JP2663182B2 - 色素画像の堅牢性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

色素画像の堅牢性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真材料中に生成される色素像等の有機着
色物質の安定化に関する。具体的には、本発明は、ハロ
ゲン化銀写真材料によって得られる色素像等の有機着色
物質の安定性を改良するために或る種のビス型フェノー
ル誘導体安定剤を使用することに関する。
〔発明の背景〕
一般的なカラー写真材料は、赤、緑および青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層を含み、それらの層中にまたはそれらの
層に隣接して、各々シアン、マゼンタ及びイエローカプ
ラーを含んでおり、p−フェニレンジアミン系発色現像
主薬を含有する現像液で現像すると、色素像を形成す
る。
光、熱及び(又は)湿度の作用による色素像の劣化を
減少させるために、カラー写真材料中に安定剤を含ませ
ることは公知である。特公昭48−31256号には、カラー
像の堅牢性の改良を、特別のビスフェノール誘導体を使
用して行なうことが記載されている。
しかしながら、前記のビスフェノール誘導体は、褪色
防止効果が充分でなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、優れた褪色防止効果を有する写真感
光材料を提供することにある。
〔発明の構成〕
下記構成のハロゲン化銀写真感光材料により上記目的
を達成した。
支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
て、前記写真構成層の少なくとも1層に下記一般式
〔I〕で表される化合物を含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料。
一般式〔I〕 式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニ
ル基、アリール基又はヘテロ環基を表し、R2〜R5は水素
原子又は置換基を表し、R2〜R5の少なくとも1つはハロ
ゲン原子、−OR6,−SR6又は (R6はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アリール基又はヘテロ環基を、R7,R8は水素原子、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル
基、アシル基、スルホニル基又はカルバモイル基を表
す。)を表し、Xは結合手又は2価の結合基を表し、Y
は−O−,−S−,−NH−又は−NR1−(R1は前記R1
同義である。ただし、2つのR1は同一でも異なってもよ
い。)を表す。nは0又は1を表す。
〔発明の具体的な構成〕
一般式〔I〕で表される化合物について説明する。
一般式〔I〕において、R1で表されるアルキル基とし
ては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基又はブチ
ル基;シクロアルキル基としては、例えばシクロヘキシ
ル基;アルケニル基としては、例えばアリル基;アリー
ル基としては、例えばフェニル基;ヘテロ環基として
は、例えば2−ピリジル基又は2−フリル基が挙げら
れ、R1で表される各基は置換基を有するものを含む。
Xで表される2価の結合基としては、例えばアルキリ
デン基、例えばブチリデン基又は3,5,5−トリメチルヘ
キシリデン基;ヘテロ原子、例えば酸素原子又は硫黄原
子;スルホニル基;スルフィニル基;アルキレン基、例
えばエチレン基;アルキレンオキシ基、例えば、エチレ
ンオキシ基;アルキレンチオ基、例えばエチレンチオ基
等が挙げられる。このうちXとして好ましいものは、ア
ルキリデン基、ヘテロ原子である。
R2〜R5で表されるベンゼン環に置換可能な基は代表的
なものとして、ハロゲン原子、−OR6,−SR6, (R6〜R8は前述のものと同義)、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アシル基、アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基(例えばアルキル
カルバモイル基、アリールカルバモイル基等)、スルフ
ァモイル基(例えばアルキルスルファモイル基、アリー
ルスルファモイル基等)、スルホニル基、ニトロ基、シ
アノ基、カルボキシル基等が挙げられる。
R6〜R8で表されるアルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、R6で表されるヘテロ環基とし
ては、前述のR1として例示したものが挙げられる。
R7,R8で表されるアシル基としては、アルキルカルボ
ニル基、アリールカルボニル基等、スルホニル基として
はアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等、カ
ルバモイル基等としては、アルキルカルバモイル基、ア
リールカルバモイル基等が挙げられる。
以下に本発明の化合物の具体例を示す。
以下に本発明の化合物の代表的な合成例を示す。
合成例(例示化合物I−4の合成) トルエン中に2,2′−メチレンビス(4−ブトキシ−
6−t−ブチルフェノール)45.6gと触媒量のトリエチ
ルアミン塩酸塩を添加した。これにジクロロフェニルホ
スフィン17gをゆっくり添加し、更に一晩撹拌した。反
応液を濾過後、濾液を希塩酸で中性とし、トルエンを減
圧留去し、カラムクロマトグラフィーにより目的物22.5
gを得た。
この物質をFDマススペクトル及びNMRで同定したとこ
ろ、例示化合物と同一のものであることが確認された。
一般式〔I〕で示される他の例示化合物も同様の方法で
合成することができる。
本発明の褪色防止剤の使用量は、有機着色物質に対し
て5〜400モル%が好ましく、より好ましくは10〜300モ
ル%である。
本発明における有機着色物質とは、メタノール溶液中
で300nmから800nm、好ましくは400nmから700nmに少なく
とも1つの吸収極大を有している有機物質のことをい
い、塩基性染料、酸性染料、直接染料、可溶性建染染
料、媒染染料などの水溶性染料、硫化染料、建染染料、
油溶染料、分散染料、アゾイック染料、酸化染料の如き
不溶性染料、あるいは反応性染料などの染色的性質上の
分類に属する染料をすべて包含する。
これらの染料のうち、本発明に好ましく用いられる染
料はキノンイミン染料(アジン染料、オキサジン染料、
チアジン染料など)、メチン及びポリメチン染料(ジア
ニン染料、アゾメチン染料など)、アゾ染料、アントラ
キノン染料、インドアニリン及びインドフェノール染
料、インジコイド染料、カルボニウム染料、ホルマザン
染料などの化学構造上の分類に属する染料を包含する。
本発明における有機着色物質は、写真の分野で用いら
れる画像形成用染料、例えばカラーカプラー、DRR化合
物、DDRカプラー、アミドラゾン化合物、色素現像薬な
どから形成される染料、銀色素漂白法用染料などをすべ
て包含する。
本発明に有機着色物質として用いられるのに好ましい
染料は、アントラキノン、キノンイミン、アゾ、メチ
ン、ポリメチン、インドアニリン、インドフェノール及
びホルマザン染料等である。
本発明に最も好ましく用いられる染料は、メチン及び
ポリメチン染料ならびにインドアニリン及びインドフェ
ノール染料である。この染料は、下記の基を有する化合
物を包含する。
上記基中、ベンゼン環は染料においては置換基、例え
ばアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アミノ基
などを有することもある。
前述のカプラーはイエロー、マゼンタ及びシアン染料
形成タイプのものを包含する。このカプラーは、例えば
米国特許3,277,155号及び同3,458,315号に記載されてい
るような、いわゆる4当量型のもの、又はカプリング位
がカプリング反応時に離脱することのできる置換基(ス
プリットオフ基)で置換されている2当量型のものであ
ってもよい。
本発明において好ましいイエロー色素像形成カプラー
としては、ベンゾイルアセトアニリド型、ピバロイルア
セトアニリド型カプラーがあり、マゼンタ色素像形成カ
プラーとしては、5−ピラゾロン系、ピラゾロトリアゾ
ール系、イミダゾピラゾール系、ピラゾロピラゾール
系、ピラゾロテトラゾール系、ピラゾリノベンツイミダ
ゾール系、インダゾロン系カプラーがあり、シアン色素
像形成カプラーとしては、フェノール系、ナフトール
系、ピラゾロキナゾロン系、ピラゾロピリミジン系、ピ
ラゾロトリアゾール系、イミダゾール系カプラーがあ
る。
これらのイエロー、マゼンタ及びシアン色素形成カプ
ラーの各具体例は、写真業界において公知であり、本発
明においては、これら公知のすべてのカプラーが包含さ
れる。
次に、イエローカプラーの代表的具体例を挙げる。
これらのイエローカプラーは、例えば***公開特許2,
0570941号、***公開特許2,163,812号、特開昭47−2613
3号、同48−29432号、同50−65321号、同51−3631号、
同51−50734号、同51−102636号、同48−66835号、同48
−94432号、同49−1229号、同49−10736号、特公昭51−
33410号、同52−25733号等に記載されている化合物を含
み、かつ、これらに記載されている方法に従って合成す
ることができる。
次にマゼンタカプラーの代表的具体例を挙げる。
これらのマゼンタカプラーは、例えば米国特許3,684,
514号、英国特許1,183,515号、特公昭40−6031号、同40
−6035号、同44−15754号、同45−40757号、同46−1903
2号、特開昭50−130,41号、同53−129035号、同51−376
46号、同55−62454号、米国特許3,725,067号、英国特許
1,252,418号、同1,334,515号、特開昭59−171956号、同
59−162548号、同60−43659号、同60−33552号リサーチ
・ディスクロージャーNo.24626(1984)、特願昭59−24
3007号、同59−243008号、同59−243009号、同59−2430
12号、同60−70197号、同60−70198号等に記載されてい
る化合物を含み、かつ、これらに記載されている方法に
従って合成することができる。
又シアンカプラーについては特に制限はしないが、フ
ェノール系シアンカプラーであることが好ましい。
シアンカプラーの代表的具体例を挙げる。
これらのシアンカプラーは、例えば米国特許2,423,73
0号、同2,801,171号、特開昭和50−112038号、同50−13
4644号、同53−109630号、同54−55380号、同56−65134
号、同56−80045号、同57−155538号、同57−204545
号、同58−98731号、同59−31953号等に記載されている
化合物を含み、かつ、これらに記載されている方法に従
って合成できる。
本発明において、このようなカプラーを用いる場合、
酸化された芳香族第一級アミンハロゲン化銀現像剤と反
応させることによってこれらのカプラーから染料が形成
される。
上記の現像剤はアミノフェノール及びフェニレンジア
ミンを包含し、これらの現像剤を混合して用いることが
できる。
前述した本発明の褪色防止剤はカラー写真材料中、特
に有機着色物質もしくはそれが形成される層又はその隣
接層に存在させることが好ましい。これら本発明の化合
物を分散させるのに有効な方法はカプラーの分散に対し
て用いられている方法と同じである。
本発明の化合物は一般に油溶性であり、通常は米国特
許2,322,027号、同2,801,170号、同2,801,171号、同2,2
72,191号および同2,304,940号に記載の方法に従って高
沸点溶媒に、必要に応じて低沸点溶媒を併用して溶解
し、分散して親水性コロイド溶液に添加するのが好まし
く、このとき必要に応じてカプラー、ハイドロキノン誘
導体、紫外線吸収剤あるいは公知の色素画像褪色防止剤
等を併用しても何ら差し支えない。公知の色素画像褪色
防止剤としては、特開昭61−143754号に記載の化合物を
挙げることができる。
このとき本発明の化合物を2種以上混合して用いても
何ら差し支えない。
本発明の方法において用いられる写真感光材料におい
て、ハロゲン化銀乳剤は一般に親水性コロイド中にハロ
ゲン化銀粒子を分散したものであり、ハロゲン化銀とし
ては塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀及びこれらの混合物である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
実施例1 シアンカプラー(C−2)62g及び例示化合物(I−
1)62gを高沸点有機溶媒(DBP)と酢酸エチルに溶解し
た溶液を、分散助剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム塩)を含む8%ゼラチン水溶液に添加しホモジナ
イザーにて分散した。得られた分散液を1500mlに仕上
げ、40℃で3時間保温した。この分散液を塗布用3%で
ゼラチン水溶液1000mlに加え、更に赤感性塩臭化銀乳剤
400g(臭化銀80%モル含有)を添加し赤感光性乳剤層用
塗布液を調整した。
この塗布液を40℃で2時間保温した。
同様にして、各層の塗布液を調整し、ポリエチレン被
覆紙支持体上に、下記構成となるよう毎分100mの塗布ス
ピードで塗設した。
第1層:青感光性乳剤層 イエロカプラー(Y−2)を8mg/dm2、青感性塩臭化
銀乳剤(塩化銀20モル%、臭化銀80モル%含有)を銀に
換算して3mg/dm2、高沸点有機溶媒(DBP)を3mg/dm2
びゼラチンを16mg/dm2の塗布付量となるように塗設。
第2層:中間層 ハイドロキノン誘導体(HQ−1)を0.45mg/dm2及びゼ
ラチンを4mg/dm2の塗布付量となるように塗設。
第3層:緑感光性乳剤層 マゼンタカプラー(M−3)を4mg/dm2、緑感性塩臭
化銀乳剤(塩化銀20モル%、臭化銀80モル%含有)を銀
に換算して4mg/dm2、高沸点有機溶媒(DBP)を4mg/dm2
及びゼラチンを16mg/dm2の塗布付量となるように塗設。
第4層:中間層 紫外線吸収剤(UV−1)3mg/dm2、(UV−2)を3mg/d
m2、高沸点有機溶媒(DBP)を4mg/dm2、ハイドロキノン
誘導体(HQ−2)を0.45mg/dm2及びゼラチンを14mg/dm2
の塗布付量となるように塗設。
第5層:赤感光性乳剤層 シアンカプラー(C−2)を4mg/dm2、高沸点有機溶
媒(DBP)を4mg/dm2、例示化合物(I−1)を4mg/d
m2、赤感光性塩臭化銀乳剤(塩化銀20モル%、臭化銀80
モル%含有)を銀に換算して3mg/dm2及びゼラチン16mg/
dm2の塗布付量となるように塗設。
第6層:中間層 紫外線吸収剤(UV−3)を4mg/dm2、DBPを2mg/dm2
びゼラチンを6mg/dm2の塗布付量となる様に塗設。
第7層:保護層 ゼラチンを9mg/dm2の塗布付量となる様に塗設。
(試料作成に用いた化合物) DBP:ジブチルフタレート この試料を試料1とした。
次に試料1の第5層の例示化合物を表1に示す様に代
えた以外は試料1と同様にして試料2〜8を作成した。
(例示化合物は試料1と等モル添加した。) これらの試料に感光計(コニカ(株)製KS−7型)を
用いて赤色光で光楔露光を与えた後、次の処理を行っ
た。
処理工程 処理温度 処理時間 発色現象 32.8℃ 3分30秒 漂白定着 32.8℃ 1分30秒 水 洗 32.8℃ 3分30秒 (発色現像液組成) N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3
−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 4.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.0g 炭酸カリウム 25.0g 塩化ナトリウム 0.1g 臭化ナトリウム 0.2g 無水亜硫酸ナトリウム 2.0g ベンジルアルコール 10.0ml ポリエチレングリコール(平均重合度400) 3.0ml 水を加えて1とし水酸化ナトリウムを用いてpH10.0
に調整する。
(漂白定着液組成) エチレンジアミン四酢酸鉄ナトリウム塩 60.0g チオ硫酸ナトリウム 100.0g 重亜硫酸ナトリウム 20.0g メタ重亜硫酸ナトリウム 5.0g 水を加えて1とし硫酸を用いてpH7.0に調整する。
処理後に得られた各試料について、色画像耐光性を以
下の要領で評価した。
〈色画像耐光性〉 各試料に形成された色素画像に、10万ルックスのキセ
ノンフェードメーターを用いて200時間照射した時の褪
色率 (%)(ここでD0は初濃度(1.0)を表し、Dは照射後
の濃度を表す)を測定した。
表1から明らかな様に、本発明に例示化合物を使用し
た試料は、良好な色画像の耐光性を示す。また良好な色
画像が得られた。
また、試料1の例示化合物I−1の代りにI−7,I−
8,I−11,I−15,I−19,I−22を用いた試料についても、
本発明の効果が認められた。
実施例2 実施例1に使用した各ハロゲン化銀乳剤に代えて塩化
銀99.5モル%の塩臭化銀乳剤を使用し、イエローカプラ
ーをY−11に変え、第1層のDBP中にカプラーY−11と
共に添加した本発明の化合物(4mg/dm2)を表2に示す
様に変化させた以外は実施例1の試料1と同様の試料
(試料9〜18)を作成した。
試料9〜18を常法に従って青色光で光楔露光後、以下
に示す処理を行った。
処理工程 処理温度 処理時間 発色現象 35.0±0.3℃ 45秒 漂白定着 35.0±0.5℃ 45秒 安定化 30〜40℃ 90秒 乾 燥 室温(25℃)で自然乾燥 発色現像液 純水 800ml トリエタノールアミン 10 g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5 g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 2 g 亜硫酸カリウム 0.3 g 1−ヒドロキシエチリデン−1−1−ジホスホン酸 1.0 g エチレンジアミン四酢酸 1.0 g カテコール−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩 1.0 g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3
−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 4.5 g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸
誘導体) 1.0 g 炭酸カリウム 27 g 水を加えて全量を1とし、pH=10.10に調整する。
漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミン四酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100 ml 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1とし、炭酸カリウム又は氷酢酸
でpH=6.2に調整する。
安定化液 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン 1.0g エチレングリコール 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液) 3.0g 亜硫酸アンモニウム 3.0g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンゼンスルホン
酸誘導体) 1.5g 水を加えて1とし、硫酸又は水酸化カリウムでpH=
7.0に調整する。
処理後の各試料について、実施例1と同様にして評価
した。
その結果を表2に示す。
表2の結果からも判る様に本発明に係る化合物を使用
した時、耐光性が向上した。又、良好な色画像が得られ
た。
又、試料13のI−1の代わりにI−17,I−21を用いた
場合にも、本発明の効果が認められた。
実施例3 試料9の第3層のDBP中にカプラーM−2と共に表−
3に示す化合物(7mg/dm2)を添加した以外は、同様の
試料(試料19〜26)を作成した。
試料19〜26を常法に従って緑色光で光楔露光後、実施
例2と同様の処理を行い、処理後に得られた各試料につ
いて実施例1と同様の方法で評価した。
表3の結果からも判る様に本発明に係る化合物を使用
すると、実施例1,2と同様マゼンタ画像の耐光性が向上
し、又、良好な色画像が得られた。
又、試料22のI−1の代わりにI−18,I−20を用いた
各試料についても本発明の効果が認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−113536(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀
    乳剤層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀写真感光
    材料において、前記写真構成層の少なくとも1層に下記
    一般式〔I〕で表される化合物を含有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔I〕 〔式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基又はヘテロ環基を表し、R2〜R5は水素
    原子又は置換基を表し、R2〜R5の少なくとも1つはハロ
    ゲン原子、−OR6,−SR6又は (R6はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
    アリール基又はヘテロ環基を、R7,R8は水素原子、アル
    キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル
    基、アシル基、スルホニル基又はカルバモイル基を表
    す。)を表し、Xは結合手又は2価の結合基を表し、Y
    は−O−,−S−,−NH−又は−NR1−(R1は前記R1
    同義である。ただし、2つのR1は同一でも異なってもよ
    い。)を表す。nは0又は1を表す。〕
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