JP2680224B2 - 立体形状検出方法およびその装置 - Google Patents

立体形状検出方法およびその装置

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JP2680224B2 JP4167889A JP16788992A JP2680224B2 JP 2680224 B2 JP2680224 B2 JP 2680224B2 JP 4167889 A JP4167889 A JP 4167889A JP 16788992 A JP16788992 A JP 16788992A JP 2680224 B2 JP2680224 B2 JP 2680224B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三角測量法に基づいて
被検出物までの距離を光学的に測定することによって、
被検出物の3次元形状を検出する立体形状検出方法およ
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被検出物の3次元形状を光学的に検出す
る従来技術として、図23に示すように、被検出物1の
表面に多数の光点LSよりなる光パターンが形成される
ように投光装置2により光ビームを投射するとともに、
光ビームの投射方向とは異なる方向から各光点LSの像
をテレビカメラのように2次元の位置情報が得られる検
出装置3によって撮像し、各光点LSの受光面での結像
位置と、既知の距離に設定した仮想平面上に形成される
基準の光点の受光面での結像位置との相対関係に基づい
て、被検出物の表面の形状を検出することが考えられて
いる(特公平4−7806号公報参照)。
【0003】上述したような、被検出物1の表面に2次
元的に多数の光点LSを形成する従来技術では、各光点
LSを区別する情報が存在しないから、被検出物1が検
出装置3の一つの視線上に複数の光点LSが並ぶような
表面形状を有しているときには、どの光点LSの像であ
るのかを識別することができず、結果的に光点LSまで
の距離が計測できないことになる。このような問題を解
決しようとすれば、隣接する光点LSの間隔を大きくす
ることが考えられるが、光点LSの間隔が大きくなるほ
ど被検出物1の表面上での単位面積当たりの測定点の数
が減少して形状の検出精度が低下することになる。ま
た、検出装置3としてテレビカメラを用いているから、
受光面の面積を大きくすることは技術的に限界があり、
目的に応じて受光面の大きさを変えることはできない。
すなわち、被測定物1の測定範囲に応じて受光面の大き
さを設定することができないから、被測定物1の測定範
囲が広くなるほど、被測定物1と仮想平面との距離差に
対する光点LSの変位量の比が小さくなり、結果的に、
分解能や測定精度が低下することになる。
【0004】一方、被検出物1の表面で点状の光パター
ン(光点)を走査することによって被検出物1の立体形
状を検出する従来技術もある。一つの光点を走査すれ
ば、検出装置3の視線上で複数の光点が重なるという問
題は発生しないから、形状の検出精度は高くなる。一つ
の光点を走査し、かつ、比較的広い測定面積に対応する
従来技術としては、図24に示すように、被検出物1か
らの反射光を投光装置2から被検出物1に投射する光ビ
ームの走査に同期するように偏向させた後に検出装置3
に導入することが考えられている(米国特許第4,62
7,734号)。光ビームと反射光とを同期させて偏向
する構成としては、固定的に配置された投射鏡M1 およ
び検出鏡M2 に多面体鏡M3 の異なる2面を対面させ、
多面体鏡M3 を回転させるものや、多面体鏡M3 を用い
ずに投射鏡M1 および検出鏡M2 を揺動させるものなど
が考えられている。
【0005】しかしながら、上記技術を採用するには、
光学系に可動な反射鏡を設ける必要があり、かつ、投射
光および反射光を各反射鏡M1 〜M3 によって同期させ
て偏向する必要があるから、光学系の構成が複雑になる
という問題が生じる。また、被検出物1の測定面積に応
じて検出装置3の受光面の面積を容易に設計変更するこ
とができる構成として、図25に示すように、光点の像
である受光パターンの移動方向の一直線上に検知エレメ
ント330L〜337L,330H〜337Hとして光ファイバ
36の光導入面を2列に並べるとともに、各検知エレメ
ント330L〜337L,330H〜337Hを各列ごとに8群
に分割し、各群ごとに光合波器である出力エレメント3
0L〜347L,340H〜347Hに光結合した構成もある
(特開昭64−20409号公報)。各出力エレメント
340L〜347L,340H〜347Hは光電素子に結合さ
れ、光点の像である受光パターンが形成された検知エレ
メント330L〜337L,330H〜337Hの位置に対応す
る電気信号が得られるようになっている。
【0006】この構成では、受光パターンの移動方向に
直交する方向の各行をそれぞれ区別できるように、各行
に属する検知エレメント330L〜337L,330H〜33
7Hに対応する出力エレメント340L〜347L,340H
347Hの組み合わせを各行ごとに異ならせている。たと
えば、図25では左列と右列との各検知エレメント33
0L〜337L,330H〜337Hがそれぞれ8個の出力エレ
メント340L〜347L,340H〜347Hに光結合されて
いるのであって、各出力エレメント340L〜347L,3
0H〜347Hに対応する各検知エレメント330L〜33
7L,330H〜337Hにそれぞれ0〜7までのコードが付
与するとすれば、右列では0〜7のコードの検知エレメ
ント330L〜337Lが循環的に配列され、左列の各検知
エレメント330H〜337Hは、右列における0〜7の検
知エレメント330L〜337Lの一巡ごとにのコードが1
ずつ変わるように配列されるのである。したがって、受
光パターンの移動方向(図の上下方向)に直交する各行
は、00〜77までの64通りのコードが付与されるこ
とになり、各別に識別できることになる。
【0007】要するに、右列と左列とにそれぞれ対応す
る出力エレメント340L〜347L,340H〜347Hのう
ち受光パターンを検出したものの組み合わせによって、
どの位置に受光パターンが形成されているかを特定でき
る。この構成では、64位置を特定するために16個の
出力エレメント340L〜347L,340H〜347Hがあれ
ばよく、また、被検出物1の測定面積に応じて検知エレ
メント330L〜337L,330H〜337Hおよび出力エレ
メント340L〜347L,340H〜347Hの個数を増減さ
せて設計を容易に変更することができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、検知エレメ
ント330L〜337L,330H〜337Hと出力エレメント
340L〜347L,340H〜347Hとを用いた上記構成で
は、被検出物1の測定面積に応じて設計を容易に変更す
ることができるとはいうものの、測定面積が大きくなれ
ば出力エレメント340L〜347L,340H〜347Hの個
数が多くなるという問題がある。すなわち、被検出物1
の測定面積を広げるために受光パターンの移動方向の長
さを長くすると、コードの数を増やすことが必要になっ
て、出力エレメント340L〜347L,340H〜347H
個数も増加するという問題が生じるのである。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、被検出物の測定面積が大きくても形状の検出
精度や測定精度を高くすることができる立体形状検出方
法を提供し、また、被検出物の測定面積が大きくても受
光素子の個数を増やすことなく対応することができるよ
うにした立体形状検出装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、被検出物の表面に光ビームを投
射して被検出物の表面上で光パターンを移動させ、光パ
ターンを投射方向とは異なる方向から観測し光パターン
の像として受光面に形成した受光パターンの位置に基づ
いて被検出物の表面の立体形状を検出する方法におい
て、受光面を多数の検知域に分割し、各検知域を既定の
複数の出力群のいずれかに対応付けて、既定の基準面に
対する被検出物の表面の変位量に応じて受光パターンが
変位する方向に並ぶ検知域を、検知域に対応する出力群
が循環するように配列し、基準面への光ビームの各投射
位置に対応した各受光パターンが形成される検知域をそ
れぞれ基準域とし、被検出物の表面に同じ投射位置の光
ビームを投射したときに受光パターンが形成される検知
域の範囲を、基準域を含みかつ各出力群に対応付けた検
知域が一巡する範囲以内に制限し、この制限範囲内で受
光パターンが形成された検知域に対応する出力群を求め
ることによって、光ビームの投射位置と出力群とに基づ
いて受光パターンが形成されている検知域を特定し、特
定した検知域と基準域との相対位置に基づいて光ビーム
の各投射位置に対応した被検出物の表面の基準面からの
変位量を求めるのである。
【0011】請求項2の発明は、被検出物の表面に光ビ
ームを投射して被検出物の表面上で光パターンを移動さ
せ、光パターンを投射方向とは異なる方向から観測し光
パターンの像として受光面に形成した受光パターンの位
置に基づいて被検出物の表面の立体形状を検出する方法
において、受光面を多数の検知域に分割して、基準面に
対する被検出物の表面の変位量に応じて受光パターンが
変位する方向の一直線上に多数の検知域を配列するとと
もに、その列方向に直交する方向でかつ互いに平行に複
数列の検知域を配列し、各検知域を各列ごとに既定した
出力群のいずれかに対応付けて列方向に直交する方向に
並ぶ各検知域に対応する出力群の組にコードを付与して
列方向において所定個数ずつ循環するように各列の検知
域を配列し、列方向に直交する方向に並ぶ検知域に跨が
るように受光パターンを形成するとともに、基準面への
光ビームの各投射位置に対応した各受光パターンが形成
される検知域の組をそれぞれ基準域とし、被検出物の表
面に同じ投射位置の光ビームを投射したときに受光パタ
ーンが形成される検知域の組の範囲を、基準域を含みか
つ各出力群の組に対応付けた検知域の組が一巡する範囲
以内に制限し、この制限範囲内で受光パターンが形成さ
れた検知域の組に対応する出力群の組を求めることによ
って、光ビームの投射位置と出力群の組とに基づいて受
光パターンが形成されている検知域の組を特定し、特定
した検知域の組と基準域との相対位置に基づいて光ビー
ムの各投射位置に対応した被検出物の表面の基準面から
の変位量を求めるのである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、被検出物の表面の主要面に基準面を
設定し、被検出物の主要面に対する凹凸形状に基づい
て、基準域に対する検知域の制限範囲を決定することを
特徴としている。請求項4の発明は、請求項1または請
求項2の発明において、制限範囲に相当する検知域以外
の検知域への入射光を遮光することを特徴としている。
【0013】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、基準面に対する被検出物の表面の変位量に応じて受
光パターンが変位する方向の一直線上に多数の検知域を
列設するとともに、その列方向に交差する方向に多数列
の検知域を列設して、少なくとも列方向では対応する出
力群が循環するように配列し、点状の光パターンを被検
出物の表面上で互いに交差する2方向に走査することを
特徴としている。
【0014】請求項6の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、基準面に対する被検出物の表面の変位量に応じ
て受光パターンが変位する方向の一直線上に多数の検知
域を列設するとともに、その列方向に交差する方向に多
数列の検知域を列設して、少なくとも列方向では対応す
る出力群が循環するように配列し、被検出物の表面上で
スリット状の光パターンを走査してスリット状の受光パ
ターンを列方向に移動させることを特徴としている。
【0015】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、各走査方向に対応する受光パターン
の移動方向にそれぞれ検知域を列設し、列方向に交差す
る方向に並ぶ検知域は対応する出力群を同一としたこと
を特徴とする。請求項8の発明は、請求項5または請求
項6の発明において、各走査方向に対応する受光パター
ンの移動方向にそれぞれ検知域を列設し、各検知域につ
いて列方向に交差する方向では列方向とは別に既定した
複数の出力群のいずれかに対応付けたことを特徴とす
る。
【0016】請求項9の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、各走査方向に対応する受光パターン
の移動方向にそれぞれ検知域を列設し、列方向の各一列
の検知域についてそれぞれ別の出力群を既定したことを
特徴とする。請求項10の発明は、請求項6ないし請求
項9の発明において、受光パターンが形成されている検
知域を含む列方向の一つの直線上に並ぶ検知域以外への
入射光を遮光することを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項1ないし請求
項10の発明において、各投射位置における光ビームの
投射方向は互いに平行とされて成ることを特徴とする。
請求項12の発明は、立体形状検出装置の発明であっ
て、被検出物の表面に光ビームを投射して被検出物の表
面上で互いに交差する2方向に点状の光パターンを走査
する投光装置と、光パターンを投射方向とは異なる方向
から受光レンズを通して観測し光パターンの像として受
光面に形成した受光パターンの位置を検出する位置検出
センサを備えた検出装置と、検出装置により検出した受
光パターンの位置に基づいて被検出物の表面の立体形状
を検出する演算処理部とを備える立体形状検出装置にお
いて、位置検出センサは既定の基準面に対する被検出物
の表面の変位量に応じて受光パターンが変位する方向の
一直線上に並ぶ多数の検知エレメントを備え、その方向
の各検知エレメントは配列方向に沿って複数の出力エレ
メントに順次循環的に対応付けられていて、受光パター
ンの形成された検知エレメントに対応する出力エレメン
トを通して受光パターンの位置情報を演算処理部に入力
し、演算処理部は、基準面への光ビームの各投射位置に
対応した各受光パターンが形成される検知エレメントを
それぞれ基準エレメントとして記憶する基準位置記憶部
と、被検出物の表面に同じ投射位置の光ビームを投射し
たときに受光パターンが形成される検知エレメントの範
囲を、基準エレメントを含みかつ各出力エレメントに対
応付けた検知エレメントが一巡する範囲以内に制限する
検出領域設定部と、この制限範囲内で受光パターンが形
成された検知エレメントに対応する出力エレメントを求
めて、光ビームの投射位置と出力エレメントとに基づい
て受光パターンが形成されている検知エレメントを特定
し、特定した検知エレメントと基準エレメントとの相対
位置に基づいて光ビームの各投射位置に対応した被検出
物の表面の基準面からの変位量を求める距離変換部とを
備えるのである。
【0018】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、各検知エレメントは、受光面の面内において配
列方向に直交する方向の寸法が配列方向の寸法よりも大
きい細長形状に形成されていて、光パターンの全走査範
囲に亙って受光パターンが入射されることを特徴とする
のである。請求項14の発明は、請求項12の発明にお
いて、受光レンズは、検知エレメントの配列方向に沿っ
て湾曲する曲面を有したシリンドリカルレンズであるこ
とを特徴とする。
【0019】請求項15の発明は、請求項12の発明に
おいて、位置検出センサの受光面の前方に配設した反射
鏡を通して受光パターンを受光面に形成するように、光
ビームの投射位置に連動して反射鏡を揺動させる受光用
偏向装置を設けたことを特徴とする。請求項16の発明
は、基準面を受光レンズの光軸に直交するように設定
し、検知エレメントの配列方向における基準面の上での
視野の長さと受光レンズの倍率との積を、一巡当たりの
検知エレメントの個数と各検知エレメントの間の配列ピ
ッチとの積で除算して求めた循環回数で、検知エレメン
トを配列したことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の方法では、受光面を多数の検知域に
分割し、各検知域を既定の複数の出力群のいずれかに対
応付けて、既定の基準面に対する被検出物の表面の変位
量に応じて受光パターンが変位する方向に並ぶ検知域
を、検知域に対応する出力群が循環するように配列した
ことによって、少数の出力群に多数の検知域を対応付け
ることが可能になる。この場合に、同じ出力群の検知域
を含まない範囲内に制限すれば、受光パターンが形成さ
れている検知域を特定することが可能である。すなわ
ち、基準面への光ビームの各投射位置に対応した各受光
パターンが形成される検知域をそれぞれ基準域とし、被
検出物の表面に同じ投射位置の光ビームを投射したとき
に受光パターンが形成される検知域の範囲を、基準域を
含みかつ各出力群に対応付けた検知域が一巡する範囲以
内に制限するのである。この方法を採用したことによっ
て、基準域に対して受光パターンが形成されている検知
域との相対位置を求めることができ、被検出物の表面の
基準面からの変位量を求めることができるのである。ま
た、被検出物の表面の基準面からの最大変位量に応じて
出力群が一巡する検知域の寸法を設定し、変位量に関す
る分解能に応じて単位長さ当たりの出力群の個数を設定
すれば、必要に応じて測定レンジや分解能を設定するこ
とができる。
【0021】請求項2の方法によれば、受光パターンの
移動方向に直交する方向において検知域を互いに平行に
なるように複数列に配列するとともに、受光パターンを
検知域の複数列に跨がるように形成するから、受光パタ
ーンの移動方向に直交する方向に並ぶ検知域の組み合わ
せによって、検知域の位置が特定されることになる。す
なわち、循環的に配列されている検知域の一巡当たりの
個数を多くして、測定レンジや分解能を高くとることが
できるようにしながらも、出力群を組み合わせて用いる
ことによって、比較的少数の出力群に多数の検知域を対
応付けることが可能になる。
【0022】請求項3の方法によれば、被検出物の表面
の主要面に基準面を設定し、被検出物の主要面に対する
凹凸形状に対応するように基準域に対する検知域の制限
範囲を決定しているから、被検出物の表面形状に応じた
最大の測定レンジで立体形状を検出することが可能にな
る。請求項4の方法によれば、制限範囲に相当する検知
域以外の検知域への入射光を遮光することによって、外
乱光の影響を除去することができ、誤測定の可能性を低
減できることになる。
【0023】請求項5の方法によれば、検知域を面上に
配列し、かつ点状の光パターンを被検出物の表面上で互
いに交差する2方向に走査することによって、被検出物
の表面を面として検出し、この面についての立体形状を
検出できることになる。請求項6の方法によれば、検知
域を面上に配列し、かつスリット状の光パターンを被検
出物の表面上で走査することによって、点状の光パター
ンを走査する場合に比較して被検出物の表面の立体形状
を短時間で検出することが可能になるのである。
【0024】請求項7の方法によれば、各走査方向に対
応する受光パターンの移動方向にそれぞれ検知域を列設
し、列方向に交差する方向に並ぶ検知域は対応する出力
群を同一としているから、面上に検知域を配列しながら
も、少数の出力群に対応付けることが可能になる。請求
項8の方法によれば、各走査方向に対応する受光パター
ンの移動方向にそれぞれ検知域を列設し、各検知域につ
いて列方向に交差する方向では列方向とは別に既定した
複数の出力群のいずれかに対応付けているから、検知域
の各配列方向について受光パターンの位置を特定するこ
とができ、請求項7に比較して受光パターンの位置を検
出する処理が簡単になる。
【0025】請求項9の方法によれば、各走査方向に対
応する受光パターンの移動方向にそれぞれ検知域を列設
し、列方向の一列の検知域についてそれぞれ別の出力群
を設定しているから、列方向に交差する方向については
各並びごとに受光パターンの位置を特定でき、受光パタ
ーンの位置の特定が一層容易になる。また、列方向に交
差する方向については複数の検知域に跨がって受光パタ
ーンが形成されていても特定することができるから、請
求項6の方法と結合すれば、被検出物の表面の立体形状
をさらに短時間で検出できることになる。
【0026】請求項10の方法によれば、受光パターン
が形成されている検知域を含む列方向の一つの直線上に
並ぶ検知域以外への入射光を遮光することによって、外
乱光の影響を受けにくくすることができ、結果的に誤測
定の可能性を低減できるのである。請求項11の方法に
よれば、各投射位置における光ビームの投射方向が互い
に平行になっているから、被検出物の表面への光ビーム
の入射角が投射位置にかかわらず一定になり、変位の演
算が容易になるのである。
【0027】請求項12の構成は、請求項1の方法に対
応する装置であって、多数の検知エレメントを用いて広
範囲かつ高精度に立体形状を検出しながらも、少数の出
力エレメントからの出力を処理するだけであるから、構
成が簡単になるとともに、演算処理も容易になるのであ
る。請求項13の構成によれば、各検知エレメントを、
受光面の面内において配列方向に直交する方向の寸法が
配列方向の寸法よりも大きい細長形状に形成しているか
ら、点状の光パターンを被検出物の表面上で2方向に走
査する場合であっても、1列の検知エレメントのみによ
って受光パターンの位置を検出することができるのであ
る。
【0028】請求項14の構成によれば、検知エレメン
トの配列方向に沿って湾曲する曲面を有したシリンドリ
カルレンズを受光レンズとして用いるから、点状の光パ
ターンを被検出物の表面上で2方向に走査する場合であ
っても、1列の検知エレメントで対応することができ、
また、受光レンズとしてシリンドリカルレンズを用いる
だけであるから、被検出物の表面を面として検出しなが
らも、受光光学系の構成を簡単なものとすることができ
る。
【0029】請求項15の構成によれば、位置検出セン
サの受光面の前方に配設した反射鏡を光ビームの投射位
置に連動して揺動させることによって、検知エレメント
に受光パターンを形成するものであるから、点状の光パ
ターンを被検出物の表面上で2方向に走査する場合であ
っても、1列の検知エレメントで対応することができる
のである。
【0030】請求項16の構成では、検知エレメントの
配列方向における基準面の上での視野の長さと受光レン
ズの倍率との積を、一巡当たりの検知エレメントの個数
と各検知エレメントの間の配列ピッチとの積で除算して
検知エレメントの循環回数を求めるのであって、視野と
して要求される範囲と分解能とに基づいて位置検出セン
サの全長を決定することができる。すなわち、検知エレ
メントの個数を上述のように決定することによって、要
求されるた測定レンジや分解能を満たすように位置検出
センサを設計することが可能になる。
【0031】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明方法を適用し
た装置の実施例を例示的に説明する。ただし、以下の実
施例に記載されている装置の種類、形状などは、本発明
の範囲を限定する趣旨のものではない。 (実施例1)本実施例の基本構成を図1(a)に示す。
被検出物1の表面には投光装置2から光ビームが照射さ
れ点状の光パターン(光点)が走査される。また、被検
出物1の表面上の光点の位置は、投光装置2からの光ビ
ームの投射方向とは異なる方向から検出装置3によって
観測される。
【0032】投光装置2は、光ビームを出力する光源2
1と、光ビームの投射方向を偏向して被検出物1の表面
上で光点を走査させる偏向装置22とを備える。光源2
1としては、たとえばレーザ光源などが用いられる。ま
た、偏向装置22としては、光ビームを反射する投射鏡
をパルスモータ等によって揺動させるものが用いられ
る。
【0033】検出装置3は、位置検出センサ31と、被
検出物1の表面上に形成される光点の像である受光パタ
ーンを位置検出センサ31の受光面に結像させる受光レ
ンズ32とを備える。位置検出センサ31は、図1
(b)に示すように、受光パターンの移動方向の一直線
上に多数個の検知エレメント330 〜337 を列設し、
各検知エレメント330 〜337 を複数群に分割して各
群ごとに1個の出力エレメント340 〜347 を対応付
けたものであり、各出力エレメント340 〜347には
それぞれ光電素子370 〜377 が光結合される。すな
わち、受光面を多数の検知域(検知エレメント330
337 )に分割し、各検知域を8個の出力群(出力エレ
メント340 〜347 )に対応付けているのである。検
知エレメント330 〜337 は、光ファイバ36の一端
面である光導入面であって、本実施例では検知域は点状
に形成される。各光ファイバ36の他端面である光導出
面は、多数本の光ファイバ36を1本の光ファイバにま
とめる光合波器である8個の出力エレメント340 〜3
7 のうちのいずれかに光結合される。要するに、位置
検出センサ31は、検知エレメント330 〜337 と出
力エレメント340 〜347 とを光回路を用いて結合
し、8本の光ファイバをそれぞれ光電素子370 〜37
7 に光結合することによって、出力エレメント340
347 に導入された光量に応じた電気信号を出力するよ
うに構成されるのである。各出力エレメント340 〜3
7 に対応する検知エレメント330 〜337 は循環的
に配列されており、たとえば、各出力エレメント340
〜347 に対応する各検知エレメント330 〜337
対して0〜7のコードを対応付けるとすれば(図1
(b)に0〜7の符号で示してある)、0〜7の検知エ
レメント330 〜337 が循環的に配列される。ここ
で、0〜7のコードの一巡に対応する検知エレメント3
0 〜337 をセットと呼ぶことにする。図1(b)に
は5つのセットG1 〜G5 が示されている。
【0034】上述した位置検出センサ31と光電素子3
0 〜377 とは、図1(a)に示すように、出力エレ
メント340 〜347 に光結合された8本の光ファイバ
を結束した光ファイバケーブル11を用いて結合され
る。光電素子370 〜377 の出力信号は、位置検出部
41に入力され、各光電素子370 〜377 のうち入射
光量が最大である光電素子370 〜377 が検出され
る。したがって、位置検出部41の出力によって光点に
対応する点状の受光パターンが形成されている検知エレ
メント330 〜337 のコードを知ることができる。し
かしながら、この情報のみでは、どのセットG1 〜G5
に属する検知エレメント330 〜337 であるのかを特
定することができない。そこで、投光装置2の偏向装置
22の位置情報を合わせて利用し、以下の方法によっ
て、どのセットG1 〜G5 に属する検知エレメント33
0 〜337 に対応して受光パターンが形成されているの
かを特定する。
【0035】まず、距離が既知である基準面P0 (図1
(a)参照)では、基準面P0 の上の光点に対する受光
パターンの位置は既知であり、基準面P0 の上での光点
の位置は偏向装置22の制御情報によって知ることがで
きるから、偏向装置22の制御情報と基準面P0 に形成
される光点に対応する受光パターンの位置(すなわち、
検知エレメント330 〜337 のコード)との対応関係
は基準位置記憶部42に格納されて既知になっている。
ここにおいて、基準面P0 の点pの位置に光点が形成さ
れたときに、図1(b)のセットG4 の検知エレメント
330 に受光パターンSp が形成されるものとする(以
下では、検知エレメント330 〜337が属するセット
1 〜G5 を区別する必要があるときには、セットGi
に属する検知エレメント33j を検知エレメント33
j-i として示す。したがって、セットG4 の検知エレメ
ント330 は、検知エレメント330-4 になる)。この
場合、基準位置記憶部42には、偏向装置22の制御情
報であるスキャンアドレスに対応付けて、検知エレメン
ト330 のコードである0が格納されている。このよう
にして基準面P0 に形成される光点に対応する受光パタ
ーンが形成される検知エレメント330 〜337 が基準
エレメント(基準域)になる。したがって、本実施例で
は基準域は点状に形成される。ところで、基準面P0
上で検知エレメント330-4 に受光パターンSp が形成
されるように光ビームが照射されているとき、実際には
図1(b)のように、検知エレメント336-3 に受光パ
ターンSq が形成されたとすると、被検出物1の表面に
基準面P0 に対する変位があり、点qの位置に光点が形
成されていることがわかる。ここで、点pに対する受光
パターンSp と点qに対する対する受光パターンSq
の相対距離が一つのセットG1 〜G5 の長さ(すなわ
ち、8個の検知エレメント330 〜337 を一列に並べ
た長さ)の範囲内であれば、点qに対する受光パターン
q が形成されている検知エレメント336-3 がセット
3に属することを特定できることになる。したがっ
て、基準面P0 に対する被検出物1の表面の変位による
受光パターンSq の受光パターンSp に対する変位距離
が、一つのセットG1 〜G5 の長さを越えない範囲内に
収まるように制限しておけば(図1(b)の範囲
p )、検知エレメント330 〜337 を一意に特定で
きるのである。すなわち、検知エレメント(基準エレメ
ント)334-0 に対応して受光パターンSp が形成され
る基準面P0 の点pに対しては、たとえば、検知エレメ
ント333-5 〜334-4 のいずれかだけ(図1(b)の
範囲Rr )に受光パターンSq が形成されるように条件
付けて置けばよいのである。同様に、基準面P0 の点r
に対する受光パターンSr が検知エレメント332-3
形成されるのであれば、たとえば、検知エレメント33
2-0 〜332-7 のいずれかだけに被検出物1に対応する
受光パターンが形成されるように条件付けておけばよ
い。ここにおいて、図1(a)と図1(b)とでは左右
を逆にしてある。
【0036】上述した制限条件の下で受光パターンSq
を形成し、検出領域設定部43では偏向装置22の各位
置に対応して検知エレメント330 〜337 が属するセ
ットG1 〜G5 を決定する。このようにして、検知エレ
メント330 〜337 のコードおよびセットG1 〜G5
が決定されると、距離変換部44において被検出物1の
表面までの距離が求められる。求めた距離は、光点を走
査する直線上での位置とともにデータメモリ45に格納
される。データメモリ45に格納されたデータは、必要
に応じて画像処理部46により読み出されてモニタ47
の画面に被検出物1の表面状態が表示される。上述した
位置検出部41、基準位置記憶部、検出領域設定部4
3、距離変換部44、データメモリ45によって、演算
処理部が構成される。
【0037】光電素子370 〜377 の出力に基づいて
距離を演算してデータメモリ45に格納する処理には図
2のような構成を採用することができる。ここでは、距
離は3ビットで表されるものとする。被測定物1の表面
上で光点を走査しているときの偏向装置22の制御情報
であるスキャンアドレスは、メモリよりなる基準位置記
憶部42に9ビットのアドレスデータとして入力され、
基準位置記憶部42に基準面P0 に対応して格納された
検知エレメント330 〜337 のコードが3ビットのデ
ータとして読み出される(すなわち、一つのセットG1
〜G5 は8個の検知エレメント330 〜337 によって
構成されるから3ビットで8個を識別するのである)。
基準位置記憶部42の出力データは、メモリ(ROM)
よりなる距離変換部44に上位のアドレスデータとして
入力される。一方、位置検出部41で検出された検知エ
レメント330 〜337 のコードである3ビットの測定
入力値は、距離変換部44に下位のアドレスデータとし
て入力される。距離変換部44は、上位アドレスと下位
アドレスとが指定されると、あらかじめ登録されている
距離が3ビットのデータとして出力され、スキャンアド
レスとともにデータメモリ45に格納されるのである。
【0038】上述したように、偏向装置22の制御情報
に基づいて基準となる受光パターンSp ,Sr の位置を
求め、実測した受光パターンSq と基準位置との相対関
係に基づいて被検出物1の変位を測定して立体形状を検
出する処理手順は、図3および図4のようになる。すな
わち、図3に示すように基準となる受光パターンSp
r に関するデータを記憶する処理過程と、図4に示す
ように測定時の受光パターンSq に基づいて被検出物1
の立体形状を検出する処理過程との2つの処理過程を有
する。
【0039】基準となるデータを記憶する処理過程で
は、図3に示すように、偏向装置22による光ビームの
走査を開始して(S1)、光点を基準面P0 の表面上で
移動させ(S2)、光点の各位置に対応する受光パター
ンが形成される検知エレメント330 〜337 に対応す
る出力エレメント340 〜347 (出力群)を検出し
(S3)、偏向装置22の制御情報とステップS3にお
いて求めた出力群とを対応付けて記憶する(S4)。こ
こにおいて、調整後には投光装置2と検出装置3との位
置関係や、受光レンズ32と受光部35との位置関係は
既知であり、また、基準面P0 と受光レンズ32との位
置関係も既知であるから、ステップS4で記憶した情報
には距離情報が含まれることになる。光点を基準面P0
の上の所定位置まで走査すれば、この処理過程を終了す
る(S5)。
【0040】以上の準備を行った後に被検出物1を測定
する処理過程に移行することができる。この処理過程で
は、図4に示すように、偏向装置22による光ビームの
走査を開始して(S11)、光点を被検出物1の表面上
で移動させ(S12)、光点の各位置に対応する受光パ
ターンが形成される検知エレメント330 〜337 に対
応する出力エレメント340 〜347 (出力群)を検出
する(S13)。また同時に、偏向装置22の位置情報
に対応させて記憶されている基準面P0 に対応した検知
エレメント330 〜337 に対応する出力群を求め(S
14)、被検出物1の表面上の光点に対応する受光パタ
ーンが基準の受光パターンに対して設定した範囲内の検
知エレメント330 〜337 に対応して形成されるもの
とみなすように設定する(S15)。その後、ステップ
S15により設定した範囲内において、基準となる受光
パターンと測定した受光パターンとの相対距離を求め
(S16)、三角測量法に基づく実測距離を求めて(S
17)、モニタ47などに出力する(S18)。光点を
被検出物1の表面上の所定位置まで走査するまで、上記
処理を繰り返す(S19)。
【0041】ところで、上述したように、基準面P0
形成される各光点に対応する受光パターンに対して、一
つのセットG1 〜G5 の長さの範囲に制限して被検出物
1の上での光点に対する受光パターンの相対位置を求め
るから、変位量の測定レンジは、被検出物1の表面上の
どの位置でもほぼ一定になる。また、上記実施例では、
基準面P0 を中心として両方向に測定範囲を設定してい
るから、図5に示すように、基準面P0 に対して被検出
物1の表面の距離の変化方向を両方向で検出することが
できるが、図6に示すように基準面P0 が最大距離であ
る場合や、図7に示すように基準面P0 が最小距離であ
る場合には、基準面P0 の上の光点に対応した受光パタ
ーンに対して、被検出物1に対応する受光パターンの検
出範囲を一方向にのみ設定すればよい。たとえば、図6
(a)に示すように、基準面P0の上の点pに対応する
受光パターンSp が検知エレメント330-4 に形成され
るとすれば、被検出物1については検知エレメント33
1-3 〜330-4 の範囲で受光パターンSq を検出し(す
なわち、基準の位置から左側に設定する)、あるいはま
た、図7(a)に示すように、基準面P0 の上の点pに
対応する受光パターンSp が検知エレメント336-3
形成されるとすれば、被検出物1については検知エレメ
ント336-3 〜335-4 の範囲で受光パターンSq を検
出するのである(すなわち、基準の位置から右側に設定
する)。以上のようにして、被検出物1の形状に応じて
基準面P0 を設定すれば、測定レンジをほぼ一定に保つ
ことができるのであって、高精度な測定が行えるのであ
る。
【0042】ところで、循環するように配列された検知
エレメント330 〜337 の循環の回数Mは、次のよう
にして決定される。すなわち、図8に示すように、視野
として必要な長さをL、受光レンズ32の倍率をm(す
なわち、図8のb/a)、一つのセットG1 〜G5 を構
成する検知エレメント330 〜337 の個数をn、各検
知エレメント330 〜337 の配列ピッチ(分解能)を
Rとすれば、 M=L×m/(R×n) という関係が得られる。上式に基づいて、所望の分解能
が得られるように、検知エレメント330 〜337 の個
数nを決定すればよい。
【0043】(実施例2)実施例1では、検出装置3を
受光レンズ32の光軸が基準面P0 に対して略直交する
ように配置しているが、本実施例では、図9に示すよう
に、投光装置2における偏向装置22による光ビームの
走査範囲における中央位置が基準面P0 に略直交するよ
うな位置に配置している。このような位置関係であって
も、実施例1と同様に動作する。他の構成は実施例1と
同様である。
【0044】(実施例3)本実施例では、図10に示す
ように、検知エレメント330 〜337 に光を導入する
面に、一つのセットG1 〜G5 の長さの範囲で光を透過
させるスリット35aを備える遮光部材35を配設して
いる。遮光部材35のスリット35aは、偏向装置22
による光ビームの移動に同期して検知エレメント330
〜337 の配列方向に移動する。スリット35aの位置
は、実施例1と同様に、基準面P0の上での光点の位置
に対応した受光パターンの位置を基準として、被検出物
1の形状に応じて設定される。また、遮光部材35とし
ては、スリット35aを機械的に移動させるものを用い
てもよいが、液晶シャッタを用いれば制御が容易にな
る。
【0045】本実施例の構成では、偏向装置22による
光ビームの照射位置に同期させて受光パターンが入射す
る検知エレメント330 〜337 を限定し、他の検知エ
レメント330 〜337 には光が入射しないようにして
いるから、基準面P0 に対して被検出物1の表面の変位
量が大きく測定範囲を越えるような場合に誤測定が発生
せず、また外乱光が生じているような環境では外乱光の
影響を受けにくくなるのである。他の構成および動作は
実施例1と同様である。
【0046】(実施例4)ところで、実施例1の構成に
おいて、被検出物1の表面の基準面P0 からの変位量を
測定する測定レンジを大きくとるためには、一つのセッ
トG1 〜G5 を構成する検知エレメント330 〜337
の数を増やすことが必要である。たとえば、一つのセッ
トG1 〜G5 について、64個の検知エレメント330
〜337 を設ける場合を考えると、検知エレメント33
0 〜337 の個数に対応して出力エレメント340 〜3
7 も64個必要になるから、ファイバケーブル11を
構成する光ファイバの本数が多くなって構成が複雑にな
るとともに、コストの増加につながるという問題が生じ
る。そこで、本実施例では、検知エレメント330L〜3
7L,330H〜337Hの位置を2桁のコードで表すよう
にし、出力エレメント340L〜347L,340H〜347H
の個数が、一つのセットG1 〜G5 を構成する検知エレ
メント330L〜337L,330H〜337Hで示すことがで
きる位置の個数の平方根の2倍程度になるようにしてい
る。
【0047】すなわち、本実施例は、図11に示すよう
に、受光パターンの移動方向に2列の検知エレメント3
0L〜337L,330H〜337Hを配列し、各列の検知エ
レメント330L〜337L,330H〜337Hをそれぞれ8
個の出力群に分割し、各出力群ごとに出力エレメント3
0L〜347L,340H〜347Hに接続したものである。
また、図11における右列の検知エレメント330L〜3
7Lは各出力群の検知エレメント330L〜337Lが一つ
ずつ循環的に配列され、左列の検知エレメント33 0H
33 7H は同じ出力群の8個が一つのまとまりになって、
まとまりごとに循環的に配列されている。すなわち、各
出力群ごとに0〜7までのコードを付与するとすれば、
00〜77までの64個の2桁コードによって上下の位
置が示されるのである。この64個のコードに対応する
検知エレメント330L〜337L,330H〜337Hを一つ
のセットとして、複数セット(図11では3セットにな
る)を受光パターンSの移動方向に配列する。この構成
では、一つのセットを構成する検知エレメント330L
337L,330H〜337Hを、16個の出力エレメント3
0L〜347L,340H〜347Hによって識別することが
できる。受光パターンSは、左右2列に跨がるような形
状に形成することはいうまでもない。また、一つのセッ
トを構成する検知エレメント330L〜337L,330H
337Hの個数をさらに増やす場合には、検知エレメント
330L〜337L,330H〜337Hを3列以上配列するこ
とも可能である。他の構成は実施例1と同様である。
【0048】(実施例5)上記実施例では被検出物1の
表面で光点を線上で移動させる例を示したが、本実施例
では被検出物1の表面で光点を面上で移動させる例を示
す。光点を面上で移動させるために、投光装置2は、図
12に示すように、2個の偏向装置22a,22bを備
える。各偏向装置22a,22bは、投射鏡をパルスモ
ータ等によって軸の回りに回動させる構成を有し、両偏
向装置22a,22bにおける軸が互いに直交するよう
に配置される。したがって、両偏向装置22a,22b
により被検出物1の上で互いに直交する方向に光点を走
査することができ、結果的に、被検出物1の表面の面上
の任意の位置に光点を移動させることができる。以後、
被検出物1の表面上において、偏向装置22aにより光
点が移動する方向をX方向、偏向装置22bにより光点
が移動する方向をY方向として説明する。
【0049】一方、検出装置3の位置検出センサ31の
検知エレメント330 〜337 は、受光レンズ32の光
軸に直交する面内であって、偏向装置22aを用いて被
検出物1の表面上で光点を移動させたときに受光パター
ンS0 が移動する方向と、この方向に直交する方向とに
マトリクス状に配列されている。以後、偏向装置22a
による光点の走査時に受光パターンS0 が移動する方向
を列方向(図13の左右方向)と呼び、列方向に直交す
る方向を行方向(図13の上下方向)と呼ぶ。列方向に
ついて配列された検知エレメント330 〜337 は、図
13に示すように、8個の出力群に分割されて、各出力
群ごとに一つの出力エレメント340 〜347 に結合さ
れ、各出力群に対応する検知エレメント330 〜337
は循環的に配列される。すなわち、各出力群に対応する
検知エレメント330 〜337 にそれぞれ0〜7のコー
ドを付与すれば(図13では各検知エレメント330
337 に0〜7の数字で表している)、0〜7のコード
が列方向の一直線上で循環的に並ぶのである。また、行
方向の一直線上に配列された検知エレメント330〜3
7 は、同じ出力エレメント340 〜347 に結合され
る。すなわち、行方向の一直線上の検知エレメント33
0 〜337 には同一のコードが付与される。結局、すべ
ての検知エレメント330 〜337 は、8個の出力エレ
メント340〜347 のいずれかを通して光電素子に光
結合されることになる。この構成の位置検出センサ31
は、行方向の一直線上に配列された検知エレメント33
0 〜337 は区別がなく、実施例1の位置検出センサ3
1について、受光パターンS0の移動方向に直交する方
向の幅を広げた構成に相当することになる。
【0050】上記構成によれば、偏向装置22aにより
被検出物1の表面上におけるX方向の略一直線上で光点
を走査することができ、偏向装置22bによって光点を
走査する直線をY方向に移動させることができるのであ
る。すなわち、偏向装置22bによって図12に示す直
線L1 や直線L2 を選択し、偏向装置22aによって選
択した直線L1 ,L2 の上で光点を走査することができ
るのである。また、各直線L1 ,L2 の上で光点が移動
するときに、受光パターンS0 は列方向の略一直線上で
移動することになる。たとえば、直線L1 ,L2 の上の
光点に対する受光パターンは、位置検出センサ31の列
方向の直線K1 ,K2 の上でそれぞれ移動することにな
る。いずれにせよ、偏向装置22bの制御情報に基づい
て、被検出物1の表面上に設定したどの直線上L1 ,L
2 の上に光点が位置しているかを知ることができる。す
なわち、偏向装置22bの制御情報を用いれば、どの直
線L1 ,L2 の上に光点が存在するかがわかり、偏向装
置22aの制御情報と位置検出センサ31の出力情報と
によれば、各直線L1 ,L2 の上での各位置の変位量が
わかるのであって、被検出物1の表面の立体形状が検出
されることになる。被検出物1の表面の立体形状は、位
置検出部41、基準位置記憶部、検出領域設定部43、
距離変換部44、データメモリ45を備える演算処理部
40により検出されるのである。他の構成は実施例1と
同様であるから説明を省略する。
【0051】(実施例6)本実施例では、図14に示す
ように、投光装置2にアナモルフィック光学系の投光レ
ンズ23を設けた点が実施例5と相違している。すなわ
ち、投光レンズ23はX方向に関する焦点位置が偏向装
置22aに一致し、Y方向に関する焦点距離が偏向装置
22bに一致するのであって、このような投光レンズ2
3を用いたことによって、投光装置2から被検出物1に
照射される光ビームは互いに平行になるのである。すな
わち、被検出物1の表面に対する光ビームの入射角度が
一定になり、光ビームの入射角度に応じた補正を行う必
要がないから、位置検出センサ31の出力に基づいた距
離の演算が容易になるのである。投光レンズ23は、図
14では1個のレンズで構成しているが、2個のシリン
ドリカルレンズを用いて構成してもよい。また、本実施
例のように投光装置2から出力する光ビームを互いに平
行にするという技術思想は、実施例1のように被検出物
1の一直線上でのみ変位を検出する場合にも適用可能で
あって、その場合には、1個のシリンドリカルレンズを
用いればよい。他の構成は、実施例5と同様である。
【0052】(実施例7)本実施例は、図15に示すよ
うに、検知エレメント330 〜337 を受光パターンの
移動方向に直交する方向について長い細長形状に形成し
たものである。各検知エレメント330 〜337 は、列
方向については実施例5と同様の寸法を有し、行方向に
ついては実施例5において行方向に並ぶ全検知エレメン
ト330 〜337 を合計した寸法を有している。要する
に、実施例5において行方向に並ぶ検知エレメント33
0 〜337 は互いに区別されないから、一括してまとめ
て一つの検知エレメント330 〜337 としているので
ある。この構成でも実施例5と同様に動作するのであっ
て、他の構成は実施例5と同様である。
【0053】(実施例8)本実施例では、図16に示す
ように、列方向に並ぶ検知エレメント330 〜337
それぞれ8個の出力エレメント340X〜347Xに対応付
けるとともに、行方向に並ぶ検知エレメント330 〜3
7 についてもそれぞれ8個の出力エレメント340Y
347Yに接続したものである。したがって、いずれか一
つの検知エレメント330 〜337 に受光パターンが形
成されているとすれば、出力エレメント340X〜347X
と出力エレメント340Y〜347Yとから得られる出力の
組み合わせに基づいて、受光パターンが形成されている
位置を特定することができる。たとえば、図16のよう
に受光パターンS0 が形成されているとすれば、出力エ
レメント347Xと出力エレメント346Yとから出力が得
られるから、受光パターンS0 の位置を特定することが
できるのである。また、列方向については、実施例1と
同様に、使用される検知エレメント330 〜337 の範
囲が制限されているのはもちろんのことである。ここに
おいて、1個の検知エレメント330 〜337 を2つの
出力エレメント340X〜347X,340Y〜347Yに対応
付けるから、図17に示すように、1本の光ファイバの
光導出面について光分配器39を用いて2分配する。図
17では光分配器39を簡略化して記載しているが、実
際には、各光ファイバごとに光分配器39を設ける。こ
の種の光分配器39は周知である。
【0054】上述したように、受光パターンS0 の位置
を特定することができるから、偏向装置22bの制御情
報を用いることなく、被検出物1の表面上での光点のY
方向の位置を特定することができることになる。他の構
成は実施例5と同様であるから説明を省略する。 (実施例9)本実施例は、図18に示すように、列方向
の1行ずつ光を透過させるように、スリット35aを形
成した遮光部材35を配設したものである。遮光部材3
5のスリット35aは、偏向装置22bによる光ビーム
の移動に同期して行方向に移動する。遮光部材35とし
ては液晶シャッタなどを用いる。
【0055】この構成によれば、遮光部材35によって
不要部分を遮光して1行ずつ受光パターンの位置を検出
することができるから、多重反射や外乱光などの影響を
受けにくく、誤測定が抑制されるのである。他の構成は
実施例5と同様である。 (実施例10)本実施例は、図19に示すように、実施
例5の構成に対して偏向装置22bに代えて固定的に配
置した反射鏡24を用いている。偏向装置22aは、光
源21からの光ビームを走査方向とは直交する方向に拡
散反射するように構成されており、線状の光パターンを
投射する光ビームを形成する。光ビームは、反射鏡24
により反射された後に被検出物1の表面に照射されて線
状の光パターンを形成する。また、偏向装置22bを用
いていないから、投光装置2からは光点のY方向の位置
に関する情報が得られないが、位置検出センサ31を、
図20のような構成とすることによって、Y方向の位置
情報が得られるようにしてある。すなわち、光点のY方
向の位置は、位置検出センサ31の行方向の位置に対応
するから、列方向に並ぶ各行ごとに検知エレメント33
0 〜337 を複数群に分割して各群ごとに出力エレメン
ト3400〜347nに結合しているのである。要するに、
実施例5では行方向に並ぶ各列は同じ出力エレメント3
0 〜347 に結合されていたが、本実施例では各列は
異なる出力エレメント3400〜347nに結合されている
のであって、実施例1における位置検出センサ31を複
数行設けた構成に相当するのである。たとえば、1行が
8個の出力群に分割され、32行分の検知エレメント3
0 〜337 を設けているとすれば、8×32=256
個の出力エレメント3400〜347n(n=31)を設け
ることになる。この構成では、位置検出センサ31の各
行を識別することができるから、位置検出センサ31の
どの出力エレメント3400〜347nから出力が得られる
かによって、光点のY方向の位置を特定できることにな
る。他の構成は実施例5と同様である。
【0056】(実施例11)本実施例では、2次元の位
置検出センサ31に代えて1次元の位置検出センサ31
を用いながらも被検出物1の表面上でのY方向の位置を
検出できるようにしたものである。すなわち、投光装置
2は、図21に示すように、2個の偏向装置22a,2
2bを備え、被検出物1の表面上でX方向およびY方向
に光点を走査する。一方、検出装置3は、受光レンズ3
2としてアナモフィック光学系であるシリンドリカルレ
ンズを備えている。受光レンズ32は、検知エレメント
330〜337 の配列方向において湾曲しており、被検
出物1の表面上で光点がX方向に移動すると光点の像で
ある受光パターンSを検知エレメント330 〜337
配列方向に移動させる。また、検知エレメント330
337 の配列方向に直交する方向については、受光パタ
ーンSは細長くなる。したがって、被検出物1の上で光
点の位置がY方向にずれても、受光パターンSを検知エ
レメント330 〜337 の上に形成することが可能にな
り、結果的に1次元の位置検出センサ31によって、3
次元の形状を検出することが可能になるのである。他の
構成は実施例5と同様である。
【0057】(実施例12)本実施例は、実施例11に
おける受光レンズ32の代わりに、図22に示すよう
に、受光用偏向装置38を用いたものである。すなわ
ち、受光用偏向装置38は、検知エレメント330 〜3
7 の配列方向に平行な軸の回りに揺動する反射鏡を備
える。反射鏡の回転角度は、投光装置2における偏向装
置22bに同期して制御され、受光パターンS0 がつね
に位置検出センサ31の受光面上に形成されるように回
転角度が設定される。この構成でも実施例10と同様
に、受光パターンS0 を1次元の位置検出センサ31の
受光面に形成することができる。他の構成は実施例5と
同様である。
【0058】上述した各実施例では 検知エレメント3
0 〜337 ,330L〜337L,330H〜337Hおよび
出力エレメント340 〜347 ,340L〜347L,34
0H〜347H,340X〜347X,340Y〜347Y,3400
〜347nを光回路によって結合して、出力エレメント3
0 〜347 ,340X〜347X,340Y〜347Y,34
00〜347nの出力光を光電素子により変換しているが、
出力エレメント340〜347 ,340X〜347X,34
0Y〜347Y,3400〜347nとして光電素子を用いて光
回路を光電素子の受光面に光結合してもよい。また、検
知エレメント330 〜337 として光電素子を用いると
ともに電気回路によってコネクタのような出力エレメン
ト340 〜347 ,340X〜347X,340Y〜347Y
3400〜347nに検知エレメント330 〜337 を接続
する構成とした場合であっても、本発明の技術思想は適
用可能である。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明は、受光面を多数の検知
域に分割し、各検知域を既定の複数の出力群のいずれか
に対応付けて、既定の基準面に対する被検出物の表面の
変位量に応じて受光パターンが変位する方向に並ぶ検知
域を、検知域に対応する出力群が循環するように配列し
ているので、少数の出力群に多数の検知域を対応付ける
ことが可能になるという効果がある。ここで、基準面へ
の光ビームの各投射位置に対応した各受光パターンが形
成される検知域をそれぞれ基準域とし、被検出物の表面
に同じ投射位置の光ビームを投射したときに受光パター
ンが形成される検知域の範囲を、基準域を含みかつ各出
力群に対応付けた検知域が一巡する範囲以内に制限する
ので、基準域に対して受光パターンが形成されている検
知域との相対位置を求めることができ、被検出物の表面
の基準面からの変位量を求めることができるのである。
また、被検出物の表面の基準面からの最大変位量に応じ
て出力群が一巡する検知域の寸法を設定し、変位量に関
する分解能に応じて単位長さ当たりの出力群の個数を設
定すれば、必要に応じて測定レンジや分解能を設定する
ことができるという利点もある。
【0060】請求項2の発明は、受光パターンの移動方
向に直交する方向において検知域を互いに平行に複数列
に配列するとともに、受光パターンを検知域の複数列に
跨がるように形成するので、受光パターンの移動方向に
直交する方向に並ぶ検知域の組み合わせによって、検知
域の位置が特定されるのである。その結果、循環的に配
列されている検知域の一巡当たりの個数を多くして、測
定レンジや分解能を高くとることができるようにしなが
らも、出力群を組み合わせて用いることによって、比較
的少数の出力群に多数の検知域を対応付けることが可能
になるという利点がある。
【0061】請求項3の発明は、被検出物の表面の主要
面に基準面を設定し、被検出物の主要面に対する凹凸形
状に対応するように基準域に対する検知域の制限範囲を
決定しているから、被検出物の表面形状に応じた最大の
測定レンジで立体形状を検出することが可能になるとい
う効果がある。請求項4の発明は、制限範囲に相当する
検知域以外の検知域への入射光を遮光するので、外乱光
の影響を除去することができ、誤測定の可能性を低減で
きるという効果がある。
【0062】請求項5の発明は、検知域を面上に配列
し、かつ点状の光パターンを被検出物の表面上で互いに
交差する2方向に走査するので、被検出物の表面を面と
して検出し、この面についての立体形状を検出できると
いう利点がある。請求項6の発明は、検知域を面上に配
列し、かつスリット状の光パターンを被検出物の表面上
で走査するので、点状の光パターンを走査する場合に比
較して被検出物の表面の立体形状を短時間で検出するこ
とが可能になるという効果を奏する。
【0063】請求項7の発明は、各走査方向に対応する
受光パターンの移動方向にそれぞれ検知域を列設し、列
方向に交差する方向に並ぶ検知域は対応する出力群を同
一としているので、面上に検知域を配列しながらも、少
数の出力群に対応付けることが可能になるという利点を
有する。請求項8の発明は、各走査方向に対応する受光
パターンの移動方向にそれぞれ検知域を列設し、各検知
域について列方向に交差する方向では列方向とは別に既
定した複数の出力群のいずれかに対応付けているから、
検知域の各配列方向について受光パターンの位置を特定
することができ、受光パターンの位置を検出する処理が
簡単になるという利点がある。
【0064】請求項9の発明は、各走査方向に対応する
受光パターンの移動方向にそれぞれ検知域を列設し、列
方向の各一列の検知域についてそれぞれ別に出力群を設
定しているので、列方向に交差する方向については各並
びごとに受光パターンの位置を特定でき、受光パターン
の位置の特定が一層容易になるという利点がある。請求
項10の発明は、受光パターンが形成されている検知域
を含む列方向の一つの直線上に並ぶ検知域以外への入射
光を遮光するので、外乱光の影響を受けにくくすること
ができ、結果的に誤測定の可能性を低減できるという効
果を奏するのである。
【0065】請求項11の発明は、各投射位置における
光ビームの投射方向が互いに平行になっているから、被
検出物の表面への光ビームの入射角が投射位置にかかわ
らず一定になり、変位の演算が容易になるという利点が
ある。請求項12の発明は、多数の検知エレメントを用
いて広範囲かつ高精度に立体形状を検出しながらも、少
数の出力エレメントからの出力を処理するだけであるか
ら、構成が簡単になるとともに、演算処理も容易になる
という利点がある。
【0066】請求項13の発明は、各検知エレメント
を、受光面の面内において配列方向に直交する方向の寸
法が配列方向の寸法よりも大きい細長形状に形成してい
るので、点状の光パターンを被検出物の表面上で2方向
に走査する場合であっても、1列の検知エレメントのみ
によって受光パターンの位置を検出することができると
いう効果がある。
【0067】請求項14の発明は、検知エレメントの配
列方向に沿って湾曲する曲面を有したシリンドリカルレ
ンズを受光レンズとして用いるから、点状の光パターン
を被検出物の表面上で2方向に走査する場合であって
も、1列の検知エレメントで対応することができ、ま
た、受光レンズとしてシリンドリカルレンズを用いるだ
けであるから、被検出物の表面を面として検出するもの
でありながらも、受光光学系の構成を簡単なものとする
ことができるという利点がある。
【0068】請求項15の発明は、位置検出センサの受
光面の前方に配設した反射鏡を光ビームの投射位置に連
動して揺動させることによって、検知エレメントに受光
パターンを形成するものであるから、点状の光パターン
を被検出物の表面上で2方向に走査する場合であって
も、1列の検知エレメントで対応することができるとい
う利点を有する。
【0069】請求項16の発明は、検知エレメントの配
列方向における基準面の上での視野の長さと受光レンズ
の倍率との積を、一巡当たりの検知エレメントの個数と
各検知エレメントの間の配列ピッチとの積で除算して検
知エレメントの循環回数を求めるので、要求されるた測
定レンジや分解能を満たすように位置検出センサを設計
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示し、(a)は概略構成図、(b)
は動作説明図である。
【図2】実施例1の要部のブロック回路図である。
【図3】実施例1の動作説明図である。
【図4】実施例1の動作説明図である。
【図5】実施例1を示す動作説明図である。
【図6】実施例1を示す動作説明図である。
【図7】実施例1を示す動作説明図である。
【図8】実施例1における設計方法の概念を示す図であ
る。
【図9】実施例2を示す要部の概略構成図である。
【図10】実施例3の動作説明図である。
【図11】実施例4の要部の概略構成図である。
【図12】実施例5の概略構成図である。
【図13】実施例5に用いる位置検出センサの概略構成
図である。
【図14】実施例6の概略構成図である。
【図15】実施例7の概略構成図である。
【図16】実施例8に用いる位置検出センサの概略構成
図である。
【図17】実施例8に用いる光分配器の動作説明図であ
る。
【図18】実施例9に用いる位置検出センサの概略構成
図である。
【図19】実施例10の概略構成図である。
【図20】実施例10に用いる位置検出センサの概略構
成図である。
【図21】実施例11の概略構成図である。
【図22】実施例12の概略構成図である。
【図23】従来例の概略構成図である。
【図24】他の従来例を示す概略構成図である。
【図25】さらに他の従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 被検出物 2 投光装置 3 検出装置 21 光源 22 偏向装置 23 投光レンズ 31 位置検出センサ 32 受光レンズ 330 〜337 検知エレメント 330L〜337L 検知エレメント 330H〜337H 検知エレメント 340 〜347 出力エレメント 340L〜347L 出力エレメント 340H〜347H 出力エレメント 340X〜347X 出力エレメント 340Y〜347Y 出力エレメント 3400〜347n 出力エレメント 35 遮光部材 370 〜377 光電素子 38 受光用偏向装置 40 演算処理部 41 位置検出部 42 基準位置記憶部 43 検出領域設定部 44 距離変換部 45 データメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/70 455B (56)参考文献 特開 昭62−32312(JP,A) 特開 昭63−249003(JP,A) 特開 平1−20409(JP,A) 特開 平3−72212(JP,A) 特開 平4−218707(JP,A) 実開 昭58−65506(JP,U)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物の表面に光ビームを投射して被
    検出物の表面上で光パターンを移動させ、光パターンを
    投射方向とは異なる方向から観測し光パターンの像とし
    て受光面に形成した受光パターンの位置に基づいて被検
    出物の表面の立体形状を検出する方法において、受光面
    を多数の検知域に分割し、各検知域を既定の複数の出力
    群のいずれかに対応付けて、既定の基準面に対する被検
    出物の表面の変位量に応じて受光パターンが変位する方
    向に並ぶ検知域を、検知域に対応する出力群が循環する
    ように配列し、基準面への光ビームの各投射位置に対応
    した各受光パターンが形成される検知域をそれぞれ基準
    域とし、被検出物の表面に同じ投射位置の光ビームを投
    射したときに受光パターンが形成される検知域の範囲
    を、基準域を含みかつ各出力群に対応付けた検知域が一
    巡する範囲以内に制限し、この制限範囲内で受光パター
    ンが形成された検知域に対応する出力群を求めることに
    よって、光ビームの投射位置と出力群とに基づいて受光
    パターンが形成されている検知域を特定し、特定した検
    知域と基準域との相対位置に基づいて光ビームの各投射
    位置に対応した被検出物の表面の基準面からの変位量を
    求めることを特徴とする立体形状検出方法。
  2. 【請求項2】 被検出物の表面に光ビームを投射して被
    検出物の表面上で光パターンを移動させ、光パターンを
    投射方向とは異なる方向から観測し光パターンの像とし
    て受光面に形成した受光パターンの位置に基づいて被検
    出物の表面の立体形状を検出する方法において、受光面
    を多数の検知域に分割して、基準面に対する被検出物の
    表面の変位量に応じて受光パターンが変位する方向の一
    直線上に多数の検知域を配列するとともに、その列方向
    に直交する方向でかつ互いに平行に複数列の検知域を配
    列し、各検知域を各列ごとに既定した出力群のいずれか
    に対応付けて列方向に直交する方向に並ぶ各検知域に対
    応する出力群の組にコードを付与して列方向において所
    定個数ずつ循環するように各列の検知域を配列し、列方
    向に直交する方向に並ぶ検知域に跨がるように受光パタ
    ーンを形成するとともに、基準面への光ビームの各投射
    位置に対応した各受光パターンが形成される検知域の組
    をそれぞれ基準域とし、被検出物の表面に同じ投射位置
    の光ビームを投射したときに受光パターンが形成される
    検知域の組の範囲を、基準域を含みかつ各出力群の組に
    対応付けた検知域の組が一巡する範囲以内に制限し、こ
    の制限範囲内で受光パターンが形成された検知域の組に
    対応する出力群の組を求めることによって、光ビームの
    投射位置と出力群の組とに基づいて受光パターンが形成
    されている検知域の組を特定し、特定した検知域の組と
    基準域との相対位置に基づいて光ビームの各投射位置に
    対応した被検出物の表面の基準面からの変位量を求める
    ことを特徴とする立体形状検出方法。
  3. 【請求項3】 被検出物の表面の主要面に基準面を設定
    し、被検出物の主要面に対する凹凸形状に基づいて、基
    準域に対する検知域の制限範囲を決定することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の立体形状検出方法。
  4. 【請求項4】 上記制限範囲に相当する検知域以外の検
    知域への入射光を遮光することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の立体形状検出方法。
  5. 【請求項5】 基準面に対する被検出物の表面の変位量
    に応じて受光パターンが変位する方向の一直線上に多数
    の検知域を列設するとともに、その列方向に交差する方
    向に多数列の検知域を列設して、少なくとも列方向では
    対応する出力群が循環するように配列し、点状の光パタ
    ーンを被検出物の表面上で互いに交差する2方向に走査
    することを特徴とする請求項1記載の立体形状検出方
    法。
  6. 【請求項6】 基準面に対する被検出物の表面の変位量
    に応じて受光パターンが変位する方向の一直線上に多数
    の検知域を列設するとともに、その列方向に交差する方
    向に多数列の検知域を列設して、少なくとも列方向では
    対応する出力群が循環するように配列し、被検出物の表
    面上でスリット状の光パターンを走査してスリット状の
    受光パターンを列方向に移動させることを特徴とする請
    求項1記載の立体形状検出方法。
  7. 【請求項7】 各走査方向に対応する受光パターンの移
    動方向にそれぞれ検知域を列設し、列方向に交差する方
    向に並ぶ検知域は対応する出力群を同一としたことを特
    徴とする請求項5または請求項6記載の立体形状検出方
    法。
  8. 【請求項8】 各走査方向に対応する受光パターンの移
    動方向にそれぞれ検知域を列設し、各検知域について列
    方向に交差する方向では列方向とは別に既定した複数の
    出力群のいずれかに対応付けたことを特徴とする請求項
    5または請求項6記載の立体形状検出方法。
  9. 【請求項9】 各走査方向に対応する受光パターンの移
    動方向にそれぞれ検知域を列設し、列方向の各一列の検
    知域についてそれぞれ別の出力群を設定したことを特徴
    とする請求項5または請求項6記載の立体形状検出方
    法。
  10. 【請求項10】 受光パターンが形成されている検知域
    を含む列方向の一つの直線上に並ぶ検知域以外への入射
    光を遮光することを特徴とする請求項6ないし請求項9
    のいずれかに記載の立体形状検出方法。
  11. 【請求項11】 各投射位置における光ビームの投射方
    向は互いに平行とされて成ることを特徴とする請求項1
    ないし請求項10のいずれかに記載の立体形状検出方
    法。
  12. 【請求項12】 被検出物の表面に光ビームを投射して
    被検出物の表面上で互いに交差する2方向に点状の光パ
    ターンを走査する投光装置と、光パターンを投射方向と
    は異なる方向から受光レンズを通して観測し光パターン
    の像として受光面に形成した受光パターンの位置を検出
    する位置検出センサを備えた検出装置と、検出装置によ
    り検出した受光パターンの位置に基づいて被検出物の表
    面の立体形状を検出する演算処理部とを備える立体形状
    検出装置において、位置検出センサは既定の基準面に対
    する被検出物の表面の変位量に応じて受光パターンが変
    位する方向の一直線上に並ぶ多数の検知エレメントを備
    え、その方向の各検知エレメントは配列方向に沿って複
    数の出力エレメントに順次循環的に対応付けられてい
    て、受光パターンの形成された検知エレメントに対応す
    る出力エレメントを通して受光パターンの位置情報を演
    算処理部に入力し、演算処理部は、基準面への光ビーム
    の各投射位置に対応した各受光パターンが形成される検
    知エレメントをそれぞれ基準エレメントとして記憶する
    基準位置記憶部と、被検出物の表面に同じ投射位置の光
    ビームを投射したときに受光パターンが形成される検知
    エレメントの範囲を、基準エレメントを含みかつ各出力
    エレメントに対応付けた検知エレメントが一巡する範囲
    以内に制限する検出領域設定部と、この制限範囲内で受
    光パターンが形成された検知エレメントに対応する出力
    エレメントを求めて、光ビームの投射位置と出力エレメ
    ントとに基づいて受光パターンが形成されている検知エ
    レメントを特定し、特定した検知エレメントと基準エレ
    メントとの相対位置に基づいて光ビームの各投射位置に
    対応した被検出物の表面の基準面からの変位量を求める
    距離変換部とを備えることを特徴とする立体形状検出装
    置。
  13. 【請求項13】 各検知エレメントは、受光面の面内に
    おいて配列方向に直交する方向の寸法が配列方向の寸法
    よりも大きい細長形状に形成されていて、光パターンの
    全走査範囲に亙って受光パターンが入射されることを特
    徴とする請求項12記載の立体形状検出装置。
  14. 【請求項14】 受光レンズは、検知エレメントの配列
    方向に沿って湾曲する曲面を有したシリンドリカルレン
    ズであることを特徴とする請求項12記載の立体形状検
    出装置。
  15. 【請求項15】 位置検出センサの受光面の前方に配設
    した反射鏡を通して受光パターンを受光面に形成するよ
    うに、光ビームの投射位置に連動して反射鏡を揺動させ
    る受光用偏向装置を設けたことを特徴とする請求項12
    記載の立体形状検出装置。
  16. 【請求項16】 基準面を受光レンズの光軸に直交する
    ように設定し、検知エレメントの配列方向における基準
    面の上での視野の長さと受光レンズの倍率との積を、一
    巡当たりの検知エレメントの個数と各検知エレメントの
    間の配列ピッチとの積で除算して求めた循環回数で、検
    知エレメントを配列したことを特徴とする請求12記
    載の立体形状検出装置。
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