JP2673343B2 - 三脚等の支持装置 - Google Patents

三脚等の支持装置

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JP2673343B2 JP16294595A JP16294595A JP2673343B2 JP 2673343 B2 JP2673343 B2 JP 2673343B2 JP 16294595 A JP16294595 A JP 16294595A JP 16294595 A JP16294595 A JP 16294595A JP 2673343 B2 JP2673343 B2 JP 2673343B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測量用の三脚に見られ
るような三脚等の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、三脚は、支持台に対して三本の脚
部材を放射方向に拡開・集束自在に枢着すると共に、各
脚部材を伸縮・固定自在に構成していることが公知であ
る。
【0003】従って、使用に際しては、各脚部材を伸長
せしめ且つ該伸長状態で固定し、三本の脚部材を拡開す
ることにより地面等に安定設置せしめる。一方、不使用
時、例えば、携帯運搬又は保管に際しては、各脚部材を
収縮せしめ且つ該収縮状態で固定し、三本の脚部材を集
束せしめることによりコンパクトならしめる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脚部材を収縮し且つ集
束せしめた不使用時において、三本の脚部材が自由に拡
開しないように、結束しなければならない。例えば、測
量用の三脚の場合、各脚部材の先端には、地面に刺突可
能な爪が設けられているため、脚部材が拡開自由である
と、携帯運搬時に極めて危険である。
【0005】このため、従来では、集束した脚部材を結
束バンドで結束することが行われているが、三脚の使用
終了後の結束作業や、三脚の使用に先立つバンドの結束
解除作業が煩雑である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決した三脚等の支持装置を提供することが目的であり、
その手段として構成したところは、支持台に対して少な
くとも三本の脚部材を放射方向に拡開・集束自在に枢着
すると共に、各脚部材を伸縮・固定自在に構成して成る
三脚等の支持装置において、前記脚部材を集束せしめた
状態で、それぞれ隣接する脚部材が相互に、一方の脚部
材に設けられ他方の脚部材に臨む係合部と、他方の脚部
材に設けられ前記係合部に対向する被係合部とを備え、
前記脚部材をそれぞれ収縮せしめた状態で、係合部が被
係合部に係合して脚部材の拡開を阻止する集束固定手段
を構成して成る点にある。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の1実施例を詳述
する。
【0008】図1は、本発明の1実施例として測量用の
三脚を示しているが、本発明は、測量用のみならず、写
真撮影用その他の三脚にも実施可能である。また、本発
明において、少なくとも三本の脚部材が備えられている
が、三本以上の脚部材を設けた四脚、五脚等とすること
が自由である。
【0009】図1に示す実施例において、三脚として例
示した支持装置1は、支持台2に対して三本の脚部材3
a、3b、3cを放射方向に拡開・集束自在に枢着する
と共に、各脚部材3a、3b、3cを伸縮・固定自在に
構成している。
【0010】各脚部材3a、3b、3cは、図1及び図
2に示すように、親脚部4に対して子脚部5を長手方向
に進退移動自在に連結し、これにより伸縮自在に構成さ
れている。
【0011】親脚部4は、アルミ合金等の軽金属により
形成された断面円環状のパイプから成る一対のフレーム
4a、4bを平行に配置すると共に、両フレーム4a、
4bの基端部に枢結部材6を固着すると共に、先端部に
伸縮固定ガイド7を設けている。
【0012】前記枢結部材6は、一対のフレーム4a、
4bの基端部を所定間隔の下に挿入するカップ部8を有
し、該カップ部8をボルト9により締着することにより
フレーム4a、4bの基端部を抱持し固着する。このた
め、カップ部8の両側にはスリット10が形成されてお
り、ボルト9の締着時に該スリット10を介してカップ
部8を変形可能ならしめ、これによりフレーム4a、4
bの基端部を抱持し締結する。尚、枢結部材6は、軸孔
11に軸部材を挿通せしめることにより支持台2に枢着
され、これにより脚部材3a、3b、3cを支持台2に
対して拡開・集束自在に連結している。
【0013】前記伸縮固定ガイド7は、フレーム4a、
4bの先端部を包囲する環状部材から成り、一方のフレ
ーム4aの先端部に対してビス12により固着されてい
る。他方のフレーム4bの先端部は、伸縮固定ガイド7
に対してフリーな状態で挿入されており、該ガイド7の
側部より進退自在に螺入された摘み片付きのボルトから
成る固定自在手段13により、他方のフレーム4bを一
方のフレーム4aに向けて押圧自在に構成している。
【0014】子脚部5は、アルミ合金等の軽金属により
形成された断面長円形或いは楕円形のパイプから成り、
基端部にスライドシュー14を設けると共に、先端部に
接地用の座部材15を設けており、親脚部4における一
対のフレーム4a、4b間にスライド可能に挿入されて
いる。
【0015】前記スライドシュー14は、子脚部5の基
端部にビス16により固着されたキャップを構成し、該
キャップの両側に一対のフレーム4a、4bの周面に概
ね適合する溝を形成した耳片17を備えている。従っ
て、子脚部5を親脚部4に対して伸縮移動せしめる際、
前記耳片17、17がフレーム4a、4bの周面に沿っ
て摺動する。
【0016】前記座部材15は、先端に向けて先細り状
となる中空体から成り、該座部材15の基端開口部より
子脚部5の先端を挿入した状態でボルト18により固着
されている。この座部材15は、先端に爪19を溶接等
により固着すると共に、外側部にステップ片20を溶接
等により固着している。
【0017】子脚部材5は、親脚部材4に対して伸縮自
在であり、固定自在手段13により伸縮固定ガイド7を
介して親脚部材4に対し固定自在である。このため、伸
縮固定ガイド7の内側に位置して、子脚部材5の両側面
と一対のフレーム4a、4bの対向側面との間にはパッ
ド21、21が介装されており、該パッド21、21
は、フレーム4a、4bの先端キャップ22、22に固
着されている。
【0018】そこで、前記固定手段13を螺進せしめる
と、伸縮固定ガイド7の内側において他方のフレーム4
bが一方のフレーム4aに向けて押圧され、その結果、
一対のフレーム4a、4bがパッド21、21を介して
子脚部材5を挟持締着するので、子脚部材5は親脚部材
4に対して伸縮不能に固定される。一方、固定手段13
を螺退せしめると、一対のフレーム4a、4bが弛めら
れるので、子脚部材5は親脚部材4に対して伸縮移動自
在である。尚、子脚部材5を親脚部材4に対して収縮せ
しめた状態で、座部材15が伸縮固定ガイド7に当接す
る。
【0019】上記のような支持装置1において、図3及
び図4に示すように、本発明は、前記脚部材3a、3
b、3cを集束せしめた状態で、それぞれ隣接する脚部
材が相互に、一方の脚部材に設けられ他方の脚部材に臨
む係合部23と、他方の脚部材に設けられ前記係合部2
3に対向する被係合部24とを備え、前記脚部材3a、
3b、3cをそれぞれ収縮せしめた状態で、係合部23
が被係合部24に係合して脚部材の拡開を阻止する集束
固定手段を構成している。
【0020】図示した実施例のような三脚の場合、脚部
材3a、3b、3cは、それぞれ係合部23a、23
b、23cと被係合部24a、24b、24cを備えて
おり、脚部材3a、3b、3cを集束させ且つ収縮せし
めた状態で、図4に示すように、第一の脚部材3aの係
合部23aが第二の脚部材3bの被係合部24bに、第
二の脚部材3bの係合部23bが第三の脚部材3cの被
係合部24cに、第三の脚部材3cの係合部23cが第
一の脚部材3aの被係合部24aに、それぞれ係合し、
脚部材3a、3b、3cの拡開を阻止する。
【0021】図3に示すように、係合部23は、座部材
15の一側に偏位して設けられると共に伸縮固定ガイド
7に向けて突出する爪25を構成し、これに対して、被
係合部24は、伸縮固定ガイド7の他側(子脚部材5の
軸中心に対して爪25とは反対側)に偏位して設けられ
たほぼ正三角形の位置決め部材26を構成し、座部材1
5に向けて開口する凹部27を備えている。尚、この凹
部27は、図例の場合は有底の凹部を示しているが、無
底の貫通孔を含む広い意味に解すべきものとする。
【0022】上記実施例に基づいて、本発明の集束固定
手段の作用を以下に説明する。
【0023】支持装置1を使用しないときは、脚部材3
a、3b、3cを集束せしめ、その状態で、それぞれの
子脚部5を親脚部4に対して収縮せしめ、収縮位置にお
いて固定自在手段13により固定する。そうすると、前
記係合部23が被係合部24に対して自動的に係合す
る。
【0024】即ち、脚部材3a、3b、3cを集束せし
めると、図4に示すように、隣接する脚部材3a、3
b、3cの位置決め部材26がそれぞれ隣接する脚部材
の伸縮固定ガイド7に当接し、三本の脚部材3a、3
b、3cを近接した状態でほぼ正三角形の各辺上に位置
するように位置決めする。そこで、例えば、第一の脚部
材3aの子脚部5を収縮せしめると、第一の脚部材3a
の係合部23a(爪25)が第二の脚部材3bの被係合
部24b(凹部27)に係合するので、その係合状態で
該脚部材3aが伸長しないように固定自在手段13によ
り固定する。また、第二の脚部材3bの子脚部5を収縮
せしめると、第二の脚部材3bの係合部23b(爪2
5)が第三の脚部材3cの被係合部24c(凹部27)
に係合するので、その係合状態で第二の脚部材3bが伸
長しないように固定自在手段13により固定する。更
に、第三の脚部材3cの子脚部5を収縮せしめると、第
三の脚部材3cの係合部23cが第一の脚部材3aの被
係合部24a(凹部27)に係合するので、その係合状
態で第三の脚部材3cが伸長しないように固定自在手段
13により固定する。
【0025】前記脚部材3a、3b、3cの収縮作業
は、順次行っても良いが、同時に行っても良く、何れの
場合も、収縮動作により、隣接する脚部材3a、3b、
3cの相互において、自動的に係合部23が被係合部2
4に係合されるので、その後は固定手段13により各脚
部材3a、3b、3cを伸長しないように固定するだけ
で、脚部材3a、3b、3cは拡開を阻止され、集束状
態に固定される。
【0026】因みに、支持装置1を使用に供するに際し
ては、それぞれの脚部材3a、3b、3cについて、固
定自在手段13による固定を解除することにより伸長せ
しめれば、前記係合部23と被係合部24による集束固
定手段が自動的に解除されるので、脚部材3a、3b、
3cを拡開せしめることが可能になる。従って、以後は
従来と同様の方法により使用すれば良い。
【0027】本発明は、図示実施例に限定されるもので
はなく、種々の設計変更が可能である。例えば、図面に
は、子脚部5の側に爪25を設け、親脚部4の側に凹部
27を設けた実施例を示したが、このような爪25と凹
部27を相互に反対側に設けても良い。
【0028】また、図示実施例においては、各脚部材3
a、3b、3cを親脚部4と子脚部5から構成した二段
式の伸縮構造を示したが、三段以上の伸縮構造を採用し
ても良い。
【0029】更に、上記実施例では、被係合部24(凹
部27)を親脚部4の側の伸縮固定ガイド7に設けた構
成を示したが、このような被係合部24(凹部27)を
係合部23(爪25)と共に子脚部5の側に設けても良
い。この場合、三本の脚部材脚部材3a、3b、3cの
子脚部5を一斉に収縮せしめたときには、隣接する脚部
材の相互間において係合部23を被係合部24に係合せ
しめることは困難になるが、三本の脚部材脚部材3a、
3b、3cを順次収縮せしめることにより、脚部材の相
互間において係合部23を被係合部24に係合せしめる
ことが可能になる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、脚部材3a、3b、3
cを集束した状態で収縮せしめたとき、係合部23が被
係合部24に係合する集束固定手段を構成しているの
で、従来のような結束バンドによる結束作業を必要とせ
ず、簡単な作業で、脚部材3a、3b、3cの拡開を阻
止した集束状態を可能とする効果がある。
【0031】特に、本発明によれば、支持装置1を使用
しないときは、脚部材3a、3b、3cを集束し、収縮
せしめるという従来の三脚について行う作業をそのまま
行えば、それだけで前記係合部23と被係合部24から
成る集束固定手段を自動的に作動させ、拡開しない集束
状態を即座に得ることができ、その一方において、支持
装置1を使用するときは、脚部材3a、3b、3cを伸
長せしめるという従来の三脚について行う作業をそのま
ま行えば、それだけで前記集束固定手段を自動的に解除
せしめ、脚部材3a、3b、3cを即座に拡開すること
ができるものであり、その作業性において極めて優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施例における脚部材を示す縦断面
図である。
【図3】本発明の1実施例における集束固定手段を示す
斜視図である。
【図4】本発明の1実施例における集束固定手段の係合
状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 支持装置 2 支持台 3 脚部材 3a 第一の脚部材 3b 第二の脚部材 3c 第三の脚部材 4 親脚部 5 子脚部 7 伸縮固定ガイド 13 固定自在手段 15 座部材 23 係合部 24 被係合部 25 爪 26 位置決め部材 27 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に対して少なくとも三本の脚部材
    を放射方向に拡開・集束自在に枢着すると共に、各脚部
    材を伸縮・固定自在に構成して成る三脚等の支持装置に
    おいて、 前記脚部材を集束せしめた状態で、それぞれ隣接する脚
    部材が相互に、一方の脚部材に設けられ他方の脚部材に
    臨む係合部と、他方の脚部材に設けられ前記係合部に対
    向する被係合部とを備え、 前記脚部材をそれぞれ収縮せしめた状態で、係合部が被
    係合部に係合して脚部材の拡開を阻止する集束固定手段
    を構成して成ることを特徴とする三脚等の支持装置。
JP16294595A 1995-06-05 1995-06-05 三脚等の支持装置 Expired - Fee Related JP2673343B2 (ja)

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JPH08334197A (ja) 1996-12-17

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