JP2663235B2 - お好み焼の自動焼き上げ方法及びその装置 - Google Patents

お好み焼の自動焼き上げ方法及びその装置

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JP2663235B2 JP5222185A JP22218593A JP2663235B2 JP 2663235 B2 JP2663235 B2 JP 2663235B2 JP 5222185 A JP5222185 A JP 5222185A JP 22218593 A JP22218593 A JP 22218593A JP 2663235 B2 JP2663235 B2 JP 2663235B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、お好み焼を自動、連続
的に焼き上げるお好み焼の自動焼き上げ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、お好み焼材料として、刻んだ
キャベツと、水に溶いて流動状にした小麦粉と、卵等の
お好み焼材料を1個分、カップに収納したものが市販さ
れ、家庭でこの1個分のお好み焼材料を混ぜ合わせるだ
けで焼けるようにしている。しかし、このような従来の
お好み焼は、予め1個分の材料が配分されており、家庭
で作る際の手間を省ける等の点で利点を有するが、鉄板
で焼き上げなければならない。お好み焼を、鉄板で焼き
上げるには、相当の時間を要し、しかも、美味しく焼き
上げるには厚手の鉄板が必要となる。このようなことか
ら、すでに焼き上げたお好み焼を商品化できればより便
宜的なものとなる。ところが、焼き上げたお好み焼を多
量に供給するには、機械的に焼く必要があるが、お好み
焼材料の一部をなす小麦粉は、水に溶かれて流動状を呈
するため、刻んだキャベツ等と共に鉄板上に載せれば、
流動状の小麦粉だけが流れて出て外周に広がってしま
う。その結果、焼き上げたお好み焼の中心部の小麦粉の
量が少なくなるとともに、外周部に小麦粉だけで形成さ
れた薄板状部が発生し、商品としての価値が低下してし
まう。また、このように小麦粉だけで形成された薄板状
部が発生すると、機械的に反転する際、すくい難く、し
かも、薄板状部が切り離れてしまい、反転作業が困難に
なってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実情
に鑑み提案されたものでその目的とするところは、小麦
粉だけで形成された薄板状部の発生を防止し、商品価値
の高いお好み焼を自動連続的に焼き上げられるお好み焼
の自動焼き上げ方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の特徴を
有するお好み焼の自動焼き上げ方法を提供することによ
り上記課題を解決する。本発明のお好み焼の自動焼き上
げ方法は、一個分のお好み焼材料Aを順次コンベア12
上に載置する。そして、コンベア12上方におけるお好
み焼材料Aの外周部位置に掻き集め部材32を配設す
る。その後、この掻き集め部材32を、コンベア12上
面に当接させお好み焼材料Aの中心方向に移動させると
共に上昇する運動を繰り返し行わせつつ、お好み焼材料
Aの外周に沿って周回させ、お好み焼材料Aから流れ出
た流動状の小麦粉を中心部方向に掻き集めることにより
お好み焼材料Aをその中心部に集め、順次焼き上げる。
【0005】又、本発明は、以下の特徴を有するお好み
焼の自動焼き上げ装置を提供することにより上記課題を
解決する。本発明のお好み焼の自動焼き上げ装置は、一
個分のお好み焼材料Aを順次移送するコンベア12と、
このコンベア12上に供給されたお好み焼材料Aを掻き
集める掻き集め装置4と、お好み焼材料Aを焼き上げる
焼き上げ装置8とを備えてなる。掻き集め装置5は、掻
き集め部材32を有する。そして、この掻き集め部材3
2は、コンベア12の上方におけるお好み焼材料32の
外周部位置に、コンベア12上面に当接させお好み焼材
料Aの中心方向に移動させると共に上昇させる運動を繰
り返し行わせつつ、お好み焼材料Aの外周に沿って周回
するように配設される。そして、この掻き集め装置5の
掻き集め部材32によって、コンベア12上に載置され
たお好み焼材料Aが中心部に掻き集められるようになさ
れたものである。
【0006】
【作用】本発明のお好み焼の自動焼き上げ方法において
は、コンベア12上方におけるお好み焼材料Aの外周部
位置に配設した掻き集め部材32を、コンベア12上面
に当接させお好み焼材料Aの中心方向に移動させると共
に上昇させる運動を繰り返し行わせつつ、お好み焼材料
Aの外周に沿って周回するするようにし、お好み焼材料
Aから流れて外周部に広がった流動状の小麦粉を中心部
に掻き集めるため、コンベア12上に載置したお好み焼
材料Aの外周部に、小麦粉だけで形成された薄板状部の
発生を防止できる。
【0007】又、本発明のお好み焼の自動焼き上げ装置
においては、掻き集め部材32を、コンベア12上面に
当接させお好み焼材料Aの中心方向に移動させると共に
上昇させる運動を繰り返し行わせつつ、お好み焼材料A
の外周に沿って周回するするように配設するため、コン
ベア12上に載置したお好み焼材料Aの小麦粉が流れて
出た場合でも、そのお好み焼材料Aの外周部に広がった
小麦粉を掻き集めることができる。これにより、コンベ
ア12上に載置したお好み焼材料Aの外周部に、小麦粉
だけで形成された薄板状部分の発生を防止できる。更
に、キャベツ等がばらけた場合には、これらも同時に中
央部に掻き集めることができる。これにより、後の反転
作業を、材料の一部を切り離すことなく行うことがで
き、容易なものにできる。
【0008】
【実施例】以下、図を基に本発明のお好み焼の自動焼き
上げ方法及びその装置の一実施例を具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施例のお好み焼の自動焼き上げ装
置の概略図である。
【0009】本発明のお好み焼の自動焼き上げ装置は、
お好み焼材料Aを順次移送するコンベア装置1と、この
コンベア装置1の始端側に配設された供給装置2と、供
給装置2の後方側に配設された掻き集め装置3と、掻き
集め装置3の後方側に配設された反転装置4と、焼き上
げ装置8とを備えてなる。
【0010】コンベア装置1は、左右のホイール11、
11に巻回された無端状のコンベア12と、このコンベ
ア11を加熱する加熱手段13と、油供給手段14とが
備えられている。
【0011】コンベア12は、図2に示すように所定幅
を有する鉄板12a…12aが複数、接続されることに
よって無端状になされている。そして、図1に示す左右
のホイール11、11に巻回され、ホイール11の回転
に伴い、始端側から後端側(図示のX方向)に循環する
ようになされている。又、この循環は、ホイール11の
回転調整によって鉄板12aの長さ寸法毎、即ち一つの
鉄板12a毎に間欠的に可動するようになされている。
又、この実施例では、コンベア12の幅が、お好み焼材
料Aを四つ、並べられる程度とされ、同時に四つのお好
み焼材料Aを載置して移送するようになされている。従
って、後述する供給装置2、掻き集め装置3、反転装置
4等の各装置も、四つのお好み焼材料Aを同時に供給、
掻き集め、反転できるように四つ分の各装置がコンベア
12上の幅方向に並設されている。以下、これらを、そ
の一つについて説明する。
【0012】コンベア12の加熱手段13は、コンベア
12に余熱を与えるためのものであり、コンベア12の
始端側における供給装置2の前方側に配設され、保温用
バーナーによってこの位置に来るコンベア12を所定温
度にまで温度を上げる。この実施例では、焼き上げ装置
8にいくまでの間、コンベア12が余熱を保持し、載置
されたお好み焼材料Aの下面をある程度焼ける程度とし
ているが、載置されたお好み焼材料Aの一部をなす小麦
粉が流動状から粘性状に形成できる程度であれば良い。
【0013】油供給手段14は、コンベア12の始端側
における加熱手段13の後方に配設され、循環するコン
ベア12に順次油を供給する。又、この実施例では、こ
の油供給手段14の後方側に、カス落とし装置15が備
えられ、コンベア12上に付着したお好み焼材料Aのカ
ス等を除去する。
【0014】供給装置2は、コンベア12上にお好み焼
材料Aを順次供給するためのもので、キャベツ等の固形
物と、水に溶いた流動状の小麦粉と、攪拌した卵等を所
定量ずつ攪拌して一個分のお好み焼材料Aをコンベア1
2上に順次載置する。この実施例では、固形物を搬送す
る固形物搬送装置と、流動状の小麦粉を送る小麦粉搬送
装置と、攪拌した卵を送る卵搬送装置と、これらを攪拌
してコンベア12上に載置する攪拌装置を備え、一個分
のお好み焼材料Aの形成から供給までを機械的に行うよ
うにしている。詳しくは、次のようにして行う。
【0015】固形物搬送装置は、固形物搬送用コンベア
によって、所定の大きさに刻まれたキャベツや生姜、ね
ぎ等を混ぜた固形物を搬送し、重量測定器によって、一
個分のお好み焼に設定した量だけ攪拌装置24に送る。
一方、小麦粉送り装置と卵送り装置とは、水に溶かれて
流動状態を呈する小麦粉(以下、流動状小麦粉とい
う)、攪拌した卵を夫々、攪拌装置に送る。そして、攪
拌装置において、搬送されてきた固形物と、流動状小麦
粉及び攪拌した卵とを、攪拌した後、コンベア12上に
一個分のお好み焼材料Aを載置する。これにより、お好
み焼材料Aが供給されるが、更に載置したお好み焼材料
Aに肉、魚介類等の他の材料を手又は機械的に載せるよ
うにしても良い。
【0016】尚、このお好み焼材料Aの供給は、機械的
に順次コンベア12上に載置するものに限らず、手で順
次載置するようにしても良い。
【0017】掻き集め装置3は、コンベア12上に配設
され、コンベア12に載置されたお好み焼材料Aを中心
部に集めるためのものである。この掻き集め装置3は、
図3に示すように回転自在に且つ上下移動可能に配設さ
れた回転軸31と、板状の掻き集め部材32と、この掻
き集め部材32を操作する操作部材33とを備えてい
る。
【0018】回転軸31は、上部に駆動ギヤー31aを
有し、この駆動ギヤー31aが駆動軸(図示せず)に接
続されて回転するようになされている。又、下部には、
支持部材33に接続する上下2つのねじギヤ31b、3
1bが固設され、回転軸31の回転に伴い回転する。
【0019】操作部材33は、操作本体33aと、支持
本体33aの上部に回動自在に取り付けられた上下二つ
のねじギヤ33b、33bとを有する。又、支持本体3
3aとねじギヤ33b、33b各々とは、各ねじギヤ3
3bの芯33cから所定間だけ離れた周部に回動自在に
取り付けられている。一方、上下二つのねじギヤ33
b、33bは、回転軸31の上下2つのねじギヤ31
b、31b各々に歯合されることにより自転すると同時
にねじギヤ31b、31b各々の周部を公転する。そし
て、この支持部材33は、上下二つのねじギヤ33b、
33b各々と回転軸31の上下2つのねじギヤ31b、
31b各々とを歯合するようにして回転軸31に取り付
けられている。
【0020】掻き集め部材32は、支持本体33aの下
端に板バネ34を介して取り付けられている。又、この
掻き集め部材32の取り付け上下位置は、回転軸31の
降下状態で掻き集め部材32の下端がコンベア12上面
に当接する程度とされ、一方、水平位置は、コンベア1
2上に載置されたお好み焼材料Aの外周部とされてい
る。ここで、この掻き集め部材32の動きを説明する
と、図4に示すように回転軸31の回転に伴い操作本体
33aの上下二つのねじギヤ33b、33bが回転する
と操作本体33aがねじギヤ33b、33bの芯33c
を軸にして回転することにより、掻き集め部材32がお
好み焼材料Aの外周部位置で上下方向に回転運動する。
その際、回転運動における下方側は、板バネ34の作用
によりコンベア12の上面に当接して直線運動となり、
所定距離移動した後、上昇する。又、これと同時に操作
本体33aの上下二つのねじギヤ33b、33bが回転
軸31の上下2つのねじギヤ31b、31bを周回する
ことによって掻き集め部材32は、載置されたお好み焼
の外周部位置を一回転する。尚、板バネ34は、掻き集
め部材32が降下した際、掻き集め部材32がコンベア
12の上面に当接する際の衝撃を緩めて操作本体33a
に支障をきたさないようにするとともに、上述のように
掻き集め部材32を直線運動させてコンベア12の上面
を摺動させ、お好み焼材料Aを広範囲に掻き集めること
ができるようになされているが、この態様のものに限ら
ず、例えば、掻き集め部材32をコンベア12の上面を
最下端に上下方向に回転させる場合は、板バネ34を設
けなくとも良い。又、板バネに代え、他の手段により、
上記直線運動と回転運動をするようにしても良い。
【0021】反転装置4は、掻き集め装置3によって集
められたお好み焼材料Aを自動的に裏表逆にひっくり返
すもので、対向するように配設した二つの板状の反転部
材でお好み焼材料Aを持ち上げた後、反転部材を側方側
に回転させることにより、お好み焼材料Aを反転させ
る。尚、この反転装置4は、機械的にするものに限ら
ず、手で反転させるようにしても良い。
【0022】焼き上げ装置8は、図1に示すようにコン
ベア12の後方側を下方側から温めてお好み焼材料Aを
焼き上げるに適する温度に保持する下面バーナー81
と、コンベア12上のお好み焼材料Aを上方側から焼く
上面バーナー82とを備え、コンベア12の後方側の所
定間に焼き上げ域83を形成している。尚、上記の工程
において、例えば反転装置4の後方に押圧装置を設置
し、反転させた後、お好み焼材料Aを上方側から押圧成
形するようにする等、種々の工程を付設するようにして
も良い。
【0023】次に、本発明の装置によるお好み焼きの焼
き上げ方法について説明する。コンベア12を可動状態
にし、コンベア12を形成する鉄板12a…12aを間
欠的に順送させる。そして、コンベア12の鉄板12a
一つ分の送りの間に、供給装置2、掻き集め装置3、反
転装置4、押し成形装置5、外形成形装置6及び厚さ調
整装置7夫々が作動し、一回、所定の動きをする。
【0024】先ず、コンベア12における一つの鉄板1
2aが加熱手段13まで来ると、保温用バーナーによっ
て所定温度にまで温度が上げられる。これにより、コン
ベア12の始端側から焼き上げ装置8まで循環する間、
コンベア12に余熱が与えられる。そして、供給装置2
に来ると、コンベア12上に一個分のお好み焼材料Aが
載置される。その際、鉄板12aは、保温用バーナー1
3aによって温められているため、載置されたお好み焼
材料Aの流動状小麦粉は、流動状から徐々に粘性状にな
る。
【0025】そして、載置されたお好み焼材料Aは、掻
き集め装置3に送られるが、この間に手で肉等の他の適
宜な材料がその載置されたお好み焼材料Aの上に置かれ
る。そして、掻き集め装置3まで来ると、板状の掻き集
め部材32が、コンベア12上面からお好み焼材料Aの
中心方向に漸次上昇する上昇運動を繰り返しつつ、お好
み焼材料Aの外周に沿って周回することにより、流れて
広がった粘性状の小麦粉を中央部に掻き集めるようにし
てお好み焼材料Aをその中心部に集める。この際、流れ
て広がった小麦粉が加熱手段13によって流動状から粘
性状に形成されているため、一旦掻き集め装置3で掻き
集めた後、その掻き集めた小麦粉が再度流れて広がるよ
うなことが防止される。この場合、例えば、予めコンベ
ア12上にお好み焼材料Aを入れる円形状の凹部を形成
しておくことにより、流動状小麦粉の流れを防止するこ
とも考えられるが、凹部の形成にコストがかかるととも
に、反転等の後の工程が複雑化し、工程全体にコストが
かかってしまう。しかし、上述のように本発明の掻き集
め装置3により成形することによって、平板状のコンベ
ア12上にお好み焼材料Aを載置して流すことができ
る。従って、コンベア12上に凹部を形成する場合に比
べ、製造コストを低く抑えることができる点で有利であ
る。又、この掻き集め装置3によって、広がった小麦粉
を中央部に掻き集めるだけでなく、キャベツ等がばらけ
た場合には、これらも同時に中央部に掻き集めることが
できる。
【0026】掻き集められたお好み焼材料Aは、反転装
置4に送られ、ここで反転されるが、この状態において
もお好み焼材料Aは、保温用バーナー13aによる鉄板
12aの余熱によってお好み焼材料Aの下面が半焼き状
態になっているため、形が崩れることなく反転部材4
1、41に持ち上げられて反転が行われる。又、掻き集
め装置3によってお好み焼材料Aの外周部に小麦粉だけ
で形成された薄板状部の発生がなく、お好み焼材料Aが
中央部に集められている為、一部が切り離れることがな
く、容易に反転が行われる。
【0027】反転されたお好み焼材料Aは、押し成形装
置5の押圧部材51により上面側から押圧され、これに
より、お好み焼材料A全体が板状に形成される。
【0028】そして、その後、焼き上げ域83に入り、
上下両面から焼き上げられる。以上の工程を繰り返すこ
とにより、順次、自動・連続的に焼き上げられたお好み
焼が得られる。
【0029】尚、焼き上げられたお好み焼は、ソース等
を付けてそのまま食べることができるが、これらを一旦
冷凍し、冷凍お好み焼とする場合は、本装置のコンベア
12の後方側に冷凍装置を付設し、上述のようにして焼
き上げたお好み焼を自動・連続的に冷凍装置に流すよう
にすれば良い。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明のお好み焼の自動焼き上げ
方法は、掻き集め部材によって、お好み焼材料から流れ
て外周部に広がった流動状の小麦粉を中心部方向に掻き
集めることによりお好み焼材料を中心部に集めるため、
お好み焼の外周部に、小麦粉だけで形成された薄板状部
分の発生を防止でき、自動連続的に焼き上げた商品価値
の高いお好み焼を得ることができる。
【0031】又、本発明のお好み焼の自動焼き上げ装置
においては、掻き集め部材がコンベア12上面に当接さ
せお好み焼材料Aの中心方向に移動させると共に上昇さ
せる運動を繰り返し行わせつつ、お好み焼材料Aの外周
に沿って周回することによって、流れて広がった小麦粉
を掻き集めることができる。これにより、コンベア上に
載置したお好み焼材料の外周部に、小麦粉だけで形成さ
れた薄板状部分の発生を防止でき、更に、キャベツ等が
ばらけた場合には、これらも同時に中央部に掻き集める
ことができる。従って、後の作業を容易なものにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のお好み焼の自動焼き上げ装置全体の概
略図である。
【図2】コンベア装置の要部説明図である。
【図3】掻き集め装置の説明図である。
【図4】掻き集め部材の動きの説明図である。
【符号の説明】
1 コンベア装置 2 供給装置 3 掻き集め装置 4 反転装置 8 焼き上げ装置 12 コンベア 31 回転軸 31b、33b ねじギヤ 32 掻き集め部材 34 板バネ 82 上面バーナー 81 下面バーナー 83 焼き上げ域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一個分のお好み焼材料(A) を順次コンベア
    (12)上に載置し、コンベア(12)上方におけるお好み焼材
    料(A) の外周部位置に掻き集め部材(32)を配設し、この
    掻き集め部材(32)を、コンベア(12)上面に当接させお好
    み焼材料(A)の中心方向に移動させると共に上昇させる
    運動を繰り返し行わせつつ、お好み焼材料(A) の外周に
    沿って周回させ、お好み焼材料(A) から流れ出た流動状
    の小麦粉を中心部方向に掻き集めることによりお好み焼
    材料(A) をその中心部に集め、順次焼き上げることを特
    徴とするお好み焼の自動焼き上げ方法。
  2. 【請求項2】一個分のお好み焼材料(A) を順次移送する
    コンベア(12)と、このコンベア(12)上に供給されたお好
    み焼材料(A) を掻き集める掻き集め装置(4)と、お好み
    焼材料(A) を焼き上げる焼き上げ装置(8) とを備え、 掻き集め装置(5) が、掻き集め部材(32)を有し、この掻
    き集め部材(32)が、コンベア(12)の上方におけるお好み
    焼材料(32)の外周部位置に、コンベア(12)上面に当接さ
    せお好み焼材料(A) の中心方向に移動させると共に上昇
    する運動を繰り返し行わせつつ、お好み焼材料(A) の外
    周に沿って周回するように配設され、 この掻き集め装置(5) の掻き集め部材(32)によって、コ
    ンベア(12)上に載置されたお好み焼材料(A) が中心部に
    掻き集められるようになされたものであることを特徴と
    するお好み焼の自動焼き上げ装置。
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JP5770010B2 (ja) * 2011-04-28 2015-08-26 テーブルマーク株式会社 食感のよいお好み焼きの製造方法
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