JP2673752B2 - 油圧ホースの巻き取り装置 - Google Patents

油圧ホースの巻き取り装置

Info

Publication number
JP2673752B2
JP2673752B2 JP3141902A JP14190291A JP2673752B2 JP 2673752 B2 JP2673752 B2 JP 2673752B2 JP 3141902 A JP3141902 A JP 3141902A JP 14190291 A JP14190291 A JP 14190291A JP 2673752 B2 JP2673752 B2 JP 2673752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
hydraulic hose
reel
hose
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3141902A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06171833A (ja
Inventor
嘉平衛 下村
慶三 梅本
哲夫 気仙
Original Assignee
株式会社間組
バウアージャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社間組, バウアージャパン株式会社 filed Critical 株式会社間組
Priority to JP3141902A priority Critical patent/JP2673752B2/ja
Publication of JPH06171833A publication Critical patent/JPH06171833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2673752B2 publication Critical patent/JP2673752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ホースの巻き取り
装置に関し、特に各種機器に油圧を供給するべく用いら
れる複数の油圧ホースの巻き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土木・建築の工事現場や工場等において
は各種の油圧機器が用いられている。かかる機器の動力
源としての油圧は油圧供給源から油圧ホースを介して先
端の機器に伝達される。そして、これらの油圧ホースは
先端機器の移動範囲に追随可能な長さを有し、機器の移
動量が少ないときはその残余の油圧ホースは房状に吊下
したり、人力により地上にまとめたりすることによって
他の作業の障害にならぬように工夫されているが、油圧
機器の構造や作業スペースによっては作業現場の煩雑化
を招き、作業効率及び安全管理面で弊害が生じていた。
一方、油圧ホースの残余分をコンパクトに整理して煩雑
化を防止するべくリールを用いて油圧ホースを巻き取る
方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の油圧ホースを巻き取る方法では、所定の油圧力、
例えば210kg/cm2程度の比較的小さな油圧を供給す
るべく使用する径約25mm程度の油圧ホースについて
は、2〜3本の油圧ホースを同時に巻き取ることも可能
であるが、先端機器が大型化して大きな油圧を要し、し
たがって油圧ホースの径及び本数が増える場合には乱巻
き等を生じるためこれらを同時に巻き取ることが困難に
なる。これに対処するため、リールの数を増やすことも
考えられるが、作業スペースが狭い所に数多くのリール
をセットすることは容易ではない。また、巻き取りに際
し、油圧ホースが巻き取り力や自重によって延びを生じ
るという問題がある。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解消するべ
くなされたもので、複数の油圧ホースを乱巻き等を生じ
ることなく整然と巻き取ることを可能にするとともに、
巻き取り力や自重等による油圧ホースの延びの発生を防
止することのできる油圧ホースの巻き取り装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨は、各種機器に油圧
を供給する複数の油圧ホースをリールにより巻き取るた
めの巻き取り装置であって、前記油圧ホースを交差する
ことなく並設させるべく、油圧ホースの長さ方向に所定
間隔をおいて配設されるとともに各々が複数の油圧ホー
スを一列に保持するクリップ手段と、該クリップ手段を
互いに連結するとともに前記油圧ホースの長さ方向に連
続してリールによる巻き取り力及びホースの重量を支持
する少くとも2本の牽引部材とからなり、該牽引部材に
は隣接するクリップ手段間に連設して前記牽引部材を挿
通する一連の挿通孔を形成するとともに、リールによっ
て巻き取られる際に、リールと牽引部材との間隔及びリ
ール径方向に重なりあう牽引部材間の間隔を保持するガ
イド手段を備えた油圧ホースの巻き取り装置にある。
【0006】また、本発明の油圧ホースの巻き取り装置
は、さらに、隣接するクリップ手段間に連設して前記牽
引部材を挿通する一連の挿通孔を形成するとともに、リ
ールに巻き取られる際に、リールのドラム外周と牽引部
材との間隔及びリール径方向に重なり合う牽引部材間の
間隔を、例えばドラム外周と油圧ホースの中心との間隔
及びリール径方向に重なりあう油圧ホースの中心間隔と
略同様の間隔に保持する牽引部材のガイド手段をさらに
備えることもできる。
【0007】
【作用】本発明では、クリップ手段は、例えば所定間隔
で仕切った一列の開口を有し、各々の開口に油圧ホース
を保持するとともに、油圧ホースの長手方向に所定間隔
で配設した各々のクリップ手段が、同じ順序で各開口に
油圧ホースを保持するため、複数の油圧ホースを交差さ
せることなく一列に並設させることができる。また、牽
引部材は隣接するクリップ手段を連結するとともに油圧
ホースの長手方向に連続し、巻き取りや自重等により油
圧ホースにかかる引張力を負担して油圧ホースの延びの
発生を防止する。さらに、隣接するクリップ手段間に連
設して前記牽引部材を挿通する一連の挿通孔を形成する
ガイド手段を設ければ、これがリールによる巻き取りの
際に、リールのドラム外周と牽引部材との間隔及びリー
ル径方向に重なりあう牽引部材間の間隔を、例えばドラ
ム外周と油圧ホースの中心との間隔及びリール径方向に
重なりあう油圧ホースの中心間隔と略同様の間隔に保持
し、これによって、油圧ホースにたるみを生じさせるこ
となく牽引部材の牽引力により効率良く油圧ホースを巻
き取ることを可能にする。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例を添付図面を基によ
り詳細に説明する。
【0009】図1では、地中壁を構築するべく地盤を切
削する掘削装置10に本発明の油圧ホースの巻き取り装
置11が採用されている。すなわち、掘削装置10の先
端に取付けた切削カッター12その他の機器に油圧を供
給するための8本の油圧ホース13が、油圧ホースの長
さ方向に所定間隔、例えば約1.3mの間隔をおいて配
設したクリップ14により一列に並設保持され、かつク
リップ14を互いに連結するワイヤー15が、クリップ
14の両端部においてクリップ14間に連設するガイド
手段としてのこま16により形成されるワイヤー挿通孔
内に配設されている。そして、掘削装置10の切削深度
に追随してリール17を回転しプーリー18を介して油
圧ホース13を巻き出し、あるいは切削完了後は切削カ
ッター12を引き揚げるとともに油圧ホース13を巻き
取る。
【0010】本実施例で用いる8本の油圧ホース13
は、約300kg/cm2の油圧を供給するもので、50mm
程度の径を有する。そしてかかる油圧ホース13は、図
2に示すように、クリップ14により互いに間隔をおい
て一列に保持され、さらに他のクリップ14もこれと同
様の順序で各油圧ホース13を保持するので、油圧ホー
ス13は全長に亘って交差することなく整然と並設す
る。また、クリップ14の両端部からは、こま16が油
圧ホース13の長さ方向に連設し、その中央の一連の挿
通孔にはワイヤー15が挿通され、このワイヤー15は
その両端が前後のクリップ14に固定されるとともに油
圧ホース13の長さ方向に連続して油圧ホース13の重
量を支持しつつこれを牽引する。
【0011】ここでクリップ14は、図3に示すよう
に、一対の板部材19,19’と7本のボルト20とか
らなり、また、板部材19,19’は対向する面に大小
の凹部を有し、これらによって油圧ホース13用の8個
の開口21及びワイヤー15用の両端の開口22を形成
する。そして前記凹部に油圧ホース13及びワイヤー1
5を挾み込むとともにボルト20によって板部材19,
19’を締結してクリップ14に油圧ホース13及びワ
イヤー15を固定する。なお、これらを固定する際に、
隣接するクリップ14間の油圧ホース13の長さをワイ
ヤー15の長さに比してゆとりを持たせておくことによ
り、巻き取りによりあるいは油圧ホース13等の重量に
より生じる引張力をワイヤー15にのみ負担させること
ができる。
【0012】一方こま16は、図4(イ)及び(ロ)に
示すように、例えば木製の角材を加工製作した中央に貫
通孔を有する略矩形断面の部材で、油圧ホース13の長
さ方向に連設してこま16の底面から間隔t離れた位置
に一連のワイヤー挿通孔23を形成する。また、各こま
16の前後端面は湾曲する凸面を備え、これによってリ
ール17による巻き取り時等において、各こま16の接
触角度が変化しても接触面を安定保持することができ
る。なお、図4(イ)における、左上の切欠部及び左下
の突出部は、こま16が上下に重なる際に係合してガイ
ドの役割を果たすものである。また、前記ガイド手段と
しては、かかる形状のこま16に限定されず、例えば図
5に示すような両端が縮径する円筒部材24を連設して
も良く、また、合成樹脂等で作成した所定の肉厚及び可
撓性を有する筒体を用いてワイヤー15を覆ってもよ
い。
【0013】そして、かかる構成の油圧ホースの巻き取
り装置11では、図6に示すように、リール17により
多重に巻き取られる際に、前記こま16によりリール1
7のドラム25外周とワイヤー15との間隔t及びリー
ル径方向に重なるワイヤー15の間隔が保持され、これ
によってリール径方向の油圧ホース13の中心とワイヤ
ー15の位置とが略一致するため、油圧ホース13のた
るみの発生を防止して効率良く整然と巻き取りを行なう
ことができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明の油圧ホースの巻
き取り装置は、油圧ホースの長さ方向に所定間隔をおい
て配設され、かつ各々が複数の油圧ホースを一列に保持
するクリップ手段と、該クリップ手段に固定されるとと
もに前記長さ方向に連続する少くとも2本の牽引部材と
を備えるので、油圧ホースを交差することなく並設させ
ることにより、乱巻き等を生じること無く複数の油圧ホ
ースを整然と巻き取ることができるとともに、牽引部材
が巻き取り力及び油圧ホースの重量を支持することによ
り、油圧ホースの延びの発生を防止することができる。
【0015】さらに、一連の挿通孔を形成する牽引部材
のガイド手段を使用したので、油圧ホースを巻き取る際
に、リール径方向の油圧ホースの中心と牽引部材の位置
とを略一致させることにより、油圧ホースのたるみの発
生を防止してさらに効率良く整然と巻き取りを行なうこ
とができるといった格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧ホースの巻き取り装置を掘削装置
に用いた一実施例を示す一部破断斜視図である。
【図2】クリップ手段、牽引部材及びガイド手段の使用
態様の一例を示す破断斜視図である。
【図3】本実施例のクリップ手段の詳細を示す断面図で
ある。
【図4】(イ)は本実施例に用いるガイド手段の一例を
示す正面図、(ロ)は斜視図である。
【図5】ガイド手段の他の一例を示す概略図である。
【図6】油圧ホースをリールにより巻き取った状況を示
す断面略示図である。
【符号の説明】
11 巻き取り装置 12 切削カッター 13 油圧ホース 14 クリップ 15 ワイヤー(牽引部材) 16 こま(ガイド手段) 17 リール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 気仙 哲夫 東京都港区北青山2−5−8 株式会社 間組内 (56)参考文献 特開 昭54−19197(JP,A) 実開 昭57−74362(JP,U) 実開 昭59−14838(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種機器に油圧を供給する複数の油圧ホー
    スをリールにより巻き取るための巻き取り装置であっ
    て、前記油圧ホースを交差することなく並設させるべ
    く、油圧ホースの長さ方向に所定間隔をおいて配設され
    るとともに各々が複数の油圧ホースを一列に保持するク
    リップ手段と、該クリップ手段を互いに連結するととも
    に前記油圧ホースの長さ方向に連続してリールによる巻
    き取り力及びホースの重量を支持する少くとも2本の牽
    引部材とからなり、該牽引部材には隣接するクリップ手
    段間に連設して前記牽引部材を挿通する一連の挿通孔を
    形成するとともに、リールによって巻き取られる際に、
    リールと牽引部材との間隔及びリール径方向に重なりあ
    う牽引部材間の間隔を保持するガイド手段を備えた油圧
    ホースの巻き取り装置。
JP3141902A 1991-06-13 1991-06-13 油圧ホースの巻き取り装置 Expired - Fee Related JP2673752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141902A JP2673752B2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 油圧ホースの巻き取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141902A JP2673752B2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 油圧ホースの巻き取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06171833A JPH06171833A (ja) 1994-06-21
JP2673752B2 true JP2673752B2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=15302822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3141902A Expired - Fee Related JP2673752B2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 油圧ホースの巻き取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2673752B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102556762B (zh) * 2010-12-08 2014-02-05 北京韩建河山管业股份有限公司 液压卧式缠丝机尾架

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7707541A (nl) * 1977-07-07 1979-01-09 Philips Nv Kabelgeleiding, alsmede medische inrichting voorzien van een dergelijke kabelgeleiding.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06171833A (ja) 1994-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930000794A (ko) 다수의 평행 호스로 이루어진 호스라인
US2620996A (en) Cable winding apparatus
JP2673752B2 (ja) 油圧ホースの巻き取り装置
US4590715A (en) Tarpaulin edge-finished for single line tie-down
KR101396425B1 (ko) 광섬유 케이블망의 자동생산장치
US2480461A (en) Wire and paper reel
US3561318A (en) Elongated braided rope and method for producing the same
JP2667382B2 (ja) ホースチェーン
JP4818760B2 (ja) 線条体束ユニット及び線条体の繰出方法
JP3265353B2 (ja) 配線・配管用収納材
JP2631784B2 (ja) ケーブル巻取り収容方法
JPS6134383Y2 (ja)
JP3989207B2 (ja) 牽引線入りケーブル保護管、多条管路システム、および牽引線通線方法
JPH0625476Y2 (ja) 8の字巻ケーブルドラム
US3949156A (en) Floor cable with folded portions for making branch connections and method of producing same
JPH0548162Y2 (ja)
CN216489467U (zh) 飞线架
JP2004208619A (ja) 連結貝係止具とロール状連結貝係止具
JPH07207659A (ja) 連壁内篭体の組立方法
JPH0527531Y2 (ja)
JP3786284B1 (ja) 貝係止具と、集合貝係止具と、連続貝係止具と、ロール状連続貝係止具
JPH075312Y2 (ja) ケーブル巻取用チェーン
JPH04295216A (ja) ループ牽引式延線装置
JPH07100897B2 (ja) 3次元繊維構造体の製造方法
JP3165945B2 (ja) シュータを備えたケーブル受具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees