JP2684092B2 - ハニカム材およびその製造方法 - Google Patents

ハニカム材およびその製造方法

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JP2684092B2 JP10743189A JP10743189A JP2684092B2 JP 2684092 B2 JP2684092 B2 JP 2684092B2 JP 10743189 A JP10743189 A JP 10743189A JP 10743189 A JP10743189 A JP 10743189A JP 2684092 B2 JP2684092 B2 JP 2684092B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ハニカム材に関する。
さらに詳しくは、高品質な、例えば、三次曲面等の複
雑な曲面を形成するのに適したハニカム材およびそのハ
ニカム材の製造方法に関する。
「従来の技術」、「発明が解決しようとする問題点」 ハニカム材は、一般に、成形容易、かつ重量比強度が
最も大きくなる等の特徴を有するため、展張成形手段に
よって成形された略正六角形状の中空柱状のセルの平面
適集合体よりなるものが多用されている。しかし、係る
ハニカム材により曲面状のハニカム材を形成する際、例
えば、曲面型に沿って展張方向(若しくは展張方向に直
交する方向、いわゆるリボン方向)に湾曲せしめた際、
ハニカム材の展張方向(若しくはリボン方向)に直交す
る方向、すなわち、リボン方向(若しくは展張方向)は
反対に上方に反り返り、鞍形状に歪み、曲面型にフイッ
トせず、これを無理な力を加えてフイットさせようとす
れば、セル壁が析損したり、また、セル壁の接合部に剥
離等が生ずるため、精度の高い曲面状のハニカム材を成
形することができなかった。
それ故、容易に曲面状に加工することが可能で、か
つ、高品質な曲面状のハニカム材を形成することができ
るハニカム材として、例えば、第7図に示す如く、略正
六角形状のセルの平面的集合体よりなる金属製のハニカ
ム材を、その展張方向に、さらに所定量オーバー展張す
ることにより成形された曲面状のハニカム材を形成する
のに適したハニカム材、すなわち、各セル21を形成する
セル壁22、23の折曲角が略90゜をなす略長方形状のセル
21の平面適集合体よりなる所謂オーバーエキスパンドコ
ア20。或いは、第8図に示す如く、所定の波形状に形成
された金属製の基材シート31を順次、隣接する前記基材
シート31における互いの各凹部32と各凸部33とが対応し
て当接する位置関係に配列すると共に、これらの各凹部
32と各凸部33との当接部を接着剤35等を介して接合し、
各基材シート31を重積することによって形成された所謂
フレキシブルコア30等が提供されていた。
しかし、前者にあっては、強度の小さいセル壁23が展
張方向Wに沿い連続して略一直線状に位置しており、か
つ、リボン方向Lに沿って位置する強度の大きいセル壁
22が展張方向WにセルサイズSの1/2ずつずれて位置し
ているので、例えば、曲面型に沿い、リボン方向Lに湾
曲せしめた際には、各セル21におけるセル壁22間の間隔
は、展張方向Wにおいては凹曲面、凸曲面何れの側でも
変化しないが、リボン方向L間においては凹曲面側で縮
まり、凸曲面側で開くように変移する。このようなセル
壁22のリボン方向L間の間隔の変移に伴い、展張方向W
に沿って位置するセル壁23は、その間隔が、特に、セル
サイズS方向の中心の位置において、大きく凹曲面側で
縮まり、凸曲面側で開くようねじれ変形を起こしつつ変
移する。ところで、これらセル壁23のねじれ変形は、殆
どセル壁23を形成する金属製の基材シートの弾性変形に
よって吸収されるもので、セル壁23の折損、セル壁22の
接合部に剥離等が生ずることなく、かつ、展張方向Wが
反り返すという事態が生ずることなく容易に曲面型にフ
イットするという特性を有する。しかし、一方、展張方
向Wに湾曲せしめる際には、展張方向Wには略一線状に
セル壁23が位置し、その状態が恰も一枚の板状に存在し
ているので、この方向に湾曲せしめるには曲げ剛性が大
きく、ために、展張方向Wに湾曲した曲面状のハニカム
材を形成することは極めて困難であるという欠点を有し
ていた。したがって、係るオーバーエキスパンドコア20
では、高品質な三次曲面等複雑な曲面状のハニカム材を
形成することはできなかった。
また、後者は極めて柔軟性に富み、三次曲面等複雑な
曲面状のハニカム材の形成も容易であるが、所定の波形
状に形成された基材シート31を、順次重積することによ
って成形するため、成形が極めて面倒でフレキシブルコ
ア30が高価となると共に、例えば、オーバーエキスパン
ドコア20等に比し、特に接合部の強度が劣るという欠点
を有していた。
故に、上記オーバーエキスパンドコア20、フレキシブ
ルコア30等の問題点を解消すべく、平面略鼓形状のセル
の平面的集合体よりなる金属製の曲面形成用のハニカム
材が提供されている。
この曲面形成用のハニカム材40は、第9図に示す如
く、平面略鼓形状をなす各セル41が、リボン方向Lに沿
って位置するセル41の展張方向Wの端面を形成するセル
壁42を、互いに対応当接せしめると共に、接着剤45等を
介して接合することにより、展張方向Wに沿って直列状
に配列されており、かつ、この一方の直列状に配列され
た各セル41に対して、展張方向Wに直交する方向(リボ
ン方向L)に隣接して位置する他方の直列状に配列され
た各セル41とは、展張方向Wに交互にセルサイズSの1/
2ずつずれて位置するよう配列されてなっている。
したがって、この曲面形成用のハニカムにあっては、
曲面状のハニカム材を形成するため、例えば、曲面型に
沿ってその展張方向Wに湾曲せしめた際、各セル41にお
けるリボン方向Lに沿って位置する二枚のセル壁42より
なる強度の大きいセル壁の展張方向W間の間隔は、凹曲
面側で縮まり、凸曲面側で開くよう変移する。このよう
な強度の大きいセル壁の展張方向W間の間隔の変移に伴
い、展張方向Wに沿ってジグザグ状に位置する一枚の基
材シートよりなり強度の小さい各セル壁43は、その間隔
が、特に、括れ部44において、凹曲面側で縮まり、凸曲
面側で開くようねじれ変形を起こしつつ変移する。とこ
ろで、これらセル壁43のねじれ変形は、殆どセル壁43を
形成する金属製の基材シートの弾性変形によって吸収さ
れるので、セル壁43が折損したり、また、セル壁42の接
合部に剥離等が生ずることはなく、容易の曲面型にフイ
ットする。もって、展張方向Wに曲率が大きく、かつ、
高品質な曲面状のハニカム材を形成することができる。
また、展張方向Wに湾曲せしめた際、各セル41の括れ
部44において、セル壁43間の間隔が凹曲面側で縮まり、
凸曲面側で開くよう各セル壁43がねじれ変形を起こしつ
つ変移するため、展張方向Wに湾曲された曲面状のハニ
カム材は、リボン方向Lにも自然に展張方向Wと同様に
所定量湾曲するよう変形する。したがって、高品質な三
次曲面等、複雑な曲面の曲面状のハニカム材を容易に形
成することができる。
しかし、この平面略鼓形状のセル41の平面的集合体よ
りなる曲面形成用のハニカム材40は、従来のオーバーエ
キスパンドコア20を、何らかの方法でリボン方向Lに圧
縮し、オーバーエキスパンドコア20の状態において、展
張方向Wに沿って略一直線状に位置していた一枚の基材
よりなる強度の小さいセル壁43を、各セル41において、
リボン方向Lに沿って位置する強度の大きいセル壁42と
の接続部に沿って、互いに近接するよう折曲することに
よって成形することは可能であるものの、只単に、リボ
ン方向Lに圧縮するのみでは、例えば、中央部と周縁部
等の区別なく、すべての部位に位置するセル41が均一な
略鼓形状を呈するハニカム材40を成形することは殆どで
きず、したがって、高品質な係るハニカム材40を成形す
るためには、例えば、オーバーエキスパンドコア20の各
セル21中の空気を均一に吸引することにより展張方向W
に沿って略平行に対向位置していたセル壁23を、特に、
各セル21の展張方向Wの中心部において、互いに近接す
るよう変移せしめると共に、リボン方向Lに均一、か
つ、徐徐に荷重を加える等することによって成形されて
いた。それ故、成形が極めて面倒であると共に、成形に
際して特殊な成形装置が必要のためにコスト高となると
いう問題が指摘されていた。また、特に成形するハニカ
ム材40のサイズが大きいものの場合あっては、特殊な成
形装置を用いて成形した場合であっても、中央部に位置
するセル41と周縁部に位置するセル41の形状が不揃いに
なり易い等、高品質なハニカム材40を成形することが困
難なため、自ずから成形可能なサイズが限定されという
難点が指摘されていた。
本発明は上述の事情に鑑みなされたものであって、そ
の目的とするところは、特殊な成形装置が不要で、容易
に高品質のものを成形することが可能であり、かつ、接
合部の強度にも優れ、しかも、特に大きなサイズのもの
の場合であっても、高品質のものの成形が容易に可能
な、例えば、三次曲面等、複雑な曲面状のハニカム材を
形成するのに適したハニカム材およびその製造方法を提
案することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、上記目的達成すべくなされたもので、その
技術的解決手段は次のとおりである。
請求項1の金属製のハニカム材は、展張成形手段によ
り成形されてなる中空柱状のセルの平面的集合体よりな
っている。
このハニカム材の各セルは、それぞれ平面において、
展張方向の中心部間の距離が、展張方向に直交する方向
(いわゆるリボン方向)に略沿って位置すると共に、互
いに対向位置する前記セルの展張方向の端面を形成する
セル壁の長さより長く形成され、かつ、展張方向の中心
を境として、対称的に折曲した略くの字形状をなしてい
る。
そして、これら略くの字形状をなす各セルが、折曲方
向を揃えると共に、互いの前記端面を形成するセル壁を
対応当接せしめて展張方向に沿い直列状に配列されてお
り、かつ、リボン方向に隣接して位置する一方の直列状
に配列された各セルと、他方の直列状に配列された各セ
ルとが、互いに折曲方向が逆方向をなしていると共に、
展張方向にセルサイズの1/2ずつ交互にずれて位置する
位置関係に配列されており、かつ、前記各対応当接する
互いのセル壁が、それぞれ接着剤等の接合材を介して接
合されてなっている。
次に、請求項2に係るハニカム材の製造方法は、次の
工程を有してなっている。
すなわち、先ず適宜接合材層形成工程を経て、その一
方の面に、所定のピッチ、かつ、所定幅の条線状に接着
剤等の接合材層が形成された所定枚数の金属製の基材シ
ートを準備し、 次に、これら所定枚数の基材シートを、前記接合材層
が、交互に前記ピッチ間の中心より若干ずれて位置すべ
く、順次重ねると共に、重ねられた各基材シートを、前
記各接合材層の位置毎で接合することにより重着してハ
ニカム材用積層体を形成し、 次に、このハニカム材用積層体を、直接若しくは前記
条線状に形成された接合材層に直交する方向に所定の長
さ毎に切断した後、前記基材シートの重着方向に引張り
力を加えて、一旦、前記接合材層間の距離が短い側の基
材シートによって形成されるセル壁が、展張方向に沿っ
て略一直線状態となるまでオーバー展張し、 次に、このオーバー展張により形成されたハニカム材
を、展張方向に直交する方向(いわゆるリボン方向)均
一に所定の荷重を加え圧縮して各セルを折曲する工程と
を有してなっている。
「作用」 本発明に係るハニカム材およびその製造方法は、上記
手段よりなるので、以下の如く作用する。
請求項1の金属製のハニカム材にあっては、このハニ
カム材を構成する平面略くの字形状をなす各セルが、折
曲方向を揃えると共に、対応当接する互いに展張方向の
セルの端面を形成するセル壁を接合材を介して接合し、
展張方向に沿って直列状に配列されており、かつ、リボ
ン方向に隣接して位置する直列状に配列された各セルと
は、互いに折曲方向が逆方向をなしていると共に、展張
方向にセルサイズ1/2ずつ交互にずれて位置する位置関
係に配列されている。したがって、展張方向に連続状態
に位置する各セルのセル壁、すなわち、ハニカム材用積
層体形成時、接合材層間に位置していた一枚の基材シー
トよりなる強度の小さいセル壁は、ジグザグ状に位置し
ている。また、リボン方向に略沿って位置する各セルの
セル壁、すなわち、互いに接合された二枚のセル壁より
なる強度の大きいセル壁は、展張方向にセルサイズの1/
2ずつ交互にずれて位置していると共に、リボン方向に
は、リボン方向に隣接して位置するセルの展張方向の中
心部、すなわち、セルの折曲部を隔てて略一直線状にそ
れぞれ位置している。
したがって、今このハニカム材を、例えば、曲面型に
沿い展張方向に湾曲せしめた際には、各セルにおけるリ
ボン方向に略沿って位置するセル壁、すなわち、二枚の
セル壁を接合材を介して接合することによって形成され
た強度の大きいセル壁の展張方向の間隔は、曲面型に接
する側、すなわち、凹曲面側で特に縮まるよう変移す
る。このような各セルにおけるリボン方向に略沿って位
置する強度の大きいセル壁の変移に移り、展張方向に沿
ってジグザグ状に位置する一枚の基材シートよりなる強
度の小さいセル壁は、特に、各セルの折曲部において、
曲面型に接する側、すなわち、凹曲面側で、共に著しく
セルがより折曲される方向にねじれ変形を起こしつつ変
移する。ところで、これら展張方向に沿ってジグザグ状
に位置する強度の小さいセル壁のねじれ変形は、殆どこ
れらのセル壁を形成する金属製の基材シートの弾性変形
によって吸収されるので、展張方向に沿ってジグザグ状
に位置する強度の小さいセル壁が折損したり、或いは、
リボン方向に略沿って位置する強度の大きいセル壁の接
合部が剥離する等の事態が生ずることはなく、容易に曲
面型にフイットする。
また、曲面型に沿って、そのリボン方向に湾曲せしめ
た際には、各セルにおけるリボン方向に略沿って位置す
る強度の大きいセル壁は、その間隔が展張方向において
は、曲面型に接する側、すなわち、凹曲面側およびその
反対側、すなわち、凸曲面側、何れの側においても変化
しないが、リボン方向においては、その間隔が、凹曲面
側で縮まり、凸曲面側で開くよう変移する。このような
リボン方向に略沿って位置する強度の大きいセル壁のリ
ボン方向の間隔の変移に伴い、各セルにおける展張方向
に沿ってジグザグ状に位置する強度の小さいセル壁は、
その間隔が、特にセルの折曲部において、著しく凹曲面
側で縮まると共に、凸曲面側で開くようねじれ変形を起
こしつつ変移する。ところで、これら展張方向に沿って
位置するセル壁のねじれ変形は、殆どこれらのセル壁を
形成する金沿製の基材シートの弾性変形によって吸収さ
れるので、展張方向に湾曲せしめた場合と同様、展張方
向に沿って位置するセル壁が折損したり、リボン方向に
略沿って位置するセル壁の接合部が剥離することもな
く、容易に曲面型にフイットする。
したがって、高品質な、例えば三次曲面等、複雑な曲
面状のハニカム材を容易に成形することができる。
また、請求項2のこの発明に係るハニカム材の製造方
法にあっては、従来の一般の展張成形手段によるハニカ
ム材の成形工程における適宜接合材層形成工程を経て、
その一方の面に、所定のピッチ、かつ、所定幅の条線状
に接合材層が形成された所定枚数の金属製の基材シート
を、形成された接合材層が、交互に前記ピッチ間の中心
より若干ずれて位置する位置関係に重ね、重ねられた各
基材シートを重着してハニカム材用積層体を形成し、こ
のハニカム材用積層体を必要に応じ、前記接合材層に直
交する方向に所定の長さ毎に切断した後、基材シートの
重着方向に引張り力を加えて、一旦、前記接合材層間の
距離が短い側の基材シートによって形成されるセル壁
が、展張方向に沿って略一直線状態となるまでオーバー
展張し、次に、このオーバー展張されたハニカム材を、
リボン方向に均一に所定の荷重を加え圧縮して各セルを
折曲することによってハニカム材は成形される。
したがって、この発明に係るハニカム材の製造方法に
あっては、基材シートに接合材層を形成する工程からハ
ニカム材用積層体をオーバー展張するまでの工程におけ
る成形手段については、ハニカム材用積層体を形成する
ための各基材シートの重着時、各基材シートを重ねる手
段においては若干異なるものの、従来のオーバーエキス
パンドコアと略同一成形手段により形成することができ
る。
このオーバー展張により形成されたハニカム材は、ハ
ニカム材用積層体の段階において、接合材層間の距離が
短い間の基材シートによって形成されたセル壁は、展張
方向に沿って略一直線状に位置しており、かつ、接合材
層間の距離が長い側の基材シートによって形成されたセ
ル壁は、各セルの展張方向の中心部でそれぞれ折曲さ
れ、展張方向にジグザグ状に位置している。また、互い
の基材シートを接合することによって形成されたリボン
方向に略沿って位置するセルの展張方向の端面を形成す
る強度の大きいセル壁は、展張方向にセルサイズの1/2
ずつ交互にずれて位置していると共に、リボン方向に
は、リボン方向に隣接して位置するセルの展張方向の中
心部を隔てて略一直線上にそれぞれ位置している(第6
図参照)。
そして、係るハニカム材を、次の工程において、その
リボン方向に、均一に所定の荷重を加えて圧縮すること
により、特に、リボン方向に略沿って位置している強度
の大きいセル壁が、互いに近接するようリボン方向に沿
いつつ変移することによって、展張方向に沿ってジグザ
グ状に位置しているセル壁が有していた復元力が助長さ
れ、このセル壁が、より大きく基材シートの状態にスプ
リングバックする方向に変移すると共に、このハニカム
材のリボン方向の長さが縮まることに起因して、展張方
向に沿って略一直線状に位置していたセル壁は、各セル
における展張方向の中心部において、このセル壁に対
し、対向して位置していると共に、中心部を頂点として
山形状に折曲されている前記展張方向に沿ってジグザグ
状に位置しているセル壁の方向へ引込まれるようリボン
方向に沿って位置する強度の大きいセル壁の側縁に沿っ
てそれぞれ折曲される。もって、一旦、オーバー展張し
た状態において、展張方向に沿って一直線状に位置して
いたセル壁は、すべてのセルにおける展張方向の中心部
において、このセル壁に折曲状態で対向位置しているセ
ル壁の復元力と、リボン方向に沿って位置するセル壁の
間隔が、すべて等しく近接するよう変移することによる
相乗作用により、略同一角度で折曲されるため、各セル
の形状が略同一な、平面略くの字形状のセルの平面的集
合体よりなる高品質なハニカム材が得られる。
したがって、従来のオーバーエキスパンドコアの成形
工程と略同一の成形工程に、リボン方向に均一に所定の
荷重を加えて圧縮する工程を追加するのみによって容易
に成形することができるので、従来の平面略鼓形状のセ
ルの平面的集合体よりなる曲面形成用のハニカム材の如
く、オーバーエキスパンドコアから曲面形成用のハニカ
ム材を成形する段階で必要であった。特殊な成形装置も
不要で、しかも、特に、大きなサイズのものの場合であ
っても、容易に高品質なハニカム材を成形することがで
きる。
「実施例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて説明
する。
先ず、請求項1のハニカム材について説明する。
第1図は、本発明に係るハニカム材の要部の平面図、
第2図および第3図は、それぞれ本発明に係るハニカム
材を用いて曲面状のハニカム材を形成した状態を示す説
明図であり、第2図は、要部の平面図、第3図は、第2
図のIII−III線に沿う矢視断面図である。
図において、1は後述の展張成形手段により形成され
たハニカム材であり、このハニカム材1は以下の如くな
っている。すなわち、このハニカム材1の各セル2は、
それぞれ平面において、展張方向Wの中心部間、すなわ
ち、セルサイズS方向の中心部間の距離が、展張方向W
に直交する方向、いわゆる、リボン方向Lに沿って互い
に平行に対向して位置するセル2の展張方向Wの端面を
形成するセル壁3の長さより長く形成されており、か
つ、これら各セルは2は、セルサイズS方向の中心を境
として、対称的に折曲した略くの字形状に形成されてい
る。
そして、これら略くの字形状をなす各セル2が、折曲
方向を揃えると共に、展張方向Wの端面を形成するセル
壁3を対応当接せしめて展張方向Wに沿って直列状に配
列されている。また、リボン方向Lに隣接して位置する
展張方向Wに沿って直列状に配列された各セル2は、一
方の直列状に配列された各セル2と、他方の直列状に配
列された各セル2とが、互いに折曲方向が逆方向をなし
ていると共に、展張方向WにセルサイズSの1/2ずつ交
互にずれて位置する位置関係、すなわち、一方の直列状
に配列された各セル2における折曲部4に、他方の直列
状に配列された各セル2におけるセル壁3の一端が位置
する位置関係に配列されている。そして、このように配
列された各セル2は、対応当接するセル壁3を接着材5
を介して互いに接着することによって形成された二枚の
セル壁3よりなる強度の大きいセル壁6を介して接続さ
れる。
7、8は、それぞれ各セル2の展張方向Wの端面を形
成する一方のセル壁と他方のセル壁であり、これら両セ
ル壁7、8は、共に、リボン方向Lに隣接して位置する
各セル2の展張方向Wの端面を形成するそれぞれの一方
のセル壁7と他方のセル壁8をも兼ねていると共に、各
セル2において、その中心部で異なる角度をもって同一
方向に折曲され、ここに、前記各セル2の折曲部4が形
成されている。そして、これら両セル壁7、8は、それ
ぞれ展張方向Wに沿ってジグザグ状に連続状態で位置し
ている。
なお、11は、セル壁3、一方のセル壁7、他方のセル
壁8を形成している基材シートであり、Sは、セル2の
セルサイズである。
ハニカム材1はこのようになっている。
したがって、第2図および第3図に示す如く、本発明
に係るハニカム材1を用いて曲面材のハニカム材10を成
形するにあたって、例えば、曲面型9に沿ってその展張
方向Wに湾曲せしめた際、各セル2におけるリボン方向
Lに沿って互いに平行に対向して位置する二枚のセル壁
3を接着剤5を介して接着することにより形成された強
度の大きいセル壁6の展張方向Wの間隔は、曲面型9に
接する側、すなわち、凹曲面側10aで特に縮まるよう変
移する。この強度の大きいセル壁6の変移に伴い、展張
方向Wに沿ってジグザグ状に位置する一枚の基材シート
11(第1図参照)よりなる強度の小さい一方のセル壁7
および他方のセル壁8は、特に、各セル2の折曲部4に
おいて、共に、凹曲面側10aにおいて著しくセル2がよ
り折曲される方向にねじれ変形を起こしつつ変移する。
ところで、これら展張方向Wに沿ってジグザグ状に位置
する一方のセル壁7、他方のセル壁8のねじれ変形は、
殆どこれらのセル壁7、8を形成している金属製の基材
シート11の弾性変形によって吸収されるので、これら一
方のセル壁7、他方のセル壁8が折損したり、或いは、
リボン方向Lに沿って位置する強度の大きいセル壁6の
接着部が剥離する等の事態が生ずることはなく、容易に
曲面型9にフイットする。
また、曲面型9に沿って、そのリボン方向Lに湾曲せ
しめた際には、各セル2におけるリボン方向Lに沿って
位置する強度の大きいセル壁6の間隔は、展張方向Wに
おいては、凹曲面側10aおよびその反対側、すなわち、
凸曲面側10b、何れの側においても変化しないが、リボ
ン方向Lにおいては、その間隔が、凹曲面側10aで縮ま
り、凸曲面側で開くよう変移する。この強度の大きいセ
ル壁6の変移に伴い、展張方向Wに沿ってジグザグ状に
位置する強度の小さい一方のセル壁7および他方のセル
壁8は、その間隔が、特にセル2の折曲部4において、
著しく凹曲面側10aで縮まると共に、凸曲面側10bで開く
ようねじれ変形を起こしつつ変移する。ところで、これ
ら展張方向Wに沿ってジグザグ状に位置する一方のセル
壁7、他方のセル壁8のねじれ変形は、殆どこれらセル
壁7、8を形成している金属製の基材シート11の弾性変
形によって吸収されるので、展張方向Wに湾曲せしめた
場合と同様、一方のセル壁7、他方のセル壁8が折損し
たり、強度の大きいセル壁6の接着部が剥離することも
なく、容易に曲面型9にフイットする。
したがって、高品質な、例えば三次曲面等、複雑な曲
面状のハニカム材10を容易に成形することができる。
次に、請求項2のハニカム材の製造方法について説明
する。
第4図は、接着剤が塗布された状態の基材シートの平
面図、第5図は、ハニカム材用積層体を形成する工程を
示す正面説明図、第6図は、オーバー展張された状態の
ハニカム材を示す要部の平面図である。
先ず、例えば、適宜移送手段(図示せず)を介して連
続的に移送されてくるアルミ合金箔等の金属製長尺基材
シートの一方の面に、適宜接着材塗布手段(図示せず)
により、例えば、塗布された接着剤5が長尺基材シート
の長手方向に沿って位置すべく、その幅方向に所定の塗
布ピッチP毎に、所定幅の条線状に接着剤5が塗宇野さ
れた長尺基材シートを、その長手方向に所定の長さ毎
に、その幅方向に沿って切断することによって、第4図
に示す如く、その幅方向に所定の塗布ピッチP毎に、長
手方向に沿って所定幅の条線状に接着剤5が塗布された
基材シート11を形成する。
次に、このようにして形成された所定枚数の基材シー
ト11を、第5図に示す如く、基材シート11に塗布された
接着剤5が、一枚置きに塗布ピッチPの中心位置より僅
かにずれて位置する位置関係、すなわち、P1の長さが塗
布ピッチPの1/2の長さより僅かに短く、かつ、P2の長
さが塗布ピッチPの1/2の長さより僅かに長くなる位置
関係に、交互に重ね、最後に接着剤5が塗布されていな
い基材シート11を重ねた後、このように重ねられた所定
枚数の基材シート11を加圧、加熱することによって、互
いに隣接して位置する基材シート11が、それぞれ一方の
基材シート11面に塗布されていた接着剤5の位置におい
て接着されることにより、所定枚数の基材シート11は重
着され、ハニカム材用積層体12が形成される。なお、所
望のセルサイズSのハニカム材1を成形するため、ハニ
カム材用積層体12を形成するにあたって、基材シート11
を重ねる際、基材シート11に塗布された接着剤5をずら
して位置させる距離については、成形するハニカム材1
のセルサイズS等によって設定すればよく、例えば、セ
ルサイズSが略21mmのハニカム材1を成形するため、塗
布ピッチPが48mmで、塗布幅が12mmに接着剤5が塗布さ
れた基材シート11によってハニカム材用積層体12を形成
する場合、P1が23mm、P2が25mmとなるよう基材シート11
を重ねることによって目的のハニカム材1を成形するこ
とができる。
このようにして形成されたハニカム材用積層体12を、
次に、直接若しくは条線状に位置する接着部に直交する
方向、すなわち、素材シート11に塗布されていた接着剤
5に直交する方向に所定の長さ毎に切断した後、基材シ
ート11の重着方向、すなわち、展張方向Wに引張り力を
加えて展張し、P1側の基材シート11、すなわち、接着剤
5間の距離が短い一枚の基材シート11により形成される
各セル14の展張方向Wに沿って位置するの長さの短い側
の端面を形成する一方のセル壁7が、展張方向Wに沿っ
て略一直線状態となるまでオーバー展張することによっ
て、オーバー展張された状態のハニカム材13を形成す
る。
ところで、このオーバー展張された状態のハニカム材
13は、第6図に示す如く、ハニカム材用積層体12の段階
において、接着剤5間の距離が短い側の基材シート11に
よって形成された各セル14の展張方向Wの一方の端面を
形成する一方のセル壁7は、展張方向Wに沿って略一直
線状に位置しており、この一方のセル壁7に対向して位
置する接着剤5間の距離が長い側の基材シート11によっ
て形成された各セル14の展張方向Wの他方の端面を形成
する他方のセル壁8は、各セル14の展張方向の中心部、
すなわち、セルサイズS方向の中心部でそれぞれ同一角
度で折曲されていると共に、展張方向Wに沿ってジグザ
グ状に連続状態で位置している。また、互いの基材シー
ト11を接着剤5を介して接着することによって形成され
たリボン方向Lに沿って位置するセル14の展張方向Wの
端面を形成する二枚のセル壁3よりなる強度の大きいセ
ル壁6は、展張方向Wに交互にセルサイズSの1/2ずつ
ずれて位置していると共に、リボン方向Lには、リボン
方向L方向に隣接して位置するセル14のセルサイズS方
向の中心部を隔てて一直線上にそれぞれ位置しており、
恰も変形五角形状のセル14の平面的集合体よりなってい
る。
そして、次の工程において、一旦、オーバー展張され
た状態のハニカム材13を、そのリボン方向Lに、均一に
所定の荷重を加えて圧縮する。すると、リボン方向Lに
沿って位置している強度の大きいセル壁6が、互いに近
接するようリボン方向Lに沿いつつ変移することが主因
となって、展張方向Wに沿ってジグザグ状に位置してい
る他方のセル壁8が有していた復元力が助長され、この
他方のセル壁8が、より大きくハニカム材用積層体12の
時点における基材シート11の状態にスプリングバックす
る方向に変移すると共に、また、同時に、オーバー展張
された状態のハニカム材13のリボン方向Lの長さが縮ま
ることに起因して、展張方向Wに沿って略一直線状に位
置していた一方のセル壁7は、各セル14におけるセルサ
イズS方向の中心部において、この一方のセル壁7に対
し、対向位置していると共に、セルサイズS方向の中心
部を頂点として山形状に折曲されている展張方向Wに沿
ってジグザグ状に位置している他方のセル壁8の方向へ
引込まれるようリボン方向Lに沿って位置する強度の大
きいセル壁6の側縁に沿って折曲される。もって、オー
バー展張された状態のハニカム材13の時点において、展
張方向Wに沿って一直線状に位置していた一方のセル壁
7は、すべてのセル14におけるセルサイズS方向の中心
部において、この一方のセル壁7に対して、折曲状態で
対向位置している他方のセル壁8の復元力と、リボン方
向Lに沿って位置する強度の大きいセル壁6の間隔が、
すべて等しく近接するよう変移することによる相乗作用
により、同一角度で折曲されるため、第1図に示す如
く、各セル2の形状が等しい平面略くの字形状のセル2
の平面的集合体よりなる高品質なハニカム材1が得られ
る。
したがって、この発明に係るハニカム材1の製造方法
にあっては、接着剤5が所定の状態に塗布された基材シ
ート11を形成する工程からハニカム材用積層体12をオー
バー展張して、一旦、オーバー展張された状態のハニカ
ム材13を形成するまでの工程における成形手段について
は、ハニカム材用積層体12を形成するための各基材シー
トの重着時、各基材シート11を重ねる手段において若干
異なるものの、従来のオーバーエキスパンドコア(第7
図参照)と略同一成形手段によって形成することが可能
であり、このようにして形成されたオーバー展張された
状態のハニカム材13を、そのリボン方向Lに均一に所定
の荷重を加えて圧縮する工程を加えるのみによって成形
することができるので、その成形は容易である。
「発明の効果」 以上、詳述した如く、本発明に係るハニカム材および
その製造方法によれば、次の効果を発揮すする。
請求項1のハニカム材にあっては、このハニカム材
を、その展張方向、或いは、リボン方向等何れの方向に
湾曲せしめた際にも、セル壁が折損したり、セル壁の接
合部が剥離する等の事態が生ずることはなく容易に曲面
型にフイットする。もって、容易に高品質な、例えば、
三次曲面等、複雑な曲面の曲面状のハニカム材を形成す
ることができる。
また、請求項2のハニカム材の製造方法にあっては、
従来のオーバーエキスパンドコアと略同一の成形手段
に、リボン方向に均一に所定の荷重を加えて圧縮する工
程を追加するのみによって成形することができるので、
成形にあたって、特殊な成形装置等を要せず、特に、大
きなサイズのものの場合であっても、容易に高品質なハ
ニカム材の成形が可能なため、成形されたハニカム材が
コスト高となることはない。しかも、成形されたハニカ
ム材は接合強度にも優れている。
このように、この種従来例に存した問題点が一掃され
る等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本発明に係るハニカム材の実施例
を示すもので、第1図は、本発明に係るハニカム材の要
部の平面図、第2図および第3図は、それぞれ本発明に
係るハニカム材を用いて曲面状のハニカム材を形成した
状態を示す説明図であり、第2図は、要部の平面図、第
3図は、第2図のIII−III線に沿う矢視断面図である。 第4図乃至第6図は、本発明に係るハニカム材の製造方
法の実施例の説明に供する図面を示すもので、第4図
は、接着剤が塗布された状態の基材シートの平面図、第
5図は、ハニカム材用積層体を形成する工程を示す正面
説明図、第6図は、オーバー展張された状態のハニカム
材を示す要部の平面図である。 第7図乃至第9図は、それぞれ従来例を示すもので、第
7図は、オーバーエキスパンドコアの要部の平面図、第
8図は、フレキシブルコアの要部の平面図、第9図は、
曲面形成用のハニカム材である。 1……ハニカム材、2……セル、3……セル壁(セルの
展張方向の端面を形成するセル壁)、4……折曲部、5
……接着材、6……強度の大きいセル壁、7……一方の
セル壁(セルの展張方向の一方の端面を形成するセル
壁)、8……他方のセル壁(セルの展張方向の他方の端
面を形成するセル壁)、9……曲面型、10……曲面状の
ハニカム材、10a……凹曲面側、10b……凸曲面側、11…
…基材シート、12……ハニカム材用積層体、13……オー
バー展張された状態のハニカム材、14……セル(オーバ
ー展張された状態のハニカム材のセル)、P……塗布ピ
ッチ、S……セルサイズ、L……リボン方向、W……展
張方向。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】展張成形手段により成形されてなる中空柱
    状のセルの平面的集合体よりなる金属製のハニカム材で
    あって、前記各セルは、それぞれ平面において、展張方
    向の中心部間の距離が、展張方向に直交する方向に略沿
    って位置すると共に、互いに対向位置する前記セルの展
    張方向の端面を形成するセル壁の長さより長く形成さ
    れ、かつ、展張方向の中心を境として、対称的に折曲し
    た略くの字形状をなしており、該略くの字形状をなす各
    セルが、折曲方向を揃えると共に、互いの前記端面を形
    成するセル壁を対応当接せしめて展張方向に沿い直列状
    に配列されてなり、かつ、展張方向に直交する方向に隣
    接して位置する一方の前記直列状に配列された各セル
    と、他方の直列状に配列された各セルとが、互いに折曲
    方向が逆方向をなしていると共に、展張方向にセルサイ
    ズの1/2ずつ交互にずれて位置する位置関係に配列され
    ており、かつ、前記各対応当接する互いのセル壁が、そ
    れぞれ接着剤等の接合材を介して接合されてなることを
    特徴とするハニカム材。
  2. 【請求項2】適宜接合材層形成工程を経て、その一方の
    面に、所定のピッチ、かつ、所定幅の条線状に接着剤等
    の接合材層が形成された所定枚数の金属製の基材シート
    を、前記接合材層が、交互に前記ピッチ間の中心より若
    干ずれて位置すべく、順次重ねると共に、重ねられた各
    基材シートを、前記各接合材層の位置毎で接合すること
    により重着してハニカム材用積層体を形成し、該ハニカ
    ム材用積層体を、直接若しくは前記条線状に形成された
    接合材層に直交する方向に所定の長さ毎に切断した後、
    前記基材シートの重着方向に引張り力を加えて、一旦、
    前記接合材層間の距離が短い側の基材シートによって形
    成されるセル壁が、展張方向に沿って略一直線状態とな
    るまでオーバー展張し、次に、該オーバー展張により形
    成されたハニカム材を、展張方向に直交する方向に均一
    に所定の荷重を加え圧縮して各セルを折曲する工程とを
    有してなることを特徴とするハニカム材の製造方法。
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