JP2668847B2 - 合成樹脂シート成型装置 - Google Patents

合成樹脂シート成型装置

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂シート成型
装置に関し、特に、延伸工程を経て作られた延伸合成樹
脂シートに対して、比較的深い絞り成型を行なって各種
の容器を形成するように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、延伸されていない塩化ビニル
等の透明な薄肉合成樹脂シートを素材とし、真空成型ま
たはブロー成型によって凹凸のある成型品、例えば、卵
容器、豆腐容器、総菜等を入れる食品容器等を製造して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の塩化
ビニルのシートを成型した各種の容器は、透明であり廉
価な食品の容器として広く普及しているが、廃棄物とし
て焼却する際に公害問題を生じることは周知のとおりで
ある。
【0004】ポリスチレン、ポリエステルテレフタレー
トは、焼却しても無公害なものであるが、中身を見える
ように透明度を良くするためには、二軸延伸シートに加
工したものを使用しなければならない。しかし、二軸延
伸した合成樹脂シートは、加熱すると著しく収縮すると
ともに失透するので、真空成型またはブロー成型に適さ
ない。
【0005】そこで、この発明は、二軸延伸した合成樹
脂シートを成型して、卵容器などの透明な成型品を製造
するために考えられたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の合成樹脂シー
ト成型装置は、成型品の形状に合わせた凹部を設け、加
熱ヒータを有する上型と、この上型の凹部に対応する位
置に突出し得るプラグを設けた下型と、この下型に載せ
られた合成樹脂シートの周囲を押圧して合成樹脂シート
の収縮を妨げるクランプ枠とを具備している。
【0007】
【実施例】この発明の合成樹脂シート成型装置を、図2
の斜視図に示す卵容器5を成型する実施例について説明
する。この卵容器5は、隔壁54よって仕切られた複数の
凹部55が形成され、折り曲げ可能な連結部分53で連結さ
れた身部分51および蓋部分52からなり、身部分51および
蓋部分52の各周囲にはフランジ部分56が形成されてい
る。
【0008】図面に示すように、卵容器5の凹部55の形
状に合わせた複数の凹部13を有する型12と、埋設された
ヒータ17によって加熱される熱板11とよりなる上型1
と、この型12の各凹部13に対応する位置に上向きに突出
するように昇降し得るプラグ23を有する下型2と、下型
2に載せられた合成樹脂シート10の周囲、すなわち、卵
容器のフランジ部分56に相当する部位を押圧して、合成
樹脂シート10の収縮を妨げるクランプ枠3とにより構成
され、上型1は、クランプ枠3で囲まれている。このク
ランプ枠3の下面には、クランプ枠3より合成樹脂シー
ト10への熱伝導を妨げる断熱部材31が設けられている。
【0009】上型1およびクランプ枠3は、昇降装置
(図示せず)によって、それぞれ別々に昇降させられる
ものであって、上型1は、クランプ枠3の内周に沿って
昇降させられる。
【0010】上型1を構成する熱板11と型12は、ボルト
等によって接合され、型12の各凹部13には1本または複
数本の通気孔14が設けられており、これらの各通気孔14
は、枝状の通気管15を介して上方の第1吸排気孔16と連
通されている。
【0011】下型2は、平板21と、この平板21に穿設さ
れた孔22に挿通されるプラグ23とにより構成され、平板
21の裏面には、エアー・シリンダまたは油圧シリンダ28
が設けられ、また、平板21の表面より上向きに突出する
各プラグ23の下端は、平板21の裏面において、1〜複数
本を単位として基台27に固定されており、基台27は、シ
リンダ28のピストンに結合されている。そして、各プラ
グ23には1本または複数本の通気孔24が設けられてお
り、これらの各通気孔24は、枝状の通気管25を介して側
方の第2吸排気孔26と連通されている。さらに、下型2
の平板21には、冷却水を循環させて平板21を冷却する冷
却手段を備えている。
【0012】なお、下型2の各プラグ23の形状は、上型
1の型12の各凹部13の形状とほぼ一致していることが好
ましい。
【0013】第1吸排気孔16および第2吸排気孔26は、
それぞれ電磁弁43、45介して真空タンク41に連通され、
電磁弁44、46介して圧縮空気タンク42に連通されてい
る。
【0014】次に、このように構成された成型装置の動
作について説明する。
【0015】(1) ヒータ17によって所定温度に加熱され
た上型1と、クランプ枠3とを上昇させ、かつ、下型2
の各プラグ23を下降させておき、(2) 二軸延伸された合
成樹脂シート10を下型2の上に載置し、(3) クランプ枠
3を下降させて、断熱部材31を介して合成樹脂シート10
の周囲を押圧したのち、(4) 上型1を下降させる。
【0016】(5) 上型1の型12が、合成樹脂シート10を
介して下型2の平板21に接したのち、シリンダ28を作動
させて各プラグ23を上昇させるとともに、電磁弁43を開
いて、型12の各凹部13の通気孔14を真空タンク41と連通
させて合成樹脂シート10の上側の空気を排気し、電磁弁
46を開いて、各プラグ23の通気孔24を圧縮空気タンク42
と連通させて合成樹脂シート10の下側に空気を送り込む
と、(6) 合成樹脂シート10は、軟化して上型1の凹部13
の壁面に吸着されて成型される。
【0017】(7) 電磁弁43を閉じたのち電磁弁44を開い
て、型12の各凹部13の通気孔14を圧縮空気タンク42と連
通させて合成樹脂シート10の上側に空気を送り込み、電
磁弁46を閉じたのち電磁弁45を開いて、各プラグ23の通
気孔24を真空タンク41と連通させて合成樹脂シート10の
下側の空気を排気し、成型された合成樹脂シート10を型
12の各凹部13より離型して、各プラグ23の表面に移し、
(8) 電磁弁44を閉じて空気の送り込みを停止し、上型1
を上昇させたのち、クランプ枠3を上昇させる。
【0018】(9) 電磁弁45を閉じて空気の排気を停止
し、電磁弁46を短時間だけ開いて平板21およびプラグ23
の表面より成型された合成樹脂シート10を剥離させたの
ち、プラグ23を降下させ、成型品として取り出す。この
とき、下型2の平板21および各プラグ23は冷却されてい
るので、成型品は変形することなく、平板21および各プ
ラグ23の表面に沿った形状に硬化させることができる。
取り出された成型品は、所望の形状に裁断されて最終製
品となる。
【0019】合成樹脂シート10より、同時に複数枚、例
えば25枚の卵容器を成型する場合には、成型される各
卵容器のフランジ部分56を押圧するために、クランプ枠
3を格子状のものとし、この格子の間に凹部13を設けた
型12を嵌め込むように構成すればよいのである。
【0020】なお、図1に示す装置においては、クラン
プ枠3の下面に、クランプ枠3より合成樹脂シート10へ
の熱伝導を妨げる断熱部材31を設けているが、クランプ
枠3に冷却手段を設けて、断熱部材31を省いててもよい
のである。
【0021】以上で、卵容器を成型する実施例について
説明したが、この発明の合成樹脂シート成型装置は、深
絞りされる他の成型品の成型にも同様に適用することが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例に基づく説明から明らかな
ように、この発明の合成樹脂シート成型装置によると、
ポリスチレン等の熱収縮性が強い二軸延伸された合成樹
脂シートであっても、深絞り成型して、卵容器などの透
明な成型品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の合成樹脂シート成型装置の一実施例
の縦断面図、
【図2】図1に示す装置で成型した成型品の一例の卵容
器の斜視図である。
【符号の説明】
1 上型 11 熱板 12 型 13 凹部 14、24 通気管 2 下型 21 平板 22 孔 23 プラグ 3 クランプ枠 41 真空タンク 42 圧縮空気タンク 43〜46 電磁弁 5 卵容器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成型品の形状に合わせた凹部を設け、加
    熱ヒータを有する上型と、上記上型の凹部に対応する位
    置に突出し得るプラグを設けた下型と、該下型に載せら
    れた合成樹脂シートの周囲を押圧して合成樹脂シートの
    収縮を妨げるクランプ枠とを具備することを特徴とする
    合成樹脂シート成型装置。
  2. 【請求項2】 下型に冷却手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の合成樹脂シート成型装置。
  3. 【請求項3】 クランプ枠の下面に断熱部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂シート成型装
    置。
  4. 【請求項4】 クランプ枠に冷却手段を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の合成樹脂シート成型装置。
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