されると共に、前記接栓を収容する
挿入孔を中央部に備える直列ユニットの端子台におい
て、前記突出部より前記端子台の回動方向に前置して、
前記挿入孔を形成する内壁にスリットを設けることによ
り、弾性的に支持される一対の係合片を対向して形成
し、前記端子台を回動して固着した時に、前記取付部の
切断された2辺のそれぞれに圧接される幅広の摺動部を
前記係合片の外周に設けるようにしたものである。
【0017】また、前記直列ユニットの端子台におけ
る、前記シャーシを挟持する前記突出部において、前記
係合片側に拡がるテーパ部を形成するようにしたもので
あり、さらに、その突出方向に拡がるテーパ部を形成す
るようにしてもよいものである。そして、前記端子台が
回動されて固着位置となった時に、前記取付部の切断さ
れた2辺のそれぞれに当接して前記端子台の回動を規制
する回り止め片を、前記内壁の外周部に形成するように
したものである。
【0018】
【作用】本発明によれば、シャーシの切断辺に圧接され
る摺動部が形成されている係合片が弾性を有していると
共に、幅広の形状とされているため、固着後においては
相当の外力によっても端子台は回動することはなく、輸
送途中等において端子台がシャーシからはずれてしまう
事故を極力防止することができる。また、シャーシの切
断辺を挟持する突出部にテーパを設けるようにすると、
端子台を固着しようとして回動した場合に、切断辺を容
易に挟持部内に誘導することができるようになり、固着
作業を容易とすることができる。さらに、回り止め片を
内壁外周に形成することにより、端子台を回動させて固
着する時に、回動と規制して所定の取付位置に固着する
ことができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例の端子台を備える直列ユニ
ットの展開図を図1に示す。この図に示すように、シャ
ーシ1にはほぼ矩形の凹状の取付部11が設けられてお
り、この取付部11内には接栓2の下部が挿入される取
付孔12が設けられている。この凹状の取付部11にお
いて、上下の対向する辺はプレス加工等により切断され
た切断辺14とされている。本発明は、まずこの取付孔
12に接栓2を挿入し、接栓2の下部の周囲に設けられ
たカシメ部をシャーシ1にカシメることにより、接栓2
が取付孔12に取付けられている。また、本発明の端子
台3は中央部に挿入孔31を有しており、この挿入孔3
1を形成する内壁を利用して弾性を有する係合片33が
対向して形成されている。この係合片33の外周には上
記切断辺14に圧接される幅広の摺動部が設けられてい
る。
【0020】ところで、端子台3は図示するように角度
θだけシャーシ1に対し傾けられて接栓2に挿入され、
この状態において端子台3が回動されることにより、端
子台3に設けられている突出部が上記切断辺14を挟持
するようにされる。この挟持により、端子台3はシャー
シ1に取付けられる。なお、後述するように突出部によ
る切断辺14の挟持を、端子台3を回動することにより
着脱自在とすることができるため、種々の色の端子台3
を交換可能にシャーシ1に固着することができるように
なる。
【0021】接栓2を取り付けたシャーシ1に対して端
子台3を固着した状態の断面図を図2に示し、図2にお
いて端子台3を断面図として示さない場合の図を図3に
示す。この図に示されるように、接栓2は凹状の取付部
11に設けられた取付穴12内に、鍔部21が取付部1
1に当接するまでその下端部が挿入され、カシメ部23
を図示するようにカシメることにより、取付部11に固
着されている。そして、端子台3の中央部に形成された
挿入孔31に接栓2の鍔部が嵌入されていると共に、端
子台3の下端面は凹状の取付部11の上面に接するよう
にされている。さらに、突出部35はシャーシ1の切断
辺14の裏側へ潜り込んで位置しており、端子台3の外
周を形成する側壁の下端面とにより、シャーシ1に形成
された切断辺14を挟持している。なお、後述するよう
に切断辺14の端面には係合片33に形成された摺動部
38が圧接されている。
【0022】次に、本発明の一実施例の端子台3の構成
を図4に示す。この図の(a)は端子台3の上面図を示
しており、その中央部には接栓2の鍔部21が挿通でき
る大きさの挿入孔31が設けられている。そして、この
挿入孔31に係合片33が対向して形成されている。こ
の係合片33は挿入孔31を形成する内壁37に中央部
から下部に渡り2本のスリット34を形成することによ
り、弾性作用を有するよう形成されている。また、同図
(b)は正面図であり、内壁37の外周下端部に突出部
35が設けられていると共に、内壁37の外周に回り止
め片39が形成されていることがわかる。さらに、係合
片33の外周に形成された摺動部38が幅広に形成され
ている。
【0023】さらに、同図(c)は側面図であり、挟持
部36が突出部35と端子台の側壁32の下端面とで形
成されていることが理解される。この挟持部36は、端
子台3を回動してシャーシ1に取付けたときに、凹状の
取付部11を構成している切断辺14が挟持される部分
である。さらにまた、同図(d)は前記(a)に示すB
−B線で切断した断面図であり、端子台3の側壁32の
延伸方向と平行な軸線からずれた軸線上に係合片33が
形成されているが、係合片33は内壁37にスリット3
4を設けることにより形成されている。
【0024】また、端子台3の底面図を図5(a)に示
すが、一対の係合片33が内壁37にスリットを設ける
ことにより形成されており、一対の係合片33は端子台
3の側壁32と平行な軸線からずれた軸線上に形成され
ていると共に、その外周面に形成されている摺動部は幅
広の平面を有するようにされている。さらに、この係合
片33は挿入孔31を形成している内壁37の外周面よ
り外側へ若干突出するよう形成されている。また、係合
片33の右側に隣接して内壁37の外周から外側へ延伸
する突出部35が一対対向して形成されており、突出部
35の長さはその先端が端子部3の側壁32に達する程
度の長さとされている。この突出部35は側壁32の下
端面とで挟持部36を形成している。なお、突出部35
の延伸方向は側壁32とほぼ平行な方向とされている。
【0025】この突出部35に隣接して、さらに一対の
回り止め片39が突出部35の延伸方向とほぼ平行な方
向に内壁37の外周から外側へ一対対向して延伸されて
いる。この回り止め片39は、後述するように端子台3
をシャーシに固着する時に切断辺14に当接して端子台
3が所定角度以上回動しないよう回動を規制するもので
ある。次に、図5(b)は同図(a)に示す切断線A−
Aで切断した断面図であり、回り止め片39は内壁37
の外周に縦長に設けられていることが分かる。また、摺
動部38は挟持部36とほぼ同じ高さに形成されて、挟
持部36に挟持される切断辺14に対向していることが
わかる。また、図5(c)は同図(b)のC−C線で切
断した断面図であり、係合片33の外周に摺動部38が
形成されていることが示されている。
【0026】次に、前記図4(c)に示す端子台3の一
部分を拡大した図を図6に示し、前記図5(b)に示す
端子台3の一部分を拡大した図を図7に示すが、これら
の図に示す四角で囲んだ部分を拡大してそれぞれ示して
いる。これらの図に示すように、突出部35と端子台3
の側壁32の下端面とで2点鎖線で示すシャーシ1は挟
持されるが、シャーシ1の切断辺14は摺動部38に当
接される。そして、端子台3を回動した時にシャーシ1
の切断辺14が突出部35により形成される挟持部36
内に容易に導かれるように、係合片33に向かって挟持
部36の幅が拡がると共に、外方に向かって挟持部36
の幅が拡がるように突出部35の上面にテーパ部40が
2方向に設けられている。
【0027】このように構成された端子台3を、シャー
シ1に固着する過程を図8および図9を参照しながら説
明する。但し、これらの図は端子台3の下面から見た図
であり、シャーシ1を透過して示す図とされている。こ
の図において、端子台3は実線で示すように、一点鎖線
で示すシャーシ1に対し角度θだけ斜めに置かれて、そ
の挿入孔31に取付孔12に取付けられている接栓2を
挿入していく。すると、端子台3に設けられている一対
の係合片33、一対の突出部35及び回り止め片39
は、シャーシ1に設けられたほぼ矩形の凹状の取付部1
1内に収納されるようになる。
【0028】次に、この状態において端子台3をシャー
シ1に対し平行になるよう(角度θが小さくなるよう)
回動していくと、上記一対の係合片33の外周に設けら
れた摺動部38がシャーシ1の切断辺14に圧接され
て、弾性を有する係合片33が切断辺14により内側に
押し込まれるよう変形されるようになる。そして、さら
に回動することにより突出部35がシャーシ1の切断辺
14の下に潜り込むようになり、この切断辺14は突出
部35と側壁32の下端面とにより挟持されるようにな
る。さらに端子台3が回動されて端子台3が図9に示す
所定位置まで回動されると、回り止め片39の先端が切
断辺14に当接して端子台3の回動は停止される。この
時、係合片33に形成されている平面上の幅広の摺動部
38は切断辺14により内側に変形されるよう押圧され
ていると共に、係合片33は側壁32と平行な軸線から
ずれた軸線上に形成されているため、この摺動部38の
圧接により端子台3は逆方向(端子台3を外す方向)に
は回動しずらくなり、強固にシャーシ1に固着されるよ
うになる。
【0029】このようにして端子台3をシャーシ1に取
り付けた状態が、前記図2および図3に示す状態となる
のである。本発明の端子台3はこのように構成されてい
るため、端子台3をシャーシ1に対し着脱自在とするこ
とができ、直列ユニットをカラー化した場合に屋内の壁
等の色に合わせて種々のカラーの端子台3に自由に交換
することができるようになる。さらに、本発明の端子台
3は前述したようにシャーシ1に対しはずれにくく固着
することができるため、シャーシ1と端子台3との組み
合わせによる製品とした場合に、端子台3が着脱可能に
されているにもかかわらず、輸送途中等において端子台
3がシャーシ1からはずれてしまう事故を極力防止する
ことができるようになる。
【0030】以上、説明した本発明の直列ユニットの端
子台は合成樹脂により一般に製作されるが、係合片を設
ける部分を弾性を有する他の合成樹脂により製作しても
よい。また、直列ユニットのパネルが金属製とされる場
合は、これに合わせてアルミ合金等により端子台を製作
してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、端子台をシャーシに対
し着脱自在とできるため、直列ユニットをカラー化した
場合に端子台のカラーを自由に交換することができる。
このため、部屋の壁の色に調和する配色の直列ユニット
とすることができる。また、直列ユニットを取付けた後
で壁の色等を変えた時にも、端子台と化粧プレートの色
とを交換することにより所望の配色の直列ユニットとす
ることができるようになる。さらに、端子台をシャーシ
に対しはずれにくく固着することができるため、輸送途
中等において、端子台のシャーシからの離脱を防止する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の端子台を備える直列ユニット
の展開組立図である。
【図2】本発明の実施例の端子台をシャーシに取り付け
た断面図である。
【図3】本発明の実施例の端子台をシャーシに取り付け
た図である。
【図4】本発明の実施例の端子台の上面図、正面図、側
面図、断面図である。
【図5】本発明の実施例の端子台の底面図、断面図であ
る。
【図6】本発明の実施例の端子台の一部拡大図である。
【図7】本発明の実施例の端子台の他の部分の拡大図で
ある。
【図8】本発明の実施例の端子台をシャーシに取り付け
る方法を示す図である。
【図9】本発明の実施例の端子台をシャーシに取り付け
た図である。
【図10】直列ユニットの構成を示す図である。
【図11】従来の端子台を備える直列ユニットの展開図
である。
【図12】従来の端子台をシャーシに取り付けた図であ
る。
【図13】他の端子台の構成を示す図である。
【図14】他の端子台の一部拡大図である。
【図15】他の端子台の他の部分の拡大図である。
【図16】他の端子台をシャーシに取り付ける方法を示
す図である。
【図17】他の端子台をシャーシに取り付けた図であ
る。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 接栓 3 端子台 11 取付部 12 取付孔 13 側壁部 14 切断辺 15 係合突起 21 鍔部 22 端子 23 カシメ部 31 挿入孔 32 側壁 33 係合片 34 スリット 35 突出部 36 挟持部 37 内壁 38 摺動部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2辺が切断されていると共
    に、残る対向する2辺が内側に折曲されることにより形
    成されたほぼ矩形の凹状の取付部がシャーシの一面に形
    成されていると共に、該凹状の取付部に接栓が取付けら
    れており、 前記シャーシの前記取付部に配置して回動させることに
    より、前記取付部の切断された2辺を突出部によりそれ
    ぞれ挟持するようにして前記シャーシに固着されると共
    に、前記接栓を収容する挿入孔を中央部に備える直列ユ
    ニットの端子台において、 前記突出部より前記端子台の回動方向に前置して、前記
    挿入孔を形成する内壁にスリットを設けることにより、
    弾性的に支持される一対の係合片を対向して形成し、前
    記端子台を回動して固着した時に、前記取付部の切断さ
    れた2辺のそれぞれに圧接される幅広の摺動部が前記係
    合片の外周に設けられていることを特徴とする直列ユニ
    ットの端子台。
  2. 【請求項2】 前記シャーシを挟持する前記突出部に
    おいて、前記係合片側に拡がるテーパ部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の直列ユニットの端子
    台。
  3. 【請求項3】 前記シャーシを挟持する前記突出部に
    おいて、突出方向に拡がるテーパ部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1あるいは2記載の直列ユニット
    の端子台。
  4. 【請求項4】 前記端子台が回動されて固着位置とな
    った時に、前記取付部の切断された2辺のそれぞれに当
    接して前記端子台の回動を規制する回り止め片を、前記
    内壁の外周部に形成したことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の直列ユニットの端子台。
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