JP2678016B2 - 先端刃付リーマ - Google Patents

先端刃付リーマ

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JP2678016B2
JP2678016B2 JP63139744A JP13974488A JP2678016B2 JP 2678016 B2 JP2678016 B2 JP 2678016B2 JP 63139744 A JP63139744 A JP 63139744A JP 13974488 A JP13974488 A JP 13974488A JP 2678016 B2 JP2678016 B2 JP 2678016B2
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誠 原野
幸雄 鬼頭
守人 藤沢
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菱高精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、下穴の内周部の切削とリーマ仕上げを行
うためのリーマに係わり、特に、切屑排出性を大幅に向
上させる技術に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の先端刃付リーマとしては、第5図およ
び第6図に示すものが知られている。この先端刃付リー
マは、軸線を中心として回転される工具本体1の外周部
に、ねじれ角が先端側を向き左側へ40゜〜60゜とされた
複数のねじれ溝2…が形成され、各ねじれ溝2に連続す
る外周マージン2aの先端部に、基端側から先端側へ向か
うにしたがって外径が漸次小さくなる切刃(以下、リー
マ刃という)3が形成され、工具本体1の先端壁部に、
該壁部を内周側から外周側へ向けて切り欠いてなるチッ
プポケット4が形成され、このチップポケット4の回転
方向を向く壁面の外周側稜線部に、外周側へ向け工具本
体1の横断面に対して基端側へ傾斜した先端切刃5が形
成されたものである。
この先端刃付リーマは、予め穿孔された下穴の内周部
を先端切刃5によりリーマ仕上代を残して切削する一
方、リーマ刃3によって穴の仕上げ加工を行うものであ
り、先端切刃5によって生成された切屑をチップポケッ
ト4を介して排出するとともに、リーマ刃3によって生
成された切屑もねじれ溝2を介してチップポケット4に
入れて排出し、さらに、ねじれ溝2から切削油を切削部
に供給するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記先端刃付リーマにおいては、先端切刃
5とリーマ刃3とによって生成される切屑が共にチップ
ポケット4を通って排出されるから、それぞれの切屑が
互いに干渉して切屑詰まりが生じ易い。しかも、ねじれ
溝2のねじれ角が40゜〜60゜と大きいために切屑が流れ
にくく、したがって、切屑の排出性に問題があった。ま
た、ねじれ溝2のねじれ角が大きいから、リーマ刃3の
実際の長さに対する軸線方向の有効長さが短く、このた
め、リーマ刃3の長さを長く設定しなければならず、そ
の再研磨が困難であるという問題もあった。
[発明の目的] この発明は、上記問題点を解決するためになされたも
ので、切屑排出性を大幅に向上させることができるのは
勿論のこと、リーマ刃を短くすることができ、したがっ
て、リーマ刃の再研磨を容易に行うことができる先端刃
付リーマを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の先端刃付リーマは、ねじれ溝のねじれ角を
5゜〜40゜に設定し、さらに、先端切刃部のチップポケ
ットの底面を、外周側に向かうに従い先端切刃に対して
先端側に向かうように傾斜して形成したものである。た
だし、チップポケットは、その断面積が外周側から内周
側へ向かうに従って漸次増加するように形成することが
望ましい。
[作用] 先端切刃で生成された切屑は、先端切刃に対して直交
する方向へ伸び、チップポケットの底面によって曲げら
れる。ここで、上記先端刃付リーマでは、チップポケッ
トの底面を外周側に向かうに従い先端切刃に対して先端
側に向かうように傾斜して形成しているから、切屑は内
周側へ向けて螺旋状をなすように曲げられる。このた
め、切屑は内周側へ向かって伸びて被削材の下穴内に落
下する。したがって、先端切刃による切屑とリーマ刃に
よる切屑とが干渉することがない。なお、この場合、チ
ップポケットを外周側よりも内周側の断面積が大きくな
るように形成すれば、切屑がさらに流れ易くなる。
また、ねじれ溝のねじれ角を5゜〜40゜に設定してい
るから切屑が通り易く、しかも、リーマ刃の実際の長さ
に対する軸線方向の有効長さが長いから、その長さを短
くすることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図を参照
しながら説明する。第2図は実施例の先端刃付リーマを
示す側面図である。図において符号10は工具本体であ
る。工具本体10は、軸線回りに回転される外観円柱状を
なすもので、その外周には、工具本体10の先端面に至る
4条のねじれ溝(溝)11…が形成されている。このねじ
れ溝11のねじれ角αは、先端側へ向き左側へ5゜〜40゜
に設定されている。また、工具本体10の先端寄り外周に
は、その全周にわたって逃がし溝12が形成されている。
そして、各ねじれ溝11に連続する外周マージン11aの上
記逃がし溝12から基端側へ向かう所定範囲の稜線部に
は、基端側から先端側へ向かうにしたがって外径が漸次
小さくなるリーマ刃13が形成されている。
また、工具本体10は先端壁部には、該壁部を内周側か
ら外周側へ向けて切り欠いてなる4つのチップポケット
14が、その回転方向側の壁部が上記ねじれ溝11と交叉す
るようにして円周方向へ等間隔に形成されている。な
お、チップポケット14は必ずしも等間隔に形成しなくて
も良い。各チップポケット14の回転方向を向く壁面の外
周側稜線部には、外周側へ向け工具本体10の横断面に対
して基端側へ傾斜した切刃(先端切刃)15が形成されて
いる。チップポケット14は、切刃15を含む平坦なすくい
面16と、断面略円弧状をなす凹曲面(底面)17とから構
成され、凹曲面17は、外周側に向かうに従い切刃15に対
して先端側に第1図中βで示す角度傾斜して形成されて
いる。また、チップポケット14は、その断面積が外周側
から内周側へ向かうに従って漸次増加するように形成さ
れている。さらに、ねじれ溝11どうしの間の外周面であ
って上記逃がし溝12よりも先端側の壁面は、3/100程度
のいわゆるバックテーパが設けられた円筒曲面18に形成
されている。
このような先端刃付リーマによって切削加工を行う
と、切刃15で生成された切屑20は、切刃15に対して直交
する方向へ伸び、チップポケット14の凹曲面17によって
曲げられる。ここで、上記先端刃付リーマでは、チップ
ポケット14の凹曲面17を切刃15に対して外周側へ向け先
端側へ傾斜して形成しているから、第4図に示すよう
に、切屑20は内周側へ向けて螺旋状をなすように曲げら
れる。このため、切屑20は図中矢印X方向に向かってカ
ーリングし、被削材の下穴内に落下する。さらに、チッ
プポケット14の断面積が外周側よりも内周側の方が大き
いから、切屑が通り易くその排出性がさらに向上され
る。
このようにして拡径された穴は、リーマ刃13によって
わずかな切削代加工されて仕上げられる。この場合、ね
じれ溝11にはリーマ刃13によって生成される切屑のみが
流通し、しかも、ねじれ角が左側へ5゜〜40゜と小さく
設定されているので、切屑が通り易く先端側へ円滑に排
出される。また、ねじれ溝11内には切削部の冷却、潤滑
を行うための切削油が供給されるが、この切削油は、チ
ップポケット14内に流入し、切削部の潤滑および冷却が
行われる。
このように、上記先端刃付リーマでは、切刃15で生成
された切屑を強制的に被削材の穴へ排出するものである
から、リーマ刃13で生成された切屑と干渉を起こして切
屑詰まりを生じるようなことがなく、さらに、ねじれ溝
11のねじれ角αが小さいから切屑を円滑に流通させるこ
とができ、したがって、切屑排出性を大幅に向上させる
ことができる。また、ねじれ溝11のねじれ角αが小さい
から、リーマ刃13の軸線方向の有効長さが長く、リーマ
刃13の長さを短く設定することができる。したがって、
リーマ刃13の再研磨を容易に行うことができる。
また、ねじれ溝11で切屑が流れ易いから、切削油を円
滑に供給することができるとともに、ねじれ溝11の断面
積を小さくすることができ、工具剛性を向上させること
ができる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明の先端刃付リーマでは、
ねじれ溝のねじれ角を5゜〜40゜に設定し、さらに、チ
ップポケットの底面を、外周側に向かうに従い先端切刃
に対して先端側に向かうように傾斜して形成したもので
あるから、切刃どうしの干渉を防止して切屑詰まりの発
生を防止することができる。しかも、ねじれ溝のねじれ
角が小さいから、切屑はねじれ溝内を円滑に流通し、し
たがって、切屑排出性を大幅に向上させることができ
る。
また、ねじれ溝のねじれ角が小さいから、リーマ刃の
軸線方向における有効長さが長く、したがって、リーマ
刃の長さを短く設定することができ、リーマ刃の再研磨
を容易にすることができる。さらに、ねじれ溝の断面積
を小さくして工具剛性を向上させることができる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図は先端刃付リーマの先端部を示す第3図にお
けるI−I線断面図、第2図は先端刃付リーマの側面
図、第3図はその軸線方向先端視図、第4図は切屑が曲
げられる状態を示す斜視図、第5図および第6図は従来
の先端刃付リーマを示すもので、第5図はその側面図、
第6図は先端刃付リーマの先端部を示す軸線方向先端視
図である。 1……工具本体、 2……ねじれ溝、 3……リーマ刃、 4……チップポケット、 5……切刃、 10……工具本体、 11……ねじれ溝、 13……リーマ刃(切刃)、 14……チップポケット、 15……切刃(先端切刃)、 17……凹曲面(底面)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−195920(JP,U) 実開 昭55−70922(JP,U) 実開 昭61−109628(JP,U) 特公 昭40−26674(JP,B1) 実公 昭48−27899(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線を中心として回転される工具本体の外
    周部にねじれ溝が形成されるとともに、このねじれ溝に
    連続する外周マージンの先端稜線部に、基端側から先端
    側へ向かうにしたがって外径が漸次小さくなる切刃が形
    成され、工具本体の先端壁部に、該壁部を内周側から外
    周側へ向けて切り欠いてなるチップポケットが形成され
    るとともに、このチップポケットの回転方向を向く壁面
    の外周側稜線部に、外周側へ向け工具本体の横断面に対
    して基端側へ傾斜した先端切刃が形成されてなる先端刃
    付リーマにおいて、 上記ねじれ溝のねじれ角を、5゜〜40゜に設定し、さら
    に、上記チップポケットの底面を、外周側に向かうに従
    い上記先端切刃に対して先端側に向かうように傾斜して
    形成したことを特徴とする先端刃付リーマ。
JP63139744A 1988-06-07 1988-06-07 先端刃付リーマ Expired - Lifetime JP2678016B2 (ja)

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JPH01310816A JPH01310816A (ja) 1989-12-14
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