JP2657287B2 - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物

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JP2657287B2 JP2014853A JP1485390A JP2657287B2 JP 2657287 B2 JP2657287 B2 JP 2657287B2 JP 2014853 A JP2014853 A JP 2014853A JP 1485390 A JP1485390 A JP 1485390A JP 2657287 B2 JP2657287 B2 JP 2657287B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なスチレン系樹脂組成物、さらに詳しく
は、光沢、耐衝撃性、剛性のバランスに優れる上、耐光
性が著しく改良され、例えば家電製品、OA機器などのハ
ウジングやシートなどの材料として好適なスチレン系樹
脂組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、スチレン系樹脂の耐衝撃性を改良する目的で、
ポリスチレンにゴム状重合体をブレンドしたり、あるい
はゴム状重合体の存在下に、スチレンを重合させること
により、該ゴム状重合体にスチレンが一部グラフト重合
され、かつスチレンの残部がポリスチレンとなって、実
質上ゴム状重合体/スチレンのグラフト共重合体とポリ
スチレンとが混合された状態とし、いわゆるゴム変性ポ
リスチレン樹脂組成物とすることが工業的に行われてい
る。
このようなゴム変性ポリスチレン樹脂組成物において
は、通常ゴム状重合体はスチレン系重合体中に、粒子状
に分散しており、この粒子の大きさと、耐衝撃性及び光
沢とは密接な関係を有することは、良く知られている。
すなわち、光沢は、該ゴム状重合体の粒子が小さいほど
優れているが、その反面、耐衝撃性は該ゴム状重合体の
粒子が小さくなるのに比例して低下し、ある限度以下に
なると、実質的に耐衝撃性の改良効果がなくなる。
従来のゴム変性ポリスチレン樹脂組成物においては、
所望の耐衝撃性を得るために、ゴム状重合体を、粒径が
1μm以上、通常1〜10μmの範囲の粒子として、ポリ
スチレン樹脂相中に分散させているが、光沢などに劣る
ために、用途の制限を免れないという問題があった。
このような問題を解決するため、ゴム粒子の分散形態
を、平均粒子径0.1〜0.7μm程度の単一オクルージョン
構造(シェル/コア形といわれる)とすることにより、
光沢や耐衝撃性の良好なものが得られることが知られて
いる(西ドイツ公開特許公報第3,345,377号、特開昭63
−112646号公報、特開平1−261444号公報)。しかしな
がら、この場合、光沢は改良されるものの、耐衝撃性、
特に落錘衝撃強度については十分ではないという問題が
生じる。
そこで、本発明者らは、光沢及び耐衝撃性特に落錘衝
撃強度に優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物を開発す
るために研究を重ね、先にゴムのミクロ構造を特定する
ことにより、光沢及び耐衝撃性特に落錘衝撃強度に優れ
たオクルージョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂
組成物を見い出した。しかしながら、このゴム変性スチ
レン系樹脂組成物は光沢及び耐衝撃性特に落錘衝撃強度
に優れるものの、耐光性については必ずしも満足しうる
ものではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、従来のゴム変性スチレン系樹脂組成物が有
する欠点を克服し、光沢、耐衝撃性、剛性のバランスに
優れる上、耐光性が著しく改良されたゴム変性スチレン
系樹脂組成物を提供することを目的としてなされたもの
である。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の好ましい性質を有するゴム変性
スチレン系樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、特定の分散ゴム形態を有するゴム変性スチレン系樹
脂に、ヒンダードアミン系化合物及びベンゾトリアゾー
ル系化合物をそれぞれ所定の割合で配合することによ
り、その目的を達成しうることを見い出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)分散ゴム形態がオクルー
ジョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂100重量部
に対し、(B)ヒンダードアミン系化合物0.05〜3重量
部及び(C)ベンゾトリアゾール系化合物0.05〜3重量
部を配合して成る樹脂組成物であって、前記(A)ゴム
変性スチレン系樹脂が、 関係式 K=φ{1−[〔(DS/2)−λ〕/(DS/2)]-1 (式中のφはゴム変性スチレン系樹脂中のゴム状重合
体の体積分率を示し、DSはゴム状重合体の面積平均粒子
径(直径)を示し、λはゴム状重合体相の厚さで0.1μ
m以下である) で求められるKが0.18以上、0.86以下のものであるスチ
レン系樹脂組成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明組成物において、(A)成分として、分散ゴム
形態がオクルージョン構造を有するゴム変性スチレン系
樹脂が用いられる。ここでオクルージョン構造とは、一
つのゴム粒子中に、コアがスチレン系重合体で、シェル
がゴム状重合体から成る内包オクルージョンが5個以下
含まれており、かつそのうちの少なくとも50%が内包オ
クルージョンが1個である構造のことをいう。
該(A)成分のゴム変性スチレン系樹脂は、分散ゴム
形態が、前記のようなオクルージョン構造を70%以上有
することが必要で、サラミ構造などの粒子が30%以上混
在すると、良好な光沢が得られないおそれがある。した
がって、本発明においては、内包オクルージョンを6個
以上含有する、通常サラミ構造を有する耐衝撃性ポリス
チレン(HIPS)を、ゴム粒子数で30%未満の割合であれ
ば配合することもできる。
前記ゴム変性スチレン系樹脂の中で対称面をもつオク
ルージョン構造を有し、かつ面積平均粒子径が0.1〜0.7
μm、好ましくは0.2〜0.6μmで、数平均粒子径に対す
る面積平均粒子径の比が1.0〜2.5、好ましくは1.0〜1.8
の範囲にあるゴム重合体粒子をスチレン系樹脂中に分散
させたものが好適である。前記面積平均粒子径が0.1μ
m未満では耐衝撃性が十分でないし、0.7μmを超える
と光沢が低下する傾向が生じる。また、数平均粒子径に
対する面積平均粒子径の比が2.5を超えると光沢が低下
する傾向が生じる。また、ゴム状重合体の分散粒子が対
称面をもつオクルージョン構造を有する場合、さらに耐
衝撃性に優れたものが得られる。
さらに、ゴム変性スチレン系樹脂としては、ゴム状重
合体粒子の体積分率(φ)、ゴム状重合体粒子の面積
平均粒子径(直径)(DS)及びゴム状重合体相の厚さ
(λ)を因子とする関係式 K=φ{1−[〔(DS/2)−λ〕/(DS/2)]-1 …(I) (ただしλは0.10μm以下である) で求められるKが0.18以上、好ましくは0.20以上、より
好ましくは0.22以上であり、かつ、0.86以下のものであ
る。このK値が0.18未満では落錘衝撃強度が不十分であ
り、例えば大型テレビのハウジングなどの素材としては
必ずしも十分とはいえない。
前記ゴム状重合体粒子の体積分率(φ)は、式 φ={[(1/WR)−1](ρRPS)+1}-1 …(II) によって求めることができる。
ここでρはゴム状重合体の比重であり、0.90を用い
る。またρPSはスチレン系重合体の比重であり、1.05を
用いる。さらにWRはゴム変性スチレン系樹脂に含まれる
ゴム状重合体の重量分率で、式 WR=WD(1−S)/[(1−WD)X+WD] …(III) で求めることができる。
ゴム状重合体粒子の面積平均粒子径(直径)(DS)及
び(Dn)は、次のようにして求めることができる。すな
わち、配向の小さいゴム変性スチレン系樹脂のペレット
を3重量%の四酸化オスミウム水溶液にて処理したもの
を超ミクロトームにより薄片化したのち、このものの透
過型電子顕微鏡像を得、画像上のゴム状重合体粒子の長
径方向の直径(D)を1000個の粒子について測定し、そ
の面積平均値を次式に従って求めることにより、ゴム状
重合体粒子の面積平均粒子径(直径)(DS)及び(Dn
が得られる。
(nは直径Dのゴム状重合体粒子の個数) また、ゴム状重合体相の厚さ(λ)は、前記と同様に
して透過型電子顕微鏡像を得、ゴム状重合体粒子のう
ち、ゴム状重合体相が周辺のみに存在するもの、すなわ
ち、中心付近で切削されたゴム状重合体粒子のゴム状重
合体相の厚さλiを100個の粒子について測定し、その
数平均値を次式に従って求めることにより、得られる。
λ=(λ+λ+λ+……λ100)/100 また、同様にして透過型電子顕微鏡像を得、無作為に
抽出した1000個の粒子に対するオクルージョン構造粒子
の数の比率を求め、オクルージョン構造粒子の比率を評
価した。
該ゴム変性スチレン系樹脂においては、ゴム重合体粒
子は特定のミクロ構造を有することが好ましい。すなわ
ち、ゲル量がゴム状重合体に対して1.1〜4.0重量比、好
ましくは1.4〜3.6重量比の範囲にあることが望ましく、
またその膨潤指数が5〜20、好ましくは7〜18の範囲に
あることが望ましい。該ゲル量が1.1重量比未満では耐
衝撃性が十分ではないし、4.0重量比を超えると光沢が
低下するおそれがある。また該膨潤指数が前記範囲を逸
脱すると衝撃強度が低下する傾向が生じる。
該ゴム変性スチレン系樹脂においては、スチレン系重
合体とゴム状重合体は、それぞれ70〜92重量%及び30〜
8重量%、好ましくは72〜90重量%及び28〜10重量%の
割合で含有することが望ましい。ゴム状重合体の含有量
が8重量%未満では耐衝撃性の改良効果が十分に発揮さ
れないし、30重量%を超えると光沢や流動性が低下する
傾向が生じる。
また、該ゴム変性スチレン系樹脂においては、ゴム状
重合体相の厚さ(λ)が0.10μm以下であることが好ま
しい。ゴム状重合体相の厚さ(λ)が0.10μm以上にす
るためには、使用されるゴム状重合体の分子量を高くす
る必要がある(例えば、スチレン−ブタンジエン系ブロ
ック共重合体ゴムを用いる場合、ブタンジエン重合体ブ
ロック部の分子量をおよそ800,000以上にする必要があ
る)。
このような高分子量のゴム状重合体を用いて、ゴム変
性スチレン系樹脂を製造すると、重合反応溶液の粘度が
著しく高くなり好ましくない。ゴム状重合体相の厚さ
(λ)は0.005〜0.07μmにすることが好ましい。
(A)成分のゴム変性スチレン系樹脂は、ゴム状重合
体の存在下に、スチレン又はスチレンと共重合可能な単
量体とを重合させることによって調製することができ
る。スチレンと共重合可能な単量体としては、例えばα
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルエチルベン
ゼン、ビニルキシレン、p−t−ブチルスチレン、α−
メチル−p−メチルスチレン、ビニルナフタレンなどの
芳香族モノビニル化合物、アクリロニトリル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸メチル、メタクリル酸、アクリ
ル酸、無水マレイン酸、フェニルマレイミドなどを挙げ
ることができる。これらの単量体は1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよいが、スチレン
を含む全単量体に対して、通常50重量%以下、好ましく
は40重量%以下の割合で用いられる。
一方、ゴム状重合体の種類については特に制限はな
く、従来ゴム変性スチレン系樹脂に慣用されているもの
の、例えば天然ゴムや、ポリブタジエンゴム、ポリイソ
プレンゴム、スチレン−ブタジエン系共重合体ゴム、ス
チレン−イソプレン系共重合体ゴム、ブチルゴム、エチ
レン−プロピレン系共重合体ゴムなどの合成ゴム、ある
いはこれらのゴムとスチレンとのグラフト共重合体ゴム
などを用いることができるが、これらの中でスチレン−
ブタジエン系ブロック共重合体ゴムが好適である。この
スチレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴムとして
は、分子量が50,000〜500,000の範囲にあり、かつスチ
レン類で形成される重合体ブロックの含有量が10〜60重
量%の範囲にあるものが特に好ましい。該分子量が50,0
00未満のものでは耐衝撃性が十分ではないし、500,000
を超えると成形時の流動性が低下するようになり、好ま
しくない。また、このスチレン−ブタジエン系ブロック
共重合体ゴムに、分子量が50,000〜500,000程度のポリ
ブタジエンゴムを適宜配合して用いてもよい。
重合方法については特に制限はなく、従来慣用されて
いる方法、例えば乳化重合法、塊状重合法、溶液重合
法、懸濁重合法、あるいは塊状−懸濁二段重合法のよう
な多段重合法などを用いることができる。
次に、塊状−懸濁二段重合法によるゴム変性スチレン
系樹脂の好適な製造方法の1例について説明すると、ま
ずスチレン又はスチレンと共重合可能な単量体との混合
物に、ゴム状重合体を添加し、必要に応じ加熱して溶解
させる。この溶解はできるだけ均一に行うことが好まし
い。
次に、この溶液に、アルキルメルカプタンなどの分子
量調節剤(連鎖移動剤)及び必要に応じて用いられる有
機過酸化物などの重合開始剤を加え、70〜150℃程度の
温度に加熱しながら、撹拌下に重合度が10〜60%になる
まで塊状重合法による予備重合を行う。この予備重合工
程において該ゴム状重合体は撹拌により粒子状に分散さ
れる。
次いで、前記予備重合液を第三リン酸カルシウムやポ
リビニルアルコールなどを懸濁液として、水相に懸濁
し、通常、重合度が100%近くなるまで懸濁重合(主重
合)を行う。なお、必要に応じ、この主重合工程の後、
さらに加熱を続けてもよい。
前記分子量調節剤としては、例えばα−メチルスチレ
ンダイマー、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシル
メルカプタン、1−フェニルブテン−2−フルオレン、
ジペンテン、クロロホルムなどのメルカプタン類、テル
ペン類、ハロゲン化合物などを挙げることができる。
また、所望に応じて用いられる重合開始剤としては、
例えば1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキ
サン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサンなどのペルオキシケタール類、
ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキ
サンなどのジアルキルペルオキシド類、ベンゾイルペル
オキシド、m−トルオイルペルオキシドなどのジアリー
ルペルオキシド類、ジミリスチルペルオキシジカーボネ
ートなどのペルオキシジカーボネート類、t−ブチルペ
ルオキシイソプロピルカーボネートなどのペルオキシエ
ステル類、シクロヘキサノンペルオキシドなどのケトン
ペルオキシド類、p−メンタンヒドロペルオキシドなど
のヒドロペルオキシド類などの有機過酸化物などを挙げ
ることができる。
なお、ゴム状重合体相の厚さλは、ゴム状重合体とし
て、例えばスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴ
ムを用いる場合、ブタジエン重合体ブロック部の分子量
を変化させることにより制御することができる。すなわ
ち、ブタジエン重合体ブロック部の分子量を小さくすれ
ばλは減少し、大きくするとλは増大する。一方、ゴム
状重合体粒子の半径Rは重合中の撹拌速度、ゴム状重合
体としてスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴム
を用いる場合はスチレン重合体ブロック部の分子量、さ
らに連鎖移動剤の使用の有無、スチレン−ブタジエン系
ブロック共重合体ゴムに配合されるポリブタジエンゴム
の有無などによって制御することができる。すなわち、
重合中の撹拌速度が速いとRは減少し、遅いと増大す
る。スチレン重合体ブロック部の分子量を大きくすると
Rは減少し、小さくするとRは増大する。また、連鎖移
動剤を使用しない場合Rは小さいが、使用すると増大す
るし、ポリブタジエンゴムを用いるとRは増大するが、
使用しない場合Rは小さい。
次に、このようにして得られたスラリーを、通常の手
段により処理して、ビーズ状反応物を取り出し、乾燥し
たのち、常法に従いペレット化することにより、所望の
ゴム変性スチレン系樹脂が得られる。このようにして得
られたゴム変性スチレン系樹脂のマトリックス部の分子
量は100,000〜300,000、好ましくは130,000〜280,000の
範囲にあるのが有利である。この分子量が100,000未満
では耐衝撃性に劣るし、300,000を超えると成形時にお
ける流動性が不十分となる。
本発明組成物においては、(B)成分としてヒンダー
ドアミン系化合物が用いられる。該ヒンダードアミン系
化合物としては、ヘテロサイクリックヒンダードアミン
化合物が好ましい。このヘテロサイクリックヒンダード
アミン化合物とは、ヒンダードアミン窒素原子及び場合
により他の異原子、好ましくは窒素又は酸素原子を含む
6員複素環から成るものであって、このようなものとし
ては、例えばジ−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケート、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、コハク酸とN−(2−ヒド
ロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロ
キシピペリジンとの縮合物、1,2,3,4−テトラ−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカ
ルボキシレート、1,4−ジ−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)−2,3−ブタンジオン、トリス−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)トリメリテー
ト、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステア
レート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル−
n−オクトエート、ビス−(1,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)セバケート、トリス−(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)ニトリルアセテート、4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンな
どが挙げられるが、これらの中でジ−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート及びコハク酸と
N−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ヒドロキシピペリジンとの縮合物が好ましい。
これらのヒンダードアミン系化合物は、それぞれ単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、その配合量は、前記(A)成分のゴム変性スチレン
系樹脂100重量部に対し、0.05〜3重量部、好ましくは
0.1〜2.5重量部の範囲で選ぶことが必要である。この量
が0.05重量部未満では耐光性の向上効果が十分に発揮さ
れないし、3重量部を超えるとその量の割りには効果の
向上が認められない。
本発明組成物においては、(C)成分としてベンゾト
リアゾール系化合物が用いられる。このベンゾトリアゾ
ール系化合物としては、例えば2−(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−アミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′,5′−ジイソアミルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−
ジメチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジクロロフェニ
ル)ベンゾトリアゾールなどが挙げられるが、これらの
中で特に2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾールが好ましい。
これらのベンゾトリアゾール系化合物は、それぞれ単
独で用いてもよし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、その配合量は、前記(A)成分のゴム変性スチレン
系樹脂100重量部に対し、0.05〜3重量部、好ましくは
0.1〜2.5重量部の範囲で選ぶことが必要である。この量
が0.05重量部未満では耐光性の向上効果が十分に発揮さ
れないし、3重量部を超えるとその量の割りには効果の
向上は認められない。
本発明組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で
必要に応じ公知の各種添加成分、例えば炭酸カルシウ
ム、タルク、マイカ、シリカ、アスベストなどの無機充
てん剤、ガラス繊維、炭素繊維、金属ウイスカーなどの
補強剤、さらには、ステアリン酸、ベヘニン酸、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウム、エチレンビスステアロアミドなどの滑剤
や、有機ポリシロキサン、ミネラルオイル、あるいは2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、ステアリ
ル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドトキシフェ
ニル)プロピオネート、トリエチレングリコール−ビス
−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオネートなどのヒンダードフェノール
系やトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファ
イト、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイトなどの
リン系の酸化防止剤、他の光安定剤、難燃剤、帯電防止
剤、離型剤、可塑剤、染料、顔料、各種充填材などを添
加することができる。また、他のポリマー、例えばポリ
フェニレンエーテルや他のスチレン系樹脂などを配合す
ることもできる。
本発明組成物は、例えば前記(A)成分、(B)成
分、(C)成分及び必要に応じて用いられる各種添加成
分を、それぞれ所定の割合で配合し、バンバリーミキサ
ー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、コ
ニーダ、多軸スクリュー押出機などにより、180〜240℃
の範囲の温度で十分に混練することにより、調製するこ
とができる。
このようにして得られた本発明のスチレン系樹脂組成
物は光沢、耐衝撃性、剛性のバランスに優れる上、良好
な耐光性を有し、例えばOA機器、家電製品などのハウジ
ングやシートなどの材料として好適に用いられる。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。
なお、ゴム変性ポリスチレン及び樹脂組成物の物性は
次のようにして求めた。
(1)ゲル量、膨潤指数 サンプルWc(g)をトルエンに溶解し、15000rpmで60
分間遠心分離後、上澄液をデカンテイションし、膨潤し
た不溶成分量Ws(g)を求め、次にこの膨潤した不溶成
分を60℃で24時間真空乾燥して、乾燥不溶成分量Wg
(g)を求める。
ゲル量(wt%)=(Wg/Wc)×100 膨潤指数=Ws/Wg (2)光沢度 JIS K−7105に準拠して求めた。
(3)アイゾット衝撃強度 JIS K−7110(23℃、ノッチ付)に準拠して求めた。
(4)落錘衝撃強度 270×70×3mmの射出成形板のゲート位置(成形板の末
端)より125mm地点で板幅(70mm)の中央部にて、荷重
3.76kg、速度3.5m/秒、試料固定部の穴径2インチ、温
度23℃の条件で、レオメトリックス社製自動落錘衝撃試
験機RDT5000を用いて測定し、力と変位の曲線で最初に
力が急激な減少を示す時点までのエネルギーを求め、落
錘衝撃強度とした。
(5)曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠して求めた。
(6)メルトインデックス[MI] ISO R−1133に準拠して求めた。
(7)黄色度YI JIS K−7105に準拠して求めた。
(8)色差ΔE JIS K−7105に準拠して求めた。
製造例1 単一オクルージョンゴム変性ポリスチレンの
製造 内容量5のオートクレーブに重量平均分子量10万、
スチレン単位の含有量22.6重量%のSBブロック共重合体
〔日本ゼオン(株)製、商品名:ZLS−01〕1167g、スチ
レン3000g及び連鎖移動剤としてのn−ドデシルメルカ
プタン1gを入れ、300rpmで撹拌しながら130℃、4時間
反応を行った。
次いで10のオートクレーブに、前記反応混合物3000
g、水3000g、懸濁安定剤としてのポリビニルアルコール
10g、重合開始剤としてのベンゾイルペルオキシド6g及
びジクミルペルオキシド3gを入れ、300rpmで撹拌しなが
ら、80℃から30℃/hrの昇温速度で140℃まで昇温し、そ
の温度でさらに4時間反応させて、ゴム変性ポリスチレ
ンのビーズを得た。
次に、得られたビーズを220℃の単軸押出機にてペレ
ット化したのち、成形を行った。
得られた成形品の物性の測定結果及びゴム変性ポリス
チレンの特性を第1表に示す。
製造例2 単一オクルージョンゴム変性ポリスチレンの
製造 内容量5のオートクレーブにSBブロック共重合体
〔日本ゼオン(株)製、商品名:ZLS−01、スチレン単位
の含有量22.6重量%、分子量10万〕704g、スチレン3000
g及び連鎖移動剤としてのn−ドデシルメルカプタン1g
を入れ、300rpmで撹拌しながら130℃、4時間反応を行
い、予備重合物(I)を得た。
また、同様にポリブタジエン〔旭化成(株)製、商品
名:NF35AS〕409gとn−ドデシルメルカプタン1gを用い
て予備重合物(II)を得た(ゴム構造はそれぞれ下記の
ような懸濁重合条件でビーズを合成し電子顕微鏡にてそ
れぞれ0.4μmのオクルージョンと1.2μmのサラミ構造
を確認した)。次いで、10のオートクレーブに得られ
た予備重合物(I)2550g、予備重合物(II)450g、水3
000g、懸濁安定剤としてのポリビニルアルコール10g、
重合開始剤としてのベンゾイルペルオキシド6g及びジク
ミルペルオキシド3gを入れ500rpmで撹拌しつつ、80℃か
ら30℃/時間の昇温速度で140℃まで昇温し、さらに4
時間反応させてゴム変性ポリスチレンのビーズを得た
(電子顕微鏡にてオクルージョンが0.4μm、サラミが
1.2μmであることを確認した)。得られたビーズを220
℃の単軸押出機にてペレット化したのち、成形を行っ
た。
得られた成形品の物性の測定結果及びゴム変性ポリス
チレンの特性を第1表に示す。
実施例1 製造例1で得たオクルージョン構造を有するゴム変性
スチレン系樹脂(オクルージョンHIPS)100重量部に、
ヒンダードアミン系化合物としてジ−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート〔三共(株)
製、サノールLS−770〕0.5重量部及びベンゾトリアゾー
ル系化合物として2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール(チバガイギー社製、
チヌビンP)0.5重量部を配合し、ドライブレンド後、
単軸混練機を用いて温度200℃、回転数80rpmの条件で混
練してペレットを得た。
次に、このペレットを用いて射出成形により試験片を
作成し、耐光性評価試験を行った。耐光性は、該試験片
を75℃雰囲気の水銀灯照射試験用オーブン中に300時間
放置したのち、黄色度(YI)、色差(ΔE)、アイゾッ
ト衝撃強度、曲げ弾性率を測定し、各物性の変化度合で
もって評価した。なお、ブランクは水銀灯照射前の各物
性値である。その結果を第2表に示す。
実施例2 実施例1において、サノールLS−770を1.0重量部、チ
ヌビンPを1.0重量部とした以外は、実施例1と同様に
実施した。その結果を第2表に示す。
実施例3 実施例1において、サノールLS−770を2.0重量部、チ
ヌビンPを0.5重量部とした以外は、実施例1と同様に
実施した。その結果を第2表に示す。
実施例4 実施例2において、配合成分としてさらに汎用ポリス
チレン〔出光スチロールHH30、出光石油化学(株)製、
MI4〕100重量部を配合した以外は、実施例2と同様に実
施した。その結果を第2表に示す。
実施例5 実施例1において、製造例1で得たオクルージョンHI
PSの代わりに、製造例2で得たオクルージョンHIPSを用
いた以外は、実施例1と同様に実施した。その結果を第
2表に示す。
実施例6 実施例2において、チヌビンPの代わりに2−(2′
−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール(チバガイギー社製、チ
ヌビン327)を用いた以外は、実施例2と同様に実施し
た。その結果を第2表に示す。
実施例7 実施例2において、サノールLS−770の代わりにコハ
ク酸とN−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとの縮合物を用い
た以外は、実施例2と同様に実施した。その結果を第2
表に示す。
比較例1 実施例1において、サノールLS−770及びチヌビンP
を配合しなかった以外は実施例1と同様に実施した。そ
の結果を第2表に示す。
比較例2 実施例4において、サノールLS−770及びチヌビンP
を配合しなかった以外は実施例4と同様に実施した。そ
の結果を第2表に示す。
比較例3 実施例3において、チヌビンPを配合しなかった以外
は実施例3と同様に実施した。その結果を第2表に示
す。
比較例4 実施例1において、サノールLS−770を配合せず、か
つチヌビンPを2.0重量部配合した以外は実施例1と同
様に実施した。その結果を第2表に示す。
[発明の効果] 本発明のスチレン系樹脂組成物は、分散ゴム形態がオ
クルージョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂に、
ヒンダードアミン系化合物及びベンゾトリアゾール系化
合物を配合したものであって、光沢、耐衝撃性、剛性の
バランスに優れる上、良好な耐光性を有し、例えばOA機
器、家電製品などの部品やシートなどの材料として好適
に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−261444(JP,A) 特開 昭63−260948(JP,A) 特開 昭61−113649(JP,A) 特開 昭63−156844(JP,A) 特表 昭61−500497(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)分散ゴム形態がオクルージョン構造
    を有するゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対し、
    (B)ヒンダードアミン系化合物0.05〜3重量部及び
    (C)ベンゾトリアゾール系化合物0.05〜3重量部を配
    合して成る樹脂組成物であって、前記(A)ゴム変性ス
    チレン系樹脂が、 関係式 K=φ{1−[〔(DS/2)−λ〕/(DS/2)]-1 (式中のφはゴム変性スチレン系樹脂中のゴム状重合
    体の体積分率を示し、DSはゴム状重合体の面積平均粒子
    径(直径)を示し、λはゴム状重合体相の厚さで0.1μ
    m以下である) で求められるKが0.18以上、0.86以下のものであるスチ
    レン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】ゴム変性スチレン系樹脂が、ゴム状重合体
    を、対称面をもつオクルージョン構造を有し、かつ面積
    平均粒子径が0.1〜0.7μmで、数平均粒子径に対する面
    積平均粒子径の比が1.0〜2.5の粒子としてスチレン系重
    合体中に分散させたものである請求項1記載のスチレン
    系樹脂組成物。
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