JP2673369B2 - 温浴設備及びそれを用いる温気発生器 - Google Patents

温浴設備及びそれを用いる温気発生器

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JP2673369B2 JP1087648A JP8764889A JP2673369B2 JP 2673369 B2 JP2673369 B2 JP 2673369B2 JP 1087648 A JP1087648 A JP 1087648A JP 8764889 A JP8764889 A JP 8764889A JP 2673369 B2 JP2673369 B2 JP 2673369B2
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浩三 西井
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、スチームバスに類する温浴設備と、それ
に適した温気発生器に関するものである。
<従来の技術> この種の温浴設備としては、従来より例えば第2図に
示すスチームバスが知られている。
それは蒸気浴室101内の下部に蒸気吐出ダクト102を配
置し、蒸気吐出ダクト102を蒸気供給路109を介して蒸気
ボイラ110に連通連結して構成されている。なお、同図
中符号111は蒸気浴室101内に設けた温度センサ112から
の検知信号に基づき蒸気供給量を制御する流量調節弁で
ある。
<発明が解決しようとする課題> 上記従来のスチームバスは、蒸気発生手段として専用
の蒸気ボイラ110を必要とし、この蒸気ボイラ110は製造
コストが高価で、運転コストも高くつくうえ取扱いも容
易ではない。
また、蒸気ボイラ110では大気圧下における沸点(100
℃)以上の過熱により乾燥した蒸気を発生させ、それを
蒸気浴室101内へ導入していることから、蒸気吐出ダク
ト102周辺が高温蒸気(90〜100℃)で充満しており、例
えば鼻で呼吸する場合にはタオル等を当てなければなら
ないほど、熱く感じられる。
また、蒸気浴室101内は熱気が上方に停留して上下の
温度差が大きく、頭は暖まり過ぎによるのぼせを呈しな
がらも、下半身が十分には暖まらないという傾向が感じ
られる。このため必ずしも十分快適に入浴できるもので
はなかった。
しかも、温度センサや流量調節弁が故障した場合等の
異常時に蒸気吐出ダクト102の噴出口102aから多量の蒸
気が高圧で吹き出すことがある。かかる事情を考慮し
て、蒸気供給路109に高圧蒸気の逃し路を接続すること
も考えられるが、流路切り換えの完了までに高圧蒸気の
吹き出しのため、やけどをする危険性がある。本発明は
このような事情を考慮してなされたもので、 イ.専用の蒸気ボイラを省くことにより、取扱いを容易
にし、製造コストを安価にし、かつ運転コストを低減す
ること、 ロ.温浴室内雰囲気をやわらかく、かつ上下の温度差を
均一にして快適に入浴出来るようにすること、 ハ.蒸気吐出ダクトの噴出口から吹きだす蒸気でやけど
をする危険性をなくすこと、 を技術課題とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記課題を解決するものとして、以下のよう
に構成される。
即ち、第1の発明は、温浴室1の下部に温気吐出口2
をあけ、温浴室1の上部に吸気口3をあけ、吸気口3を
循環路5で温気吐出口2に連通連結し、循環路5に温気
発生器4を設け、吸気口3から循環路5を経て温気吐出
口2に至るまでの間に循環ファン6を介在させて構成し
た温浴設備において、 上記温気発生器4は、ケース本体41内に迂回混合室4a
を備え、迂回混合室4aの上流側に温水噴霧器8を臨ま
せ、宇回混合室4aの下流側に余剰温水の逃がし路13を接
続し、温水噴霧器8を給湯器10に接続して構成した、こ
とを特徴とするものである。
そして、第2の発明はケース本体41の上壁に吸気連通
口42をあけ、下壁に吐出連通口43と排水口44をあけ、そ
れぞれ吸気連通口42及び吐出連通口43を循環路5の吸気
側及び吐出側に連通し、ケース本体内に複数の通気案内
板45を配置して迂回混合室4aを形成し、吸気連通口42と
吐出連通口43を迂回混合室4aを介して連通するととも
に、迂回混合室4aの吸気連通口42寄りに温水噴霧器8を
臨ませ、下壁の上側に立設した通気案内板45で吐出連通
口43と排水口44とを仕切り、排水口44に余剰温水を排水
する逃し路13を連続して構成したものである。
<作用> 第1の発明では、従来の蒸気ボイラに代えて、温気発
生器4が用いられる。
即ち、循環ファン6で温浴室1内の空気を循環路5内
に通過させながら、その途上に迂回混合室4aを備える温
気発生器4を設け、迂回混合室4aの上流側に臨ませた温
水噴霧器8から温水を噴霧状に噴出させ、迂回混合室4a
内で空気と混合させることにより、加温・加湿空気をつ
くる。
この加温・加湿空気は、循環ファン6の送風力によっ
て温気吐出口2から温浴室1内の下部へ送り込まれ、温
浴室1内を下方より上方に向かって流れ、再び吸気口3
から循環路5へと循環する。この循環により、温浴室1
内では上下の温度差が生じにくくなる。
上記加温・加湿空気は従来の蒸気ボイラの蒸気の場合
と比べて、それほど高温にせずとも十分に暖かく、しか
も湿度が十分に高いため、入浴者にやわらかく感じられ
る。そして専用の蒸気ボイラの代わりに加熱温度が低く
てすむ温水ボイラ、湯わかし器又は温水貯留槽等の給湯
器で足りる。
また、迂回混合室4aの下流側に余剰温水の逃がし路13
が接続されており、異常時に温水噴霧器8から多量の温
水が噴出するような場合でも、温水は逃がし路13から排
出されるとともに、加温・加湿空気の吹出量は循環ファ
ン6の送風量に規定されるので、従来例のように高圧蒸
気が吹き出してやけどをする危険は全くない。
また、第2の発明は上記温浴設備に適している。即
ち、本発明に係る温気発生器4では、内部に迂回混合室
4aが形成されており、この迂回混合室4aを流通する空気
と温水噴霧器8からの温水噴霧とが適度に混合され、人
肌にやわらかい温気を発生する。
また、万一温水噴霧器8から多量の温水噴霧が噴出さ
れるような事故が生じた場合でも、迂回混合室4aを形成
する通気案内板45によって余剰の温水噴霧が分離され、
液滴となって排水口44より回収され、やけどの危険性は
なくなる。
なお、排水口44に接続される逃し路13は常時開かれて
いるが、ここから温気が放流されるおそれはない。
<実施例> 第1図は本発明の一実施例を示す温浴設備の概要図で
ある。
この温浴設備は、温浴室1の下部に温気吐出口2をあ
け、温浴室1の上部に吸気口4をあけ、吸気口4を循環
路5で温気吐出口2に連通連結し、循環路5内に温水噴
霧器8を臨ませ、温水噴霧器8を給湯口10に接続し、吸
気口4に循環ファン6を介在させて構成されている。
循環路5は十分の風量を確保するため温気吐出口2と
ほぼ同径のダクトで形成され、その途中に温気発生器4
を備えている。
この温気発生器4はケース本体41に上壁に吸気連通口
42をあけ、下壁に吐出連通口43と排出口44をあけ、それ
ぞれ吸気連通口42および吐出連通口43を循環路5の吸気
側及び吐出側に連通し、ケース本体41内に複数の通気案
内板45を配置して迂回混合室4aを形成し、吸気連通口42
と吐出連通口43とを迂回混合室4aを介して連通するとと
もに迂回混合室4aの吸気連通口42寄りに温水噴霧器8を
臨ませ、下壁と上側に立設した通気案内板45で吐出連通
口43と排出口44とを仕切り、排水口44に余剰温水を排水
する逃し路13を接続して構成されている。
温水噴霧器8は給湯路9を介して給湯器10に接続さ
れ、給湯路9の途中に流量調節弁11を設け、温度センサ
12で検出した浴室内温度に基づき流量調節弁11で給湯量
を調節して所要の温水を噴霧供給するように構成されて
いる。
また、逃し路13の途中には温水回収タンク14と回収ポ
ンプ15が順に設けられおり、温水回収タンク14の液面セ
ンサ14aで回収ポンプ15を制御して、回収した温水を給
湯器10内へ還流するように構成されている。
このように構成された温浴設備では、温水噴霧器8で
噴出された温水噴霧が迂回混合室4a内で空気と混合さ
れ、加温・加湿された湿気となり、温気吐出口2より温
浴室1内へ送り込まれ、余剰の温水は逃し路13を介して
回収される。
ちなみに、上記実施例では温水噴霧の温度は70〜80℃
になり、温浴室1内は45〜50℃の高温多湿の温暖飽和蒸
気が停留することなく下方より上向へ流れる。これによ
り、上方と下方の温度差はなく、入浴者には加温・加湿
された温気がやわらかく感じられ、かつ、全身が快適に
暖まる。
また、上記のように温気発生器4の上流側に循環ファ
ン6を配置することにより耐湿型の高価なファンでなく
ても汎用のファンで十分耐用できる。
また、上記実施例では循環路5の途中に温気発生器4
を設けたものについて例示したが、これに限るものでは
なく、温水噴霧器8は循環路5内に臨ませてあれば足り
る。温水噴霧は循環路内でも空気と混合するからであ
る。
なお、上記実施例では循環路5を室外に配置したもの
について例示したが例えば本装置をあと付けするような
場合には、循環路を室内の一側部に区画して配置しても
よい。
<発明の効果> 以上の説明で明らかなように、第1の発明では、循環
路5に迂回混合室4aを備える温気発生器4を設け、迂回
混合室4aの上流側に臨ませた温水噴霧器8から温水を噴
霧状に噴出させ、迂回混合室4a内で空気と混合させるこ
とにより加温・加湿空気をつくり、また、迂回混合室4a
の下流側に余剰温水の逃がし路13を接続して異常時に温
水噴霧器8から多量の温水が噴出しても、温水は逃がし
路13から排出されるとともに、加温・加湿空気の吹出量
を循環ファン6の送風量で規定したので、以下のような
効果を奏する。
イ.専用の蒸気ボイラを省略できる。即ち、給湯器は汎
用の温水ボイラ、湯かし器又は温水貯留槽で足りるから
取扱いが容易で製造コストが安価になり、かつ、運転コ
ストを低減することができる。
ロ.循環ファンで加温・加湿空気を温浴室内で停留させ
ることなく下方より上方へ向けて流して循環させるの
で、浴室内は上下の温度差が生じにくい。しかも、入浴
者は加温・加湿された温気で全身を十分に暖めることが
できるうえ、その雰囲気がやわらかい。これにより快適
に入浴することができる。
ハ.温浴室へ流入する温気の圧力の強さは循環ファンで
規定されるので異常時に温水噴霧器から多量の温水が噴
出するような場合でも、従来例のように温気吐出口から
高温の蒸気が吹き出すことはなく、やけどをするおそれ
はない。
また、第2の発明では迂回混合室内で空気と温水噴霧
とを適度に混合させ、迂回混合室を形成する通気案内板
で余剰の温水噴霧を分離し、これを温気の流出を防止し
ながら常時開放の余剰温水用逃がし路を介して回収し得
うようにしたので、次のような効果を奏する。
ニ.人肌にやわらかい温気を発生させ、上記効果ロを促
進することができる。
ホ.万一温水噴霧が異常に噴出するような場合でも逃が
し路を介して温水を回収するのでやけどのおそれはな
く、上記効果ハを一層促進することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す温浴設備の概要図、第
2図は従来例を示す温浴設備の概要図である。 1……温浴室、2……温気吐出口、3……吸気口、4…
…温気発生器、4a……迂回混合室、5……循環路、6…
…循環ファン、8……温水噴霧器、10……給湯器、13…
…逃し路、41……ケース本体、42……吸気連通口、43…
…吐出連通口、44……排水口、45……通気案内板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温浴室(1)の下部に温気吐出口(2)を
    あけ、温浴室(1)の上部に吸気口(3)をあけ、吸気
    口(3)を循環路(5)で温気吐出口(2)に連通連結
    し、循環路(5)に温気発生器(4)を設け、吸気口
    (3)から循環路(5)を経て温気吐出口(2)に至る
    までの間に循環ファン(6)を介在させて構成した温浴
    設備において、 上記温気発生器(4)は、ケース本体(41)内に迂回混
    合室(4a)を備え、迂回混合室(4a)の上流側に温水噴
    霧器(8)を臨ませ、宇回混合室(4a)の下流側に余剰
    温水の逃がし路(13)を接続し、温水噴霧器(8)を給
    湯器(10)に接続して構成した、ことを特徴とする温浴
    設備。
  2. 【請求項2】ケース本体(41)の上壁に吸気連通口(4
    2)をあけ、下壁に吐出連通口(43)と排水口(44)を
    あけ、それぞれ吸気連通口(42)及び吐出連通口(43)
    を循環路(5)の吸気側及び吐出側に連通し、ケース本
    体(41)内に複数の通気案内板(45)を配置して迂回混
    合室(4a)を形成し、吸気連通口(42)と吐出連通口
    (43)とを迂回混合室(4a)を介して連通するととも
    に、迂回混合室(4a)の吸気連通口(42)寄りに温水噴
    霧器(8)を臨ませ、下壁の上側に立設した通気案内板
    (45)で吐出連通口(43)と排水口(44)とを仕切り、
    排水口(44)に余剰温水を排水する逃し路(13)を接続
    して構成した温気発生器。
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