JP2674890B2 - バイアス回路 - Google Patents
バイアス回路Info
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- JP2674890B2 JP2674890B2 JP6817191A JP6817191A JP2674890B2 JP 2674890 B2 JP2674890 B2 JP 2674890B2 JP 6817191 A JP6817191 A JP 6817191A JP 6817191 A JP6817191 A JP 6817191A JP 2674890 B2 JP2674890 B2 JP 2674890B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bias circuit
- mos transistor
- current
- mos transistors
- output
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイアス回路に関し、特
に電流セル型DAコンバータのセル電流値を決めるバイ
アス回路に関する。
に電流セル型DAコンバータのセル電流値を決めるバイ
アス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバイアス回路は、図2に示すよう
に、電源14と接地15との間に、MOSトランジスタ
2〜12と、抵抗1,13とを備えている。ここで、切
換信号16は、MOSトランジスタ4,10に印加さ
れ、切換信号17はMOSトランジスタ5,11に印加
される。
に、電源14と接地15との間に、MOSトランジスタ
2〜12と、抵抗1,13とを備えている。ここで、切
換信号16は、MOSトランジスタ4,10に印加さ
れ、切換信号17はMOSトランジスタ5,11に印加
される。
【0003】従来のバイアス回路では、図2に示すよう
に、電源と接地との間に抵抗1とMOSトランジスタ2
とMOSトランジスタ3とを直列に接続し、MOSトラ
ンジスタ2及びMOSトランジスタ3のゲート電極を各
々のドレイン電極に接続し、かつそれらを出力端子にし
た構成になっている。
に、電源と接地との間に抵抗1とMOSトランジスタ2
とMOSトランジスタ3とを直列に接続し、MOSトラ
ンジスタ2及びMOSトランジスタ3のゲート電極を各
々のドレイン電極に接続し、かつそれらを出力端子にし
た構成になっている。
【0004】次に従来のバイアス回路の動作について説
明する。抵抗1の抵抗値(以下R1と略記),MOSト
ランジスタ2(以下Q2と略記),MOSトランジスタ
3(以下Q3と略記)は直列に接続されている為、これ
らの素子は電源電圧を各々のインピーダンスによって分
圧し、Q3のゲート電位VG1,Q2のゲート電位V
G2は、Q3,Q2に流れる電流Iに依存し、次式
(1),(2)のようになる。
明する。抵抗1の抵抗値(以下R1と略記),MOSト
ランジスタ2(以下Q2と略記),MOSトランジスタ
3(以下Q3と略記)は直列に接続されている為、これ
らの素子は電源電圧を各々のインピーダンスによって分
圧し、Q3のゲート電位VG1,Q2のゲート電位V
G2は、Q3,Q2に流れる電流Iに依存し、次式
(1),(2)のようになる。
【0005】
【0006】これらVG1, VG2が、従来回路の出力電圧
であり、前記(1),(2)が示す様に、従来回路の出
力電圧は、Q3,Q2に流れる電流Iに依存する。
であり、前記(1),(2)が示す様に、従来回路の出
力電圧は、Q3,Q2に流れる電流Iに依存する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイアス回路を
電流セル型DAコンバータのバイアス回路に用いた場合
の問題点を図2を用いて説明する。
電流セル型DAコンバータのバイアス回路に用いた場合
の問題点を図2を用いて説明する。
【0008】図2において、MOSトランジスタ4〜1
2(以下Q4〜Q12と略記)と、抵抗13とは電流セ
ルを構成し、Q6,Q4,Q5,及びQ12,Q10,
Q11は切換信号16及びその反転信号19によって、
オン,オフを切換えられるが、切換タイミングにおい
て、Q6,Q4,Q5が短い期間ではあるが同時にオン
している期間が有る為、Q6,Q4,Q5を介して接地
に電流が流れる。
2(以下Q4〜Q12と略記)と、抵抗13とは電流セ
ルを構成し、Q6,Q4,Q5,及びQ12,Q10,
Q11は切換信号16及びその反転信号19によって、
オン,オフを切換えられるが、切換タイミングにおい
て、Q6,Q4,Q5が短い期間ではあるが同時にオン
している期間が有る為、Q6,Q4,Q5を介して接地
に電流が流れる。
【0009】これは、Q2の負荷電流となる為、VG2は
一時的に低下し、これに伴なってVG1も一時的に低下す
る。VG1は電流セルの電流値を決定するバイアス電圧で
ある為、VG1の一時的な低下は電流セルの出力電流即ち
DAコンバータ出力の一時的な低下をまねく。VG2, V
G1は時間の経過とともに定常値に復帰するが、R1,Q
2,Q3に定常的に流す電流を減らす程、復帰には長い
時間を要し、これに伴なって電流セルの出力電流が定常
値に達するに要する時間も長くなってしまう。
一時的に低下し、これに伴なってVG1も一時的に低下す
る。VG1は電流セルの電流値を決定するバイアス電圧で
ある為、VG1の一時的な低下は電流セルの出力電流即ち
DAコンバータ出力の一時的な低下をまねく。VG2, V
G1は時間の経過とともに定常値に復帰するが、R1,Q
2,Q3に定常的に流す電流を減らす程、復帰には長い
時間を要し、これに伴なって電流セルの出力電流が定常
値に達するに要する時間も長くなってしまう。
【0010】即ち、バイアス回路の消費電流を低減しよ
うのすると、DAコンバータのセットリングタイムが悪
化する欠点が有った。
うのすると、DAコンバータのセットリングタイムが悪
化する欠点が有った。
【0011】本発明の目的は、前記欠点を解決し、消費
電流を低減したバイアス回路を提供することにある。
電流を低減したバイアス回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のバイアス回路の
構成は、第1,第2の電源間に、抵抗及び第1乃至第3
のMOSトランジスタの第1の直列体と、第4乃至第6
のMOSトランジスタの第2の直列体とを接続し、前記
第1,第4のMOSトランジスタのゲート電極同士を接
続し、前記第2,第3,第5,第6のMOSトランジス
タのゲート電極とソースまたはドレイン電極とをそれぞ
れ接続し、前記第2,第3のMOSトランジスタの共通
接続点を第1の出力端子となし、前記第4,第5のMO
Sトランジスタの共通接続点を第2の出力端子となした
ことを特徴とする。
構成は、第1,第2の電源間に、抵抗及び第1乃至第3
のMOSトランジスタの第1の直列体と、第4乃至第6
のMOSトランジスタの第2の直列体とを接続し、前記
第1,第4のMOSトランジスタのゲート電極同士を接
続し、前記第2,第3,第5,第6のMOSトランジス
タのゲート電極とソースまたはドレイン電極とをそれぞ
れ接続し、前記第2,第3のMOSトランジスタの共通
接続点を第1の出力端子となし、前記第4,第5のMO
Sトランジスタの共通接続点を第2の出力端子となした
ことを特徴とする。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例のバイアス回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【0014】図1において、本実施例のバイアス回路
は、電源に抵抗1を介してゲート電極とドレイン電極と
を接続したMOSトランジスタQ2と、MOSトランジ
スタQ2のソース電極にゲート電極とドレイン電極とを
接続したMOSトランジスタQ3と、MOSトランジス
タQ3のソース電極にゲート電極とドレイン電極とを接
続しかつソース電極を接地したMOSトランジスタQ4
と、ドレイン電極を電源に接続し、ゲート電極をMOS
トランジスタQ2のゲート及びドレイン電極に接続した
MOSトランジスタQ6と、MOSトランジスタQ6の
ソース電極にゲート電極とドレイン電極とを接続したM
OSトランジスタQ5と、MOSトランジスタQ5のソ
ース電極にゲート電極とドレイン電極とを接続しかつソ
ース電極を接地したMOSトランジスタQ7とを備えて
いる。
は、電源に抵抗1を介してゲート電極とドレイン電極と
を接続したMOSトランジスタQ2と、MOSトランジ
スタQ2のソース電極にゲート電極とドレイン電極とを
接続したMOSトランジスタQ3と、MOSトランジス
タQ3のソース電極にゲート電極とドレイン電極とを接
続しかつソース電極を接地したMOSトランジスタQ4
と、ドレイン電極を電源に接続し、ゲート電極をMOS
トランジスタQ2のゲート及びドレイン電極に接続した
MOSトランジスタQ6と、MOSトランジスタQ6の
ソース電極にゲート電極とドレイン電極とを接続したM
OSトランジスタQ5と、MOSトランジスタQ5のソ
ース電極にゲート電極とドレイン電極とを接続しかつソ
ース電極を接地したMOSトランジスタQ7とを備えて
いる。
【0015】さらに、MOSトランジスタQ6のソース
電極とMOSトランジスタQ4のゲート電極とを各々バ
イアス電圧出力端子としている。その他の回路部分は、
図2と同様である。
電極とMOSトランジスタQ4のゲート電極とを各々バ
イアス電圧出力端子としている。その他の回路部分は、
図2と同様である。
【0016】MOSトランジスタQ6は、ソースホロワ
として動作する為、その出力インピーダンスは低く設定
でき、負荷電流による出力電圧変動をおさえる。また、
MOSトランジスタQ6のソース電極電位の変動はMO
SトランジスタQ2のゲート電位を変動させぬ為、MO
SトランジスタQ4のゲート電位即ちバイアス電圧出力
は安定化される。なお、MOSトランジスタ2〜16
は、以下Q2〜16と略記する。
として動作する為、その出力インピーダンスは低く設定
でき、負荷電流による出力電圧変動をおさえる。また、
MOSトランジスタQ6のソース電極電位の変動はMO
SトランジスタQ2のゲート電位を変動させぬ為、MO
SトランジスタQ4のゲート電位即ちバイアス電圧出力
は安定化される。なお、MOSトランジスタ2〜16
は、以下Q2〜16と略記する。
【0017】抵抗1,Q2〜Q7がバイアス回路を構成
しており、Q6のソース電極電位VG2,Q4のゲート電
極電位VG1が本バイアス回路の出力電圧である。また図
1 において、MOSトランジスタQ8〜Q16は電流セ
ルを構成している。Q8〜Q10及びQ14〜Q16が
切換信号によって、オン,オフを切換えられたタイミン
グにおいて、これらが同時にオンする期間があり、VG2
出力端子からQ8〜Q10及びQ14〜Q16を介して
接地へ電流が流れるが、この時Q6はソースホロワとし
て動作し、その出力インピーダンスrOUT は、次式とな
る。
しており、Q6のソース電極電位VG2,Q4のゲート電
極電位VG1が本バイアス回路の出力電圧である。また図
1 において、MOSトランジスタQ8〜Q16は電流セ
ルを構成している。Q8〜Q10及びQ14〜Q16が
切換信号によって、オン,オフを切換えられたタイミン
グにおいて、これらが同時にオンする期間があり、VG2
出力端子からQ8〜Q10及びQ14〜Q16を介して
接地へ電流が流れるが、この時Q6はソースホロワとし
て動作し、その出力インピーダンスrOUT は、次式とな
る。
【0018】
【0019】従って、Q6の出力インピーダンスはQ6
のドレイン電流を増やす事なく、チャネル幅のみを大き
くする事で小さくできる。即ち、VG2出力端子からQ8
〜Q10及びQ14〜Q16を介して接地へ電流が流れ
る時にVG2の変動をおさえる事が可能となる。又、この
時、抵抗1,Q4,Q2,Q3の経路は何ら影響を受け
ぬ為、VG1は全く変動せず、従来回路の様にDAコンバ
ータのセットリングタイムが悪化する事が無い。
のドレイン電流を増やす事なく、チャネル幅のみを大き
くする事で小さくできる。即ち、VG2出力端子からQ8
〜Q10及びQ14〜Q16を介して接地へ電流が流れ
る時にVG2の変動をおさえる事が可能となる。又、この
時、抵抗1,Q4,Q2,Q3の経路は何ら影響を受け
ぬ為、VG1は全く変動せず、従来回路の様にDAコンバ
ータのセットリングタイムが悪化する事が無い。
【0020】図3は本発明の他の実施例のバイアス回路
を示す回路図である。図2がNチャネルMOSトランジ
スタを主構成としているのに対して、図3は図2と逆の
PチャネルMOSトランジスタで構成した回路である。
本実施例の作用効果は、図1と同様である。
を示す回路図である。図2がNチャネルMOSトランジ
スタを主構成としているのに対して、図3は図2と逆の
PチャネルMOSトランジスタで構成した回路である。
本実施例の作用効果は、図1と同様である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特にD
Aコンバータの電流セルが切換えられても電流出力設定
電圧VG1が変動せず、またバイアス回路の消費電流例え
ばMOSトランジスタQ6のドレイン電流を低減しても
バイアス電圧VG2の変動をおさえる事ができる為、バイ
アス回路の消費電流を低減しても例えばDAコンバータ
のセットリングタイムを悪化させる事がなく、換言すれ
ば動作スピードを維持しつつ低消費電流化をはかれると
いう効果が有る。
Aコンバータの電流セルが切換えられても電流出力設定
電圧VG1が変動せず、またバイアス回路の消費電流例え
ばMOSトランジスタQ6のドレイン電流を低減しても
バイアス電圧VG2の変動をおさえる事ができる為、バイ
アス回路の消費電流を低減しても例えばDAコンバータ
のセットリングタイムを悪化させる事がなく、換言すれ
ば動作スピードを維持しつつ低消費電流化をはかれると
いう効果が有る。
【図1】本発明の一実施例のバイアス回路を示す回路図
である。
である。
【図2】従来のバイアス回路を示す回路図である。
【図3】本発明の他の実施例のバイアス回路を示す回路
図である。
図である。
1,17 抵抗素子 2〜16 MOSトランジスタ 18 電源 19 接地 20 切換信号 21 切換信号の反転信号
Claims (1)
- 【請求項1】 第1,第2の電源間に、抵抗及び第1乃
至第3のMOSトランジスタの第1の直列体と、第4乃
至第6のMOSトランジスタの第2の直列体とを接続
し、前記第1,第4のMOSトランジスタのゲート電極
同士を接続し、前記第2,第3,第5,第6のMOSト
ランジスタのゲート電極とソースまたはドレイン電極と
をそれぞれ接続し、前記第2,第3のMOSトランジス
タの共通接続点を第1の出力端子となし、前記第4,第
5のMOSトランジスタの共通接続点を第2の出力端子
となしたことを特徴とするバイアス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6817191A JP2674890B2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | バイアス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6817191A JP2674890B2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | バイアス回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04304028A JPH04304028A (ja) | 1992-10-27 |
JP2674890B2 true JP2674890B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13366060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6817191A Expired - Lifetime JP2674890B2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | バイアス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2674890B2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP6817191A patent/JP2674890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04304028A (ja) | 1992-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970617 |