JP2674028B2 - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JP2674028B2
JP2674028B2 JP62183051A JP18305187A JP2674028B2 JP 2674028 B2 JP2674028 B2 JP 2674028B2 JP 62183051 A JP62183051 A JP 62183051A JP 18305187 A JP18305187 A JP 18305187A JP 2674028 B2 JP2674028 B2 JP 2674028B2
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栄 白井
一夫 八木
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Daiwabo Co Ltd
Tanaka Ltd
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Daiwabo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトンネル工事等の土木工事に使用される防水
シートに関する。 〔従来の技術〕 従来、トンネルの一次覆工コンクリートと二次覆工コ
ンクリートとの間に張設されて一次覆工コンクリート側
からの湧水が二次覆工コンクリート側に漏出するのを防
止する防水シートとして、第7図に示したように、不透
水性合成樹脂シートaの一面にこれと同尺の不織布等の
透水性シートbを積層した構成のものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この従来の防水シートは、第8図に示したように、透
水性シートbを一次覆工コンクリートc側に、不透水性
合成樹脂シートaを二次覆工コンクリートd側に配置さ
せて張設するもので、一次覆工コンクリートc側からの
湧水は一次覆工コンクリートcや透水性シートb内を通
って流下していくものであるが、このように防水シート
を張設する場合、その下部に有孔パイプ等の導水管eを
別途配設し、流下した湧水をこの導水管e内に流入させ
ると共に、導水管eに連結された排水管fを通して外部
に排出することが行なわれている。 しかし、このような導水管を配設する作業は比較的面
倒であり、防水シートを張設する作業と別途に導水管を
配設しなければならないので、防水工事が煩雑になる問
題があった。一方、トンネルなどの土砂の多い場所で使
用される導水管の場合、土砂による目詰まりが起こり難
いものであることが望ましい。 本発明は上記事情を改善するためになされたもので、
導水管を防水シートと一体に形成でき、導水管配設作業
が簡単化して繁雑な防水工事を回避することができるの
みならず、土砂の目詰まりを起こりにくくすることがで
きる防水シートを提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成するため、不透水性シートの
一面に透水性シートを積層してなる防水シートにおい
て、透水性シートの長さ方向一端部又は両端部を不透水
性シートの長さ方向一端部又は両端部より外方に延出さ
せると共に、上記透水性シートの少なくとも該延出端部
を太さが0.5〜3mmの多数の合成樹脂の線状体が相互に交
差しながら水平方向並びに厚み方向に不規則に方向を変
えて一方から他方に延びており、これら多数の連続線状
体が各々の交差点で少なくとも一部で相互に接着され、
且つ網目のさしわたし長さが2〜20mmのシート状網状体
により形成し、該延出端部を管状に巻回して内部中空部
に導水路を形成したものである。 〔作用〕 本発明の防水シートは、透水性シートの長さ方向一端
部又は両端部を不透水性シートの長さ方向一端部又は両
端部より外方に延出させてあるので、その延出端部を予
め或いは使用時に管状に丸め、このように管状に巻回さ
れた延出端部の内部中空部により形成された導水路を導
水管として用いることができる。 従って、本発明によれば、防水シートとは別途に導水
管を配設しなくてもよく、防水シートと一体に導水管を
形成できるため、導水管配置作業が簡略化され、防水工
事が簡単に行なわれる。 またこの場合、導水管は太さが0.5〜3mmの多数の合成
樹脂の線状体が相互に交差しながら水平方向並びに厚み
方向に不規則に方向を変えて一方から他方に延びてお
り、これら多数の連続線状体が各々の交差点で少なくと
も一部で相互に接着され、且つ網目のさしわたし長さが
2〜20mmのシート状網状体により形成されるので、導水
管内への水の流入性は良好であり、有孔パイプのように
パイプに穿孔を行なうというような手間を要することも
なく、更に、不織布を使用した場合に比べて、土砂の目
詰まりが起こりにくくなるのみならず、導水管のコンク
リート打設圧,土圧に対する耐性も向上し得る。 以下、本発明の実施例につき第1図乃至第6図を参照
して説明する。 〔実施例〕 第1図は本発明の一実施例を示すもので、この実施例
に係る防水シート1は、不透水性シート2の一面にこれ
より長尺の透水性シート3を積層してなるもので、この
透水性シート3の長さ方向両端部はそれぞれ不透水性シ
ート2の長さ方向両端部より外方に延出されている。 ここで、この透水性シート3の延出端部4,4の延出長
さは、これら延出端部4,4をそれぞれ管状に丸めた時に
これら管部が導水管として所望の大きさ(直径)になり
得る長さである。 なお、上記不透水性シート2の材質は限定されるもの
ではないが、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン
−酢酸ビニル等の熱可塑性合成樹脂が好適である。 また、透水性シート3としては、合成樹脂繊維による
網の単層体や多層体が使用できる。即ち、多数の線状体
が相互に交差しながら水平方向並びに厚み方向に不規則
に方向を変えて一方から他方に延びており、これら多数
の連続線状体が各々の交差点で少なくとも一部で相互に
接着されたシート状網状体である。かかる網状体におい
て、線状体の太さは0.5〜3mm、シート状網状体の網目の
大きさは、さしわたし長さが2〜20mmのものであり、こ
のようなシート状網状体を使用することによって、導水
管の使用に当たり土砂の目詰まりが起こりにくくなる。
また、シート状網状体は全体が平面であるよりも、適度
にうねり状の凹凸のある形状であれば、導水管を成形し
た場合なお一層通水性がよくなる(この場合、高さhは
1〜30mmとすることが好ましい)。このようなシート状
網状体の一例として、その平面図及び側面図を第2図及
び第3図に示す。ここで、5が線状体、6が交差点であ
る。なお、透水性シート3の延出端部4,4は管状に形成
した際に良好な水流入性、保形性を有することが望まし
いので、延出端部4,4を構成する透水性シートは上記し
た合成樹脂の線状体によるシート状網状体で形成されて
いるので、不織布に比べて押圧力に対する抵抗があり、
このため、これによって形成される導水管のコンクリー
ト打設圧,土圧に対する耐性が向上する。また管状に形
成する場合、延出端部を2〜3回巻回して、コンクリー
ト打設圧,土圧により耐えるようにすることが好まし
い。 更に、不透水性シート2と透水性シート3との積層
は、熱接着、接着剤を用いた接着等の適宜な方法を採用
し、両シート2,3を部分接着又は全面接着するなどによ
り行なうことができる。 上述した防水シート1は、第4図に示したように、一
次覆工コンクリート7側に透水性シート3を、二次覆工
コンクリート8側に不透水性シート2を配置した状態で
これらコンクリート7,8間に張設されるが、この場合透
水性シート3の両延出端部4,4(第4図では一方の延出
端部4のみを示す)をそれぞれ管状に成形し、この管部
を導水管9として使用するもので、一次覆工コンクリー
ト7、透水性シート3内を流下してきた湧水はこの導水
管9内に流入し、次いで排水管(図示せず)から外部に
排水されるものである。 従って、このように導水管9が防水シート1と一体に
形成され、わざわざ別途導水管を設置する必要がないの
で、防水工事が簡単に行なわれ、従来のような繁雑な工
事を回避することができる。 この場合、上述した導水管9の形成は予め防水シート
の製造の際に同時に行なってもよく、防水シートの使用
時に行なってもよい。 なお、防水シートの構成は第1図の実施例に制限され
るものではなく、例えば第5図に示したように、不透水
性シート2の一面長さ方向両端側にそれぞれ延出端部4,
4を設けた状態で2枚の透水性シート3,3を積層し、不透
水性シート2の一面中間部は透水シート非積層状態に構
成することができ、この場合、図示はしないが、この不
透水性シート2の一面中間部に長さ方向に沿って多数の
突条を突設するように構成してもよい。また、第6図に
示したように、不透水性シート2の一面長さ方向両側に
それぞれ延出端部4,4を設けた状態で2枚の透水性シー
ト3a,3aを積層すると共に、不透水性シート2の一面中
間部にこれら透水性シート3a,3aと目の粗さ,材質など
が相違する他の透水性シート3bを積層するようにしても
よい。この場合、延出端部4,4を有する一方の透水性シ
ート3a,3aを上述した網状体で形成し、他方の透水性シ
ート3bを通常の織布,不織布などによって形成すること
ができる。更に、図示はしないが、透水性シートを波形
状に積層したり、必要によっては透水性シートの長さ方
向一端部のみを延出するなど、本発明の要旨の範囲内で
種々変更して差支えない。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の防水シートによれば、
透水性シートの延出端部で防水シートと一体に導水管を
形成できるので、導水管を別途設置しなくてもよく、導
水管配設作業が簡略化され、防水工事が能率的に行なわ
れるのみならず、導水管における土砂の目詰まりが起こ
りにくく、更にコンクリート打設圧,土圧に対する耐性
を向上させることができる。従って、本発明の防水シー
トはトンネルなどの防水工事に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は同例
の透水性シートの一部省略拡大平面図、第3図は同例の
透水性シートの一部省略拡大側面図、第4図は同例の施
工例を示す一部省略断面図、第5図及び第6図はそれぞ
れ本発明の他の実施例を示す断面図、第7図は従来の防
水シートの断面図、第8図は同シートを用いた従来の施
工例を示す断面図である。 1……防水シート、2……不透水性シート、 3,3a,3b……透水性シート、 4……延出端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 一夫 大阪府泉大津市宮町12番23号 株式会社 田中内 (72)発明者 宮川 知之 兵庫県加古郡播磨町古宮877 大和紡績 株式会社播磨研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−26198(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.不透水性シートの一面に透水性シートを積層してな
    る防水シートにおいて、透水性シートの長さ方向一端部
    又は両端部を不透水性シートの長さ方向一端部又は両端
    部より外方に延出させると共に、上記透水性シートの少
    なくとも該延出端部を太さが0.5〜3mmの多数の合成樹脂
    の線状体が相互に交差しながら水平方向並びに厚み方向
    に不規則に方向を変えて一方から他方に延びており、こ
    れら多数の連続線状体が各々の交差点で少なくとも一部
    で相互に接着され、且つ網目のさしわたし長さが2〜20
    mmのシート状網状体により形成し、該延出端部を管状に
    巻回して内部中空部に導水路を形成したことを特徴とす
    る防水シート。
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