JP2668571B2 - 磁気的ゼロ/スパンアクチュエータ付送信装置 - Google Patents

磁気的ゼロ/スパンアクチュエータ付送信装置

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JP2668571B2
JP2668571B2 JP63509310A JP50931088A JP2668571B2 JP 2668571 B2 JP2668571 B2 JP 2668571B2 JP 63509310 A JP63509310 A JP 63509310A JP 50931088 A JP50931088 A JP 50931088A JP 2668571 B2 JP2668571 B2 JP 2668571B2
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オース,ケリー,エム.
リー,デイヴィド,ダブリュ.
フリック,ロジャー,エル.
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ローズマウント インコ.
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H36/00Switches actuated by change of magnetic field or of electric field, e.g. by change of relative position of magnet and switch, by shielding
    • H01H36/0006Permanent magnet actuating reed switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02Bases, casings, or covers
    • H01H9/04Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
    • H01H9/042Explosion-proof cases

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 関連出願の援用 この発明の権利譲受人と同じ譲受人に譲渡されたロジ
ャー・エル・フリック(Roger L.Frick)の1987年8月2
2日付同時係属出願第899,378号をここに援用する。
1.発明の分野 この発明は工業的プロセス制御システムに使用される
送信装置に関する。
2.先行技術の説明 工業的プロセス制御システムには、2線式送信装置
(並びに3線式および4線式送信装置)が広く使用され
ている。2線式送信装置は、電源および負荷と共に、電
流ループに接続された一対の端子を具えている。この2
線式送信装置は、電流ループを流れるループ電流によっ
て電源を供給され、検出されたパラメータ、あるいは状
態の関数として、ループ電流の大きさを変化させる。3
および4線式送信装置は電源供給および出力用の別個の
リード線を具えている。一般的に、送信装置は付勢され
た回路の故障、またはそのスパークによる可燃性雰囲気
の発火がハウジング内に封止込められるように、密閉さ
れたハウジング内にとじ込められた活性電気回路を具え
ている。
種々の動作範囲をとることができるが、最も広く用い
られている2線式送信装置の出力は、検出されたパラメ
ータの関数として、4mAから20mAまで変化する。送信装
置を調整して、検出されたパラメータの最小すなわちゼ
ロ値が最小出力(例えば、4mAのループ電流)に対応
し、検出されるべき最大パラメータ値が最大出力(例え
ば、20mA)に相当するようにするのが、2線式送信装置
にとって典型的である。
最小および最大パラメータ値は、工業的プロセス装置
ごとに異なるであろう。それ故に、現場で最小および最
大出力レベルを設定する何らかの手段を提供することが
望ましい。このことは、ハウジング内に密閉され、電気
的に付勢されたゼロ/スパンポテンショメータで典型的
に行われる。送信装置によっては、調整のためのポテン
ショメータに手をとどかすのにハウジングカバーを取り
除いて、望ましいことではないが、送信装置内の活性の
回路に、装置を囲む外気を触れさせねばならない。しか
しながら送信装置の周囲の潜在的爆発性の雰囲気を、送
信装置内の電気的活性回路から遮蔽する一方で、ポテン
ショメータを調整するには、色々な技法が利用できる。
ある送信装置では、ポテンショメータを調整するための
回転調整シャフトを、ハウジングの孔を経て密に取付
け、炎がハウジングを取囲む大気に到達しない内に、ハ
ウジング内の発火を止めるように長い炎経路を与えてい
る。さらに他の装置では、ポテンショメータを比較的大
きな棒磁石に機械的に結合させ、その棒磁石を、活性回
路の包囲物の外側にある他の磁石で、機械的に回転させ
ている。棒磁石を用いるこの装置は機械的ヒステリシス
の不利益の可能性があり、精密なスパン(範囲)および
ゼロ設定を困難にする。送信装置でスパンおよびゼロを
設定するために、操作されるスイッチも使用されるが、
そうしたスイッチには、スイッチに機械的に結合するた
め、装置ハウジングの壁を貫く開口が必要である。
多くのプロセス制御の環境に対しては、送信装置自身
が防爆ハウジングを具えていることが要求される。この
ことは、「ハウジング内のガスを発火させるようなスパ
ークが送信装置ハウジング内部で起きたとしても、送信
装置の内部から、周囲の可燃性雰囲気を発火させる可能
性のある熱ガスが外部に伝播されてはならない」ことを
意味する。
送信装置の外部からアクセスできる(そうすれば、ハ
ウジングを開ける必要はない)ゼロおよびスパン調整を
具備することが望ましいが、送信装置の防爆特性を維持
することは難かしくなる。外部のスパンおよびゼロアク
チュエータは、過去においては、回転力を伝達するため
の大きな磁石対か、あるいは送信装置のハウジング壁を
貫通する通路の何れかを必要としたので、操作機構の一
端は送信装置の電子回路部を収容する室の中にまで延
び、一方、その他端は送信装置の外部からアクセスでき
るものである。防爆特性を維持するためには、非常に長
い炎経路(flame path)を非常にきびしい許容誤差で作
らなければならない。さらに、湿気がスパン/ゼロアク
チュエータを経て送信装置ハウジングに入ることができ
ぬように、通路を密閉することも重要である。
製造するのは容易で、より緩やかな臨界許容誤差しか
要求せず、先行技術によるアクチュエータより安価な、
改良されたゼロ/スパンアクチュエータに対する要求は
引き続いて存在している。
発明の要約 この発明は、発信装置の回路が配置されている内室へ
の、ハウジング壁を貫通する通路を必要としないで、ゼ
ロまたはスパン設定(セッティング)の様な較正目的の
ための外部操作ができるプロセス制御送信装置に関す
る。この発明においては、アクチュエータは送信装置ハ
ウジングの壁に隣接し、その内室内に配置された磁気操
作スイッチを具えている。磁石は壁の盲孔内に取りつけ
られ、スイッチが不作動となる位置とスイッチが作動さ
せられる位置との間を移動することができる。盲孔は送
信装置の外部に開口しているから、磁石を非作動位置と
作動位置との間で選択的に移動させる手段は、送信装置
の外部からアクセス可能である。
この発明では、ハウジング壁を貫く通路の必要がな
く、あるいはハウジング内の主空洞内に大きな永久磁石
を配置する必要もなしに、送信装置の外部から信号が与
えられる。結果として、長い炎経路および非常にきびし
い許容誤差を要求することが排除される。なぜならば、
盲孔と送信装置ハウジングの内室との間に接続が存在し
ないからである。
図面の簡単な説明 第1図は、この発明の磁気的ゼロ/スパンアクチュエ
ータを有する送信装置の部分的分解斜視図である。
第2Aおよび2B図は第1図の2−2部分に沿う断面図
で、不作動位置と作動位置の夫々の位置にある磁気的ア
クチュエータの好ましい実施例を示す。
第3図は、この発明の磁気的アクチュエータと共に使
用される送信装置回路の好ましい実施例の電気的ブロッ
ク図である。
第4図は、ゼロ/スパンアクチュエータの一つが操作
される場合の、第3図の送信装置回路のマイクロコンピ
ュータの動作を示すフローチャートである。
好ましい実施例の詳細な説明 第1図は圧力送信装置10を示す。これはこの発明の磁
気的ゼロ、スパンアクチュエータを具えている。送信装
置10は主ハウジング12を有し、中央壁17で分離された1
対の内室14と16を定める(第2Aおよび2B図に示すよう
に)。送信装置の電子装置および端子は室14と16の夫々
に格納されている。エンドキャップ18と20は内室14と16
を閉じて、外部環境から遮断し、ハウジングに防爆特性
を与える。エンドキャップ18と20はねじが切られてい
て、ハウジング12の噛み合うねじにねじ込まれるので、
ねじは消炎用の長い、せまい経路を提供する。第1図に
示すように、エンドキャップ18と協動するOリング22は
送信装置12に流体密シールを提供する。同様のOリング
(図示せず)はキャップ20とハウジング12との間をシー
ルする。
送信装置ハウジング12は、その頂部の近くに、比較的
平坦な表面24を有する。銘板26(送信装置の製造者、モ
デル番号およびシリーズ番号の識別を典型的に含む)が
一対のねじ28と30の表面24に着脱可能に取りつけられ
る。
凹部32が表面24に形成されている。一対の盲孔34A,34
Bが、凹部32から下方にハウジング12の中央壁17中にの
びている。内部にねじの切ってある挿入部36Aおよび36B
は孔34Aおよび34Bの夫々の上部端にプレス嵌めされてい
る。盲孔34A,34Bと室14,16の間には炎経路は存在しな
い。
ねじ40A,40Bはねじを切ってある挿入部36A,36Bを経て
盲孔34A,34B内に下向きにのびている。ねじ40A,40Bはそ
の上端にあるねじ頭42A,42B、上部ねじ部分44A,44B、下
部ねじ部分46A,46B、ねじ部分より直径が小さい中間の
無ねじ部分48A,48B、および下端の凹部50A,50Bより構成
されている。永久磁石52A,52Bはその上端が凹部50A,50B
にプレス嵌めで挿入されているので、永久磁石52Aはね
じ40Aと共に軸方向に移動し、永久磁石52Bはねじ40Bと
共に軸方向に移動する。戻しばね54A,54Bは永久磁石52
A,52Bの下端に同軸的に取りつけられており、その下端
は盲孔34A,34Bの底に係合し、その上端はねじ40A,40Bの
下端と夫々に係合している。
ゴムワッシャ58A,58Bが夫々、ねじ頭42A,42Bの下に配
置される。これらは孔34A,34Bのための環境シールとな
る。
内室14にあるのは回路板60で、送信回路の内の若干を
保持している。送信装置の端子100,102およびループ回
路101の一部が室16内に配置されている。
磁気的に付勢されるリードスイッチ62Aおよび62Bは、
回路板60上の回路に電気的に接続され、付勢される。支
柱66A,68Aは、リードスイッチ62Aを、それが盲孔34と平
行で、中央壁17に隣接して配置されるように支持する。
同様に、支柱66B,68Bは回路板60からのびて、リードス
イッチ62Bを盲孔34Bと平行に支持する。
リードスイッチ62Aおよび62Bは夫々、磁石52Aおよび5
2Bによって付勢される。リードスイッチ62Aおよび62Bは
通常は開いていて、夫々の磁石52Aおよび52Bの中心線が
スイッチの中心線に近づくまでは閉じない。参考のた
め、第2Aおよび2B図にリードスイッチ62Aの中心線70Aと
磁石52Aの中心線72Aを示す。
第2Aおよび2B図は、磁石52Aとリードスイッチ62Aを示
す。磁石52Bとリードスイッチ62Bの動作は本質的に同様
であるから、別個には説明しないことにする。
リードスイッチ62Aおよび62Bの各々は、導電性であ
り、軟磁性である、例えばパーマロイの様な材料で形成
した、一対の幅のせまいストリップよりなる。ストリッ
プはガラスチューブの相対する両端に封じ込まれ、リー
ドスイッチの中心線の近くで互いに重なりあっている。
磁石の中心線72Aとリードスイッチの中心線70Aが事実上
一直線に並ぶと、2つの細いストリップは磁気的に互に
引きつけられ、曲げられて互に接触し、その間の電気回
路を閉じる。上側の極すなわち磁石52Aの端がリードス
イッチの中心線70Aに近づくと、幅狭いストリップの重
なり端部は離れて、ストリップ間の回路は開く。各リー
ドスイッチのアークまたはスパーク接点は、室14内の大
気からこうして遮断される。ガラス管および壁17の両者
は、送信装置10をかこむ大気から接点をこうして隔離す
る。壁17は実質的に非磁性材料で形成されるので、磁石
52A,52Bからの磁束はリードスイッチ62A,62Bに有効に結
合できる。2個のスイッチの組立体が近接するときは、
これらのマグネット北(N)極を同じ方向に配置して、
望ましくない相互干渉を防止することが望まれる。
第2A図に示すように、銘板26は表面24およびカバー凹
部32の上に取りつけられる。この状態で(これが送信装
置10にとって正常の動作状態であるが)、ねじ40Aの上
部ねじ部44Aはねじを切ってある挿入部36A中に十分ねじ
込まれ、磁石52Aは盲孔34A内で最低位置にある。スプリ
ング54Aは圧縮されるが、加えられる偏倚力は、ねじ40A
の上部ねじ部44Aと挿入部36Aの内側ねじとの間のねじ結
合によって対抗される。第2A図に示す位置において、磁
石52Aの中心線72Aはリードスイッチ62Aの中心線70Aより
十分下にあり、リードスイッチ62Aはその常開の状態に
留まっている。
磁石52Aを上方へ移動させ、リードスイッチ62Aを作動
させるために、銘板26がねじ28および30を除去してはず
される。これで、ねじ40Aおよび40Bの上端が露出され
る。ねじ廻し(図示せず)を用いて、ねじ40Aを、上部
ねじ部44Aが挿入部36Aの内側ねじ部から抜けるまで戻
す。この点で、圧縮されていたスプリング54Aは、下部
ねじ部46Aがねじ挿入部36Aと接触するまで、作動ねじ40
Aを押し上げる。この点で、運動は停止され、磁石の中
心線72Aはリードスイッチの中心線70Aと実質的に一直線
上に並ぶ。これでリードスイッチ62Aは閉ざされる。
後で更に詳しく説明するように、送信装置回路はこの
時、リードスイッチ62Aまたは62Bの状態変化に応答する
に先立って、予定の時間待機する。状態変化に応答し
て、2つのアクチュエータねじ40A,40Bのいずれが使用
されたかにより、ゼロの読み(例えば4mA出力)または
フルスケールの読み(例えば20mA)の何れかを指示する
ように、回路は自己調整をする。その後、検出されたパ
ラメータの値が同じである場合はいつでも、ゼロの読み
(またはフルスケールの読み)が、その出力として送信
装置10により与えられるであろう。
第3図は2線式送信装置10の電気的ブロック図を示
す。第3図の送信装置10は、2線式電流ループ101に接
続された一対の電気端子100および102を具備している。
ループ電流ILは端子100を経て流入し、端子102を経て流
出する。ループ電流ILの大きさは、ディジタル−アナロ
グ(D/A)コンバータ106から受けとった制御信号に基づ
き、電流制御部104により、検出されたパラメータを表
わすものとなるように制御される。D/Aコンバータ106に
よって与えられた制御信号は、検出されたパラメータを
表わすディジタル値に依存するものであり、マイクロコ
ンピュータ108によって供給されたスパンおよびゼロ設
定に対して調整される。センサ110はパラメータ(例え
ば圧力または温度)を検出し、検出したパラメータを表
わすアナログ信号をアナログ−ディジタル(A/D)コン
バータ112に供給する。A/Dコンバータのディジタル出力
は、マイクロコンピュータ108に、出力として供給され
る。
リードスイッチ62Aおよび62Bは、マイクロコンピュー
タ108の入力端に接続される。スイッチ62Aおよび62Bは
電源電位V+に接続されるので、スイッチが閉じると、
夫々の入力端に高論理レベルを与える。バイアス抵抗が
入力端と直流共通レベル間に接続されているので、スイ
ッチが開になると、低論理レベルが入力端に供給され
る。
電源114は、必要な供給電圧を、第3図に示す送信装
置の他の要素に供給する。この特定の実施例において
は、送信装置回路で使用されるすべての電力はループ電
流ILから得られる。
マイクロコンピュータ108は、その動作をサイクルま
たは更新ループを経るそれぞれの段階の間に、リードス
イッチ62Aおよび62Bが閉じられたかどかを決定する手順
を遂行する。この手順は第4図に示してある。
マイクロコンピュータ108は、第4図の120に示すよう
に、まず、スイッチ62A,62Bのどちらかが閉じているか
を確かめるたのチェックをする。答えが「ノー」であれ
ば、動作スイッチ履歴(後記する)が、122に示すよう
に、リセットされ、マイクロコンピュータ108はその正
常サイクルに戻る。
他方、もしも、スイッチが閉じているならば、124で
示すように、マイクロコンピュータ108は、これが前回
実行されたルーチンの時に閉じられていたのと同じスイ
ッチであるかどうか判断するためのチェックを行う。も
しその答えが「ノー」であれば、126のように、閉じら
れているスイッチのアイデンティティー(identity)が
バッファに入れられ、かつ、2秒タイマが初期設定さ
れ、次いで128に示すように、1だけ減らされる。他
方、もしも、最後のルーチンが行われたときと同じスイ
ッチが閉じられたとすると、2秒タイマは、128に示す
ように、直ちに減少させられる。
2秒タイマの減少(デクリメント)が作動し終ると、
130に示すように、マイクロコンピュータ108は2秒タイ
マがゼロに達したかどうかのチェックをする。答えが
「ノー」であると、マイクロコンピュータ108はその正
常動作サイクルに戻る。答えが「イエス」であると、マ
イクロコンピュータ108は、132に示すように、動作終了
したこの特定スイッチに基づくスパンまたはゼロ作動を
既に実行したかどうかを確めるためのチェックを行う。
もし答えが「イエス」なら、アクチュエータねじ40Aま
たは40Bが未だねじ戻されていなくて、マイクロコンピ
ュータ108はゼロまたはスパン較正作用を、別に行う必
要はないことを意味している。
2秒タイマが初めて計時完了(タイムアウト)してい
たら、マイクロコンピュータ108は、134で示すように、
閉じられたのはゼロスイッチまたはスパンスイッチのい
ずれであるかを確かめるためのチェックをする。閉じら
れたのがゼロスイッチであれば、マイクロコンピュータ
108は、A/Dコンバータ112から受けたその時の電流セン
サの読みを取り込み、その後は、その値を「ゼロ」点と
して使用し、136で示すように、そのゼロ点がその時検
出されたパラメータ値におけるループ電流ILの4mA値に
相当するようにセットする。マイクロコンピュータ108
は、D/Aコンバータ106にディジタル値を出力し、電流制
御部104に4mA出力を発生させる。
スパンスイッチが作動させられていたならば、マイク
ロコンピュータ108は、その時の電流センサの読みを取
り込み、それをループ電流ILの20mA出力レベルに関連さ
せる。マイクロコンピュータ108はD/Aコンバータ106に
適切なディジタル値を与え、D/Aコンバータ106は電流制
御部104に必要な制御信号を供給してILを、138に示すよ
うに、20mAに等しくさせる。この20mA出力に対応するA/
Dコンバータ112からのディジタル値は、マイクロコンピ
ュータ108によって記憶され、その後使用される。送信
装置のスパンがそれに応じて調整されるので、検出され
た変数値と出力電流との間には線型の関係が存在する。
この特定実施例において、「ゼロ」セットはすべての
点に等しい影響を与えるという点で、オフセット調整で
ある。そのことは、特定センサの読みはプロセスゼロで
あり、結果として4mAループ電流を生ぜしめるべきであ
ることを、マイクロコンピュータ108に示す。
この特定実施例におけるスパンスイッチは、プロセス
最大すなわちフルスケール値を実際にセットする。マイ
クロコンピュータ108は、電流センサの読みがプロセス
最大値に対応し、それ故に20mA出力に相関すべきである
ように、専門技術者が、スパンリードスイッチを操作す
ることによって調整される。
この発明の好ましい実施例においては、マイクロコン
ピュータ108のための更新ループまたはサイクルは40ミ
リ秒程度である。2秒のタイムアウトを発生させるため
には、第4図に示す手順をほぼ50回行わなければならな
い。もしも、2秒の間隔の間のいくつかにスイッチ62A
または62Bの何れかが40ミリ秒間開となり、ついで再び
閉となると、スイッチ履歴はリセットされて、2秒タイ
マは再始動されねばならない。これは、操作ねじ40Aま
たは40Bがその正常の「下方」位置にねじ戻されている
間に、振動または偶発的なスイッチ62Aまたは62Bの再作
動に起因してスイッチ62Aまたは62Bが短時間作動するの
を防止する。
第3および4図に示す特定実施例は、この発明の磁気
的ゼロ/スパンアクチュエータを利用できる送信装置の
一例にすぎないことは勿論のことである。このような2
線式送信回路により詳細な説明についてはこの発明のそ
れと同じ譲受人に譲渡され、ここに引用して取り込まれ
た「ディジタル制御付アナログトランスデューサ」と題
するロジャー・エル・フリック(Roger L.Frick)によ
る米国特許出願第899,378号を参照されたい。
第1図の送信装置10は、スパンおよびゼロをセットす
るための2個のアクチュエータを備えたものとしてでは
なくて、単一のアクチュエータのみを有するように製造
することもできる。これはマイクロコンピュータ108に
採用された制御アルゴリズムに応じて色々異なった方法
で具体化できる。
あるアルゴリズムでは、アクチュエータが少くとも2
秒間上げられていないと、スパンまたはゼロの調整は行
われない。アクチュエータが上げられた後、2秒から4
秒の間にアクチュエータが下へ押し戻されたとすると、
アクチュエータが下方に押し戻される時に、ゼロ設定が
プロセス変数の電流値に調整される。アクチュエータが
上げられてから4秒以上たってアクチュエータが押し下
げて戻されるとすると、アクチュエータが下方押しに戻
される時に、フルスケール設定がプロセス変数の電流値
に調整される。
他のアルゴリズムにおいては、アクチュエータが2秒
周期の間にたった一度だけ上げられ、かつ押し下げられ
るならば、2秒周期の終りに、プロセス変数の電流値
に、ゼロ設定が調整される。2秒間隔の間に、アクチュ
エータが3回またはそれ以上、上げられ、そして押し下
げられるならば、フルスケールは、2秒間隔の終りにお
けるプロセス変数の電流値に調整される。
もっと他の装置では、ゼロ設定は、アクチュエータが
上げられてから50ミリ秒後に、プロセス変数の電流値に
調整され、さらにフルスケール設定は、アクチュエータ
が再び押し下げられてから50ミリ秒後に、プロセス変数
の電流値に調整される。
この発明の磁気ゼロ/スパンアクチュエータには、多
くの重要な利点がある。まず、ハウジングの防爆特性を
損わずに、外部アクチュエータを経てヒステリシスなし
のゼロおよびスパンのセットを行うことができる。
この発明は、送信装置の内部から外部への炎経路を生
ずることなく、ゼロおよびスパンをセットするための外
部的操作を可能にする。その結果、複雑な密封、非常に
きびしい許容誤差、並びに長い炎経路を生み出すための
長い通路の必要性が回避される。
この発明の他の利点は、アクチュエータねじ40Aおよ
び40B、ならびに磁石52Aおよび52Bが、送信装置10の動
作に影響を与えることなく、そして送信装置10の内部に
開放された通路を残すことなく、すっかり取り外しでき
ることである。これで、送信装置10のスパンおよびゼロ
セットの調整が不当な変更を受け難くする。ソフトウェ
アフラグも又、遠隔ディジタル発信器103からセットで
きる。これが発信装置におかれたスイッチ62A,62Bのス
パンおよびゼロセット機能を不能とし、スパンおよびゼ
ロセットがみだりに変更されるのを重ねて防止する。
加えて、アクチュエータねじ40A,40Bの1つと、それ
に対応する磁石52Aまたは52Bを単に取り除くだけで、ゼ
ロだけ、またはスパンだけの設定ができる送信装置を提
供することが可能である。
この発明の好ましい実施例を参照して説明されたけれ
ども、この技術の専門家は、この発明の精神および範囲
から逸脱することなく、形態および細部に変更を加える
ことができることを認めるであろう。
フロントページの続き (72)発明者 フリック,ロジャー,エル. アメリカ合衆国、55317 ミネソタ州、 チャンハッセン、チョクトウ サークル 125 (56)参考文献 特開 昭57−164626(JP,A) 特開 昭62−181066(JP,A) 実開 昭58−39518(JP,U) 実開 昭62−59827(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出されたパラメータの関数として出力を
    発生するための送信器回路、 その壁の内部へ外部表面から延びる盲孔および送信器回
    路が配置されている内室を備えたハウジング、 内室内に配置され、前記盲孔に近接して、かつハウジン
    グの壁によって盲孔から隔離されて配置された磁気的に
    操作されるスイッチ、 前記スイッチが第1の状態および第2の状態になる2つ
    の位置の間を、盲孔内で移動可能な磁石、 前記盲孔内の磁石を選択的に移動させる手段であって、
    外端に頭部を有し、また内端に磁石を担持するための手
    段を有する細長い部材と、細長い部材に外側方向に向か
    う偏倚力を加えるために、盲孔の底部と細長い部材との
    間に配置されたばね手段とを具備した磁石の選択的移動
    手段、 前記盲孔に配置され、前記細長い部材の一部に係合して
    その外側方向への運動を制限する挿入部材、および 前記スイッチの状態変化に応答して送信器の出力を調整
    するための手段であって、前記スイッチが予め定められ
    た時間の間、第1状態に留まった後にだけ出力の調整を
    行なう手段を具備した送信器。
  2. 【請求項2】前記細長い部材は、より小さい直径を有す
    る中間部によって分離された第1および第2のねじ部分
    を有する請求の範囲1記載の送信器。
  3. 【請求項3】挿入部材は内部ねじを具備し、内部ねじが
    細長い部材の第1のねじ部分に係合したときは細長い部
    材がその最内奥位置に保持され、一方内部ねじが細長い
    部材の第2のねじ部分に係合したときは細長い部材の外
    側方向への運動が制限される請求の範囲2記載の送信
    器。
  4. 【請求項4】パラメータを検出するための手段、検出さ
    れたパラメータの関数として出力を発生するための手
    段、およびハウジングを有する送信器において、 ハウジング内の閉塞内室に配置され、磁気的に操作され
    るゼロスイッチ手段、 ハウジング内に配置され、磁気的に操作されるスパンス
    イッチ手段、 ゼロスイッチ手段を操作するための、ハウジング外部か
    らアクセスできる手段であって、第1の盲孔にある第1
    の移動可能磁石を具えたゼロアクチュエータ手段、 スパンスイッチ手段を操作するための、ハウジング外部
    からアクセスできる手段であって、第2の盲孔にある第
    2の移動可能磁石を具えたスパンアクチュエータ手段、 それぞれが外端に頭部を有し、またそれぞれの内側端に
    第1および第2の磁石を担持するための手段を有する第
    1および第2の細長い部材、 前記各細長い部材に外側方向に向かう偏倚力を加えるた
    めに、各盲孔の底部と各細長い部材との間にそれぞれ配
    置された第1および第2のばね手段、 第1および第2の盲孔に配置され、第1および第2の細
    長い部材の一部に係合してそれらの外方向への移動をそ
    れぞれ制限する第1および第2の挿入部材、および ゼロスイッチ手段およびスパンスイッチ手段にそれぞれ
    接続され、ゼロスイッチ手段およびスパンスイッチ手段
    の夫々の付勢に応答してゼロおよびスパン調整を行なう
    出力信号を発生する手段を具備し、 出力信号発生手段は、ゼロまたはスパンスイッチ手段が
    予め定められた時間の間、第1状態に保持された後にだ
    け前記出力信号を発生する送信器装置。
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