JP2662581B2 - シールド工法における自動資材搬送方法 - Google Patents

シールド工法における自動資材搬送方法

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JP2662581B2
JP2662581B2 JP1011644A JP1164489A JP2662581B2 JP 2662581 B2 JP2662581 B2 JP 2662581B2 JP 1011644 A JP1011644 A JP 1011644A JP 1164489 A JP1164489 A JP 1164489A JP 2662581 B2 JP2662581 B2 JP 2662581B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、シールド工法においてシールド機付近に
までセグメント等の資材を搬送する方法に係り、特に、
地上に設けられた資材貯蔵倉庫からシールド機付近にま
で資材をほぼ全自動的に搬送することのできるシールド
工法における自動資材搬送方法に関するものである。
「従来の技術」 周知の如く、シールド工法は、外形円筒状のスキンプ
レートを有するシールド機の前部に設けられたカッタ装
置で地山を掘削しつつ、シールド機内部で円筒分割体た
るセグメントを組み立て、さらに、このセグメントの前
端に反力を取ってシールド機内部のシールドジャッキを
伸長させることで、シールド機全体を前方に推進させ、
これら工程を繰り返すことで地中にトンネルを形成する
工法である。
従来、地上からシールド機までセグメントを搬送する
手段としては、地上に野積みされたセグメントから所定
個数をゴライヤスクレーンや天井クレーンを用いて立坑
底部にある搬送台車に直接搭載し、この搬送台車を操作
員がバッテリー車で牽引しながらシールド機後方にまで
搬送し、さらにトロリーホイストでセグメントの荷卸し
をしてから、このセグメントをエレクタ装置までホイス
トで搬送するような手段が通常用いられている。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、前記従来のセグメント搬送手段では、次に掲
げるような課題があり、その解決が待たれていた。
すなわち、地上においてセグメントを野積み状態で貯
蔵する場合、立坑付近に広大な敷地を必要とし、都市部
の施行が困難であると共に、貯蔵されたセグメントの在
庫管理に時間と手間がかかり、非能率的である。また、
この野積み状態のセグメントをゴライヤスクレーン等で
立坑底部に搬送する場合、クレーンの操作員や補助作業
員、荷受作業員等の人員を多く必要とし、しかも重量物
(セグメントの1ピースはその重量が1tにも及ぶものが
ある)を取り扱う作業であるが故に、安全性確保のため
作業の迅速化が図りにくい。これは、搬送台車からトロ
リーホイストを用いてセグメントの荷卸しをし、さらに
ホイストでエレクタ装置まで搬送する際にも、同様の問
題が生じる。さらに、バッテリー車で搬送台車を牽引す
る場合にも操作員が必要であり、搬送作業全体で必要と
する人員は相当数に上る。
この発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、セグメントの貯蔵からシールド
機付近への搬送に至るまでの工程をほぼ全自動的に行い
うるシールド工法における自動資材搬送方法を提供する
ことにある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、地中に掘削した立坑からシールド機を発進
させてこの地中にトンネルを形成するシールド工法に適
用され、前記シールド機に供給するべき資材を積載して
自走可能な搬送台車を用いて、該搬送台車を前記立坑を
通して地上と前記シールド機との間を往復させることで
資材を自動的に搬送する方法であって、地上に設置した
資材貯蔵倉庫に資材を貯蔵しておくとともに、該倉庫に
付設されている移載装置によって該倉庫に貯蔵されてい
る資材を前記搬送台車に積み込み、該搬送台車を前記立
坑に向けて自走させて該立坑内に設置されている垂直搬
送機にそのまま乗り込ませ、該垂直搬送機を運行して搬
送台車を立坑の底部まで搬送し、立坑の底部に到達した
搬送台車を自走させて垂直搬送機から降ろすとともにそ
のままトンネル内を自走させて前記シールド機の近傍に
到達させ、該シールド機に付設されている移載装置によ
って搬送台車に積載されている資材をシールド機に対し
て受け渡すことを特徴とするものである。
すなわち本発明では、資材を積み込んだ搬送台車が自
走することでそのまま垂直搬送機に乗り込み、垂直搬送
機により立坑底部に到達したら、搬送台車がそれ自身で
垂直搬送機から降りるとともにトンネル内をそのままシ
ールド機まで自走していくのである。したがって本発明
によれば、従来においては必要であった搬送経路の途中
での資材の積替え作業が一切不要であり、その結果、搬
送作業効率の向上と自動化を図ることが可能である。
「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図ないし第12図は、この発明の一実施例であるシ
ールド工法におる自動資材搬送方法を示す図である。
まず、本実施例が適用されるシールド工法について説
明すれば、地中の所定位置にはその底部がトンネル形成
深度にまで至る深さの立坑1が形成され、この立坑1底
部からシールド機2が水平方向に発進されて、このシー
ルド機2により地山を掘進しつつその掘削壁面に円筒分
割体たるセグメント3、3、…を組み立てることで、シ
ールド機2後方にトンネル4が形成される。そして、本
実施例に係る自動資材搬送方法は、このシールド機2付
近にまでセグメント3、3、…を搬送する目的で使用さ
れるものである。
本実施例に係る自動資材搬送方法においては、地上に
設けられた資材貯蔵倉庫6と、前記立坑1内に設けられ
た垂直搬送機7と、倉庫6と垂直搬送機7上端、及び垂
直搬送機7下端とシールド機2とをそれぞれ結んで設け
られた軌道8と、この軌道8上を走行して前記倉庫6及
びシールド機2の間を往復する搬送台車9と、前記倉庫
6及びシールド機2近傍にそれぞれ設けられ、セグメン
ト3の積み降ろしを行う移載装置10、11とが用いられ
る。なお、本実施例では、軌道8はいわゆる単線式とさ
れているので、トンネル4中に搬送台車9の交換用の分
岐8aが設けられている。
前記倉庫6には、周知の自動ストックラックが用いら
れ、第2図ないし第4図に示すように、鉄骨製の棚13、
13、…が水平方向及び垂直方向に列設された格納部14、
14が、立坑1の直近に2基並設されて構成されている。
この倉庫6の各棚13には、セグメント3、3、…が所定
個数格納されている。なお、本実施例に係るトンネル4
は、セグメント3、…が6個(キーセグメントを含む)
で1リングが構成されており、このため各棚13には3個
のセグメント3、…、すなわち半リング分のセグメント
3、…が積み重ねられた状態で格納されている。
また、この倉庫6に付設された移載装置10は、前記格
納部14、14間の間隙に沿って走行自在に構成された門形
フレーム15と、この門形フレーム15に対して上下動自在
に設けられたリフタ16と、このリフタ16に対して左右に
進退自在に設けられ、セグメント3、…を下方から支持
するフォーク17とから概略構成されている。
さらに、前記軌道8の終端部は一方の格納部14の側端
近くにまで延在されていると共に、移載装置10はこの軌
道8終端部を越えて走行自在とされ、すなわち軌道8終
端部が前記搬送台車9へのセグメント3、…移載箇所と
なる。
次に、前記垂直搬送機7は、第5図ないし第7図に示
すように、立坑の全長に亙って設けられた鉄骨製の中空
フレーム18と、このフレーム18内に配置されたゴンドラ
19と、ワイヤ20、滑車21を介してこのゴンドラ19を上下
動自在となすウィンチ22とから構成されている。また、
前記軌道8は中空フレーム18の上端部及び下端部にまで
延出されていると共に、ゴンドラ19内にはこの軌道8に
連なる連絡軌道23が敷設されている。
軌道8上を走行する搬送台車9は、第8図に示すよう
に、上部にセグメント3、…の積載部24が形成された台
車本体25と、この台車本体25下部の四隅に設けられ、前
記軌道8上に配置された走行車輪26、26…と、これら走
行車輪26に駆動力を付与する電動モータ27と、モータ27
の駆動源たるバッテリー28とから概略構成されている。
なお、本実施例では、搬送台車9で搬送しうるセグメン
ト3、…の数を3個とし、かつ、1回の搬送で1リング
分のセグメント3、…の搬送を考えているので、搬送台
車9は連結器29を介して2台連結されて使用されること
となる。また、軌道8には、所定間隔をおいてこの搬送
台車9の通過を検知する通過センサ及び搬送台車9に走
行・停止等の動作指令を行う指令部(共に図示略)が設
けられている。
さらに、前記シールド機2後方に設けられた移載装置
11は、第9図ないし第12図に示すように、トンネル4の
仮設床30前端に設けられたセグメントリフタ31と、シー
ルド機2のエレクタ装置32後方に設けられたセグメント
搬送台33と、リフタ31から搬送台33へセグメント3、…
を移送する門形クレーン34とから概略構成されている。
セグメントリフタ31は、仮設床30前端に敷設された軌
道35上を移動可能に構成された門形フレーム36と、この
門形フレーム36の一端に上下動自在に設けられ、フレー
ム36の内方に向って進退自在に設けられたフォーク37と
から構成されている。なお、前記軌道8の先端はこの門
形フレーム36の内方に敷設され、従ってセグメント3、
…を搭載した搬送台車9はセグメントリフタ31の門形フ
レーム36内に到着することとなる。
また、搬送台33は、トンネル4の下端部に沿って設け
られた断面円弧状の基台38と、この基台38上にローラ3
9、…を介して前後動自在に設けられた移動台40と、こ
の移動台40を前方に付勢してその前端をエレクタ装置32
下方にまで至らせる押出ジャッキ41とから構成されてい
る。また、移動台40上部には駆動ローラ42、…が設けら
れている。
そして、門形クレーン34は、前記搬送台32後端部に設
けられた門形フレーム43と、一端がこの門形フレーム43
の上端部に、他端が前記セグメントリフタ31の門形フレ
ーム36の上端部に連結された軌条44と、この軌条44に沿
って走行自在なトロリーホイスト45とから構成されてい
る。また、このホイスト45は、前記軌条44を把持した状
態でこの軌条44に沿って走行する走行部46と、この走行
部46下端に水平方向旋回自在に設けられた旋回部47と、
セグメント3を把持する把持部48と、この把持部48を吊
り下げた状態で上下動させるウィンチ49とから構成され
ている。なお、この把持部48によりセグメント3の把持
方法は任意であり、セグメント3のグラウトホールやボ
ルトボックス(図示略)内に嵌合するもの等が好適に挙
げられる。
なお、この移載装置11はシールド機2の後端に連結さ
れており、従って、シールド機2の掘進に伴い移載装置
11も前方に移動することで、エレクタ装置32と移載装置
11との相対的位置関係は常時一定とされる。
そして、これら装置のそれぞれは遠隔操作が可能であ
り、また、必要であれば、中央監視装置12によりその作
動・停止を指示し、かつ、その作動状態を監視すること
も可能である。
次に、以上の構成を有する搬送装置5を用いて、本発
明の一実施例たるセグメント3、…をシールド機2のエ
レクタ装置32にまで搬送する方法について説明する。
搬送台車9は、第13図に示すようなダイヤグラムに従
って運行される。なお、本実施例では、コスト低減の目
的で、軌道8上に2台連結された搬送台差9、9が2組
だけ配置されている。
シールド機2の掘進サイクルに従って、1リング分
(すなわち6個)のセグメント3、3、…を搬送する時
点になったら、中央監視装置12は倉庫6に敷設された移
載装置10に対し、1リング分のセグメント3、…を搬送
台車9に積載すべきことを指令する。また同時に、中央
監視装置12は一方の搬送台車9、9の組が倉庫6に到着
しているかどうか監視し、到着していない場合には倉庫
6に向かうべく指令する。
移載装置10は、中央監視装置12からの指令に基づき、
移載すべきセグメント3、…が格納された棚13の前方に
門形フレーム15及びリフタ16を移動させてから、フォー
ク17を用いてセグメント3、…をその下方から支持し、
フォーク17ごとリフタ16内に引き込んでから門形フレー
ム15を搬送台車9、9前方にまで移動させ、リフタ16及
びフォーク17を用いて搬送台車9、9上にセグメント
3、…を積載する。
セグメント3、…が搬送台車9、9上に積載された
ら、中央監視装置12はこの搬送台車9、9に対して、垂
直搬送機7に向かって進行すべきことを指令する。また
同時に、中央監視装置12は、垂直搬送機7のゴンドラ19
がフレーム18上端部に位置しているかどうかを監視し、
位置していない場合には、ウィンチ22を作動させてゴン
ドラ19をフレーム18上端部に至らせる。
搬送台車9、9はこの指令に基づき、垂直搬送機7に
向って軌道8上を進行し、ゴンドラ19内に到着した段階
でこのゴンドラ19で停止する。次に、中央監視装置12
は、ゴンドラ19をフレーム18下端部に位置させるべくウ
ィンチ22に指令し、ウィンチ22はこの指令に基づき、ワ
イヤ20を繰り出すことでゴンドラ19を下降させ、フレー
ム18下端部にまで至らせる。
さらに、中央監視装置12は、他方の搬送台車9、9の
位置を監視・確認し、これら搬送台車9、9の組が軌道
8の分岐8a地点において交換できるタイミングにおい
て、双方の搬送台差9、9の組に進行すべく指令する。
あるいは、いずれか一方の搬送台車9、9、の組を先行
させて進行させ、先に分岐8aに到着した側の搬送台車
9、9の組を待機させておいてもよい。このようにし
て、トンネル4内において2組の搬送台車9、9を交換
させることができる。
搬送台差9、9がセグメントリフタ31に到着する段階
で、中央監視装置12は搬送台車9、9を停止させるべく
指令する。搬送台車9、9はこの指令に基づき、セグメ
ントリフタ31の門形フレーム35内に停止する。
次に、セグメントリフタ31のフォーク37を搬送台車
9、9に向けて延出させることで、搬送台差9、9、で
搬送されてきたセグメント3、…をその下方から支持す
る。この状態で、中央監視装置12、搬送台車9、9に対
して垂直搬送機7に向って移動すべく指令し、搬送台車
9、9はこの指令に基づき垂直搬送機7に向って移動す
る。このようにして、搬送台車9、9を長時間セグメン
トリフタ31に留めておかないのは、搬送装置1によるセ
グメント3、…の搬送効率をできるだけ最大限に発揮さ
せるためである。そして、セグメントリフタ31のフォー
ク37によりセグメント3、…を下方から支持しつつ、フ
ォーク37を下降させることでセグメント3、…を仮設床
30付近にまで下降させる。
次に、門形クレーン34のトロリーホイスト45を、軌条
44に沿ってセグメントリフタ31上部へと走行させる。さ
らに、トロリーホイスト45のウィンチ49を作動させるこ
とで把持部48を吊り降ろし、この把持部48でセグメント
3を1個把持する。セグメント3が把持できたら、再度
ウィンチ49を作動させることで把持部48を吊り上げる。
この状態で、トロリーホイスト45を軌条44に沿って搬送
台33上部へと走行させることで、吊持しているセグメン
ト3を搬送台33へと移送する。
トロリーホイスト45が搬送台33上部へ到着した段階
で、旋回部47を90゜旋回させることでセグメント3の向
きを90゜転回させた後、ウィンチ49を作動させることで
把持部48を吊り降ろし、セグメント3を搬送台33の移動
台40上に積載する。セグメント3を90゜転回させるの
は、セグメント3の搬送される向きとエレクタ装置32で
組み立てられるときの向きとが90゜異なるからである。
積載されたセグメント3は、移動台40上部の駆動ローラ
42により前方に移送され、移動台40前端にまで至らされ
る。この状態、再度前述したセグメント3の搬送台33へ
の移送工程を行っても良いし、あるいは常に搬送台33に
セグメント3を1個のみ常駐させるようにしても良い。
セグメント3が移動台40前端にまで移送されたら、搬
送台33の押出ジャッキ41を伸長させることで、移動台40
前端にあるセグメント3をエレクタ装置32下方にまで移
送する。
そして、以上の工程を繰り返すことで、シールド機2
の掘進工程に合わせて倉庫6からエレクタ装置32までセ
グメント3、…を搬送することができる。ここで、本実
施例では、倉庫6で搭載されたセグメント3、…は垂直
搬送機7を介して1台の搬送台車9でエレクタ装置32ま
で搬送され、かつ、倉庫6及びエレクタ装置32でのセグ
メント3、…の積み降ろしも移載装置10、11により行わ
れ、しかもこれらが中央監視装置12の制御下に置かれて
いるので、ほぼ全自動的、すなわちほとんど人力を介さ
ずにセグメント3、…を搬送することができ、安全かつ
確実にセグメント3、…の搬送作業が行える。特に、搬
送台車9が自走可能であってセグメント3を積み込んだ
搬送台車9がそのまま自走して垂直搬送機7に乗り込
み、かつ垂直搬送機7からそれ自身で降りてそのままシ
ールド機2まで自走していくので、搬送経路の途中での
セグメント3の積替え作業等が不要であるから、作業の
能率化、高速化を図ることができる。
また、本実施例では、倉庫にいわゆる自動ストックラ
ックを用いているので、前記従来の如く野積み状態で貯
蔵した場合に比較して、その用地面積が少なくて済み、
都市部での施行に大変好適である、という効果も有して
いる。
なお、この発明のシールド工法における自動資材搬送
方法は、その細部が前記実施例に限定されず、種々の変
形例が可能である。一例として、セグメント3、…の搬
送個数や搬送台車9、…の台数は任意であり、前記実施
例に限定されない。また、セグメント3、…の搬送のみ
ならず、他の資材の搬送にも好適に使用可能である。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、倉庫
で搭載された資材を垂直搬送機を介して搬送台車でシー
ルド機付近にまで搬送でき、かつ、倉庫及びシールド機
付近での資材の積み降ろしも移載装置により行われるの
で、全自動的、すなわち全く人力を介さずに資材を搬送
することができ、安全かつ確実に資材の搬送作業が行え
る。特に、自走可能な搬送台差を用いてその搬送台車を
それ自身で垂直搬送機に乗り込ませかつ垂直搬送機から
それ自身で降りてそのままシールド機まで自走するか
ら、搬送経路の途中での資材の積替え作業が不要であ
り、したがって作業の能率化、高速化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は、この発明の一実施例であるシー
ルド工法における自動資材搬送方法を示す図であって、
第1図は全体構成を示す概略斜視図、第2図は地上の装
置の配置を示す平面図、第3図ないし第4図は倉庫のみ
を取り出して示した図であって、第3図は平面図、第4
図は同正面図、第5図ないし第7図は垂直搬送機のみを
取り出して示した図であって、第5図は正面図、第6図
は側面図、第7図は平面図、第8図は搬送台車のみを取
り出して示した正面図、第9図ないし第12図はシールド
機付近に設けられた移載装置のみを取り出して示した図
であって、第9図は正面図、第10図は正面図、第11図は
第10図のXI−XI′線に沿う矢視断面図、第12図は同XII
−XII′線に沿う矢視断面図、第13図は搬送台車のダイ
ヤグラムを示す図である。 1……立坑、2……シールド機、3……セグメント(資
材)、4……トンネル、6……資材貯蔵倉庫、7……垂
直搬送機、8……軌道、9……搬送台車、10、11……移
載装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 英樹 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 鈴木 康正 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 牧野 総一 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 等 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−110399(JP,A) 実開 昭63−71299(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に掘削した立坑からシールド機を発進
    させてこの地中にトンネルを形成するシールド工法に適
    用され、前記シールド機に供給するべき資材を積載して
    自走可能な搬送台車を用いて、該搬送台車を前記立坑を
    通して地上と前記シールド機との間を往復させることで
    資材を自動的に搬送する方法であって、 地上に設置した資材貯蔵倉庫に資材を貯蔵しておくとと
    もに、該倉庫に付設されている移載装置によって該倉庫
    に貯蔵されている資材を前記搬送台車に積み込み、 該搬送台車を前記立坑に向けて自走させて該立坑内に設
    置されている垂直搬送機にそのまま乗り込ませ、 該垂直搬送機を運行して搬送台車を立坑の底部まで搬送
    し、 立坑の底部に到達した搬送台車を自走させて垂直搬送機
    から降ろすとともにそのままトンネル内を自走させて前
    記シールド機の近傍に到達させ、 該シールド機に付設されている移載装置によって搬送台
    車に積載されている資材をシールド機に対して受け渡す ことを特徴とするシールド工法における自動資材搬送方
    法。
JP1011644A 1989-01-20 1989-01-20 シールド工法における自動資材搬送方法 Expired - Lifetime JP2662581B2 (ja)

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JPH0646000B2 (ja) * 1986-10-28 1994-06-15 住友金属工業株式会社 トンネル掘削の資材搬入方法およびその装置

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