JP2679678B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2679678B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、垂直磁気記録できる
例えばCo−Cr等の磁性膜を有した金属薄膜製のディ
スク(記録媒体)をカートリッジ本体に回転可能に収容
したディスクカートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、塗布型のディスクカートリッジ
としてフロッピーディスクが知られている。このフロッ
ピーディスクは、四角偏平形なジャケットの中に、シー
ト状のプラスチック製円盤の盤面に磁性膜が塗布された
磁気ディスクを封入したものであり、所謂パソコン,ワ
ープロ等の記録媒体として盛んに使用されている。 【0003】また、現在、垂直磁気記録(磁性膜面に垂
直に小さな磁石を並べる形で情報を記録・再生する磁気
記録再生方式。この方式では反磁界による減磁作用が減
り、しかも隣合う磁石のNとSが交互に並んでいるので
互いに減磁することがなくなるため、記録ビットは安定
になり高密度化が可能となる。)で前記塗布型のディス
クカートリッジよりも飛躍的な高密度記録が期待できる
ディスクの開発が進められている。これを、図3〜図5
によって具体的に説明すると、図3中符号1は垂直磁気
記録に用いられるディスクカートリッジのディスクであ
り、図4に示すように、金属薄膜としての磁性膜2がC
o−Cr膜3とFe−Ni膜4の二層のものと、図5に
示すように、磁性膜2がCo−Cr膜3の一層のものと
がある(これらは片面記録用であり、両面記録用のもの
は上下の記録面がそれぞれ二層乃至一層となる)。 【0004】そして、該ディスク1は、例えば厚さ50
μmのベースフィルム5に、磁性膜2(二層の場合に
は、例えば厚さ0.15μmのCo−Cr膜3および厚
さ0.5μmのFe−Ni膜4、一層の場合には、厚さ
0.15μmのCo−Cr膜3)を重層した後で、この
磁性膜2を厚さ0.015μmの保護膜6で被覆,保護
し、最後に環状に打ち抜き成形することにより製造され
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記デ
ィスク1の製造時に、磁性膜2とベースフィルム5の熱
膨張率の差によってディスク1に、特にディスク1の外
周部1a側に反り(歪み)Aが発生し易く、この反りA
を有したディスク1を前記塗布型のフロッピーディスク
に用いられるカートリッジ本体に収容して回転させる
と、所謂ばたつきが発生する欠点があった。特に、カー
トリッジ本体の上下部に形成されて、ディスク1に対し
て記録・再生する磁気ヘッドが挿入される一対のヘッド
挿入孔の近傍における上記ばたつきは、前記塗布型の磁
気ディスクのばたつきと比べると、例えば1〜1.5m
m(塗布型の磁気ディスクの約10倍弱)という振れ幅
で非常に大きくなり、該ばたつきを、ヘッド挿入孔から
挿入されて往復移動する前記磁気ヘッドとパットをそれ
ぞれ取り付けた一対のスライダーで挾み込んで規制する
ことにより、前記ディスク1の記録面1bに対する磁気
ヘッドの当たりを確保するには、高荷重(例えば30g
以上)を前記一対のスライダーにかけなければならなか
った。このため、ディスク1の磁性膜2に高荷重による
磁気ヘッドの引っかき傷等のスクラッチが入り易くな
り、ディスク1の耐久性が前記塗布型の磁気ディスクに
比べて劣るという問題点が生じた。 【0006】そこで、この発明は、金属薄膜製のディス
クの回転時のばたつきを防止することができるディスク
カートリッジを提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明のディスクカー
トリッジは、上,下ケースから成るカートリッジ本体内
に、垂直磁気記録用の記録面を有する金属薄膜製のディ
スクを回転自在に収容し、このディスクの記録面から外
れた外周部に対向する前記カートリッジ本体の上,下ケ
ースの各内面に、該ディスクの外周部を互い違いに挾装
するガイド部をそれぞれ環状に一体突出形成してある。 【0008】 【作用】金属薄膜製のディスクの記録面から外れた外周
部は、カートリッジ本体の上,下ケースの各内面に互い
違いにそれぞれ環状に一体突出形成された各ガイド部に
挾装されて、該カートリッジ本体内に回転自在に収容さ
れる。この各ガイド部により前記ディスクの反りによる
該ディスクの回転時の所謂ばたつきは規制されて防止さ
れる。 【0009】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。尚、図3〜図5に示す打ち抜き後のディスクの斜
視図及びディスクの拡大断面図は援用する。 【0010】図1,2において、符号10はディスクカ
ートリッジである。このディスクカートリッジ10は、
一側面側に磁性膜2から成る信号記録面1bを有するデ
ィスク1と、上ケース11と下ケース12で偏平箱型に
構成され、これらケース11,12の内面11a,12
a間で形成される空間内に前記ディスク1を回転自在に
収容するカートリッジ本体13と、このカートリッジ本
体13の各ケース11,12にそれぞれ形成された相対
向する一対のヘッド挿入孔11b,12bを開閉する断
面コ字状のシャッタ14とを備えている。 【0011】前記ディスク1の中央には、センターハブ
受孔1cを形成してある。このセンターハブ受孔1cに
は、断面皿状のセンターハブ7を取り付けてある。この
センターハブ7は、ディスクドライブ装置のターンテー
ブル(いずれも図示しない)に吸着されて該ディスク1
を回転させるように、前記下ケース12の中央に形成さ
れた孔12cより露出している。 【0012】而して、前記カートリッジ本体13の各ケ
ース11,12の各内面11a,12aの前記ディスク
1の記録面1bから外れた外周部1aに対向する位置に
は、該ディスク1の外周部1aを互い違いに挾装する逆
U字状の大径及び小径のガイド部15及び16を環状に
突出するようにそれぞれ一体形成してある。 【0013】尚、前記シャッタ14には、前記ケース1
1,12のヘッド挿入孔11b,12bと略同形の切欠
部をそれぞれ形成してある。そして、前記各ヘッド挿入
孔11b,12bと該シャッタ14の切欠部とが重なり
合って、各ヘッド挿入孔11b,12bが開いた時に、
これらヘッド挿入孔11b,12bから前記ディスク1
に対して記録・再生する磁気ヘッドとパットをそれぞれ
取り付けた一対のスライダー(いずれも図示しない)が
挿入されて該ディスク1を挾み込むようになっている。 【0014】以上の実施例のディスクカートリッジ10
によれば、ディスク1の製造時に、磁性膜2とベースフ
ィルム5の熱膨張率の差によってディスク1に、特にデ
ィスク1の外周部1a側に反りAが発生し、この反りA
はディスク1を所定の形状に打ち抜き成形後も歪んだま
まの状態であるが、このディスク1をカートリッジ本体
13に収容して回転させると、各ケース11,12に対
向して環状に一体突出形成した逆U字状の大径,小径の
ガイド部15,16間で前記ディスク1の外周部1aが
互い違いに確実に挾装されるため、該ディスク1の反り
Aによる回転時の所謂ばたつきが前記環状の各ガイド部
15,16間により規制されて防止される。即ち、上ケ
ース11の大径のガイド部15と下ケース12の小径の
ガイド部16との間により互い違いに前記ディスク1の
外周部1aを挾装することにより、該ディスク1の反り
による回転時のばたつきを確実に規制する。これによ
り、前記カートリッジ本体13の各ケース11,12の
一対のヘッド挿入孔11b,12bの近傍におけるディ
スク1の反りAによるばたつきは、従来の塗布型の磁気
ディスクの回転時のばたつきに比べると、同程度または
それ以下の振れ幅になって非常に小さくなるため、ディ
スク1の記録・再生時における一対のスライダーで該デ
ィスク1を挾み込む際に、該ディスク1の記録面1bに
対する磁気ヘッドの当たりを低荷重で確保することがで
き、従来のように、ディスク1の磁性膜2に高荷重によ
る磁気ヘッドの引っかき傷等のスクラッチが入ることが
なくなり、前記ディスク1と垂直磁気記録用の磁気ヘッ
ドとの接触状態を常時安定に保つことができると共に、
前記ディスク1及び垂直磁気記録用の磁気ヘッドの耐久
性を大幅に向上させることができる。 【0015】また、前記大径,小径のガイド部15,1
6の位置は、ディスク1の記録面1bから外れた外周部
1aに対向する各ケース11,12の内面11a,12
aの位置に限定されているため、該ディスク1の記録・
再生に何等影響が出るものではない。 【0016】このように、前記大径,小径のガイド部1
5,16を、各ケース11,12の内面11a,12a
に互い違いに一体突出形成し、特に、ディスク1の下側
(ターンテーブル挿入孔側)の小径のガイド部16を大
径のガイド部15よりディスク1の内周側に設けること
により、自然な状態においてディスク1の中心側がその
自重で垂れる(反る)ことがない。さらに、前記ガイド
部15,16を互い違いに設けることにより、ディスク
1の回転時(即ち記録・再生時)にガイド部15,16
が振動の節となることがないため、ガイド部を相対向す
る位置(同一円周上)に設ける場合に比べて前記記録・
再生時におけるディスク1の振動が少ない。 【0017】尚、前記実施例によれば、片面の垂直磁気
記録・再生用のディスクについて説明したが、両面に磁
性膜をそれぞれ形成して該両面に対して垂直磁気記録・
再生することができるディスクに適用できることは勿論
である。 【0018】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、垂直磁
気記録用の記録面を有するディスクを回転自在に収容し
たカートリッジ本体の上,下ケースの各内面の該ディス
クの記録面から外れた外周部に対向する位置に、該外周
部を互い違いに挾装するガイド部を環状にそれぞれ一体
突出形成したことにより、前記ディスクの反りによる回
転時の所謂ばたつきを規制して防止することができる。
その結果、前記ディスクと垂直磁気記録用の磁気ヘッド
との接触状態を常時安定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例のディスクカートリッジを
示す平面図。 【図2】図1図中A−A線に沿う断面図。 【図3】打ち抜き成形後のディスクの斜視図。 【図4】磁性膜が二層であるディスクの拡大断面図。 【図5】磁性膜が単層であるディスクの拡大断面図。 【符号の説明】 1…ディスク 1a…外周部 1b…記録面 2…磁性膜(金属薄膜) 10…ディスクカートリッジ 11,12…上,下ケース 11a,12a…内面 13…カートリッジ本体 15,16…ガイド部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.上,下ケースから成るカートリッジ本体内に、垂直
    磁気記録用の記録面を有する金属薄膜製のディスクを回
    転自在に収容し、 このディスクの記録面から外れた外周部に対向する前記
    カートリッジ本体の上,下ケースの各内面に、該ディス
    クの外周部を互い違いに挾装するガイド部をそれぞれ環
    状に一体突出形成したことを特徴とするディスクカート
    リッジ。
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