JP2653105B2 - ウォーブリングトラックの測定方法 - Google Patents

ウォーブリングトラックの測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録可能な光ディスク等にプリフォーマ
ットされているウォーブリングトラックのウォーブリン
グ量を測定する際に好適な測定方法に関するものであ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、例えば光に感応して情報を書き込むことが
できるような光ディスクに形成されているウォーブリン
グトラックのウォーブリングを、電気的な検出手法によ
って測定するため、まず、ウォーブリンググループが形
成されている光ディスクにレーザビームを照射し、その
反射光から、ウォーブリング信号と,ビームがトラック
を横切ったときに出力されるトラバース信号(トラッキ
ングエラー信号)のレベルを検出する。そして、上記2
つの出力レベルの比を正規化ウォーブリング値(NWS)
とし、この値から実際のウォーブリング量を求めるよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
レーザビームを記録情報に基づいて変調し、光に感応
して、反射率等が変化するような光ディスクに照射する
ことにより情報が記録できるようになされている記録型
の光ディスクが知られている。
このような記録型の光ディスクは、レーザビームを渦
巻状のトラック上に照射するために、あらかじめ渦巻状
のグループ(溝)がエンボス加工等によってプリフォー
マットされている。
又、この渦巻状のグルーブにはウォーブリングを施
し、そのウォーブリングの周期を絶対時間のデータによ
ってFM(周波数)変調することによって、ディスク上の
絶対アドレスの検出ができるようにしたものも知られて
いる。
ウォーブリンググルーブのウォーブリング量は例え
ば、トラックピッチが1.6μmのときに±30nm程度とさ
れており、ウォーブリング周期はピックアップが直接応
答しないような、例えば空間周波数が22.05KHの周波
数変調波となるように設定されている。
このような書き込み型の光ディスクは、トラックのウ
ォーブリング量が適切であればトラック内に記録したド
ット情報が高い信頼性で再生可能になるが、ウォーブリ
ング量がトラックピッチの±10%以上あると再生RF信号
の変動が増加し、光ディスク装置によっては記録/再生
特性が劣化することになる。
そこで、光ディスクのウォーブリング量が或る範囲内
に設定されているか否かを検査するために、従来は光デ
ィスクのサンプル製品を電子顕微鏡等によって直接写真
に写し出し、ウォーブリング量の測定を行っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、電子顕微鏡で記録面のグループ写真に
とるためには、光ディスクを破壊して小片の資料を取り
出し、この小片の資料に金属スパッタを施して、顕微鏡
で検査できるような資料を作る必要があり、測定作業が
煩雑になるという問題があった。
さらには、ウォーブリング量はトラックピッチ1.6μ
mに対して僅かに±30nm程度とされているため、ウォー
ブリング量を実測することはきわめて困難であり、光デ
ィスクの品質評価を行うことが容易でないという問題が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもの
で、被試験用の光ディスクをプレーヤにセットし、通常
のトラッキング状態で得られるようなウォーブリング信
号の出力レベルと,トラッキングオフ状態とされたとき
に出力されるようなトラッキングエラー信号の出力レベ
ルを比較することによって、ウォーブリング量を正規化
することができる正規化ウォーブリング値(NWS)を検
出し、このNWSから実際のウォーブリング量を演算でき
るようにしたものである。
〔作用〕
正規化ウォーブリング値(NWS)は、グルーブの溝の
形状や,再生光学系に影響されることなく、ウォーブリ
ング量とほぼ比例することがシュミレーションによって
確認された。
したがって、この正規化ウォーブリング値(以下、NW
S値という)によってウォーブリング量の評価を行うこ
とが可能であり、さらに、このNWS値から実際のウォー
ブリング量を測定することも可能になる。
〔実施例〕
第1図は本発明のウォーブリングトラックの測定方法
を説明するためのウォーブリングトラックの一部を示し
たもので、光ディスクDの記録面にプリフォーマットさ
れているウォーブリングループGは、例えば、ピッチ
Q,その深さがd,ウォーブリング量がWとされている。
ウォーブリング量Wは、例えば、22.05KHzの周波数で
周波数変調されているもので、グルーブのディスク上に
おける絶対時間等を記録するものである。
このような光ディスクのウォーブリンググルーブG
は、記録面に照射されているレーザスポットPがトラ
ッキングがオンした状態でグルーブに沿って円周方向
(矢印A)に移動する(ディスクが回転する)と,ウォ
ーブリング信号Iが例えば、プッシュプル法を使用し
たディテクタによって検出することができる。
しかし、このウォーブリング信号Iは再生光学系の
感度や,グルーブの形状,記録面の反射率等によって左
右されるため、グルーブのウォーブリング量Wを示すも
のとはいえない。
そこで、本発明のウォーブリングトラックの測定方法
では、前記したウォーブリング信号Iを検出すると同
時に、再生光学系(光学ヘッド)がディスクの半径方向
(矢印B)に移動したときのトラッキングエラー信号
(トラバース信号)|I|を検出するようにしている。
そして、I/|I|の比をウォーブリングの正規化値
(Normzlized Wobble Signal)NWSとし、この正規化ウ
ォーブリング値に基づいてウォーブリング量Wの算出基
準としたものである。
すなわち、ウォーブリング信号Iをトラバース信号
|I|で除算することによって再生光学系の影響,及び
グルーブの形状,反射率等の影響がなく、かつ、ウォー
ブリング量にのみ依存するウォーブリング情報を求め、
これを正規化ウォーブリング値(NWS値)としたもので
ある。
実際のウォーブリング量Wは、トラックのピッチをQ,
トラバース信号Iを正弦波とすると、第1図の信号波
形から△Aを求めればよい。すなわち、 となり、NWS値(I/I)を再生光学系の検出信号か
ら求めることによって、△A、すなわちウォーブリング
量WをSin近似で求めることができる。
第2図は、波長λ=780nm,対物レンズのNA=0.5,コリ
メーションレンズのNA=0.3,レーザ発光源のレーザ拡散
角θが円周方向で27.0゜,半径方向で18.3゜の再生光学
系を使用して、グルーブ溝の形状がタイプ1からタイプ
3までのサンプルディスク(●□○)のNWS値と、△A
値をシュミレーションによって求めたものである。
このグラフから同一のウォーブリング量を持つ光ディ
スクでは、いずれのサンプルディスク(●□○)も同一
のNWS値を示すことが確認された。
第3図は本発明の測定方法の一実施例をブロック図と
したものである。
被測定用の光ディスクDには再生光学系1からレーザ
ビームLBを照射する。
発光ダイオードLD,レンズL1,L2,偏向ビームスプリッ
タBS,及びプッシュプルディテクタPPDを内蔵している再
生光学系1は、光ディスクの半径方向に移動(トラッキ
ングオフ)する状態とされている。
プッシュプルディテクタPPDの出力は差動増幅器10に
入力され、トラッキングエラー信号成分(I成分)及
びウォーブリング信号成分(I成分)を検出する。
11は、例えば10〜30KHのバンドパスフィルタを示
し、ウォーブリング信号I(22.05KHz)を検出する。
又、12はカットオフ周波数が5KHzとされているローパ
スフィルタを示し、再生光学系1が移動しているときに
出力されるトラバース信号Iのみを出力する。
ウォーブリング信号I,及びトラバース信号I
実効値変換回路13,14に入力されて、割算回路15に供給
される。
割算回路15からはNWS値が出力され、このNWS値を次の
演算回路16に入力して前記第(1)式に基づきウォーブ
リング量Wに換算する。
又、NWS値はモニタCRT17によって観測することもでき
る。
なお、実効値変換回路13,14に代えてピーク・ピーク
値検出回路を使用することも可能である。
上記実施例の測定方法はバンドパスフィルタ11,ロー
パスフィルタ12によってウォーブリング信号I,及び
トラバース信号Iを検出するように構成したが、再生
光学系、すなわち、光学ピックアップにトラッキングサ
ーボをかけることによって、ウォーブリング信号I
みを検出し、又、同じ光学ピックアップのトラッキング
サーボをオフにすることによってトラバース信号I
検出するようにしてもよい。
なお、上記の実施例はトラックをウォーブルするため
にウォーブリンググルーブが形成されている光ディスク
について説明したが、ウォーブリングピットによってト
ラックにウォーブリング情報を付加するタイプの光ディ
スクに対しても、本発明のウォーブリングトラックの測
定法が利用できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のウォーブリングトラッ
クの測定方法は、光ディスクに照射されたレーザ光を検
出し、このレーザ光からウォーブル信号,及びトラバー
ス信号を検出することによって、ウォーブル量の正規化
値を検出するようにしているから、従来のように被測定
用の光ディスクを破壊して顕微鏡で観察するような煩雑
な作業を省略することができるという効果がある。
又、微妙なウォーブル量をnmのオーダで検出すること
が可能になり、記録型の光ディスクの品質管理を向上さ
せることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の測定方法を説明するための模式図、第
2図は測定データのシュミレーションを示すグラフ、第
3図は測定方法の概要を示すブロック図である。 図中、Dは被測定光ディスク、Gはウォーブリンググ
ルーブ、Iはウォーブリング信号、Iはトラバース
信号,Wはウォーブリング量、1は再生光学系、10は差動
増幅器、11はバンドパスフィルタ、12はローパスフィル
タ、13,14は実効値回路、15は割算回路、16は演算回路
を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォーブリングトラックが形成されている
    被測定光ディスクの記録面にレーザビームを照射し、そ
    の反射光を検出するディテクタの出力信号をバンドパス
    フィルタに供給することにより、ウォーブリング信号の
    出力レベル(I)を検出すると共に、前記ディテクタ
    の出力信号をローパスフィルタに供給してトラバース信
    号を検出し、前記ウォーブリング信号(I)の出力レ
    ベルと,前記トラバース信号(I)の出力レベルの比
    を正規化ウォーブリング値としてトラックのウォーブリ
    ング量を算出するようにしたことを特徴とするウォーブ
    リングトラックの測定方法。
  2. 【請求項2】ウォーブリングトラックが形成されている
    被測定光ディスクに照射されたレーザビームをトラッキ
    ングオンの状態とされている再生光学系によってウォー
    ブリング信号(I)として検出すると共に、前記再生
    光学系のトラッキングをオフとすることによりトラバー
    ス信号(I)を検出し、前記ウォーブリング信号(I
    )と前記トラバース信号(I)の出力レベルの比を
    正規化ウォーブリング値として、トラックのウォーブリ
    ング量を検出するようにしたことを特徴とするウォーブ
    リングトラックの測定方法。
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