JP2664839B2 - ルーパ制御装置 - Google Patents

ルーパ制御装置

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JP2664839B2
JP2664839B2 JP4199043A JP19904392A JP2664839B2 JP 2664839 B2 JP2664839 B2 JP 2664839B2 JP 4199043 A JP4199043 A JP 4199043A JP 19904392 A JP19904392 A JP 19904392A JP 2664839 B2 JP2664839 B2 JP 2664839B2
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angle
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康人 井関
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の圧延スタンド
の間に設置されたルーパを制御するルーパ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば特公昭59−51364号
公報に示された従来の一般的なルーパ制御装置の構成を
示す構成図であり、図において、1はストリップ、2,
3は圧延スタンド、4はルーパ、5は圧延スタンド2を
駆動するミルモータ、6はミルモータ速度制御装置、7
はルーパモータ、8はルーパモータトルク制御装置、9
はルーパ角検出器、10はルーパ角制御装置、11はス
トリップ1の張力検出器、12は張力制御装置を示す。
13は例えば特開昭56−4306号公報に示された補
償演算装置であり、張力制御系とルーパ角度制御系との
干渉を抑制することを目的として設置されている。
【0003】次に動作について説明する。ストリップ1
は圧延スタンド2,3を通って導かれ、この間に圧延ス
タンド2,3間に設置されたルーパ4と接触する。スト
リップ1に発生する張力σは、隣接する圧延スタンド
2,3の圧延速度の差によって定まるループ長と、ルー
パ角θによって定まるループ強制長と、ストリップ1の
ヤング率とによって決定される。
【0004】何らかの理由により圧延スタンド2,3間
の速度差に外乱が加わると、ストリップ張力σが変動
し、またストリップ張力σの変動により、ルーパモータ
7への負荷トルクが変動するためルーパ角θも変動す
る。このような外乱に対する変動を抑制するために、ル
ーパ角検出器9およびストリップ1の張力検出器11に
より検出された値と、それぞれの目標値θ* ,σ* との
差Δθ* ,Δσ* に応じてルーパ角制御装置10及び張
力制御装置12により、ルーパトルク修正量Δq*及び
ミルモータ速度修正量Δv* を演算する。
【0005】このようにして決定されたΔq* ,Δv*
は、張力制御系とルーパ角制御系との干渉を抑制するた
めに設置された補償演算装置13により修正されたの
ち、ルーパトルク制御装置8及びミルモータ速度制御装
置6へ入力され、ルーパモータ7及びミルモータ5に所
定の変化を与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のルーパ制御装置
は以上のように構成されているので、目標値θ* ,σ*
の変化のない定常圧延状態において、ストリップ1の品
質に影響を与える張力σを優先的に制御するように制御
ゲインを設定した場合は、ルーパ角制御ゲインをあまり
大きくできない。このため、圧延開始及び終了時に、ル
ーパ角目標値θ*を変化させて所定の角度にルーパ4を
追従させようとした時に、制御ゲインが小さいと充分な
応答性が得られないという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、定常圧延中は張力制御を優
先としたルーパ角制御ゲインによりルーパ角を制御し、
圧延開始及び終了時にはルーパ角の目標値への追従性を
優先としたルーパ角制御ゲインにより制御できるルーパ
制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るルーパ制
御装置は、定常圧延時にルーパ角を一定に保つための制
御ゲインと、目標値変化時に所望の応答が得られるよう
な制御ゲインとを別々に設定する制御装置を設けたもの
である。
【0009】
【作用】この発明におけるルーパ制御装置は、定常圧延
中は張力制御系が優先的に作用するようにルーパ角が制
御され、ルーパ角の目標値を変化させる時には、ルーパ
角制御系が優先的に作用するように制御ゲインを発生す
るルーパ角制御装置が構成され、これによりルーパ角が
制御される。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1においては図2に示されたものと同等の部
分には同一符号を付して説明を省略する。図1におい
て、14はルーパ角目標値θ* 変化時にのみ作用する制
御装置である。この制御装置14は動特性を有するフィ
ルタ14a,14bにより構成される。フィルタ14a
にルーパ角の目標値θ* が加えられ、その出力とルーパ
角θとの差Δθがルーパ角変動としてルーパ角制御装置
10に加えられる。また、フィルタ14a,14bを通
った出力がルーパ角制御装置10の出力と加算されて、
ルーパトルク修正量q* となる。
【0011】次に動作について説明する。フィルタ14
a,14bを伝達関数で表現したものをK1 ,K2 とす
る。また、ルーパ角制御装置10の周波数応答特性を伝
達関数で表現したものをGとする。また、ルーパトルク
修正量Δq* に対するルーパ角変動Δθの周波数応答特
性を実測等により近似的に求めて伝達関数で表現したも
のをPとする。このとき、次の関係が成り立つ。
【0012】 q* =K12 θ* +G(K1 θ* −θ) ・・・・・(1) θ=P・q* ・・・・・(2) (2)式を(1)式に代入して、 P-1・θ=K12 θ* +G(K1 θ* −θ) ・・・・・(3) (P-1+G)θ=K1 (K2 +G)θ* ・・・・・(4) θ=K1 (K2 +G)・θ* /(P-1+G) ・・・・・(5) フィルタ14bに特性P-1をもたせれば(5)式は、 θ=K1 (P-1+G)・θ* /(P-1+G) =K1 θ* ・・・・・(6)
【0013】すなわち、定常圧延に対応して設定された
ゲインをもつルーパ角制御装置10の特性Gとは無関係
に、目標値θ* の変化時にのみ作用するフィルタ14a
によって目標値θ* に対する応答性を所望の特性K1
制御することができる。
【0014】実施例2.上記実施例1では、ルーパ角度
θをルーパトルクqにより制御する場合について説明し
たが、ルーパ角θをミル速度vにより制御する場合に
も、フィルタ14bを、ミル速度修正量v* に対するル
ーパ角度θの応答特性を実測した値より近似したPとし
て、P-1でおきかえれば、同様の効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、定常
圧延状態にのみ作用する制御ゲインと、目標値変化時に
のみ作用する制御とを設定する制御装置を備えるように
構成したので、定常圧延中は張力優先を、また圧延開
始,終了時にルーパ角の目標値を変化させるときはルー
パ角優先制御を実施することにより、定常圧延可能な領
域を従来のルーパ制御装置に比べかなり拡大でき、製品
の歩留りを小さくするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】従来のルーパ制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
2 圧延スタンド 3 圧延スタンド 4 ルーパ 14 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧延スタンドからなる連続圧延装
    置の任意のスタンド間に設置されたルーパのルーパ角と
    ルーパ角の目標値との偏差に応じた制御ゲインを乗じた
    制御信号に基づいてルーパトルク量を調整し、上記ルー
    パ角を目標値に制御するルーパ制御装置において、上記
    ルーパ角の変動を抑制して上記ルーパ角を一定に保持す
    るための制御ゲインと、圧延開始および終了時に上記目
    標値を変化させて上記ルーパ角を所定の値に追従させる
    ための制御ゲインとを設定する制御装置を設けたことを
    特徴とするルーパ制御装置。
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