JP2654902B2 - 魚群探知機 - Google Patents

魚群探知機

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JP2654902B2 JP13012393A JP13012393A JP2654902B2 JP 2654902 B2 JP2654902 B2 JP 2654902B2 JP 13012393 A JP13012393 A JP 13012393A JP 13012393 A JP13012393 A JP 13012393A JP 2654902 B2 JP2654902 B2 JP 2654902B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚群探知機、さらに詳し
くは船首前方の予測情報を関連づけて表示する魚群探知
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の魚群探知機における超音
波パルスの送受波方向を示す図であり、船舶に搭載され
る魚群探知機は一般的に水中垂直下方向に超音波パルス
を送受波して垂直下の反射エコーを得る送受波器が装備
されている。図6は、従来の魚群探知機における反射エ
コーの表示例を示す図であり、図面右側の部分は、一般
的にAスコープと呼ばれるもので、現時点で得られた垂
直下方向の反射エコー(最新の反射エコー)を、振幅値
を横軸としてエンベローブ表示したものである。
【0003】そして、図面左側の部分は、逐次得られた
反射エコーのヒストリイ(履歴)を示す映像で、横軸は
時間T、縦軸は深度を示す。反射エコーの映像は時間T
の経過と共に、右端から左方向に移動して表示され、左
端に達すると消されて、一定(T)時間の魚群映像を表
示する。従って、右端に表示された映像が最新の映像デ
ータであり、左端に近づくにつれて過去の映像データと
なる。
【0004】魚群探知機は水中に発射した超音波パルス
が魚群や水底で反射することを利用して、魚群の存在や
水底の情報を探知する装置であり、一般的には、船底に
設けられた送受波器を用いて水中へ超音波パルスを発射
し、このパルスが魚群や水底で反射した反射エコーを、
電気信号として取り出し、魚群,水底等の情報をCRT
やLCDなどの表示画面上に、魚群の規模や密度等によ
り異なる電気信号の差を利用して濃淡あるいは色分けを
行い、魚群の規模等を区別して表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の魚
群探知機は以上のように、超音波パルスを垂直下に送受
波する送受波器を用いて、水中垂直下方向の反射エコー
を得ており、従って垂直下方向の魚群,水底情報しか得
ることができないという問題点があった。
【0006】すなわち、航行する漁船等に搭載して使用
する場合、この船の垂直下の現在の情報および過去の履
歴は知ることができるが、予測情報は得られない。従っ
て、例えば船首前方に浅瀬が存在するなど操船上危険な
状況が先に存在しても、過去の履歴からそれを予測する
しか方法はなく、高速で航行する場合等、大きな危険が
あった。また、魚群の探索においても垂直下の情報しか
得られないので、魚群が存在する位置まで行かないと正
確に確認できず、確認できた時は既に通り過ぎてしまっ
ている等の不便があった。
【0007】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、予測情報が得られる魚群探知機を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる魚群探
知機は、船首前方向水中に所定の俯角を持って超音波を
繰り返し送受波し、得られた反射信号による映像情報を
上記俯角と略同一の角度を持って表示画面上に表示し、
この表示を水平方向にスクロールさせながら各反射信号
毎に繰り返し表示することで、船首前方の所定位置から
当該船舶の垂直下の位置までの魚探映像を表示画面上で
得る。さらに垂直下のAスコープ表示と略一致させて併
画することとした。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図、図2は
本発明における超音波パルスの送受波方向を示す図であ
り、この実施例では垂直下方向だけでなく、船首前方向
へも所定の俯角(実施例では45°)で超音波パルスの
送受波を行う例を示す。図3はこの実施例における送受
波器の配置の一例を示す図であり、図3では、2つの送
受波器を一方は垂直下に向けて超音波パルスを送受波す
るように、他方は前方45°方向に送受波するように構
成してある。図4は、表示器における表示例を示す図
で、図面右側の部分は船首前方向の水底,魚群の情報が
表示され、図面左側の部分は垂直下方向の反射エコーの
Aスコープが表示される。すなわち、船首前方向を表示
する図面右側は、そのビーム送受波角度45°と略同角
度の、左上がり右下がりの表示ライン100に沿って映
像を逐次発生させ、発生させた映像を逐次左側へスクロ
ールさせ、左側へ向かうほど過去の映像となり、ちよう
ど左端の過去の映像が、船が進んでこの船の真下に来た
時の映像(すなわち、直下のAスコープ映像)と略一致
するように表示される。なお、垂直下方向の送受波器を
用いない場合には、図面右側の部分だけの表示となる。
以下、垂直下方向の送受波器を併用した実施例について
のみ説明する。
【0010】図1において、1は送信トリガ発生部、2
は送信部、3は送受波器の切り替えを行う切替スイッ
チ、4は垂直下方向に超音波パルスを送受波するように
配置された直下方向送受波器、5は船首前方向(以下、
前方向とも言う)へ45°の俯角で超音波パルスを送受
波するように配置された前方向送受波器、6は受信部、
7はA/D変換部、8は魚探バッファメモリ、10は前
方向データの記憶アドレスを算出する座標変換部、12
は外部から得られる船速を入力する船速入力部、13は
信号制御部、14は表示制御部、15は表示メモリ、1
6は表示器である。
【0011】次に動作について説明する。送信トリガ発
生部1は、信号制御部13から本船が予め設定された距
離を移動する毎に送られてくる送信タイミング情報によ
り、超音波パルスを発射するための送信トリガパルスを
発生し、送信部2へこのトリガパルスを送出する。送信
部2では、このトリガパルスを受けて一定パルス幅の高
周波電気信号である送信信号を発生させ、切替スイッチ
3を経由してこの送信信号を直下方向送受波器4または
前方向送受波器5に送る。切替スイッチ3は信号制御部
13から送られてくる送受波器切替信号を受け、直下方
向送受波器4または前方向送受波器5を交互に切り替え
て送信信号を送る。
【0012】送受波器4,5は例えば電歪素子で形成さ
れ、供給された送信信号に基づいて振動し、超音波パル
スを選択された方向の水中に発射する。発射された超音
波パルスは、選択された方向の水中で魚群や水底等に当
たって反射し、その反射エコーが再び同じ送受波器で受
波され、電気信号に変換されて切替スイッチ3を経由し
て受信部6へ送られる。受信部6では、この反射エコー
信号を増幅してA/D変換部7に送り、A/D変換部7
で反射エコー信号の強弱に応じたデジタル信号に変換し
て魚群バッファメモリ8に一時記憶する。
【0013】この魚群バッファメモリ8は、一方向(直
下方向または前方向いずれか1送信分)の反射エコー信
号をデジタル信号に変換した信号を記憶するだけの容量
を持つ。そして、魚探バッファメモリ8に一時記憶され
た反射エコー信号は、送波毎に読み出され、直下方向送
受波器4が選択されているときは、魚探映像データとし
て表示制御部14へ送る。表示制御部14では、この魚
探映像データをAスコープ表示するための画像データに
変換して表示メモリ15に送る。
【0014】また、魚探バッファメモリ8に記憶された
情報が船首前方向の情報の場合、すなわち前方向送受波
器5からの場合には、読み出された魚探映像データが座
標変換部10へ送られ、現時点の送信で得られた魚探映
像が表示器16上で表示される画面位置に対応するよう
に、すなわち、図4の表示ライン100に沿って表示さ
れるように表示アドレスを変換してから、該魚探映像デ
ータをこの表示アドレスと共に表示制御部14へ送る。
【0015】すなわち座標変換部10では前方45°方
向から得られた魚探映像を、表示器上16で、表示ライ
ン100に沿って、45°斜め方向に表示されるよう
に、メモリ15上での表示アドレスを算出する。表示制
御部14では、座標変換部10から供給された前方向の
魚探映像データを表示器16で表示するための画像デー
タに変換した後、魚探映像データと共に送られてくる前
方向の表示アドレスを受け、表示メモリ上の該当アドレ
ス位置に記憶させる。さらに、表示制御部14では、最
新の魚探映像を表示メモリ15に描き込む動作に先立
ち、既に記憶されている過去の映像データ全体を1画素
分、平行して左側に移動(左側にスクロール)する動作
を行う。
【0016】このようにすることにより、図4に示すよ
うに、船の進行と共に、船首前方斜め45°から垂直下
までの映像(但し、垂直下の映像は過去の映像となる)
が得られることになり、垂直下の映像をAスコープ映像
と略一致させることができるようになる。なお、船首前
方向の魚探映像で最も左端の映像は深度により時間的な
ズレを持つが(すなわち、映像は左方向へ平行移動させ
るため水深の浅い映像ほど時間的に新しい映像とな
る)、例えば水深50M付近の映像が現時点の船の垂直
下の映像と一致するようにスクロール速度を調整するこ
とにより、Aスコープ映像と略一致させることができる
ようになる。
【0017】これらの動作によって、毎送信毎、最も古
い魚探映像データ(図4の画面上で最も左側の映像)は
消されると共に、最新の魚探映像データは常に表示ライ
ン100に沿って表示されるようになる。表示メモリ1
5は一般的にはビデオRAMと呼ばれるもので、表示器
16で表示するため、縦,横の画素数に対応する記憶容
量を持つ画像メモリであり、表示制御部14の制御のも
と、表示制御部14から送られてくる魚探映像データを
該当するアドレス位置に書き込むと共に、表示器16の
走査信号に同期して読み出し、表示器16に魚探映像の
表示を行う。
【0018】以上の実施例は、垂直下方向の送受波器を
併用して、現時点の自船の垂直下の映像と前方向の過去
の魚探映像が略一致するように動作する場合について説
明しているが、前方向の魚探映像は一定時間毎に送受を
行うこともでき、この場合には必ずしも垂直下の映像と
一致させる必要はない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の魚群探知機
は、自船より前方の水中の情報から自船直下の水中の情
報まで予測情報として視覚的に解り易く表示できるた
め、安全な操船が可能となり、効率的な魚群探査が行え
るようになる。特に、スクロールされる映像を船速と一
致させることで予測情報の距離的な表示が行え、直感的
に前方の水中の状況を自船との相対位置関係で容易に把
握できるようになる。さらに、垂直下のAスコープ表示
と略一致させることにより、前方の状況の予知と、現在
の直下の状況の確認とが容易に比較できるようになり、
魚群探査、危険予知を更に効果的に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における超音波パルスの送受
波方向を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における送受波器の配置の一
例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例における表示器の表示例を示
す図である。
【図5】従来の装置における超音波パルスの送受波方向
を示す図である。
【図6】従来の装置における表示器の表示例を示す図で
ある。
【符号の説明】
3 切替スイッチ 4 直下方向送受波器 5 前方向送受波器 7 A/D変換部 8 魚探バッファメモリ 10 座標変換部 12 船速入力部 13 信号制御部 14 表示制御部 15 表示メモリ 16 表示器 100 表示ライン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航行する船舶から水中へ超音波を送受波
    して魚探映像を得る魚群探知機において、 船首前方水中へ所定の俯角を持って超音波を繰り返し送
    波し反射信号を繰り返し得る手段、 得られた反射信号による映像情報を上記俯角と略同一の
    角度位置を持って表示画面上に表示し、この表示を表示
    画面上で水平方向にスクロールさせながら各反射信号毎
    に繰り返し表示して上記表示画面上に所定の時間幅の魚
    探映像を得、この魚探映像を更新していく手段、 を備えたことを特徴とする魚群探知機。
  2. 【請求項2】 表示画面のスクロール速度を船速と同期
    させ、船首前方の所定地点を捕らえた映像情報が表示画
    面終端部に達したとき当該船舶の垂直下が略上記所定地
    点となり、従って当該表示画面の横軸が距離の表示とな
    るように構成したことを特徴とする請求項第1項記載の
    魚群探知機。
  3. 【請求項3】 垂直下に超音波を送受波し反射信号を得
    ていわゆる垂直下のAスコープ表示を表示画面上に併画
    する手段を備え、 上記当該船舶の垂直下の映像情報となるAスコープ表示
    と船首前方の映像情報とを同時に表示する構成としたこ
    とを特徴とする請求項第2項記載の魚群探知機。
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