JP2684412B2 - 緩衝性包装箱の製造方法 - Google Patents
緩衝性包装箱の製造方法Info
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- JP2684412B2 JP2684412B2 JP1094151A JP9415189A JP2684412B2 JP 2684412 B2 JP2684412 B2 JP 2684412B2 JP 1094151 A JP1094151 A JP 1094151A JP 9415189 A JP9415189 A JP 9415189A JP 2684412 B2 JP2684412 B2 JP 2684412B2
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- laminated sheet
- thermoplastic resin
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Description
本発明は、板紙の片面に熱可塑性樹脂発泡体シートを
積層接着した積層シート製であって、箱の内面層となる
上記熱可塑製樹脂発泡体シート側に多数の緩衝性膨出部
が形成されている緩衝性包装箱の製造方法に関する。
積層接着した積層シート製であって、箱の内面層となる
上記熱可塑製樹脂発泡体シート側に多数の緩衝性膨出部
が形成されている緩衝性包装箱の製造方法に関する。
緩衝性包装箱としては、板紙製のブランク片面に多数
のエアキャップを設けた緩衝シートを貼着し、箱折曲げ
線上に位置するエアキャップを潰して筋付けした構造の
ものが知られている(1例として実開昭55−6282号公報
を参照)。
のエアキャップを設けた緩衝シートを貼着し、箱折曲げ
線上に位置するエアキャップを潰して筋付けした構造の
ものが知られている(1例として実開昭55−6282号公報
を参照)。
上記従来の緩衝性包装箱は、ブランクの素材である板
紙と緩衝シートとを予め箱の展開形状にそれぞれ裁断し
ておき、この両部材を貼着すると共に、エアキャップの
一部を潰しヒンジ部を設けるようにして製造されため、
上記両部材を貼着するときの位置決めにはかなりの注意
力が要求されるし、また、上記両部材を箱の展開形状に
それぞれ別個に裁断することは生産性の面でも問題があ
り、その解決策が望まれていた。 そこで、本発明は上記の問題を解決するためになされ
たものであって、その目的は基材層である板紙と緩衝層
である熱可塑性樹脂発泡体シートを積層接着し、熱可塑
性樹脂発泡体シート側に多数の緩衝性膨出部を設けた積
層シートを用い、この積層シートから内面側に緩衝層を
有する組立箱を合理的に製造できるようにした緩衝性包
装箱の製造方法を提供することにある。
紙と緩衝シートとを予め箱の展開形状にそれぞれ裁断し
ておき、この両部材を貼着すると共に、エアキャップの
一部を潰しヒンジ部を設けるようにして製造されため、
上記両部材を貼着するときの位置決めにはかなりの注意
力が要求されるし、また、上記両部材を箱の展開形状に
それぞれ別個に裁断することは生産性の面でも問題があ
り、その解決策が望まれていた。 そこで、本発明は上記の問題を解決するためになされ
たものであって、その目的は基材層である板紙と緩衝層
である熱可塑性樹脂発泡体シートを積層接着し、熱可塑
性樹脂発泡体シート側に多数の緩衝性膨出部を設けた積
層シートを用い、この積層シートから内面側に緩衝層を
有する組立箱を合理的に製造できるようにした緩衝性包
装箱の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴とする緩衝
性包装箱の製造方法は板紙の片面に熱可塑性樹脂発泡体
シートを積層接着し、熱可塑性樹脂発泡体シート側に多
数の緩衝性膨出部を規則正しく設けた積層シートを用
い、この積層シートの上記膨出部を該積層シートの進行
通路上に設置した加熱盤により部分的に溶融圧潰して上
記熱可塑性樹脂発泡体シート上の所要部分を扁平化する
一方、積層シート上には該積層シートの箱折曲げ線上に
位置する部分に抜き刃によってヒンジ部を設け、次い
で、この積層シートを箱の展開形状に裁断するものであ
る。
性包装箱の製造方法は板紙の片面に熱可塑性樹脂発泡体
シートを積層接着し、熱可塑性樹脂発泡体シート側に多
数の緩衝性膨出部を規則正しく設けた積層シートを用
い、この積層シートの上記膨出部を該積層シートの進行
通路上に設置した加熱盤により部分的に溶融圧潰して上
記熱可塑性樹脂発泡体シート上の所要部分を扁平化する
一方、積層シート上には該積層シートの箱折曲げ線上に
位置する部分に抜き刃によってヒンジ部を設け、次い
で、この積層シートを箱の展開形状に裁断するものであ
る。
以下に、本発明の実施例を添付図面を参照しながら説
明する。 先ず、本発明の製造方法に用いられる積層シートにつ
いて説明する。第1図に示すように白ボール、コルゲー
ト紙等の板紙1の片面には接着剤2によって実質的に独
立気泡の熱可塑性樹脂発泡体シート3が積層接着されて
おり、この熱可塑性樹脂発泡体シート3側には、該シー
ト3を板紙1上に接着する時点で、真空成形法等を用い
て接着剤2層とともに多数の緩衝性膨出部4を第2図に
示すように規則正しい配列で設けて積層シート5を構成
する。なお、4aは緩衝性膨出部4を設けることによって
板紙1との間に形成された空気室である。 上記のようにして構成された積層シート5を第3図に
示すようにプレス用の加熱盤11とヒンジ付け用の抜き刃
12が取付けられている支持台13側へ向かって進行させ
る。そして、加熱盤11と抜き刃12は第4図に展開状態で
示す緩衝性包装箱20の緩衝性膨出部4が欠如されている
扁平部21と箱折曲げ線(ヒンジ部)22上にそれぞれ位置
するように支持台13に取付けてある。 なお、14は昇降自在に支持されている支持台13に対向
させて設置した受け台である。 熱可塑性樹脂発泡体シート3側を上側にして積層シー
ト5が受け台14上に進行してきた時点で、該積層シート
5を一時停止させると共に、支持台13を下降させ、この
支持台13の下降動作によって緩衝性膨出部4の一部を加
熱盤11により溶融圧潰させ、熱可塑性樹脂発泡体シート
3の肉厚を減少せしめる一方、積層シート5上に所定深
さの筋付けを抜き刃12によって施し、次いで、この積層
シート5を裁断部15に送って所定の箱の展開形状に裁断
し、第4図に示すように扁平部21とヒンジ部22を所要部
分に設けた緩衝性包装箱20を製造する。 この製造方法において、加熱盤11による緩衝性膨出部
4の圧潰に際しては、該膨出部4が発泡体であることか
らそのセルが潰され、溶融させて扁平化させることが容
易にできる。また、本実施例では扁平部21とヒンジ部22
の形成を同時に行なっているが、これは扁平部21を形成
した後でヒンジ部22を、或いはヒンジ部22を形成した後
で扁平部21を形成する等、その手順は随時選択できるも
のである。
明する。 先ず、本発明の製造方法に用いられる積層シートにつ
いて説明する。第1図に示すように白ボール、コルゲー
ト紙等の板紙1の片面には接着剤2によって実質的に独
立気泡の熱可塑性樹脂発泡体シート3が積層接着されて
おり、この熱可塑性樹脂発泡体シート3側には、該シー
ト3を板紙1上に接着する時点で、真空成形法等を用い
て接着剤2層とともに多数の緩衝性膨出部4を第2図に
示すように規則正しい配列で設けて積層シート5を構成
する。なお、4aは緩衝性膨出部4を設けることによって
板紙1との間に形成された空気室である。 上記のようにして構成された積層シート5を第3図に
示すようにプレス用の加熱盤11とヒンジ付け用の抜き刃
12が取付けられている支持台13側へ向かって進行させ
る。そして、加熱盤11と抜き刃12は第4図に展開状態で
示す緩衝性包装箱20の緩衝性膨出部4が欠如されている
扁平部21と箱折曲げ線(ヒンジ部)22上にそれぞれ位置
するように支持台13に取付けてある。 なお、14は昇降自在に支持されている支持台13に対向
させて設置した受け台である。 熱可塑性樹脂発泡体シート3側を上側にして積層シー
ト5が受け台14上に進行してきた時点で、該積層シート
5を一時停止させると共に、支持台13を下降させ、この
支持台13の下降動作によって緩衝性膨出部4の一部を加
熱盤11により溶融圧潰させ、熱可塑性樹脂発泡体シート
3の肉厚を減少せしめる一方、積層シート5上に所定深
さの筋付けを抜き刃12によって施し、次いで、この積層
シート5を裁断部15に送って所定の箱の展開形状に裁断
し、第4図に示すように扁平部21とヒンジ部22を所要部
分に設けた緩衝性包装箱20を製造する。 この製造方法において、加熱盤11による緩衝性膨出部
4の圧潰に際しては、該膨出部4が発泡体であることか
らそのセルが潰され、溶融させて扁平化させることが容
易にできる。また、本実施例では扁平部21とヒンジ部22
の形成を同時に行なっているが、これは扁平部21を形成
した後でヒンジ部22を、或いはヒンジ部22を形成した後
で扁平部21を形成する等、その手順は随時選択できるも
のである。
本発明は上記の如くであって、板紙の片面に積層接着
されている熱可塑性樹脂発泡体シート側に多数の緩衝性
膨出部を設けた積層シートを素材として用いたので、熱
可塑性樹脂発泡体シート側に緩衝性膨出部を欠如した扁
平部を形成するために用いる加熱盤とヒンジ部を設ける
ために用いる抜き刃の設置位置やサイズを変更するだけ
で、同一の原反から形態の異なる緩衝性包装箱を簡単に
製造できる利点がある。したがって、本発明は従来のこ
の種包装箱の製造方法と異なって予め板紙と緩衝シート
を各別に裁断しておくとか、貼り合わせ時の位置決めに
注意を払う煩わしさから解放され、製造作業の合理化を
図る上に有効であって、生産性を飛躍的に向上できるも
のである。
されている熱可塑性樹脂発泡体シート側に多数の緩衝性
膨出部を設けた積層シートを素材として用いたので、熱
可塑性樹脂発泡体シート側に緩衝性膨出部を欠如した扁
平部を形成するために用いる加熱盤とヒンジ部を設ける
ために用いる抜き刃の設置位置やサイズを変更するだけ
で、同一の原反から形態の異なる緩衝性包装箱を簡単に
製造できる利点がある。したがって、本発明は従来のこ
の種包装箱の製造方法と異なって予め板紙と緩衝シート
を各別に裁断しておくとか、貼り合わせ時の位置決めに
注意を払う煩わしさから解放され、製造作業の合理化を
図る上に有効であって、生産性を飛躍的に向上できるも
のである。
第1図は本発明製造方法に用いられる積層シートの断面
図、第2図は同上平面図、第3図は本発明製造方法の略
示的説明図、第4図は本発明製造方法により製造された
緩衝性包装箱の展開図である。 図中、1は板紙、2は接着剤、3は熱可塑性樹脂発泡体
シート、4は緩衝性膨出部、5は積層シート、11は加熱
盤、12は抜き刃、21は扁平部、22はヒンジ部、15は裁断
部である。
図、第2図は同上平面図、第3図は本発明製造方法の略
示的説明図、第4図は本発明製造方法により製造された
緩衝性包装箱の展開図である。 図中、1は板紙、2は接着剤、3は熱可塑性樹脂発泡体
シート、4は緩衝性膨出部、5は積層シート、11は加熱
盤、12は抜き刃、21は扁平部、22はヒンジ部、15は裁断
部である。
Claims (1)
- 【請求項1】板紙の片面に熱可塑性樹脂発泡体シートを
積層接着し、熱可塑性樹脂発泡体シート側に多数の緩衝
性膨出部を規則正しく設けた積層シートを用い、この積
層シートの上記膨出部を該積層シートの進行通路上に設
置した加熱盤により部分的に溶融圧潰して上記熱可塑性
樹脂発泡体シート上の所要部分を扁平化する一方、積層
シート上には該積層シートの箱折曲げ線上に位置する部
分に抜き刃によってヒンジ部を設け、次いで、この積層
シートを箱の展開形状に裁断することを特徴とする緩衝
性包装箱の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1094151A JP2684412B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 緩衝性包装箱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1094151A JP2684412B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 緩衝性包装箱の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02282042A JPH02282042A (ja) | 1990-11-19 |
JP2684412B2 true JP2684412B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=14102382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1094151A Expired - Fee Related JP2684412B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 緩衝性包装箱の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684412B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4958664B2 (ja) * | 2007-07-12 | 2012-06-20 | ヤンマー株式会社 | 長物物品用コンテナ |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP1094151A patent/JP2684412B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02282042A (ja) | 1990-11-19 |
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Legal Events
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