JP2660118B2 - 内燃機関失火検出装置 - Google Patents

内燃機関失火検出装置

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    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
    • F02P2017/125Measuring ionisation of combustion gas, e.g. by using ignition circuits

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数気筒に対応した
点火プラグの電極間に発生するイオン電流を検出して失
火を判定する装置に関し、特に減速時の燃料カット状態
に対応した運転領域を含む特殊運転領域における失火の
誤判定を防止した内燃機関失火検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車エンジン等に用いられる
内燃機関においては、クランク軸と同期駆動される複数
の気筒(例えば、4気筒)を、マイクロコンピュータ
(以下、マイコンという)を含むECUにより、燃料
(混合気)の吸入、圧縮、爆発点火及び排気の4サイク
ルで繰り返し制御している。このとき、ピストンで圧縮
された燃料が点火サイクルにおいて最適且つ確実に燃焼
されないと、他の気筒に対して異常な負荷がかかり、エ
ンジンが損傷したり、未燃ガスの流出により種々の障害
をもたらすおそれがある。
【0003】例えば、未燃ガスによって排気ガス処理用
の触媒が損傷されるのを防止するため、失火検出された
気筒に対しては燃料供給を停止するなどの処置がとられ
る。従って、内燃機関及び触媒の安全を確保するため
に、各気筒について確実に燃焼が行われたか否かを常に
検出する必要があり、従来より、爆発行程において点火
プラグのギャップ間に発生するイオン電流を検出し、例
えば、イオン電流レベルが所定値以下であれば失火を判
定する装置が提案されている。
【0004】図4は一般的な内燃機関失火検出装置を示
す回路図であり、ここでは1気筒分のみを示している
が、実際には各気筒に対応して個別に設けられている。
図において、1はバッテリに接続された電源、2は各一
端が電源1に接続された一次巻線2a及び二次巻線2bを有
する点火コイル、3は一次巻線2aとグランド間に挿入さ
れたパワートランジスタ、4は二次巻線2bにカソードが
接続された逆流防止用のダイオードである。
【0005】5はダイオード4を介して二次巻線2bに接
続され且つ他端が接地された点火プラグであり、複数気
筒に対応して設けられており、それぞれの燃焼室内に露
出されている。6はダイオード4のアノードに接続され
てイオン電流検出用の電源、7はダイオード4及び点火
プラグ5の接続点と電源6との間に挿入された逆流防止
用のダイオード、8は電源6とグランドとの間に挿入さ
れた抵抗器、9は電源6及び抵抗器8の接続点に設けら
れたイオン電流検出用の出力端子である。
【0006】次に、図5の波形図を参照しながら、図4
に示した内燃機関失火検出装置の動作について説明す
る。点火サイクルにおいて、ECU(図示せず)からの
制御信号Cによりパワートランジスタ3がオンオフ制御
され、一次巻線2aに流れる一次電流I1の通電遮断が行わ
れると、一次電流I1の遮断時に、二次巻線2bに負の高電
圧からなる二次電圧V2が誘起される。これにより、点
火プラグ5で放電火花が生じ、燃焼室内の燃料は爆発す
る。このときの放電時間は、通常、1m秒〜1.5m秒程度で
ある。
【0007】点火行程で正常に爆発が行われると、燃焼
室内に大量の陽イオンが発生し、この陽イオンは、イオ
ン電流Iとなって点火プラグ5の電極からダイオード7
を介して電源6に流れ込み、更に抵抗器8を介してグラ
ンドに流れ込む。従って、抵抗器8で生じる電圧降下量
を検出すれば、イオン電流Iのレベルを知ることがで
き、正常に燃焼が行われたか否かを判定することができ
る。
【0008】イオン電流Iのレベルは出力端子9からE
CUに出力され、ECUは、点火制御された気筒におい
て正常に燃焼が行われた否かを判定する。そして、失火
等の異常が判定された場合には、点火タイミングをフィ
ードバック調整したり、危険防止のために燃料停止や休
筒などの処理を行う。
【0009】しかし、始動時、アイドリング時、又は、
急加減速時等の特殊運転領域においては、正常な運転状
態であっても燃料供給が行われない気筒が発生し、イオ
ン電流Iが検出されないため、ECUはエンジンの失火
と誤判定してしまうことになる。なぜなら、始動時には
内燃機関の回数状態が不安定であり、アイドリング時に
は低出力であり、急加速時には燃料供給が追従できない
場合があり、急減速時には燃料がカットされるからであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関失火検
出装置は以上のように、単にイオン電流Iに基づいて失
火を判定しているので、特殊運転領域において失火を誤
判定してしまうという問題点があった。又、例えば特開
昭64−77758号公報に記載されたように、始動時
にイオン電流の検出を禁止した装置も提案されている
が、減速時における燃料カット状態を特殊運転領域とし
て検出することができないので、失火の誤判定を確実に
防止することができないという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、減速時の燃料カット状態に対応
した運転領域を含む特殊運転領域における失火の誤判定
確実に防止した内燃機関失火検出装置を得ることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
失火検出装置は、各点火プラグの電極間に発生するイオ
ン電流を検出するイオン電流検出手段と、内燃機関の運
転領域を検出する運転領域検出手段と、イオン電流検出
手段からのイオン電流信号に基づいて各気筒の失火を判
定する失火判定手段と、イオン電流信号が検出されない
特殊運転領域で失火の判定を禁止する失火判定禁止手段
とを備え、特殊運転領域は、減速時の燃料カット状態に
対応した運転領域を含むものである。
【0013】
【作用】この発明においては、減速時の燃料カット状態
に対応した運転領域を含む特殊運転領域での失火判定を
無効とし、失火の誤判定を確実に防止する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図であり、
1〜3、5及び8は前述と同様のものである。10は点火
コイル2の二次巻線2bに接続されたコンデンサであり、
二次巻線2b及び点火プラグ5を含む二次電流の経路、即
ち点火電流I2の経路内に挿入されている。この場合、
抵抗器8は、コンデンサ10及び点火プラグ5を含むイオ
ン電流Iの経路内に挿入されるようになっている。
【0015】11はコンデンサ10とグランドとの間に挿入
された充電用ダイオードであり、点火電流I2に対して
順方向となるようにコンデンサ10に接続され、且つイオ
ン電流検出用の抵抗器8に並列接続されている。12は点
火時にコンデンサ10に充電される電圧をクリップするツ
ェナダイオードである。
【0016】13はイオン電流信号VAを矩形波にする波
形整形回路、14は波形整形されたイオン電流信号VBから
点火ノイズVNを除去する点火ノイズフィルタ、15は点
火ノイズVNが除去されたイオン電流信号Vcを出力する
トランジスタである。抵抗器8及びコンデンサ10〜トラ
ンジスタ15は、点火プラグ5の電極間に発生するイオン
電流Iを検出するイオン電流検出手段を構成している。
【0017】20は点火コイル2の二次巻線2bに接続され
た配電器であり、クランク軸に同期して回転する回転電
極21と、回転電極21と対向する固定電極22と、回転電極
21の中心電極23とを有し、回転電極21と固定電極22との
間で放電することにより、複数気筒(例えば、#1〜#
4気筒)の各点火プラグ5に対して順次高電圧を分配す
るようになっている。24は中心電極23から各固定電極22
に対して順方向となるようにそれぞれ挿入されたイオン
電流用ダイオードであり、各点火プラグ5と二次巻線2b
との間に印加される高電圧に対して逆極性に挿入されて
いる。
【0018】配電器20及びイオン電流用ダイオード24
は、イオン電流検出手段8〜15から出力される気筒毎の
イオン電流信号Vcを単一信号線に合成する信号合成手
段を構成している。25はクランク角に対応した気筒識別
信号SC及び基準位置信号STを生成するクランク角セ
ンサ、30はイオン電流信号Vc、気筒識別信号SC及び
基準位置信号STに基づいて各気筒の点火制御等を行う
ECUである。
【0019】ECU30は、イオン電流信号Vcから重畳
ノイズを除去するノイズフィルタ31と、ノイズフィルタ
31を介したイオン電流信号Vcがセット入力されるフリ
ップフロップ32と、気筒識別信号SC及び基準位置信号
STを取り込むためのインタフェース33及び34と、フリ
ップフロップ32のQ出力とインタフェース33及び34を介
した気筒識別信号SC及び基準位置信号STとが入力さ
れるマイコン35とを備えている。又、図示しないが、E
CU30には運転領域検出手段からの運転領域信号が入力
されている。運転領域信号は、例えば、内燃機関の回転
数及び負荷を示す信号からなっている。
【0020】マイコン35はポートP1〜P3及び割込入力
端子ICIを有しており、ポートP1にはフリップフロッ
プ32のQ出力がイオン電流判別信号として入力され、ポ
ートP2からはフリップフロップ32のリセット入力とな
る点火パルスが出力され、ポートP3には気筒識別信号S
Cが入力され、割込入力端子ICIには基準位置信号ST
が入力されている。
【0021】フリップフロップ32は、点火サイクル毎に
イオン電流Iの有無を判別するイオン電流判別手段を構
成している。又、マイコン35は、気筒識別信号SCに基
づいて各気筒を識別する気筒識別手段と、点火サイクル
に対応した所定タイミング(例えば、上死点TDCからク
ランク角75°だけ進角側のB75°)毎にイオン電流判別
手段の出力信号即ちイオン電流判別信号P1(Q出力)を
読み込み、イオン電流Iが無いと判別された場合に内燃
機関の失火を判定する失火判定手段と、気筒識別手段及
び失火判定手段に基づいて失火気筒を識別する失火気筒
識別手段と、イオン電流信号が検出されない特殊運転領
域で失火の判定を禁止する失火判定禁止手段とを備えて
いる。尚、特殊運転領域は、減速時の燃料カット状態に
対応した運転領域を含んでいる。
【0022】次に、図2の波形図を参照しながら、図1
に示したこの発明の一実施例の失火判定動作について説
明する。前述のように、点火コイル2の一次巻線2aにお
いて電源1の通電遮断が行われると、二次巻線2b側に図
示した極性で高電圧が発生し、点火プラグ5、固定電極
22、回転電極21、中心電極23、二次巻線2b、コンデンサ
10及び充電用ダイオード11を介し、実線で示した経路で
点火電流I2が流れる。
【0023】この点火電流I2により、コンデンサ10に
は、図示した極性の電圧が充電される。尚、高電圧の極
性は二次巻線2bの巻線方向等により任意に設定され得
る。このとき、配電器20の回転電極21により選択された
気筒の点火プラグ5のみが放電されて点火電流I2が流
れる。又、点火直後のイオン電流Iは、二次巻線2bを介
した単一の信号線に合成され、イオン電流検出手段内の
抵抗器8を流れる。
【0024】即ち、各気筒の爆発行程時において、点火
プラグ5の電極間で放電が起こり、正常に爆発が行われ
ると、燃焼室内に発生した陽イオンは、イオン電流Iと
なって破線で示した経路(抵抗器8、コンデンサ10、二
次巻線2b、中心電極23、イオン電流用ダイオード24、固
定電極22及び点火プラグ5を介した経路)を流れ、コン
デンサ10の充電電圧を放電させる。
【0025】このイオン電流Iは、例えば4気筒エンジ
ンの#1〜#4の各気筒に対して連続的に検出される。
そして、イオン電流Iのレベルに応じて抵抗器8の両端
間に発生するイオン電流信号VAは、波形整形回路13に
より矩形波VBとなり、更に、遅延フィルタを含む点火
ノイズフィルタ14により点火ノイズVNが除去され、トラ
ンジスタ15から最終的なイオン電流信号Vcとして出力
される。従って、イオン電流信号Vcは、デジタル信号
となってECU30に入力される。
【0026】ECU30内のノイズフィルタ31は、イオン
電流信号Vcの伝送中に重畳されたノイズを除去し、フ
リップフロップ32のセット端子Sに入力する。これによ
り、フリップフロップ32のQ出力は「H」となり、マイ
コン30のポートP1に入力される。このとき、イオン電
流信号Vcは、図2のように、1回の検出に対して複数の
パルスとなることがあるが、Q出力は「H」のままであ
り、変化しない。
【0027】一方、マイコン30は、気筒識別信号SC及
び基準位置信号STに基づいて、各気筒毎に最適のタイ
ミングで点火制御を行うが、このとき生成される点火パ
ルスをポートP2から出力し、フリップフロップ32のリ
セット端子Rに入力する。又、基準位置信号STに基づ
く点火サイクル毎の所定タイミングB75°で、ポートP
1に格納されたイオン電流判別信号を読み込む。
【0028】各気筒の点火行程はB5°の付近で行わ
れ、又、イオン電流Iは点火行程の直後に発生するの
で、上記のように点火パルスP2毎にフリップフロップ32
をリセットし、且つ基準位置B75°のタイミングでイオ
ン電流判別信号P1を読み込むことにより、マイコン35
は、イオン電流Iの有無を確実に判別することができ
る。
【0029】もし、基準位置B75°においてイオン電流
判別信号P1が「L」であれば、イオン電流Iが検出さ
れなかったと判定して、対応する気筒の失火を判定す
る。即ち、マイコン35は、気筒識別信号SCに基づいて
制御気筒を識別すると共にイオン電流判別信号P1に基
づいて失火を判定し、失火判定結果及び気筒識別結果に
基づいて失火気筒を識別する。
【0030】このとき、イオン電流検出手段からECU
30に入力されるイオン電流信号Vcの伝送路が単一信号
線であるため、構成が簡略化されてコストダウンが実現
すると共に耐ノイズ性が向上する。又、ECU30に伝送
されるイオン電流信号Vcは、波形整形回路13によりデ
ジタル化されているので、ノイズが重畳されにくく耐ノ
イズ性が更に向上する。又、マイコン35はイオン電流判
別信号P1のレベルを判定するのみであるから、失火判定
処理部の構成は簡略化される。
【0031】又、イオン電流Iを検出する前に点火電流
2によりコンデンサ10を充電しておき、この充電電圧
をイオン電流Iによって放電することにより、コンデン
サ10を電源として作用させるので、従来回路の電源6を
省略することができる。又、配電器20を介して各気筒毎
の点火プラグ5に高電圧を分配すると共に、各気筒毎の
イオン電流Iをイオン電流用ダイオード24を介して流す
ことにより、各イオン電流Iを1つの回路で検出するこ
とができ、更に小形化及びコストダウンが実現する。
【0032】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、失火判定の禁止動作について説明する。この場合、
n回の点火サイクル中の失火率が所定値α以上になった
ときに失火が判定されるものとする。まず、イオン電流
判別信号P1を読み込むためのB75°の割込みルーチン
において、イオン電流判別信号P1が1(イオン電流信号
Vcが有)であるか否かを判定し(ステップS1)、もし、P
1=1であれば、正常燃料なのでリターンする。
【0033】もし、ステップS1において、P1が1でな
く0(イオン電流信号Vcが無)であると判定されれば、
運転領域が始動時(アイドリング時を含む)であるか否か
を判定する(ステップS2)。もし、始動時であれば、失火
判定ステップ(後述する)をスキップしてリターンし、始
動時でなければ、急加減速時であるか否かを判定する
(ステップS3)。
【0034】もし、急加減速時であれば、失火判定ステ
ップをスキップしてリターンし、急加減速時でなけれ
ば、nサイクル中の失火率が所定値α以上であるか否か
を判定する(ステップS4)。これにより、通常運転領域の
みにおいて失火判定ステップS4が実行され、始動時(ス
テップS2)及び急加減速時(ステップS3)を含む特殊運転
領域においては、失火判定ステップS4の実行が禁止され
る。
【0035】もし、ステップS4において、失火率<αが
判定されれば、異常失火とは見なされずにリターンし、
失火率≧αが判定されれば、内燃機関の異常失火と判定
されて、失火フラグが1に設定される(ステップS5)。失
火フラグが1に設定されると、マイコン35は、失火気筒
に対する燃料カット等の対策を実行する。このように、
失火判定が不要な燃料カット時などの特殊運転領域にお
いては、失火判定ステップS4が禁止されるので、失火の
誤判定は確実に防止される。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、各点火
プラグの電極間に発生するイオン電流を検出するイオン
電流検出手段と、内燃機関の運転領域を検出する運転領
域検出手段と、イオン電流検出手段からのイオン電流信
号に基づいて各気筒の失火を判定する失火判定手段と、
イオン電流信号が検出されない特殊運転領域で失火の判
定を禁止する失火判定禁止手段とを備え、特殊運転領域
は、減速時の燃料カット状態に対応した運転領域を含む
ので、特殊運転領域における失火の誤判定を確実に防止
した内燃機関失火検出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】この発明の一実施例の動作を説明するための波
形図である。
【図3】この発明の一実施例の失火判定禁止動作を示す
フローチャートである。
【図4】従来の内燃機関失火検出装置を示す回路図であ
る。
【図5】一般的な点火電圧及びイオン電流を示す波形図
である。
【符号の説明】
5 点火プラグ 8 抵抗器 13 波形整形回路 14 点火ノイズフィルタ 30 ECU 35 マイコン I…イオン電流 VA、VB、Vc イオン電流信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒に対応した各点火プラグの電
    極間に発生するイオン電流を検出するイオン電流検出手
    段と、 内燃機関の運転領域を検出する運転領域検出手段と、 前記イオン電流検出手段からのイオン電流信号に基づい
    て前記各気筒の失火を判定する失火判定手段と、 前記イオン電流信号が検出されない特殊運転領域で前記
    失火の判定を禁止する失火判定禁止手段とを備え、 前記特殊運転領域は、減速時の燃料カット状態に対応し
    た運転領域を含むことを特徴とする 内燃機関失火検出装
    置。
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