JP2677775C - - Google Patents

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JP2677775C
JP2677775C JP2677775C JP 2677775 C JP2677775 C JP 2677775C JP 2677775 C JP2677775 C JP 2677775C
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、光ディスク等の記録媒体の再生装置に関する。 【0002】 【0003】 【0004】 【0005】 【従来の技術】 近年、光ディスクの大容量化により、1枚のディスクに、部分的に内容が異な
った複数のストーリーを記録し、ユーザの選択により任意のストーリーを再生で きるようにしたものが現れている。しかし、この場合、ストーリー毎に、多くの
同一データを重複して記録することになり、ディスク容量の利用効率を著しく劣
化させてしまう。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、同じデータを重複して記録する必要のない再生装置の提供を目的と
している。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【課題を解決するための手段】 請求項1記載の発明は、ファイル単位でデータが記録され、前記ファイルに、
互いに同期して再生される複数の種別のデータのまとまりであるデータユニット
の群が記録されたデータユニット領域と、前記データユニット領域に記録された
データユニットを1つ以上連結して、プログラム・セルとして構成するための情
であってセル先頭位置情報及びセル終了位置情報を含む情報である1つ以上の
セル情報テーブルが記録されたセル情報テーブル領域及び前記セル情報テーブル
領域に記録されたセル情報テーブルに基づき、前記プログラムセルを1つ以上連
結して、プログラム・チェーンとして構成するための情報である1つ以上のチェ
ーン情報とが記録された記録媒体を再生する再生装置において、前記チェーン情
報を検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段によって検索されたチェー
ン情報を基に、前記プログラム・チェーンを構成する1つ以上の前記セル情報テ ーブルを前記セル情報テーブル領域より検索する第2の検索手段と、前記第2の
検索手段によって検索されたセル情報テーブルを基に、前記プログラム・セルを
構成する1つ以上の前記データユニットを前記データユニット領域より検索して
再生する第3の検索手段とを具備することを特徴とする。請求項2記載の発明は
、ファイル単位でデータが記録され、前記ファイルに、互いに同期して再生され
る複数の種別のデータのまとまりであるデータユニットの群が記録されたデータ
ユニット領域と、前記データユニット領域に記録されたデータユニットを1つ以
上連結して、プログラム・セルとして構成するための情報であってセル先頭位置
情報及びセル終了位置情報を含む情報である1つ以上のセル情報テーブルが記録
されたセル情報テーブル領域及び前記セル情報テーブル領域に記録されたセル情
報テーブルに基づき、前記プログラムセルを1つ以上連結して、プログラム・チ
ェーンとして構成するための情報である1つ以上のチェーン情報とが記録され、
かつ前記チェーン情報には前記プログラム・チェーンを構成する複数のプログラ
ム・セルの番号及びこれらプログラム・セルの再生順を示すセル番号列と、前記
セル番号列で示される各プログラム・セル毎に、これが同一時間軸上の同一期間
に他のプログラム・セルとの間で選択的に再生可能なプログラム・セルであるか
否かを示すモード情報とを含む記録媒体を再生する再生装置において、前記チェ
ーン情報を検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段によって検索された
チェーン情報を基に、前記セル情報テーブルを検索する第2の検索手段と、前記
第2の検索手段によって検索されたセル情報テーブルを基に、前記モード情報を
検索する第3の検索手段と、前記検索されたモード情報を基に、前記チェーン情
報に対応するセル番号列で示されるプログラム・セルが前記選択的に再生可能な
プログラム・セルであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により選択
的に再生可能なプログラム・セルと判断され、かつ選択的に再生可能なプログラ
ム・セルのうち所望のプログラム・セルが選択されているときには、前記第2の
検索手段によって検索されたセル情報テーブル及び前記第3の検索手段によって
検索されたモード情報を基に、前記所望のプログラム・セルを構成する1つ以上
の前記データユニットを前記データユニット領域より検索して再生する第の検
索手段とを具備することを特徴とする。 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【作用】 本発明の再生装置においては、複数のプログラム・チェーン間で同一のプログ
ラム・セルを共有することができるので、同じデータを重複して記録する必要が
なくなる。これにより、記録媒体の記録容量の利用効率を最大限に高められる。 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】 【実施例】 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 【0039】 図1は本発明の一実施例である光ディスクのデータ構造を示す図である。 【0040】 本ディスクのデータ構造はISO−9660規格に準拠している。本ディスク
の記録空間はリードイン領域、管理領域、データ領域およびリードアウト領域に
分割されている。管理領域はシステム・エリア、PVD(Primary Volume Descri
ptor)テーブル、VTD(Volume Terminate Descriptor)テーブル、PT(Path Ta
ble)、DR(Directory Record)を含む。データ領域は複数のファイルより構成さ
れる。 【0041】 管理領域内のPVDテーブルには、図2に示すように、ディスク(ボリューム
)に関する情報として、ボリュームのサイズ、ボリュームの属性、ルートDRの
位置、PTの位置、その他が記述されている。VTDテーブルの内容は、図3に
示すように規定されている。PT(L形PT,M形PT)には、図4および図5
に示すように、DR間の階層構造が記述されている。DRはルートDR(00)
テーブル、ルートDR(01)テーブル及びファイル(n)テーブル群からなる
。ルートDR(00)テーブル及びルートDR(01)テーブルには、図6及び
図7に示すように、それぞれのDRテーブル自身の位置等が記述されている。フ
ァイル(n)テーブルはデータ領域内の個々のファイル毎に設けられている。こ
れらのファイル(n)テーブルには、図8に示すように、対応するファイルの位
置等が記述されている。 【0042】 図2に示すように、PVDテーブルには応用システム領域が設けられている。
この応用システム領域には、データ記録方式に準拠したディスクの種別を示すデ
ィスク識別子1と、本ディスクが両面ディスクか片面ディスクかを示すディスク
面数識別子2と、本ディスクが両面ディスクの場合のA面/B面を示すディスク
面識別子3、その他が記録されている。なお、このPVDテーブルにおいて、B
Pの値はテーブル先頭からのバイト位置を示している。 【0043】 また、図8に示すように、個々のファイルに対応するファイル(n)テーブル には応用システム領域が設けられている。この応用システム領域には、データ記
録方式に準拠したファイルの種別を示す情報(ディスク識別子)4、その他が記
録されている。 【0044】 図9は以上のデータ構造を有するディスクを再生する光ディスク再生装置の構
成を示す図である。同図において、11は光ディスクを駆動すると共に光ディス
クからデータを光ピックアップでリードする光ディスクドライブ部である。12
はシステム全体を制御するMPU(マイクロプロセッサユニット)である。13
はユーザの指令をMPU12に与えるキー入力部である。14はMPU12の制
御プログラム等が記憶されたROMおよびMPU12の作業領域として用いられ
るRAM部である。15は光ディスクドライブ部11より出力されたデータの復
調および誤り訂正を行い、誤り訂正したデータをビデオ(主映像)、オーディオ
、副映像の3つのデータに分離するシステムプロセッサ部である。16はデータ
処理のためのRAM部である。17、18、19はシステムプロセッサ部15よ
り出力されたビデオデータ、オーディオデータ、副映像データをそれぞれデコー
ドするビデオデコーダ部、オーディオデコーダ部、副映像デコーダ部である。2
0は各デコードデータをアナログ信号に変換すると共に、ビデオデータと副映像
データとを多重化して映像/音声出力部21に出力するD/A&再生処理部であ
る。 次に、この光ディスク再生装置の動作を図10から図13を用いて説明する。
図10はデータ記録方式に準拠したディスクおよびファイルの種別を判定する機
能の構成を示す図、図11はディスクの記録面数および再生面を判定する機能の
構成を示す図、図12は図1のデータ構造上でのファイルアクセスの手順を示す
図、そして図13はファイルアクセスの手順を示すフローチャートである。 【0045】 ディスク再生装置の起動後、またはディスク交換後、再生装置はPVDテーブ
ルを読み込む(ステップ1)。この後、再生装置はPVDテーブル中の規格識別
子を基に、本ディスクがISO−9660規格に準拠したディスクであるか否か
を判定する(ステップ2)。本ディスクがISO−9660規格に準拠したディ
スクである場合、再生装置は、図10に示したディスク記録方式判定部31にて
、 PVDテーブル内の応用システム領域に記録されたディスク識別子1をチェック
することによって、本ディスクが本再生装置にて再生可能なディスク(適用ディ
スク)であるか否かを判定する(ステップ3)。 【0046】 装着されたディスクが適用ディスクであれば、再生装置は、図11に示したデ
ィスク記録面数判定部41にて、同じく応用システム領域に記録されたディスク
面数識別子2をチェックする(ステップ4)。この結果、装着されたディスクが
両面ディスクであることが判定された場合、再生装置はディスクA/B面判定部
42にて、同じく応用システム領域に記録されたディスク面識別子3をチェック
することによって、現在の再生面がA面、B面のどちらであるかを判定する(ス
テップ5)。 【0047】 次に再生装置は、PTを読み込んでDR間の階層構造を確認し、続いてルート
DRを読み込んで各ファイル(n)テーブルの位置を確認する(ステップ6)。
この後、再生装置は、最初のファイル(n)テーブルからファイル名を取り出し
(ステップ7)、このファイル名が予め指定したファイル名と一致するか否かを
判定する(ステップ8)。この結果、ファイル名が一致しない場合、再生装置は
次のファイル名を取り出し(ステップ9)、同じ動作を繰り返す。各ファイル名
が一致した場合、再生装置は、図10に示したファイル記録方式判定部32にて
、一致したファイルのファイル(n)テーブル内の応用システム領域内の情報(
ディスク識別子)4をチェックすることによって、本ファイルが本再生装置で適
用可能なファイルであるか否かを判断する(ステップ11)。本ファイルが不適
用ファイルならば処理は終了となる。また、本ファイルが適用ファイルならば、
再生装置は、そのファイルのファイル(n)テーブルからファイルの記録位置を
確認し、そのファイル本体をアクセスする(ステップ12)。 【0048】 次に、管理情報の多重記録方法について説明する。 【0049】 本ディスクには、管理領域に記録された情報と同じ内容の複数の管理情報が、 管理領域およびデータ領域以外の位置に、予備管理情報として多重に記録されて
いる。 【0050】 図14はこの予備管理情報をリードイン領域に多重に記録した例を示している
。同図に示すように、各予備管理情報内の位置を示す値は、それぞれ自身の予備
管理領域51、52の先頭アドレスからの相対距離(セクタ数)により定義され
る。 管理領域53及びデータ領域54内の位置を示す絶対アドレスは、管理領域5
3の先頭アドレスからの相対距離(セクタ数)で定義されている。従って、予備
管理領域51、52内の任意の位置をアクセスする時は、予備管理領域51、5
2の先頭アドレスをオフセット値として、これに目的の絶対アドレスの値を加算
することによって算出ができる。例えば、第1の予備管理領域51の先頭アドレ
スが−20である場合、絶対アドレス3で示されるアドレスは次式により算出さ
れる。 3+(−20)=−17 同様に第2の予備管理領域52の先頭アドレスが−10である場合、絶対アド
レス3で示されるアドレスは次式により算出される。 3+(−10)=−7 次に、本ディスクのデータ領域に記録されているファイルのデータ構造につい
て説明する。図15はこのファイルのデータ構造を示す図である。同図に示すよ
うに、ファイルは、ファイル管理テーブル5、チェーン情報テーブル6の群、セ
ル情報テーブル7の群、DUTアロケーション・テーブル(以下、DATと呼ぶ
。)8の群、DUT(データユニット)9の群を有する。 【0051】 ファイル管理テーブル5は、図16に示すように、ファイル中に存在するチェ
ーン情報テーブル数、セル情報テーブル数、DUT(データユニット)数、セク
タ数、および各テーブルの先頭を示すポインタ等を含む。 【0052】 チェーン情報テーブル6には、図17及び図18に示すように、プログラム・
チェーンを構成するための情報が記述されている。ここでプログラム・チェーン とは1つのストーリーを構成する単位である。個々のプログラム・チェーンは複
数のプログラムを再生の順番で連結して構成される。プログラムは1つ以上のプ
ログラム・セルと呼ばれる単位の集合からなる。要するに、チェーン情報テーブ
ル6は、複数のセル情報テーブル7を選択的に連結して1つのプログラム・チェ
ーンとして構成するための情報を含んでいる。ファイル内には、このチェーン情
報テーブル6がチェーン番号順に複数連続して配置されている。 【0053】 セル情報テーブル7には、図19に示すように、プログラム・セルを構成する
ための情報が記述されている。ここでプログラム・セルとは、1つのプログラム
を構成するための部品である。個々のプログラム・セルは複数のDUTを再生の
順番で連結して構成される。要するに、セル情報テーブル7は、複数のDUT9
を選択的に連結して1つのプログラム・セルとして構成するための情報を含んで
いる。ファイル内には、このセル情報テーブル7がセル番号順に複数連続して配
置されている。 【0054】 DAT8には、図20に示すように、個々のDUT毎に、そのDUTが記録さ
れている位置をファイル先頭からの相対距離(セクタ数)で示す情報が記述され
ている。ファイル内には、このDAT8がDUT番号順に複数連続して配置され
ている。 【0055】 DUT9は、互いに同期再生される映像データ、音声データ、副映像データ等
の複数の種別のデータで構成される。個々のDUT9の再生時間は特に規定され
ていない。ファイル内には、このDUT9がDUT番号順に複数連続して配置さ
れている。 【0056】 次に、図21を用いてプログラム・チェーンを選択する手順を説明する。 【0057】 再生装置は、ファイルに存在する複数のプログラム・チェーンの中から、ユー
ザによって選択された任意のプログラム・チェーンを再生することができる。 【0058】 再生装置は、目的のファイルを取得した後、そのファイル内のファイル管理テ
ーブル5を読み込み(ステップ1)、ファイル内のプログラム・チェーン数、プ
ログラム・セル数、DUT数、セクタ数、及び各テーブルの先頭を示すポインタ
を取得する(ステップ3)。次に再生装置は、取得したポインタを用いて、最初
のチェーン情報テーブルの内容を取得し(ステップ4)、チェーン番号を示すカ
ウンタの値を0クリアする(ステップ5)。 【0059】 次に再生装置は、カウンタが示すチェーン番号が予めユーザが指定したチェー
ン番号と一致するか否かを判定する(ステップ6)。一致しない場合、再生装置
は、チェーン情報テーブルに記述されたテーブル自体の長さを先頭ポインタに加
算することによって求めたポインタを用いて、次のチェーン情報テーブルの内容
を取得する(ステップ7)。続いて再生装置は、チェーン番号を1加算し(ステ
ップ8)、再びユーザが指定したチェーン番号と一致するかを判定する。このよ
うにして、カウンタが示すチェーン番号が予めユーザが指定したチェーン番号と
一致するまでステップ6からステップ8の処理を繰り返す。 【0060】 カウンタが示すチェーン番号が予めユーザが指定したチェーン番号と一致した
場合、再生装置は、チェーン情報テーブルから、本プログラム・チェーンを構成
するプログラム・セル数、DUT数、副映像チャネル数、オーディオ・ストリー
ム数等を取得する(ステップ9)。続いて、再生装置は、取得した情報から、チ
ェーン情報テーブル中の分岐点数(NBP)と、チェーン制御情報(SCINF
O)の先頭ポインタを取得する(ステップ10)。この後、再生装置は、取得し
た先頭ポインタから最初のチェーン制御情報(SCINFO)を取得して(ステ
ップ11)、このチェーン制御情報(SCINFO)を基にプログラム・チェー
ンの再生制御を開始する(ステップ12)。 【0061】 ところで、図15に示したファイル内のファイル管理テーブル5、チェーン情
報テーブル6、セル情報テーブル7、DAT8、DUT9の各先頭位置は、すべ て、自身が所属しているファイルの先頭からの相対距離(セクタ数)で定義され
ている。即ち、aをファイル管理テーブル5のセクタ数、bを全チェーン情報テ
ーブル6のセクタ数、cを全セル情報テーブルのセクタ数、dを全DATのセク
タ数とすると、ファイル管理テーブルの先頭位置は0、先頭のチェーン情報テー
ブルの位置はa、先頭のセル情報テーブルの位置はa+b、先頭のDATの位置
はa+b+c、先頭のDUTの位置はa+b+c+dで表される。 【0062】 このように、ファイル内の位置をファイル先頭からの相対距離(セクタ数)で
表すことで、図22に示すように、ファイルをデータ領域内の別の位置に再配置
する場合に位置を示す値を変更する必要がない。 【0063】 また、この光ディスクのファイル構造においては、複数のプログラム・チェー
ンで同一のプログラム・セルを共有することができる。 【0064】 図18に示すように、チェーン情報テーブルには、他のプログラム・チェーン
との間で共有しているプログラム・セルの数を示す分岐点総数(NBP)と、そ
のプログラム・セル番号である分岐情報(BINF0)が記述される。図23及
び図24は3つのプログラム・チェーンA、B、Cでプログラム・セルを共有す
る場合の分岐情報(BINFO)及びチェーン制御情報(SCINFO)の各記
述例を示している。チェーン制御情報(SCINFO)には、再生するプログラ
ム・セルの番号が再生順に記述されている。再生装置は、このチェーン制御情報
(SCINFO)に基づいて、再生するプログラム・セルを順次選択、再生する
ことでプログラム・チェーンA、B、Cの再生を実行する。これにより、各プロ
グラム・チェーンA、B、Cはそれぞれ図25に示す手順で再生される。なお、
図25において、0から8は個々のプログラム・セルの番号とその再生区間を示
す。 【0065】 次に、A、B、Cいずれかのプログラム・チェーンを再生中にプログラム・チ
ェーンの切り替えが発生した場合の動作を説明する。 【0066】 1) プログラム・チェーンAのプログラム・セル1の再生中にプログラム・
チェーンBへの切り替えが発生した場合は、プログラム・チェーンBの再生は最
初のプログラム・セル5から開始される。 【0067】 2) プログラム・チェーンAのプログラム・セル1の再生中にプログラム・
チェーンCへの切り替えが発生した場合は、プログラム・チェーンCの再生は最
初のプログラム・セル7から開始される。 【0068】 3) プログラム・チェーンAのプログラム・セル1の再生完了後にプログラ
ム・チェーンBへの切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンBの再生は
は次のプログラム・セル2から開始される。なぜなら、プログラム・チェーンB
は、2番目にプログラム・チェーンAと共有しているプログラム・セル1を有し
ており、重複する再生を避けるため、プログラム・チェーンBの再生は次のプロ
グラム・セル2から開始される。 【0069】 4) プログラム・チェーンAのプログラム・セル1の再生完了後にプログラ
ム・チェーンCへの切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンCの再生は
最初のプログラム・セル7から開始される。 【0070】 5) プログラム・チェーンAのプログラム・セル2の再生完了後にプログラ
ム・チェーンBへの切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンBの再生は
はプログラム・セル6から開始される。その理由は3)の場合と同じである。 【0071】 6) プログラム・チェーンAのプログラム・セル2の再生完了後にプログラ
ム・チェーンCへの切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンCの再生は
最初のプログラム・セル7から開始される。 【0072】 7) プログラム・チェーンAのプログラム・セル3の再生完了後にプログラ ム・チェーンBへの切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンBの再生は
プログラム・セル6から開始される。 【0073】 8) プログラム・チェーンAのプログラム・セル3の再生完了後にプログラ
ム・チェーンCへの切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンCの再生は
プログラム・セル8から開始される。なぜなら、プログラム・チェーンCは、2
番目にプログラム・チェーンAと共有しているプログラム・セル3を有しており
、重複する再生を避けるため、プログラム・チェーンCの再生はプログラム・セ
ル8から開始される。 【0074】 このように、共有プログラム・セルを有するプログラム・チェーン間で再生の
切り替えが発生した場合は、再生が完了した共有プログラム・セルの次のプログ
ラム・セルから切り替え後の再生が開始される。 【0075】 次に、プログラム・チェーンの再生制御について説明する。 【0076】 図18に示すように、チェーン情報テーブルには、チェーン制御情報(SCI
NFO)がプログラム・セルの再生順に連続して記録されている。したがって、
このチェーン制御情報を順番に読み出すことでプログラム・セルの連続再生つま
りプログラム・チェーンの再生を行うことができる。 【0077】 また、図18及び図26に示すように、チェーン制御情報(SCINFO)に
は2ビットの再生制御エリア61が設けられている。この再生制御エリア61に
記述された再生制御情報に基づき、再生装置は各プログラム・セルを連続再生す
る時の制御内容を認識することができる。 【0078】 再生制御情報の内容として次のものがある。 00:プログラム・セルの再生後、待ち時間無しで次のプログラム・セルを連
続して再生する(プログラム間の連続性あり)。 01:プログラム・セルの再生後、待ち時間無しで次のプログラム・セルを連
続して再生する(プログラム間の連続性なし)。 10:プログラム・セルの再生後、セル情報テーブルで指定される時間(PW
AIT)の経過を待って次のプログラム・セルを再生する。 11:プログラム・セルの再生後、再生を停止する。 【0079】 次に、この再生制御情報に基づくプログラム・セルの連続再生制御の具体例を
説明する。 【0080】 図26はその具体例であるチェーン制御情報(SCINFO)の記述例を示し
ている。この具体例において、プログラム・チェーンは5つのプログラム・セル
で構成される。また、アングル・モードはすべて“00”であり、マルチ・アン
グル再生の指定はない。マルチ・アングル再生とは、同一時間軸上の同一期間に
選択的に再生可能ないくつかのプログラム・セルの中から、再生する唯一のプロ
グラム・セルの選択をユーザに委ねる方式である。例えば、テレビの野球中継を
想定した場合、1塁側のカメラと3塁側のカメラでそれぞれ捕えた2つの映像デ
ータを記録しておき、再生時にいずれかの映像を選択する、といった例が挙げら
れる。 【0081】 以下、図27のフローチャートを参照して、プログラム・セルの連続再生制御
の手順を説明する。 【0082】 まず再生装置は、チェーン情報テーブルから最初のチェーン制御情報(SCI
NFO)を取得し(ステップ1)、その中の最初のプログラム・セル番号を読み
込む(ステップ2)。次に再生装置は、ファイル管理テーブルからセル情報テー
ブルの先頭ポインタを読み込み、この先頭ポインタとプログラム・セル番号とか
ら、目的のセル情報テーブルを取得する(ステップ3)。そして再生装置は、取
得したセル情報テーブルの内容に従ってプログラム・セルの再生を実行する(ス
テップ4)。 【0083】 この間、再生装置は、チェーン制御情報の再生制御エリアの情報を読み込み、
その再生制御情報に基づいて次のようにプログラム・セル間の連続再生を制御す
る。 【0084】 再生制御情報が“00”である場合(ステップ5)、再生装置は、プログラム
・セルの再生終了後、次のチェーン制御情報(SCINFO)を取得し(ステッ
プ11)、直ちに次のプログラム・セルの再生を開始する。 【0085】 再生制御情報が“01”である場合(ステップ6)、再生装置は、プログラム
・セルの再生終了直前からミュート等のBroken Link 処理を実行し(ステップ9
)、プログラム・セルの再生終了後、次のプログラム・チェーン制御情報(SC
INFO)を取得し、直ちに次のプログラム・セルの再生を開始する。 【0086】 再生制御情報が“10”である場合(ステップ7)、再生装置は、プログラム
・セルの再生終了後、セル情報テーブルで指定される時間(PWAIT)だけウ
エイト処理を行う(ステップ10)。そして再生装置は、ウエイト時間経過後、
次のチェーン制御情報(SCINFO)を取得し、次のプログラム・セルの再生
を開始する。 【0087】 再生制御情報が“11”である場合、再生装置は、プログラム・セルの再生終
了後、プログラム・チェーンの再生を終了する(ステップ8)。 【0088】 したがって、図26に示したチェーン制御情報を基に再生制御を実行した場合
の、再生制御の具体的な手順は次のようになる。図28にこの再生制御の手順を
示す。 チェーン制御情報番号0:S1→S2(取得セル番号0)→S3→S4(再生
セル番号0)→S5→S11 チェーン制御情報番号1:→S2(取得セル番号1)→S3→S4(再生セル 番号1)→S5→S6→S9→S11 チェーン制御情報番号2:→S2(取得セル番号4)→S3→S4(再生セル
番号4)→S5→S11 チェーン制御情報番号3:→S2(取得セル番号2)→S3→S4(再生セル
番号2)→S5→S6→S7→S10(ウェイト処理)→S11 チェーン制御情報番号4:→S2(取得セル番号3)→S3→S4(再生セル
番号3)→S5→S6→S7→S8→終了 次に、プログラム・セルのマルチ・アングル再生について説明する。 【0089】 図29及び図18に示すように、チェーン情報テーブルのチェーン制御情報に
は、2ビットのアングルモード情報71と、4ビットのアングル番号72とが記
録されている。アングルモード情報71の内容は次の通りである。なお、アング
ルブロックとは、同一時間軸上の同一期間に選択的に再生可能ないくつかのプロ
グラムセルの集合である。 00:アングルブロックでない。 10:アングルブロックの開始/継続 11:アングルブロックの終了 アングル番号72は、アングル・ブロックを構成するプログラム・セル毎に連
続番号で割り当てられている。ユーザによっていずれかのアングル番号が選択さ
れることによって、そのアングル番号のプログラム・セルが再生される。 【0090】 次に、マルチ・アングル再生の動作について説明する。図30はマルチ・アン
グル再生制御の手順を示すフローチャートである。 【0091】 まず再生装置は、チェーン情報テーブルから最初のチェーン制御情報(SCI
NFO)を取得し(ステップ1)、その中の最初のプログラム・セル番号を読み
込む(ステップ2)。次に再生装置は、ファイル管理テーブルからセル情報テー
ブルの先頭ポインタを読み込み、この先頭ポインタとプログラム・セル番号とか
ら、目的のセル情報テーブルを取得する(ステップ3)。そして再生装置は、最 初のチェーン制御情報のアングル・モード情報71を読み込み、この情報に基づ
いてマルチ・アングル再生制御を次のように実行する。 【0092】 アングル・モード情報が“10”(アングル・ブロックの開始/継続)である
場合(ステップ6)、再生装置はユーザによりアングル番号が指定されているか
否かを調べる(ステップ7)。アングル番号が指定されていない場合、再生装置
はデフォルトのアングル番号(0)を選択し(ステップ8)、アングル・モード
・フラグをセットする(ステップ9)。アングル番号が指定されている場合、再
生装置は、そのままアングル・モード・フラグをセットする(ステップ9)。 【0093】 次に再生装置は、今回のプログラム・セルが、ユーザにより指定されたアング
ル番号のプログラム・セルであるか否かを調べる(ステップ10)。“YES”
である場合、再生装置は該当するセル情報テーブルを取得して、このセル情報テ
ーブルの内容に従ってプログラム・セルの再生を実行し(ステップ11)、その
後、アングル・モード・フラグをリセットする(ステップ12)。また“NO”
の場合、再生装置は今回のプログラム・セルの再生は行わず、アングル・モード
・フラグをセット状態のままとする。 【0094】 次に再生装置は、再生制御エリア61の情報を読み込み、これが“11”(プ
ログラム・チェーンの再生終了)でなければ(ステップ13)、チェーン情報テ
ーブルから次のチェーン制御情報を取得し(ステップ15)、ステップ2に戻っ
て同じ処理を繰り返す。 【0095】 また再生装置は、ステップ4において、アングル・モード情報71が“11”
(アングル・ブロックの終了)であることを判断した場合(ステップ4)、アン
グル・モード・フラグがセットされているか否かを調べ(ステップ16)、リセ
ットされていれば、ステップ13を介して次のチェーン制御情報の取得(ステッ
プ15)、またはプログラム・チェーンの再生終了処理を行う(ステップ14)
。 したがって、図29に示したチェーン制御情報を基にマルチ・アングル再生制 御を実行した場合、再生制御の具体的な手順は次のようになる。なお、図31は
このマルチ・アングル再生制御の手順を示す図である。なお、ユーザにより指定
されたアングル番号は“1”とする。 チェーン制御情報番号0:S1→S2(取得セル番号0)→S3→S4→S5
→S11(再生セル番号0)→S12→S13→S15 チェーン制御情報番号1:→S2(取得セル番号1)→S3→S4→S5→S
6→S7→S9→S10→S13→S15 チェーン制御情報番号2:→S2(取得セル番号5)→S3→S4→S5→S
6→S7→S9→S10→S11(再生セル番号5)→S12→S13→S15 チェーン制御情報番号3:→S2(取得セル番号6)→S3→S4→S16→
S13→S15 チェーン制御情報番号4:→S2(取得セル番号2)→S3→S4→S5→S
11(再生セル番号2)→S12→S13→S15 チェーン制御情報番号5:→S2(取得セル番号3)→S3→S4→S5→S
6→S7→S8→S9→S10→S11(再生セル番号3)→S12→S13→
S15 チェーン制御情報番号6:→S2(取得セル番号7)→S3→S4→S16→
S13→S15 チェーン制御情報番号7:→S2(取得セル番号4)→S3→S4→S5→S
6→S11(再生セル番号4)→S12→S13→S14→終了 次に、本ディスクにおける、プログラム・チェーンの用途種別に対して付加さ
れる特定コードについて説明する。 【0096】 図17に示すように、チェーン情報テーブルには、プログラム・チェーンの用
途種別を示す4ビットの種別情報74と、用途種別のさらに詳細な内容を示す8
ビットの特定コード73が記録されている。特定コード73は、用途種別毎にコ
ードとその詳細内容との固有の対応関係を有し、同じコードであっても用途種別
毎に異なった詳細内容を示す。例えば、プログラム・チェーンの用途種別として
カラオケと楽器を想定する。この場合、特定コードはカラオケの場合に字幕の言 語種別を示し、楽器の場合は楽器の種類を示すように変化させる。これにより特
定コードを拡張することなく、固定長の特定コードで多くの種類の詳細内容を定
義することができる。 【0097】 次に、本ディスクのメニュー表示方法について説明する。 【0098】 図32はメニュー画面を構成するチェーン情報テーブル中のチェーン制御情報
(SCINFO)の構成を示す図、図33は同じくメニュー画面を構成するセル
情報テーブルの構成を示す図である。 【0099】 図32に示すように、チェーン情報テーブル中のチェーン制御情報(SCIN
FO)には、2ビットのブロックモード情報81と、ブロックの種別を示す4ビ
ットのブロック種別82とが含まれている。ブロックモード情報81は、複数の
プログラム・セルの相互の関連性を示す情報である。即ち、このブロックモード
情報81が“00”のとき本プログラム・セルがブロックを構成するセルでない
こと、“01”のとき本プログラム・セルがブロックの開始セルであること、“
10”のとき本プログラム・セルがブロックの途中セルであること、“11”の
とき本プログラム・セルがブロックの終了セルであること、をそれぞれ示す。ま
た、ブロック種別82は、これが“0000”のときブロックではないこと、“
0001”のときアングルブロックであること、“0010”のときメニューブ
ロックであること、をそれぞれ示す。 【0100】 また、図33に示すように、セル情報テーブルには、プログラム・セルの種別
を示す種別情報83と特定コード84が記述されている。プログラム・セルの種
別としては、映画、カラオケ、各種メニューがある。メニューの種別としては、
ファイル選択、シーケンス(プログラム・チェーン)選択、音声ストリーム選択
、副映像チャネル選択、プログラム選択、アングル選択等がある。特定コード8
4は、プログラム・セルの種別がメニューの場合、そのメニューの言語種別を示
す。 図34はファイル選択用のメニューの構成例を示す図である。同図に示すよう に、ファイル選択用のメニューは、データ領域内の先頭のファイルを用いて構成
される。即ち、このファイルは、最低1つのセル情報テーブルC0を含む最低1
つのチェーン情報テーブルS0で構成される。なお、P0はプログラム・チェー
ンを構成する要素であるプログラムである。プログラムは1つ以上のセル情報テ
ーブルで構成される。 【0101】 図35はシーケンス(プログラム・チェーン)選択用のメニューの構成例を示
す図である。同図に示すように、このメニューは、個々のファイルの先頭のチェ
ーン情報テーブルS0を用いて構成される。また、このチェーン情報テーブルに
、音声ストリーム選択用メニューや副映像チャネル選択用メニューを構成するた
めの各セル情報テーブルC120、C200を付加することもできる。この場合
、それぞれのメニューを構成するための複数のセル情報テーブルが、チェーン情
報テーブル中のブロックモード情報81によって関連付けられる。また、1つの
メニューが複数の画面(複数のセル情報テーブル)で構成される場合も同様に、
ブロックモード情報81によって各セル情報テーブルが関連付けられる。 【0102】 また、ブロックモード情報81とブロック種別82により、1つのチェーン情
報テーブルでメニューとメニュー以外のデータを構成することができる。図36
はこの場合の例を示す図である。本例において、チェーン情報テーブルS1はそ
の先頭部分にのみアングル選択用メニューとプログラム選択用メニューを構成す
るための2つのセル情報テーブルC20、C21を有している。また、次のチェ
ーン情報テーブルS2は、その先頭部分にのみ、上記プログラム選択用メニュー
の下位のプログラム選択用メニューを構成するための1つのセル情報テーブルC
22を有している。さらに、次のチェーン情報テーブルS3は、その先頭部分に
のみ、上記アングル選択用メニューの下位のアングル選択用メニューを構成する
ための1つのセル情報テーブルC23を有している。 【0103】 次に、本ディスクのメニュー表示を実現する再生装置について説明する。 【0104】 図37はこのメニュー表示を実現する機能の構成を示すブロック図である。同
図において、91はメニュー画面上の選択項目や言語種別を指定するキー入力部
である。92はセル情報テーブルに記録されている種別情報83を基に、メニュ
ー画面を構成するセル情報テーブルを判定すると共に、メニュー画面上で選択さ
れた項目番号を認識するメニュー判定/選択部である。93はメニュー画面を構
成するセル情報テーブルを含むチェーン情報テーブルに記録された再生制御情報
を記憶する再生制御情報記憶部である。94はメニュー画面を構成するセル情報
テーブルを基に1つ以上のデータユニットをセル再生データとして記憶するセル
再生データ記憶部である。95はセル再生データ記憶部94に記憶されたセル再
生データの再生制御を行うセル再生制御部である。96はメニュー画面を表示す
るディスプレイ表示部である。97はチェーン情報テーブル中のブロックモード
情報81を基に、メニュー画面を構成する複数のセル情報テーブルの関連性を認
識するメニューブロック判定部である。98はメニューブロック判定部97によ
って現在再生中のメニュー画面と次に再生するメニュー画面とが関連することが
認識された場合、現在再生中のメニュー画面に対する項目選択が行われた後に次
のメニュー画面に再生を切り替えるメニューブロック切替部である。99はメニ
ュー画面を構成するセル情報テーブル中の特定コード73を記憶し、この特定コ
ードを基に、このメニュー画面の言語種別が予め選択された言語種別と一致する
か否かを判定する特定コード判定/記憶部である。 【0105】 次に、本ディスクのメニュー表示の動作を説明する。図38はファイル選択の
手順を示す図である。 【0106】 まず再生装置は、データ領域内の先頭ファイル(ファイル0)内の先頭のチェ
ーン情報テーブルを取得し、取得したチェーン情報テーブル中の再生制御情報を
再生制御情報記憶部93に記憶する。次に、再生装置は、先頭のチェーン制御情
報を基に最初のセル情報テーブルを取得する。続いて再生装置は、メニュー判定
/選択部92にて、セル情報テーブルに含まれるプログラム・セルの種別情報8
3を読み込み、プログラム・セルの種別がメニューであるか否かを判定する。プ ログラム・セルの種別がメニューであることが判定されると、セル再生制御部9
5にてそのプログラム・セルを再生し、ディスプレイ表示部96に、図38に示
すようなファイル選択用のメニュー画面101を表示する。このメニュー画面1
01には各ファイルの番号がファイル名(作品名)と共に表示される。キー入力
部91を使ってユーザより任意のファイル番号が選択されると、再生装置はメニ
ュー判定/選択部92にて選択ファイル番号を認識し、このファイル番号に対応
するファイル内の先頭のチェーン情報テーブルを取得し、取得したチェーン情報
テーブル中の再生制御情報を再生制御情報記憶部93に記憶する。次に、再生装
置は、先頭のチェーン制御情報を基に最初のセル情報テーブルを取得する。この
後、再生装置はメニュー判定/選択部92にて、セル情報テーブルに含まれるプ
ログラム・セルの種別情報83を読み込む。この結果、プログラム・セルの種別
がメニューであることが確認されると、セル再生制御部95にてそのプログラム
・セルを再生し、次のメニュー画面をディスプレイ表示部96に表示する。 【0107】 また再生装置は、メニューブロック判定部97にてチェーン情報テーブル中の
ブロックモード情報81及びブロック種別82を読み込み、チェーン情報テーブ
ル内の各セル情報テーブルがメニューブロックとしての関連性を有しているかど
うかを認識する。そして現在再生中のメニュー画面と次に再生するメニュー画面
とが関連することが認識された場合、メニューブロック切替部98により、現在
再生中のメニュー画面に対する項目選択が行われた後に次のメニュー画面に再生
を切り替える。このようしてメニューブロックの終了セルである最後のメニュー
までを連続して表示することができる。 【0108】 また、本ディスクには、内容が同じでも使用言語が異なる複数のメニュー画面
を構成するセル情報テーブル群が1つのメニューブロックを構成したかたちで記
録されている。このメニューの言語種別はセル情報テーブル中の特定コード84
によって示されている。図39は言語種別が異なる複数のメニュー画面をそれぞ
れ構成するセル情報テーブル群の例を示す図である。この場合、予め言語種別を
指定することにより、特定コード判定/記憶部99が、1つのメニューブロック を構成するメニュー群の中から、該当する言語種別のメニューを構成するプログ
ラム・セルのみを選択し、連続して再生することができる。 【0109】 【0110】 【0111】 【0112】 【発明の効果】 本発明の再生装置によれば、複数のプログラム・チェーン間で同一のプログラ
ム・セルを共有することができるので、同じデータを重複して記録する必要がな
くなる。これにより、記録媒体の記録容量の利用効率を最大限に高められる。 【0113】 【0114】 【0115】 【0116】 【0117】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例である光ディスクのデータ構造を示す図 【図2】 PVDテーブルの例を示す図 【図3】 VTDテーブルの例を示す図 【図4】 L形PTテーブルの例を示す図 【図5】 M形PTテーブルの例を示す図 【図6】 DR(00)テーブルの例を示す図 【図7】 DR(01)テーブルの例を示す図 【図8】 ファイル(n)テーブルの例を示す図 【図9】 図1のディスクを再生する光ディスク再生装置の構成を示す図 【図10】 データ記録方式に準拠したディスクおよびファイルの種別を判定する機能の構
成を示す図 【図11】 ディスクの記録面数および再生面を判定する機能の構成を示す図 【図12】 データ構造上でのファイルアクセスの手順を示す図 【図13】 ファイルアクセス手順を示すフローチャート 【図14】 ディスク管理情報をリード・イン領域へ多重書きした例を示す図 【図15】 ファイルのデータ構造を示す図 【図16】 ファイル管理テーブルの例を示す図 【図17】 チェーン情報テーブルの例を示す図 【図18】 チェーン情報テーブルの例を示す図 【図19】 セル情報テーブルの例を示す図 【図20】 DATの例を示す図 【図21】 プログラム・チェーン選択手順を示すフローチャート 【図22】 ファイルの再配置例を示す図 【図23】 3つのプログラム・チェーンの分岐情報の記述例を示す図 【図24】 3つのプログラム・チェーンのチェーン制御情報の記述例を示す図 【図25】 3つのプログラム・チェーンの再生手順を示す図 【図26】 プログラム・チェーンの制御情報の記述例を示す図 【図27】 プログラム・セルの連続再生の手順を示すフローチャート 【図28】 プログラム・セルの連続再生の手順の具体例を示す図 【図29】 マルチ・アングルを含むプログラム・チェーンの制御情報の記述例を示す図 【図30】 マルチ・アングル再生制御の手順を示すフローチャート 【図31】 マルチ・アングル再生の手順の具体例を示す図 【図32】 メニュー画面を構成するチェーン情報テーブル中のチェーン制御情報の構成を
示す図 【図33】 メニュー画面を構成するセル情報テーブルの構成を示す図 【図34】 ファイル選択用のメニューの構成例を示す図 【図35】 シーケンス(プログラム・チェーン)選択用のメニューの構成例を示す図 【図36】 その他のメニューの構成例を示す図 【図37】 メニュー表示を実現する機能の構成を示すブロック図 【図38】 ファイル選択の手順を示す図 【図39】 言語種別が異なる複数のメニュー画面をそれぞれ構成するセル情報テーブル群
の例を示す図 【符号の説明】 1…ディスク識別子、2…ディスク面数識別子、3…ディスク面識別子、4…
ディスク識別子、5…ファイル管理テーブル、6…チェーン情報テーブル、7…
セル情報テーブル、8…DAT、9…DUT、31…ディスク記録方式判定部、
32…ファイル記録方式判定部、41…ディスク記録面数判定部、42…ディス
クA/B面判定部、51、52…予備管理領域、61…再生制御エリア、71…
アングルモード情報、72…アングル番号、73…特定コード、74…種別情報
、81…ブロックモード情報、82…ブロック種別、83…種別情報、84…特
定コード、91…キー入力部、92…メニュー判定/選択部、93…再生制御情
報記憶部、94…セル再生データ記憶部、95…セル再生制御部、96…ディス
プレイ表示部、97…メニューブロック判定部、98…メニューブロック切替部
、99…特定コード判定/記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ファイル単位でデータが記録され、前記ファイルに、互いに同
    期して再生される複数の種別のデータのまとまりであるデータユニットの群が記
    録されたデータユニット領域と、前記データユニット領域に記録されたデータユ
    ニットを1つ以上連結して、プログラム・セルとして構成するための情報であっ
    てセル先頭位置情報及びセル終了位置情報を含む情報である1つ以上のセル情報
    テーブルが記録されたセル情報テーブル領域及び前記セル情報テーブル領域に記
    録されたセル情報テーブルに基づき、前記プログラムセルを1つ以上連結して、
    プログラム・チェーンとして構成するための情報である1つ以上のチェーン情報
    とが記録された記録媒体を再生する再生装置において、 前記チェーン情報を検索する第1の検索手段と、 前記第1の検索手段によって検索されたチェーン情報を基に、前記プログラム
    ・チェーンを構成する1つ以上の前記セル情報テーブルを前記セル情報テーブル
    領域より検索する第2の検索手段と、 前記第2の検索手段によって検索されたセル情報テーブルを基に、前記プログ
    ラム・セルを構成する1つ以上の前記データユニットを前記データユニット領域
    より検索して再生する第3の検索手段とを具備することを特徴とする再生装置。 【請求項2】 ファイル単位でデータが記録され、前記ファイルに、互いに同
    期して再生される複数の種別のデータのまとまりであるデータユニットの群が記
    録されたデータユニット領域と、前記データユニット領域に記録されたデータユ
    ニットを1つ以上連結して、プログラム・セルとして構成するための情報であっ
    てセル先頭位置情報及びセル終了位置情報を含む情報である1つ以上のセル情報
    テーブルが記録されたセル情報テーブル領域及び前記セル情報テーブル領域に記
    録されたセル情報テーブルに基づき、前記プログラムセルを1つ以上連結して、
    プログラム・チェーンとして構成するための情報である1つ以上のチェーン情報
    とが記録され、かつ前記チェーン情報には前記プログラム・チェーンを構成する
    複数のプログラム・セルの番号及びこれらプログラム・セルの再生順を示すセル 番号列と、前記セル番号列で示される各プログラム・セル毎に、これが同一時間
    軸上の同一期間に他のプログラム・セルとの間で選択的に再生可能なプログラム
    ・セルであるか否かを示すモード情報とを含む記録媒体を再生する再生装置にお
    いて、 前記チェーン情報を検索する第1の検索手段と、 前記第1の検索手段によって検索されたチェーン情報を基に、前記セル情報テ
    ーブルを検索する第2の検索手段と、 前記第2の検索手段によって検索されたセル清報テーブルを基に、前記モード
    情報を検索する第3の検索手段と、 前記検索されたモード情報を基に、前記チェーン情報に対応するセル番号列で
    示されるプログラム・セルが前記選択的に再生可能なプログラム・セルであるか
    否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により選択的に再生可能なプログラム・セルと判断され、かつ選
    択的に再生可能なプログラム・セルのうち所望のプログラム・セルが選択されて
    いるときには、前記第2の検索手段によって検索されたセル情報テーブル及び前
    記第3の検索手段によって検索されたモード情報を基に、前記所望のプログラム
    ・セルを構成する1つ以上の前記データユニットを前記データユニット領域より
    検索して再生する第の検索手段とを具備することを特徴とする再生装置。

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