JP2678842B2 - 調理器の脱臭装置 - Google Patents
調理器の脱臭装置Info
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Description
生する臭気で代表される気相刺激成分(以下臭気成分と
いう)を含んだ空気を脱臭する調理器の脱臭装置に関す
る。
ー)は、焼肉等の外食産業を清潔で高級なものとして発
展させ、自らを普及させてきた。
し、煙とミストは捕集するが、臭気成分は空気とともに
屋外に排出するものである。
いては、臭気成分をそのまま屋外に排出するため、相隣
関係への配慮といつた煩わしさがあつた。
火災の危険性やダクト工事(現地工事)を必要とし、さ
らに店内のアレンジメントの変更が困難であつた。
煙や臭気成分を内部でエネルギー効率良く脱臭処理する
調理器の脱臭装置の提供を目的とする。
段は、図1,2の如く、調理器本体2内に形成された脱
臭路6に、該脱臭路6の吸気口7から排気口(排出口)
8a,8bに至る空気流を形成するためのフアン9と、
前記吸気口7から吸引された調理部から発生した臭気成
分を含む空気を昇温させる熱交換器10と、昇温された
空気を加熱して酸化分解させて無臭化するための加熱部
15と、酸化分解温度を低くするための触媒16とが設
けられ、前記熱交換器10は、加熱された空気の熱を利
用して脱臭前の空気を昇温するように構成されたもので
ある。また、脱臭路6の吸気口7が調理部の外周に形成
され、排気口(排出口)8bが前記吸気口7に向かつて
空気を排出するように前記吸気口7に対向して形成され
たものである。
がつた臭気成分を含む空気は、フアン9の吸引力により
吸気口7から吸引されて脱臭路6内に導かれ、熱交換器
10に達して昇温する。
て、必要温度まで上昇せしめられ、臭気成分は酸化分解
される。このとき、触媒16は、酸化分解温度を低く抑
える特性があるため、無臭化に必要な熱エネルギーを抑
制することができる。
臭後の空気は、再び熱交換器10を通過する。ここで、
加熱部15で加熱されたときの保有熱を脱臭前の空気に
伝えて昇温させ、自身は降温する。その後、無臭化され
た空気は、排出口8a,8bから排出され、特に排出口
8bから排出された空気は、吸気口7に向かつてエアカ
ーテンを形成する。このエアカーテンにより、吸気口7
において、調理部の上方へ逸散する臭気成分を逃がさな
いように効率良く吸引することができる。
装置の構成図、図2は脱臭装置の破断平面図、図3は熱
交換器の構造を示す斜視図である。
は、テーブル1に内装された調理器本体2の上部に支持
された円盤状のロストル部3と、該ロストル部3の下方
に配設され調理物を加熱する調理物加熱手段4と、調理
物から発生した臭気成分や煙を無煙無臭化する脱臭装置
5とを備えている。
理部から発生した臭気成分を含む空気を脱臭して室内に
排出するための脱臭路6が形成されている。脱臭路6の
吸気口7は、前記ロストル部3の周囲に配され、排出口
8a,8bは、前記ロストル部3の中央上方に配されて
いる。
アン9が設けられ、このフアン9よりも上流側に吸気昇
温用の熱交換器10と、該熱交換器10で昇温された吸
気中に含まれる臭気成分を酸化分解するための燃焼室1
1が配されている。
の脱臭路6には、煙とミストを除去する捕集性能の高い
セラミツクフイルターが使用されたミストキヤツチヤー
12が介在されている。
たリング状の吸気盤7aが取付けられている。
裏側から表側中央の上方に突出したL字形のスタツク1
3の突出部に形成されている。該スタツク13の突出部
には、その上端から排気する第一排出口8aと、スタツ
ク13の中央付近から斜下方の吸気口7に向かつて円環
状に排気する第二排出口8bとが形成されている。そし
て、スタツク13の第一排出口8a側に第一排出口8a
と第二排出口8bとの排気量を調整するダンパ14が内
装されている。
の高いステンレス製プレートフイン10aの配列が直交
する二層を一組として、これらを複数組重合したものが
使用され、臭気を含む空気流Xと、燃焼室11を通つた
脱臭後の空気流Yとが直交するように構成されている。
そして、この熱交換器10が脱臭路6中に三個直列に配
され、図1の如く、全体として向流となるように設置さ
れている。
器15と触媒16が設けられている。
して、その表面にプラチナやパラジウム等を付着せしめ
たものであり、その特性により酸化分解温度を低く抑え
ることができる。
燃焼室11の上面が、前記電熱器15に加熱されて、調
理用の輻射熱源として利用される。したがつて、燃焼室
11の上面壁は、放熱性の良い材料から構成される。な
お、図1において、17は外箱、18は内箱である。
の上面に置いてローストされる。このとき、調理物から
立ち上がつた煙や臭気成分を含む空気は、フアン9によ
り吸気口7から吸引されて脱臭路6に導かれ、ミストキ
ヤツチヤー12を上方から下方へと通過することで煙と
ミストが除去されて、熱交換器10に達して昇温され
る。
熱器15により必要温度まで上昇せしめられ、臭気成分
(アルデヒド類等)は酸化分解される。このとき、触媒
16により酸化分解温度を低く抑えることができる。
た吸気は、再び熱交換器10を通過する。ここで、燃焼
室11で燃焼された燃焼排ガスの保有熱を脱臭前の吸気
に伝えて昇温させ、自身は降温する。
第一排出口8aと第二排出口8bから排出される。第二
排出口8bから排出される空気は、斜下方の吸気口7に
向かつて、傘膜状のエアカーテンを形成する。
て、ロストル部3の上方へ逸散する特に吸気口7から遠
いロストル部3の中心部の臭気成分や煙りを逃がさない
ように効率良く吸引することができる。なお、図1にお
いて、19は風防であり、臭気成分や煙の吸引効率を高
めている。
酸化分解することにより清浄空気として外部に排出する
ことができる。
臭気成分を酸化分解させるときに必要な熱エネルギーが
抑制できる。また、第二排出口8bからのエアカーテン
により、少量の空気吸引で臭気成分や煙を捕集できるこ
とは、熱エネルギーの抑制に役立つとともに、フアン9
を小型化でき、駆動エネルギーも抑制できる。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
や重複エキスパンドメタル方式を用いてもよい。また、
臭気の酸化分解に必要な高温を得るために燃料の吹き込
みでもよい。さらに、加熱部として、電熱器15を設け
ずに調理物加熱手段4からの輻射熱を利用して、燃焼室
11を加熱するよう構成してもよい。
用の熱源として利用しているが、調理用熱容量大なるを
要するときは、燃焼室11の上面に分岐された電熱器ま
たはガスバーナーを配置してもよい。この場合、燃焼室
11からの熱エネルギーの損失を防止するため、燃焼室
11の上面壁は遮熱性を有する材料で形成すれば、電熱
器15を容量の小さいものにすることができる。
型に限定されるものではなく、フアン9の配設位置も脱
臭路6内で自由に選ばれてもよい。
て、例えば四角なロストルを有する調理器においては、
図4,5に示すように排出空気をロストルの一辺から吹
き出し、対向する一辺に吸気せしめても、上記実施例と
同様の効果が期待できる。
よると、臭気成分を含む空気を加熱して酸化分解させる
ことにより、清浄空気として外部に排出することができ
る。また、触媒により、低温で酸化分解させることがで
き、しかも熱交換器の使用により、排熱を利用して脱臭
前の空気を昇温しているため、脱臭化に必要な熱エネル
ギーを抑制できる。
少量の空気吸引で臭気成分や煙を捕集できるため、脱臭
化に必要な熱エネルギーをより一層抑制できるととも
に、ファンの駆動エネルギーも抑制できるといった優れ
た効果がある。
置の構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 調理器本体内に形成された脱臭路に、該
脱臭路の吸気口から排気口に至る空気流を形成するため
のフアンと、前記吸気口から吸引された調理部から発生
した臭気成分を含む空気を昇温させる熱交換器と、昇温
された空気を加熱して酸化分解させて無臭化するための
加熱部と、酸化分解温度を低くするための触媒とが設け
られ、前記熱交換器は、加熱された空気の熱を利用して
脱臭前の空気を昇温するように構成されたことを特徴と
する調理器の脱臭装置。 - 【請求項2】 脱臭路の吸気口が調理部の外周に形成さ
れ、排気口が前記吸気口に向かつて空気を排出するよう
に前記吸気口に対向して形成されたことを特徴とする請
求項1記載の調理器の脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29883591A JP2678842B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 調理器の脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29883591A JP2678842B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 調理器の脱臭装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05130945A JPH05130945A (ja) | 1993-05-28 |
JP2678842B2 true JP2678842B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=17864840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29883591A Expired - Fee Related JP2678842B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 調理器の脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678842B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100673996B1 (ko) * | 2005-05-18 | 2007-01-24 | 대영이앤비 주식회사 | 음식물쓰레기 처리기의 악취분해장치 |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP29883591A patent/JP2678842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05130945A (ja) | 1993-05-28 |
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