JP2660364B2 - 放射計校正装置 - Google Patents

放射計校正装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放射計を光学的に校
正する放射計校正装置に係わり、特に、校正基準とする
光の検出器への照射分布の経時変化を低減した放射計校
正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここでは放射計校正装置の例として、衛
星に搭載される放射計の光学的校正を行う場合について
説明する。
【0003】近年、宇宙から地表を観測するリモートセ
ンシングの分野で、植生調査、資源探査等への利用の点
から、単に地表の画像を得るだけでなく、定量的な観測
が重要となってきている。衛星に搭載される放射計は、
打ち上げ前に地上において絶対校正されるが、宇宙環境
下では、脱ガスによる汚れ、放射線の影響等により、放
射計の感度に経時変化が生じると考えられる。衛星打ち
上げ後、軌道上で放射計の経時変化を校正するため、光
量が既知である基準光を放射計に入射する光学的校正装
置が搭載される。
【0004】図3は、例えばG.Begni,“Absolute Calib
ration of the SPOT-1 HRV Cameras,”Proc.SPIE vol.
660,p66〜76(1986) に示された従来の放射計校正装置を
示す図である。図において、1は基準光である太陽光、
2はファイバの入射端に設置されたセルフォックレン
ズ、3は複数のファイバよりなるバンドルファイバ、4
はバンドルファイバ出射端、5はバンドルファイバ3の
出射光を平行光に変換するコリメータレンズ、6はコリ
メータレンズ5から出射した校正光、7は放射計、8は
放射計7が観測する地上面を指向するとともに、観測と
校正の切り換えを行う、ポインティングミラー、9は放
射計光学系、10は放射計光学系9の焦点面に設置さ
れ、多数の画素からなる1次元アレイ検出器である。衛
星の進行方向は、1次元アレイ検出器10の配列方向と
直交しており、衛星の移動に伴う走査により、地上の2
次元画素を得ることができる。地上の広い範囲を高分解
能で観測するため1次元アレイ検出器10は、通常千乃
至1万の画素から成る。
【0005】なお、校正光6は、ポインティングミラー
8で反射して光路を折曲げるが、本発明と直接関係しな
いので、図3では、煩雑に成るのを避けるため透過で示
している。
【0006】通常、地球観測衛星は、観測する地上の太
陽高度が一定となるように太陽同期の極軌道に近い軌道
が選ばれる。太陽同期軌道ではあるが、衛星の軌道面と
太陽の成す角度は地球の赤道傾斜角による季節変動を生
じる。セルフォックレンズ2の受光角が、太陽光入射角
変動に比べ狭いため、受光方向を3方向に分けて受光す
る。それぞれの方向を受光するファイバ3a、3b及び
3cは、それぞれ複数のファイバで構成されており、衛
星の軌道面と太陽の成す角度が季節によって変化しても
3a〜3cのいずれかのファイバで受光できる。
【0007】次に動作について説明する。セルフォック
レンズ2で集光された太陽光1はバンドルファイバ3に
より導光され、バンドルファイバ出射端4から出射す
る。ファイバを用いることにより、セルフォックレンズ
2を取付けた太陽光受光部は、衛星上の太陽光が照射す
る範囲内で自由な位置に設置できる。
【0008】バンドルファイバ出射端4からの出射光
は、コリメータレンズ5により、平行光に変換され、校
正光6としてポインティングミラー8を経由して放射計
光学系9に入射し、1次元アレイ検出器10面上に集光
される。バンドルファイバ出射端4と1次元アレイ検出
器10面とは共役関係にあり、放射計光学系9の焦点距
離frとコリメータレンズ5の焦点距離fcの比で決ま
る倍率で拡大されたバンドルファイバ出射端4の像が、
1次元アレイ検出器10面上に形成される。バンドルフ
ァイバ出射端4は、複数のファイバ3a〜3cを1次元
アレイ検出器10の配列方向に並べてある。
【0009】図4に1次元アレイ検出器10上に形成さ
れたバンドルファイバ出射端4の像11と、1次元アレ
イ検出器10の位置関係を示す。図において1本のファ
イバ像11a1 〜11c4 に付加した添字a,b及びc
は、太陽光受光部で3方向に分けて配置されたファイバ
3a〜3cにそれぞれ対応する。ここでは各ファイバ3
a〜3cをそれぞれ4本のファイバで構成した例であ
る。
【0010】1次元アレイ検出器10上での個々のファ
イバ像11a1 〜11c4 の大きさは、数十画素相当で
ある。衛星打上げ時の衝撃により地上におけるアライメ
ントに狂いが生じても、いずれかのファイバ像が1次元
アレイ検出器10のいずれかの画素を照明できるよう
に、バンドルファイバ出射端4のファイバ配置はスタガ
配列とされている。
【0011】季節によって太陽光1を受光するファイバ
が異なるため、図4に示した12本のファイバ像11a
1 〜11c4 の内、実際に形成されるのは1/3のファ
イバ像である。例えば、図3において太陽光1aが入射
する季節では受光するファイバは3aであり、ファイバ
3aに対応する4本のファイバ像11a1 〜11a4
みが形成され、1次元アレイ検出器10の画素のうちフ
ァイバ像11a1 〜11a4 内に位置する画素が校正で
きる。
【0012】同様に太陽光1bが入射する季節では、1
次元アレイ検出器10の画素のうちファイバ像11b1
〜11b4 内に位置する画素が校正でき、太陽光1cが
入射する季節では、ファイバ像11c1 〜11c4 内に
位置する画素が校正できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射計校正装置
は以上のように構成されているので、数千乃至1万の画
素から成る1次元アレイ検出器の一部画素しか校正でき
ず、また季節によって太陽光を受光するファイバが変わ
るため、校正できる画素が季節によって異なるという問
題点があった。
【0014】また校正光が経由するポインティングミラ
ーが校正配置に設置後振動などでずれると、1次元アレ
イ検出器上のファイバ像が移動するので、校正可能な画
素が変動するという問題点があった。
【0015】さらに、太陽光を受光するセルフォックレ
ンズ及びファイバはそれぞれ直径1〜2mm及び数百μ
mと微小であるので、放射計に使用する接着剤、樹脂等
から発生する脱ガスによる粒子がセルフォックレンズ面
やファイバ出射端面に付着した場合、校正光の光量に対
する影響が大きく、精度のよい校正ができないという問
題点があった。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、検出器の全画素を均一に照射
する校正光を出射することにより、1次元アレイ検出器
の全画素を同時に校正できるとともに、ポインティング
ミラーの振動によるずれや、真空中における脱ガス付着
の影響の少ない放射計校正装置を得ることを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射計校
正装置は、ファイバを用いて導光した基準光を放射計に
入射させ、上記放射計を光学的に校正する放射計校正装
置において、上記ファイバ入射端に設置された拡散部品
と上記拡散部品面上に射出瞳を有する集光光学系とで構
成される拡散受光光学系と、上記ファイバの出射端に設
置され、上記放射計の検出器上にファイバ出射端の遠視
野像を形成する出射光学系とを備えたものである。
【0018】また、ファイバを用いて導光した基準光を
放射計に入射させ、上記放射計を光学的に校正する放射
計校正装置において、上記ファイバ入射端に、基準光の
入射角によらず出射角度が一定の光線束を出射するテレ
セントリック光学系と上記光学系の光軸に平行な反射側
面を有し、上記光学系で集光した基準光を上記ファイバ
の入射端まで導光するロッドガラスとを有するロッド受
光光学系と、上記ファイバの出射端に、上記放射計の検
出器上にファイバ出射端の遠視野像を形成する出射光学
系とを備えたものである。
【0019】
【作用】上記のように構成された放射計校正装置におい
ては、拡散受光光学系における集光光学系は、ファイバ
入射端に設置された拡散部品が射出瞳であるので、基準
光の入射角によらずファイバ入射端を基準光で照射し、
拡散部品は、拡散した基準光でファイバをマルチモード
励振するので、ファイバ出射端の遠視野像を均一な強度
分布とする。さらに出射光学系は校正対象である放射計
の検出器上にファイバ出射端の遠視野像を形成する。
【0020】また、ロッド受光光学系におけるテレセン
トリック光学系は、基準光のロッドガラスへの入射角を
基準光の入射角によらず一定にし、ロッドガラスは、基
準光を側面の全反射でロッドガラス内に保つとともに、
側面で反射した基準光が光軸と成す角度を保存するの
で、基準光の入射角変動によらず一定の入射角成分の基
準光で均一にファイバをマルチモード励振し、ファイバ
出射端の遠視野像を均一な強度分布とする。さらに、出
射光学系は校正対象である放射計の検出器上にファイバ
出射端の遠視野像を形成する。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。ここでは、従来例と同様に衛星に搭載される放射
計を太陽光を用いて光学的に校正する放射計校正装置を
例として説明する。
【0022】実施例1.図1はこの発明による放射計校
正装置の一実施例の構成を示す断面図であり、図におい
て、12はファイバであって、この実施例ではバンドル
ファイバ、13はファイバ入射端、14はファイバ入射
端13に設置された拡散部品であって、この実施例では
オパールガラス、15は拡散部品14面上を射出瞳とす
る集光光学系であって、この実施例では対物レンズ15
aと接眼レンズ15bとで構成されるアフォーカル系、
16は上記集光光学系15と拡散部品14とで構成され
る拡散受光光学系、17はファイバ出射端、18は出射
光学系、19はコンデンサレンズ、20はコンデンサレ
ンズ19の像焦平面、21はコンデンサレンズの像焦平
面20を物体焦平面とするコリメータレンズである。バ
ンドルファイバ12は上記従来例のバンドルファイバ3
とは異なり、ファイバ入射端13とファイバ出射端17
はファイバを密に詰めたバンドルであり、バンドル形状
はこの実施例では円形である。なお、1、6〜10は従
来装置と同様のものである。
【0023】次に動作について説明する。集光光学系1
5に入射した太陽光1は拡散部品14上に集光される。
拡散部品14は集光光学系15の射出瞳上に設置されて
いるので、太陽光1の入射角が変動しても、太陽光1が
拡散部品14を照射する範囲は移動せず、ファイバで受
光することができる。拡散部品14は、太陽光を拡散
し、バンドルファイバ12をマルチモードで励振する。
バンドルファイバ12の受光角以上に拡散された太陽光
はファイバで受光されず損失となるが、集光光学系15
の受光口径と射出瞳径の比を適切に設定することによ
り、拡散による損失を補うことができる。
【0024】バンドルファイバ12の出射光は出射光学
系18のコンデンサレンズ19の像焦平面20上にファ
イバ出射端17の遠視野像を結ぶ。マルチモードで励振
されたバンドルファイバ12の出射端17の遠視野像
は、ファイバの屈折率分布に対応した強度分布となり、
例えばステップインデックス型ファイバを用いれば均一
な分布を得ることができる。
【0025】コリメータレンズ21及び放射計光学系9
によって、1次元アレイ検出器10上には、ファイバ出
射端17の遠視野像が結ばれるので、1次元アレイ検出
器10上で連続的で均一な強度分布の校正光6を得るこ
とができる。また、コリメータレンズ21と放射計光学
系9の焦点距離比を、コンデンサレンズ19の像焦平面
20上のファイバ出射端17の遠視野像が均一である範
囲と、1次元アレイ検出器10の全長比以上となるよう
に設定すれば、1次元アレイ検出器10の全画素を均一
に照明する校正光6を得ることができる。また、このよ
うな均一分布の校正光の場合にはポインティングミラー
8のずれ等による1次元アレイ検出器10への照射位置
ずれの影響も低減される。さらに、ファイバ出射端の遠
視野像を1次元アレイ検出器10上に結ぶ校正光6を用
いるので、脱ガス等による粒子が一部ファイバの入射端
12に付着しても校正光の光量に対する影響は小さい。
【0026】なお、上記実施例においては、拡散部品1
4としてオパールガラスを用いた場合を示したが、スリ
ガラス等の拡散板や積分球で構成することもできる。ま
た、集光光学系15は図1ではアフォーカル系の例で示
したが、拡散部品14上に出射瞳を有する光学系であれ
ばよく、アフォーカル系である必要はない。
【0027】また、上記実施例においては、ファイバと
してバンドルファイバ12を用いた場合を示したが、1
本のマルチモードファイバの場合にも上記技術思想は適
用でき、上記同様の効果を奏する。
【0028】さらに、上記実施例では、コンデンサレン
ズ18の像焦平面19に結像された像を再度1次元アレ
イ検出器10上に結像する構成例を示したが、コンデン
サレンズ18の像焦平面19の位置が直接1次元アレイ
検出器10の位置に一致するように光学系を構成しても
よく、上記同様の効果を奏する。
【0029】以上の実施例では、拡散部品14の拡散作
用のみによってファイバをマルチモード励振する拡散受
光光学系16について説明したが、次に収束光または発
散光でファイバをマルチモード励振する受光光学系の実
施例を示す。
【0030】実施例2.図2は、ファイバ入射端に設置
したロッド受光光学系の構成を示す断面図である。図2
において、22はロッド受光光学系、23は太陽光1の
入射角によらず出射角度が一定の光線束を出射する光学
系であって、テレセントリック光学系、24はテレセン
トリック光学系23開口絞り、25はロッド受光光学系
22の光軸、26はバンドルファイバ12のファイバ入
射端に設置され光軸25に平行な反射側面を有するロッ
ドガラスである。ロッドガラス26の断面形状は矩形
等、多角形でもよく、この場合はファイバ入射端13の
バンドル形状をロッド断面の形状に合わせればよい。
【0031】開口絞り24の中心を通る太陽光1の主光
線1pは、テレセントリック光学系23を透過後、光軸
25と平行となる。従って、テレセントリック光学系2
3で集光される太陽光1のロッド受光光学系22への入
射角は、テレセントリック光学系23への太陽光1の入
射角によらず一定に保たれる。ロッドガラス26に入射
した太陽光1は、ロッドガラス26の側面で全反射して
導光され、バンドルファイバ12のファイバ入射端13
に広がって入射する。従ってバンドルファイバ12を構
成する個々のファイバには、複数の入射角で太陽光1が
入射し、個々のファイバが複数のモードで励振される。
また、ロッドガラス26の側面は光軸25と平行である
ので、側面での全反射中、テレセントリック光学系23
で集光された太陽光1と光軸25が成す角度は保存され
る。従って太陽光1のロッド受光光学系22への入射角
によらず、バンドルファイバ12に入射する太陽光1の
入射角はバンドルファイバ全体で一定に保たれる。十分
に長いロッドガラス26を用い、さらにテレセントリッ
ク光学系23のF数をバンドルファイバの受光角に会わ
せて設定すれば、ファイバは全モードが励振され、ファ
イバ出射端17の遠視野像は、ファイバの受光角で制限
される出射角内に広がった均一な強度分布となる。
【0032】短いロッドガラス26ではバンドルファイ
バ12全体では全モード励振ではあるが、個々のファイ
バは一部のモード励振であり、またその励振モードは太
陽光1のロッド受光光学系22への入射角によって変化
するので、個々のファイバの特性のバラツキ等により、
ファイバ出射端17の遠視野像の強度分布には、若干の
不均一性が残る。バンドルファイバ入射端13に拡散部
品14を設置すれば、拡散により個々のファイバの励振
モード数を増し、ファイバ個々の特性の影響を低減でき
るので、より短いロッドガラス26で構成することがで
きる。この場合、拡散部品14による拡散は均一化を補
助するものであるので、拡散によってのみマルチモード
励振化する前記実施例に用いた拡散部品14よりも弱い
拡散でよく、拡散による損失は前記実施例よりも少な
く、小口径のロッド受光光学系22で十分な校正光の光
量が得られる。
【0033】なお、以上の実施例においては、太陽光1
が入射する場合について示したが、この発明の放射計校
正装置はこれに限らず、衛星に搭載された内部光源な
ど、その他の光源の場合にも同様に適用でき、上記同様
の効果を奏する。
【0034】また、以上の実施例では放射計校正装置を
衛星に搭載された放射計の光学的校正に適用した場合に
ついて説明したが、放射計は衛星に搭載されたものに限
らず、また放射計の検出器も1次元アレイ検出器の場合
に限るものではなく、この発明の放射計校正装置は一般
の放射計にも適用でき、上記同様の効果を奏することは
いうまでもない。
【0035】
【発明の効果】請求項1の放射計校正装置によれば、基
準光を受光する集光光学系の射出瞳をファイバ入射端に
設置された拡散部品上とするので、入射角によらず基準
光を受光でき、拡散部品によって拡散された基準光はフ
ァイバの全モードを励振するので、ファイバ出射端の遠
視野像の強度分布を均一にでき、出射光学系はファイバ
出射端の遠視野像を放射計の検出器上に形成するので、
基準光のファイバへの入射角によらず放射計の検出器全
面を照射する均一な校正光が得られ、検出器の全画素を
校正できる効果がある。
【0036】請求項2の放射計校正装置によれば、ファ
イバの基準光の入射端に、基準光の入射角度によらず出
射角度が一定の光線束を出射するテレセントリック光学
系と、上記テレセントリック光学系で集光した基準光が
入射し、光軸に平行な反射側面を有するロッドガラスと
を有するロッド受光光学系を備えたので、基準光のロッ
ドガラスへの入射角は基準光の入射角によらず一定にで
き、また、ロッドガラスでは側面で反射した基準光が光
軸と成す角度を保存するので、ファイバは基準光の入射
角変動によらず一定の入射角度成分でマルチモード励振
され、均一な強度分布であるファイバ出射端の遠視野像
が得られ、出射光学系はファイバ出射端の遠視野像を放
射計の検出器上に形成するので、基準光のファイバへの
入射角によらず放射計の検出器全面を照射する均一な校
正光が得られ、検出器の全画素を校正できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の放射計校正装置の一実施例の構成を
示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施例においてファイバ入射端
に取付けるロッド受光光学系の構成を示す断面図であ
る。
【図3】従来の放射計校正装置の構成を示す断面図であ
る。
【図4】従来の放射計校正装置による校正光と1次元ア
レイ検出器の位置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 太陽光 6 校正光 7 放射計 10 1次元アレイ検出器 12 バンドルファイバ 13 ファイバ入射端 14 拡散部品 15 集光光学系 16 拡散受光光学系 17 ファイバ出射端 18 出射光学系 22 ロッド受光光学系 23 テレセントリック光学系 26 ロッドガラス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバを用いて導光した基準光を放射
    計に入射させ、上記放射計を光学的に校正する放射計校
    正装置において、上記ファイバの入射端に設置された拡
    散部品と上記拡散部品面上に射出瞳を有する集光光学系
    とで構成された拡散受光光学系と、上記ファイバの出射
    端に設置され、上記放射計の検出器上にファイバ出射端
    の遠視野像を形成する出射光学系とを備えたことを特徴
    とする放射計校正装置。
  2. 【請求項2】 ファイバを用いて導光した基準光を放射
    計に入射させ、上記放射計を光学的に校正する放射計校
    正装置において、上記ファイバの入射端に、基準光の入
    射角度によらず出射角度が一定の光線束を出射するテレ
    セントリック光学系と、上記テレセントリック光学系の
    光軸に平行な反射側面を有し、上記テレセントリック光
    学系で集光した基準光を上記ファイバの入射端まで導光
    するロッドガラスとを有するロッド受光光学系と、上記
    ファイバの出射端に、上記放射系の検出器上にファイバ
    出射端の遠視野像を形成する出射光学系とを備えたこと
    を特徴とする放射計校正装置。
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