JP2676741B2 - 新規微生物 - Google Patents

新規微生物

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JP2676741B2 JP62208206A JP20820687A JP2676741B2 JP 2676741 B2 JP2676741 B2 JP 2676741B2 JP 62208206 A JP62208206 A JP 62208206A JP 20820687 A JP20820687 A JP 20820687A JP 2676741 B2 JP2676741 B2 JP 2676741B2
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な微生物に関し、さらに詳細には、テ
トラアルキルアンモニウム塩を資化する新規な細菌に係
わる。 〔従来の技術、発明が解決しようとする問題点〕 近年、集積回路の製造工程において、現像液としてテ
トラメチルアンモニウムハイドロキサイドおよびその塩
(以下、両者を一括してテトラアルキルアンモニウム塩
などと記すこともある)などが使用されている。これら
の物質を含む現像廃液は有害であり、そのまま放流する
ことが禁じられており、無害化処理を施してから放流し
なければならないが、従来の活性汚泥処理によっては無
害化できず、また、この現像廃液を無害化する従来の処
理方法はに種々の問題点があり、実用されるに至ってい
ない。 すなわち、この無害化するための処理方法として、た
とえば、逆浸透膜によってこの現像廃液を濃縮する方法
(特開昭60−118282)および微生物を使用する処理(特
開昭62−104573)などが知られているが、前者では、多
額なランニングコストを必要とし、しかも、得られたテ
トラアルキルアンモニウム塩などの濃縮液を無害化でき
ないなどの問題点があり、また、後者はノカルディア属
に属する微生物を使用する方法であるが、この方法で
は、廃液中のテトラアルキルアンモニウム塩の濃度が低
く、かつ、処理時間が長く処理能力が不十分であるとの
問題点があった。 これらのテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド
およびその塩は分解されにくい物質であるが、これらの
物質を効率よく資化乃至分解し得る微生物を見出すこと
ができれば、この微生物を用いてこの現像廃液を効率よ
く無害化することが可能となる。 〔問題を解決するための手段、作用〕 本発明者らは、テトラアルキルアンモニウム塩などを
旺盛に資化し得るか、乃至は、強力に分解し得る微生物
を広く探索した結果、テトラアルキルアンモニウム塩を
旺盛に資化して生育、増殖する新規な微生物を見出し
た。 すなわち、本発明は、ミコバクテリウム メタノリカ
に属し、テトラアルキルアンモニウム塩として少なくと
もテトラメチルアンモニウム塩を資化することを特徴と
する新規微生物である。 本細菌の代表的な菌株であるミコバクテリウム メタ
ノリカ(Mycobacterium metanolica)P−70(微工研菌
寄 第9464号)およびミコバクテリウム メタノリカ
(Mycobacterium metanolica)TH−30(微工研菌寄 第
9465号)の菌学的性質を下記する(特に断らなければ、
両者に共通)。すなわち、 1.形態 肉汁液体培地および肉汁寒天培地のそれぞれで37℃で
3日間培養した。 細胞の形状および大きさ 通常は短桿菌。幅0.5〜0.8μm,長さ1〜3μm。V型
の***細胞が認められる。 運動性 なし。 胞子の有無 生産されない。 グラム染色 グラム陽性。 抗酸性 陰性。 2.次の各培地における生育状態 (特に断らなければ37℃で3日間の培養) 肉汁寒天平板培地 中程度の生育を示す。 コロニーの形態および性状: 外形−円形,大きさ−2〜3mm, ***−半球形,構造−均質、表面−粗面,辺縁−波状,
色−黄白色で光沢なし,透明度−不透明,硬度−バター
質。 メタノール含有寒天平板培地 肉汁寒天平板培地におけると同じ。 肉汁寒天斜面培地 接種線に一様に中程度な生育を示す。 ***−中程度,表面−粗面,辺縁−波状,色−黄白色で
光沢なし,透明度−不透明,硬度−バター質。 メタノール含有寒天斜面培地 肉汁寒天斜面培地におけると同じ。 肉汁液体培地 白クリーム色の菌環を形成する。また、皮膜を形成す
る。 ペプトン水液体培地 肉汁液体培地におけると同じ。 メタノール含有液体培地 旺盛に生育する。白クリーム色の菌環を形成する。ま
た、皮膜を形成する。 肉汁ゼラチン穿刺培養 20℃で4週間培養。 生育する。しかし、ゼラチン液化性はない。 リトマスミルク培養 37℃で4週間培養。 生育し、培養液はアルカリに変化(pH6.8→pH8.3)す
るが、ペプトン化はしない。 1%小川培地 旺盛に生育する。集落性状はスムースである。 HA培地(塩酸ヒドロキシルアミン500μg/ml添加1
%小川培地) 37℃で5日間培養。 P−70は旺盛に生育する。 TH−30は弱く生育する。 PAS培地(パラアミノサリチル酸ナトリウム2mg/ml
添加1%小川培地) 37℃で7日間培養。 旺盛に生育し、培地が黒変する。 ピクリン酸培地(0.2%ピクリン酸添加変法Sauton
寒天培地) 37℃で2週間培養。 旺盛に生育し、培地が赤褐色となる。 PNB培地(パラニトロ安息香酸500μg/ml添加1%小
川培地) 37℃で7日間培養。 旺盛に生育する。 EB培地(エタンプトール5μg/ml添加1%小川培
地) 37℃で7日間培養。 旺盛に生育する。 3.生理学的性質 硝酸塩の還元 硝酸塩を亜硝酸塩に還元する。 MRテスト 陰性。 VPテスト 陰性。 インドールの生成 陰性。 硫化水素の生成 陽性。 でん粉の加水分解 陰性。 窒素源の利用 アンモニウム塩、硝酸塩、尿素およびペプトンを窒素
源としてそれぞれ利用する。 色素の生成 生成しない。 ウレアーゼ 陽性。 カタラーゼ 陽性。 アンモニアの生成 生成する。 脱窒反応 陰性。 オキシダーゼ反応 陽性。 O−Fテスト(ヒュー ライフソン Hugh Leifso
n法による) 陰性。 生育の範囲 pH5〜9の範囲で生育する。pH6〜8が好ましい。 温度5℃,43℃では生育しない。温度25〜40℃が好ま
しい。 酸素に対する態度 好気性 糖類の資化性および酸の生成。 (a) 資化性 (a) 酸の生成 糖類以外の炭素源の資化性 耐塩性 3重量%NaCl含有培地で旺盛に生育する。 6重量%NaCl含有培地で旺盛に生育しない。 ビタミン要求性 ビタミンを絶対的に要求しない。 光発色試験 陰性。 暗発色試験 陰性。 ツィーン80水解試験 P−70 陰性。 TH−30 弱陽性。 ミコール酸の含有 陽性。 CG(グアニン+シトシン)含量 P−70 67.2mol% TH−30 66.0mol% 主要な菌体脂肪酸組成 直鎖脂肪酸 C16:0 モノ不飽和脂肪酸 C16:1,C18:1 10メチル脂肪酸 10−methylC19:0 キノン・タイプ メナキノン MK−9(H2) 細胞壁の構造 meso−ジアミノピメリン酸を含有する。 分離源 土壌。 本発明の微生物(以下本細菌と記す)は、「バージィ
ズ マニュアル オブ システマティック バクテリオ
ロジー〔(Bergey′s Manual of Systematic Bacteriol
ogy)第2巻,編集者スニース(Sneath),マイアー(M
air),シャープ(Sharpe)およびホルト(Holt):ウ
ィリアムズ アンド ウィルキンス社(Williams & Wi
lkins),1986)〕」によると、これらの菌株は、桿菌で
り、運動性がなく、グラム陽性であり、抗酸性であり、
ミコール酸を含有し、好気的であるところから、本細菌
は、ミコバクテリウム属(Micobacterium)に属する細
菌であると判断した。このことは、さらに、GC含量、菌
体脂肪酸組成、キノン・タイプおよび細胞壁の構造など
の諸点からも支持される。 さらに、本発明者の1人のなした発明に基づいた特許
出願(特願昭61−151565)に開示されたミコバクテリウ
ム メタノリカと非常に類似しており、本細菌はミコバ
クテリウム メタノリカと同定される。しかしながら、
この特許出願に開示されているBT−84(FERM P−882
3),BT−143(FERM P−8824),P−23(FERM P−8825),
P−26(FERM P−8826)およびP−85(FERM P−8827)
は、いずれもテトラメチルアンモニウム塩の資化性がな
く、一方、本細菌はテトラメチルアンモニウム塩の資化
性を有することから、本細菌は、ミコバクテリウム メ
タノリカに属する新規微生物であると判断した。 本発明において、菌学的性質を調べるための実験方法
は、「バージィズ マニュアル オブ システマティッ
ク バクテリオロジー(Bergey′s Manual of Systemat
ic Bacteriology)第2巻編集者スニース(Sneath),
マイアー(Mair),シャープ(Sharpe)およびホルト
(Holt):ウイリアムズ アンド ウィルキンス(Will
iams & Wilkins)社,(1984)」、医科学研究所学友
会編「細菌学実習提要」(1958)および長谷川 武治編
著「微生物の分類と同定」(1975)に準拠した。 メタノール含有寒天平板培地およびメタノール含有寒
天斜面培地の組成は次の如くである。すなわち、(N
H42SO43g,KH2PO41.4g,Na2HPO42.1g,MgSO4・7H2O0.2g,
CaCl2・2H2O30mg,FeC6H5O7・XH2O30mg,MnCl2・4H2O5mg,
ZnSO4・7H2O5mg,CuSO4・5H2O0.5mgおよび酵母エキス0.2
gを純水1に添加し、pHを7.1に調整した後、さらに寒
天15g/を添加し、これを加温溶解した後、これにメタ
ノール8ml/を添加し、次いで、1kg/cm2Gで20分間殺菌
した。 メタノール含有液体培地としては、前記の組成におい
て、寒天を添加しない培地を用いた。 また、テトラメチルアンモニウム塩含有寒天平板培地
およびテトラメチルアンモニウム塩含有寒天斜面培地の
組成は次の如くである。すなわち、(NH42SO43g,KH2P
O41.4g,Na2HPO42.1g,MgSO4・7H2O0.2g,CaCl2・2H2O30m
g,FeC6H5O7・XH2O30mg,MnCl2・4H2O5mg,ZnSO4・7H2O5m
g,CuSO4・5H2O0.5mg,酵母エキス0.2gおよびテトラメチ
ルアンモニウムクロライド5gを純水1に添加し、pHを
7.1に調整したのちに、さらに寒天15g/を添加し、こ
れを加温溶解して、1kg/cm2Gで20分間殺菌した。 テトラメチルアンモニウム塩含有液体培地としては、
前記の組成において、寒天を添加しない培地を用いた。 土壌からの本細菌の分離は、前記のテトラメチルアン
モニウム塩含有培地を用いて、常法で行なった。 本細菌の培養に使用する培地は、本細菌が資化し得る
炭素源を含有していることを要し、さらに、適量の窒素
源および無機物などを含有している培地であればよく、
合成培地および天然培地のどちらでもよい。 炭素源としては、本細菌が資化し得る炭素源であれば
特に制限はないが、テトラアルキルアンモニウム塩のほ
かに、メタノール、エタノールおよびメチルアミン類な
どの合成炭素源を好適に使用し得るが、その他の炭素源
−たとえば、糖蜜および肉エキスなどの天然物、D−グ
ルコースおよびD−フラクトースのような糖類、マンニ
トールおよびイノシトールなどの糖アルコール、ならび
に、こはく酸および安息香酸などの有機酸なども使用す
ることができる。これらのうち、工業用の原料として
は、メタノールが最も好ましい。 また、テトラアルキルアンモニウム塩としては、テト
ラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモ
ニウムブロマイド、テトラメチルアンモニウムアイオダ
イドおよびテトラメチルアンモニウムサルフェートなど
のテトラメチルアンモニウム塩が好ましく、テトラメチ
ルアンモニウムクロライドが特に好ましい。なお、テト
ラアルキルアンモニウムハイドロキサイドを培地に添加
したときには、培地のpHを酸で調整することにより、添
加されたテトラアルキルアンモニウムハイドロキサイド
はテトラアルキルアンモニウム塩に変化し、微生物に利
用されることになる。 培地におけるこれらの炭素源の濃度は、炭素源の種類
により異なり、微生物を生育、増殖させるように、適
宜、選択される。たとえば、炭素源がメタノールの場合
には、培地または培養液のメタノール濃度は、6重量%
以下が好ましく、菌の生育、増殖の良好さからは、2重
量%以下が好ましい。 窒素源としては、たとえば、アンモニウム塩および硝
酸塩などの無機窒素化合物および/またはたとえば、尿
素、コーン・スティープ・リカー、カゼイン、ペプトン
および肉エキスなどの有機窒素含有物が用いられる。 また、無機成分としては、たとえば、カルシウム塩、
マグネシウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、りん酸
塩、マンガン塩、亜鉛塩、鉄塩、銅塩、モリブデン塩、
コバルト塩、ほう素化合物およびよう素化合物などが用
いられる。 さらにビタミンなどの栄養物質を要求する菌株を使用
する場合には、その菌株が要求する栄養物質を添加す
る。 培養条件は、温度は20〜42℃、好ましくは、25〜40℃
とされ、pHは5〜9、好ましくは、6〜8とされる。こ
のような条件で好気的に培養を行なう。 本細菌の生育、増殖が比較的悪くはなるが、これらの
条件をはずして培養することを妨げない。 また、培養液の溶存酸素濃度は、本細菌が生育、増殖
できるような溶存酸素濃度であればよく、特に制限はな
いが、通常は、0.5〜20ppm程度が好ましい。このような
溶存酸素濃度とするためには、通気ガス量を調節した
り、撹拌したり、通気ガスとして酸素ガスまたは酸素と
空気との混合ガスを使用したり、また、培養槽内の圧力
を高めるなどの手段が採用される。 また、培養方式は、回分培養、連続培養または半連続
培養のいずれでもよい。 窒素源として、アンモニウム塩を使用した場合には、
培養期間中に、アンモニアが菌体生産のために消費され
て培養液のpHが低下する。この場合に、培養液のpHを所
定の値に保つために、アンモニア、苛性カリおよび苛性
ソーダなどのアルカリを添加するが、アンモニアを添加
することが好ましい。 このようにして本細菌を培養したのち、菌体を培養液
から分離する。目的とする物質が、菌体外に排出される
酵素、補酵素およびアミノ酸などの物質の場合には、こ
れらの物質は培養液から抽出、分離され、さらに精製さ
れる。一方、目的とする物質が、補酵素、核酸、ビタミ
ン類、たんぱく質および脂質などの菌体内物質である場
合には、菌体を種々な方法で処理し、目的物質は抽出、
分離され、さらに、精製される。 得られたこれらの物質は、食品、医薬品、飼料、飼料
添加物および工業原料などとして有効に利用される。 さらに、本細菌は、テトラアルキルアンモニウム塩な
ど、モノメチルミン、ジメチルアミンおよびトリメチル
アミンなどのメチルアミン類ならびにメタノールなどを
強力に資化、分解する能力を有することから、本細菌を
これらの物質を含有している廃液に接触させて処理し、
これらの物質の濃度を減少させ、乃至はこれらの物質を
除去することができる。 この廃液処理において、廃液中に含有されているこれ
らの物質の濃度は、本細菌が資化乃至は分解することが
できるような濃度であればよいが、通常は、テトラメチ
ルアンモニウム塩については、テトラメチルアンモニウ
ムハイドロキサイドとして3重量%以下、メタノールに
ついては6重量%以下およびメチルアミン類については
1重量%以下がそれぞれ好ましい。 この廃液と接触させられる菌体は、菌体それ自体でも
よいが、培養液および菌体破砕物でもよく、また、合成
樹脂などによって固定化された菌体を使用することもで
きる。 なお、これらの物質を含有している廃液には、他の物
質も含有している場合が多いので、このような廃液の処
理には、本細菌と他の物質を分解し得る菌株とを併用す
ることができ、かつ、好ましい。 〔実施例〕 実施例によって、本発明をさらに具体的に説明する。
なお、本発明は、実施例に限定されるものではない。 実施例 各地より採取した土壌サンプル約1gを殺菌水10mlに無
菌的に加えて、懸濁させた。この懸濁液1mlをテトラメ
チルアンモニウム塩含有液体培地に入れ、28℃で7日間
静置培養を行なった。この培養液をテトラメチルアンモ
ニウム塩含有寒天平板培地で培養し、発生した単一コロ
ニーを、テトラメチルアンモニウム塩含有寒天斜面培地
に植菌して培養した。このようにして、ミコバクテリウ
ム メタノリカP−70および同TH−30の純粋菌株が、そ
れぞれ得られた。 1容三角フラスコにテトラメチルアンモニウム塩含
有液体培地200mlを入れ、これに前記のミコバクテリウ
ム メタノリカP−70および同TH−30のそれぞれを接種
して、30℃で3日間培養を行なって得られた培養液の吸
光度(610nm)は、それぞれ4.4および4.8であった。 なお、このときの培養液中には、テトラメチルアンモ
ニウムクロライドは、実質的に含有されていなった。 〔発明の効果〕 本発明の微生物は、テトラアルキルアンモニウム塩の
他に、工業生産により安定して安価に入手し得る他の物
質をも培地成分として使用することができ、しかも、種
々の醗酵生産物を効率良く、しかも、安定して製造する
ことができる。 さらに、本発明の微生物は、テトラアルキルアンモニ
ウム塩などの分解されにくく、有害な物質を資化乃至は
分解できることから、この微生物によってこれらの有害
物質を含有している有害廃液を無害化することが可能と
なり、環境衛生上の価値は極めて高い。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ミコバクテリウム メタノリカに属し、テトラアル
    キルアンモニウム塩として少なくともテトラメチルアン
    モニウム塩を資化することを特徴とする新規微生物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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J MICROBIOL METHODS 2=1984 *

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