JP2674693B2 - トレース情報の管理方式 - Google Patents

トレース情報の管理方式

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Description

【発明の詳細な説明】 【概要】
各種の機能に対応して実行される動作の実行過程を追
跡するためのトレース情報の管理方式に関し、 プログラムにより制御される装置に障害が発生したと
きに行う原因調査作業の容易化を図り、迅速に障害原因
を究明することのできるトレース情報の管理方式を提供
することを目的とし、 複数の機能に対応して実行される動作の実行過程を追
跡するためのトレース情報の管理方式であって、前記各
機能に対応する動作の内容を示すトレースデータを各機
能毎に格納するための複数のトレーステーブルと、前記
トレーステーブルにトレースデータが格納された際のそ
のトレースデータのアドレスを順序データとし、前記順
序データをその発生した順に連続するアドレスに格納す
るための順序トレーステーブルとを設け、前記各機能に
対応する動作の個別の実行過程と、当該各機能に対応す
る動作の総合の実行過程とを別個に記録するように構成
される。
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の機能に対応して実行される動作の実
行過程を追跡するためのトレース情報の管理方式に関す
る。 一般に、プログラム(ソフトウェア)による命令動作
を逐次実行することにより所望の機能を実現する装置で
は、命令動作を実行する毎に、命令の所在、命令自体、
各レジスタの内容などを示すトレース情報が記録され
る。これにより、装置の稼動中にその動作が停止するな
どの障害が発生した場合には、記録されているトレース
情報を画面表示又は印刷(プリントアウト)させること
により、動作の実行過程の追跡が可能となり、障害の発
生原因の究明を行うことができる。 近年、システムを構成する際に、ハードウェアにソフ
トウェア(プログラム)を組み込んだファームウェアに
よってシステムの各部の機能を実現し、高度化し複雑化
したシステム全体の機能の実現を図っている。これにと
もなってシステムの障害発生時の原因調査が複雑化し、
障害の発生原因の究明に多大な時間と人的工数が必要と
なっている。 一方、特に大型の情報処理装置では、社会的に重要な
役割を担う場合が多いので、万一、障害が発生した場合
には、迅速な原因調査及び対策の実施が要求されてい
る。
【従来の技術】
例えば、ホストコンピュータが入力される画像データ
に基づいて画像を形成するプリンタ装置における従来の
トレース情報の管理方式を説明する。 第6図及び第7図はそれぞれ従来のトレース情報の管理
方式を示す図である。 第6図において、トレーステーブルA〜Cは、トレー
スデータTDを格納するためのメモリ領域である。これら
は、プリンタ装置全体を制御するためのプログラム(メ
インルーチン)において、プリンタ装置の部分的な機能
を実現するための所定のサブルーチン(処理)毎に設け
られている。例えば、トレーステーブルAはホストコン
ピュータから入力される各種のデータを並べ換える処理
に対して設けられ、トレーステーブルBは画像データに
基づいて仮想画面であるビットマップメモリの描画を行
う処理に対して設けられ、トレーステーブルCはビット
マップメモリ上のデータを印刷機構へ転送する処理に対
して設けられている。なお、トレーステーブルの数や機
能との対応付けなどは、後述するようにプリンタ装置に
障害が発生したときの原因調査の便宜を考慮して任意に
設定することができる。例えば、オペレータによる操作
の経過がわかるように、スイッチ類の操作に対応するト
レーステーブルを設けることもある。 各トレーステーブルA〜Cでは、それぞれのポインタ
の指し示すアドレス領域に、各処理においてそれぞれ特
定の動作が実行される毎にトレースデータTDが順次格納
される。各トレーステーブルA〜Cは最大で100個のト
レースデータTDが格納可能である。101番目以降のトレ
ースデータTDが格納されるときには、最古のトレースデ
ータTDから順に新しい動作に対応するトレースデータTD
に入れ替えられる。 各トレースデータTDは、各動作の実行を指示する命令
の所在、命令自体、実行直後のレジスタのデータなどの
動作内容をコード化して示すコードデータCDと、動作を
実行した時刻tとから構成されている。コードデータCD
は、各トレーステーブルA〜C毎に異なる値を割り付け
るコード化が行われている場合と、同一の値であっても
格納されるトレーステーブルA〜Cによって意味する内
容が異なるようなコード化が行われている場合とがあ
る。 プリンタ装置において障害が発生し、プリンタ装置の
動作が停止した場合には、各トレーステーブルA〜Cの
トレースデータTDがディスプレイ装置の画面上にリスト
表示され、又は用紙にダンプリストとしてプリントされ
る。メンテナンス作業者は、リストにおいて各トレース
テーブルA〜C毎にアドレス順に並ぶコードデータCDを
確認することにより、各処理の実行過程を追跡すること
ができる。また、時刻tを確認することにより、各処理
の相互の実行順序の関係の追跡を行うことができる。こ
れにより、障害原因の究明が可能となる。 第7図において、トレーステーブルDは、プリンタ装
置において実行される複数の処理に対して設けられてい
る。トレーステーブルDは、最大で300個のトレースデ
ータTDが格納可能であり、上述のトレーステーブルA〜
Cと同様にポインタが指し示すアドレス領域に、1個ず
つトレースデータTDが格納され、最大アドレスまでトレ
ースデータTDが格納されたときには、最古のトレースデ
ータTDから順に新しい動作に対応するトレースデータTD
に入れ替えられる。 トレーステーブルDにおける各トレースデータTDは、
どの処理において実行された動作であるかを示す識別デ
ータIDと、動作内容を示すコードデータCDとから構成さ
れている。 プリンタ装置において障害が発生した場合には、メン
テナンス作業者は、先の例と同様にして出力されたリス
トに基づいて、各トレースデータTDを確認することによ
り、プリンタ装置の全体的な動作、すなわち、各処理の
総合の実行過程を追跡することができる。また、同一の
識別データIDに着目してトレースデータTDを確認するこ
とにより、特定の処理に対応する動作の実行過程を追跡
することができる。
【発明が解決しようとする課題】
第6図のように、処理毎にトレーステーブルA〜Cを
設ける方式では、各処理、すなわち各機能に対応する動
作の実行過程の追跡は容易に行うことができるが、装置
の全体的な動作、すなわち、各機能相互間における動作
の順序関係が知りたい場合には、各トレーステーブルA
〜CのトレースデータTDの時刻tを比較しなければなら
ない。つまり、ダンプリストの中の核機能に対応する部
分を見比べる作業を強いられる。このため、障害原因の
調査作業が面倒なものとなり、迅速に障害原因を究明す
ることが困難であるといった問題があった。 逆に、第7図のように、1つのトレーステーブルDに
複数の機能に対応するトレースデータTDをまとめて格納
する方式では、装置の全体的な動作の総合の実行過程の
検証は容易に行うことができるが、各機能のそれぞれに
対応する動作の実行過程が知りたい場合には、各トレー
スデータTDを識別データIDによって分類しなければなら
ない。このため、やはり、障害原因の調査作業が面倒な
ものとなり、迅速に障害原因を究明することが困難であ
るといった問題があった。 本発明は、上述の問題に鑑み、プログラムにより制御
される装置に障害が発生したときに行う原因調査作業の
容易化を図り、迅速に障害原因を究明することのできる
トレース情報の管理方式を提供することを目的としてい
る。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1の発明に係る方
式は、第1図に示すように、複数の機能F1〜3に対応し
て実行される動作の実行過程を追跡するためのトレース
情報の管理方式であって、前記各機能F1〜3に対応する
動作の内容を示すトレースデータTDを各機能F1〜3毎に
格納するための複数のトレーステーブルE〜Gと、前記
トレーステーブルE〜GにトレースデータTDが格納され
た際のそのトレースデータTDのアドレスを順序データJD
とし、前記順序データJDをその発生した順に連続するア
ドレスに格納するための順序トレーステーブルJとを設
け、前記各機能F1〜F3に対応する動作の個別の実行過程
と、当該機能F1〜3に対応する動作の総合の実行過程と
を別個に記録するように構成される。 請求項2の発明に係る方式では、前記順序データは、
当該トレースデータが格納されたトレーステーブルに対
応するアドレスの部分と、当該トレーステーブル内にお
ける当該トレースデータの格納位置を示すアドレスの部
分とからなるように構成される。 請求項3の発明に係る方式は、前記各機能F1〜3に対
応する動作の総合の実行過程の中で、当該各機能F1〜3
の内の同一の機能F1〜3に対応する動作が連続する場合
には、最初の動作に応じた順序データDJのみを順序トレ
ーステーブルJに格納するように構成される。
【作用】
各トレーステーブルE〜Gには、複数の機能F1〜3に
対応する動作の内容を示すトレースデータTDがそれぞれ
格納される。 順序トレーステーブルJには、順序データJDが、その
発生した順に、連続するアドレスに格納される。その際
に、トレーステーブルE〜GにトレースデータTDが格納
された際のそのトレースデータTDのアドレスが、順序デ
ータJDとされる。 これにより、各機能F1〜F3に対応する動作の個別の実
行過程と、当該各機能F1〜3に対応する動作の総合の実
行過程とが別個に記録される。 また、上述の順序データは、トレーステーブルE〜G
に対応するアドレスの部分と、トレーステーブルE〜G
内におけるトレースデータTDの格納位置を示すアドレス
の部分とからなるように構成される。この場合には、順
序データJDによって、どのトレーステーブルE〜Gつま
りどの機能F1〜3に対応しているかが容易にわかる。 各機能F1〜3に対応する動作の総合の実行過程の中
で、当該各機能F1〜3の内の同一の機能F1〜3に対応す
る動作が連続する場合には、最初の動作に応じた順序デ
ータJDのみが順序トレーステーブルJに格納される。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。 第1図は本発明に係るトレース情報の管理方式の構成
を示すブロック図である。 同図において、ファームウェアに組み込まれたソフト
ウェアは、所望の機能F1〜3を実現するための処理(ル
ーチン)R1〜3と、これら処理R1〜3における各種の動
作の実行過程を記録するトレース機能F4を実現するため
のトレース処理と、各機能F1〜3の動作の実行順序関係
を記録する順序トレース機能F5を実現するための順序ト
レース処理とから構成されている。 トレース機能F4を実現するために、各機能F1〜3に対
応する動作の内容を示すトレースデータTDを各機能F1〜
3毎に格納するための3つのトレーステーブルE〜Gが
設けられ、順序トレース機能F5を実現するために、各機
能F1〜3に対応する動作の実行に応じた順序データJDを
格納するための順序トレーステーブルJが設けられてい
る。 各処理R1〜3では、適時、トレース処理のコール(呼
び出し)が行われ、各処理R1〜3の実行過程がそれぞれ
トレーステーブルE〜Gにより記録される。また、トレ
ース処理において順序トレース処理がコールされ、順序
トレーステーブルJにより全体的な動作の実行過程が記
録される。 第2図は本発明に係るトレーステーブルE〜G及び順
序トレーステーブルJの構成を示す図である。 第2図において、トレーステーブルE〜G及び順序ト
レーステーブルJは、1アドレス当たり1バイトの記憶
容量を有するメモリ内にアドレスを割り当てることによ
り設けられており、各トレーステーブルE〜Gは、それ
ぞれ100個のトレースデータTDの格納が可能であり、順
序トレーステーブルJは、300個の順序データJDの格納
が可能である。これら格納可能なデータ個数は任意に設
定できる。 各トレーステーブルE〜G、及び順序トレーステーブ
ルJの先頭の2つのアドレス領域(例えばトレーステー
ブルEでは、アドレスが「0100H」及び「0101H」の領
域)はポインタの格納領域として用いられ、これらによ
って、各トレーステーブルE〜G又は順序トレーステー
ブルJにおいて、トレースデータTD又は順序データJDを
格納すべきアドレスの指定が行われる。 各トレースデータTDは、各処理R1〜3の各種動作の内
容、例えば、動作の実行を指示する命令の所在、命令自
体、レジスタの獲得又は開放を示すデータ、実行直後の
レジスタの値などを示している。トレース処理のコール
が行われるごとに、その動作に対応する内容のトレース
データTDが順次格納される。各トレーステーブルE〜G
において、101番目以降のトレースデータTDが格納され
るときには、最古のトレースデータTDから順に最新の動
作に対応するトレースデータTDに入れ替えられる。すな
わち、各トレーステーブルE〜Gでは、最新の100個の
トレースデータTDが記録される。 一方、順序トレーステーブルJには、各トレーステー
ブルE〜Gのいずれかにおいて、トレースデータTDが格
納される毎に、トレースデータTDを格納した各トレース
テーブルE〜Gのアドレス(すなわちポインタの値)
が、順序データJDとして格納される。 例えば、第2図の例では、まず、処理R1の動作が実行
され、トレーステーブルEにおいてデータ格納領域の先
頭アドレス「0102H」にトレースデータTD00が格納さ
れ、これに対応して、順序トレーステーブルJにおける
アドレス「0402H」に順序データJD0(「0102H」)が格
納され、次に、処理R2の動作にともなうトレーステーブ
ルFにおけるアドレス「0202H」へのトレースデータTD2
0の格納に対応して、順序トレーステーブルJにおける
アドレス「0404H」に順序データJD1(「0202H」)が格
納されている。以下同様に、処理R1、処理R3…の動作の
実行に対応して、順序データJD2(「0103H」)、順序デ
ータJD3(「0302H」)…が格納されている。 障害が発生した場合には、メンテナンス作業者は、各
トレーステーブルE〜G及び順序トレーステーブルJの
内容をダンプし、これらをディスプレイ装置にリスト表
示し又は又はプリンタによりリストとしてプリントアウ
トする。リストには、第2図に示すように、ポインタの
内容、トレースデータTD及び順序データJDがそれぞれの
アドレスと対応付けて示される。 メンテナンス作業者は、各処理R1〜3の実行過程が知
りたいときには、リスト内の対応するトレーステーブル
E〜Gの部分を調べればよく、総合的な処理の実行過程
が知りたいときには、リスト内の順序トレーステーブル
Jの部分を調べればよい。 リストを調べるときには、まず、リストのポインタの
値を見る。これにより、最後にデータを格納したアドレ
ス(最新の動作に対応するアドレス)がわかり、同時に
最古の動作に対応するアドレスもわかるので、アドレス
の値から動作の実行順序を確認することができる。 上述のように順序データJDの内容は、トレースデータ
TDを格納したアドレスの値であるので、その値から、順
序データJDがどのトレーステーブルE〜Gに対応するも
のであるかがわかる。例えば第2図の例のようにアドレ
スが割り当てられている場合には、順序データJDの上位
2桁が、「01」であればトレーステーブルEに対応し、
「02」であればトレーステーブルFに対応し、「03」で
あればトレーステーブルGに対応していることがわか
る。 つまり、メンテナンス作業者は、出力されたリストに
より、各処理R1〜3の個別の実行過程、及び全処理R1〜
3からなる総合的な処理の実行過程を容易に追跡するこ
とができる。 第3図は本発明に係るトレース処理の一例を示すフロ
ーチャートである。 同図において、ステップ#1では、動作を実行した処
理R1,R2又はR3に対応するトレーステーブルE,F又はGに
おいて、そのポインタが指すアドレス領域に、動作の内
容を示す1個のトレースデータTDを格納する。 ステップ#2では、ポインタの値に1Hを加える。つま
り、1個のトレースデータTDのデータ長と1アドレスに
記憶可能なデータ長は等しく、共に1バイトであるの
で、トレーステーブルE〜Gについては、トレースデー
タTDを格納するアドレスが1アドレスずつ更新される。 ステップ#3では、更新したアドレス(ポインタの
値)がトレーステーブルE〜Gとして割り当てられてい
る領域の最大アドレスを越えるか否かをチェックし、ノ
ーであれば、ステップ#5へ移る。 ステップ#3でイエスであれば、ステップ#4へ進
み、トレーステーブルE〜G内のトレースデータTDの格
納領域の先頭アドレスをポインタに格納する。これによ
り、上述したように最古の動作に対応するトレースデー
タTDが順に最新の動作に対応するトレースデータTDに入
れ替えられる。 ステップ#5において、順序トレース処理(サブルー
チン)のコールを行う。 第4図は順序トレース処理の一例を示すフローチャー
トである。 ステップ#11では、順序トレーステーブルJのポイン
タが指すアドレス領域に、順序データJDとして、上述の
トレース処理のステップ#1でトレースデータTDを格納
した領域のアドレスを格納する。 ステップ#12では、順序トレーステーブルJのポイン
タの値に2Hを加える。つまり、上述したように1個の順
序データJDのデータ長は2バイトであるので、順序トレ
ーステーブルJについては、順序データJDを格納するア
ドレスが2アドレスずつ更新される。 ステップ#13では、更新したアドレスが順序トレース
テーブルJとして割り当てられている領域の最大アドレ
スを越えるか否かをチェックし、ノーであれば、トレー
ス処理のルーチンへリターンする。ステップ#13でイエ
スであれば、ステップ#14で、順序トレーステーブルJ
内の順序データTDの格納領域の先頭アドレスをポインタ
に格納し、トレース処理へリターンする。 第5図は順序トレース処理の他の例を示すフローチャ
ートである。 同図では、まず、ステップ#20において、同一のトレ
ーステーブルE〜Gに対して連続してトレースデータTD
が格納されたか否かを判断する。すなわち、トレース処
理のステップ#1におけるトレースデータTDの格納の対
象となったトレーステーブルE,F又はGが、前回のステ
ップ#1の実行時に対象となったトレーステーブルE,F
又はGと同一であるか否かの判断が行われる。実際に
は、この判断のために処理R1〜3の中のいずれの処理に
よってトレース処理がコールされたかを示すトレーステ
ーブル指定データがトレース処理において記憶され、そ
のトレーステーブル指定データに基づいてステップ#20
の判断が行われる。 ステップ#20でイエスの場合には、直ちにトレース処
理へリターンする。したがって、この場合には、順序ト
レーステーブルJに対するデータの格納は行われない。 ステップ#20でノーの場合には、ステップ#21〜ステ
ップ#24を実行した後、トレース処理へリターンする。
ステップ#21〜ステップ#24では、上述した第4図の順
序トレース処理のステップ#11〜ステップ#14と同様の
処理が行われるので、これらについては説明を省略す
る。 この第5図の順序トレース処理によれば、処理R1〜3
の中のいずれかの処理に対応するトレースデータTDの格
納を必要とする複数の動作が連続して実行された場合に
は、その一連の動作の中の2番目以降の動作について
は、順序トレーステーブルJに対する順序データJの格
納は行われない。 したがって、各処理1〜3の実行頻度などに応じて、
順序トレーステーブルJに格納可能なデータ個数を、各
トレーステーブルE〜Gに格納されるトレースデータTD
の最大総計である300個より少なくすることができる。
例えば、200個の順序データJDを格納可能な容量のメモ
リ領域を順序トレーステーブルJとして割り当て、メモ
リ装置の小容量化を図ることができる。 この順序トレース処理により各処理R1〜3の実行過程
を記録した場合においても、障害発生時に上述のように
出力したリストを調べるときには、リスト内の順序トレ
ーステーブルJに対応する部分を見ることにより、各処
理R1〜3の相互の順序関係を確認することができる。こ
のとき、順序トレーステーブルJでの記録が省略されて
いる動作については、リスト内の各トレーステーブルE
〜Gに対応する部分が個々に参照される。 上述の実施例においては、3つのトレーステーブルE
〜Gを設けた例を示したが、トレーステーブルの個数は
任意に設定することができる。また、設けたトレーステ
ーブルE〜Gの全てに対して順序トレーステーブルJを
関連付ける必要はなく、特に実行順序の関係が障害原因
の調査にとって重要となる機能に対応したトレーステー
ブル(例えば、トレーステーブルE,F)にトレースデー
タTDが格納されたときのみ、順序データJDを順序トレー
ステーブルJに格納するようにしてもよい。
【発明の効果】
請求項1乃至請求項3の発明によると、トレーステー
ブルにトレースデータが格納された際のそのトレースデ
ータのアドレスを順序データとしているので、順序デー
タによって対応するトレースデータを容易に知ることが
できる。また、順序データを、その発生順に、順序トレ
ーステーブル内の連続するアドレスに格納するので、ト
レースデータの順序関係を容易に確認することができ
る。 したがって、各機能に対応する動作の個別の実行過
程、及び各機能に対応する動作の総合の実行過程を容易
に追跡することができる。 それ故、プログラムに従って動作する装置の障害発生
時において、障害原因の調査作業が容易となり、迅速に
障害原因を究明することが可能となる。 請求項2の発明によると、順序データによって、どの
トレーステーブルつまりどの機能に対応するものである
かがわかるので、実行過程の追跡が一層容易となる。 請求項3の発明によると、小容量のメモリ装置を用
い、装置のコストアップを抑えつつ、装置の障害原因の
調査作業の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトレース情報の管理方式の構成を
示す図、 第2図は本発明に係るトレーステーブル及び順序トレー
ステーブルの構成を示す図、 第3図は本発明に係るトレース処理の一例を示すフロー
チャート、 第4図は順序トレース処理の一例を示すフローチャー
ト、 第5図は順序トレース処理の他の例を示すフローチャー
ト、 第6図は従来のトレース情報の管理方式の一例を示す
図、 第7図は従来のトレース情報の管理方式の一例を示す図
である。 図において、 F1,F2,F3は機能、 E,F,Gはトレーステーブル、 Jは順序トレーステーブル、 TDはトレースデータ、 JDは順序データである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機能に対応して実行される動作の実
    行過程を追跡するためのトレース情報の管理方式であっ
    て、 前記各機能に対応する動作の内容を示すトレースデータ
    を各機能毎に格納するための複数のトレーステーブル
    と、 前記トレーステーブルにトレースデータが格納された際
    のそのトレースデータのアドレスを順序データとし、前
    記順序データをその発生した順に連続するアドレスに格
    納するための順序トレーステーブルとを設け、 前記各機能に対応する動作の個別の実行過程と、当該各
    機能に対応する動作の総合の実行過程とを別個に記録す
    るようにしたことを特徴とするトレース情報の管理方
    式。
  2. 【請求項2】前記順序データは、当該トレースデータが
    格納されたトレーステーブルに対応するアドレスの部分
    と、当該トレーステーブル内における当該トレースデー
    タの格納位置を示すアドレスの部分とからなる、 請求項1記載のトレース情報の管理方式。
  3. 【請求項3】前記各機能に対応する動作の総合の実行過
    程の中で、当該各機能の内の同一の機能に対応する動作
    が連続する場合には、最初の動作に応じた順序データの
    みを順序トレーステーブルに格納するようにした 請求項1又は請求項2記載のトレース情報の管理方式。
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