JP2657217B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JP2657217B2 JP62209067A JP20906787A JP2657217B2 JP 2657217 B2 JP2657217 B2 JP 2657217B2 JP 62209067 A JP62209067 A JP 62209067A JP 20906787 A JP20906787 A JP 20906787A JP 2657217 B2 JP2657217 B2 JP 2657217B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は感熱記録材料に関し、更に詳しくは、常温に
おいて無色又はやや淡色のロイコ染料と、該ロイコ染料
と熱時反応して発色せしめる顕色剤との発色反応を利用
した感熱記録材料の改良に関する。
〔従来技術〕
最近、情報の多様化並びに増大、省資源、無公害化等
の社会の要請に伴って情報記録分野においても種々の記
録材料が研究・開発され実用に供されているが、中でも
感熱記録材料は、(1)単に加熱するだけで発色画像が
記録され、煩雑な現像工程が不要であること、(2)比
較的簡単でコンパクトな装置を用いて製造できること、
更に得られた記録材料の取扱いが容易で維持費が安価で
あること、(3)支持体として紙が用いられる場合が多
く、この際には支持体コストが安価であるのみでなく、
得られた記録材料の感触も普通紙に近いこと等の利点故
に、コンピューターのアウトプット、電卓等のプリンタ
ー分野、医療計測用のレコーダー分野、低並びに高速フ
ァクシミリ分野、自動券売機分野、感熱複写分野等にお
いて広く用いられている。
上記感熱記録材料は、通常紙、合成紙又は合成樹脂フ
ィルム等の支持体上に、加熱によって発色反応を起し得
る発色成分含有の感熱発色層形成液を塗布・乾燥するこ
とにより製造されており、このようにして得られた感熱
記録材料は熱ペン又は熱ヘッドで加熱することにより発
色画像が記録される。このような感熱記録材料の従来例
としては、例えば特公昭43−4160号公報又は特公昭45−
14039号公報開示の感熱記録材料が挙げられるが、この
ような従来の感熱記録材料は、例えば熱応答性が低く、
高速記録の際充分な発色濃度が得られなかつた。
かかる欠点を改善する方法として、例えば特開昭49−
38424号公報にはアセトアミド、ステアロアミド、m−
ニトロアニリン、フタル酸ジニトリル等の含窒素化合物
を、特開昭52−106746号公報にはアセト酢酸アニリド
を、特開昭53−11036号公報にはN,N−ジフェニルアミン
誘導体、ベンズアミド誘導体、カルバゾール誘導体を、
特開昭53−39139号公報にはアルキル化ビフェニル、ビ
フェニルアルカンを、特開昭56−144193号公報にはp−
オキシ安息香酸エステル誘導体を、それぞれ含有させる
ことによって高速化、高感度化をはかる方法が開示され
ている。しかしながら、これらの化合物を用いた感熱記
録材料は、記録画像が退色したりまた画像部が白化(表
面に白粉が生ずる)したりするという欠点を有してい
る。
また蛍光灯や太陽光下においての地肌部の変色カブリ
等を抑制するために、各種の紫外線吸収剤を添加するこ
とが知られているが、該吸収剤の添加によって記録画像
の退色や地肌部の変色を充分に長期間にわたって抑制す
ることは難しい。
〔目的〕
本発明の目的は、上記した従来の欠点を改善した高感
度熱記録材料を提供すること、即ち、白色度が高く且つ
高感度でしかも蛍光灯、太陽光等の各種光、温度及び湿
度並びに指紋等の油脂類などによる画像の退色並びに地
肌の発色及び変色のない感熱記録材料を提供することに
ある。
〔構成〕
本発明によれば、ロイコ染料と顕色剤との間の発色反
応を利用した感熱記録材料において、紫外線吸収剤及び
1,1,3−トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−
5′−シクロヘキシルフェニル)ブタンを含有させたこ
とを特徴とする感熱記録材料が提供される。
本発明の感熱記録材料は、紫外線吸収剤及び1,1,3−
トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−シク
ロヘキシルフェニル)ブタンを含有させたものである
が、この両者を含有することにより、白色度及び感度が
高くしかも光、温度、湿度及び油脂類等による記録画像
の退色や地肌部の発色乃至変化のない優れたものとな
る。
詳しく言うと、紫外線吸収剤は感熱記録材料に対し、
蛍光灯や太陽光などの光による記録画像の退色や地肌部
の変色などを抑制する作用を有し、また画像部の白化や
地肌部の発色なども抑制する優れた材料であるが、長期
間の光に対しては、抑制力が不充分で、該吸収剤を含有
する感熱記録材料には地肌部の発色や変色等がみられ
る。しかしながら、感熱記録材料に紫外線吸収剤1,1,3
−トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−シ
クロヘキシルフェニル)ブタンの両者を含有させると、
長期間の光に対しても充分な抑制力を奏し、その上温
度、湿度及び油脂類等による地肌部の発色や変色なども
抑制することができる。
本発明において用いる紫外線吸収剤及び1,1,3−トリ
ス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−シクロヘ
キシルフェニル)ブタンは、感熱発色層、アンダーコー
ト層及びオーバーコート層の何れの層に含有させてもよ
い。両者の使用量は、何れもロイコ染料1重量部に対し
て0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。
本発明で用いる紫外線吸収剤としては、公知の種々の
紫外線吸収剤から適宜選択することができるが、その具
体例としては、例えば以下のものが挙げられる。
2−(2′−ビドロキシ−5′−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、 2−(2′−ビドロキシ−3′−ターシャリーブチル
−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジターシャリー
アミルフェノール)ベンゾトリアゾール、 2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、 2−〔2′−ビドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″
−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5′−メチルフ
ェニル〕ベンゾトリアゾール、 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジターシャリー
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、 2−(2′−ヒドロキシ−5′−ターシャリーオクチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、 2,4−ジターシャリーブチルフェニル−3′,5′−ジ
ターシャリーブチル−4′−ヒドロキシベンゾエート
等。
本発明の感熱記録材料は、種々の構造のものとするこ
とができ、ロイコ染料と顕色剤との間の発色反応を利用
する従来知られている構造のものは全て包含される。例
えば、本発明の感熱記録材料は、支持体上に、ロイコ染
料と顕色剤とを同一の塗布層又は別個の塗布層として支
持させた構造の感熱記録材料や、ロイコ染料層と顕色剤
層との間に中間層を介在させた構造の感熱記録材料、感
熱発色層の表面又は裏面に保護層を設けた構造の感熱記
録材料の他、ロイコ染料を転写層として支持体に支持さ
せて形成した転写シートと、顕色剤を受容層として支持
体に支持させた受容シートとからなる熱転写型の感熱記
録材料として利用することができる。熱転写型の感熱記
録材料の場合、転写シートに対して、受容シートをその
受容層が転写シートの転写層に接するようにして重ね、
その重合シートの表面又は裏面から熱印字することによ
り受容シートの受容層面に所望の発色画像を形成させる
ことができる。
本発明において用いるロイコ染料は単独又は2種以上
混合して適用されるが、このようなロイコ染料として
は、この種の感熱材料に適用されているものが任意に適
用され、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン
系、フエノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系
等の染料のロイコ化合物が好ましく用いられる。このよ
うなロイコ染料の具体例としては、例えば、以下に示す
ようなものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリ
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラ
クトン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリ
ド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジメチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオ
ラン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2−{N−(3′−トリフルオルメチルフェニル)ア
ミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−ク
ロルアニリノ)キサンチル}安息香酸ラクタム、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリク
ロロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピ
リロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−ニトロフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジエチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−メチルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフェニル)フタリド、 3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)ア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−(N−エチル−N−エトキシプロピル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソプロピル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフ
ルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メ
チルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フ
ェニルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニル
フェニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−
(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,
3′)−6′−ジメチルアミノフタリド、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロモ
フルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフル
オラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′、5′−ベンゾフルオラン、 3−N−メチル−N−イソプロピル−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、 3−N−エチル−N−アミル−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2′,4′−
ジメチルアニリノ)フルオラン等。
また本発明で用いる顕色剤としては、前記ロイコ染料
を接触時発色させる電子受容性の種々の化合物、又は酸
化剤等が適用される。このようなものは従来公知であ
り、その具体例としては以下に示すようなものが挙げら
れる。
4,4′−イソプロピリデンビスフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノー
ル)、 4,4′−セカンダリーブチリデンビスフェノール 4,4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブ
チルフェノール)、 4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノー
ル)、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 4,4′−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−
2−メチル)フェノール、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
ターシャリブチルフェニル)ブタン、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
シクロヘキシルフェニル)ブタン、 4,4′−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メ
チル)フェノール、 4,4′−ジフェノールスルホン、 4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフェニルス
ルホン、 4−ベンジロキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスル
ホン、 4,4′−ジフェノールスルホキシド、 P−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、 P−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、 プロトカテキユ酸ベンジル、 没食子酸ステアリル、 没食子酸ラウリル、 没食子酸オクチル、 1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジ
オキサヘプタン、 1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オ
キサペンタン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパ
ン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、 N,N′−ジフェニルチオ尿素、 N,N′−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、 サリチルアニリド、 5−クロロ−サリチルアニリド、 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、 2−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、 ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシ
ウム等の金属塩 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステ
ル、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエス
テル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシ)クミルベンゼン、 1,4−ビス(4−ヒドロキシ)クミルベンゼン、 2,4′−ジフェノールスルホン、 3,3′−ジアリル−4,4′−ジフェノールスルホン、 α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチ
ルトルエン、 チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、 テトラブロモビスフェノールA、 テトラブロモビスフェノールS等。
本発明においては、前記ロイコ染料及び顕色剤を支持
体上に結合支持させるために、慣用の種々の結合剤を適
宜用いることができる。このような結合剤の具体例とし
ては、例えば、以下のものが挙げられる。
ポリビニルアルコール、殿粉及びその誘導体、ヒドロ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチ
ルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソ
ーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリ
ル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エ
ステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マ
レイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレ
イン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アル
ギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の
他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、
ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体等のエマルジョンやスチレン/ブタジエン共
重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重合体等
のラテックス等。
また、本発明においては、必要に応じ、この種の感熱
記録材料に慣用される補助添加成分、例えば、填料、界
面活性剤、熱可融性物質(又は滑剤)等を併用すること
ができる。この場合、填料としては、例えば、炭酸カル
シウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミ
ニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、
表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の
他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共
重合体、ボリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げる
ことができ、また熱可融性物質としては、例えば、ステ
アリン酸アマイド、ベヘン酸アマイド、エチレンビスス
テアリルアマイド、メチレンビスステアリルアマイド、
p−ベンジル−ビフェニル、m−ターフェニル、p−メ
トキシカルボニルオクタデシルカルバモイルベンゼン、
1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニル、エチレンビ
ス(m−メチルフェニル)エーテル、β−ナフチルベン
ジルエーテル等が挙げられ、一般に融点50〜150℃程度
の白色物質で水溶性の低いものが用いられる。
本発明においては、前記したように紫外線吸収剤及び
1,1,3−トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−
5′−シクロヘキシルフェニル)ブタンは感熱発色層に
含有させてもよいし、また支持体と感熱発色層との間の
アンダーコート層や感熱発色層上のオーバーコート層に
含有させてもよい。この場合のアンダーコート層やオー
バーコート層を構成する成分としては、結合剤、成膜性
高分子、充填剤等を用いることができる。
上記コート層で用いられる結合剤の具体例としては、
前記感熱発色層との関連で例示されたと同様の水溶性高
分や水性高分子エマルジョン等が挙げられ、また成膜性
高分子の具体例としては同じく水溶性高分子や水性高分
子エマルジョン等が挙げられるが、水溶性高分子と耐水
化剤からなるものも好んで用いられる。こゝで耐水化剤
としては、前記水溶性高分子物質と縮合あるいは架橋反
応の如き反応をして耐水化せしめるものであり、例えば
ホルムアルデヒド、グリオキザール、クロム明ばん、メ
ラミン、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリアミド−エピクロルビドリン樹脂等が挙げに
れる。これら耐水化剤は水溶性高分子物質に対して20〜
100%の割合で添加されるのが好ましい。また充填剤の
具体例としては、感熱発色層との関連で例示されたと同
様の無機及び(又は)有機充填剤が挙げられる。
なお、アンダーコート層及びオーバーコート層中に
は、必要に応じ慣用の補助添加成分、例えば前記した熱
化融性物質(又は滑剤)、界面活性剤等を含有させるこ
とこともできる。
本発明の感熱記録材料を作成するには、一般に上質
紙、薄葉紙、コート紙、アート紙、ミラーコート紙等の
紙類、合成紙、ポリエステルフィルム、三酢酸セルロー
スフィルム等の支持体に、(所望によりアンダーコート
液を塗布し乾燥後、)感熱発色層形成用塗液を塗布し乾
燥し、(所望により更にその上にオーバーコート液を塗
布し乾燥後、)得られ塗工シートをキャレンダー処理す
ることによって作成することができる。なお支持体への
ロイコ染料の乾燥付着量は通常0.1〜1.0g/m2程度が好ま
しく、顕色剤の乾燥付着量は染料重量に対し、0.5〜10
倍量が好ましい。
〔効果〕
本発明の感熱記録材料は、紫外線吸収剤及び1,1,3−
トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−シク
ロヘキシルフェニル)ブタンを含有させたことから、従
来の感熱記録材料に比較して、高感度で記録画像の退
色、白化が極めて少なく、且つ太陽光、蛍光灯による地
肌部の変色や画像の退色の少いものである。
〔実 施 例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、以下に示す部及び%はいずれも重量基準である。
先ず、下記組成の混合物を各々100時間ボールミルで
分散し、[A液]〜[G液]を調製した。
[A液] スチレン/メタクリル酸共重合体の47%水溶液 200部 1,1,3−トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−
5′−シクロヘキシルフェニル)ブタン 50部 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール 150部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 200部 水 400部 [B液] スチレン/メタクリル酸共重合体の47%水溶液 200部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 200部 水 500部 [C液] 3−メチルイソプロピルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン 300部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 300部 水 400部 [D液] 1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオ
キサヘプタン 150部 1,1,3−トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−
5′−シクロヘキシルフェニル)ブタン 50部 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール 150部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 350部 水 300部 [E液] 1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオ
キサヘプタン 150部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 150部 水 200部 [F液] シリカ 50部 1,1,3−トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−
5′−シクロヘキシルフェニル)ブタン 50部 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール 150部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 500部 ステアリン酸亜鉛 50部 ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂の12.5%水溶液 250部 水 500部 [G液] シリカ 50部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 500部 ステアリン酸亜鉛 50部 ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂の12.5%水溶液 250
部 水 500部 実施例1 〔A液〕を坪量52g/m2の上質紙に乾燥後の重量が2g/m
2となるようにワイヤーバーで塗布、乾燥してアンダー
コート層を形成する。次に〔C液〕20部と〔E液〕80部
を混合して感熱発色層形成液を調製し、それをアンダー
コート層上に乾燥後の重量が5g/m2となるようにワイヤ
ーバーで塗布、乾燥して感熱発色層を形成する。
更に、感熱発色層上にオーバーコート層として〔G
液〕を乾燥後の重量が4g/m2となるようにワイヤーバー
で塗布、乾燥し、次いでその表面を平滑度700〜1200sec
となるようにキャレンダー処理して、本発明の感熱記録
材料を作成した。
実施例2 実施例1において〔A液〕を〔B液〕に代え且つ〔E
液〕を〔D液〕に代えた以外は、実施例1と同様にして
本発明の感熱記録材料を作成した。
実施例3 実施例1において〔A液〕を〔B液〕に代え且つ〔G
液〕を〔F液〕に代えた以外は、実施例1と同様にして
本発明の感熱記録材料を作成した。
比較例1 実施例1において〔A液〕を〔B液〕に代えた以外
は、実施例1と同様にして比較用の感熱記録材料を作成
した。
比較例2 実施例2において〔D液〕中に1,1,3−トリス(2′
−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−シクロヘキシルフ
ェニル)ブタンを添加しなかった以外は、実施例2と同
様にして比較用の感熱記録材料を作成した。
比較例3 実施例2において〔D液〕中に2−(2′−ヒドロキ
シ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールを添加
しなかった以外は、実施例2と同様にして比較用の感熱
記録材料を作成した。
比較例−4 実施例2において、D液の1,1,3−トリス(2′−メ
チル−4′−ヒドロキシ−5′−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタンをビスフェノールAに代えた以外は実施例2
と同様にして比較用の感熱記録材料を作成した。
比較例−5 実施例2において、D液の1,1,3−トリス(2′−メ
チル−4′−ヒドロキシ−5′−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタンを4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)に代えた以外は実施例2と同様にし
て比較用の感熱記録材料を作成した。
比較例−6 実施例2において、D液の1,1,3−トリス(2′−メ
チル−4′−ヒドロキシ−5′−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタンを2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)に代えた以外は実施例2と同様
にして比較用の感熱記録材料を作成した。
以上の感熱記録材料について、動的発色感度、画像の
退色性、画像の白化についての試験を行なった。その結
果を表−1に示す。なお、試験法は下記のようにして行
なった。
(1)動的発色感度 松下電子部品(株)製、薄膜ヘッドを有する感熱印字
実験装置にてヘッド電力0.45W/ドット、1ライン記録時
間20ms/l、走査線密度8×3.85ドット/mmの条件でパル
ス巾を0.6、1.0、1.2、1.4、1.6、1.8、2.2msecで印字
し、その印字濃度はマクベス濃度計RD−514(フィルダ
ーW−106)で測定した。
(2)画像の退色性 (1)の動的発色感度を測定したサンプルについて印
字濃度が1.0〜1.2のものを(これをDoとする)常温で15
日間放置した後の濃度を測定し(これをDとする)、下
式に従って濃度減少率を求めた。
(3)画像の白化 (2)と同様のテストを行ない、目視により以下のよ
うに判定した。
○……白粉発生がほとんどなし △……白粉発生があるが実用上問題なし ×……白粉発生が多く実用不可 更に保存性試験として耐光性(太陽光及び蛍光灯)、
耐熱性、耐油性について試験を行った。その結果を表−
2に示す。
なお、試験法は下記の様にして行った。
(4)耐光性(太陽光) (1)の試験において、パルス巾2.0msのサンプルと
未印字のサンプルを太陽光に50時間照射させ、変色した
地肌濃度と試験前の地肌濃度及び退色した印字部と試験
前の濃度の差をΔDとする。
(5)耐光性(蛍光灯) (1)の試験において、パルス巾2.0msのサンプルと
未印字のサンプルを蛍光灯下(5000Lux)に100時間照射
させ、変色した地肌濃度と試験前の地肌濃度及び退色し
た印字部と試験前の濃度の差をΔDとする。
(6)耐熱性 未印字のサンプルを70℃で24時間放置した後の上昇し
た地肌濃度と試験前の地肌濃度との差をΔDとする。
(7)耐油性 (1)の試験において、パルス巾2.0msのサンプルに
綿実油を塗り40℃で16時間放置した後の濃度減少をΔD
とする。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロイコ染料と顕色剤との間の発色反応を利
    用した感熱記録材料において、紫外線吸収剤及び1,1,3
    −トリス(2′−メチル−4′−ヒドロキシ−5′−シ
    クロヘキシルフェニル)ブタンを含有させたことを特徴
    とする感熱記録材料。
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