JP2656575B2 - 捻れ防止ダンパの取付装置 - Google Patents

捻れ防止ダンパの取付装置

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JP2656575B2
JP2656575B2 JP27069388A JP27069388A JP2656575B2 JP 2656575 B2 JP2656575 B2 JP 2656575B2 JP 27069388 A JP27069388 A JP 27069388A JP 27069388 A JP27069388 A JP 27069388A JP 2656575 B2 JP2656575 B2 JP 2656575B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、架空電線等の架空線(以下、送電線とい
う)のねじりを防止するため、送電線にダンパを取付け
るために好適な装置に関する。
〔従来の技術〕
架空送電線に雪が付着すると、送電線の切断や送電線
のねじりを生ずる。そのねじりの防止手段として、送電
線に所定間隔でダンパと称するものを設置する。このダ
ンパは一つの鉄塔間(間隔は約400m)に3つ程度設置さ
れる。
このねじり防止ダンパは、「電線要覧 裸線・付属
品」1986年版 古河電気工業株式会社発行の第332頁や
第359頁に記載のように、送電線の外面を把持する把持
具とこの把持具の下部に取付けた重錘とからなる。
この把持具は、前記第332頁や実開昭63−90928号公報
に示すように、重錘を吊下げたクランプ本体と、このク
ランプ本体の上端に回動自在に結合されており、送電線
を押えるクランプキャップと、クランプキャップの下部
とクランプ本体との間に配置され、両者を拡げるように
作用する圧縮ばねと、クランプキャップの下部とクラン
プ本体とを貫通していてクランプ本体に係合しているフ
ック棒と、このフック棒の先端に取付けられており、前
記圧縮ばねを強圧状態と非強圧状態とに切換える偏心カ
ムとからなっている。偏心カムを施工治具で強圧状態の
位置に回動させることにより、把持具は送電線を把持す
る。
尚、ダンパを送電線に取付けるに当っては、送電線に
アーマロッドを巻付けておき、これに把持具を取付ける
ようにしている。(前記便覧の第304頁に示されてい
る) 尚、架空送電線を走行する走行装置の走行手段として
は、特開昭58−182408号公報に示されるように、送電線
を転動する2つのシーブ、送電線1をクランプする二つ
のクランプ手段、一方のクランプ手段を送電線に沿って
前後動させる移動手段等から構成されるものがある。ま
たは、特開昭59−148504号公報に示されるように、シー
ブを駆動輪としたものもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記ねじれ防止ダンパの取付は、人が送電線に宙吊り
状態になって手作業で行っており、大変な難作業であ
る。ねじれ防止ダンパの自重も相当にあり、取付けると
き誤って落下させる危険性もある。
これに対してはダンパ取付装置を開発すれば良い。
この場合、ダンパを送電線に取付けるための取付機は
送電線を転動する2つのシーブの間に設ける。これはダ
ンパのクランプ穴の軸心と送電線の軸心とを一致させ
て、ダンパの取付けを確実にするためである。もし、ダ
ンパ取付機をシーブからオーバハングさせると、前記2
つの軸心は平行とならず、ダンパの取付けを良好に行う
ことができない。
そこで、取付機を2つのシーブの間に設置した場合に
おいて、ダンパを送電線に取付けた後、ダンパ取付装置
を回収するために走行させると、一方のシーブはダンパ
の頂部を乗越えなければならない。ダンパの頂部は上方
に大きく突出している。
本発明の目的は、ダンパを乗越えて走行できるダンパ
取付装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ダンパを取付けるための取付機と、この手
段の一端側に設置した一つの第1のシーブと、他端側に
おいて上下方向に揺動自在に設置した揺動フレームと、
この揺動フレームの一端及び他端に設置した第2のシー
ブと第3のシーブとからなり、取付機にダンパを載置し
た状態では前記第1のシーブ側を前方側として送電線を
走行させ、ダンパを送電線に取付けた後は逆方向に走行
させることを特徴とする。
〔作用〕
取付装置の前後はそれぞれシーブで支持されているの
で、ダンパの穴と送電線とは平行になる。このため、走
行時にダンパの穴が送電線に接触する等の事故を防止で
きる。また、走行を停止してダンパを送電線に取付ける
際も上記のとおり平行であるので、良好に取付けを行う
ことができるものである。そして、ダンパを送電線へ取
付けた後、揺動フレーム側を前方とするように逆送させ
ると、第1のシーブを揺動フレームを中心として上方に
傾斜してダンパの頂部を乗越える。このため、装置を元
の位置に回収できる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第24図により説明
する。
第1図,第2図,第16図〜第19図はダンパを載せた状
態の図である。第2図はシーブ5を除いて示している。
先ず、対象とするダンパ210の構成について、第19図
〜第24図により説明する。ダンパ210は伝送線201に巻付
けたアーマロッド202を把持するようになっている。ダ
ンパ210は、公知のように、アーマロッド202を把持する
把持具211と、この把持具211の下端の両側に固定した垂
錘225,225とからなる。2つの垂錘225,225は把持具211
の下端を水平に貫通したロッド226の両端に取付けてい
る。公知のようにロッド226は垂錘225を弾性支持してい
る。垂錘225,225は送電線201の真下に平行に設置してい
る。クランプ本体212をかしめてロッド226を固定してい
る。
把持具211は、垂錘225,225を固定したクランプ本体21
2と、このクランプ本体212の上端のヒンジ部にピン213
で回動自在に取付けたクランプキャップ214と、クラン
プキャップ214の下部をクランプ本体212に押付けるため
のフック棒215及び偏心カム216等からなる。ピン213は
送電線201に平行である。
フック棒215はクランプ本体212とクランプキャップ21
4とを貫通している。フック棒215の先端215aはT状に半
径方向に突出してフックとなっている。この端部215aを
軸方向から見ると長方形である。一方、フック215aが貫
通するクランプキャップ214の穴214cは水平方向に長い
長方形である。このため、フック棒215のフック215aを
クランプキャップ214の穴214cに通した後、90度回転さ
せると、フック棒215は抜けない。214dはクランプキャ
ップ214に設けた回り止めである。
フック棒215には先端側215aから圧縮ばね218,圧縮ば
ね219,座金220、そして偏心カム216が取付けてある。こ
れらはクランプのための連結具を構成する。圧縮ばね21
8と圧縮ばね219との間にはクランプ本体212が介在す
る。この組立てを説明すると、先ず、圧縮ばね218のみ
を通したフック棒215を第23図においてクランプ本体212
の右側からクランプ本体212の穴に通し、次に、フック
棒215の先端側から圧縮ばね219,座金220を通し、そして
偏心カム216を取付けるものである。圧縮ばね218はフッ
ク215aから抜けることはない。圧縮ばね218はクランプ
キャップ214に接触できる。
尚、第23図の実線の状態はダンパ210を送電線210に取
付けるために、クランプ本体212とクランプキャップ214
とをフック棒215で結合した状態を示している。想像線
はフック棒215とクランプキャップ214との結合を外し
て、クランプキャップ214を拡げた状態を示している。
偏心カム216はU状であり、フック棒215の先端にピン
217で介動自在に取付けられている。偏心カム216はピン
217から座金220に接する面216aまでの距離を徐々に変え
て設けている。216bはU状の底部に設けた穴であり、把
持具211をクランプさせる際に施工ピン85を差込む穴で
ある。偏心カム216を上方から下方に回動させると、把
持具211はアーマロッド202をクランプする。この時、ピ
ン217は水平方向を向き、フック棒215のフック215aは垂
直方向を向いている。
ピン213の下部のクランプ本体212とクランプキャップ
214にはアーマロッド202をクランプするための円弧状の
くぼみ212a,214aがある。以下、このくぼみをクランプ
穴212a,214aという。これは従来と同様である。
クランプ穴212a,214aの下部にはさらに大きな円弧状
のくぼみ212b,214bがある。以下、このくぼみを走行用
穴212b,214bという。この走行用穴212b,214bは、第22図
の如く組立てたダンパ210を取付け装置に載せて送電線2
01を走行させるための穴である。このため、第23図の実
線の状態(ダンパ210を取付装置に載せた状態)で走行
用穴212b,214bはアーマロッド202の外径よりも十分に大
きく、さらに、送電線同志を結合するスリーブ(図示せ
ず)の径よりも大きい。走行用穴212b,214bはフック棒2
15の上方に位置している。第23図の状態からダンパ210
を下降させると、アーマロッド202はクランプ穴212a,21
4aに入る。
圧縮ばね219は従来と同様に偏心カム216の強圧縮位置
を保持させるためのものである。第23図の偏心カム216
の位置は非強圧縮位置である。圧縮ばね218はクランプ
前において所定の走行用穴212b,214bを確保するために
クランプキャップ214をクランプ本体212に対して拡げる
ためのものである。圧縮ばね218のばね定数は圧縮ばね2
19のそれよりもはるかに小さい。
212e,212eはダンパを取付装置に載せるための基準座
であり、クランプ本体212の下部の左右に設けている。
基準座212eはクランプ本体212と一体である。基準座212
eはロッド226と同芯状に設けている。基準座212eを軸方
向から見ると六角形である。六角形の2つの対向する辺
は垂直方向を向けている。
クランプ本体212の頂部には後述する支持棒151のピン
151cの入る穴231を設けている。穴231は垂直方向を向い
ている。
ダンパ210の構成は以上のとおりである。従来と異な
る点は、クランプ穴212a,212bと重錘225との間において
クランプ穴212a,212bに連通した走行用穴212b,214bを有
すること、圧縮ばね218を有すること、偏心カム216の操
作方向が垂直方向であること、垂直面を有する基準座21
2e,212eを有すること、及び穴231を有すること、であ
る。
次に、取付装置の全体構成について第1図〜第19図に
より説明する。
第1図〜第3図において、取付装置は、大別として、
走行装置1と、取付機100とからなる。
ダンパ210を所定位置に取付けようとする際には取付
装置は第1図において右側に向けて走行する。載せてい
たダンパ210を送電線201に取付けると、取付装置は第1
図において左側に向けて走行し、元の鉄塔の位置に戻
る。
取付装置は電動式であり、地上の制御装置(図示せ
ず)とは電源線と信号線とを一体としたケーブル(図示
せず)で接続している。走行装置1の故障時に取付装置
を引っ張るために、前記ケーブルには強度用のケーブル
も内蔵している。このケーブルは送電線1を転動するシ
ーブ(図示せず)で吊下げられている。ケーブルは第1
図において左端に固定している。
地上にはポータブルの発電機、制御装置及び指令装置
(いずれも図示せず)がある。指令装置は取付装置の前
進、後進、走行停止や、取付機100の取付作業等を指令
する。制御装置は指令装置の指令に基づいて各機器を駆
動する。45は取付装置に設置した制御装置である。
取付装置は各機器等の動作状態を検出するための複数
のリミットスイッチを内蔵しているが、図示していな
い。
取付装置は走行装置1の3つのシーブ5,6,7を介して
送電線201に載っている。シーブ5,6,7はフレーム10の下
方に固定されている。シーブ5,6,7は送電線201に取付け
たアーマロッド202、難着雪リングやスリーブ(いずれ
も図示せず)を通過可能である。
走行装置1の走行方向から見るとチャンネル状のフレ
ーム11,12,13がフレーム10から吊下げられている。第3
図において、フレーム11〜13の右側が開口している。フ
レーム11〜13の下片は複数の部材14で相互に連結されて
いる。かかるフレームに後述する機器が設置されてい
る。
第4図〜第6図において、走行装置1の2つのシーブ
5,6は揺動フレーム20a,20bの前後端に設置されている。
揺動フレーム20a,20bの前後端の中央部は偏心軸21によ
ってフレーム10に取付けられている。揺動フレーム20a,
20bはフレーム10の外側に設置している。揺動フレーム2
0aと20bの間隔は、上部の前後端と下部とに設けた4本
のタイバー22で保護されている。タイバー22はボルト・
ナットで構成され、着脱自在である。シーブ5,6は押え
座20cの着脱によって下面側から着脱可能である。
前記偏心軸21の一端には3つのスプロケットを有する
スプロケット31を回転自在に設置している。シーブ5,6
の回転軸の一端にはそれぞれスプロケット35,36を設置
している。シーブ5,6を駆動するギヤードモータ37はブ
ラケット41を介してフレーム12に設置している。ギヤー
ドモータ37のスプロケット38とスプロケット31とにはチ
ェン32が掛けられ、スプロケット31とスプロケット35と
にはチェン33が掛けられ、スプロケット31とスプロケッ
ト36とにはチェン34が掛けられている。これにより、揺
動フレーム20a,20bは偏心軸21を中心に揺動できる。
ギヤードモータ37の出力軸とスプロケット38との間に
は電磁クラッチ39があり、非通電でクラッチがOFFとな
る。このため、断線等の際にケーブルを引張れば取付装
置1を鉄塔に回収できる。
スプロケット31,35,36はシーブ5,6(送電線201)より
もフレーム11〜13の垂直片側に位置している(フレーム
11〜13の非開口側に位置している)。
50はシーブ5,6を送電線201に押付けるための加圧手段
である。56は加圧車輪であり、シーブ5とシーブ6との
中間で送電線201の下面に接する。加圧車輪56はリンク5
9,ピン60、及びブラケット61を介してフレーム11の垂直
片に固定されている。リンク59はピン60を中心として上
下方向に回転する。加圧車輪56の軸57にはフック63を回
転自在に取付けている。このフック63のフック部63aは
送電線201よりも上方に位置することができる。
第3図において、フック63は加圧車輪56の両側に位置
しているが、そのフック部63a,63aは連結されていな
い。また、フック63と63との間隔はシーブ516の間隔よ
りも大きい。このため、フック部分63aをナックルピン6
5に係合させていない場合は、加圧車輪56は下降し、ま
たフック部63aも送電線201よりも下降できる。
ナックルピン65は上下動自在な垂直なロッド66の下端
に固定している。
ロッド66は第8図,第9図に示す加圧手段で上方に付
勢されている。これらの図は加圧車輪56を送電線201に
圧接している時の図である。揺動フレーム20a,20bの上
部に偏心軸68の両端を水平に支持している。2つの揺動
フレーム20aと20bとの間の軸68bには上下方向に移動可
能な基準座70を押え座71とボルト72とにより固定してい
る。基準座70の走行方向の前後端部にねじ棒73,73をね
じで固定して吊下げている。
基準座70とフレーム10との間には上下方向に移動可能
な移動座75を配置している。上方から見た移動座75の形
状は上方から見た基準座70の形状とほぼ同一である。ね
じ棒73は移動座75を貫通している。移動座75とねじ棒73
の下端のナット74との間に圧縮ばね76を配置している。
ロッド66はフレーム10を貫通して移動座75に固定されて
いる。この固定はロッド66の上端のねじを用いて行って
いる。ロッド66の途中には軸21が貫通する大きな穴66a
がある。ねじ棒73,ナット74、及び圧縮ばね76は加圧手
段55の要部の加圧手段を構成する。尚、ロッド66は、基
準座70へ取付ける上部、穴66aを有する中間部、ナック
ルピン65を連結する下部の3分割されており、ねじで容
易に組立てできるようになっている。
偏心軸68の一端68aには半径方向に突出するレバー77
を設けている。一方の揺動フレーム20bの上部にはレバ
ー77に当るストッパ78を突出させている。ストッパ78は
一端68aの軸心よりも水平方向に偏位している。
偏心軸68の中央68bは揺動フレーム20a,20bに支持され
た両端に対して偏心している。レバー77を下方から上方
に回動させることにより、軸部68bが下方から上方に移
動するように、偏心させている。このため、レバー77を
下方から上方に回転させることによって、基準座70,移
動座75、及びロッド66が上方に移動する。
レバー77を下方に位置させているとき、基準座70と移
動座75との隙間は有っても無くてもよいが、この実施例
では隙間が無い。つまり、移動座75は基準座70に圧着し
ている。隙間が無ければ、圧縮ばね76に予圧を与えてお
くことができ、偏心軸68の小さな偏心量でロッド66の大
きな引上げ力を得ることができる。
送電線201の線径が変化しても一つの装置でダンパ210
を取付けられることが望ましい。つまり、送電線201の
中心から取付機150に載せたダンパ210のクランプ穴212
a,214aの中心、及び走行用穴212b,214bの中心から送電
線201の中心までの距離は線径が変化しても同一である
ことが望ましい。即ち、送電線201の線径の変化に対応
して、フレーム10からシーブ5,6,7の中心までの距離が
変化することが必要である。以下、この手段について説
明する。尚、ダンパ210はクランプ穴212a,214aの径、走
行用穴212b,214bが線径毎に違うのみで、他は実質的に
同一であり、特に、基準座212eから走行用穴、クランプ
穴、クランプ本体212の頂部までの距離は同一である。
第4図〜第7図において、揺動フレーム20a,20bを支
持する軸部21a,21aはフレーム10に支持された軸部21bに
対して、図において下方に偏心している。スプロケット
31の支持する軸部21cは軸部21aと同芯である。揺動フレ
ーム20b側の軸部21aには手で回動できるレバー81を固定
している。このレバー81と揺動フレーム20aとの間に固
定座82が設置してある。固定座82はフレーム10に立設し
たブラケット83にボルト84で固定している。固定座82に
は軸部21bの軸心を中心とした円弧の上に複数個のねじ
穴85を設置している。レバー81の端部のボルト86をねじ
穴85のいずれかにねじ込んで固定する。図示の状態は最
も線径が小さい状態にセットした場合である。レバー81
を左側に回転させることによって、大径の線径に対応可
能となる。
第10図,第11図において、シーブ7の偏心軸91の両端
はフレーム10の下面に押え座92で固定されている。これ
によってシーブは下面側から着脱できる。偏心軸91を支
持する軸部91a,91aに対してシーブ7を支持するための
中心の軸部91bは図において下方に偏心している。偏心
量は偏心軸21aの偏心量と同一である。偏心軸91の端部
にはレバー81を固定している。フレーム10の側面にはね
じ穴85を有する固定座82aを固定している。ねじ穴85の
間隔は固定座82のそれと同一である。両方のレバー81,8
1はボルト86で同一位置のねじ穴85に固定されている。
第1図において、9,9は取付装置の取下げ金具であ
り、これを用いて鉄塔に吊上げる。金具9はフレーム10
に設置している。
次に、取付機100の構成を第12図〜第19図により説明
する。取付機100は、送電線への取付状態の姿勢でダン
パ210を載置しておくために載置手段と、該支持手段を
昇降させるための昇降手段と、ダンパ210の偏心カム216
に係合可能であって、該偏心カムの操作方向に回動可能
な係合具と、該係合具を回動させる操作手段と、ダンパ
210の頂部を支持する支持手段とからなる。
取付機100はそのベース105を2つのフレーム12,13の
下片の上に載せて設置している。取付機100のベース105
の上面には垂直座106が立設されている。垂直座106の上
端はフレーム12,13の垂直片に固定具(図示せず)で固
定されている。垂直座106の送電線201側の面には2つの
レール108,108を垂直方向に取付けている。2つのレー
ル108と108との間には一つのスクリューロッド109を立
設している。スクリューロッド109の下部はベース105回
転自在に固定されている。スクリューロッド109の下端
はベース105を貫通し、その端部にスプロケット111を取
付けている。ベース115の上面には電動式のギヤードモ
ータ114を設置している。ベース105を貫通したモータ11
4の軸にはスプロケット112が取付けられている。スプロ
ケット111と112はチェン113で連結している。
スクリューロッド109は昇降座116のナッ117に噛合っ
ている。このため昇降座116はモータ114によって昇降す
る。昇降座116はレール108に噛合っている摺動座118に
よって垂直方向にのみ移動できる。
モータ114の運転によって、後述するように、昇降座1
16は上,中,下の三段階の位置で停止する。上位置はダ
ンパ210を載せてアーマロッド202に向けて取付装置を走
行させる位置である。中位置は上位置よりも下方であっ
て、前記操作手段を操作してダンパ210をアーマロッド2
02にクランプさせる位置である。下位置は中位置よりも
下方であって、ダンパ210をアーマロッド202にクランプ
した後、操作手段をダンパ210から離脱させる位置であ
り、そして、取付装置を元の位置に向けて走行させる位
置である。
垂直座106や昇降座116の上端の位置は、昇降座116を
中位置とした状態で、後述の回転台130を回転させても
操作ピン135の把手135bに当らない位置である。
以上の構成は前記昇降手段を構成している。
昇降座116の送電線201側の面にはダンパ210の基準座2
12e,212eを支えるための支え台121,121を設けている。
支え台121は板状である。支え台121には基準座212eを支
える凹状の受座122を設けている。受座122の形状は基準
座212eの形状に対応している。それぞれの支え台121の
外側の面には、モータや電磁石で動作する電動シリンダ
123とアーム124を設けている。アーム124はピン125を中
心として回動する。アーム124の先端は他方の支え台121
側に向けて曲っている。このため、電動シリンダ123の
ロッドを突出させると、アーム124の先端が基準座212e
の上面に位置する。このため、ダンパ210の脱落を防止
できる。電動シリンダ123は上下方向に回動自在に支え
台121に固定されている。
以上の構成が前記載置手段を構成している。
2つの支え台121,121の上部の間にはU状の回転台130
を軸受131,131を中心に垂直方向に回動自在に設けてい
る。回転台130のU状の底部の穴130aには操作ピン135を
貫通させている。操作ピン135の先端135aは偏心カム216
の穴216bに入ることができる。回転台130と先端135a側
に固定したC形止め輪136との間には圧縮ばね134を配置
している。操作ピン135の他端135bは大径であり、把手
となっている。把手135bを手で持って引張ると、圧縮ば
ね134を縮めることができる。
把手135bと回転台130との間には着脱自在なスペーサ1
38を配置している。スペーサ138はU状であって、操作
ピン135に対して半径方向に移動させることができる。
スペーサ138は抜くと、操作ピン135の先端135aが偏心カ
ム216の穴216aに入る。スペーサ138を差込むと、操作ピ
ン135は穴216aから抜ける。スペーサ138はチェン139で
垂直座106に連結してある。
U状の回転台130の両端の軸130b,130cを支える軸受13
1,131は支え台121,121の上端に設けた凹部121a,121aに
挿入して固定している。モータ144側に突出する軸130c
にはスプロケット142を固定している。軸130cの下方の
支え台121には座143を介して電動式のギヤードモータ14
4を設置している。支え台121と座143との間にはモータ1
44で回転するスプロケット145がある。スプロケット145
とスプロケット142はチェン146で連結している。
モータ144の運転によって回転台130は、第12図〜第15
図,第17図の如く斜め上方の位置と第18図の如く下方の
位置との2つの位置になる。斜め上方の位置は、ダンパ
210を載せて走行する位置であり、ダンパ210をアーマロ
ッド202にクランプさせるまでの位置である。回転台130
を斜め上方の位置から下方の位置に回転させると、操作
ピン135によって偏心カム216が回転して、ダンパ210が
アーマロッド202をクランプする。下方の位置は取付装
置を元の位置に向けて走行させる位置である。
以上の構成が前記操作手段を構成する。前記操作ピン
135は前記係合具に相当する。
取付機100の上部にはダンパ210の上部を支持する支持
棒151を上下動自在に設置している。支持棒151の上部の
ねじ部151aはフレーム10に固定したブラケット153のね
じ穴に縲合している。中央のローレットつまみ151bを手
で回して下端のピン151cをダンパ210の頂部の穴231に入
れる。152は抜止め用のE止め輪である。これが頂部の
支持手段を構成する。
次に、一つの鉄塔間に配置された送電線201へのダン
パ210の取付作業について説明する。
ダンパ210の取付作業の前に、ダンパ210の取付位置に
アーマロッド202を取付ける。このアーマロッドは従来
同様に作業員が手作業で巻付けてもよいし、特願昭62−
249818号に示すように送電線1を走行する巻付装置によ
って巻付ける。アーマロッド202は一つの鉄塔間に約100
m間隔で3つ程度配置される。また、送電線201には公知
の難着雪リングを取付ける。この難着雪リングは特開昭
58−182408号公報や特願昭62−29622号に示す取付装置
によって取付ける。難着雪リングは所定間隔で取付けら
れている。
以上の作業の後に取付装置を走行させ、ダンパ210を
取付ける。ダンパ210は一方の鉄塔を基準として最も遠
い位置のアーマロッド202から取付けを開始し、順次、
近傍のアーマロッド202に取付ける。このため、取付装
置は難着雪リング及びアーマロッド202を走行できる。
次に、詳細な手順について説明する。
先ず、地上において、取付機100の基準位置(載せら
れたダンパ210のクランプ穴212a,214aの位置)からシー
ブ5,6,7までの高さが一定となるように、送電線201の線
径に対応してレバー81,81を操作して固定する。図にお
いて、レバー81を左回転させると大きな線径に対応す
る。尚、この操作に伴う加圧車輪56の上下位置の補正は
ばね76やリンク57の回動等で行なわれる。また、ピン57
の穴を縦方向の長穴として補正を可能とすることも考え
られる。
先ず、取付装置を鉄塔上に持上げ、フレーム10,11,12
の開口側から水平方向に移動させて取付装置のシーブ5,
6,7を送電線201に載せる。シーブ7が前端側になるよう
にする。
次に、フック63をナックルピン65に掛ける。次に、レ
バー77を下方から上方に回転させる。レバー77はストッ
パ78に当って移動しない。これによって加圧車輪56は送
電線201に圧着する。
上下方向に回動するリンク59の先端の軸67に加圧車輪
56及びフック63を取付けているので、上下動の構成を簡
単にできるものである。また、フック63と63の間隔はシ
ーブ5の厚さよりも大きいので、シーブ5と6の間隔を
小さくでき、取付装置の長さを短くできるものである。
フック63をロッド66に固定した場合でも同様である。
次に、取付機100のモータ144によって回転座130を斜
め上位置に上昇させる。次に、把手135bを引張ってスペ
ーサ138を差込む。また、支持棒151を上昇させておく。
次に、ダンパ210のフック棒215のフック215aをクラン
プキャップ214の穴214cから抜いて、クランプキャップ2
14とクランプ本体212との間を拡げて、ダンパ210を送電
線201の上方から下降させる。クランプ本体212は回転座
130側に向いている。そしてクランプ本体212の基準座21
2e,212eを受座152,152に入れる。これによって、ダンパ
210は水平に保持される。送電線201は走行用穴212b,214
bに位置する。
次に、偏心カム216を持ってフック棒215のフック215a
をクランプキャップ214の穴214cに押込み、次に90度回
転させる。これによって、ダンパ210は第23図の状態に
なる。偏心カム216の穴216bは斜め上方を向く。圧縮ば
ね218はクランプ本体212とクランプキャップ214との間
隔を保持するので、走行中にクランプキャップ214が送
電線1に接触することがない。圧縮ばね218はフック棒2
15で支持されているので、クランプキャップ214をフッ
ク棒215から外しても脱落することがないものである。
次に、偏心カム216を手で上下方向に若干回転させ
て、穴216bを操作ピン135の先端135aの方向に向ける。
この状態でスペーサ138を引抜いて、操作ピン135の先端
135aを穴216bに入れる。
また、電動シリンダ123を動作させて、アーム124で基
準座212eを押える。
支持棒151を回転させてそのピン151cを穴231に挿入す
る。これによって送電線201の半径方向へのダンパ210の
傾斜が無くなり、難着雪リングに接触としたり、また、
正常な取付けが阻害される等を防止できる。
この状態で取付装置をアーマロッドに向けて走行可能
となる。
次に、鉄塔の作業者は地上の作業者に準備の完了を伝
達する。これによって、地上の作業者は指令装置を操作
して、モータ16を動作させて取付装置を対象のアーマロ
ッド202に向けて走行させる。
取付機100がアーマロッド202に近ずくと、地上の作業
者は取付装置をインチング走行させる。ダンパ210のク
ランプ穴212a,214aがアーマロッド2の長さ方向のほぼ
中央に位置すると、走行を停止させる。地上の作業員は
双眼鏡で見て指令装置を操作する。
次に、モータ114を運転させてダンパ210を中位置に下
降させる。これによってアーマロッド202はクランプ穴2
12a,214aに位置する。また、ピン151cが穴231から抜け
る。
次に、モータ144を運転させて回転台130、即ち操作ピ
ン135を下方に向けて下降させる。これによって偏心カ
ム216が回転して強圧縮状態になり、ダンパ210はアーマ
ロッド202に固定される。
偏心カム216の回転によるダンパ210の反力は受座122
の垂直面で受ける。
次に、電動シリンダ123のロッドを後退させた後、モ
ータ114を運転させて昇降座116、即ち回転台130を下位
置まで下降させる。偏心カム216の穴216bおよび操作ピ
ン135は垂直方向を向いているので、操作ピン135の先端
135aは穴216bから下方へ抜ける。
次に、この状態でモータ16を逆転させて取付装置を逆
走させ、鉄塔に回収する。
この時、シーブ7はダンパ210の頂部を乗越えること
になるが、シーブ7を設置しているフレーム10はシーブ
5,6を設置している揺動フレーム7a,7bに対して傾斜する
ので、タンパ210を乗越えることができる。この時、後
車輪はシーブ7の一つのみであるので、後車輪も2つの
シーブを揺動フレームに設置した場合と比べて、ダンパ
210の頂部の上方への突出量が大きくても(例えば、2c
m)容易に乗越えることができるものである。
ダンパ取付機の両側をシーブ6,7で支持しているの
で、走行穴212b,214bの軸心と送電線は常に平行であ
り、走行時に走行穴が脱落しやすい難着雪リングに接触
する等の事故を防止できるものである。また、ダンパの
取付時にはクランプ穴212a,214aと送電線が平行となる
ので、良好に取付けを行うことができるものである。
また、シーブ5,6がフレーム10に対して揺動するの
で、前進時及び後進時においてアーマロッド202や難着
雪リングを容易に乗越えることができる。このため、脱
落しやすい難着雪リングをシーブで脱落させないで、走
行することができる。
また、シーブ5,6がシーブ7に対して揺動するので、
シーブ6と7の間の送電線201に対してクレーム10(即
ち、クランプ穴212a,214aの軸心)を平行にすることが
でき、ダンパ210を送電線201に良好に取付けることがで
きる。
また、走行の駆動車輪であるシーブ5,6は揺動するの
で、脱落しやすい難着雪リングの脱落を防止できる。
また、シーブ7がないときには、第24図に示す如く、
取付装置はシーブ5,6を基点として送電線201から吊下が
る。このため、取付装置の先端に載置されたダンパ210
のクランプ穴212a,214aの中心は送電線201に対して傾斜
するので、ダンパ210の取付不良が生ずることがある。
また、3つのシーブ5,6,7で取付装置を支持するので、
面圧が小さくなり、難着雪リングの脱落を少なくでき
る。
取付装置を送電線201から外すには、レバー77を下方
に回転させ、次に、フック63をナックルピン65から外し
た後、行う。
取付装置を鉄塔に回収したならば、昇降座66及び支持
棒151を上位置に上昇させた後、前記の作業を繰返し、
前回の作業でダンパを取付けたアーマロッドよりも手前
のアーマロッドへダンパを取付ける。
偏心カム216に係合する操作ピン135の形状は偏心カム
216に対応して設ける。
上記実施例では、操作ピン135を上方から下方に向け
て回転させることによりクランプさせるようにしてい
る。2つの重錘225,225の間の下方には邪魔物がないの
で、操作ピン135を下方に回転させた後、昇降座116を下
降すれば、操作ピン135を偏心カム216から抜くことがで
きる。従って、構成を簡単にできる。特に、操作ピン13
5の下降はモータ114で行うことができるので、構成をよ
り簡単にできるものである。
尚、走行装置は公知のものでもよい。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明は、ダンパを取付けるための取付
機と、この手段の一端側に設置した一つの第1のシーブ
と、他端側において上下方向に揺動自在に設置した揺動
フレームと、この揺動フレームの一端及び他端に設置し
た第2のシーブと第3のシーブとからなり、取付機にダ
ンパを載置した状態では前記第1のシーブ側を前方側と
して送電線を走行させ、ダンパを送電線に取付けた後は
逆方向に走行させるので、逆送時に送電線に取付けたダ
ンパの頂部を乗越えることができ、取付装置を回収する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例のダンパ取付装置の正面図、
第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の左側面図で
ある。 第4図は第1図の左端部の拡大図、第5図は第4図の平
面図、第6図は第4図の6−6断面図、第7図は第4図
の7部分の拡大図、第8図は固定座を除いた状態の第7
図相当図、第9図は第8図の背面図である。 第10図は第4図の右端の部の拡大図、第11図は第10図の
縦断面図である。 第12図は第1図のダンパ取付機の要部の右側面図、第13
図は第12図の右側面図である。 第14図は第1図のダンパ取付機の左側面図、第15図は第
14図の平面図、第16図は第14図の16−16断面図である。 第17図はダンパを載せた状態のダンパ取付機の左側面
図、第18図は第17図の状態から送電線へのダンパの取付
けを完了した状態のダンパ取付機の左側面図、第19図は
第18図の平面図、第20図は第17図の20−20断面図であ
る。 第21図は本発明の一実施例のダンパを送電線に取付けた
状態の正面図、第22図は第21図の右側面図である。 第23図は本発明の一実施例のダンパの側面図、第24図は
第23図のクランプキャップの側面図である。 第25図はシーブ7を有しない場合の状態を示す図であ
る。 1……走行装置、5,6,7……シーブ、20a,20b……揺動フ
レーム、21……偏心軸、22……タイバー、37……モー
タ、31,35,36,38……スプロケット、56……加圧車輪、6
3……フック、66……ロッド、68……偏心軸、70……基
準座、73……ねじ棒、75……移動座、76……圧縮ばね、
81……レバー、91……偏心軸、100……ダンパ取付機、1
14,144……モータ、108……ガイドレール、109……スク
リューロッド、116……昇降座、121……支え台、122…
…受座、123……電動シリンダ、130……回転座、135…
…操作ピン、142,145……スプロケット、151……支持
棒、151c……ピン、201……送電線、202……アーマロッ
ド、210……ダンパ、212……クランプ本体、214……ク
ランプキャップ、212a,214a……クランプ穴、212b,214c
……通過穴、212e……基準座、215……フック棒、216…
…偏心カム、218,219……圧縮ばね、225……重錘、231
……穴
フロントページの続き (72)発明者 矢野 健 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 八道 寿 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内 (56)参考文献 特開 平1−69211(JP,A) 特開 平1−248912(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に重錘を備えたクランプ本体と、 該クランプ本体の上部に水平なピンで回動自在に連結さ
    れ、前記ピンの下方で、前記クランプ本体との間に空間
    を有するクランプキャップと、 該クランクキャップの下部に、該クランプキャップから
    前記クランプ本体側に抜けないように取り付けられ、前
    記クランプ本体を水平方向に貫通した棒と、 該棒の先端に回転自在に取り付けた偏心カムと、 該偏心カムと前記クランプ本体との間、および前記クラ
    ンプ本体と前記クランプキャップとの間にそれぞれ配置
    した圧縮ばねと、からなり、 前記クランプ本体と前記クランプキャップには、両者の
    対向面に対象物の送電線を挟む面があり、その下部に上
    部の挟む面の凹部よりも大きな凹部があり、 前記偏心カムは、前記圧縮ばねを圧縮しない状態で、前
    記クランプキャップから前記クランプ本体を見た場合に
    前方に水平方向の穴を備え、該偏心カムの回転方向であ
    って、前記穴のある面に直交する面に平坦な面を有し、 かかる捻れ防止ダンパを前記架空線への取付状態の姿勢
    で載置する載置手段と、 前記載置手段を設置したフレームの一端に設けられ、架
    空線に載る一つの第1のシーブと、 前記載置手段の他端側において、上下方向に揺動自在に
    その長手方向の中央部を前記フレームに取付けた揺動フ
    レームと、 架空線に載るものであって、前記揺動フレームの長手方
    向の両端にそれぞれ設置した第2のシーブ及び第3のシ
    ーブと、 前記第2のシーブと前記第3のシーブの少なくとも一方
    を回転させるモータと、 前記第2のシーブと前記第3のシーブとの間において前
    記架空線の下面に接触するものであって、上方に向けて
    付勢させられた加圧車輪と、 前記フレームに設置されており、前記載置手段を昇降さ
    せる昇降手段と、 前記載置手段に設置されており、前記捻れ防止ダンパの
    前記偏心カムの前記穴に係合するものであって、前記偏
    心カムを下方に回動させる操作ピンと、 前記載置手段に設置されており、前記操作ピンを回動さ
    せる操作手段と、 前記載置手段に前記捻れ防止ダンパを載せた状態で前記
    第1のシーブを前方側として走行を行なわせ、該捻れ防
    止ダンパを前記架空線に取付けた後、前記揺動フレーム
    側を前方側として走行を指令する手段と、 からなる捻れ防止ダンパの取付装置。
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