JP2659443B2 - ミシンの中押え駆動装置 - Google Patents

ミシンの中押え駆動装置

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JP2659443B2
JP2659443B2 JP30758289A JP30758289A JP2659443B2 JP 2659443 B2 JP2659443 B2 JP 2659443B2 JP 30758289 A JP30758289 A JP 30758289A JP 30758289 A JP30758289 A JP 30758289A JP 2659443 B2 JP2659443 B2 JP 2659443B2
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shaft
sprocket
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driving device
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Inventor
徹 平松
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ミシンの中押え駆動装置、特に針板に対
する中押えの高さを調節自在としたミシンの中押え駆動
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、此の種の中押え駆動装置としては、第3図に示
すようなものが知られている。この中押え駆動装置にお
いては上軸1が回転するとこの回転が釣合錘2、クラン
クロッド3、連結軸4、針棒抱き5を介して上下動とし
て針棒6に伝達され、針棒6が機枠7に固定された針棒
上メタル8と針棒下メタル9に案内され、その下端に取
付けられている針10と共に上下動運動を行う。
又、上軸1に設けられた偏心カム11により偏心カム抱
き12、軸13、揺動レバー14を介して回動軸15を回動さ
せ、回動軸15の先端に連結された揺動レバー16を揺動さ
せている。
又、揺動レバー16の先端長孔部が上下軸17に固定され
た軸18に揺動可能に遊嵌され、上下軸17は、機枠7に固
定された中押え棒上メタル19と中押え棒下メタル20とに
案内され、その下端に取付けられている中押え片21と共
に上下動を行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の中押え駆動装置においては中押え片
21を上下動せしめるための構成が複雑で質量が大きくな
ると共に、揺動部分が多くミシンの振動が大きくなる等
の欠点があった。
又従来の中押え駆動装置では布厚が変わったり段部を
有する布を縫製する場合には上下軸17に対する中押え片
21の取付位置を変える必要があり、その都度ミシンを止
めて上記中押え片21を上下軸17に固定しているねじ22を
緩めて中押え片21の取付位置を調節する必要があり、極
めて面倒であった。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のミシンの中押え駆動装置は上軸によって回転
される横軸と、この横軸に連結した第1のスプロケット
と、中押えを連結した上下軸を針板に上下動せしめるた
めの偏心カムと、この偏心カムの軸に連結した第2のス
プロケットと、上記第1,第2のスプロケット間に懸架し
たタイミングベルトと、上記第2のスプロケットを針板
に相対的に上下動せしめる機構とより成ることを特徴と
する。
〔作 用〕
本発明のミシンの中押え駆動装置においては上軸の回
転によりタイミングベルト及び偏心カムを介して中押え
片が上下動され、又調整ノブを回すことによって中押え
片が上下軸と共に針板に相対的に上下動されるようにな
っている。
〔実 施 例〕
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては第1図に示すようにミシンの上軸1
の回転を歯車23,24を介して上軸に1に直行する横軸25
に伝達せしめ、この横軸25の一端に第1のスプロケット
26を固定すると共に、上下軸17にカム受け27を固定し、
このカム受け27に係合した偏心カム28のカム軸29に第2
のスプロケット30を固定し、上記第1,第2のスプロケッ
ト26,30にタイミングベルト31を懸架せしめる。
又、上記横軸25とカム軸29を夫々その両端部で回動自
在に支持するようにしたスプロケット取付板32の略中間
部に上下固定部33を設け、機枠7にねじ取付板34を介し
て回動自在に支持した上下ねじ35の下部を上記上下固定
部33に螺合せしめ、この上下ねじ35の上部に調整ノブ36
を固定せしめる。
更に上記横軸25の他端には一方向クラッチ37を介して
ハンドル38を連結せしめる。
本発明のミシンの中押え駆動装置は上記のような構成
であるから上軸1の回転は歯車23,24、横軸25、第1の
スプロケット26、タイミングベルト31、第2のスプロケ
ット30、カム軸29を介して偏心カム28に伝達され、これ
によって、カム受け27を介して上下軸17が上下動される
ようになる。
本発明のミシンの中押え駆動装置においてはミシンの
動きを手操作で行ないたい場合にはミシンの駆動を停止
してハンドル38を回動すれば上下軸17を上下動すること
が出来、又布厚変更等の場合には調整ノブ36を回動すれ
ば上下ねじ35、上下固定部33を介してスプロケット取付
板32が横軸25を中心に上下動し、第2のスプロケット3
0、カム軸29、偏心カム28、カム受け27を介して中押え
片21が上下軸17と共に針板(図示せず)と相対的に上下
動し、偏心カム28の回転位相を変えることなく針板に対
する中押え片21の上下位置を調整することが出来る。
尚本発明のミシンの中押え駆動装置においては第2図
に示すように調整ノブ36としてパルスモータ39を用い、
このパルスモータ39をプログラムに応じて駆動するよう
にすれば中押え片21の位置を自動制御することが出来
る。
〔発明の効果〕
本発明のミシンの中押え駆動装置によれば上記のよう
に揺動部が少なく、従って振動発生が少なく、且つ中押
え片の初期位置や上下位置を容易に調節することが出来
る大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のミシンの中押え駆動装置の斜視図、第
2図は本発明の他の実施例における要部の斜視図、第3
図は従来のミシンの中押え駆動装置の斜視図である。 1……上軸、2……釣合錘、3……クランクロッド、4
……連結軸、5……針棒抱き、6……針棒、7……機
枠、8……針棒上メタル、9……針棒下メタル、10……
針、11……偏心カム、12……偏心カム抱き、13……軸、
14……揺動レバー、15……回動軸、16……揺動レバー、
17……上下軸、18……軸、19……中押え棒上メタル、20
……中押え棒下メタル、21……中押え片、23,24……歯
車、25……横軸、26……第1のスプロケット、27……カ
ム受け、28……偏心カム、29……カム軸、30……第2の
スプロケット、31……タイミングベルト、32……スプロ
ケット取付板、33……上下固定部、34……ねじ取付板、
35……上下ねじ、36……調整ノブ、37……一方向クラッ
チ、38……ハンドル、39……パルスモータ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上軸によって回転される横軸と、この横軸
    に連結した第1のスプロケットと、中押えを連結した上
    下軸を針板に対し上下動せしめるための偏心カムと、こ
    の偏心カムの軸に連結した第2のスプロケットと、上記
    第1,第2のスプロケット間に懸架したタイミングベルト
    と、上記第2のスプロケットを針板に相対的に上下動せ
    しめる機構とより成ることを特徴とするミシンの中押え
    駆動装置。
  2. 【請求項2】上記横軸に一方向クラッチを介して連結し
    た手動回動機構を有する請求項1記載のミシンの中押え
    駆動装置。
  3. 【請求項3】上記第2のスプロケットの上下動機構が手
    動操作される調整ノブである請求項1又は2記載のミシ
    ンの中押え駆動装置。
  4. 【請求項4】上記第2のスプロケットの上下動機構がプ
    ログラムに応じて駆動されるパルスモータである請求項
    1又は2記載のミシンの中押え駆動装置。
JP30758289A 1989-11-29 1989-11-29 ミシンの中押え駆動装置 Expired - Lifetime JP2659443B2 (ja)

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