JP2666395B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、粗面化処理を施した基体の上に感光層を設
けてなる電子写真感光体に関する。
従来の技術 電子写真感光体は、基体の上に、必要に応じて障壁層
を設け、感光層が形成されてなるものである。基体の表
面は画像欠陥の防止、感光層の塗工性向上等の為、通常
は鏡面加工が施される。
ところで、特開昭51−58954号公報には、基体と感光
層の密着性を向上させるために、ホーニング加工により
基体表面を粗面化することが、また、特開昭59−128553
号公報には、同様な目的で特定の表面処理材で粗面化す
ることが記載されている。また、特開昭58−162975号、
同60−79360、同60−112049、同61−42663及び62−1862
70号公報等には、感光層にレーザー光が入射した際に多
重反射により、画像に干渉縞が発生することを防止する
ために、基体を粗面化して光を散乱させることが記載さ
れている。これ等の公知の技術から明らかなように、基
体表面は、突発的な画像欠陥が生じないように、均一に
粗面化されていれば、必ずしも鏡面であることが好まし
いわけではない。
発明が解決しようとする課題 ところで、感光体を電子写真複写機に使用する場合、
感光体と現像ロールとの距離は、現像性能をよくするた
めに、常に一定に保持されていなければならない。その
ため、通常は感光体の端部にコロを当接したり、カラー
リングで保持する方法が採用されている。その場合、コ
ロやカラーリングが当接される部分は、摺擦を受けるの
で、基体上に感光層が存在すると、摺擦を受ける部分の
感光層が不均一に剥離したり、摩耗したりするという問
題がある。そこで、その部分には感光層を形成しないで
おくか、又は除去する必要がある。
ところが、表面を粗面化してなる基体を用いた場合、
感光層を設けない部分にコロやカラーリングを当接する
と、当接部分が粗面のため、コロやカラーリングが不用
意に振動したり、或いは摩耗が激しくなる等の問題があ
った、 本発明は、この様な問題点に鑑みてなされたものであ
る。
したがって本発明の目的は、表面を粗面化した基体を
使用しても、コロやカラーリングの振動や摩耗を防止す
ることができる電子写真感光体を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の電子写真感光体は、その基体として、コロや
カラーリングの当接する部分に相当する両端部が平滑な
鏡面を有し、その他の部分が粗面化されたものを用いた
ことを特徴とするものである。すなわち本発明の電子写
真感光体は、円筒状基体の表面を、その両端部に非画像
部に相当する領域よりも少ない範囲を残して粗面化し、
粗面化された領域にのみ感光層を設けたことを特徴とす
る。
第1図は、本発明の電子写真感光体の破砕断面図を示
す。1は、円筒状基体であり、これは粗面化された表面
2を有し、その上に感光層3が形成されている。4は両
端部の粗面化されていない部分である。
本発明において、粗面化された領域の平均粗さRaは0.
1μm以上であることが必要である。
基体表面を粗面化する方法としては、表面切削の精度
を調節する方法、回転砥石を圧接する方法、陽極酸化処
理法、エッチング法、サンドペーパー加工法、湿式ホー
ニング加工法、サンドブラスト加工法、バフ加工法等が
あげられる。これ等の中でも、湿式ホーニング加工法
は、加工時間が短くて済むこと、作業が簡単であるこ
と、所望の表面粗度が得られやすいこと、安定性がある
ことなどの理由により特に好都合である。湿式ホーニン
グ加工法は、水等の液体に、鉄、ガラス、アルミナ、炭
化ケイ素、エポキシ樹脂等の粉体を懸濁させ、高速度で
基体表面に吹き付けて粗面化を行う方法である。この場
合、表面粗さは、吹き付け圧力、吹き付け速度、吹き付
け量、粉体の形状、大きさ、硬さ、比重、懸濁濃度等に
より適宜制御することができる。
通常、感光体の非画像部領域は、円筒状基体端部から
10〜30mmの範囲であるので、本発明において粗面化しな
いで残す領域は、端部から約5〜20mmの範囲である。
本発明において、円筒状基体の両端部の所定の領域を
残して粗面化するには、種々の手段が適用される。例え
ば、粗面化しない部分を適当な材料で被覆して粗面化す
ればよい。また、表面切削の精度を調節する方法による
場合には、両端部を表面切削する際に、表面粗さRa0.1
μm未満になるように精度をあげて表面切削を行えばよ
い。
なお、粗面化する前の基体は、その全表面がRa0.1μ
m未満になるように、予め表面切削などの方法で表面処
理されていることが好ましい。それは、寸法精度の向上
の為にも有効である。或いはまた、特開昭58−202454号
公報に記載されているようにDI加工によって基体を作成
したものを用いてもよく、その場合Ra0.01μmの表面粗
さのものが得られる。
次に、円筒状基体の上に感光層を形成するが、感光層
は粗面化した領域にのみ設ける必要がある。そのために
は、粗面化されていない領域を適当な材料を覆って感光
層を形成しないようにするか、或いは円筒状基体全面に
感光層を形成した後、端部の粗面化していない領域の感
光層を剥離する方法などによって行うことができる。
感光層の層構成は、単層構造でも、電荷発生層と電荷
輸送層とよりなる積層構造でもよい。それ等を構成する
材料としては、従来公知のものならば、いずれのもので
も使用可能である。例えば感光材料として、Se系材料、
アモルファスシリコン系材料、ZnO、CdS、各種有機材料
等、従来公知のものが使用できる。
作用 本発明の電子写真感光体は、円筒状基体の両端部に粗
面化されない部分が残留しているから、その電子写真感
光体を複写機に装着してコピー操作を行う際に、コロや
カラーリングが当接しても、振動や摩耗などを引き起こ
さない。また、感光層が設けられている部分は粗面化さ
れているから、感光層に照射されたレーザー光が干渉を
起こすことがない。
実施例 以下実施例によって本発明を説明する。
実施例1 1mm×40mmφ×310mmのアルミニウムパイプを用意し、
ダイヤモンドバイトを用いた鏡面旋盤により、切削加工
を行い、表面をRa0.04μmの平滑面に仕上げた。
このアルミニウムパイプを第2図に示される液体ホー
ニング装置によって処理した。なお、第2図中、1はア
ルミニウムパイプ、5はポンプ、6はガン、7は空気、
8はブース、9はフランジである。
ホーニングの条件としては、アランダム研磨材(#30
0)10kgを水40に懸濁させ、それをポンプ5によって
流量6/分でガン6に送液しながら、4kg/cm2の空気
7によってアルミニウムパイプ1上に吹き付けた。ガン
はアルミニウムパイプの軸方向に40cm/分の速度で移動
させ、アルミニウムパイプは100rpmで回転するようにし
た。アルミニウムパイプの上下両端部は、それぞれ端縁
から10mmだけ入り込むようなフランジ9で固定し、両端
部がホーニング処理されないように保持した。ホーニン
グ処理後の表面粗さはRa0.18μmであった。
ホーニング処理を施したアルミニウムパイプに、共重
合ナイロン樹脂(商品名:CM8000、東レ(株)製)のメ
タノール/ブタノール溶液を、リング塗布機によって塗
布して、膜厚0.7μmの障壁層を形成した。
次に、3部のバナジルフタロシアニンをポリエステル
樹脂(商品面:PE100、グッドイヤーケミカル社製)の10
%シクロヘキサノン溶液70部に分散した。分散操作は、
10mmφボールを用い、混合物をボールミルにより、2時
間混合することによって行った。これに2−ブタノン10
部を加えて塗布液とし、上記障壁層上にリング塗布機で
塗布して、膜厚0.4μmの電荷発生層を形成した。
その電荷発生層の上に、電荷輸送層を形成した。すな
わち、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチルフ
ェニル)[1,1−ビフェニル]−4,4−ジアミン4部を電
荷輸送材料とし、ポリカーボネートZ樹脂6部と共にモ
ノクロベンゼン40部に溶解させ、得られた溶液を浸漬塗
布装置によって11cm/分の引上げ速度で塗布した。110℃
で1時間乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し
た。
その後、アルミニウムパイプの上下両端部より10mmず
つ塗布された層を剥離した。
得られた電子写真感光体を400dpiのドット密度のレー
ザービームプリンター(LBP)に取り付けた。現像機
は、電子写真感光体と現像ロールとの間隔が200μmに
なるように、幅4mmのポリアセタール樹脂製のコロが、
電子写真感光体の両端部に当接するようになっていた。
得られたLBP出力画像をみると、干渉縞等の画像欠陥は
発生していなかった。また、連続2,000枚の出力試験を
行っても、何等異常は認められなかった。
比較例1 実施例1において、電子写真感光体の両端部の塗布層
を剥離しなかった以外は同様にして電子写真感光体を作
製した。
この電子写真感光体をLBPに取り付けて、出力試験を
行ったところ、初期は正常な画像が得られたが、2,000
枚の後では、端部の塗布層が所々剥がれており、剥がれ
た小片が現像ロールに紛れ込むなどのため、現像むらを
生じていた。
比較例2 実施例1において、ホーニング処理による粗面化処理
をまったく行わなかったアルミニウムパイプを用いた以
外は、同様にして電子写真感光体を作製した。
この電子写真感光体をLBPに取り付けて、コピー画像
を見たところ、干渉による木目状の縞模様が生じてお
り、品質の劣る画質であった。
比較例3 実施例1におけるホーニング処理の際、アルミニウム
パイプをその内側から固定するフランジに取り付けて、
全面にわたり粗面化処理を行った。このアルミニウムパ
イプを用いる以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製した。しかしながら、端部の塗布層を剥離す
る際に、端部の表面も粗面化されているため、剥離に時
間がかかり、作業性が悪かった。また、剥離面もきれい
にはならなかった。
この電子写真感光体をLBPに取り付けて、出力試験を
行ったところ、初期は正常な画像が得られたが、2,000
枚の後では、コロの摩擦又は変形などのため、電子写真
感光体と現像ロールの間隔に変化が生じており、画像濃
度が1枚のプリントの中で変動する低品質の画像となっ
た。
実施例2 実施例1におけるホーニング処理の際、空気圧力を3k
g/cm2、及び2.5kg/cm2に代えて、2種類のアルミニウム
パイプを作製した。それぞれの表面粗さは、Raがそれぞ
れ0.13μm及び0.10μmであった。
それぞれのアルミニウムパイプを用い、実施例1と同
様にして電子写真感光体を作製した。この電子写真感光
体をLBPに取り付けて画質の試験を行ったところ、Ra0.1
3μmのパイプを用いた電子写真感光体は、実施例1と
同様に何等問題はなかった。一方、Ra0.10μmのアルミ
ニウムパイプを用いた電子写真感光体の場合には、僅か
ながら干渉縞が発生していた。但し、300dpiのドット密
度のLBPに取り付けたところ、干渉縞は生じていなかっ
た。
発明の効果 本発明の電子写真感光体は、感光層が存在する部分の
基体表面が粗面化されているので、感光層の密着性が向
上し、また、レーザー光を照射して出力画像を得ても、
画像に干渉縞が発生することがない。一方、円筒状基体
の、感光層が存在しない両端部は、その表面が粗面化さ
れていないので、そこにコロやカラーリングを当接させ
ても、振動や摩耗などによる支障は発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子写真感光体の破砕断面図、第2図
は粗面化処理を行うための液体ホーニング装置の概略構
成図である。 1……円筒状基体、2……粗面化された面、3……感光
層、4……端部、5……ポンプ、6……ガン、7……空
気、8……ブース、9……フランジ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状基体の表面を、その両端部に非画像
    部に相当する領域よりも少ない範囲を残して粗面化し、
    粗面化された領域にのみ感光層を設けたことを特徴とす
    る電子写真感光体。
  2. 【請求項2】粗面化処理がホーニング加工によるもので
    ある請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】円筒状基体表面の粗面化された領域の平均
    粗さが、0.1μm以上である請求項1記載の電子写真感
    光体。
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