JP2671786B2 - 開口フレームの取り付け構造 - Google Patents
開口フレームの取り付け構造Info
- Publication number
- JP2671786B2 JP2671786B2 JP5317958A JP31795893A JP2671786B2 JP 2671786 B2 JP2671786 B2 JP 2671786B2 JP 5317958 A JP5317958 A JP 5317958A JP 31795893 A JP31795893 A JP 31795893A JP 2671786 B2 JP2671786 B2 JP 2671786B2
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- JP
- Japan
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- frame
- vertical
- shaped
- attached
- lower edge
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は建築物の出入り口や窓
などの開口部に使用される開口フレームを躯体に取り付
ける構造に関するものである。
などの開口部に使用される開口フレームを躯体に取り付
ける構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来 建築物の出入り口や窓などに扉や
引き戸を取り付ける場合には、柱や梁など建築物の躯体
の構造に合わせ、現場で垂直部材と水平部材を組み合わ
せて枠状の開口フレームを形成し、その内側に前記扉や
引き戸用のサッシ枠を取着している。また この開口フ
レームを躯体に取り付ける場合には、図４の縦断面図の
ように四角形で枠状の開口フレーム１の水平な下縁部及
び上縁部に、それぞれコ字状又はＬ字状の金具２、２ａ
を取着し、この金具２、２ａに穿設された孔と建築物の
梁３、３ａに固着されたＬ字または逆Ｌ字状のファスナ
ー４，４ａに穿設された孔にボルト５，５ａを挿通し、
ナット６，６ａで締着している。この開口部のファスナ
ー４，４ａは複数に分割され、各々所定位置に穿孔する
必要があるが、開口部の寸法は多種類あるのでこれら部
材の加工が繁雑なばかりでなく、ボルトナットを締着す
るにも狭い場所なので作業性が悪い。また外壁パネル７
ａの裏面のナット６ａが当たる部分は掘削加工が必要で
あり、手数がかかる問題があった。
引き戸を取り付ける場合には、柱や梁など建築物の躯体
の構造に合わせ、現場で垂直部材と水平部材を組み合わ
せて枠状の開口フレームを形成し、その内側に前記扉や
引き戸用のサッシ枠を取着している。また この開口フ
レームを躯体に取り付ける場合には、図４の縦断面図の
ように四角形で枠状の開口フレーム１の水平な下縁部及
び上縁部に、それぞれコ字状又はＬ字状の金具２、２ａ
を取着し、この金具２、２ａに穿設された孔と建築物の
梁３、３ａに固着されたＬ字または逆Ｌ字状のファスナ
ー４，４ａに穿設された孔にボルト５，５ａを挿通し、
ナット６，６ａで締着している。この開口部のファスナ
ー４，４ａは複数に分割され、各々所定位置に穿孔する
必要があるが、開口部の寸法は多種類あるのでこれら部
材の加工が繁雑なばかりでなく、ボルトナットを締着す
るにも狭い場所なので作業性が悪い。また外壁パネル７
ａの裏面のナット６ａが当たる部分は掘削加工が必要で
あり、手数がかかる問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は取り付けが
容易で、手数が掛からない開口フレームの取り付け構造
を提供するものである。
容易で、手数が掛からない開口フレームの取り付け構造
を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の開口フレームの取り付け構造によ
れば、内側にサッシ枠を取着する枠状開口フレームの上
縁部又は下縁部の少なくとも一方に、２つの垂直部を有
するコ字状の金具を該２つの垂直部が上向き或いは下向
きになるようにして、前記上縁部又は下縁部に所望間隔
で複数個取着し、一方の垂直部にボルトを水平移動可能
に螺合し、他方の垂直部と前記ボルトの間に躯体に固着
されたファスナーの垂直部を挟んで螺締したことを特徴
としている。
に、請求項１に記載の開口フレームの取り付け構造によ
れば、内側にサッシ枠を取着する枠状開口フレームの上
縁部又は下縁部の少なくとも一方に、２つの垂直部を有
するコ字状の金具を該２つの垂直部が上向き或いは下向
きになるようにして、前記上縁部又は下縁部に所望間隔
で複数個取着し、一方の垂直部にボルトを水平移動可能
に螺合し、他方の垂直部と前記ボルトの間に躯体に固着
されたファスナーの垂直部を挟んで螺締したことを特徴
としている。
【０００５】
【作用】枠状開口クレームの、上縁部又は下縁部の少な
くとも一方に、２つの垂直部を有するコ字状の金具を該
２つの垂直部が上向き或いは下向きになるようにして、
前記上縁部又は下縁部に所望間隔で複数個取着し、一方
の垂直部にボルトを水平移動可能に螺合し、他方の垂直
部と前記ボルトの間に躯体に固着されたファスナーの垂
直部を挟んで螺締したので、この金具を取着するファス
ナーには穿孔する必要がなく、外壁パネル裏面を掘削加
工する必要もない。この金具は必要に応じ開口フレーム
の上縁部又は下縁部のいずれか一方でも、両方に取り付
けてもよい。更に前記金具の寸法を適宜選定することに
よって寸法の異なるフレームの取り付けや、その高さを
変更することも容易である。更にまた、躯体側のファス
ナーは構造の単純な垂直部で構成できるので、ファスナ
ーと窓枠側の金具を互いに正しく嵌合するように寸法合
わせする手間も必要ない。
くとも一方に、２つの垂直部を有するコ字状の金具を該
２つの垂直部が上向き或いは下向きになるようにして、
前記上縁部又は下縁部に所望間隔で複数個取着し、一方
の垂直部にボルトを水平移動可能に螺合し、他方の垂直
部と前記ボルトの間に躯体に固着されたファスナーの垂
直部を挟んで螺締したので、この金具を取着するファス
ナーには穿孔する必要がなく、外壁パネル裏面を掘削加
工する必要もない。この金具は必要に応じ開口フレーム
の上縁部又は下縁部のいずれか一方でも、両方に取り付
けてもよい。更に前記金具の寸法を適宜選定することに
よって寸法の異なるフレームの取り付けや、その高さを
変更することも容易である。更にまた、躯体側のファス
ナーは構造の単純な垂直部で構成できるので、ファスナ
ーと窓枠側の金具を互いに正しく嵌合するように寸法合
わせする手間も必要ない。
【０００６】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面によって詳細に
説明する。図１はこの発明の窓用開口フレームの取り付
け構造を示す縦断面図であり、フレームの下縁部のみに
挾持部を設けた例を示す。フレーム１は図２（Ａ）のよ
うに四角形の枠状に形成され、水平な下縁部１ａにはそ
の両端部及び所望間隔で複数のコ字状の金具１０の垂直
部１０ａ，１０ｂが下方に垂下して固着されている。こ
の金具１０の垂直部１０ａにはナット１１が固着され、
垂直部１０ａを貫通するボルト１２が螺合している。そ
して建築物の躯体の梁３に上向きに固着されたアングル
状のファスナー４を金具１０の垂直部１０ｂとボルト１
２の先端部で挾んで締着するようになっている。
説明する。図１はこの発明の窓用開口フレームの取り付
け構造を示す縦断面図であり、フレームの下縁部のみに
挾持部を設けた例を示す。フレーム１は図２（Ａ）のよ
うに四角形の枠状に形成され、水平な下縁部１ａにはそ
の両端部及び所望間隔で複数のコ字状の金具１０の垂直
部１０ａ，１０ｂが下方に垂下して固着されている。こ
の金具１０の垂直部１０ａにはナット１１が固着され、
垂直部１０ａを貫通するボルト１２が螺合している。そ
して建築物の躯体の梁３に上向きに固着されたアングル
状のファスナー４を金具１０の垂直部１０ｂとボルト１
２の先端部で挾んで締着するようになっている。
【０００７】また上縁部１ｂにはＬ字状の金具２ａが上
向きに固着され、その垂直部に穿設された孔と建築物の
梁３ａに固着された逆Ｌ字状のファスナー４ａに穿設さ
れた孔にボルト６を挿通し、ナット６ａで締着してい
る。そしてフレーム１の内側には窓用のサッシ８が取着
されるようになっている。また フレーム１の金具１０
の外側にはパネル７をファスナー４に取り付けるが、そ
の際ファスナー４の表面に突出するものがないのでパネ
ル７の裏面を加工する必要がない。図２（Ｂ）のフレー
ム３１は建築物の棟近くの窓等に使用するために上縁部
３１ｂが傾斜した変形四角形となっているが、下縁部３
１ａは前記の金具１０が取着されており、その取り付け
方法は前記フレーム１と同様である。またフレームの外
形は必要に応じ三角形や五角形等の多角形や曲線形に形
成してもよい。
向きに固着され、その垂直部に穿設された孔と建築物の
梁３ａに固着された逆Ｌ字状のファスナー４ａに穿設さ
れた孔にボルト６を挿通し、ナット６ａで締着してい
る。そしてフレーム１の内側には窓用のサッシ８が取着
されるようになっている。また フレーム１の金具１０
の外側にはパネル７をファスナー４に取り付けるが、そ
の際ファスナー４の表面に突出するものがないのでパネ
ル７の裏面を加工する必要がない。図２（Ｂ）のフレー
ム３１は建築物の棟近くの窓等に使用するために上縁部
３１ｂが傾斜した変形四角形となっているが、下縁部３
１ａは前記の金具１０が取着されており、その取り付け
方法は前記フレーム１と同様である。またフレームの外
形は必要に応じ三角形や五角形等の多角形や曲線形に形
成してもよい。
【０００８】図３は本発明の他の実施例であり、出入り
口用開口フレームの取り付け構造を示す縦断面図であ
る。フレーム２１の水平な上縁部２１ａにはその両端部
及び所望間隔で複数のコ字状の金具１０の垂直部１０
ａ，１０ｂが上向きに固着されている。この金具１０の
垂直部１０ａにはナット１１が固着され、垂直部１０ａ
を貫通するボルト１２が螺合しているそして建築物の躯
体の梁３ａに下向きに固着されたアングル状のファスナ
ー４ａを金具１０の垂直部１０ｂとボルト１２の先端部
で挾んで締着するようになっている。
口用開口フレームの取り付け構造を示す縦断面図であ
る。フレーム２１の水平な上縁部２１ａにはその両端部
及び所望間隔で複数のコ字状の金具１０の垂直部１０
ａ，１０ｂが上向きに固着されている。この金具１０の
垂直部１０ａにはナット１１が固着され、垂直部１０ａ
を貫通するボルト１２が螺合しているそして建築物の躯
体の梁３ａに下向きに固着されたアングル状のファスナ
ー４ａを金具１０の垂直部１０ｂとボルト１２の先端部
で挾んで締着するようになっている。
【０００９】フレーム２１の下縁部の取り付け構造は前
述の構造とほぼ同様であり、水平な下縁部２１ｂには一
本のコ字状の金具１０が全長に亘ってその垂直部１０
ａ，１０ｂが下向きの状態で固着され、所望間隔で配設
されたナット１３にボルト１４が螺合している。そして
建築物の躯体の梁３に上向きに固着されたアングル状の
ファスナー４を金具１０の垂直部１０ｂとボルト１４の
先端部で挾んで締着するようになっている。このように
フレーム２１の下縁部と上縁部をファスナー４、４ａに
挾持するようにすれば、高さの調整が容易であり、また
下縁部はコンクリートに埋設されるので位置がずれるこ
ともない。
述の構造とほぼ同様であり、水平な下縁部２１ｂには一
本のコ字状の金具１０が全長に亘ってその垂直部１０
ａ，１０ｂが下向きの状態で固着され、所望間隔で配設
されたナット１３にボルト１４が螺合している。そして
建築物の躯体の梁３に上向きに固着されたアングル状の
ファスナー４を金具１０の垂直部１０ｂとボルト１４の
先端部で挾んで締着するようになっている。このように
フレーム２１の下縁部と上縁部をファスナー４、４ａに
挾持するようにすれば、高さの調整が容易であり、また
下縁部はコンクリートに埋設されるので位置がずれるこ
ともない。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように構成すれば、この金
具を取着するファスナーには穿孔する必要がなく、外壁
パネル裏面を掘削加工する必要もない。この金具は必要
に応じ開口フレームの上縁部又は下縁部のいずれか一方
でも、両方に取り付けてもよい。更に前記金具の寸法を
適宜選定することによって寸法の異なるフレームの取り
付けや、その高さを変更することも容易である。さらに
また、躯体側のファスナーは構造の単純な垂直部で構成
できるので、ファスナーと窓枠側の金具を互いに正しく
嵌合するように寸法合わせする手間も不要となる。
具を取着するファスナーには穿孔する必要がなく、外壁
パネル裏面を掘削加工する必要もない。この金具は必要
に応じ開口フレームの上縁部又は下縁部のいずれか一方
でも、両方に取り付けてもよい。更に前記金具の寸法を
適宜選定することによって寸法の異なるフレームの取り
付けや、その高さを変更することも容易である。さらに
また、躯体側のファスナーは構造の単純な垂直部で構成
できるので、ファスナーと窓枠側の金具を互いに正しく
嵌合するように寸法合わせする手間も不要となる。
【図１】本発明の窓用開口フレームを躯体に取り付けた
構造を説明する縦断面図である。
構造を説明する縦断面図である。
【図２】（Ａ）、（Ｂ）は図１のフレームの正面図であ
る。
る。
【図３】本発明の出入り口用フレームを躯体に取り付け
た構造を説明する縦断面図である。
た構造を説明する縦断面図である。
【図４】従来の窓用フレームを躯体に取り付けた構造を
説明する縦断面図である。
説明する縦断面図である。
１、２１、３１ フレーム ２、１０ 金具 ３ 梁 ４ ファスナー ５、１２、１４ ボルト ６、１１、１３ ナット ７ パネル ８ サッシ
Claims (1)
- 【請求項１】 内側にサッシ枠を取着する枠状開口フレ
ームの上縁部又は下縁部の少なくとも一方に、２つの垂
直部を有するコ字状の金具を該２つの垂直部が上向き或
いは下向きになるようにして、前記上縁部又は下縁部に
所望間隔で複数個取着し、一方の垂直部にボルトを水平
移動可能に螺合し、他方の垂直部と前記ボルトの間に躯
体に固着されたファスナーの垂直部を挟んで螺締したこ
とを特徴とする開口フレームの取り付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5317958A JP2671786B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 開口フレームの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5317958A JP2671786B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 開口フレームの取り付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07166768A JPH07166768A (ja) | 1995-06-27 |
| JP2671786B2 true JP2671786B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=18093900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5317958A Expired - Lifetime JP2671786B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 開口フレームの取り付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2671786B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2523912Y2 (ja) * | 1991-02-22 | 1997-01-29 | 新日軽株式会社 | 外付け式窓枠の取付装置 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP5317958A patent/JP2671786B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07166768A (ja) | 1995-06-27 |
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